JP2782570B2 - コイン送出装置 - Google Patents
コイン送出装置Info
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- JP2782570B2 JP2782570B2 JP4215341A JP21534192A JP2782570B2 JP 2782570 B2 JP2782570 B2 JP 2782570B2 JP 4215341 A JP4215341 A JP 4215341A JP 21534192 A JP21534192 A JP 21534192A JP 2782570 B2 JP2782570 B2 JP 2782570B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】 本発明は、貨幣の硬貨である円
板形のコイン、あるいは、ゲーム等に使用される円板形
のメダルなど、特定の円板体を１個ごとに送出するため
の、円板体の送出装置に関する。本発明は具体的には、
両替機、ゲーム機などに配設される、特定コインの高速
払い出し用に好適な、円板体の送出装置に関し、さらに
具体的には、円板体の送出装置の改良に関するものであ
る。なお、本明細書では、メダルなどの円板体を、コイ
ンと総称している。
板形のコイン、あるいは、ゲーム等に使用される円板形
のメダルなど、特定の円板体を１個ごとに送出するため
の、円板体の送出装置に関する。本発明は具体的には、
両替機、ゲーム機などに配設される、特定コインの高速
払い出し用に好適な、円板体の送出装置に関し、さらに
具体的には、円板体の送出装置の改良に関するものであ
る。なお、本明細書では、メダルなどの円板体を、コイ
ンと総称している。
【０００２】
【従来の技術】 従来、多数のコインをバラ状態で収容
したコインホッパー内で、コイン送りディスクを、水平
に対して傾斜した位置で回転させ、このコイン送りディ
スクによって、コインホッパー内からコインを１個あて
送出するように構成した、コイン送出装置が一般に用い
られている。この種の形式のコイン送出装置は、コイン
送出効率を向上させるために、コインを高速で連続的に
放出し得るように改良したものとして、特開平４−４７
４９１（特公平６−４４３０５）号公報が知られてい
る。この公報に開示されたコイン送出装置の平面図が、
ホッパーを除去した状態で図６に示されている。図６を
用いて、この送出装置の動作を概略的に説明すると、図
示略のモータによって、中心の回転軸１２の周りに、ほ
ぼ筒形であるコイン送り用のディスク２が、コインホッ
パー（図示略）内で、矢印Ａで示す方向に回転される。
したコインホッパー内で、コイン送りディスクを、水平
に対して傾斜した位置で回転させ、このコイン送りディ
スクによって、コインホッパー内からコインを１個あて
送出するように構成した、コイン送出装置が一般に用い
られている。この種の形式のコイン送出装置は、コイン
送出効率を向上させるために、コインを高速で連続的に
放出し得るように改良したものとして、特開平４−４７
４９１（特公平６−４４３０５）号公報が知られてい
る。この公報に開示されたコイン送出装置の平面図が、
ホッパーを除去した状態で図６に示されている。図６を
用いて、この送出装置の動作を概略的に説明すると、図
示略のモータによって、中心の回転軸１２の周りに、ほ
ぼ筒形であるコイン送り用のディスク２が、コインホッ
パー（図示略）内で、矢印Ａで示す方向に回転される。
【０００３】これにより、ホッパー内のコイン（図示
略）は、ディスク２の周壁４の内側に形成された突起６
によって、攪はん作用を受け、結果として、ホッパー内
のコインは、ディスク２の周囲に複数個開口された、コ
インの受け孔５内に入れられる。受け孔５内に入れられ
たコインＣは、下方に通過して、図６に示される大きな
正方形の支持板の表面に、スライド自在に支持されつ
つ、ディスク２の裏面に形成されたコインＣの送り爪１
３、図６中央の案内板１５、ならびに図示略のホッパー
周壁によって、図６の矢印Ａの方向に、すなわち、図６
で時計回転方向に送られる。送り爪１３によって、押し
動かされるコインＣは、図示略のホッパー周壁、ならび
に出口案内部１７にガイドされ、最終的には、固定され
たガイドローラ２４、ならびに可動のガイドローラ２６
により案内されて、コインの出口２３から送り出され
る。
略）は、ディスク２の周壁４の内側に形成された突起６
によって、攪はん作用を受け、結果として、ホッパー内
のコインは、ディスク２の周囲に複数個開口された、コ
インの受け孔５内に入れられる。受け孔５内に入れられ
たコインＣは、下方に通過して、図６に示される大きな
正方形の支持板の表面に、スライド自在に支持されつ
つ、ディスク２の裏面に形成されたコインＣの送り爪１
３、図６中央の案内板１５、ならびに図示略のホッパー
周壁によって、図６の矢印Ａの方向に、すなわち、図６
で時計回転方向に送られる。送り爪１３によって、押し
動かされるコインＣは、図示略のホッパー周壁、ならび
に出口案内部１７にガイドされ、最終的には、固定され
たガイドローラ２４、ならびに可動のガイドローラ２６
により案内されて、コインの出口２３から送り出され
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら図６に示
されるような従来例の場合、コイン送り用のディスク２
を更に高速で回転するとコインｃが大きな案内板１５の
一部である出口案内部１７に当たるなどして出口２３か
ら正確かつスムーズに送出されるとは限らなかった。本
発明はコイン送出装置のコイン出口孔において多数のコ
インの送り出しを従来よりも更に高速で行なっても確実
かつ円滑に遂行できるようにする目的から開発されたも
のである。言い換えると本発明はコイン出口孔における
コイン案内構造を簡単かつ強固にして多数のコインの払
い出しを更に正確かつ高速にすることを目的に開発され
たものである。
されるような従来例の場合、コイン送り用のディスク２
を更に高速で回転するとコインｃが大きな案内板１５の
一部である出口案内部１７に当たるなどして出口２３か
ら正確かつスムーズに送出されるとは限らなかった。本
発明はコイン送出装置のコイン出口孔において多数のコ
インの送り出しを従来よりも更に高速で行なっても確実
かつ円滑に遂行できるようにする目的から開発されたも
のである。言い換えると本発明はコイン出口孔における
コイン案内構造を簡単かつ強固にして多数のコインの払
い出しを更に正確かつ高速にすることを目的に開発され
たものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は少なくとも、上
面においてコインをスライド自在に移動するための支持
板（２）と、この支持板の上面に回転自在に配設されて
いて外周部に貫通されたコインの受け孔（４）を有する
と共に下面にコインの送り爪（５）を有しているコイン
の送りディスク（３）と、この送りディスクを回転自在
に収納すると共に前記支持板に配設されている円筒部
（８）と、この円筒廊の適所に形成されているコインの
出口孔（１０）と、このコイン出口孔近くの前記支持板
に開口されている孔（２２）と、この孔に連通されて前
記支持板の下面に形成されている溝孔（２５）と、この
溝孔内に挿嵌自在になり両端が屈曲された矩形の板ばね
（２６）と、この板ばねの中央に起立固定されて先端が
前記孔（２２）から突出され前記送り爪（５）によって
送り出されるコインを前記出口孔（１０）にガイドする
ためのピン（２０）と、を備えていることを特徴とした
コイン送出装置である。
面においてコインをスライド自在に移動するための支持
板（２）と、この支持板の上面に回転自在に配設されて
いて外周部に貫通されたコインの受け孔（４）を有する
と共に下面にコインの送り爪（５）を有しているコイン
の送りディスク（３）と、この送りディスクを回転自在
に収納すると共に前記支持板に配設されている円筒部
（８）と、この円筒廊の適所に形成されているコインの
出口孔（１０）と、このコイン出口孔近くの前記支持板
に開口されている孔（２２）と、この孔に連通されて前
記支持板の下面に形成されている溝孔（２５）と、この
溝孔内に挿嵌自在になり両端が屈曲された矩形の板ばね
（２６）と、この板ばねの中央に起立固定されて先端が
前記孔（２２）から突出され前記送り爪（５）によって
送り出されるコインを前記出口孔（１０）にガイドする
ためのピン（２０）と、を備えていることを特徴とした
コイン送出装置である。
【０００６】言い換えると、本発明のコイン送出装置
は、支持板と、ほぼ筒形からなり、前記支持板に配設さ
れて、上方開口から複数個のコインを収容すると共に、
下方開口壁の切り欠けから、前記コインを送出するため
のホッパーと、ほぼ深い皿形からなり、前記ホッパーの
下方開口内に収納されると共に、前記支持板に回転自在
に設けられる前記コインの送りディスクと、を備え、こ
の送りディスクの周囲部には、複数個のコイン受け孔が
貫通して設けられ、これらコイン受け孔間の該送りディ
スクの下面には、前記コインの送り爪がそれぞれ突設さ
れているコイン送出装置であって、前記コインを送出す
るための前記切り欠け近くの前記支持板に、少なくとも
一個のガイドピンを、弾性的に突出して設けたことを特
徴とする。
は、支持板と、ほぼ筒形からなり、前記支持板に配設さ
れて、上方開口から複数個のコインを収容すると共に、
下方開口壁の切り欠けから、前記コインを送出するため
のホッパーと、ほぼ深い皿形からなり、前記ホッパーの
下方開口内に収納されると共に、前記支持板に回転自在
に設けられる前記コインの送りディスクと、を備え、こ
の送りディスクの周囲部には、複数個のコイン受け孔が
貫通して設けられ、これらコイン受け孔間の該送りディ
スクの下面には、前記コインの送り爪がそれぞれ突設さ
れているコイン送出装置であって、前記コインを送出す
るための前記切り欠け近くの前記支持板に、少なくとも
一個のガイドピンを、弾性的に突出して設けたことを特
徴とする。
【０００７】
【作用】 したがって、本発明によるコイン送出装置に
おいては、送りディスクが高速に回転する場合などに
は、送り爪によって押し動かされるコインは、固定され
たガイドローラの案内ではなく、まず、ガイドピンの案
内、さらには可動のガイドローラ、固定のガイドローラ
の案内によって、コインの出口孔からスムーズ、かつ確
実に送り出されることになる。さらに説明を追加する
と、本発明は、下流側の可動ガイドローラと協働する出
口ガイドピンを、コイン送りディスクの回転方向に延在
させた偏平Ｃ字形板ばねにより、突出位置に弾性的に支
持したことによって、コイン出口におけるコインの送り
出しを円滑かつ確実に行わせることができ、コイン送り
ディスクを高速で回転させても、コインを連続的にコイ
ン出口孔から送り出すことができることになる。また、
ガイドピン２０を、偏平Ｃ字形板ばね２６により、突出
位置に弾性的に保持する構成としたことによって、僅か
な取付空間を利用してガイドピンを突出可能に設けるこ
とができ、しかも、ガイドピンをコイル・スプリングに
よって支持板の孔から突出させる場合に比べて、構造が
簡単で、組み込みが容易となり、さらに、寿命を増大さ
せることができる。
おいては、送りディスクが高速に回転する場合などに
は、送り爪によって押し動かされるコインは、固定され
たガイドローラの案内ではなく、まず、ガイドピンの案
内、さらには可動のガイドローラ、固定のガイドローラ
の案内によって、コインの出口孔からスムーズ、かつ確
実に送り出されることになる。さらに説明を追加する
と、本発明は、下流側の可動ガイドローラと協働する出
口ガイドピンを、コイン送りディスクの回転方向に延在
させた偏平Ｃ字形板ばねにより、突出位置に弾性的に支
持したことによって、コイン出口におけるコインの送り
出しを円滑かつ確実に行わせることができ、コイン送り
ディスクを高速で回転させても、コインを連続的にコイ
ン出口孔から送り出すことができることになる。また、
ガイドピン２０を、偏平Ｃ字形板ばね２６により、突出
位置に弾性的に保持する構成としたことによって、僅か
な取付空間を利用してガイドピンを突出可能に設けるこ
とができ、しかも、ガイドピンをコイル・スプリングに
よって支持板の孔から突出させる場合に比べて、構造が
簡単で、組み込みが容易となり、さらに、寿命を増大さ
せることができる。
【０００８】
【実施例】 以下に本発明を、その実施例について、添
付の図面を参照して説明する。図１は、本発明によるコ
イン送出装置の一実施例を示す概略的な斜視図であり、
図２は、図１の矢印ＩＩからみた概略的な断面図で、一
部を切り欠いて示している。図３は、図２の線ＩＩＩ−
ＩＩＩからみた断面図であり、図４は、図２の線ＩＶ−
ＩＶからみた拡大断面図である。図５は、図２に示され
る要部の底面図である。図１の斜視図は、多数のコイン
（図示略）をバラ積み状態で収容する、略筒形状のホッ
パー１内の開口取り付け側で、起立傾斜する支持板２の
上に、回転自在に配設されるコインの送りディスク３を
示している。このコインの送りディスク３は、図３の断
面図にも示されるように、図示略の処理されるコインの
厚さの４倍以上の厚さを有し、また、図２の正面からの
断面図に示されるように、コインの送りディスク３の外
側周囲部分に、複数個のコイン受け孔４が、円周方向に
離間した位置で、貫通して形成されている。
付の図面を参照して説明する。図１は、本発明によるコ
イン送出装置の一実施例を示す概略的な斜視図であり、
図２は、図１の矢印ＩＩからみた概略的な断面図で、一
部を切り欠いて示している。図３は、図２の線ＩＩＩ−
ＩＩＩからみた断面図であり、図４は、図２の線ＩＶ−
ＩＶからみた拡大断面図である。図５は、図２に示され
る要部の底面図である。図１の斜視図は、多数のコイン
（図示略）をバラ積み状態で収容する、略筒形状のホッ
パー１内の開口取り付け側で、起立傾斜する支持板２の
上に、回転自在に配設されるコインの送りディスク３を
示している。このコインの送りディスク３は、図３の断
面図にも示されるように、図示略の処理されるコインの
厚さの４倍以上の厚さを有し、また、図２の正面からの
断面図に示されるように、コインの送りディスク３の外
側周囲部分に、複数個のコイン受け孔４が、円周方向に
離間した位置で、貫通して形成されている。
【０００９】コインの送りディスク３の下面には、図５
の底面図に示される様に、コインの送り爪５が、各コイ
ン受け孔４、４間において、送りディスク３の半径方向
に対して傾斜して形成され、かつ、ディスク外周縁３ａ
から、少なくともコイン受け孔４の円上まで、延長して
突設されている。図１および図２に示すように、コイン
の送りディスク３はディスク周壁７を有し、このディス
ク周壁７には、複数個のコインの攪はん突起６が、円周
方向に離間した位置で、内面に突設されている。コイン
の送りディスク３を包囲するホッパー１の、開口する円
筒形部分８は、前記傾斜する支持板２上に、嵌合継手１
３によって着脱自在に取り付けられている。前記円筒形
部分８の開口端面には、切り欠け９が設けられて、傾斜
する支持板２の表面との間に、コインの出口孔１０が開
口して形成されている。
の底面図に示される様に、コインの送り爪５が、各コイ
ン受け孔４、４間において、送りディスク３の半径方向
に対して傾斜して形成され、かつ、ディスク外周縁３ａ
から、少なくともコイン受け孔４の円上まで、延長して
突設されている。図１および図２に示すように、コイン
の送りディスク３はディスク周壁７を有し、このディス
ク周壁７には、複数個のコインの攪はん突起６が、円周
方向に離間した位置で、内面に突設されている。コイン
の送りディスク３を包囲するホッパー１の、開口する円
筒形部分８は、前記傾斜する支持板２上に、嵌合継手１
３によって着脱自在に取り付けられている。前記円筒形
部分８の開口端面には、切り欠け９が設けられて、傾斜
する支持板２の表面との間に、コインの出口孔１０が開
口して形成されている。
【００１０】このコインの出口孔１０の近くには、２個
のガイドローラ１１、１２が、ピン軸１４、１５によっ
て、コインの送りディスク３の円周方向に関して、離間
して設けられている。コインの送りディスク３の回転方
向、言い換えると、図２において時計の回転方向に関し
て、下流側に位置するガイドローラ１２のピン軸１５
は、支持板２の裏面で、ピン１６によって枢着されたレ
バー１７に取り付けられ、支持板２に設けた溝孔１８を
通って、支持板２上に突出されている。また、レバー１
７と支持板２との間には、コイル形のスプリング１９が
連結されている。これによって、下流側のガイドローラ
１２は、コインの送りディスク３の回転方向に移動自在
になると共に、上流側のガイドローラ１１に向け、弾発
的に附勢されている。言い換えると、下流側のガイドロ
ーラ１２は常に、スプリング１９によって、上流側のガ
イドローラ１１の方向に引き付けられていることにな
る。
のガイドローラ１１、１２が、ピン軸１４、１５によっ
て、コインの送りディスク３の円周方向に関して、離間
して設けられている。コインの送りディスク３の回転方
向、言い換えると、図２において時計の回転方向に関し
て、下流側に位置するガイドローラ１２のピン軸１５
は、支持板２の裏面で、ピン１６によって枢着されたレ
バー１７に取り付けられ、支持板２に設けた溝孔１８を
通って、支持板２上に突出されている。また、レバー１
７と支持板２との間には、コイル形のスプリング１９が
連結されている。これによって、下流側のガイドローラ
１２は、コインの送りディスク３の回転方向に移動自在
になると共に、上流側のガイドローラ１１に向け、弾発
的に附勢されている。言い換えると、下流側のガイドロ
ーラ１２は常に、スプリング１９によって、上流側のガ
イドローラ１１の方向に引き付けられていることにな
る。
【００１１】コインの送り爪５によって、ホッパー１の
円筒形部分８の内側にガイドされつつ、時計回転の円周
方向に送られてきたコイン（図示略）を、コイン出口孔
１０に向けて案内する、複数個の出口ガイドのピン２０
およびピン２１が、図２の正面図に示すように、コイン
の出口孔１０よりの、ホッパー１の円筒形部分８の内側
位置で、互いに離間して、傾斜する支持板２に設けられ
たピン孔２２およびピン孔２３から、それぞれ弾性的に
突出されている。コインの出口孔１０の下流側端１０ａ
に隣接して位置する、最外側の出口ガイドのピン２０
は、図２の正面図に示されるように、板ばね２６によっ
て、弾性的に保持されている。すなわち、図４の拡大断
面図に示されるように、傾斜した支持板２の下側に形成
された溝孔２５内に、コインの送りディスク３のほぼ回
転方向に延長し、底板２７上に支持して設けられた、偏
平Ｃ字形の板ばね２６の、長さ方向中央位置に、ピン２
０が設けられて、その突出位置に弾性的に保持されてい
る。
円筒形部分８の内側にガイドされつつ、時計回転の円周
方向に送られてきたコイン（図示略）を、コイン出口孔
１０に向けて案内する、複数個の出口ガイドのピン２０
およびピン２１が、図２の正面図に示すように、コイン
の出口孔１０よりの、ホッパー１の円筒形部分８の内側
位置で、互いに離間して、傾斜する支持板２に設けられ
たピン孔２２およびピン孔２３から、それぞれ弾性的に
突出されている。コインの出口孔１０の下流側端１０ａ
に隣接して位置する、最外側の出口ガイドのピン２０
は、図２の正面図に示されるように、板ばね２６によっ
て、弾性的に保持されている。すなわち、図４の拡大断
面図に示されるように、傾斜した支持板２の下側に形成
された溝孔２５内に、コインの送りディスク３のほぼ回
転方向に延長し、底板２７上に支持して設けられた、偏
平Ｃ字形の板ばね２６の、長さ方向中央位置に、ピン２
０が設けられて、その突出位置に弾性的に保持されてい
る。
【００１２】上述の構成からなる本実施例は、送りディ
スク３の回転によって、コイン受け孔４内に入れられた
コイン（図示略）が、下方に落下し、さらに、送りディ
スク３の裏面に形成された送り爪５によって、該コイン
は、支持板２の表面でスライド自在に移動されつつ、主
として、ホッパー１の円筒形部分８のガイドにより、図
２において、時計の回転方向に送られる。通常、送り爪
５によって押し動かされるコインは、円筒形部分８など
の案内、ならびに固定されたガイドローラ１１の案内、
さらには可動のガイドローラ１２の案内によって、最終
的には、コインの出口孔１０から送り出される。送りデ
ィスク３が高速に回転する場合などには、送り爪５によ
って押し動かされるコインは、固定されたガイドローラ
１１の案内ではなく、まず、第１のガイドピン２１の案
内、ならびに第２のガイドピン２０、さらには可動のガ
イドローラ１２、固定のガイドローラの案内によって、
コインの出口孔１０からスムーズ、かつ確実に送り出さ
れることになる。
スク３の回転によって、コイン受け孔４内に入れられた
コイン（図示略）が、下方に落下し、さらに、送りディ
スク３の裏面に形成された送り爪５によって、該コイン
は、支持板２の表面でスライド自在に移動されつつ、主
として、ホッパー１の円筒形部分８のガイドにより、図
２において、時計の回転方向に送られる。通常、送り爪
５によって押し動かされるコインは、円筒形部分８など
の案内、ならびに固定されたガイドローラ１１の案内、
さらには可動のガイドローラ１２の案内によって、最終
的には、コインの出口孔１０から送り出される。送りデ
ィスク３が高速に回転する場合などには、送り爪５によ
って押し動かされるコインは、固定されたガイドローラ
１１の案内ではなく、まず、第１のガイドピン２１の案
内、ならびに第２のガイドピン２０、さらには可動のガ
イドローラ１２、固定のガイドローラの案内によって、
コインの出口孔１０からスムーズ、かつ確実に送り出さ
れることになる。
【００１３】
【発明の効果】以上のように本発明によると矩形で両端
が屈曲された板ばね（１０）の中央にピン（２０）を起
立して取り付け該ピンを支持板（２）に開口した孔（２
２）に貫通して当該板ばねを前記支持板の下面に形成さ
れた溝孔（２５）に挿入するだけで良いため構造が極め
て簡単になると共に強度が大になるという利点がある。
言い換えると本発明は矩形の板ばね（１０）の中央にピ
ン（２０）を一体的に取り付けているため当該ピンの取
り付け取り外しが極めて簡便になるという大きな効果が
得られる。加えて本発明は矩形で両端が屈曲された簡単
な形状の板ばね（１０）の中央にピン（２０）を取り付
けるため該ピンの取り付けが簡単になると共に当該ピン
の取り付け強度が大になるという大きな効果が得られ
る。したがって本発明は多数のコインを高速で送出する
場合に各コインの送り出しを確実かつ円滑に行わせるこ
とが出来るという利点が得られる。結果として本発明は
送りディスクの高速回転下でも多数のコインを連続的に
送り出すことができるため大容量形コイン送出装置の送
出効率を大幅に向上することが出来るという効果が得ら
れる。
が屈曲された板ばね（１０）の中央にピン（２０）を起
立して取り付け該ピンを支持板（２）に開口した孔（２
２）に貫通して当該板ばねを前記支持板の下面に形成さ
れた溝孔（２５）に挿入するだけで良いため構造が極め
て簡単になると共に強度が大になるという利点がある。
言い換えると本発明は矩形の板ばね（１０）の中央にピ
ン（２０）を一体的に取り付けているため当該ピンの取
り付け取り外しが極めて簡便になるという大きな効果が
得られる。加えて本発明は矩形で両端が屈曲された簡単
な形状の板ばね（１０）の中央にピン（２０）を取り付
けるため該ピンの取り付けが簡単になると共に当該ピン
の取り付け強度が大になるという大きな効果が得られ
る。したがって本発明は多数のコインを高速で送出する
場合に各コインの送り出しを確実かつ円滑に行わせるこ
とが出来るという利点が得られる。結果として本発明は
送りディスクの高速回転下でも多数のコインを連続的に
送り出すことができるため大容量形コイン送出装置の送
出効率を大幅に向上することが出来るという効果が得ら
れる。
【図１】 本発明による一実施例である、コイン送出装
置の概略的な斜視図である。
置の概略的な斜視図である。
【図２】 図１の矢印ＩＩの方向から見た概略図で、傾
斜支持板およびコイン送りディスクを一部破断して示し
ている。
斜支持板およびコイン送りディスクを一部破断して示し
ている。
【図３】 図２のＩＩＩ−ＩＩＩ線上の断面図である。
【図４】 図２のＩＶ−ＩＶ線上の拡大断面図である。
【図５】 図２に示すコイン送りディスクの底面図であ
る。
る。
【図６】 従来例を正面からみた概略図である。
１：ホッパー、 ２：傾斜した支持板、 ３：コインの送りディスク、 ４：コインの受け孔、 ５：コインの送り爪、 ６：コインの攪はん突起、 ７：ディスク周壁、 ８：ホッパーの円筒形部分、 ９：端面の切り欠け、 １０：コインの出口孔、 １１：上流側の固定したガイドローラ、 １２：下流側の可動のガイドローラ、 ２０、２１：出口のガイドピン、 ２２、２３：ピン孔、 ２５：溝孔、 ２６：偏平Ｃ字形の板ばね。
Claims (1)
- 【請求項１】 少なくとも、 上面においてコインをスライド自在に移動するための支
持板（２）と、 この支持板の上面に回転自在に配設されていて外周部に
貫通されたコインの受け孔（４）を有すると共に下面に
コインの送り爪（５）を有しているコインの送りディス
ク（３）と、 この送りディスクを回転自在に収納すると共に前記支持
板に配設されている円筒部（８）と、 この円筒部の適所に形成されているコインの出口孔（１
０）と、 このコイン出口孔近くの前記支持板に開口されている孔
（２２）と、 この孔に連通されて前記支持板の下面に形成されている
溝孔（２５）と、 この溝孔内に挿嵌自在になり両端が屈曲された矩形の板
ばね（２６）と、 この板ばねの中央に起立固定されて先端が前記孔（２
２）から突出され前記送り爪（５）によって送り出され
るコインを前記出口孔（１０）にガイドするためのピン
（２０）と、 を備えていることを特徴としたコイン送出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4215341A JP2782570B2 (ja) | 1992-07-06 | 1992-07-06 | コイン送出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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