JP6411926B2 - 財務会計システム及びその処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、財務会計システムに関し、特に品目などの項目別の配布率を導入する財務会計システム及びその処理方法に関する。
企業活動では、貸借対照表、損益計算表、キャッシュフロー計算書、等の財務諸表を定期的に作成する必要がある。製造業においては、販売データ、購買データ、在庫データ、製造データなどの膨大なトランザクションと連携して、財務会計システムにより会計データが作成され、作成された会計データを基にして貸借対照表などの財務諸表が作成される。
近年、事業所や支社(以下、事業所)を1つの会計単位として、物理的に分かれた環境で財務会計システムを運用する企業が増えている。その多くの企業は、事業所を1つの会社と見立て、売上・利益を事業所で個別に算出した後、積み上げ(ボトムアップ)方式で企業としての合計売上・利益を算出する。
一方で、全ての受注元を本社とするトップダウン方式をとる企業もある。この場合、顧客向けの受注元は本社となり、本社は受注額の一部をマージンとして取得し、残りを事業所に付与するという形をとる。主に製造業の企業に多く見られ、複数の事業所で類似した製品を取り扱う場合、生産管理や財務管理を本社で一元管理し、後から事業所の出来高を算出するという形で、企業全体と会計単位別の収益状況を把握している。
委託会社会計という機能が搭載されている製造業向け財務会計システムでは、事業所のような会計単位別に「配賦率」という形で各会計単位のマージン比率の定義が可能である。この配賦率は会計単位毎に、製造業向け財務会計システムのユーザが任意に設定可能であり、本社の生産管理システムにて出荷業務を行うと、配賦率に従った売上仕訳を会計単位に自動生成する。
関連する技術として、事業所単位で一律の配賦率に従った仕訳情報を算出する技術が知られている。(例えば、特許文献1参照)
特開2011−81466号公報
事業所のような会計単位別だけではなく、品目別にも配賦率を定義することが要請されている。背景として、海外輸出の売上比率が増加している製造業では、国内向け出荷部品が、徐々に海外向けにシフトしていることがある。海外向けでは、為替の変動に伴い、受注額の変動(増減)が発生する。また、海外向けでは、特殊な梱包資材(主に熱処理材)を用いた梱包が必須となるので、国内向けの梱包よりも割高となり、原価が高くなる。
このような状況下で、トップダウン式を採用している企業では一律の配賦率で各会計単位の売上を算出すると、全社としての売上高は増えているのに、会計単位である事業所単位で見ると業績が低く出てしまうということになりかねない。そのため、事業所単位で一括りに配賦率を定義するのではなく、品目や費目などの項目別の配賦率を定義する必要が出てくる。
換言すると、事業所のような会計単位と品目や費目などの項目を横軸と縦軸とする配賦率表を用いればよい。しかしながら、財務会計システムは、企業規模に対応した大規模システムであり、本社および事業所で運用されている財務会計システムを改修し、正常動作を確認するためには、多大な工数と費用が発生する。特に、特定の事業所の特定の項目の配布率を、その事業所の既存の配布率から変更するような場合(全体から見れば、僅かな変更の場合)、財務会計システムの全面的な改修は、工数と費用の点で見合わない。
そこで、特定の事業所の特定の項目の配布率の変更に効率的に対応する財務会計システムが必要となる。
開示する財務会計システムは、本社仕訳履歴テーブルを有する本社サーバと事業所仕訳履歴テーブルを有する事業所サーバと接続し、事業所の、項目名と項目値で特定される第1の項目、第1の項目に適用する配賦率、及び配賦率の適用を開始する日時である有効日を、事業所を特定する識別子と対応付けて格納する配賦率テーブルを有し、第1の項目と第1の項目に対応する第2の項目が一致し、有効日以降の処理日である第1の仕訳データを本社仕訳履歴テーブルから取得し、第1の仕訳データの会計取引と同じ会計取引の第2の仕訳データを、事業所仕訳履歴テーブルから取得し、第1の仕訳データに含まれる第1の金額と第2の仕訳データに含まれる第2の金額とに差異があるとき、第2の金額を訂正後金額として、事業所を特定する識別子および第1の項目と対応付けて訂正後金額を差異検出テーブルに格納するサーバを含む。
開示する財務会計システムによれば、特定の事業所の特定の項目の配布率の変更に効率的に対応できる。
財務会計システムの構成例である。 本社仕訳履歴テーブルの構成例である。 事業所仕訳履歴テーブルの構成例である。 配賦率テーブルの構成例を示す図である。 差異検出テーブルの構成例である。 配賦率テーブルの表示画面例である。 仕訳データ差異検出部の処理フローチャートである。
図1は、財務会計システムの構成例である。この財務会計システムは、本社および事業所を有する企業を対象にした例である。事業所は複数あるが、一つの事業者を代表させて図示している。以下の説明を、分かり易くするために、既存の財務会計システムについては最小限の説明にとどめる。
財務会計システムは、APサーバ10、会計(本社)サーバ11、および会計(事業所)サーバ12を、ネットワーク14を介して接続している。APサーバ10はユーザ端末13を接続している。各サーバ及びユーザ端末13は、CPU、記憶装置、入出力装置、及びネットワークとのインタフェイスを持ったコンピュータである。APサーバ10は、分かり易くするために独立に図示しているが、本社や事業所に設置され、または会計(本社)サーバ11や会計(事業所)サーバ12にAPサーバ10の処理部などを実装してもよい。
会計(本社)サーバ11は、企業内の経理業務を管理し、本社および事業所を対象とした生産管理業務(販売、購買、倉庫、製造、その他)に伴い発生した仕訳データを管理する。具体的には、会計(本社)サーバ11の本社仕訳処理部310が、仕訳データを生成し、本社仕訳履歴テーブル311に格納するとともに、この仕訳データに関連する事業所の会計(事業所)サーバ12に仕訳データを送信する。会計(事業所)サーバ12は、事業所内の経理業務を管理し、当該事業所を対象とした生産管理業務(販売、購買、倉庫、製造、その他)に伴い発生した仕訳データを管理する。具体的には、会計(事業所)サーバ12の事業所仕訳処理部410が、会計(本社)サーバ11から受信した仕訳データに、当該事業所で発生したデータを格納し、事業所仕訳履歴テーブル411に格納する。
したがって、事業所のある業務およびその項目に関連した仕訳データは、本社と事業所の双方に存在する。たとえば、本社で受注した品目Aに関する販売の仕訳データは、本社に存在すると共に、品目Aを生産し、出荷する事業所にも存在する。ただし、本社と事業所の仕訳データは、対象の業務およびその項目が同一でも、データの構成(フォーマットや格納されているデータ)が異なる場合もある。本社仕訳処理部310および事業所仕訳処理部410の各々の処理は、上記に加えて、APサーバ10からの要求に応じて、本社仕訳履歴テーブル311又は事業所仕訳履歴テーブル411のデータを返送する。
APサーバ10は、会計(本社)サーバ11と会計(事業所)サーバ12に接続し、仕訳データ差異検出部200が、本社と事業所との間の同じ業務および項目に関連する仕訳データの金額の差異を検出する。金額の差異は、本社と事業所との間の同じ業務および項目に関連する配賦率のデータが異なることに起因する。たとえば、本社は事業所対応の配布率を基に仕訳データの金額を生成し、事業所は品目のような項目対応に設定された配布率を基に仕訳データの金額を生成すると、たとえば売上高のような金額に差異を生じる。
APサーバ10は、仕訳データ差異検出部200が用いる配賦率テーブル220、および、検出した差異の内容を格納する差異検出テーブル230を記憶装置に有する。
図2は、本社仕訳履歴テーブル311の構成例である。本社仕訳処理部310が、生産管理業務(販売、購買、倉庫、製造、その他)に伴い発生した仕訳データの履歴を本社仕訳履歴テーブル311で管理している。本社仕訳履歴テーブル311は、オーダ発生元601、オーダ番号602、状況603、処理日604、項目605、項目値606、金額607、伝票番号608、仕訳種別609、借方勘定科目610、及び貸方勘定科目611を、それぞれ対応付けてレコードとして格納する。本社仕訳履歴テーブル311の各レコードは、本社の生産管理業務(販売、購買、倉庫、製造、その他)に伴い、本社仕訳処理部310が作成する。
オーダ発生元601は、仕訳が発生するトリガーとなったオーダの種別(製造オーダ、販売オーダ、倉庫オーダ、他)である。オーダ番号602は、レコード(図2の1行)のID番号である。前述の例では、オーダ発生元601は、受注に伴う販売オーダである。したがって、オーダ発生元601とオーダ番号602の組み合わせは、会計取引を特定する情報として扱うことができる。状況603は、仕訳ステータス(オープン、承認済、転記済、他)である。処理日604は、当該レコードの会計取引が計上される日時である。項目名605は、当該レコードの会計取引の対象の項目名である。たとえば、項目名605は、品目、品目グループ、取引先などである。項目値606は、項目名605を具体的に示す名称(識別子)である。例えば、項目名605が「品目」のとき、項目値606は「ボルトZ001」などである。このように、項目名605と項目値606の組み合わせにより、品目などの項目を特定できるので、この組み合わせを項目と呼んでもよい。
金額607は、当該レコードの会計取引により計上される金額である。実際には、金額607は複数設けられ、合計金額、本社分として計上される金額、事業所分として計上される金額などが格納される。たとえば、「ボルトZ001」の販売において、合計金額には売上高が格納され、(売上高)×(事業所に割り当てた配布率)が事業所分として計上される金額に格納され、(売上高)−(事業所で計上される金額)が本社分として計上される金額に格納される。部品の加工と研磨が異なる事業所で行われるような複数事業所で計上される場合などは、さらに金額欄が設けられる。
伝票番号608は、仕訳のID番号である。仕訳種別609は、当該レコードの会計取引の仕訳種類(売掛、買掛など)である。借方勘定科目610は、当該レコードの会計取引の本社の借方勘定科目である。貸方勘定科目611は、当該レコードの会計取引の本社の貸方勘定科目である。
フラグ612は、当該レコードが仕訳データ差異検出の対象になったか否かを表し、同じ仕訳データに対する仕訳データ差異検出の多重処理を避けるために設けてある。フラグ612は、設けなくてもよいが、多重処理を避け、財務会計システムの処理を効率化するために設けている。したがって、以下に説明する会計(本社)サーバ11からAPサーバ10へ送信する仕訳データ又は仕訳データのレコードには、フラグ612を含まない。
図3は、事業所仕訳履歴テーブル411の構成例である。事業所仕訳処理部410が、生産管理業務(販売、購買、倉庫、製造、その他)に伴い発生した仕訳データの履歴を事業所仕訳履歴テーブル411で管理している。事業所仕訳履歴テーブル411のオーダ発生元701〜貸方勘定科目712のレコード構成は、本社仕訳履歴テーブル311のレコード構成と同様であるが、格納されるデータが本社仕訳履歴テーブル311と異なるので、異なる点が明確になるように説明する。
オーダ発生元701及びオーダ番号702は、前述のように、仕訳データの元データが本社仕訳処理部310で作成され、会計(事業所)サーバ12に送信されてくるので、対応する仕訳データのオーダ発生元601及びオーダ番号602と同じである。したがって、オーダ発生元701とオーダ番号702の組み合わせも、会計取引を特定する情報として扱うことができる。状況703及び処理日704は、事業所におけるステータス及び処理日が事業所仕訳処理部410によって格納されるので、状況603及び処理日604とは格納データが異なってくる。
項目名705及び項目値706は、仕訳データの対象を特定しているので、項目名605及び項目値606と同じである。項目名705と項目値706の組み合わせは、項目名605と項目値606の組み合わせと同様に、項目と呼んでもよい。
金額707は、当該レコードの会計取引に基づいて、事業所仕訳処理部410により事業所分として計上される金額である。したがって、配賦率は、事業所に割り当てられた配賦率、または事業所に割り当てられた、項目名705及び項目値706で特定される配賦率であり、後者の場合は、本社仕訳処理部310が事業所分として計上する金額607と異なることがある。
伝票番号708及び仕訳種別709は、伝票番号608及び仕訳種別609と同じ場合が多いが、事業所において特別な伝票体系や仕訳体系を用いる場合は異なる。借方勘定科目710及び貸方勘定科目711は、当該レコードの会計取引の事業所の借方勘定科目及び貸方勘定科目であるので、科目の設定の仕方次第で、借方勘定科目610及び貸方勘定科目611と異なる場合がある。フラグ712は、前述したフラグ612と同様の意味を持つ。
図4は、配賦率テーブル220の構成例である。配賦率テーブル220は、事業所が取り扱う品目などに、事業所に割り当てられた配賦率と異なる配賦率を適用する場合の配賦率を格納するテーブルである。ここでは、APサーバ10が有する配賦率テーブル220を説明するが、配賦率テーブル220に設定される配賦率は、その配賦率を適用する会計(事業所)サーバ12に通知され、会計(事業所)サーバ12の事業所仕訳処理部410が適用する。
配賦率テーブル220は、パラメータ連番801、カンパニー802、キー項目名803、キー項目値804、有効日805、および配賦率806を、それぞれ対応付けてレコードとして格納する。
パラメータ連番801は、各レコードのID番号である。カンパニー802は、事業所を特定するための識別番号である。キー項目名803は、配賦率を適用する品目等の項目名である。キー項目値804は、キー項目名803を具体的に示す名称(識別子)である。たとえば、前述のように、キー項目名803が「品目」のとき、キー項目値804は「ボルトZ001」などのように、項目名605及び項目値606並びに項目名705及び項目値706と同じ意味を持つ。したがって、キー項目名803とキー項目値804の組み合わせを、項目名605と項目値606の組み合わせや、項目名705と項目値706の組み合わせと同様に、項目と呼んでもよい。
有効日805は、キー項目名803及びキー項目値804が示す、品目などの項目への配賦率806の適用を有効とする日付である。配賦率806は、カンパニー802で特定する事業所のキー項目名803のキー項目値804に、有効日805から適用する配賦率である。したがって、キー項目名803のキー項目値804に、有効日805から適用する配賦率806の値は、有効日805より前にカンパニー802で特定する事業所の事業所仕訳処理部410が用いる記憶部に格納されている。
図5は、差異検出テーブル230の構成例である。差異検出テーブル230は、APサーバ10の差異仕訳データ差異検出部200が、差異仕訳データを検出した場合、検出した差異仕訳データの関するレコードを格納するテーブルであり、財務会計システムの出力となる。さらに、表示装置などへの表示、本社仕訳履歴テーブル311の修正などを必要とするが、それらの処理は財務会計システムの運用に依存する。
差異検出テーブル230は、差異仕訳連番901、カンパニー902、オーダ番号903、キー項目名904、キー項目値905、訂正前金額906、訂正後金額907、配賦率908、差異金額909、転記状況910、借方勘定科目(本社)911、貸方勘定科目(本社)912、借方勘定科目(事業所)913、貸方勘定科目(事業所)914、伝票番号915、登録日916、及び登録ユーザ917を、それぞれ対応付けてレコードとして格納する。
差異仕訳連番901は、各レコードのID番号である。カンパニー902は、事業所を特定するための識別番号である。オーダ番号903は、各オーダを示す番号である。キー項目名904は、配賦率テーブル220の配賦率806を適用する際の項目名(品目、品目グループ、取引先等)である。キー項目値905は、キー項目名904の値データである。訂正前金額906は、差異を検出した(差異の検出については後述)会計取引の、売上高などの金額である。訂正後金額907は、訂正前金額906が配賦率806を用いて訂正された金額である。配賦率908は、金額の訂正に用いられる配賦率806である。差異金額909は、訂正後金額907と訂正前金額906の差異金額((差異金額)=(訂正後金額)−(訂正前金額))である。
転記状況910は、差異仕訳ステータス(オープン、承認済、転記済、他)である。借方勘定科目(本社)911は、会計(本社)サーバ11の本社仕訳履歴テーブル311の借方勘定科目609である。貸方勘定科目(本社)912は、会計(本社)サーバ11の仕訳履歴(本社)テーブル311の貸方勘定科目610である。借方勘定科目(事業所)913は、会計(事業所)サーバ12の事業所仕訳履歴テーブル411の借方勘定科目709である。貸方勘定科目(事業所)914は、会計(事業所)サーバ12の事業所仕訳履歴テーブル411の貸方勘定科目710である。伝票番号915は、仕訳のID番号である。本社と事業所の間で、伝票番号が異なる場合は、双方の伝票番号を格納する。
登録日916は、当該レコードが登録または更新された日時である。登録ユーザ917は、ユーザ端末13を用いて、差異仕訳データ差異検出部200を起動し、当該レコードを登録または更新したユーザのユーザIDである。タイマや他の要因による差異仕訳データ差異検出部200の起動の場合は、登録ユーザ917は空欄(ブランク)になる。
図6は、ユーザが配賦率テーブル220を設定するために、ユーザ端末13に表示される配賦率テーブル220の画面例1000である。ユーザは、カンパニー1001に事業所を特定するための識別番号を入力する。ユーザは、パラメータ連番1002、キー項目名1003、キー項目値1004、有効日1005、及び配賦率1006に、画面表示している行(配賦率テーブル220のレコード)のID番号、配賦率1006を適用する品目等の項目名、キー項目名1003を具体的に示す名称(識別子)、キー項目名1003が示す項目へ配賦率1006の適用を有効とする日付、及びカンパニー1001で特定する事業所のキー項目名1003のキー項目値1004に、有効日1005から適用する配賦率をそれぞれ入力する。
ユーザによる保存ボタン1011のクリックに応答して、APサーバ10は、画面に入力された内容を配賦率テーブル220として、APサーバ10の記憶装置に格納する。ユーザによる閉じるボタン1012のクリックに応答して、APサーバ10は画面1000を閉じ、配賦率テーブル220の設定を終了する。APサーバ10は、この配賦率テーブル220の設定は、仕訳データ差異検出部200の実行に先立って(タイマによる差異仕訳データ差異検出部200の起動の場合は、有効日1005に入力する日時以前に入力することが望ましい。)、配賦率テーブル220の設定の処理を実行する。有効日1005後の入力であっても、仕訳データ差異検出部200の処理結果には影響はないが、有効日から現在時刻(APサーバ10が持つタイマの時刻)までの過去分の仕訳データの処理が発生するので、入力後の最初の実行の負荷が高くなる。
図7は、仕訳データ差異検出部200の処理フローチャートである。仕訳データ差異検出部200は、有効日805が現在時刻(APサーバ10が持つタイマの時刻)以前の、配賦率テーブル220のレコードがあるかを判定し(S201)、なければ、処理を終了する。あれば、有効日805が現在時刻以前の、配賦率テーブル220のすべてのレコードに関して、以下の処理(S203〜S210)を実行する(S202)。仕訳データ差異検出部200は、有効日805が現在時刻以前の、配賦率テーブル220のすべてのレコードに関して、処理したかを判定し(S203)、処理済みならば、処理を終了する。
仕訳データ差異検出部200は、会計(本社)サーバ11の本社仕訳履歴テーブル311から、配賦率テーブル220のキー項目名803及びキー項目値804と項目名605及び項目値606が一致し、有効日805以降の処理日604のレコード(仕訳データ)を取得する(S204)。具体的には、仕訳データ差異検出部200は、配賦率テーブル220のキー項目名803及びキー項目値804と項目名605及び項目値606が一致し、有効日805以降の処理日604のレコードの送信を本社仕訳処理部310に要求する。本社仕訳処理部310は、要求に対応するレコードを本社仕訳履歴テーブル311から検索し、検索したレコードのフラグ612が処理済みを表しているかを判定し、処理済みでなければ、検索したレコードのフラグ12を除いた部分を仕訳データ差異検出部200へ送信する。フラグ612が設けられていないと、同じレコードが多重に送信されるので、仕訳データ差異検出部200は、そのレコードに関して多重に処理するか、すでに処理済みかの判定を必要とするだけでなく、APサーバ10と会計(本社)サーバ11との間の通信量を増大させることになる。
仕訳データ差異検出部200は、本社仕訳履歴テーブル311からレコード(仕訳データ)を取得したかを判定し(S205)、取得しない、すなわち要求した仕訳データが本社仕訳履歴テーブル311になかったならば、S203へ戻る。
仕訳データ差異検出部200は、要求した仕訳データを本社仕訳履歴テーブル311から取得したならば、配賦率テーブル220のカンパニー802が示す会計(事業所)サーバ12の事業所仕訳履歴テーブル411から、本社仕訳履歴テーブル311から取得した仕訳データのオーダ発生元601及びオーダ番号602とオーダ発生元701及びオーダ番号702が一致するレコードを取得する(S206)。事業所仕訳処理部410のフラグ712に関する処理は、前述の本社仕訳処理部310の処理と同様である。なお、会計(事業所)サーバ12への要求時に、キー項目名803及びキー項目値804を用いずに、本社仕訳履歴テーブル311から取得した仕訳データのオーダ発生元601及びオーダ番号602とオーダ発生元701及びオーダ番号702が一致することを条件にする理由は、異なるオーダ発生元601及びオーダ番号602(オーダ発生元701及びオーダ番号702)に対応して、同じ項目名605及び項目値606(項目名705及び項目値706)が存在する可能性があるからである。たとえば、同じ品目(項目名)の同じもの(項目値)を複数回受注した場合に、異なるオーダに対して、同じ項目名及び項目値が存在する。
仕訳データ差異検出部200は、事業所仕訳履歴テーブル311からレコード(仕訳データ)を取得したかを判定し(S207)、取得しない、すなわち要求した仕訳データが事業所仕訳履歴テーブル411になかったならば、S203へ戻る。要求した仕訳データが事業所仕訳履歴テーブル411にない状態は、本社仕訳処理部310が仕訳データを作成し、作成した仕訳データを事業所仕訳処理部410へ送信する必要がなかった場合である。
仕訳データを事業所仕訳履歴テーブル411から取得したならば、仕訳データ差異検出部200は、差異金額を算出し(S208)、差異があるかを判定する(S209)。差異金額は、本社仕訳履歴テーブル311から取得した仕訳データの金額607に対して配賦率806を用いて訂正した金額から、事業所仕訳履歴テーブル411から取得した仕訳データの金額707を減じた金額である。差異がない(差異金額=0)ならば、S203へ戻る。差異がない場合とは、事業所に割り当てられた配賦率と、キー項目名803及びキー項目値804に対応する、その事業所の項目名705及びキー項目値706の配布率が一致する場合である。
差異があるならば、仕訳データ差異検出部200は、差異検出テーブル230にレコードを追加する(S210)。仕訳データ差異検出部200は、追加するレコードの差異仕訳連番901に、新たなレコードのID番号を格納する。仕訳データ差異検出部200は、カンパニー902に、差異を生じた仕訳データを取得した事業所を特定する識別番号であるカンパニー802を格納する。仕訳データ差異検出部200は、オーダ番号903に、オーダ番号602又は702を格納する。仕訳データ差異検出部200は、キー項目名904及びキー項目値905に、キー項目名803及びキー項目値804を格納する。
訂正前金額906は、差異を検出した会計取引の、売上高などの金額であり、仕訳データ差異検出部200は、訂正前金額906に、本社仕訳履歴テーブル311から取得した仕訳データの金額607を格納する。訂正後金額907は、訂正前金額906が配賦率806を用いて訂正された金額であり、仕訳データ差異検出部200は、訂正後金額907に、事業所仕訳履歴テーブル411から取得した仕訳データの金額707を格納する。仕訳データ差異検出部200は、配賦率908に、金額の訂正に用いた配賦率806を格納する。仕訳データ差異検出部200は、差異金額909に、訂正後金額907と訂正前金額906の差異金額を格納する。
仕訳データ差異検出部200は、転記状況910に、差異仕訳ステータス(オープン、承認済、転記済、他) を格納する。仕訳データ差異検出部200は、借方勘定科目(本社)911及び貸方勘定科目(本社)912に、本社仕訳履歴テーブル311から取得した仕訳データの、借方勘定科目610及び貸方勘定科目611を格納する。仕訳データ差異検出部200は、借方勘定科目(事業所)913及び貸方勘定科目(事業所)914に、事業者仕訳履歴テーブル411から取得した仕訳データの、借方勘定科目710及び貸方勘定科目711を格納する。仕訳データ差異検出部200は、伝票番号915に、伝票番号608または708を格納する。本社と事業所の間で、伝票番号が異なる場合は、双方の伝票番号を格納する。
仕訳データ差異検出部200は、登録日916に、当該レコードが追加した日時(APサーバ10のタイマから読み込んだ日時)を格納する。仕訳データ差異検出部200は、登録ユーザ917に、前述のように必要に応じて、ユーザ端末13を用いて、差異仕訳データ差異検出部200を操作しているユーザのユーザIDを格納する。
説明した財務会計システムによれば、既存の財務会計システムを全面的に改修せずに、特定の事業所の特定の項目の配布率の変更に伴う差異を容易に検出できるので、配布率の変更に効率的に対応できる。
10:APサーバ、11:会計(本社)サーバ、12:会計(事業所)サーバ、13:ユーザ端末、14:ネットワーク、200:差異検出部、220:配賦率テーブル、230:差異検出テーブル、310:本社仕訳処理部、311:本社仕訳履歴テーブル、410:事業所仕訳処理部、311:事業所仕訳履歴テーブル。

Claims (6)

  1. 本社仕訳履歴テーブルを有する本社サーバと事業所仕訳履歴テーブルを有する事業所サーバと接続し、事業所の、項目名と項目値で特定される第1の項目、前記第1の項目に適用する配賦率、及び前記配賦率の適用を開始する日時である有効日を、前記事業所を特定する識別子と対応付けて格納する配賦率テーブルを有し、
    前記第1の項目と前記第1の項目に対応する第2の項目が一致し、前記有効日以降の処理日である第1の仕訳データを前記本社仕訳履歴テーブルから取得し、
    前記第1の仕訳データの会計取引と同じ会計取引の第2の仕訳データを、前記事業所仕訳履歴テーブルから取得し、
    前記第1の仕訳データに含まれる第1の金額と前記第2の仕訳データに含まれる第2の金額とに差異があるとき、前記第2の金額を訂正後金額として、前記事業所を特定する前記識別子および前記第1の項目と対応付けて前記訂正後金額を差異検出テーブルに格納するサーバを含むことを特徴とする財務会計システム。
  2. 前記項目名は品目であり、前記項目値は前記品目を特定する値であり、前記第1の金額及び前記第2の金額は、前記第1の項目の売上高であることを特徴とする請求項1記載の財務会計システム。
  3. 前記本社サーバが前記事業所サーバに送信したことがある前記第1の仕訳データおよび前記第2の仕訳データを識別するフラグを、前記本社仕訳履歴テーブルおよび前記事業所仕訳履歴テーブルに含むことを特徴とする請求項2記載の財務会計システム。
  4. 本社仕訳履歴テーブルを有する本社サーバと事業所仕訳履歴テーブルを有する事業所サーバと接続する財務会計システムにおける処理方法であって、前記財務会計システムは、事業所の、項目名と項目値で特定される第1の項目、前記第1の項目に適用する配賦率、及び前記配賦率の適用を開始する日時である有効日を、前記事業所を特定する識別子と対応付けて格納する配賦率テーブルを有し、
    前記第1の項目と前記第1の項目に対応する第2の項目が一致し、前記有効日以降の処理日である第1の仕訳データを前記本社仕訳履歴テーブルから取得し、
    前記第1の仕訳データの会計取引と同じ会計取引の第2の仕訳データを、前記事業所仕訳履歴テーブルから取得し、
    前記第1の仕訳データに含まれる第1の金額と前記第2の仕訳データに含まれる第2の金額とに差異があるとき、前記第2の金額を訂正後金額として、前記事業所を特定する前記識別子および前記第1の項目と対応付けて前記訂正後金額を出力することを特徴とする処理方法。
  5. 前記項目名は品目であり、前記項目値は前記品目を特定する値であり、前記第1の金額及び前記第2の金額は、前記第1の項目の売上高であることを特徴とする請求項4記載の処理方法。
  6. 前記本社サーバが前記事業所サーバに送信したことがある前記第1の仕訳データおよび前記第2の仕訳データを識別するフラグを、前記本社仕訳履歴テーブルおよび前記事業所仕訳履歴テーブルに含むことを特徴とする請求項5記載の処理方法。
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