JP4590240B2 - 支払代行システム及び支払代行システム用プログラム - Google Patents

支払代行システム及び支払代行システム用プログラム Download PDF

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本発明は、複数の企業が所属する企業グループにおける資金管理システムの機能の一環等として採用される支払代行システム、及びそのシステム用プログラムに関し、コンピュータによる業務管理技術の分野に属する。
複数の企業で構成される企業グループにおいては、各グループ所属企業の資金の一元的な管理が行われることがあり、例えば、親会社等のグループ統括組織が金融機関に設置した集中口座と、グループに所属する各企業の口座とをリンクさせ、これらの口座間で資金移動させることによって、複数の企業の資金管理を効率的に行い、管理コストを低減させることが行われる。
そして、この種の資金管理システムでは、複数のグループ所属企業からの対グループ外企業への支払を代行する機能が備えられることがあり、その一例として特許文献1に記載されたものがある。
この特許文献1に記載のシステムは、グループ統括会社にそのグループに所属する被統括会社からの振込依頼があったときに、複数の振込依頼データを振込先口座ごとにまとめて、同一振込先に対しては一本化して振り込み、これにより手数料の低減を図ると共に、そのときに、振込人名義を付随させることによって、振込先会社における請求データの消し込み処理を可能としたものである。
そして、特にこのシステムでは、統括会社が複数の金融機関にそれぞれ振込元となる口座を設け、被統括会社からの振込依頼データに記載された振込先口座が、統括会社の振込元口座を設けた金融機関と同一の金融機関のものである場合には、その金融機関に設けた振込元口座から振り込むようにすることにより、さらに手数料の低減が図られている。
特開2004−102570号公報
しかし、上記特許文献1に記載のシステムでは、被統括会社からの振込依頼データに記載された振込先口座が、必ずしも統括会社が振込元口座を設けた金融機関のものであるとは限らず、2〜3の金融機関に振込元口座を設けただけでは、大部分の振込依頼データは、関連性のない金融機関間で処理されることになり、手数料が効果的に低減されない嫌いがある。
また、振込先口座が、振込元口座が設けられていない金融機関のものである場合に、どの金融機関の振込元口座から振り込めばよいかという問題がある。
この点に関し、上記特許文献1のシステムでは、複数の金融機関にそれぞれ設けた振込元口座のうちのいずれか1つを代表口座に設定し、振込元口座が設けられていない金融機関の口座に振り込むときには、その代表口座から振り込むようになっている。
これによれば、上記のような場合に、振込元口座が設けられている複数の金融機関のいずれから振り込むかをその都度、判断する必要がなくなり、振込作業の手間が軽減されることになるが、その反面、特定の振込元口座(代表口座)からの振込件数あるいは振込金額が他の振込元口座に対して極端に多くなり、複数の振込元口座間での取扱い量に大きなアンバランスが生じることになる。
なお、統括会社が振込元口座を複数の金融機関にそれぞれ開設する場合に、有利な条件で振込契約をするために、各金融機関ごとに配分する振込件数または振込金額の割合を予め取極めとして設定しておく場合があるが、この場合、その振込割合の管理は担当者の手作業で行っているのが実情であり、多大な労力を要すると共に、金融機関側に対する高い信頼性が得られない嫌いがあった。
本発明は、複数のグループ企業を統括する統括組織がグループ企業からの振込依頼を代行処理するシステムとして、複数の金融機関に設けた振込元口座を適切に選択することにより、手数料をより低減させることができ、しかも振込作業性及び信頼性に優れたシステム及びそのシステム用のプログラムを提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明は次のように構成したことを特徴とする。
まず、本願の請求項1に記載の発明は、グループに属する複数の企業の統括組織に備えられる支払代行システムに関するもので、上記統括組織が複数の金融機関にそれぞれ開設した振込元口座に関する情報を記録した振込元口座情報記録手段と、該記録手段に記録されている振込元口座を開設した金融機関との間で振込手数料優遇措置が設定されている金融機関を各振込元口座に関連付けて記録した手数料優遇金融機関記録手段と、グループ所属企業からの少なくとも振込金額と振込先口座とを含む振込依頼情報を入力する振込依頼情報入力手段と、該入力手段によって入力した振込依頼情報中の振込先口座が、上記振込元口座情報記録手段に記録されている金融機関の口座か、上記手数料優遇金融機関記録手段に記録されている金融機関の口座か、それらのいずれでもない非関連金融機関の口座かを判別する振込先口座判別手段と、該判別手段により、振込先口座が存在する金融機関が振込元口座を開設した金融機関であると判別されたときには、その金融機関の振込元口座から振込処理を優先的に行い、振込先口座が存在する金融機関が手数料優遇措置が設定された金融機関であると判別されたときには、振込元口座を開設した複数の金融機関のうち、その優遇措置を受けることができる金融機関の振込元口座から振込処理を行う振込処理手段と、上記振込元口座を開設した複数の金融機関に対する振込件数または振込金額の配分割合を設定するための振込割合設定手段と、該設定手段で配分割合を設定するときに振込件数で設定するか振込金額で設定するかを選択するための配分種別選択手段と、上記振込先口座判別手段により振込先口座が存在する金融機関が非関連金融機関であると判別されたきに、上記配分種別選択手段により選択された振込件数又は振込金額について上記振込割合設定手段で設定された配分割合に基づいて、当該振込依頼の振込元口座を選択する振込元口座選択手段とが備えられ、上記振込処理手段は、非関連金融機関への振込処理時に、複数の金融機関の振込元口座のうちの上記振込元口座選択手段で選択された振込元口座から振込処理を行うことを特徴とする。
ここで、上記振込依頼情報入力手段が振込依頼情報を入力する態様としては、記録媒体を介して入力する場合と、ネットワーク等を用いたデータ通信により入力する場合とがある。同様に、振込処理手段が振込処理のための情報を振込元口座を開設した金融機関に送る態様についても、記録媒体を介して出力する場合と、ネットワーク等を用いたデータ通信により出力する場合とがある。
また、請求項2に記載の発明は、上記請求項1に記載の支払代行システムにおいて、上記振込依頼情報は、当該振込依頼に係るグループ所属企業が所有する口座に関する情報を含み、上記振込依頼情報入力手段は、振込金額と振込先口座とに加え、上記グループ所属企業が所有する口座に関する情報を入力可能とされていることを特徴とする。
一方、本願の請求項3に記載の発明は、グループに属する複数の企業の統括組織に備えられる支払代行システム用のプログラムに関するもので、コンピュータを、上記統括組織が複数の金融機関にそれぞれ開設した振込元口座に関する情報を記録した振込元口座情報記録手段、該記録手段に記録されている振込元口座を開設した金融機関との間で振込手数料優遇措置が設定されている金融機関を各振込元口座に関連付けて記録した手数料優遇金融機関記録手段、グループ所属企業からの少なくとも振込金額と振込先口座とを含む振込依頼情報を入力する振込依頼情報入力手段、該入力手段によって入力した振込依頼情報中の振込先口座が、上記振込元口座情報記録手段に記録されている金融機関の口座か、上記手数料優遇金融機関記録手段に記録されている金融機関の口座か、それらのいずれでもない非関連金融機関の口座かを判別する振込先口座判別手段該判別手段により、振込先口座が存在する金融機関が振込元口座を開設した金融機関であると判別されたときには、その金融機関の振込元口座から振込処理を優先的に行い、振込先口座が存在する金融機関が手数料優遇措置が設定された金融機関であると判別されたときには、振込元口座を開設した複数の金融機関のうち、その優遇措置を受けることができる金融機関の振込元口座から振込処理を行う振込処理手段、上記振込元口座を開設した複数の金融機関に対する振込件数または振込金額の配分割合を設定するための振込割合設定手段、該設定手段で配分割合を設定するときに振込件数で設定するか振込金額で設定するかを選択するための配分種別選択手段、及び、上記振込先口座判別手段により振込先口座が存在する金融機関が非関連金融機関であると判別されたきに、上記配分種別選択手段により選択された振込件数又は振込金額について上記振込割合設定手段で設定された配分割合に基づいて、当該振込依頼の振込元口座を選択する振込元口座選択手段として機能させ、かつ、上記振込処理手段として機能させるときは、非関連金融機関への振込処理時に、複数の金融機関の振込元口座のうちの上記振込元口座選択手段で選択された振込元口座から振込処理を行うように機能させることを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、上記請求項3に記載のプログラムにおいて、上記振込依頼情報が当該振込依頼に係るグループ所属企業が所有する口座に関する情報を含む場合に、コンピュータを上記振込依頼情報入力手段として機能させるときは、振込金額と振込先口座とに加え、上記グループ所属企業が所有する口座に関する情報を入力可能なように機能させることを特徴とする。
上記の請求項1に記載の支払代行システムによれば、図1に示すように、例えば、企業グループの親会社等の統括組織が金融機関A、Bに振込元口座を開設しているものとして、グループ所属企業からの振込依頼情報に含まれる振込先口座が、上記金融機関Aの口座であれば、その金融機関A内の振込元口座から振込先口座へ振込処理が行われ、振込先口座が金融機関Bの口座であれば、その金融機関B内の振込元口座から振込先口座へ振込処理が行われることになる。これらの場合、同一金融機関内での処理になるので手数料の負担は最も有利となる。
また、グループ所属企業からの振込依頼情報に含まれる振込先口座が、上記金融機関Aからの振り込みに対する手数料について優遇措置が設定されている金融機関A′の口座である場合は、金融機関A内の振込元口座から金融機関A′の振込先口座へ振込処理が行われ、振込先口座が、金融機関Bからの振り込みに対する手数料について優遇措置が設定されている金融機関B′の口座である場合は、金融機関B内の振込元口座から金融機関B′の振込先口座へ振込処理が行われることになる。
この場合、同一金融機関内で処理する場合に比べれば手数料は高くなるかもしれないが、優遇措置を受けられるので、例えば、振込先金融機関がA′の場合に、優遇措置を受けることができない金融機関Bから振り込む場合等に比較して手数料の負担が有利となる。
このようにして、まず、同一金融機関内での振込処理が優先され、これに該当しない場合に、例えば資本関係や提携関係があって手数料の優遇措置を受けることができる金融機関に対する振込処理が行われることになる。その結果、当該企業グループ全体としてとしての振込手数料の負担が効果的に低減されることになる。
ところで同一金融機関内での振込処理を優先し、それに該当しない場合は、手数料の優遇措置が設定されている金融機関に対して振込処理を行なうようにした場合、そのいずれにも該当しない場合に、いずれの振込元口座から振り込むかが課題となる。
これに対して、請求項1に記載のシステムによれば、図1に示すように、非関連金融機関C、D、E…への振り込みの場合に、それらの振込案件が、振込元口座を開設した複数の金融機関A、Bについて、予め設定された割合で自動的に配分されて振込処理が行われることになる。その場合に、上記配分割合は、振込件数について設定する場合と、振込金額について設定する場合とがあり、適宜選択される。したがって、非関連金融機関への振込案件をどの振込元口座から振り込むかの判断作業や、配分比率の管理等の手間が省けると共に、複数の金融機関との間で予め設定した取極めにしたがって配分する場合に、それらの金融機関に対して配分管理の高い信頼性を主張することが可能となる。
なお、請求項2に記載のシステムによれば、振込依頼情報入力手段により、当該振込依頼に係るグループ所属企業が所有する口座に関する情報が入力可能とされる。
一方、請求項3、4に記載のプログラムは、請求項1、2に記載のシステムにそれぞれ対応するもので、これらのプログラムをコンピュータに搭載して実行することにより、請求項1、2に記載のシステムのうちの対応するものと同様の効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態に係る支払代行システムについて説明する。なお、このシステムを機能させるコンピュータプログラムは本発明に係る支払代行システム用プログラムの実施の形態を構成する。
図2は、本実施の形態に係る支払代行システムを示すもので、このシステムは、例えば企業グループの統括会社等に備えられたコンピュータ10を中心として構成される。
このコンピュータ10は、プログラムに従って各種の機能を実行する中央処理装置11と、記録媒体からの各種データ等の読み込みと記録媒体への各種データの書き出しとを行うデータ読込、書出装置12と、キーボード等の入力装置13と、プリンタ等の出力装置14と、ディスプレイ等の表示装置15と、上記プログラムやデータ類を記録する記録装置16とを備えている。
上記データ読込、書出装置12は、当該企業グループに属するグループ会社X、Y…から入手した記録媒体x、y…に記録されている振込依頼データを読み込み、そのデータが中央処理装置11を介して記録装置16に記録されるようになっている。また、該データ読込、書出装置12は、中央処理装置11によって作成され、一旦記録装置16に記録された振込指示データを記録媒体a、b…に記録するようになっている。
なお、この記録媒体a、b…は振込元口座を開設した銀行(以下、「振込元口座開設銀行」という)A、B…にそれぞれ持ち込まれ、これらの銀行A、B…において、当該振込指示データによって各振込案件ごとに指示された各振込先銀行に対する振込処理が行われる。
また、上記記録装置16には、図3に示すように、プログラム記録部16aと、マスター記録部16bと、データ記録部16cとが設けられており、プログラム記録部16aには、コンピュータ10に所定の動作を行わせるためのプログラムがインストールされている。また、マスター記録部16bには、当該システムの基本情報として用いられる振込元口座テーブルと、手数料優遇銀行テーブルとが記録されている。
さらに、データ記録部16cには、上記記録媒体x、y…から読み込まれた振込依頼データを記録する振込依頼データテーブルと、記録媒体a、b…に書き出される振込指示データを記録する振込指示データテーブルと、前者のデータから後者のデータを作成する段階で一時的に生成される一時格納データを記録する一時格納データテーブルとが設けられている。ここで、データ量が少ない場合等においては、上記各データテーブルは、記録装置16のデータ記録部16cに予め作成しておかずに、データ処理動作時にメモリ上に作成することも可能である。
上記マスター記録部16bに記録されている振込元口座テーブルは、図4に示すように、システムの処理動作で用いられる内部IDをキーとして、当該統括会社が振込元口座を開設している振込元口座開設銀行について、銀行コード、支店コード、科目コード、口座番号を記録するようになっている。ここで、科目コードは、「01」は「普通」を、「02」は「当座」を示す。
また、このテーブルには、各振込元口座開設銀行ごとに設定される振込割合を、件数及び金額について記録することができるようになっており、さらに、振込依頼データの処理時に算出される振込割合に応じた配分値を、件数及び金額について記録することができるようになっている。
なお、この振込口座テーブルには、振込依頼データの処理時に用いられる仮想口座のレコードが内部IDを「0」として用意されている。
また、上記手数料優遇銀行テーブルは、図5に示すように、上記振込元口座テーブルに記録されている振込元口座を開設した銀行が、どの銀行との間で振込手数料の優遇措置が設定されているかを登録したもので、優遇措置が設定されている銀行のコードと、その優遇措置を受けることができる振込元口座開設銀行の内部IDとが紐付けられて記録されている。
さらに、記録装置16のデータ記録部16cに記録される振込依頼データテーブルは、図6に示すように、振込依頼データを1件ごとに記録するもので、1回の処理時に処理する複数のレコードを同時に記録するようになっており、例えば、図2に示す記録媒体x等により、特定のグループ会社から入手した1カ月分のデータが1まとまりとして記録されるようになっている。
この振込依頼データテーブルには、各振込依頼案件ごとに、振込日と、振込先口座に関する情報としての銀行コード、支店コード、科目コード及び口座番号と、振込元口座に関する情報としての銀行コード、支店コード、科目コード及び口座番号と、振込金額とが記録されるようになっている。ここで、振込元口座に関する情報としては、例えば振込依頼会社が所有する自己の口座に関するもの等が記載される。
また、一時格納データテーブルは、図7に示すように、上記振込依頼データテーブルと同様の構成で、各振込依頼案件ごとに、振込日と、振込先口座に関する情報としての銀行コード、支店コード、科目コード及び口座番号と、振込元口座銀行に関する情報としての銀行コード、支店コード、科目コード及び口座番号と、振込金額とが記録されるようになっている。そして、振込依頼データテーブルと同様に、1回の処理時に処理する複数のレコードが同時に記録されるようになっている。
この一時格納データテーブルには、基本的には、振込依頼データテーブルに記録されているデータが転記されるのであるが、振込元口座に関する情報については、最終的には統括会社が所有するいずれかの銀行の振込元口座に関する情報に書き換えられて記録されるようになっている。
なお、図8は、図7の一時格納テーブルの後述するシェア割り処理を行った後の状態を示すもので、いくつかのレコードの振込元口座に関する情報がシェア割り処理によって書き換えられている。
さらに、振込指示データテーブルは、図9〜図11に示すように、上記振込依頼データテーブルや一時格納データテーブルと同様に、各振込依頼案件ごとに、振込予定日と、振込先口座に関する情報としての銀行コード、支店コード、科目コード及び口座番号と、振込元口座銀行に関する情報としての同じく銀行コード、支店コード、科目コード及び口座番号と、振込金額とが記録されるようになっている。
この振込指示データテーブルは、各振込元口座開設銀行ごとに作成されるもので、上記一時格納データテーブルに記録されている複数のデータを、振込元口座ごとに仕分けして、それぞれ異なるテーブルに記録するようにしたものであり、図2に示す記録媒体a、b…にそれぞれ記録されて、対応する振込元口座開設銀行A、B…に送付されることになる。
次に、このシステムの実際の運用時の動作について説明する。
まず、システムをいずれかの企業グループの統括会社に導入する際に、或いは導入した後に、各種の初期設定処理が行われ、その一環としてシェア割り種別の設定が行われる。
つまり、当該プログラムがインストールされたコンピュータ10を起動させ、所定の操作を行えば、図2に示す表示装置15に、図12に示すシェア割り種別設定画面W1が表示される。この画面W1では、振込先口座が振込元口座と同じ銀行になく、かつ、振込元口座から振込先口座への振込時に手数料の優遇措置が設定されていない場合に、どの振込元口座から振り込むかの割合、即ちシェア割りを、振込件数で行うか、振込金額で行うかを選択するものであり、選択する方のチェックボタンをオンにする。そして、登録ボタンB1をオンすることにより、選択されたシェア割りを採用してプログラムが動作することになる。
次に、図13に示す振込元口座登録画面W2で、当該企業グループの統括会社が複数の銀行に開設している振込元口座に関する情報を登録する。この画面W2では、銀行名、銀行コード、支店コード、科目コード及び口座番号を入力する。そして、登録ボタンB2をオンすることにより、振込元口座に関するこれらの情報が、図4に示す振込元口座テーブルに記録される。その場合に、各銀行についての内部IDは自動的に付与され、振込元口座テーブルに記録される。
なお、図例では、振込元口座を、「銀行A」、「銀行B」、及び「銀行C」に設けた場合が示されている。
次に、図14に示す手数料優遇銀行一覧画面W3を開く。システムの運用開始時には、各振込元口座開設銀行との間で振込手数料の優遇措置が設定されている振込先銀行(以下、「手数料優遇銀行」という)の登録は行われていないので、この画面W3は、図示のように空欄が表示される。そこで、この画面W3の登録ボタンB3をオンし、図15に示す、手数料優遇銀行登録画面W4を開く。
この画面W4では、手数料優遇銀行のコードをテキストボックスT1に入力し、その銀行から優遇措置が受けられる振込元口座設定銀行をプルダウンメニューP1から選択する。このプルダウンメニューP1には、図4の振込元口座テーブルに記録されている銀行名が、支店名、科目名、口座番号等と共に表示される。
そして、登録ボタンB4をオンすることにより、テキストボックスT1に入力された銀行コードとプルダウンニューP1から選択された振込元銀行とが紐付けされた状態で、図5に示す手数料優遇銀行テーブルに記録される。その場合に、振込元口座開設銀行は図4のテーブルから読み取られた内部IDで記録され、このIDを介して図4のテーブルの振込元口座データと図5のテーブルの手数料優遇銀行データとが紐付けされる。
図例では、コード「0011」の銀行が内部ID「1」の振込元口座開設銀行Aと、コード「0012」の銀行及びコード「0013」の銀行が内部ID「2」の振込元口座開設銀行Bと、コード「0014」の銀行及びコード「0015」の銀行が内部ID「3」の振込元口座開設銀行Cとの間で、それぞれ振込手数料の優遇措置が設定されている場合が示されている。
このようにして、手数料優遇銀行の登録が終了すれば、次に手数料優遇銀行一覧画面W3を開いたとき、図16に示す画面W3′のように、登録した手数料優遇銀行が振込元口座開設銀行と紐付けされた状態で表示される。
そして、この画面W3′上で、いずれかのレコードをチェックボタンで選択した上で、修正ボタンB5をオンすれば、選択したレコードの内容が図15の手数料優遇銀行登録画面W4に表示され、この画面W4上で手数料優遇銀行のコードや紐付けする振込元口座開設銀行の修正が可能となる。また、図16の画面W3′上で、チェックボタンによりいずれかのレコードを選択して削除ボタンB6をオンすれば、そのレコードが削除されることになり、これらの修正や削除が、図5の手数料優遇銀行テーブルに反映される。
また、図17に示すシェア割り設定画面W5は、図12のシェア割り種別設定画面W1で設定した「件数」または「金額」についてのシェア割りを、複数の振込元口座開設銀行について具体的にどのような割合にするかを設定するための画面である。この画面の各振込元口座ごとに入力した割合は、登録ボタンB7をオンすることにより、図4の振込元口座テーブルの振込割合の「件数」または「金額」の欄のいずれかに記録されるようになっている。
図例の場合、シェア割り種別が「件数」に設定されているものとして、振込割合は、振込元口座開設銀行AおよびBについては「3割」、振込元口座開設銀行Bについては「4割」に設定されている。なお、これらの割合の合計が「1」にならない場合は入力エラーとなる。
次に、図2に示すコンピュータ10の中央処理装置11による振込依頼データの処理動作を、図18のフローチャートに従って説明する。なお、このフローチャートは、シェア割りの種別として「件数」が設定されている場合のものである。
まず、準備段階として、グループ所属会社から統括会社に持ち込まれた記録媒体x等に記録されている振込依頼データが、支払代行システムを構成するコンピュータ10のデータ読込、書出装置12によって読み込まれ、記録装置16のデータ記録部16cに設けられている図6に示す振込依頼データテーブルに記録される。
この状態でプログラムが作動し、まず、フローチャートのステップS1で、件数カウンタIの値をクリアした上で、ステップS2で、上記振込依頼データテーブルから1件目の振込依頼データを読み込む。ここで、上記件数カウンタIは、シェア割り処理を行うデータの数をカウントするものである。
そして、次にステップS3で、全振込依頼データの読み込みが終了しているか否かを判定する。当初は終了していないから次にステップS4を実行し、読み込んだ振込依頼データに含まれている振込先口座の銀行コードを確認して、そのコードが図4の振込元口座テーブルに記録されている振込元口座開設銀行のコードと一致するか否かを判定する。
今、図6の振込依頼データテーブルの欄外に符号aで示すデータを読み込んだものとすると、振込先口座の銀行コードは「0001」であって、このコードの銀行は図4の振込元口座テーブルに記録されている「銀行A」のものであるから、ステップS4の判定は「Yes」となる。
したがって、次にステップS5を実行し、その振込依頼データaの振込元口座に関する銀行コード「0004」、支店コード「001」、科目コード「01」、口座番号「300004」といったデータを、図4に記録されている「銀行A」のデータ「0001」、「001」、「02」、「100001」に置き換える。その場合に、振込先口座に関するデータや振込日及び振込金額等は変更しない。
そして、このようにして新たに作成されたデータを、ステップS6で、図7に示す一時格納データテーブルにデータa′として記録する。
なお、振込依頼データbの振込先口座の銀行コードは「0002」であって、図4の振込元口座テーブルに記録されている「銀行B」のものであるから、この場合も、ステップS4の判定は「Yes」となり、ステップS5で、振込元口座に関するデータが「銀行B」のデータに変更される。そして、一時格納データテーブルにデータb′として記録される。
また、上記ステップS3で、読み込んだ振込依頼データに含まれている振込先口座の銀行コードが、図4の振込元口座テーブルに記録されている振込元口座開設銀行のコードと一致しない場合は、次にステップS7を実行し、読み込んだデータの振込先銀行のコードが、図5の手数料優遇銀行テーブルに記録されているか否かを判定する。
そして、今、図6の振込依頼データテーブルの欄外に符号cで示すデータを読み込んだものとすると、振込先口座の銀行コードは「0011」であって、このコードは図5の手数料優遇銀行テーブルに記録されているから、ステップS7の判定は「Yes」となる。そして、このテーブルで、コード「0011」は、内部コード「1」を介して振込元口座テーブルの「銀行A」に紐付けされていることを読み取る。
この場合、次にステップS8で、振込依頼データcの振込元口座に関する銀行コード「0005」、支店コード「001」、科目コード「01」、口座番号「300005」といったデータを、図4に記録されている「銀行A」のデータ「0001」、「001」、「02」、「100001」に変更する。その場合、振込先口座に関するデータ等を変更しないのは、ステップS5の場合と同様である。
そして、このようにして新たに作成されたデータを、ステップS6で、図7に示す一時格納データテーブルにデータc′として記録する。
なお、振込依頼データdの振込先口座の銀行コードは「0012」であって、図5の手数料優遇銀行テーブルに記録されているから、この場合も、ステップS7の判定は「Yes」となる。そして、このコード「0012」は、内部コード「2」を介して振込元口座テーブルの「銀行B」に紐付けされているから、振込依頼データdについては、振込元口座に関するデータが「銀行B」のデータに変更され、一時格納データテーブルにデータd′として記録される。
一方、上記ステップS7で、読み込んだ振込依頼データの振込先銀行のコードが、図5の手数料優遇銀行テーブルに記録されていないと判定された場合は、ステップS9で、その振込依頼データの振込元口座に関するデータを図4の振込元口座テーブルに記録されている「仮想口座」のデータに変更する。つまり、銀行コードを「0000」、支店コードを「000」、科目コードを「00」、口座番号を「000000」に変更する。
具体的には、図6の振込依頼データテーブルのデータe、f、gの振込先口座の銀行コードは「0021」、「0022」、「0023」であって、いずれも図5の手数料優遇銀行テーブルに登録されていないコードであるから、これらのデータe、f、gについては、振込元口座に関する情報が上記「仮想口座」の情報に変更される。
そして、この場合は、ステップS10で、件数カウンタIの値を「1」加算した上で、ステップS5で、図7に示す一時格納データテーブルにデータe′、f′、g′として記録される。
以上のようにして、振込依頼データテーブルに記録された今回振込処理を行うすべての振込依頼データについて、振込元口座に関するデータを変更し、一時格納データテーブルに記録すれば、ステップS3で全振込依頼データの読込が終了したものと判定されるから、次に、テップS11以降を実行し、「仮想口座」のデータに変更した振込依頼データについてのシェア割り処理が行われる。
この処理では、まず、ステップS11で、図4の振込元口座テーブルに記録されている各振込元口座開設銀行についての振込件数の割合を読み込み、次いで、ステップS12で、各振込元口座開設銀行についての配分件数を計算する。この計算は、上記ステップS10でカウントしたIの値、即ち、シェア割りの対象となるデータの件数Iと、上記ステップS11で読み込んだ振込割合とを掛けることによって行われ、これにより各振込元口座開設銀行に配分される振込件数が算出される。そして、その件数は、ステップS13で、図4の振込元口座テーブルの件数についての配分値の欄に記録される。
ここで、図例では、「銀行A」および「銀行B」の割合が「3割」、「銀行C」の割合が「4」に設定されており、上記カウント値Iが、説明の便宜上、例えば「3」とすれば、「銀行A」および「銀行B」への配分件数は「0.9件」、「銀行C」への配分件数は「1.2件」となる。
次に、ステップS14で、図7のシェア割り前の一時格納データテーブルから1件目のデータを読み込み、ステップS15で、全一時格納データの読み込みが終了しているか否かを判定するが、当初は終了していないから次にステップS16を実行し、読み込んだデータの振込元口座についての銀行コードが、仮想口座の銀行コードであるか否かを判定する。
そして、その判定結果が「No」のとき、具体的には、図7に示す一時格納データa′〜d′のように、振込元口座のデータが仮想口座のものではないときには、そのデータについては内容を変更せず、そのままのデータを保持する。
これに対して、上記ステップS16での判定の結果が「Yes」のとき、つまり、読み込んだ一時格納データの振込元口座についてのデータが仮想口座のものである「000000」等である場合には、次にステップS17を実行し、図4の振込元口座テーブルから、振込配分件数が0より大きな振込元口座のレコードを1つ選択する。
そして、ステップS18で、振込元口座テーブルから選択したレコードの振込元口座に関するデータを読み出し、当該一時格納データの振込元口座に関する銀行コード「0000」等のデータを、読み出した振込元口座に関するデータに変更する。その上で、ステップS19で、選択したレコードの振込件数の値を「1」減算した後、ステップS20で、振込元口座に関するデータを変更して一時格納データテーブルに書き込む。
図例の場合、まず、図7の一時格納テーブルに記録されているデータe′について上記の処理が行われ、このデータe′の振込元口座に関する銀行コード「0000」等のデータが、図4の振込元口座テーブルの「銀行A」についてのデータに変更されることになり、これにより新たに生成されたデータe″が一時格納データテーブルのデータe′に上書きされ、一時格納データテーブルが、図8に示すシェア割り後の状態となる。そして、図4の振込元口座テーブルの「銀行A」についての配分件数は「−0.1」となり、以後「銀行A」に配分されることはなくなる。
同様にして、図7の一時格納データテーブルのデータf′、g′についても配分され、データf′については、振込元口座に関するデータが、図4の振込元口座テーブルの「銀行B」についてのデータに変更され、データg′については、同じく振込元口座に関するデータが、「銀行C」についてのデータに変更されて、それぞれ、図8に示すように、データf″、g″として一時格納データテーブルに記録されることになる。
この例の場合、図4の振込元口座テーブルの「銀行C」についての配分件数は「0.2」となり、0より大きな値となるが、この時点で全一時格納データについてのシェア割り処理が終了し、ステップS15で、全データの読み込みが終了したものと判定されるので、再び「銀行C」に配分されることはなく、「銀行A」、「銀行B」、「銀行C」に1件ずつ配分されて終了することになる。なお、上記配分対象件数のカウント値Iが例えば「10」の場合は、「銀行A」、「銀行B」、「銀行C」に3件、3件、4件が配分されることになる。
以上のようにして、振込依頼データa〜gのうち、データa、bは、振込元口座開設銀行から同一の銀行の口座に振り込まれることになり、データc、dは、複数の振込元口座開設銀行のうちの手数料優遇措置を受けられる銀行から振り込まれることになり、さらに、これらのいずれにも該当しないデータe、f、gについては予め設定された件数割合で配分されて、いずれかの振込元口座開設銀行から振り込まれることになる。
そして、以上の例では、振込依頼データa〜fのうち、データa、c、eは「銀行A」から振り込まれることになり、データb、d、fは「銀行B」から振り込まれることになり、データgは「銀行C」から振り込まれることになるので、図9、図10、図11に示すように、それぞれの振込依頼データを記録した「銀行A」向け、「銀行B」向けおよび「銀行C」向けの各振込指示データが作成され、振込指示テーブルに記録される。そして、これらのデータは、図2に示すように、それぞれ記録媒体a、b…に記録され、当該振込元口座開設銀行A、B…に送られ、それぞれの銀行A、B…の振込元口座から、振込指示データに記録されている各振込先銀行の口座に所定の金額が振り込まれることになる。
なお、以上の説明は、シェア割り種別として「振込件数」を選択した場合の例についてであるが、シェア割り種別として「振込金額」を選択した場合は、図19に示すフローチャートに従って動作することになる。
このフローチャートは図18の「振込件数」で配分する場合と、基本的に同一であるが、ステップS1′で金額カウンタJがクリアされ、ステップS10′で、シェア割り対象の振込依頼データを処理するときに、金額カウンタJに、そのデータの振込金額を加算することになる。
そして、ステップS12′で、シェア割り処理に際して、各振込元口座開設銀行に配分する際に、上記金額カウンタ値Jと、図4の振込元口座テーブルの振込割合の金額の欄に記録されている配分割合とを積算することにより、配分金額を計算し、ステップS13′で、その金額を同じく図4の振込元口座テーブルの配分値の金額の欄に記録する。
さらに、このシェア割り処理において、図4の振込元口座テーブルからいずれかの銀行のレコードを選択する際に、ステップS17′で、配分金額が0より大きなレコードを選択し、当該一時格納データの振込元口座に関するデータを、選択したレコードの振込元口座のデータに変更する。そして、ステップS19′で、振込元口座テーブルの配分金額を、当該一時格納データの振込金額分減算し、その減算した値を配分金額として、図4の振込元口座テーブルに記録する。
これにより、前述の「振込件数」で配分する場合と同様に、振込金額のトータルが予め設定した振込割合に応じた額になるよう、振込元口座が選択されることになる。
ここで、振込先口座が、振込元口座開設銀行のものではなく、かつ、手数料優遇銀行のものでもない場合に、以上の実施の形態によれば、上記のような振込件数または振込金額によるシェア割りを行わず、複数の振込元口座のうちの特定の口座のみから振込処理を行うようにすることも可能である。
つまり、図17のシェア割設定画面W5において、複数の振込元口座開設銀行のうちの例えば「銀行A」の振込割合を「1」とし、他の銀行の振込割合を「0」に設定すれば、振込先口座が、振込元口座開設銀行のものではなく、かつ、手数料優遇銀行のものでもない案件については、全て「銀行A」の口座から振込処理が行われることになる。
また、以上の実施の形態では、グループ会社X、Y…からの振込依頼データの入手は、記録媒体x、y…を介して行い、振込元口座開設銀行A、B…への振込指示データの送付も記録媒体a、b…を介して行うようになっているが、図20に示す実施の形態では、支払代行システムを構成するコンピュータ10′に、図2のデータ読込、書出装置12に代えて、データ通信装置12′とデータ書出装置12″とを備え、振込元口座開設銀行A、B…への振込指示データの送付は記録媒体を用いて行う一方、グループ会社X、Y…からの振込依頼データの入力は、インターネットやイントラネット或いは専用回線等の通信回線Zを用いて行うようになっている。
以上のように、本発明によれば、企業グループの統括組織に設置された支払代行システムにおいて、グループ所属企業からの振込依頼情報に記載されて振込先口座が、当該統括組織が振込元口座を開設した複数の金融機関のうちのいずれかの金融機関の口座である場合には、その振込先口座が設けられている金融機関の振込元口座を優先的に選択して振込処理が行われることになり、これにより、振込手数料の負担が軽減されることになる。
また、振込先口座が、振込元口座を開設した金融機関のものでない場合には、その振込先口座の金融機関に対して振込手数料の優遇措置が設定されている振込元口座開設金融機関がサーチされ、該当する金融機関が存在するときには、その金融機関から振込処理が行われるので、手数料優遇装置が有効に利用されて、振込手数料の軽減にさらに寄与することになる。
そして、振込先口座がそのいずれにも該当しない場合には、特定の金融機関の振込元口座から振込処理が行われ、或いは振込元口座を開設した複数の金融機関いついて予め設定した振込件数の割合または振込金額の割合となるように、振込元口座が自動的に選択されて振込処理が行われるので、同一金融機関内で振込処理が行われる案件でなく、かつ優遇措置を受けることができない振込案件をどの振込元口座開設金融機関から振り込むかの判断作業が不要となり、特に後者の場合は、配分割合の管理等の手間が省けると共に、複数の振込元口座開設金融機関との間で予め設定した取極めにしたがって配分する場合に、それらの金融機関に対する配分管理の高い信頼性が得られることになる。
本発明の概念図である。 本発明の実施の形態に係る支払代行システムの全体構成図である。 同システムにおける記録装置の記録内容の説明図である。 同記録装置に記録されている振込元口座テーブルの説明図である。 手数料優遇銀行テーブルの説明図である。 振込依頼データテーブルの説明図である。 一時格納データテーブルのシェア割り前の状態の説明図である。 一時格納データテーブルのシェア割り後の状態の説明図である。 銀行A用の振込指示データテーブルの説明図である。 銀行B用の振込指示データテーブルの説明図である。 銀行C用の振込指示データテーブルの説明図である。 シェア割り種別設定画面の図である。 振込元口座登録画面の図である。 手数料優遇銀行一覧画面のデータ未登録状態の図である。 手数料優遇銀行登録画面の図である。 手数料優遇銀行一覧画面のデータ登録後の状態の図である。 振込元口座のシェア割り設定画面の図である。 シェア割り種別が「件数」の場合の振込処理動作を示すフローチャートである。 シェア割り種別が「金額」の場合の振込処理動作を示すフローチャートである。 本発明の他の実施の形態に係る支払代行システムの全体構成図である。
符号の説明
10 コンピュータ
11 中央処理装置
16 記録装置

Claims (4)

  1. グループに属する複数の企業の統括組織に備えられる支払代行システムであって、
    上記統括組織が複数の金融機関にそれぞれ開設した振込元口座に関する情報を記録した振込元口座情報記録手段と、
    該記録手段に記録されている振込元口座を開設した金融機関との間で振込手数料優遇措置が設定されている金融機関を各振込元口座に関連付けて記録した手数料優遇金融機関記録手段と、
    グループ所属企業からの少なくとも振込金額と振込先口座とを含む振込依頼情報を入力する振込依頼情報入力手段と、
    該入力手段によって入力した振込依頼情報中の振込先口座が、上記振込元口座情報記録手段に記録されている金融機関の口座か、上記手数料優遇金融機関記録手段に記録されている金融機関の口座か、それらのいずれでもない非関連金融機関の口座かを判別する振込先口座判別手段と、
    該判別手段により、振込先口座が存在する金融機関が振込元口座を開設した金融機関であると判別されたときには、その金融機関の振込元口座から振込処理を優先的に行い、振込先口座が存在する金融機関が手数料優遇措置が設定された金融機関であると判別されたときには、振込元口座を開設した複数の金融機関のうち、その優遇措置を受けることができる金融機関の振込元口座から振込処理を行う振込処理手段と、
    上記振込元口座を開設した複数の金融機関に対する振込件数または振込金額の配分割合を設定するための振込割合設定手段と、
    該設定手段で配分割合を設定するときに振込件数で設定するか振込金額で設定するかを選択するための配分種別選択手段と、
    上記振込先口座判別手段により振込先口座が存在する金融機関が非関連金融機関であると判別されたきに、上記配分種別選択手段により選択された振込件数又は振込金額について上記振込割合設定手段で設定された配分割合に基づいて、当該振込依頼の振込元口座を選択する振込元口座選択手段とが備えられ、
    上記振込処理手段は、非関連金融機関への振込処理時に、複数の金融機関の振込元口座のうちの上記振込元口座選択手段で選択された振込元口座から振込処理を行うことを特徴とする支払代行システム。
  2. 上記振込依頼情報は、当該振込依頼に係るグループ所属企業が所有する口座に関する情報を含み、
    上記振込依頼情報入力手段は、振込金額と振込先口座とに加え、上記グループ所属企業が所有する口座に関する情報を入力可能とされていることを特徴とする請求項1に記載の支払代行システム。
  3. グループに属する複数の企業の統括組織に備えられる支払代行システム用プログラムであって、コンピュータを、
    上記統括組織が複数の金融機関にそれぞれ開設した振込元口座に関する情報を記録した振込元口座情報記録手段、
    該記録手段に記録されている振込元口座を開設した金融機関との間で振込手数料優遇措置が設定されている金融機関を各振込元口座に関連付けて記録した手数料優遇金融機関記録手段、
    グループ所属企業からの少なくとも振込金額と振込先口座とを含む振込依頼情報を入力する振込依頼情報入力手段、
    該入力手段によって入力した振込依頼情報中の振込先口座が、上記振込元口座情報記録手段に記録されている金融機関の口座か、上記手数料優遇金融機関記録手段に記録されている金融機関の口座か、それらのいずれでもない非関連金融機関の口座かを判別する振込先口座判別手段、
    該判別手段により、振込先口座が存在する金融機関が振込元口座を開設した金融機関であると判別されたときには、その金融機関の振込元口座から振込処理を優先的に行い、振込先口座が存在する金融機関が手数料優遇措置が設定された金融機関であると判別されたときには、振込元口座を開設した複数の金融機関のうち、その優遇措置を受けることができる金融機関の振込元口座から振込処理を行う振込処理手段、
    上記振込元口座を開設した複数の金融機関に対する振込件数または振込金額の配分割合を設定するための振込割合設定手段、
    該設定手段で配分割合を設定するときに振込件数で設定するか振込金額で設定するかを選択するための配分種別選択手段、及び、
    上記振込先口座判別手段により振込先口座が存在する金融機関が非関連金融機関であると判別されたきに、上記配分種別選択手段により選択された振込件数又は振込金額について上記振込割合設定手段で設定された配分割合に基づいて、当該振込依頼の振込元口座を選択する振込元口座選択手段として機能させ、
    かつ、上記振込処理手段として機能させるときは、非関連金融機関への振込処理時に、複数の金融機関の振込元口座のうちの上記振込元口座選択手段で選択された振込元口座から振込処理を行うように機能させることを特徴とする支払代行システム用プログラム。
  4. 上記振込依頼情報が当該振込依頼に係るグループ所属企業が所有する口座に関する情報を含む場合に、
    コンピュータを上記振込依頼情報入力手段として機能させるときは、振込金額と振込先口座とに加え、上記グループ所属企業が所有する口座に関する情報を入力可能なように機能させることを特徴とする請求項3に記載の支払代行システム用プログラム。
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