JP7415596B2 - 売上データ処理装置及び売上データ処理プログラム - Google Patents
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Description
図1は、本発明の実施形態である売上データ処理装置の構成図である。また、図2は、本発明の実施形態である売上データ処理装置の外観図である。
売上データ処理装置100は、例えば、キャッシュレジスタであり、主表示操作部20と、顧客表示操作部21と、通信部52と、印刷部51と、不揮発性記憶部30と、揮発性記憶部40と、制御部10とを備えた一体化機器である。また、通信部52は、LAN(Local Area Network)を介してサーバに接続するインタフェースである。揮発性記憶部40は、ワーキングメモリとして使用されるRAM(Random Access Memory)である。印刷部51は、例えば、精算レポート800(図13)を印刷する熱転写プリンタである。
予約帳34は、下記の表1に示すように、顧客コード34a、受付日付34b、予約日34c、開始時刻34d、終了時刻34e、利用テーブル34f、客数34g、予約内容34hを格納する。顧客コード34aは、予約を受け付けた顧客の顧客コードであり、顧客マスタ33と同一コードである。受付日付34bは、顧客から予約を受け付けた日である。開始時刻34dは、顧客から予約を受け付けたサービス提供予定開始時刻、又は商品販売予定時刻である。終了時刻34eは、顧客から予約を受け付けたサービス提供予定終了時刻である。利用テーブル34fは、顧客にサービスを提供するテーブル番号又は部屋の名称である。客数34gは、予約を受け付けた顧客と、同席者との総人数である。予約内容34hは、予約を受け付けたサービスの内容である。
商品1「カニ鍋」の金額は、3000円であり、商品2「刺身」の金額は500円であり、商品3「飲み放題」の金額は、1500円であるとする。これらの各々の金額は、「金額」欄32d,32g,32jに格納されている。つまり、宴会料理Aのサービスの合計金額は、これらの合計金額5000円であり、「合計金額」欄32bに格納されている。また、商品1「カニ鍋」や商品2「刺身」は、予約がキャンセルされたときには、廃棄される商品であり、「廃棄」欄32e,32hに「○」が格納されている。一方、商品3「飲み放題」は、予約がキャンセルされたときでも廃棄する必要のないものであり、「廃棄」欄32kに「×」が格納されている。この「○」や「×」は、廃棄可否情報を意味する。
「予約帳」データ入力画面200は、上部に配置された予約日表示欄210と、左欄に配置された顧客表示欄220と、右欄に配置された「予約詳細」欄230と、「顧客」ボタン251と、「取消」ボタン252と、「保存」ボタン253とを備える。
「利用テーブル」項目231には、利用予定のテーブル番号や部屋の名称(例えば、「花の間」)が入力される。「受付日付」項目232には、予約の受付を行った日、例えば、2019年6月11日を示す「19/06/11」が表示される。「受付時刻」項目233には、予約の受付を行った時刻、例えば、「14:43」が表示される。「商品」域234には、予約されていたサービス、例えば、サービス名「宴会料理A」、個数「4」が格納される。ここで、個数「4」は、4名を意味する。
「予約表」画面300は、予約日域310と、予約時域320と、テーブル一覧域330と、予約内容表示域340と、機能ボタン域350とを備える。
予約日域310は、選択した予約日(例えば、2019年6月23日を示す「19/06/23」)が表示される。予約時域320は、例えば、「18:00」,「18:30」,「19:00」,…,「23:00」の境界時刻で30分毎に分割している。テーブル一覧域330には、例えば、「月の間」、「雪の間」、「花の間」等の部屋の名称やテーブル番号が表示される。
「新規」ボタン351は、予約を予約帳34に新規登録するときに押下される。「変更」ボタン352は、予約帳34に登録された予約内容を変更するときに押下される。「確認」ボタン353は、予約内容表示域340が適宜選択された後に、押下されることにより、例えば、「予約帳」データ入力画面200(図3)が表示される。具体的には、「花の間」の20:30から21:00までの領域を選択し、「確認」ボタン353が押下されると、「予約帳」データ入力画面200(図3)が表示される。これにより、予約内容を確認することができる。
このフローは、「予約表」画面300(図4)が表示される毎に起動する。
表示制御手段13は、所定の予約内容が選択された状態で「削除/キャンセル」ボタン354が押下されたか否か判断し(S11)、押下されなければ、この判断を繰り返す。表示制御手段13は、「削除/キャンセル」ボタン354が押下された(S11)ときに、「削除/キャンセル」画面400(図6)を主表示操作部20に表示させる(S12)。
「削除/キャンセル」画面400は、文字領域401と、「閉じる」ボタン402と、「損害額入力」ボタン403と、「削除確定」ボタン404とを備える。文字領域401には、文字列「実行しますか?」が表示されており、削除/キャンセルの実行の最終確認を使用者に行わせている。「閉じる」ボタン402は、押下されると「削除/キャンセル」画面400が閉じる。「損害額入力」ボタン403は、予約がキャンセルされたことによる損害額を入力した後に予約登録を削除するボタンである。即ち、「損害額入力」ボタン403は、予約日時(利用日時)を所定の期間過ぎても、顧客がサービスの提供を受けない予約情報をキャンセルとして処理する場合に利用される。「削除確定」ボタン404は、損害額の入力を行わずに予約登録を削除するボタンである。なお、「損害額入力」ボタン403は、予約日時(利用日時)を所定の期間過ぎても、顧客がサービスの提供を受けない予約情報をキャンセルとして処理する場合にのみ選択可能な構成としてもよい。
チェックボックスへの入力がない場合の損害額入力画面500は、「キャンセル人数」表示欄510と、「キャンセル売上」表示欄520と、チェックボックス540と、「戻る」ボタン550と、「実行」ボタン551とを備える。
「被害額平均(機会損失額)」表示画面501は、文字領域560と、「被害額平均」表示域570と、「閉じる」ボタン580とを備える。文字領域560は、文字列「一人当たり」が表示される領域である。「被害額平均」表示域570は、「キャンセル売上」表示欄520に表示された金額を「キャンセル人数」表示欄510に表示された人数で除算した一人当たりの被害額が自動表示される領域である。この一人当たりの被害額を被害額平均(機会損失額)とも称す。チェックボックス540がチェックされていないので、「被害額平均」表示域570には、例えば、宴会料理Aのサービスの金額「5,000円」が一人当りの被害額として自動表示される。「閉じる」ボタン580は、「被害額平均(機会損失額)」表示画面501を閉じて、「予約表」画面300(図4)に戻るボタンである。
チェックボックスへの入力がある場合の損害額入力画面502Aは、「キャンセル人数」表示欄510と、「キャンセル売上」表示欄520と、「廃棄した商品金額」表示欄530と、チェックボックス540と、「戻る」ボタン550と、「実行」ボタン551と、第2入力領域としての商品1数量入力欄660と、商品2数量入力欄661とを備える。なお、「キャンセル人数」表示欄510と、「キャンセル売上」表示欄520と、チェックボックス540と、「戻る」ボタン550と、「実行」ボタン551と、は、図7と同様であるため説明を省略する。
「被害額平均(廃棄額)」表示画面503は、文字領域560と、「被害額平均」表示域575と、「閉じる」ボタン580とを備える。文字領域560は、文字列「一人当たり」が表示される領域である。「被害額平均」表示域575は、「廃棄した商品金額」表示欄530(図9)に表示された金額、または「廃棄した商品金額」入力欄531(図10)に入力された金額を「キャンセル人数」表示欄510に表示された人数で除算した一人当たりの被害額が自動表示される領域である。この一人当たりの被害額を被害額平均(廃棄額)とも称す。例えば、「廃棄した商品金額」表示欄530(図9)に表示された合計金額「14,000円」、または「廃棄した商品金額」入力欄531(図10)に入力された合計金額「14,000円」をキャンセル人数4人で除した金額「3,500円」が自動表示される。
「レポート閲覧」画面700は、「レポート」タブ710を選択したときの画面である。「レポート閲覧」画面700は、左欄の複数のチェックボックスの中から「固定合計器」選択チェックボックス721を操作者がチェックし、「実行」ボタン722を押下すると、右欄の「精算レポート」表示欄730が表示されるものである。
「精算レポート」表示欄730の上欄には、例えば、日付「19/08/27」、時刻「19:18」、文字列「固定合計器集計」が表示される。「精算レポート」表示欄730の下欄には、精算レポート800(図13)と同一内容が表示される。
精算レポート800は、売上領域810と、現金在高領域820と、キャンセル領域830と、統計領域としての平均領域840とを有している。売上領域810には、例えば、「総売上(点)」、「20」点、「\100,000」、「総売上(件)」、「5」件、「\100,000」が印字される。これらは、例えば、4人のグループが5組(5件)=20人分のサービスの提供が行われ、100,000円を実際に売り上げたことを意味する。
前記第1実施形態では、「予約表」画面300(図4)を介して損害額入力画面500、502A、502B(図7,図9、図10)を表示させたが、「在高申告」画面900(図14)を介して、損害額入力画面を表示させることもできる。
「在高申告」画面900は、「現金」タブ911と、「券売」タブ912と、「クレジット」タブ913と、「キャンセル」タブ914と、の4つのタブが含まれる。「現金」タブ911が選択された際には、現金在高申告画面として、現金在高領域920と、「戻る」ボタン931と、「実行」ボタン932と、が表示される。現金在高領域920は、不図示のドロアに格納されている1円玉、5円玉、10円玉等の硬貨の枚数や、千円札、5000円札、1万円札等の枚数を入力する領域である。同様に、現金在高領域920は、「券売」タブ912が選択されると、商品券等の金券の枚数を入力する画面に変化し、「クレジット」タブ913が選択されるとクレジット売掛金の額を入力する画面に変化する。これら2つのタブについては、図示は省略する。
このフローは、「在高申告」画面900(図14)の表示と共に、起動する。
表示制御手段13は、「キャンセル」タブ914が押下されているか否か判定する(S41)。「キャンセル」タブ914が押下されなければ、この判定を繰り返す。「キャンセル」タブ914が押下されたときに(S41)、表示制御手段13は、損害額入力画面を含む「在高申告」画面900(または901)(図16)を表示させる(S42)。
前記第1,2実施形態では、精算レポート800の平均領域840は、平日、金・祝前、休日で平均処理を行ったものを印字していたが、廃棄商品を含めた売上推定金額の平均値を表示させることもできる。
統計データ1000は、平日、金・祝前、休日の売上、客数、平均客単価、キャンセル客数、廃棄金額、及び一人当りの想定売上損害額を、月ごとに集計したものである。ここで、一人当りの想定売上損害額とは、(あるべき売上)/(あるべき客数)=(売上+廃棄金額)/(客数+キャンセル人数)を意味する。
(1)前記各実施形態の売上データ処理装置100は、宴会料理等のサービスの提供の予約キャンセルについて行っていた。サービスの提供でなくても商品(例えば、ケーキ)の予約キャンセルについても適用可能である。具体的には、予約管理手段11(図1)は、利用日時を所定の期間過ぎても顧客によって商品が譲渡(譲受)されない予約情報をキャンセルとして処理する。また、表示制御手段13(図1)は、予約管理手段11により予約情報をキャンセルとして処理する際に、当該キャンセルにより発生する第1損害推定額をユーザに入力させるための「今日の廃棄」入力欄943を表示部に表示させる。
<請求項1>
所定の利用日時と対応付けて記憶手段に記憶されたサービスの予約情報を管理する売上データ処理装置であって、
前記利用日時を所定の期間過ぎても顧客がサービスの提供を受けなかった予約情報をキャンセルとして処理する予約管理手段と、
前記予約管理手段により前記予約情報をキャンセルとして処理する際に、当該キャンセルにより発生する第1損害推定額をユーザに入力させるための第1入力領域を表示部に表示させる表示制御手段と、
を備えることを特徴とする売上データ処理装置。
<請求項2>
前記記憶手段は、前記サービスを構成する商品群の商品の価格及び廃棄可否情報を格納し、
前記表示制御手段は、廃棄可能な前記商品の情報を入力する第2入力領域を表示部に表示させ、入力された情報に基づいて、前記キャンセルにより発生する第2損害推定額を前記第1入力領域に表示させ、表示された額の修正を受け付け、修正された額を前記第1損害推定額とする
ことを特徴とする請求項1に記載の売上データ処理装置。
<請求項3>
所定の利用日時と対応付けて記憶手段に記憶された商品の予約情報を管理する売上データ処理装置であって、
前記利用日時を所定の期間過ぎても顧客によって商品が譲受されなかった予約情報をキャンセルとして処理する予約管理手段と、
前記予約管理手段により前記予約情報をキャンセルとして処理する際に、当該キャンセルにより発生する第1損害推定額をユーザに入力させるための第1入力領域を表示部に表示させる表示制御手段と、
を備えることを特徴とする売上データ処理装置。
<請求項4>
前記第1損害推定額を印字装置に印字させるレポート出力手段
をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の売上データ処理装置。
<請求項5>
所定の利用日時と対応付けて記憶手段に記憶されたサービスの予約情報を管理する売上データ処理装置の制御部に実行させる売上データ処理プログラムであって、
前記利用日時を所定の期間過ぎても顧客がサービスの提供を受けなかった予約情報をキャンセルとして処理する予約管理ステップと、
前記予約管理手段により前記予約情報をキャンセルとして処理する際に、当該キャンセルにより発生する第1損害推定額をユーザに入力させるための第1入力領域を表示部に表示させる表示制御ステップと、
を実行させることを特徴とする売上データ処理プログラム。
<請求項6>
所定の利用日時と対応付けて記憶手段に記憶されたサービスの予約情報を管理する売上データ処理装置の制御部に実行させる売上データ処理プログラムであって、
前記利用日時を所定の期間過ぎても顧客によって商品が譲受されなかった予約情報をキャンセルとして処理する予約管理ステップと、
前記予約管理手段により前記予約情報をキャンセルとして処理する際に、当該キャンセルにより発生する第1損害推定額をユーザに入力させるための第1入力領域を表示部に表示させる表示制御ステップと、
を実行させることを特徴とする売上データ処理プログラム。
11 予約管理手段
12 在高申告手段
13 表示制御手段
14 損失損害額入力制御手段
15 レポート出力手段
16 売上想定額演算手段
20 主表示操作部
30 不揮発性記憶部
31 マスタファイル
32 商品マスタ
33 顧客マスタ
34 予約帳
35 売上マスタ
36 予約キャンセルプログラム(売上データ処理プログラム)
51 印刷部
100 売上データ処理装置
200 「予約帳」データ入力画面
300 「予約表」画面
400 「削除/キャンセル」画面
500,502 損害額入力画面
501 「被害額平均(機会損失額)」表示画面
503 「被害額平均(廃棄額)」表示画面
570,575 「被害額平均」表示域
660 商品1数量入力欄(第2入力領域)
661 商品2数量入力欄(第2入力領域)
700 「レポート閲覧」画面
800 精算レポート
840 平均領域(統計領域)
900,901,902 「在高申告」画面
943 「今日の廃棄」入力欄(第1入力領域)
1000 統計データ
Claims (6)
- 所定の利用日時と対応付けて記憶手段に記憶されたサービスの予約情報を管理する売上データ処理装置であって、
前記利用日時を所定の期間過ぎても顧客がサービスの提供を受けなかった予約情報をキャンセルとして処理する予約管理手段と、
前記予約管理手段により前記予約情報をキャンセルとして処理する際に、当該キャンセルにより発生する第1損害推定額をユーザに入力させるための第1入力領域を表示部に表示させる表示制御手段と、
を備え、
前記第1損害推定額は、前記サービスを構成する商品群であって、前記予約情報のキャンセルに応じて廃棄される商品と、前記予約情報のキャンセルに応じて廃棄されない商品と、を含む商品群のうち、前記予約情報のキャンセルに応じて廃棄される商品に係る情報に基づいて導出されることを特徴とする売上データ処理装置。 - 前記記憶手段には、前記サービスを構成する商品群の商品の価格及び廃棄可否情報が各商品に対応付けられた商品マスタが格納されており、
前記予約管理手段により前記予約情報がキャンセルとして処理される際に、前記商品マスタに格納されている前記商品群の商品の価格及び前記廃棄可否情報に基づいて前記第1損害推定額が導出されることを特徴とする請求項1に記載の売上データ処理装置。 - 前記表示制御手段は、前記予約管理手段により前記予約情報がキャンセルとして処理される際に、当該予約情報に係る売上金額と前記第1損害推定額とを前記表示部に表示させることを特徴とする請求項1または2に記載の売上データ処理装置。
- 前記第1損害推定額を前記記憶手段に記憶させる記憶制御手段
をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の売上データ処理装置。 - 前記第1損害推定額を印字装置に印字させるレポート出力手段
をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の売上データ処理装置。 - 所定の利用日時と対応付けて記憶手段に記憶されたサービスの予約情報を管理する売上データ処理装置の制御部に実行させる売上データ処理プログラムであって、
前記利用日時を所定の期間過ぎても顧客がサービスの提供を受けなかった予約情報をキャンセルとして処理する予約管理ステップと、
予約管理手段により前記予約情報をキャンセルとして処理する際に、当該キャンセルにより発生する第1損害推定額をユーザに入力させるための第1入力領域を表示部に表示させる表示制御ステップと、
を実行させ、
前記第1損害推定額は、前記サービスを構成する商品群であって、前記予約情報のキャンセルに応じて廃棄される商品と、前記予約情報のキャンセルに応じて廃棄されない商品と、を含む商品群のうち、前記予約情報のキャンセルに応じて廃棄される商品に係る情報に基づいて導出されることを特徴とする売上データ処理プログラム。
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