JP2947264B1 - ヘキサフロロプロペンオキシドの重合方法 - Google Patents
ヘキサフロロプロペンオキシドの重合方法Info
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Abstract
又は炭素数2〜10のエーテル結合を有するパーフロロ
アルキレン基を示す。)で示される重合開始剤と非プロ
トン性極性溶媒とからなる重合開始剤溶液中でヘキサフ
ロロプロペンオキシドを重合させる方法において、上記
重合開始剤溶液にパーフロロオレフィンが開環反応する
のに十分な温度条件のもとでパーフロロオレフィンを添
加して処理した後、この重合開始剤溶液にヘキサフロロ
プロペンオキシドを添加して重合を行うことを特徴とす
るヘキサフロロプロペンオキシドの重合方法。 【効果】 本発明によれば、簡単な操作で連鎖移動反応
を低減し、一官能性HFPOポリマーの生成を抑制して
高重合度の二官能性HFPOポリマーを確実に製造し得
る。
Description
ペンオキシド(以下、HFPOと略す)の重合方法に関
し、更に詳述すると、HFPOポリマーの重合度を増加
させることができ、しかも二官能性HFPOポリマーを
有利に得ることができるHFPOの重合方法に関する。
HFPOの重合方法として、いくつかの提案が知られて
いる。
開始剤(上記の場合はFOC−(CF2)n−COF)に
HFPOを付加しようとすると、下記のように連鎖移動
によってHFPO単独重合体が副生するという問題があ
る。
特許第3,660,315号公報及び特公昭53−53
60号公報には次の提案がなされている。
トラグライム溶液を重合開始剤として用い、下記式(2
a)の二官能性ポリマーを得るものである。
ラグライム及びFOCCF(CF3)OCF2CF2OC
F(CF3)COFを混合し、過剰のフッ化セシウムを
分離した均一溶液を用いてHFPOの重合を行うことで
ある。これにより過剰のフッ化セシウムによるHFPO
の単独重合を防ぎ、結果的に一官能性(即ち、片末端官
能性の)HFPOポリマーの生成を低く抑えることがで
きるものである。
は、一般にHFPOはフッ化水素、酸フッ化物、水など
の不純物が含まれており、これらの物質は重合によって
得られるポリマーの最大重合度を制限する問題点がある
ことが述べられ、このため高度に精製されたHFPOを
重合に使用することで、分子量の高いHFPOポリマー
を得ている。また、J.MACROMOL.SCI.C
HEM.,48(3),499−520(1974)に
は、HFPO重合時に、ヘキサフロロプロペン(以下、
HFPと略す)を存在させることにより連鎖移動反応を
防ぎ、生成ポリマーの重合度を増加させることができる
ことが述べられている。この場合HFPの効果とは、フ
リーのフッ化セシウムをトラップすることにあるとの説
明がなされている。
などを添加すると連鎖移動反応が促進され、低重合度の
オリゴマーだけが生成することも知られている。これら
のプロトン性化合物はHFPO重合系に存在する活性末
端と下記式で示される反応により、フッ酸を生成し、こ
れが連鎖移動剤として作用するものと考えられる。
移動反応を防ぎ、HFPOポリマーの重合度を増加させ
る方法は、HFPO重合系のフリーのフッ化セシウム及
び原料HFPO中に含まれる連鎖移動反応を引き起こす
物質を取り除く観点から検討されてきた。
重合開始剤は、下記一般式(3) FOC−Rf−COF …(3) (式中、Rfは炭素数1〜4のパーフロロアルキレン基
又は炭素数2〜10のエーテル結合を有するパーフロロ
アルキレン基を示す。)で示されるパーフロロジカルボ
ン酸フロライドとフッ化セシウム及び非プロトン性極性
溶媒を混合撹拌したのち、過剰のフッ化セシウムを沈
殿、分離して調製されているが、原料のパーフロロジカ
ルボン酸フロライドは加水分解性が高く、フッ化セシウ
ムは吸湿性が高い。そのため一連の操作は真空ライン上
又はグローブボックスを使用して行う必要があり、煩雑
にならざるを得ない。また、そのようにして調製した溶
液であっても、水、フッ化水素などの連鎖移動反応を引
き起こす物質が含まれる可能性がある。
なくし、連鎖移動反応を確実にしかも簡単に防止してH
FPOポリマーを得る方法が望まれていた。
たもので、連鎖移動反応を確実に防止して、生成物中に
一官能性HFPOポリマーをほとんどあるいは実質的に
含有せず、重合度の高い二官能性HFPOポリマーを簡
単な操作で得ることができるHFPOの重合方法を提供
することを目的とする。
発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を重ねた結
果、下記一般式(1) CsOCF2−Rf−CF2OCs …(1) (式中、Rfは炭素数1〜4のパーフロロアルキレン基
又は炭素数2〜10のエーテル結合を有するパーフロロ
アルキレン基を示す。)を重合開始剤とし、これに非プ
ロトン性極性溶媒を加えた重合開始剤溶液中でHFPO
の重合を行うに際し、上記重合開始剤溶液に−30℃〜
50℃の温度においてパーフロロオレフィンを添加して
接触反応させることにより、上記重合開始剤溶液中に微
量含まれるプロトン性物質及びこれにより溶液中に生成
するフッ化セシウム、フッ化水素をも補足、除去するこ
とができ、このようにして得た重合開始剤溶液中でHF
POの重合を行った場合、連鎖移動が可及的に防止さ
れ、二官能性HFPOポリマーを確実に得ることができ
ることを知見した。そして、このようなパーフロロオレ
フィンの反応は、重合器内で実施でき、何ら分離操作を
行うことなく、引き続いてHFPOの重合を行うことが
でき、真空ラインのような特別な装置を必要とせず、簡
単にしかも確実に連鎖反応防止操作を行うことができる
ことを見い出し、本発明をなすに至ったものである。
又は炭素数2〜10のエーテル結合を有するパーフロロ
アルキレン基を示す。)で示される重合開始剤と非プロ
トン性極性溶媒とからなる重合開始剤溶液中でヘキサフ
ロロプロペンオキシドを重合させる方法において、上記
重合開始剤溶液に−30℃〜50℃の温度範囲でパーフ
ロロオレフィンを添加して上記重合開始剤中のプロトン
性物質及びフッ化セシウム、フッ化水素の除去処理を行
った後、この重合開始剤溶液にヘキサフロロプロペンオ
キシドを添加して重合を行うことを特徴とするヘキサフ
ロロプロペンオキシドの重合方法を提供する。
と、本発明のHFPOの重合方法は下記一般式(1) CsOCF2−Rf−CF2OCs …(1) (式中、Rfは炭素数1〜4のパーフロロアルキレン基
又は炭素数2〜10のエーテル結合を有するパーフロロ
アルキレン基を示す。)で示される化合物を重合開始剤
とし、これに非プロトン性極性溶媒を加えた重合開始剤
溶液中でHFPOを重合するものである。
国特許第3,660,315号等に記載された公知の方
法によって行うことができる。即ち、下記一般式(3) FOC−Rf−COF …(3) (式中、Rfは上記と同様の意味を示す。)のパーフロ
ロジカルボン酸フロライドとフッ化セシウム及び非プロ
トン性極性溶媒とを混合撹拌した後、過剰のフッ化セシ
ウムを沈殿させて、上澄み液を分取することにより調製
することができる。
素数2,3又は4のパーフロロアルキレン基又は炭素数
2〜10、好ましくは炭素数4〜8のエーテル結合を有
するパーフロロアルキレン基であり、例えば下記のもの
を例示することができる。
るパーフロロジカルボン酸フロライドとしては通常炭素
数3〜12、好ましくは炭素数6〜10のものであり、
例えば下記のものを例示することができる。
の、通常は微粉末状のものを使用前に乾燥して用いれば
よい。非プロトン性極性溶媒としては、モノグライム、
ジグライム、トリグライム、テトラグライムなどのグラ
イム類やテトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン等が
使用できるが、一般にはグライム類、特にテトラグライ
ムが好適である。但し、ここで用いる非プロトン性極性
溶媒の凝固点が−40℃以上の場合、重合温度において
流動性が低下することがある。このようなときはより凝
固点の低い別の溶媒を添加してもよい。
いる非プロトン性極性溶媒として、分子内に4個以上、
特に5個以上のエーテル結合を有する鎖状又は環状の炭
化水素化合物、特にテトラグライム、クラウンエーテル
などに、第2の溶媒として常圧で融点が−40℃以下、
好ましくは−50℃の非プロトン性極性溶媒、特に分子
内に1〜3個のエーテル結合を有する炭化水素化合物、
例えば、ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、エチル
メチルエーテル、メチルプロピルエーテル、エチレング
リコールジメチルエーテル、テトラヒドロフラン等を重
合開始剤溶液に対して3〜60重量%、特に20〜60
重量%混合したものを使用することが好ましい。この場
合、上記第2の溶媒が多すぎると、副生成物(一官能性
ポリマー)が増大するおそれがある。
要があるが、本発明においては水分量100ppm以
下、特に50ppm以下にすれば十分である。
式(1)の化合物の濃度は2.0×10-4〜9.0×1
0-4mol/g、特に2.5×10-4〜7.0×10-4
mol/gであることが好ましい。
−30℃〜50℃の温度範囲でパーフロロオレフィンを
添加し、好ましくは、後述するHFPOの重合温度より
高い温度で該溶液中のプロトン性物質及び/又は副生す
るフッ化セシウム、フッ化水素をトラップする反応を行
う。この場合、反応はHFPOの重合を行う重合器と同
じ重合器で行うことができ、この反応の終了後、そのま
まHFPOの重合を行うことが好ましい。
炭素原子数2〜9、特に炭素原子数3〜6のものが使用
され、例えば下記のものを例示することができる。
制限されないが、通常重合開始剤溶液100重量部に対
して0.5〜100重量部、特に3〜30重量部が使用
される。
う場合の温度は、通常−30℃〜50℃で行うことがで
きるが、好ましくは−25℃〜30℃である。反応温度
が低すぎると反応時間に長時間を要し、また高温すぎる
と開始剤の分解が生じるおそれがある。反応時間は特に
制限されないが、−25℃〜30℃の反応温度において
はパーフロロオレフィンの添加に要する時間を含めて通
常10分〜2時間、特に20分〜1時間である。
合開始剤溶液中にHFPOを加え、HFPOの通常の重
合温度でHFPOの重合を行う。この場合、更に、ヘキ
サフロロプロペン(HFP)を同時に供給してもよい。
始剤1モルに対して10〜400倍モルの範囲で実施で
きるが、通常は30〜300倍モル程度である。供給は
ガス状、液体状のいずれでも可能である。ただし、内温
を一定に保つために連続して行うことが好ましい。ま
た、供給時間は3〜120時間で行うことが好ましい
が、HFPOの供給は、マスフローコントローラー等の
流量調節器を用いて連続的に行うことが好ましい。HF
PO供給を安定した速度で行うことは、反応液の温度を
適度な範囲に保つために必要である。供給速度は重合開
始剤のモル数に対して3〜15倍モル/時間、好ましく
は5〜10倍モル/時間が適当である。
ができ、また重合終了後、内温を−45℃〜−30℃に
保ち、0.5〜24時間程度熟成させ、次いで約20℃
まで昇温し、内容物を回収してポリマーを分取すれば、
一官能性HFPOポリマーをほとんど又は実質的に含有
しない状態で下記一般式(2)で示される二官能性HF
POポリマーを得ることができる。
=10〜400、特に30〜300の整数である。)
反応を低減し、一官能性HFPOポリマーの生成を抑制
して高重合度の二官能性HFPOポリマーを確実に製造
し得る。
的に示すが、本発明は下記の実施例に制限されるもので
はない。
ーを備えた500ml四つ口フラスコにCsOCF2C
F(CF3)OCF2CF2OCF(CF3)CF2OCs
のテトラグライム溶液(5.0×10-4mol/g)を
49.2g仕込んだ。コンデンサーを−45℃に設定
し、内容物を撹拌しながらヘキサフロロプロペン(HF
P)11.0gを30分かけて供給した。このときの内
温は21℃〜23℃であった。反応が進行するに従って
内容物がしだいに白濁する現象が観察された。
し、内温−35℃に調節し、HFP18.2gを43分
かけて仕込み、更にHFPO127g、HFP43.8
gを23時間かけて供給した。この間内温は−38℃〜
−32℃の範囲であった。供給終了後、−38℃〜−3
2℃にて12時間撹拌を続けた。その後、冷媒浴を取り
除き、内温を約20℃まで昇温した。このとき未反応の
HFPはガス化してパージされた。フラスコの内容物は
白濁した粘稠な液体であり、回収量は184.6gであ
った。
g、1,3−ビストリフロロメチルベンゼン70gを加
え、20℃〜23℃にて30分間撹拌し、更にメタノー
ル50gを加えて静置した後、相分離した下層を取り出
し、120℃、1mmHgにて揮発分を除去し、更に濾
過して、下記式(A)で示される無色透明の粘稠な液体
132g(二官能性HFPOポリマーのメチルエステ
ル)を得た。その19F−NMRの結果を下記に示す。
基CF3−CF2−CF2のピークは検出されなかった。
オートクレーブにCsOCF2CF(CF3)OCF2C
F2OCF(CF3)CF2OCsのテトラグライム溶液
(5.0×10-4mol/g)を2.14kg仕込ん
だ。内温3℃において撹拌しながらHFPの0.47k
gを1時間かけて供給した。その後、オートクレーブの
ジャケットにブラインを循環して冷却し、内温−24℃
において再びHFPの0.47kgを1時間かけて供給
した。次いで、内温−34℃〜−30℃にてHFPOの
5.85kg、HFPの1.61kgを72時間かけて
同時に供給した。供給終了後、−34℃において17時
間撹拌を続けた。
昇温を行った。このときHFPのオリゴメリゼーション
による発熱が観察された。反応終了後、白濁した粘稠な
生成物を10.30kg回収した。この生成物の一部を
実施例1と同様にしてメチルエステル化した後、分析し
た結果、下記式(B)で示されるポリマーであることが
確認された。その19F−NMRの結果を下記に示す。
OCF2CF(CF3)OCF2CF2OCF(CF3)C
F2OCsのテトラグライム溶液(5.0×10-4mo
l/g)を49.7g仕込み、そこに水を0.015g
加えた。この水分量はテトラグライム溶液に対して約3
00ppmに相当する。次に撹拌しながら内温20℃に
おいてHFP11.0gを30分かけて供給し、更に内
温−35℃においてHFP16.4gを45分かけて供
給した。次いで、内温−35℃〜−32℃においてHF
PO130g、HFP42.6gを24時間かけて供給
した。その後、−33℃において17時間撹拌を行い、
昇温して生成物を回収した。回収量は214.6gであ
った。この生成物を実施例1と同様にしてメチルエステ
ル化した後、分析した結果、下記式(C)で示されるポ
リマーであることが確認された。その19F−NMRの結
果を下記に示す。
ーを備えた500ml四つ口フラスコにCsOCF2C
F(CF3)OCF2CF2OCF(CF3)CF2OCs
のテトラグライム溶液(5.0×10-4mol/g)を
20.0g仕込んだ。コンデンサーを−45℃に設定
し、内容物を撹拌しながら冷媒浴を用いてフラスコを冷
却した。内温−38℃においてHFP9.8gを1時間
かけて仕込んだ後、30分間撹拌を行った。次にHFP
O58.1g、HFP21.5gを23時間かけて仕込
んだ。この間の内温は−38℃〜−37℃であった。そ
の後、−40℃にて17時間撹拌を続けた。反応終了
後、冷媒浴を取り除き内温を約20℃まで昇温した。こ
のとき未反応のHFPはガス化してパージされた。フラ
スコの内容物は白濁した粘稠な液体であり、回収量は9
3.1gであった。この生成物を実施例1と同様にして
メチルエステル化し得られたポリマーを分析した結果、
下記式(D)と(E)で示される化合物の混合物である
ことが確認された。このポリマー(混合物)の19F−N
MRの結果を下記に示す。
オートクレーブにCsOCF2CF(CF3)OCF2C
F2OCF(CF3)CF2OCsのテトラグライム溶液
(5.0×10-4mol/g)を2.34kg仕込ん
だ。撹拌しながらオートクレーブを冷却し、内温−36
℃〜−30℃においてHFPO6.86kg、HFP
3.11kgを72時間かけて同時に供給した。供給終
了後、−34℃〜−32℃において10時間撹拌を行っ
た。
物10.647kgを回収した。この生成物の一部を実
施例1と同様にしてメチルエステル化した後、分析した
結果、下記式(F)と(G)で示される化合物の混合物
であることが確認された。このポリマー(混合物)の19
F−NMRの結果を下記に示す。
Claims (10)
- 【請求項1】 下記一般式(1) CsOCF2−Rf−CF2OCs …(1) (式中、Rfは炭素数1〜4のパーフロロアルキレン基
又は炭素数2〜10のエーテル結合を有するパーフロロ
アルキレン基を示す。)で示される重合開始剤と非プロ
トン性極性溶媒とからなる重合開始剤溶液中でヘキサフ
ロロプロペンオキシドを重合させる方法において、上記
重合開始剤溶液に−30℃〜50℃の温度範囲でパーフ
ロロオレフィンを添加して上記重合開始剤中のプロトン
性物質及びフッ化セシウム、フッ化水素の除去処理を行
った後、この重合開始剤溶液にヘキサフロロプロペンオ
キシドを添加して重合を行うことを特徴とするヘキサフ
ロロプロペンオキシドの重合方法。 - 【請求項2】 Rfのパーフロロアルキレン基又はエー
テル結合を有するパーフロロアルキレン基が下記のもの
から選ばれる請求項1記載の重合方法。 【化1】 - 【請求項3】 非プロトン性極性溶媒がモノグライム、
ジグライム、トリグライム、テトラグライム、テトラヒ
ドロフラン及び1,4−ジオキサンから選ばれる成分を
含有するものである請求項1又は2記載の重合方法。 - 【請求項4】 重合開始剤溶液中における式(1)の重
合開始剤濃度が2.0×10-4〜9.0×10-4mol
/gである請求項1,2又は3記載の重合方法。 - 【請求項5】 パーフロロオレフィンが炭素原子数2〜
9のものである請求項1乃至4のいずれか1項記載の重
合方法。 - 【請求項6】 パーフロロオレフィンが下記式のものか
ら選ばれる請求項5記載の重合方法。 【化2】 - 【請求項7】 パーフロロオレフィンの使用量が重合開
始剤溶液100重量部に対して5〜100重量部である
請求項1乃至6のいずれか1項記載の重合方法。 - 【請求項8】 パーフロロオレフィンを重合開始剤溶液
に添加して処理する温度が−25℃〜30℃である請求
項1乃至7のいずれか1項記載の重合方法。 - 【請求項9】 ヘキサフロロプロペンオキシドの供給量
が重合開始剤1モルに対して10〜400倍モルである
請求項1乃至8のいずれか1項記載の重合方法。 - 【請求項10】 ヘキサフロロプロペンオキシドの重合
によって得られる化合物が下記式(2) 【化3】 (式中、Rfは上記と同様の意味を示す。また、a+b
=10〜400の整数である。)で示されるものである
請求項1乃至9のいずれか1項記載の重合方法。
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