JP2942699B2 - 経費配賦管理装置 - Google Patents

経費配賦管理装置

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JP2942699B2
JP2942699B2 JP1169994A JP1169994A JP2942699B2 JP 2942699 B2 JP2942699 B2 JP 2942699B2 JP 1169994 A JP1169994 A JP 1169994A JP 1169994 A JP1169994 A JP 1169994A JP 2942699 B2 JP2942699 B2 JP 2942699B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各チェーンストアの本
部やショッピングセンターの本部等で使用される経費配
賦管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば複数の店舗が出店して形成される
ショッピングセンターでは、各店舗を統括管理するため
の本部を設置しており、この本部にホストコンピュータ
等で構成される本部ホストシステムを設けるとともに、
この本部ホストシステムと各店舗にそれぞれ構築された
POS(販売時点情報管理)システムとをデータ通信回
線で接続して、本部が各店舗の売上等のデータをPOS
システムを介して本部ホストシステムに収集し、集計,
加工して、各店舗の管理に必要なデータを取得してい
た。
【0003】ところで、このようなショッピングセンタ
ーにおいては、各店舗で個々に発生する経費の他に、全
店舗が共同して負担しなければならない経費がある。例
えばセンター内共同施設(広場,遊戯場等)にかかる設
備費,光熱費や、各種イベントの開催にかかる人件費,
宣伝費等である。一般的に、これらの経費は本部が各店
の売上金額比率や売場面積比率等に応じて配賦演算し、
各店それぞれの経費負担額を決定して、本部がまとめて
管理していた。
【0004】このような本部での経費配賦管理業務は、
従来、パーソナルコンピュータ(以下、パソコンと略称
する)等を用いて次のような手順で行われていた。
【0005】すなわち、予め諸種の経費(人件費,光熱
費,宣伝費等)を類別する科目別に、経費の配賦率を決
定する各種要素(売上金額比率,在庫金額比率,売場面
積比率等)を類別した配賦パターンを1対1で設定した
対応テーブルを作成してパソコンの記憶装置に設定して
おく。また、予め設定された月締め日になると、本部ホ
ストシステムにより集計された各店舗の1か月分の売上
金額データや在庫金額データ等からそれぞれの配賦パタ
ーンに対応した各店舗の配賦率を決定する。そして、各
配賦パターンに対する各店舗配賦率の対応テーブルを作
成して前記パソコンの記憶装置に設定しておく。
【0006】この状態で、全店舗が共同して負担しなけ
ればならない経費が発生すると、パソコンに該当する科
目及び経費金額を入力する。そうすると、入力された科
目に対応する配賦パターンが自動的に選定され、その配
賦パターンにおける各店舗配賦率が決定されて、経費金
額の配賦演算が行われる。これにより、各店舗それぞれ
の経費負担額が算出されるのでプリントアウトして保管
し、例えば1か月分を取纏めて集金していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のパソコン等を利用した経費配賦管理方法では、科目/
配賦パターン対応テーブルにより1つの科目に対して1
つの配賦パターンが固定されていたので、同一科目の経
費を他の配賦パターンで配賦することができなかった。
【0008】ところが、人件費を例に挙げると、イベン
ト開催に費やされた人件費は各店舗の売上金額比率によ
り配賦すればよいが、センターの補修作業等に費やされ
た人件費は各店舗の売場面積比率により配賦した方が公
平である。また、これ以外にも種々の業務で人件費が発
生するが、全ての人件費を共通の例えば売上金額比率で
配賦していては公平性が損なわれる。
【0009】このため、1つの科目に対してその都度適
切な配賦パターンを選定できればよいが、従来は1つの
科目に対して1つの配賦パターンしか設定できなかった
ので、イベント用人件費,補修作業用人件費等のように
科目を細分化して対処しなければならず、科目数の増加
に伴うデータの増大化,管理の煩雑化等の問題が懸念さ
れ、実施困難であった。
【0010】一方、1つの科目に対して複数の配賦パタ
ーンを任意に選定できるようにした場合、経費配賦業務
担当者のミスや不正(例えば売場面積は小さいが売上金
額が多い店の経営者から依頼されて本来は売場面積比率
で配賦しなければならない経費を売場面積比率で配賦す
る等)によって不適当な配賦パターンが選定される場合
があり、これを防止できることが望ましい。
【0011】本発明はこのような事情に基づいてなされ
たものであり、第1の目的とするところは、管理すべき
科目数を増加させることなく、経費の内容に適合した任
意の配賦パターンで自動的に経費金額を配賦演算して各
経費負担先それぞれの経費負担額を出力でき、実用性の
向上を図り得る経費配賦管理装置を提供することにあ
る。
【0012】また、第2の目的とするところは、上記第
1の目的に加えて、経費の内容に不適当な配賦パターン
の選定を防止することができ、より実用性を向上できる
経費配賦管理装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本願請求項1対応の発明
は、前記第1の目的を達成するために、経費の配賦率を
決定する各種要素を類別した配賦パターンコード別に各
経費負担先の配賦率が設定される配賦率設定テーブル
と、諸種の経費を類別した科目コード及び経費金額を配
賦パターンコードとともに入力する経費データ入力手段
と、この入力手段により入力された科目コード,経費金
額,配賦パターンコードの経費データを蓄積記憶するデ
ータ蓄積手段と、経費配賦演算の実行を指令する指令手
段と、この指令手段により経費配賦演算の実行が指令さ
れたときデータ蓄積手段により蓄積記憶された全経費デ
ータについてそれぞれ配賦率設定テーブルを参照して該
当経費データの配賦パターンコードに対応する各経費負
担先の配賦率で該当経費データの経費金額を配賦演算す
る経費配賦演算手段と、この演算手段により算出された
各経費負担先への経費配賦後金額を経費負担先毎に科目
コード別に合計して記憶する負担先別経費合計記憶手段
と、この合計記憶手段により記憶されたデータに基づい
て各経費負担先の経費負担額を示すレポートを出力する
レポート出力手段とを備えた経費配賦管理装置である。
【0014】また、本願請求項2対応の発明は、前記第
2の目的を達成するために、前記請求項1対応の発明に
加えて、科目コード別に予め指定された限度数までの配
賦パターンコードが設定可能な配賦パターン制限テーブ
ルと、経費データ入力手段により科目コード,経費金
額,配賦パターンコードの経費データが入力される毎に
配賦パターン制限テーブルに、入力された科目コードに
対して入力された配賦パターンコードが設定されている
か否かを判別する設定有無判別手段と、この判別手段に
より設定無しが確認されると入力エラーを報知するエラ
ー報知手段とを設け、判別手段により設定有りが確認さ
れた場合のみ入力された経費データをデータ蓄積手段に
よって記憶するようにした経費配賦管理装置である。
【0015】
【作用】本願請求項1対応の発明の経費配賦管理装置に
おいては、経費の配賦率を決定する各種要素(売上金額
比率,売上点数比率,在庫金額比率,荒利金額比率,人
員構成比率,売場面積比率等)を類別した配賦パターン
コード別に各経費負担先の配賦率が設定される配賦率設
定テーブルが設けられている。
【0016】そして、各経費負担先が分担する経費が発
生する毎に、オペレータは経費データ入力手段によりそ
の経費(人件費,光熱費,宣伝費等)を類別した科目コ
ード及び経費金額を任意に選定した配賦パターンコード
とともに入力する。そうすると、この入力された科目コ
ード,経費金額,配賦パターンコードの経費データがデ
ータ蓄積手段によって順次記憶される。
【0017】こうして、データ蓄積手段により例えば1
か月間に発生した各種経費の科目コード,経費金額,配
賦パターンコードの経費データが蓄積され記憶される。
そこで、オペレータは指令手段により経費配賦演算の実
行を指令する。そうすると、前記データ蓄積手段により
蓄積記憶された全経費データについてそれぞれ前記配賦
率設定テーブルが参照されて該当経費データの配賦パタ
ーンコードに対応する各経費負担先の配賦率で該当経費
データの経費金額が配賦演算される。
【0018】また、この配賦演算により算出された各経
費負担先への経費配賦後金額が負担先別経費合計記憶手
段により経費負担先毎に科目コード別に合計されて記憶
される。しかして、この負担先別経費合計記憶手段によ
り記憶されたデータに基づいて各経費負担先の経費負担
額を示すレポートが出力される。
【0019】従って、同一科目の経費でもその経費の科
目コード及び経費金額を入力する際に配賦パターンコー
ドを選択入力することによって、任意に選定した配賦パ
ターンコードの配賦率で当該経費金額を自動的に配賦演
算できる。
【0020】また、請求項2対応の発明の経費配賦管理
装置においては、前記配賦率設定テーブルに加えて、科
目コード別に予め指定された限度数までの配賦パターン
コードが設定可能な配賦パターン制限テーブルが設けら
れている。
【0021】そして、オペレータが経費データ入力手段
により経費の科目コード,経費金額及び配賦パターンコ
ードを入力すると、前記配賦パターン制限テーブルに、
入力された科目コードに対して入力された配賦パターン
コードが設定されているか否かが判別され、設定されて
いない場合には、当該経費の科目に対して不適当な配賦
パターンが選定されたので、入力エラーが報知される。
これに対し、設定されている場合には、当該経費の科目
に対して適当な配賦パターンが選定されたので、入力さ
れた経費データがデータ蓄積手段によって蓄積記憶され
る。
【0022】従って、経費の科目コード及び経費金額を
入力する際に選択入力した配賦パターンコードが当該科
目コードに対して設定されていないときにはエラーとな
るので、経費の内容に不適当な配賦パターンの選定が防
止される。
【0023】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら説明する。なお、この実施例では複数の店舗が出店し
て形成されるショッピングセンターの本部に設けられる
本部ホストシステムに請求項2対応の発明にかかる経費
配賦管理装置を組込んだ場合について説明する。
【0024】図1はこの実施例のショッピングセンター
の全体システムを示すブロック図であって、本部ホスト
システム1と各店舗(この実施例では4店舗「AA
店」,「BB店」,「CC店」,「DD店」とする)に
それぞれ構築されたPOSシステム2a,2b,2c,
2dとがLAN(ローカル・エリア・ネットワーク)等
のデータ通信回線3でもって相互に接続されている。
【0025】各POSシステム2a〜2dは、パーソナ
ルコンピュータ等で構成されるストアプロセッサ4に電
子式キャッシュレジスタ等で構成される複数台のPOS
端末5をHDLC(ハイレベル・データ・リンク・コン
トロール)等のデータ通信回線6でもってインライン接
続して構築され、各POS端末5にて登録された各商品
の売上データ等をストアプロセッサ4で収集し、集計,
加工して、売上金額、売上点数、在庫数,在庫金額等の
店舗運営に必要なデータを容易に取得できるようになっ
ている。
【0026】本部ホストシステム1は、例えばホストコ
ンピュータによって構成され、かつ前記データ通信回線
3を通じて行われるデータ通信を制御するための通信イ
ンタフェースを備えている。また、キーボード7、CR
Tディスプレイ8、プリンタ9、ハードディスク装置1
0等の各種I/O機器を接続している。因みに、ハード
ディスク装置10には、本部の運営に必要な各種設定デ
ータを記憶するためのマスタファイルや、各店舗のPO
Sシステム2a〜2dから収集したデータを集計するた
めのマスタファイルが形成されている。
【0027】そして、この本部ホストシステム1に接続
されたハードウェア及び搭載されたソフトウェアによっ
て、本発明にかかる経費配賦管理装置20が形成されて
いる。
【0028】図2は前記経費配賦管理装置20の機能構
成を示すブロック図である。この装置20は、演算制御
の中枢をなす経費配賦管理制御部21と、配賦率設定テ
ーブル22,配賦パターン制限テーブル23,経費デー
タ蓄積ファイル24及び負担先別/科目別経費合計ファ
イル25が形成される記憶部26と、前記キーボード
7,表示器8及びプリンタ9と、前記ハードディスク装
置10に形成されている店舗管理マスタ11及び売上実
績マスタ12によって構成される。
【0029】前記店舗管理マスタ11は、図3に示すよ
うに、店コード及び売場コードに対応して店名または売
場名の名称データを記憶するとともに、店員人数及び売
場面積の経費の配賦率を決定する要素に関するデータを
格納したファイルである。
【0030】因みに、店コード[000],売場コード
[0000]に対応するデータは、ショッピングセンタ
ー内全店の店員人数及び売場面積のデータであり、店コ
ード[001],売場コード[0000]に対応するデ
ータは、ショッピングセンター内店舗「AA店」の店員
人数及び売場面積のデータであり、店コード[00
1],売場コード[0001]に対応するデータは、店
舗「AA店」における売場「aa売場」の店員人数及び
売場面積のデータである。
【0031】前記売上実績マスタ12は、図4に示すよ
うに、店コード及び売場コードに対応して売上金額,売
上点数,在庫金額,荒利金額のやはり経費の配賦率を決
定する要素に関する各データを格納するとともに、これ
らのデータを更新した最新の年月を示すデータを格納し
たファイルである。
【0032】因みに、店コード[000],売場コード
[0000]に対応するデータは、ショッピングセンタ
ー内全店の更新年月,売上金額,売上点数,在庫金額及
び荒利金額のデータであり、店コード[001],売場
コード[0000]に対応するデータは、ショッピング
センター内店舗「AA店」の更新年月,売上金額,売上
点数,在庫金額及び荒利金額のデータであり、店コード
[001],売場コード[0001]に対応するデータ
は、店舗「AA店」における売場「aa売場」の更新年
月,売上金額,売上点数,在庫金額及び荒利金額のデー
タである。
【0033】前記経費配賦管理制御部21は、CPU
(中央処理装置),プログラムROM(リード・オンリ
・メモリ),RAM(ランダム・アクセス・メモリ),
各種I/O(入出力)コントローラ等で形成される。ま
た前記記憶部26は、バッテリによって電源がバックア
ップされたRAM等で形成される。
【0034】前記キーボード7は、特に諸種の経費(人
件費,光熱費,宣伝費等)の発生により発行された経費
伝票に記録された伝票番号、発行日付、経費負担先を特
定する負担先コード、諸種の経費を類別する科目コード
及び経費金額を、その経費の配賦率を決定する各種要素
(売上金額比率,売上点数比率,在庫金額比率,荒利金
額比率,人員構成比率,売場面積比率等)を類別した配
賦パターンコードとともに入力するための各種キーを配
設したもので、経費データ入力手段を構成する。
【0035】なお、この実施例ではショッピングセンタ
ー内で発生した経費を店舗単位で負担するものとする。
従って、前記負担先コードは各店舗「AA店」,「BB
店」,「CC店」,「DD店」にそれぞれ設定された店
舗コード[001],[002],[003],[00
4]に一致する。
【0036】前記配賦率設定テーブル22は、図5に示
すように、前記配賦パターンコード別に配賦パターン名
のデータと各経費負担先(「AA店」,「BB店」,
「CC店」,「DD店」)の配賦率a1,a2,a3,
a4,……,g1,g2,g3,g4が設定されるテー
ブルである。
【0037】因みに、この実施例では、配賦パターン
「売上金額比率」の配賦パターンコードを[1]、配賦
パターン「売上点数比率」の配賦パターンコードを
[2]、配賦パターン「在庫金額比率」の配賦パターン
コードを[3]、配賦パターン「荒利金額比率」の配賦
パターンコードを[4]、配賦パターン「人員構成比
率」の配賦パターンコードを[5]とし、配賦パターン
「売場面積比率」の配賦パターンコードを[6]、配賦
パターン「定率」の配賦パターンコードを[7]とす
る。
【0038】そして、「売上金額比率」,「売上点数比
率」,「在庫金額比率」,「荒利金額比率」に対する各
経費負担先の配賦率は、例えば予め設定された月締め日
に本部ホストシステム1が実行する月締め処理におい
て、前記売上実績マスタ12にて店舗別に集計された売
上金額,売上点数,在庫金額,荒利金額の比率が計算さ
れ、その計算結果に基づいて自動的に最新の配賦率が設
定される。
【0039】また、「人員構成比率」及び「売場面積比
率」も、上記月締め処理において、前記店舗管理マスタ
11に記憶された店舗別の店員人数及び売場面積の比率
が計算され、その計算結果に基づいて自動的に最新の配
賦率が設定される。
【0040】前記配賦パターン制限テーブル23は、図
6に示すように、前記各科目コードに対して予め制限さ
れた制限数(この実施例では“3”)までの配賦パター
ンコードをそれぞれ設定可能なテーブルである。
【0041】因みに、この実施例では科目コード[0
1]の経費「人件費」に対して配賦パターンコード
[1],[5],[7]が設定され、科目コード[0
2]の経費「光熱費」に対して配賦パターンコード
[3],[5],[6]が設定され、科目コード[0
3]の経費「宣伝費」に対して配賦パターンコード
[1],[4],[7]が設定されているものとする。
【0042】前記経費データ蓄積ファイル24は、図7
に示すように、前記経費データ入力手段(キーボード
7)により入力された伝票日付,伝票番号,負担先コー
ド,科目コード,経費金額,配賦パターンコードの経費
データを順次蓄積して記憶するファイルであって、デー
タ蓄積手段を構成する。
【0043】前記負担先別/科目別経費合計ファイル2
5は、図8に示すように、各経費負担先の負担先コード
に対応して、科目コード別の経費負担額及び全科目の経
費負担額合計額を記憶するファイルであって、負担先別
経費合計記憶手段を構成する。
【0044】このような構成の本実施例において、前記
本部ホストシステム1は、電源投入後や業務終了後に、
CRTディスプレイ8に初期メニュー画面を表示してお
り、この状態でキーボード7のキー入力により経理配賦
管理業務が選択されると、前記経費配賦管理装置20を
起動する。
【0045】これにより、前記経費配賦管理制御部21
は、図9に示すようにCRTディスプレイ8に経理配賦
管理業務に関するメニュー画面を表示させて、業務が選
択されるのを待機する。
【0046】この状態で、キーボード7のキー操作によ
りデータ「#1」が入力されると経費伝票入力業務を実
行し、データ「#2」が入力されると経費配賦演算業務
を実行し、データ「#3」が入力されるとレポート出力
業務を実行するように、経費配賦管理制御部21はプロ
グラムされている。ここに、キーボード7は経費配賦演
算の実行を指令する指令手段も構成する。
【0047】図10は前記経費伝票入力業務を具体的に
示す流れ図であって、この入力業務は経費伝票が発生し
たとき選択する。
【0048】経費配賦管理制御部21は、経費伝票入力
業務が選択されたならば、先ずCRTディスプレイ8の
画面を経費データの初期入力画面に切替える。そして、
キーボード7からのキー入力を待機する。
【0049】そこで、オペレータは画面のカーソルに従
い経費伝票の発行日付,伝票番号,負担先コード,科目
コード,経費金額及び配賦パターンコードをテンキー等
を用いて順番に入力する。
【0050】こうして、配賦パターンコードまで入力さ
れると、経費配賦管理制御部21は、前記配賦パターン
制限テーブル23を検索し、入力された科目コードに対
して入力された配賦パターンコードが設定されているか
否かを判別する(設定有無判別手段)。
【0051】この結果、設定無しが確認された場合には
当該経費の科目に対して不適当な配賦パターンが選定さ
れたので、CRTディスプレイ8に配賦パターンの入力
エラーを報知するメッセージを表示させて、配賦パター
ンコードの再入力を促す(エラー報知手段)。なお、エ
ラーメッセージ表示と同時にエラー音を発するようにし
てもよい。
【0052】一方、設定有りが確認された場合には当該
経費の科目に対して適当な配賦パターンが選定されたの
で、前記経費データ蓄積ファイル24の格納先アドレス
nを「+1」だけ更新した後、その格納先アドレスnが
示すエリアに、入力された経費データ(伝票発行日付,
伝票番号,負担先コード,科目コード,経費金額,配賦
パターンコード)を登録する。
【0053】なお、入力された配賦パターンコードが
「0」の場合は、経費金額を配賦しない経費のデータな
ので、設定有りとみなして入力された経費データを経費
データ蓄積ファイル24の格納先アドレスnが示すエリ
アに登録する。
【0054】その後、CRTディスプレイ8の画面を経
費データの初期入力画面に戻す。この状態で再び経費デ
ータが入力された場合には、経費配賦管理制御部20は
前記と同様の処理を繰り返す。なお、前回の入力データ
と同一のデータは入力を省略することができる。
【0055】また、キーボード7の終了キーが操作され
て伝票入力業務の終了が宣言された場合には、経費配賦
管理制御部21はCRTディスプレイ8の画面を前記業
務メニュー画面に戻す。
【0056】図11は前記経費配賦演算業務を具体的に
示す流れ図であって、この演算業務は例えば前記本部ホ
ストシステム1における月締め業務が実行された後に選
択する。
【0057】経費配賦管理制御部21は、経費配賦演算
業務が選択されたならば、先ず負担先別/科目別経費合
計ファイル25の各科目コード別経費負担額エリア及び
その合計額エリアをクリアする。
【0058】次に、前記経費データ蓄積ファイル24の
読出しアドレスNを“1”に初期化したならば、その読
出しアドレスNが示すエリアに経費データが存在するか
調べる。そして、存在する場合にはその読出しアドレス
Nが示すエリアの経費データを読出し、配賦パターンコ
ードを調べる。
【0059】ここで、配賦パターンコードが[0]の場
合には、各経費負担先で分担しない経費のデータなの
で、負担先/科目別経費合計ファイル25の該当する経
費負担先コードの科目コード別経費負担額データにデー
タ中の経費金額をそのまま加算する。
【0060】例えば、図7に示す経費データ蓄積テーブ
ル24のアドレスN=2の経費データの場合、負担先コ
ードが「001」、科目コードが「99」なので、図8
に示す負担先別/科目別経費合計ファイル25のエリア
A99に経費金額5,000円が加算される。
【0061】一方、該当経費データの配賦パターンコー
ドが“1”〜“7”の場合は、各経費負担先「AA
店」,「BB店」,「CC店」,「DD店」でそれぞれ
分担する経費のデータなので、前記配賦率設定テーブル
22を参照して該当配賦パターンコードに対応する各経
費負担先の配賦率を決定する。なお、配賦パターンコー
ドが“7”の場合は配賦パターンが定率なので、キーボ
ード7のテンキー操作によって入力される値g1,g
2,g3,g4を各経費負担先の配賦率と決定する。
【0062】こうして、各経費負担先の配賦率が決定さ
れたならば、その配賦率で該当経費データの経費金額を
配賦演算する(経費配賦演算手段)。
【0063】そして、この配賦演算によって算出された
各経費負担先の経費配賦後金額を、それぞれ負担先別/
科目別経費合計ファイル25の該当する経費負担先コー
ドの科目コード別経費負担額エリアに加算する。
【0064】例えば、図7に示す経費データ蓄積テーブ
ル24のアドレスN=3の経費データの場合、配賦パタ
ーンコードが「1」なので、図5に示す配賦率設定テー
ブル22から配賦パターン「売上金額比率」の配賦率a
1:a2:a3:a4が決定される。
【0065】ここで、配賦率a1:a2:a3:a4=
1:2:3:4とすると、該当データの経費金額10
0,000円は、負担先コード「001」の経費負担先
「AA店」に対しては10,000円、負担先コード
「002」の経費負担先「BB店」に対しては20,0
00円、負担先コード「003」の経費負担先「CC
店」に対しては30,000円、負担先コード「00
4」の経費負担先「DD店」に対しては40,000円
という具合に配賦演算される。
【0066】また、科目コードは「03」なので、図8
に示す負担先別/科目別経費合計ファイル25の負担先
コード「001」,科目コード「03」に対応するエリ
アA3には10,000円が、負担先コード「00
2」,科目コード「03」に対応するエリアB3には2
0,000円が、負担先コード「003」,科目コード
「03」に対応するエリアC3には30,000円が、
負担先コード「004」,科目コード「03」に対応す
るエリアD3には40,000円がそれぞれ加算され
る。
【0067】その後、経費配賦管理制御部21は、前記
経費データ蓄積ファイル24の読出しアドレスNを+1
だけ更新したならば、再びその読出しアドレスNが示す
エリアに経費データが存在するか調べる。そして、存在
する場合には前記と同様の処理を繰り返す。
【0068】一方、経費データ蓄積ファイル24の読出
しアドレスNが示すエリアに経費データが存在しない場
合には、当該蓄積ファイル24に蓄積された全経費デー
タについて前述した経費配賦演算処理を終了したので、
負担先別/科目別経費合計ファイル25の各負担先コー
ドに対応する経費負担額合計額エリアに、その負担先コ
ードに対応する全科目コード別経費負担額エリアのデー
タ総額を計算して格納する。
【0069】その後、経費配賦管理制御部21は経費デ
ータ蓄積ファイル24をクリアするとともに、前記格納
先アドレスnを“0”にリセットして、この業務を終了
する。そして、CRTディスプレイ8の画面を前記業務
メニュー画面に戻す。
【0070】図12は前記レポート出力業務を具体的に
示す流れ図であって、この出力業務は例えば前記経費配
賦演算業務終了後に選択する。
【0071】経費配賦管理制御部21は、レポート出力
業務が選択されたならば、先ずCRTディスプレイ8の
画面を出力メニュー画面に切替える。そして、キーボー
ド7からのキー入力を待機する。
【0072】この状態で、データ「PO1」がキー入力
された場合には、全経費配賦先の経費負担額レポートの
出力が指示されたので、経費配賦管理制御部21は、前
記負担先別/科目別経費合計ファイル25から全ての科
目コード別経費負担額及びその合計金額を経費負担先コ
ード順に読出して、プリンタ9により記録紙に印字出力
する。
【0073】従って、始めに経費負担先コード「00
1」の店舗「AA店」に対する全科目コード別経費負担
額A1,A2,A3,…,A99とその合計金額ΣAiが
印字され、続いて経費負担先コード「002」の店舗
「BB店」に対する全科目コード別経費負担額B1,B
2,B3,…,B99とその合計金額ΣBiが印字され、
続いて経費負担先コード「003」の店舗「CC店」に
対する全科目コード別経費負担額C1,C2,C3,
…,C99とその合計金額ΣCiが印字され、最後に経費
負担先コード「004」の店舗「DD店」に対する全科
目コード別経費負担額D1,D2,D3,…,D99とそ
の合計金額ΣDiが印字されたレポートが得られる。
【0074】また、出力メニュー画面の状態でデータ
「PO2」がキー入力された場合には、経費負担先別の
経費負担額レポートの出力が指示されたので、経費配賦
管理制御部21は、負担先コードの入力を待機し、入力
されたならば前記負担先別/科目別経費合計ファイル2
5からその入力された負担先コードに対応する科目コー
ド別経費負担額及びその合計金額を読出して、プリンタ
9により記録紙に印字出力する。
【0075】従って、例えば経費負担先コード「00
1」をキー入力すると、その経費負担先コード「00
1」の店舗「AA店」に対する全科目コード別経費負担
額A1,A2,A3,…,A99とその合計金額ΣAiが
印字されたレポートが得られる。
【0076】その後、再び負担先コードがキー入力され
た場合には、上記と同様にして負担先コード別経費負担
額レポートを印字出力する。また、キーボード7の終了
キーが操作された場合には出力メニュー画面に戻る。
【0077】また、出力メニュー画面の状態でデータ
「PO3」がキー入力された場合には、科目コード別の
経費負担額レポートの出力が指示されたので、経費配賦
管理制御部21は、科目コードの入力を待機し、入力さ
れたならば前記負担先別/科目別経費合計ファイル25
からその入力された科目コードに対応する各負担先コー
ドの経費負担額を読出して、プリンタ9により記録紙に
印字出力する。
【0078】従って、例えば科目コード「01」をキー
入力すると、その科目コード「01」の経費「人件費」
に対する各経費負担先の経費負担額A1,B1,C1,
D1が印字されたレポートが得られる。
【0079】その後、再び科目コードがキー入力された
場合には、上記と同様にして科目コード別経費負担額レ
ポートを印字出力する。また、キーボード7の終了キー
が操作された場合には出力メニュー画面に戻る。
【0080】なお、出力メニュー画面において、データ
「PO9」が入力された場合には、このレポート出力業
務の終了が指示されたので、経費配賦管理制御部21は
CRTディスプレイ8の画面を前記業務メニュー画面に
戻す。
【0081】ここに、経費配賦管理制御部21及びプリ
ンタ9は、レポート出力手段を構成する。
【0082】このように、本実施例の経理配賦管理装置
20においては、各経費負担先「AA店」,「BB
店」,「CC店」,「DD店」の配賦率が、経費の配賦
率を決定する各種要素(売上金額比率,売上点数比率,
在庫金額比率,荒利金額比率,人員構成比率,売場面積
比率,定率)を類別した配賦パターンコード1〜7に対
応してそれぞれ設定される配賦率設定テーブル22が設
けられている。
【0083】そして、本部ホストシステム1において月
締め業務が実行されると、売上金額比率,売上点数比
率,在庫金額比率及び荒利金額比率に対するそれぞれの
配賦率が、売上実績マスタ12にて集計された店舗別の
売上金額,売上点数,在庫金額及び荒利金額の各データ
に基づいて計算され、前記配賦率設定テーブル22に自
動的に設定される。
【0084】また、人員構成比率及び売場面積比率に対
するそれぞれの配賦率も、この月締め業務実行により、
店舗管理マスタ11にて記憶管理された各店舗の店員人
数及び売場面積の各データに基づいて計算され、前記配
賦率設定テーブル22に自動的に設定されるようになっ
ている。
【0085】また本実施例の経理配賦管理装置20に
は、諸種の経費を類別した科目コード別に、予め指定さ
れた限度数「3」までの配賦パターンコードが設定可能
な配賦パターン制限テーブル23も設けられている。
【0086】そこで本部担当者は、予め各科目コード毎
に該当する経費に対して適当な配賦パターンを限度数以
下で選定して、配賦パターン制限テーブル23に科目コ
ード別に該当する配賦パターンコードを設定しておく。
【0087】例えば、経費「人件費」としてはイベント
用人件費と補修作業用人件費とが考えられ、前者は各店
舗の売上金額比率に応じて配賦し、後者は各店舗の売場
面積比率によって配賦することが適当であるとすると、
経費「人件費」の科目コード[01]に対応して売上金
額比率の配賦パターンコード[1]と売場面積比率のの
配賦パターンコード[5]とを設定しておく。
【0088】しかして、本部担当者は、各店舗が個々に
負担する経費や各店舗で分担する経費が発生して経費伝
票を受取ると、先ずキーボード7のキー入力により経費
配賦管理業務を選択する。そうすると、CRTディスプ
レイ8に経費配賦管理業務に関するメニュー画面が表示
されるので、データ「#1」をキー入力して経費伝票入
力業務を選択する。そうすると、CRTディスプレイ8
の画面が経費データ入力画面に切り替わるので、画面の
表示に従い経費伝票に記述された発行日付,伝票番号,
負担先コード,科目コード及び経費金額をその経費に適
当な配賦パターンコードとともにキー入力する。
【0089】これにより、経費配賦管理装置20におい
ては、先ず配賦パターン制限テーブル23に、入力され
た科目コードに対して入力された配賦パターンコードが
設定されているか否かが判別される。そして、設定され
ていない場合には、配賦パターンコードのエラーがメッ
セージ表示等の手段によってオペレータに報知される。
【0090】従って、予め配賦パターン制限テーブル2
3に該当科目コードに対して設定された配賦パターンコ
ード以外の配賦パターンコードを該当科目コードの経費
データとして入力することはできない。
【0091】一方、配賦パターン制限テーブル23に入
力された配賦パターンコードが設定されている場合及び
配賦パターンコードが「0」すなわち各店舗が個々に負
担する経費のデータの場合には、その入力された経費デ
ータが経費データ蓄積ファイル24に登録される。
【0092】こうして、本部担当者は経費伝票が発行さ
れる毎に経費伝票入力業務を選択し、その経費伝票に記
述された発行日付,伝票番号,負担先コード,科目コー
ド及び経費金額をその経費に適当な配賦パターンコード
とともにキー入力することによって、各経費データを経
費データ蓄積ファイル24に順に登録する。
【0093】その結果、経費データ蓄積ファイル24に
は、例えば1か月間に発生した各種経費の科目コード,
経費金額,配賦パターンコードの経費データが順次蓄積
されて保持される。
【0094】そこで、本部担当者は、例えば前記月締め
業務が実行された後、キーボード7のキー入力により経
費配賦管理業務を選択し、続いてデータ「#2」をキー
入力して経費配賦演算業務の実行を指令する。
【0095】そうすると、前記経費データ蓄積ファイル
25に蓄積記憶された全経費データのうち、各経費負担
先で分担する経費データ(配賦パターンコード=1〜
7)について、それぞれ前記配賦率設定テーブル22が
参照されて、該当経費データの配賦パターンコードに対
応する各経費負担先の配賦率が決定される。そして、そ
の配賦率に従い該当経費データの経費金額が配賦演算さ
れる。そして、この配賦演算により算出された各経費負
担先への経費配賦後金額が、それぞれ負担先別/科目別
経費合計ファイル26の各経費負担先コードに対応する
該当科目コード別経費負担額エリアに加算される。
【0096】また、各店舗が個々に負担する経費データ
(配賦パターンコード=0)については、経費金額が負
担先別/科目別経費合計ファイル26の該当経費負担先
コードに対応する該当科目コード別経費負担額エリアに
のみ加算される。
【0097】従って、負担先別/科目別経費合計ファイ
ル26には、経費データ蓄積ファイル25に蓄積された
全経費データに対する各経費負担先毎の経費負担額が科
目コード別に集計されて保持される。
【0098】そこで本部担当者は、例えば経費配賦演算
業務終了後にデータ「#3」をキー入力してレポート出
力業務を選択する。そうすると、CRTディスプレイ8
の画面が出力メニュー画面に切り替わるので、例えばデ
ータ「PO1」をキー入力する。
【0099】そうすると、前記負担先別/科目別経費合
計ファイル26の記憶データに基づいて全経費負担先の
経費負担額レポートがプリンタ9により印字出力され
る。また、出力メニュー画面においてデータ「PO2」
をキー入力した場合には、指定した経費負担先の経費負
担額レポートが印字出力され、データ「PO3」をキー
入力した場合には、指定された科目コード別の経費負担
額レポートが印字出力される。
【0100】そこで本部担当者は、これらのプリント結
果をもとに各店舗から経費負担金を集金すればよい。
【0101】このように本実施例によれば、同一科目の
経費でもその経費の科目コード及び経費金額を入力する
際に任意に選定した配賦パターンのコードを入力するこ
とによって、その配賦パターンに対応する配賦率で当該
経費金額が自動的に配賦演算される。
【0102】例えば人件費のうちイベント用人件費は配
賦パターンコード「1」を選択し、補修作業用人件費は
配賦パターンコード「6」を選択することによって、前
者の経費金額は各経費負担先の売上金額比率によって配
賦され、後者の経費金額は売場面積比率によって配賦さ
れる。
【0103】この結果、諸種の経費を類別する科目の細
分化が不要となり、科目数の増加に伴うデータの増大
化、管理の煩雑化等の問題を解消できる。
【0104】また、予め配賦パターン制限テーブル23
に該当科目コードに対して設定しておいた配賦パターン
コード以外のコードの入力を禁じているので、該当する
経費の配賦には不適当な配賦パターンで経費金額の配賦
演算が実行されることはなく、配賦パターンコードの入
力ミスや故意に不適当な配賦パターンコードを入力する
不正を確実に防止できる。
【0105】なお、前記実施例ではレポート出力業務に
おいて指定されたレポートを直ちにプリンタ9により印
字出力したが、一旦CRTディスプレイ8にレポート内
容を表示出力し、印字実行のキー操作があった場合のみ
プリンタ9により印字出力するようにプログラムを変更
してもよい。こうすることにより、負担先別/科目別経
費合計ファイル26の記憶データを、用紙を無駄にする
ことなく、かつ短時間で確認できる利点がある。
【0106】また、前記実施例ではショッピングセンタ
ー内で発生した経費を店舗単位で負担するものとして説
明したが、店舗内の売場単位で負担する運用にも本実施
例を容易に適用できる。すなわち、経費負担先コードを
「店舗コード+売場コード」として同様に構成すればよ
い。
【0107】また、前記実施例において配賦パターン制
限テーブル23を省略し、かつ経費伝票入力業務での配
賦パターンの設定有無判断手段を省略した構成として
も、任意に選定した配賦パターンコードの配賦率で当該
経費金額を自動的に配賦演算でき、科目の細分化を不要
にできるという作用効果は奏し得、従来装置に比較して
実用性は向上できる。
【0108】さらに、経費データ入力手段及び指令手段
はキーボード7に限定されるものではなく、タッチパネ
ルセンサ等の入力機器を適用してもよい。また、経費伝
票の印字データをスキャナや光学式文字読取装置で読取
ることによって経費データを入力することも可能であ
る。
【0109】この他、配賦パターン及び経費科目の種類
や、配賦パターン制限テーブル23の制限数等、用途に
応じて適宜変更可能であるのは勿論である。
【0110】
【発明の効果】以上詳述したように本願請求項1対応の
発明は、経費の配賦率を決定する各種要素を類別した配
賦パターンコード別に各経費負担先の配賦率が設定され
る配賦率設定テーブルを設けるとともに、諸種の経費を
類別した科目コード及び経費金額を配賦パターンコード
とともに経費データ入力手段により入力すると、この入
力された科目コード,経費金額,配賦パターンコードの
経費データをデータ蓄積手段により蓄積記憶し、指令手
段により経費配賦演算の実行が指令されると、データ蓄
積手段により蓄積記憶された全経費データについてそれ
ぞれ配賦率設定テーブルを参照して該当経費データの配
賦パターンコードに対応する各経費負担先の配賦率で該
当経費データの経費金額を配賦演算し、この算出された
各経費負担先への経費配賦後金額を経費負担先毎に科目
コード別に合計して記憶する。そして、この記憶された
データに基づいて各経費負担先の経費負担額を示すレポ
ートを出力するようにしたものである。
【0111】従って、管理すべき科目数を増加させるこ
となく、経費の内容に適合した任意の配賦パターンで自
動的に経費金額を配賦演算して各経費負担先それぞれの
経費負担額を出力でき、実用性の向上を図り得る経費配
賦管理装置を提供できる。
【0112】また、本願請求項2対応の発明は、さらに
科目コード別に予め指定された限度数までの配賦パター
ンコードが設定可能な配賦パターン制限テーブルを設け
る。そして、経費データ入力手段により科目コード,経
費金額,配賦パターンコードの経費データが入力される
毎に、配賦パターン制限テーブルに、入力された科目コ
ードに対して入力された配賦パターンコードが設定され
ているか否かを判別し、設定無しが確認されたときには
入力エラーを報知し、設定有りが確認されたときのみ、
入力された経費データをデータ蓄積手段によって記憶す
るようにしたものである。
【0113】したがって、さらに経費の内容に不適当な
配賦パターンの選定を防止することができ、より実用性
を向上できる経費配賦管理装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる経費配賦管理装置をショッピン
グセンターの本部ホストシステムに組み込んだ一実施例
のシステム全体図。
【図2】同実施例における経費配賦管理装置の機能構成
を示すブロック図。
【図3】同実施例における売上実績マスタの構成図。
【図4】同実施例における店舗管理マスタの構成図。
【図5】同実施例における配賦率設定テーブルの構成
図。
【図6】同実施例における配賦パターン制限テーブルの
構成図。
【図7】同実施例における経費データ蓄積ファイルの構
成図。
【図8】同実施例における負担先別/科目別経費合計フ
ァイルの構成図。
【図9】同実施例における経費配賦管理制御部が実行す
るメイン処理を示す流れ図。
【図10】図9に示す経費伝票入力業務を具体的に示す
流れ図。
【図11】図9に示す経費配賦演算業務を具体的に示す
流れ図。
【図12】図9に示すレポート出力業務を具体的に示す
流れ図。
【符号の説明】
1…本部ホストシステム 2a,2b,2c,2d…POS(販売時点情報管理)
システム 7…キーボード(経費データ入力手段,指令手段) 8…CRTディスプレイ(レポート出力手段,エラー報
知手段) 9…プリンタ(レポート出力手段) 11…店舗管理マスタ 12…売上実績マスタ 20…経費配賦管理装置 21…経費配賦管理制御部(経費配賦演算手段,レポー
ト出力手段,設定有無判別手段,エラー報知手段) 22…配賦率設定テーブル 23…配賦パターン制限テーブル 24…経費データ蓄積ファイル(データ蓄積手段) 25…負担先別/科目別経費合計ファイル(負担先別経
費合計記憶手段)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 経費の配賦率を決定する各種要素を類別
    した配賦パターンコード別に各経費負担先の配賦率が設
    定される配賦率設定テーブルと、諸種の経費を類別した
    科目コード及び経費金額を前記配賦パターンコードとと
    もに入力する経費データ入力手段と、この入力手段によ
    り入力された科目コード,経費金額,配賦パターンコー
    ドの経費データを蓄積記憶するデータ蓄積手段と、経費
    配賦演算の実行を指令する指令手段と、この指令手段に
    より経費配賦演算の実行が指令されたとき前記データ蓄
    積手段により蓄積記憶された全経費データについてそれ
    ぞれ前記配賦率設定テーブルを参照して該当経費データ
    の配賦パターンコードに対応する各経費負担先の配賦率
    で該当経費データの経費金額を配賦演算する経費配賦演
    算手段と、この演算手段により算出された各経費負担先
    への経費配賦後金額を経費負担先毎に科目コード別に合
    計して記憶する負担先別経費合計記憶手段と、この合計
    記憶手段により記憶されたデータに基づいて前記各経費
    負担先の経費負担額を示すレポートを出力するレポート
    出力手段とを具備したことを特徴とする経費配賦管理装
    置。
  2. 【請求項2】 科目コード別に予め指定された限度数ま
    での配賦パターンコードが設定可能な配賦パターン制限
    テーブルと、経費データ入力手段により科目コード,経
    費金額,配賦パターンコードの経費データが入力される
    毎に前記配賦パターン制限テーブルにその入力された科
    目コードに対して入力された配賦パターンコードが設定
    されているか否かを判別する設定有無判別手段と、この
    判別手段により設定無しが確認されると入力エラーを報
    知するエラー報知手段とを設け、前記判別手段により設
    定有りが確認された場合のみ入力された経費データをデ
    ータ蓄積手段によって記憶することを特徴とする請求項
    1記載の経費配賦管理装置。
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