JP2011081466A - 事業配賦方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】事業分野別の財務書類4表作成を実現するシステムにおいて、事業を特定できない一般財源分の歳入伝票について、いかに事業配賦するかを課題とし、これを実現する事業配賦方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】会計単位に作成された仕訳伝票データを、資金に関する伝票データについて、事業が特定できる歳出伝票データ、充当情報を用いると事業が特定できる特定財源の歳入伝票データ、事業を特定できない一般財源の歳入伝票データに分類し、それぞれを事業別に配賦する。特に、事業の特定できない一般財源の歳入伝票データについては、会計全体の一般財源の収入総額に対する各勘定科目の金額の案分率を元に、事業別の一般財源の収入総額に対して各勘定科目の金額を按分し、事業別の配賦を行う。
【選択図】 図1
【解決手段】会計単位に作成された仕訳伝票データを、資金に関する伝票データについて、事業が特定できる歳出伝票データ、充当情報を用いると事業が特定できる特定財源の歳入伝票データ、事業を特定できない一般財源の歳入伝票データに分類し、それぞれを事業別に配賦する。特に、事業の特定できない一般財源の歳入伝票データについては、会計全体の一般財源の収入総額に対する各勘定科目の金額の案分率を元に、事業別の一般財源の収入総額に対して各勘定科目の金額を按分し、事業別の配賦を行う。
【選択図】 図1
Description
本発明は、主に地方公共団体が使用する財務会計システムで作成された単式簿記のデータから複式簿記のデータに変換された仕訳伝票データを基に、事業分野別の財務書類を作成するための技術に関する。
昨今の地方公共団体が抱えている問題として、財政状況の悪化がある。住民に対する財政状況の分かりやすい開示のため、総務省の通達により、地方公共団体は企業会計で用いられている複式簿記を採用した財務書類4表を作成するよう求められている。財務書類4表とは、貸借対照表(BS)、行政コスト計算書(PL)、資金収支計算書(CF)、純資産変動計算書(NWM)の4つである。
総務省から公表された基準では、従来の財務会計で使用している単式簿記の予算科目を複式簿記の勘定科目に変換することとある。この変換を実現して複式簿記の仕訳伝票データを作成し、さらにそのデータを集計して財務書類4表として出力するシステムが、財務書類作成システムであり、既に製品として世に売り出されている。
しかしながら、総務省の通達により作成が求められている会計単位の財務書類4表では、財政を悪化させている事業分野を特定することができず、真の意味での財政状況を把握することは困難である。
そこで、さらに細かく財政を分析するために、財政悪化の原因となっている事業分野を追究し、行財政改革の指針を立てる際の材料となる事業分野別の財務書類4表を作成することは有意義である。
事業分野別の財務書類を作成する方法としては、従来の財務書類作成システムによって財務会計データを複式簿記の仕訳伝票データに変換したデータ、例えば歳出伝票データ、歳入伝票データ、非資金仕訳伝票データ等を元に、事業分野別の金額を算出して再集計し、財務書類4表を作成することが必要となる。
既知の事業別財務書類を作成するための技術として、例えば、特許文献1がある。特許文献1における技術としては、損益計算書に計上する勘定科目で仕訳された歳入伝票について、事業の紐付けとして歳出に対する財源充当によって、事業の紐付けを行い、事業に配賦する方法を提案している。
地方公共団体における財政状況を把握するため、財政を悪化させている原因を分析・追及する根拠とする、または行財政改革を行う際のインプットとして、地方公共団体における事業分野別の財務書類4表作成を実現する事業別財務書類作成システムの実現が求められている。
上記システムを実現するためには、仕訳の伝票を事業ごとの伝票として再度作成し直し(本処理を、事業配賦という)、その仕訳伝票を勘定科目ごとの金額として再集計する処理が必要となる。
特許文献1においては、損益計算書に係る仕訳の歳入伝票について、事業別の仕訳伝票を作成する手段を提案しているが、本手段は、特定財源の財源充当情報から事業を求め、事業配賦する方法であるため、事業を特定できない一般財源の歳入伝票については、事業配賦することができない。
本発明の目的は、事業を特定できない一般財源分の歳入伝票について、いかに事業配賦するかを課題とし、これを実現する事業配賦方法及びプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明では、一般財源の予算科目をもつ仕訳情報のみを集約したマスタを準備し、その一般財源分の歳入金額全体に対する、勘定科目ごとの按分率を計算し、その按分率を掛け合わせることによって、事業別の一般財源分歳入の事業配賦を行う。
本発明の適用により、事業の特定できない一般財源の歳入伝票についても、事業ごとの金額を求めることができ、全ての伝票について事業配賦を行い、事業別財務書類4表の作成が可能となるため、地方公共団体においては、一般的な会計毎の財務書類4表とは異なる、ミクロな視点での財政の分析が可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面に参照して詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
本発明の実施形態に係る財務書類作成システムのシステム構成は、図1に示すように、AP/Webサーバ10とDBサーバ11と、ユーザ端末12がネットワーク13を介して接続し、構成されている。AP/Webサーバ10とDBサーバ11は連携しており、ユーザはネットワーク13を介してシステムを操作する。
ただし、図1に示すシステム形態によれば、AP/Webサーバ10と、DBサーバ11とは、独立した筐体に実装される業務処理装置として例示されているが、例えば、それらは1個の業務処理装置内にあって、それぞれの機能を有するソフトウエアとして実装されていてもよい。
AP/Webサーバ10は、図2に示すように、記憶部201と、表示部203と、入力部202と、制御部200と、ネットワークインタフェース部204を備え、さらに財務会計システムの単式簿記の伝票データを複式簿記の仕訳伝票データに変換するプログラムである仕訳伝票登録機能211と、前記211で作成された仕訳伝票データを使用して、事業別の仕訳伝票を作成するための事業配賦を行うプログラムである事業配賦機能212と、一時的に財務会計システムから取り込んだ単式簿記のデータを記憶しておく財務伝票データファイル220を備える。
DBサーバ11は、図3に示すように、記憶部301と、表示部303と、入力部302と、制御部300と、ネットワークインタフェース部304を備え、事業別財務書類を作成するために必要な情報を登録するためのテーブルが格納されたデータベースを保有する。
上記テーブルとは、前記の仕訳伝票登録機能211によって単式簿記の伝票データから複式簿記の仕訳伝票データとして変換した後の情報が登録される仕訳帳テーブル311、特定財源分の歳入伝票の事業への充当情報が登録される財源充当情報テーブル312、財務会計システムで作成された、歳入の予算科目ごとの決算額が登録されている歳入歳出決算情報テーブル313、事業別の配賦情報を登録する事業配賦情報テーブル314、一般財源分の歳入伝票のみの仕訳情報が登録されている一般財源仕訳比率情報テーブル315、前記の事業配賦機能212を用いて前記の仕訳帳テーブル311の仕訳伝票データを基に事業配賦を行い事業ごとの仕訳伝票データを作成した情報を登録する事業別仕訳帳テーブル316、前記の仕訳伝票登録機能211において、単式簿記の伝票データを複式簿記の仕訳伝票データへ変換するための規則情報を登録しておく自動仕訳情報テーブル317を含む。
次に、図11に示すシーケンス図により、本発明の実施形態に係る財務書類システムの事業配賦の前提となる、財務会計システムで作成された単式簿記の伝票データを変換し、複式簿記の勘定科目で仕訳した仕訳伝票データを出力し、仕訳帳テーブル311へ登録するまでの処理(ステップS1101〜ステップS1104)の処理概要を説明する。
仕訳伝票登録機能211は、ステップS1101で複式簿記の仕訳伝票を作成してデータベースへ登録するようユーザ端末からの仕訳伝票登録要求を受信する。
図11に示す財務伝票データファイル220には財務会計システムで作成された単式簿記の財務伝票データが登録されており、少なくとも、会計の情報、歳入か歳出であるかを区別する情報、単式簿記の予算科目と節細節細々節の情報、該当伝票での取引の金額情報を含んでいる。
仕訳伝票機能211は、ステップS1101の仕訳伝票登録要求を受信すると、ステップS1102で、財務伝票データファイル220を取得する。財務伝票データファイル220を元として、どの予算科目が、どの勘定科目に変換仕訳するかが登録されている自動仕訳情報テーブル317を参照して、該当伝票の会計、予算科目、節細節細々節の情報に対応する複式簿記の勘定科目を取得し、取得した情報を用いて単式簿記の財務伝票データを複式簿記の仕訳伝票データに変換したレコードを作成する(ステップS1103)。自動仕訳情報テーブル317の本発明の実施形態に係るデータ構造の一例を図10に示す。自動仕訳情報テーブル317には、少なくとも、会計1001の情報と、歳入歳出区分1002の情報と、複式変換する対象の予算科目1003と節細節細々節1004の情報と、予算科目1003と節細節細々節1004に対応した複式変換後の借方勘定科目1005と貸方勘定科目1006の情報を含む。
仕訳伝票登録機能211は、ステップS1104の処理により、ステップS1103で作成した仕訳伝票データを仕訳帳テーブル311に登録する。仕訳帳テーブル311の本発明の実施形態に係るデータ構造の一例を図4に示す。
次に、本発明の実施形態に係る事業配賦仕訳機能の処理概要を図12〜図21を参照して、詳細に説明する。図12〜図13が、事業配賦を行う処理全体のシーケンス図である。図14〜図21において、図12〜図13で示した各ステップの詳細処理フローを示している。
事業配賦機能212は、仕訳帳テーブル311に格納されている仕訳伝票データを種別ごとに分けて処理を行う。まず仕訳伝票データの種別には、資金に関わりのある伝票データとして、資金の支出に関する歳出伝票データ、資金の収入に関する歳入伝票データがある。その伝票データを区別する区分は、図4に示す仕訳帳テーブル311のデータ構造の一例における歳入歳出区分402である。さらに、歳入伝票データには、収入する時点で使途が決められている特定財源の歳入伝票データと、使途が予め決められていない税収などの一般財源の歳入伝票データがある。事業配賦を行う際には、事業403の情報が必要である。ここで、歳出伝票データには、どの事業で支出した伝票であるかの情報は財務会計のデータとして保持しているため、関係する事業の情報が既に入力されている。また、特定財源分の歳入伝票データは、予め使途が決められた歳入伝票であるため、どの事業でその予算を使用したかにより、関係する事業を特定できる。一般財源の歳入伝票データは、予め使途が決められておらず、どの事業でその予算を使ったかを判別することができないため、関係する事業を特定することはできない。
事業配賦機能の処理シーケンス前半部分を図12に示す。図12のステップS1201でユーザ端末から送信される事業配賦要求には、配賦先事業情報、すなわちどの事業についての財務書類を作成するかという情報と、その配賦先事業に関係する会計の情報が含まれている。配賦先事業情報が複数ある場合は、その事業の数だけS1201〜S1303の処理を繰り返し、事業配賦を行う。本説明においては、1つの配賦先事業情報での処理概要について、説明する。
まず、資金の支出に関する歳出伝票データの配賦である、歳出伝票事業配賦処理(ステップS1202〜S1204)を行う。
事業配賦機能212は、ユーザ端末から送信された事業配賦要求(ステップS1201)を受信すると、配賦元事業の仕訳伝票データの金額を、どのような割合で配賦先事業に配賦し、事業別の仕訳伝票データを作成するかという情報を取得するための、事業配賦情報取得処理(ステップS1202)を行う。
図14に、事業配賦情報取得処理(ステップS1202)の処理フロー図を示す。事業配賦機能212は、事業配賦要求に含まれる配賦先事業情報を取得し(ステップS1402)、その情報を元に、事業配賦情報テーブル314の検索を行う(ステップS1403)。事業配賦情報テーブル314は、事業別財務書類を作成する事業を定義しているレコードと、例えば職員給与費や一般事務費のように、特定の款項目に計上するよう法律で義務付けられているため、結果として実情と異なる事業に計上されている仕訳伝票について、実情に合った事業に仕訳伝票を割当てるための、元伝票から事業別の伝票への配賦割合を定義するためのレコードが格納されているテーブルである。事業配賦情報テーブル314には、少なくとも図7に示すデータ構造の一例のように、会計701の情報と、事業配賦をする前の事業である配賦元事業702の情報と、事業配賦をする対象となる配賦先事業703の情報と、配賦元事業の金額を、配賦先事業にどれだけの割合で配賦するかを定義した配賦割合704の情報が格納されている。
事業配賦機能212は、事業配賦情報テーブル314の1レコードずつについて、配賦先事業703が検索条件の配賦先事業情報と一致するかの判定処理を行い(ステップS1404)、検索条件に一致しない場合は、そのレコードは無視して次のレコードの判定処理へ進む(ステップS1406)。検索条件の配賦先事業と、事業配賦情報テーブル314のレコードの配賦先事業703が一致した場合は、そのレコードの情報を保持する(ステップS1405)。レコードの情報には、少なくとも、配賦元事業、配賦先事業、配賦割合を含む。1レコードの処理が終了したら、次のレコードがあるかどうかの判定を行い(ステップS1407)、レコードがなくなるまで、配賦先事業703が検索条件の配賦先事業と一致するレコードの検索を行う(ステップS1404〜S1407のループ処理)。図14の処理が終了すると、図16の処理へ事業配賦情報リストを渡す。
図14に、事業配賦情報取得処理(ステップS1202)の処理フロー図を示す。事業配賦機能212は、事業配賦要求に含まれる配賦先事業情報を取得し(ステップS1402)、その情報を元に、事業配賦情報テーブル314の検索を行う(ステップS1403)。事業配賦情報テーブル314は、事業別財務書類を作成する事業を定義しているレコードと、例えば職員給与費や一般事務費のように、特定の款項目に計上するよう法律で義務付けられているため、結果として実情と異なる事業に計上されている仕訳伝票について、実情に合った事業に仕訳伝票を割当てるための、元伝票から事業別の伝票への配賦割合を定義するためのレコードが格納されているテーブルである。事業配賦情報テーブル314には、少なくとも図7に示すデータ構造の一例のように、会計701の情報と、事業配賦をする前の事業である配賦元事業702の情報と、事業配賦をする対象となる配賦先事業703の情報と、配賦元事業の金額を、配賦先事業にどれだけの割合で配賦するかを定義した配賦割合704の情報が格納されている。
事業配賦機能212は、事業配賦情報テーブル314の1レコードずつについて、配賦先事業703が検索条件の配賦先事業情報と一致するかの判定処理を行い(ステップS1404)、検索条件に一致しない場合は、そのレコードは無視して次のレコードの判定処理へ進む(ステップS1406)。検索条件の配賦先事業と、事業配賦情報テーブル314のレコードの配賦先事業703が一致した場合は、そのレコードの情報を保持する(ステップS1405)。レコードの情報には、少なくとも、配賦元事業、配賦先事業、配賦割合を含む。1レコードの処理が終了したら、次のレコードがあるかどうかの判定を行い(ステップS1407)、レコードがなくなるまで、配賦先事業703が検索条件の配賦先事業と一致するレコードの検索を行う(ステップS1404〜S1407のループ処理)。図14の処理が終了すると、図16の処理へ事業配賦情報リストを渡す。
次に、事業配賦機能212は、仕訳帳テーブル311から、歳出伝票抽出処理を行う(ステップS1203)。仕訳帳テーブル311には、前記したように、複式簿記の仕訳伝票データが格納されており、データ構造の一例を示した図4のように、少なくとも仕訳伝票を一意に特定するために振られた仕訳伝票番号401と、歳入伝票であるか歳出伝票であるかを特定するための歳入歳出区分402と、仕訳伝票に係る事業403と、仕訳伝票に係る会計404と、複式変換前の財務伝票データの予算科目405と、節細節細々節405と、複式簿記の仕訳である借方勘定科目407と、貸方勘定科目408と、仕訳伝票に係る取引の金額409を含む。
図15に、歳出伝票抽出処理の詳細な処理フロー図を示す。事業配賦機能212は、仕訳帳テーブル311を検索し、1レコードずつ歳入歳出区分402が歳出かどうかの判定処理を行う(ステップS1502)。歳入歳出区分402が歳出でない場合は、レコードを無視して次のレコードの判定処理へ進む(ステップS1504)。歳入歳出区分が歳出であった場合は、そのレコードの情報を保持する(ステップS1503)。レコードの情報には、少なくとも仕訳伝票番号、事業、金額の情報を含む。1レコードの処理が終了したら、次のレコードがあるかどうかの判定を行い(ステップS1505)、レコードがなくなるまで、歳入歳出区分402が歳出であるレコードの検索を行う(ステップS1501〜S1505のループ処理)。図15の処理が終了すると、図16の処理へ歳出伝票リストを渡す。
次に、事業配賦機能212は、ステップS1202で取得した事業配賦情報を用いて、ステップS1203で抽出した歳出伝票データの事業配賦を行い、事業別仕訳帳テーブル316へ登録する事業配賦情報登録処理(ステップS1204)を行う。
図16に、事業配賦情報登録処理(ステップS1204)の詳細な処理フロー図を示す。事業配賦機能212は、ステップS1203で取得した歳出伝票リストのレコードを取得し(ステップS1601)、そのリストから事業配賦対象のレコードを抽出して事業配賦するため、事業配賦情報リストを検索し、歳出伝票の事業と、事業配賦情報の配賦元事業が一致するレコードを抽出する(ステップS1602)。事業配賦情報の配賦元事業702と、歳出伝票の事業403が一致するか判定処理を行い(ステップS1603)、一致しない場合は、その事業配賦情報レコードを無視して、次のレコードの判定処理へ進む(ステップS1604)。事業配賦情報の配賦元事業702と歳出伝票の事業403が一致した場合、事業配賦情報の配賦割合704を、歳出伝票の金額409へ掛け合わせ、該当する配賦元事業702から配賦先事業703へ配賦される金額を求める(ステップS1605)。ステップS1606で、事業別仕訳帳テーブル316へ次の情報を登録する。歳出伝票の歳入歳出区分402を歳入歳出区分902へ、事業配賦情報の配賦先事業702を配賦先事業903へ、歳出伝票の会計404を会計904へ、歳出伝票の事業403を配賦元事業905へ、歳出伝票の予算科目405を予算科目906へ、歳出伝票の節細節細々節406を節細節細々節907へ、歳出伝票の借方勘定科目407を借方勘定科目909へ、歳出伝票の貸方勘定科目408を貸方勘定科目910へ、ステップS1603で算出した金額を借方(貸方)金額910へそれぞれ登録する。ここで、歳入歳出区分902と、予算科目905と、節細節細々節906は、事業配賦した結果を後で検証することを考慮して保持した属性情報である。1レコードの処理が終了したら、事業配賦情報リストの次のレコードがあるかどうかの判定を行い(ステップS1607)、レコードがなくなるまで、事業配賦情報の配賦元事業702が歳出伝票の事業と一致するレコードの検索を行う(ステップS1602〜S1607のループ処理)。歳出伝票リストの1レコードに対する事業情報リストの検索が完了したら、歳出伝票リストの次のレコードがあるかどうかの判定を行い(ステップS1608)、レコードがある場合は、再度ステップS1601〜S1608のループ処理を繰り返す。
以上で、仕訳帳テーブル311にある仕訳伝票データのうち、歳出伝票の仕訳伝票データの事業配賦処理が完了する。
以上で、仕訳帳テーブル311にある仕訳伝票データのうち、歳出伝票の仕訳伝票データの事業配賦処理が完了する。
次に、事業配賦機能212は、仕訳帳テーブル311に格納されている仕訳伝票データのうち、歳入歳出区分402が歳入であって、特に収入の時点で使途が決められている特定財源である歳入伝票について、事業配賦を行う(ステップS1205〜ステップS1207)。
特定財源の歳入が、予め使途が決められていると前記したが、その情報を保持しているのが、財源充当情報テーブル312である。財源充当情報テーブル312の本発明の実施形態に係るデータ構造の一例を図5に示している。財源充当情報テーブル312には、少なくとも、会計501の情報と、事業502の情報と、支出の目的を表す歳出節細節細々節503と、収入を計上する予算科目を表す歳入予算科目504と、収入を計上する節細節細々節を表す歳入節細節細々節505と、その予算科目に計上された予算がどの事業にいくら充当されたかを表す充当金額506を含む。すなわち、一般的に歳入伝票データには歳出伝票データのように、レコードに事業の情報を保持していないが、この財源充当情報テーブル312より事業への充当情報を求め、特定財源分の歳入伝票データを配賦すべき事業を特定し、事業配賦することが可能となる。
歳入伝票特定財源事業配賦処理の詳細な処理フローを説明する。まず、事業配賦機能212は、図17に示すような処理フローで、仕訳帳テーブル311より歳入伝票データのうち、特定財源分の歳入伝票データを抽出する歳入伝票特定財源抽出処理(ステップS1205)を行う。仕訳帳テーブル311を検索し、1レコードずつ歳入歳出区分402が歳入かどうかの判定処理を行う(ステップS1702)。歳入歳出区分402が歳入でない場合は、レコードを無視して次のレコードの判定処理へ進む(ステップS1703)。歳入歳出区分402が歳入であった場合は、そのレコードの情報を取得する(ステップS1704)。レコードの情報には、少なくとも会計、予算科目、節細節細々節の情報を含む。次に、ステップS1704で取得した会計、予算科目、節細節細々節を検索条件として、財源充当情報テーブル312を検索する(ステップS1705)。検索条件の会計、予算科目、節細節細々節が財源充当情報テーブル312の会計501、歳入予算科目504と、歳入節細節細々節505と、一致しているかどうか判定を行い(ステップS1706)、一致していない場合は、そのレコードを無視して次のレコードの判定処理へ進む(ステップS1707)。一致した場合は、ステップS1704で取得した仕訳帳テーブル311のレコードの情報を歳入伝票特定財源リストとして保持する(ステップS1709)。レコードの情報には、少なくとも会計、予算科目、節細節細々節、金額を含む。財源充当情報テーブル312の検索が完了して、検索条件と一致するレコードがなかった場合は、ステップS1704で取得した仕訳帳テーブル311のレコードは特定財源分の歳入伝票ではないと判断できるため、保持せず、次のレコードの判定処理へ進む(ステップS1710)。仕訳帳テーブル311に次のレコードがなくなるまで、ステップS1701〜ステップS1710の処理を繰り返す。図17の処理が終了すると、図18の処理へ歳入伝票特定財源リストを渡す。
次に、事業配賦機能212は、図18に示すような処理フローで、財源充当情報テーブル312の情報を用いて、ある会計の予算科目と節細節細々節ごとの全充当金額から、事業別の予算科目と節細節細々節ごとの充当金額を算出するための、事業別充当金額算出処理(ステップS1206)を行う。前記した歳入伝票特定財源抽出処理(S1205)において取得した歳入伝票特定財源リストの1レコードを読み込み(ステップS1801)、該当する仕訳伝票データの、会計、予算科目、節細節細々節を検索条件として、財源充当情報テーブル312を検索する(ステップS1801)。検索条件の会計、予算科目、節細節細々節が財源充当情報テーブル312の会計501、歳入予算科目504、歳入節細節細々節505と一致しているかどうか判定を行い(ステップS1803)、一致していない場合は、そのレコードを無視して次のレコードの判定処理へ進む(ステップS1804)。一致した場合は、財源充当情報テーブル312のレコードの情報を事業別充当情報リストとして取得する(ステップS1805)。レコードの情報には、少なくとも事業、会計、歳入予算科目、歳入節細節細々節、充当金額を含む。また、該当する会計、歳入予算科目、歳入節細節細々節に対する充当金額の合計額を算出して保持する(ステップS1806)。財源充当情報テーブル312の1レコードの処理が終了したら、次のレコードがあるかどうかの判定を行い(ステップS1807)、レコードがなくなるまで、財源充当情報テーブル312の会計501と歳入予算科目504と歳入節細節細々節505が歳入伝票特定財源の仕訳伝票データの会計と予算科目と節細節細々節と一致するレコードの検索を行う(ステップS1801〜S1807のループ処理)。財源充当情報テーブル312の検索が完了したら、ステップS1806で取得した該当する予算科目と節細節細々節に計上された充当金額の合計額から、ステップS1805で取得した事業別充当情報リストのレコードの事業に対して割当てられる金額の割合を算出し、その割合をステップS1205で取得した歳入伝票特定財源の仕訳伝票データの金額に掛け合わせることにより、該当する会計の予算科目と節細節細々節の歳入から事業へ割当てられる充当金額を求める(ステップS1808)。充当金額は、ステップS1205で取得した歳入伝票特定財源の歳入伝票データの金額×(ステップS1805で取得したレコードの充当金額/ステップS1806で算出した該当する会計の予算科目と節細節細々節に対する充当金額の合計額)で求められる。ステップS1805で取得した事業別充当情報リストのレコードの全ての事業に対する充当金額を算出する(ステップS1808〜ステップS1809のループ処理)。さらに、ステップS1206で取得した歳入伝票特定財源リストに仕訳伝票データの次のレコードがあるかどうかの判定を行い(ステップS1810)、レコードがある場合は、再度ステップS1801〜S1810のループ処理を繰り返す。以上の処理をもって、歳入特定財源の仕訳伝票データを、関連する事業に結びつけ、金額情報を取得することができる。以降の処理では、歳出伝票の事業配賦処理と同様に、事業配賦情報テーブル314を参照して配賦割合を取得し、配賦先事業への事業配賦を行う。図18の処理が終了すると、図19の処理へ処理結果を渡す。
事業配賦機能212は、図19に示すような処理フローで、ステップS1206で算出した歳入伝票特定財源の事業別の充当金額に、事業配賦情報テーブル314から配賦割合を取得して掛け合わせ、事業別の配賦金額を算出し、事業別仕訳帳テーブル316へ登録を行う歳入伝票特定財源事業配賦情報登録(ステップS1207)を行う。まず、ステップS1401で受信した事業配賦要求に含まれる配賦先事業情報を取得する(ステップS1901)。ステップS1901で取得した配賦先事業と、ステップS1206で取得した財源充当情報テーブル312の事業を元に、事業配賦情報テーブル314を検索する(ステップS1902)。ステップS1901で取得した配賦先事業が事業配賦情報テーブル314の配賦先事業703と、ステップS1206で取得したレコードの事業が事業配賦情報テーブル314の配賦元事業702と、一致するかの判定処理を行い(ステップS1903)、検索条件に一致しない場合は、そのレコードは無視して次のレコードの判定処理へ進む(ステップS1904)。検索条件が一致した場合は、そのレコードの配賦割合を取得する(ステップ1906)。ステップS1906で取得した配賦割合を、ステップS1807で算出した、歳入特定財源仕訳伝票から充当された事業別の金額に掛け合わせ、事業別の歳入仕訳伝票データの金額情報を算出する(ステップS1907)。続いて、事業別仕訳帳テーブル311に歳入伝票特定財源の事業別の仕訳伝票データを登録する(ステップS1908)。ステップS1206で取得した歳入伝票特定財源の仕訳伝票データの歳入歳出区分402を歳入歳出区分902へ、ステップS1901で取得した事業配賦情報を配賦先事業903へ、歳入伝票特定財源の仕訳伝票データの会計404を会計904へ、ステップS1206で取得した財源充当情報テーブル312の事業502を配賦元事業905へ、歳入伝票特定財源の仕訳伝票データの予算科目405を予算科目906へ、歳入伝票特定財源の仕訳伝票データの節細節細々節406を節細節細々節907へ、歳入伝票特定財源の仕訳伝票データの借方勘定科目407を借方勘定科目909へ、歳入伝票特定財源の仕訳伝票データの貸方勘定科目408を貸方勘定科目910へ、ステップS1907で算出した金額を借方(貸方)金額910へそれぞれ登録する。ステップS1206で取得した歳入伝票特定財源の仕訳伝票レコードに次のレコードがあるかどうか判定を行い(ステップS1909)、レコードがなくなるまで、ステップS1901〜ステップS1909の処理を繰り返す。
以上で、仕訳帳テーブル311にある仕訳伝票データのうち、歳入伝票特定財源の仕訳伝票データの事業配賦処理が完了する。事業配賦機能の処理シーケンス後半部分を図13に示す。
最後に、事業配賦機能212は、仕訳帳テーブル311に格納されている仕訳伝票データのうち、歳入歳出区分402が歳入であって、特に使用の用途が決められずに収入した、例えば税収のような一般財源の歳入伝票について、事業配賦を行う(ステップS1301〜ステップS1303)。前記したように、一般的に歳入伝票データには、歳出伝票データのように、レコードに事業の情報を保持していない。また、一般財源の歳入伝票データは特に使途が決められていないため、関連する事業を特定することは困難である。そこで、歳入伝票一般財源の仕訳伝票データについては、会計全体の一般財源分の歳入総額より一般財源のみで収入した場合を仮定して勘定科目ごとの按分率を算出する。事業別の一般財源の歳入総額に、その案分率を掛けることにより、事業別の一般財源の勘定科目ごとの金額情報を取得する。
まず、事業配賦機能212は、図20に示すような処理フローで、事業別の一般財源分の歳入総額を求めるCF勘定抽出処理(ステップS1301)を行う。ステップS1401で受信した事業配賦要求から、事業配賦対象の配賦先事業情報を取得する(ステップS2001)。ステップS2001で取得した配賦先事業を検索条件として、事業別仕訳帳テーブル316を検索する(ステップS2002)。事業別仕訳帳テーブルには、既にステップS1201〜S1207より歳出伝票の事業配賦データと、歳入伝票特定財源の事業配賦データが格納されている。ステップS2001で取得した配賦先事業と、事業別仕訳帳テーブル316の配賦先事業903が一致するかどうか判定を行い(ステップS2003)、一致しない場合は、そのレコードを無視して次のレコードの判定処理へ進む(ステップS2004)。一致した場合は、さらに事業別仕訳帳テーブル316の借方勘定科目908がCFに計上される勘定科目であるかどうかの判定を行う(ステップS2005)。ステップS2005で抽出した仕訳伝票データの金額を全て合算する(ステップS2006)ことにより、該当する事業における特定財源での収入と、歳出の戻入伝票での収入を合算した収入総額を求めることができる。さらに、貸方勘定科目909がCFに計上される勘定科目であるかどうか判定処理を行う(ステップS2007)。貸方勘定科目909がCFに計上される勘定科目でない場合は、そのレコードを無視して次のレコードの判定処理へ進む(ステップS2004)。ステップS2007で抽出した仕訳伝票データの金額を全て合算する(ステップS2008)ことにより、該当する事業の歳出によって支出した金額と、特定財源の歳入の還付による支出を合算した支出総額を求めることができる。1レコードの検索処理が完了したら、次のレコードがあるかどうか判定処理を行い(ステップS2009)、事業別仕訳帳テーブル316に次のレコードがなくなるまで、ステップS2002〜ステップS2009の処理を繰り返す。全ての事業別仕訳帳テーブル316の検索処理が完了したら、ステップS2006で求めた該当する事業の特定財源での歳入での収入と歳出の戻入による収入の総額と、ステップS2008で求めた該当する事業の歳出での支出と歳入での還付による支出の総額より、該当する事業の一般財源での収入の総額を算出する(ステップS2010)。事業の年度単位での歳入と歳出は一致するという考えを前提におけば、該当する事業における一般財源の歳入による収入の総額は、歳出による支出の総額−特定財源の歳入による収入の総額で求めることができる。図20の処理が終了すると、図21の処理へ算出結果を渡す。
次に、事業配賦機能212は、図21に示すような処理フローで、会計全体の一般財源分の歳入総額より一般財源のみで収入した場合を仮定して勘定科目ごとの按分率を算出する、一般財源仕訳比率作成(ステップS1302)を行う。会計全体の一般財源分の歳入総額は、歳入歳出決算情報テーブル313という財務会計システムで作成された歳入と歳出の予算科目ごとの決算額の情報を保持したテーブルから取得する。また、歳入歳出決算情報テーブル313の予算科目を勘定科目へ変換した仕訳レコードを作成し、勘定科目ごとの案分率を算出する。歳入歳出決算情報テーブル313の本発明の実施形態に係るデータ構造の一例を図6に示す。歳入歳出決算情報テーブル313には、決算データに係る会計601の情報と、歳入であるか歳出であるかを特定するための歳入歳出区分602と、決算データに係る事業603と、複式変換前の決算データの予算科目604と、節細節細々節605と、決算データが一般財源かどうかを区別する財務財源区分606と、決算の金額607を含む。
事業配賦機能212は、歳入歳出決算情報テーブル313より、歳入歳出区分602が歳入、かつ財務財源区分606が一般財源であるレコードを検索する(ステップS2101)。検索条件に一致するかどうかの判定処理を行い(ステップS2101)、検索条件に一致しない場合は、レコードを無視して次のレコードの判定処理を行う(ステップS2103)。検索条件に一致する場合は、一般財源の予算科目のレコードであると判断し、レコードの情報を取得する(ステップS2104)。取得したレコードには、少なくとも会計、予算科目、節細節細々節、金額の情報を含む。さらに、ステップS2104で取得した一般財源の会計、予算科目と節細節細々節を検索条件として、自動仕訳情報テーブル317を検索する(ステップS2105)。検索条件に一致するレコードがヒットするまでステップS2105〜S2106の処理を繰り返し、自動仕訳情報テーブル317の会計と予算科目と節細節細々節が検索条件に一致した場合、該当する予算科目と節細節細々節の仕訳パターンである借方勘定科目と貸方勘定科目の情報を取得する(ステップS2109)。ステップS2104で取得した金額と、ステップS2109で取得した仕訳パターン情報を、図8に示すようなデータ構造をもつ一般財源仕訳比率情報テーブル315へ登録する(ステップS2113)。歳入歳出決算情報テーブル313の会計601を、会計801へ、ステップS2107で取得した借方勘定科目を借方勘定科目802へ、ステップS2109で取得した貸方勘定科目を貸方勘定科目803へ、ステップS2104で取得した金額を借方(貸方)金額804へそれぞれ登録する。ただし、ステップS2110の検索で、既に同一の仕訳パターン情報が一般財源仕訳比率情報テーブル315に登録されている場合は、そのレコードの金額に、ステップS2104で取得した金額を合算した金額を新たな金額情報として借方(貸方)金額804へ、更新登録する(ステップS2113)。1レコードの検索処理が完了したら、次のレコードがあるかどうか判定処理を行い(ステップS2114)、歳入歳出決算情報テーブル313に次のレコードがなくなるまで、ステップS2101〜ステップS2114の処理を繰り返す。以上の処理により、一般財源仕訳比率情報テーブルには、一般財源の予算科目の決算額の仕訳データが登録される。
最後に、事業配賦機能212は、図22に示すような処理フローで、ステップS1301で求めた事業別の一般財源の歳入による収入総額に、ステップS1302で作成した一般財源仕訳比率情報テーブル315から算出される会計全体の一般財源の勘定科目ごとの按分率を掛けることにより、一般財源の歳入伝票の事業配賦を行い、事業別仕訳帳テーブルに情報を登録する一般財源歳入伝票事業配賦情報登録(ステップS1303)を行う。まず、ステップS1302で作成した一般財源仕訳比率情報テーブル315をステップS2001で取得した会計を検索条件として検索する(ステップS2201)。検索条件の会計と一般財源仕訳比率情報テーブル315の会計801が一致するかどうか判定を行い(ステップS2202)、検索条件に一致しない場合は、レコードを無視して次のレコードの判定処理へ進む(ステップS2203)。検索条件に一致した場合は、レコードの金額の合計額を算出する(ステップS2204)。全ての一般財源仕訳比率情報テーブル315の検索が完了するまで、ステップS2201〜S2205までの処理を繰り返す。再度、一般財源仕訳比率情報テーブルのレコードをS2001で取得した会計で1件ずつ検索する(ステップS2206)。検索条件に一致するかどうか判定を行い(ステップS2207)、一致しない場合は、次のレコードの判定処理へ進む(ステップS2208)。取得したレコードの金額情報と、ステップS2204で算出した会計全体の一般財源の収入の合計額から、一般財源の収入総額に対する各勘定科目による仕訳パターンの金額の按分率を算出する(ステップS2209)。一般財源の収入総額に対する、一般財源の各仕訳パターンの金額の按分率は、検索でヒットしたレコードである各仕訳パターンの金額/会計全体の金額の合計額で求められる。次に、ステップS1302で算出した事業別の一般財源の収入総額に、ステップS2209で算出した各仕訳パターンの一般財源の収入総額に対する按分率を掛け合わせることにより、事業別の一般財源の歳入伝票の各仕訳パターンの金額を算出する(ステップS2210)。ステップS2211により、事業別仕訳帳テーブル316へ歳入伝票一般財源の事業配賦情報を登録する。ステップS2001で取得した配賦先事業情報を配賦先事業903へ、一般財源仕訳比率情報テーブルの会計801を会計904へ、一般財源仕訳比率情報テーブルの借方勘定科目を借方勘定科目908へ、一般財源仕訳比率情報テーブルの貸方勘定科目を貸方勘定科目909へそれぞれ登録する。
以上の処理により、歳入伝票一般財源事業配賦処理が完了する。
1・・・財務書類作成システム、10・・・AP/Webサーバ、11・・・DBサーバ、12・・・ユーザ端末、13・・・ネットワーク、200・・・制御部、201・・・記憶部、202・・・入力部、203・・・表示部、204・・・ネットワークインタフェース部、210・・・プログラム、211・・・仕訳伝票登録機能、212・・・事業配賦機能、220・・・財務伝票データファイル、300・・・制御部、301・・・記憶部、302・・・入力部、303・・・表示部、304・・・ネットワークインタフェース部、311・・・仕訳帳テーブル、312・・・財源充当情報テーブル、313・・・歳入歳出決算情報テーブル、314・・・事業配賦情報テーブル、315・・・一般財源仕訳比率情報テーブル、316・・・事業別仕訳帳テーブル、317・・・自動仕訳情報テーブル。
Claims (5)
- 事業分野別の財務書類4表作成を実現するシステムにおける事業配賦方法であって、
情報処理手段により、
財務書類4表を事業別単位で作成するために、記憶部に格納されている、事業が登録された歳出伝票を仕訳する処理と、
記憶部から特定財源による歳入伝票を抽出し、該歳入伝票に基づき、事業別単位での歳入金額を算出する処理と、
前記記憶部に記憶されている、一般財源による歳入伝票の総額と各仕訳パターンの収入総額に対する按分率に基づき、前記事業別単位での歳入金額を算出する処理と、
該算出した事業部別単位での歳入金額の情報を前記記憶部に格納する処理とを実施する、
ことを特徴とする事業配賦方法。 - 前記情報処理手段により、
前記歳出伝票を前記事業別単位で配賦するために、前記各歳出伝票と前記事業別単位での金額の配賦情報とに基づき、前記事業別単位の仕訳情報を算出する処理と、
該算出した事業別単位の仕訳情報を前記記憶部に格納する処理とを実施する、
ことを特徴とする請求項1に記載の事業配賦方法。 - 前記情報処理手段により、
前記特定財源による歳入伝票を前記事業別単位で配賦するために、伝票識別情報と財源充当情報に基づき、前記特定財源による歳入伝票を抽出する処理と、
前記特定財源による歳入伝票毎の事業別充当金額を算出する処理と、
前記事業別単位の配賦割合を算出する処理と、
該算出した事業別単位の配賦割合を示す情報を前記記憶部に格納する処理とを実施する、
ことを特徴とする、請求項1に記載の事業配賦方法。 - 前記情報処理手段により、
前記一般財源による歳入伝票を事業別単位で配賦するために、前記事業別単位での支出総額と特定財源分収入総額から一般財源分収入総額を算出する処理と、
前記記憶部に記憶されている、歳入歳出決算情報と仕訳情報に基づき、一般財源仕訳比率情報を算出する処理と、
前記記憶部に記憶されている、会計全体の一般財源分収入総額に対する一般財源の各仕訳パターンの按分率である一般財源仕訳比率情報と事業別単位の一般財源分収入総額に基づき、前記事業別単位の仕訳情報を導出する処理とを実施する、
ことを特徴とする、請求項1に記載の事業配賦方法。 - 請求項1乃至4に記載の前記各処理をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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