JP6716229B2 - 振替処理装置、振替処理方法及び振替処理プログラム - Google Patents

振替処理装置、振替処理方法及び振替処理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、振替処理装置、振替処理方法及び振替処理プログラムに関する。
特許文献1には、『棚卸管理フィ−ルドが「工事原価」となっている仕訳パターンについては、その抽出後、工事原価計算とその自動棚卸処理のル−ティンに入り、画面上での工事現場ごとに配賦した金額の入力により製造費計上仕訳を自動作成し、月次締切では、未成工事現場の原価は集計され、原材料や未成工事支出金(仕掛品)として棚卸仕訳を自動作成し工事台帳も自動作成する工事原価の自動計算処理』が記載されている(例えば請求項8など)。
特開2007−12026号公報
しかしながら、特許文献1においては、工事が完了したときに(例、マンション竣工時、引渡時、など)において、税(例、消費税など)について仕訳で振替を行うことは困難であるという問題点があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、工事が完了したとき(例、マンション竣工時、引渡時、など)において、税(例、消費税など)について仕訳で振替を行うことができる振替処理装置などを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る振替処理装置は、工事業又は建設業における未成工事支出金に係る税の振替を行う、制御部を備えた振替処理装置であって、前記制御部は、振替前の仕訳に含まれている「非課税扱いとなっている未成工事支出金の科目」を対象として、当該科目の振替後の科目が課税対象であるかを判断する判断手段と、前記判断手段で課税対象であると判断された場合、前記未成工事支出金の科目の基となる費目の税抜金額及び税額を、又は、前記振替前の仕訳に含まれている「非課税扱いとなっている未成工事支出金の金額」に基づいて所定の税率を考慮して算出された税抜金額及び税額を、前記振替後の科目の税抜金額及び税額として振替後の仕訳に格納する振替手段と、を備えたこと、を特徴とする。
また、本発明に係る振替処理装置は、前記振替処理装置において、前記判断手段は、前記振替後の科目を、振替対象の科目と振替後の科目とを対応付けて格納している第一のマスタを参照して特定し、前記判断手段は、前記振替後の科目が課税対象であるかを、科目と税区分とを対応付けて格納している第二のマスタを参照して判断すること、を特徴とする。
また、本発明に係る振替処理装置は、前記振替処理装置において、前記税額は、消費税額であること、を特徴とする。
また、本発明に係る振替処理方法は、工事業又は建設業における未成工事支出金に係る税の振替を行う、制御部を備えた情報処理装置で実行される振替処理方法であって、前記制御部で実行される、振替前の仕訳に含まれている非課税扱いとなっている未成工事支出金の科目を対象として、当該科目の振替後の科目が課税対象であるかを判断する判断ステップと、前記判断ステップで課税対象であると判断された場合、前記未成工事支出金の科目の基となる費目の税抜金額及び税額を、又は、前記振替前の仕訳に含まれている非課税扱いとなっている未成工事支出金の金額に基づいて所定の税率を考慮して算出された税抜金額及び税額を、前記振替後の科目の税抜金額及び税額として振替後の仕訳に格納する振替ステップと、を含むこと、を特徴とする。
また、本発明に係る振替処理プログラムは、工事業又は建設業における未成工事支出金に係る税の振替を行う、制御部を備えた情報処理装置に実行させるための振替処理プログラムであって、前記制御部に実行させるための、振替前の仕訳に含まれている非課税扱いとなっている未成工事支出金の科目を対象として、当該科目の振替後の科目が課税対象であるかを判断する判断ステップと、前記判断ステップで課税対象であると判断された場合、前記未成工事支出金の科目の基となる費目の税抜金額及び税額を、又は、前記振替前の仕訳に含まれている非課税扱いとなっている未成工事支出金の金額に基づいて所定の税率を考慮して算出された税抜金額及び税額を、前記振替後の科目の税抜金額及び税額として振替後の仕訳に格納する振替ステップと、を含むこと、を特徴とする。
本発明によれば、工事が完了したときに(例、マンション竣工時、引渡時、など)において、税(例えば、消費税など)について仕訳で振替を行うことができるという効果を奏する。
図1は、振替処理装置100の構成の一例を示すブロック図である。 図2は、費目マスタ106aの一例を示す図である。 図3は、総勘定科目マスタ106bの一例を示す図である。 図4は、代表科目マスタ106cの一例を示す図である。 図5は、消費税率マスタ106dの一例を示す図である。 図6は、支払依頼データテーブル106eの一例を示す図である。 図7は、仕訳明細データテーブル106fの一例を示す図である。 図8は、完成振替明細データテーブル106gの一例を示す図である。 図9は、振替時に消費税を発生させる処理の流れの一例を示す図である。 図10は、完成振替明細データ管理部の内部処理の一例を示す図である。 図11は、完成振替処理画面の一例を示す図である。 図12は、マンション竣工時に消費税を発生させる処理イメージの一例を示す図である。 図13は、建築工事費支払時の支払依頼データと当該支払依頼データから作成された仕訳との一例を示す図である。 図14は、建物付属設備費支払時の支払依頼データと当該支払依頼データから作成された仕訳との一例を示す図である。 図15は、設計監理費支払時の支払依頼データと当該支払依頼データから作成された仕訳との一例を示す図である。 図16は、完成振替明細データと当該完成振替明細データから作成された仕訳との一例を示す図である。 図17は、処理イメージと総勘定科目マスタ106bの一例を示す図である。 図18は、完成振替明細データと当該完成振替明細データから作成された仕訳との一例を示す図である。 図19は、完成振替明細データと当該完成振替明細データから作成された仕訳との一例を示す図である。
本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は本実施形態により限定されるものではない。
[1.概要]
仕入税額の控除は、資産の譲受けや借受け又は役務の提供を受けた日を含む課税期間において行うのが原則だが、建設業者が建設工事費等を請負って工事を行う場合には、原材料の仕入れや下請先に対する外注工事費などは、これを支払った日には損金の額に算入しないで、通常、未成工事支出金勘定で経理しておく。そして、請負った目的物が完成し引き渡した時点で、売上げに対する原価として一括して損金の額に算入する方法が採られている(参考資料:国税庁 No.6487 未成工事支出金の仕入税額控除の時期(https://www.nta.go.jp/taxanswer/shohi/6487.htm))。
また、従来、デベロッパー業(建設業、工事業など)において、建設工事を管理するシステムと会計システムが独立しており、竣工時又は引渡時に過去の支払内容を(過去の支払情報)を確認して消費税額を把握し、手作業にて仕訳を計上する必要があった。
本実施形態に係る装置(デベロッパーシステム)では、建設業界(工事業界)特有の上記の処理を、完成振替時の仕訳で実現する。なお、本実施形態は、例えばマンションの広告宣伝費の税額の振替などにも応用可能である。
[2.構成]
本実施形態に係る振替処理装置100の構成の一例について、図1から図8等を参照して説明する。図1は、振替処理装置100の構成の一例を示すブロック図である。
振替処理装置100は、市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータである。なお、振替処理装置100は、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型情報処理装置に限らず、市販されているノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、スマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置であってもよい。
振替処理装置100は、制御部102と通信インターフェース部104と記憶部106と入出力インターフェース部108と、を備えている。振替処理装置100が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
通信インターフェース部104は、ルータ等の通信装置及び専用線等の有線又は無線の通信回線を介して、振替処理装置100をネットワーク300に通信可能に接続する。通信インターフェース部104は、他の装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。ここで、ネットワーク300は、振替処理装置100とサーバ200とを相互に通信可能に接続する機能を有し、例えばインターネットやLAN(Local Area Network)等である。
記憶部106には、各種のデータベース、テーブル、及びファイルなどが格納される。記憶部106には、OS(Operating System)と協働してCPU(Central Processing Unit)に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部106として、例えば、RAM(Random Access Memory)・ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置、フレキシブルディスク、及び光ディスク等を用いることができる。
記憶部106は、費目マスタ106aと、総勘定科目マスタ106bと、代表科目マスタ106cと、消費税率マスタ106dと、支払依頼データテーブル106eと、仕訳明細データテーブル106fと、完成振替明細データテーブル106gとを備えている。
費目マスタ106aは、デベロッパー業で発生する費目を管理するテーブルである。図2は、費目マスタ106aの一例を示す図である。総勘定科目マスタ106bは、科目を管理するテーブルである。図3は、総勘定科目マスタ106bの一例を示す図である。
代表科目マスタ106cは、仕掛時、竣工時及び原価計上時の科目を管理するテーブルである。図4は、代表科目マスタ106cの一例を示す図である。消費税率マスタ106dは、デベロッパーシステムで管理する消費税率及び会計へ連携する際の税区分を管理するテーブルである。図5は、消費税率マスタ106dの一例を示す図である。
支払依頼データテーブル106eは、図6に示されている項目に関するデータを含む支払情報を管理するテーブルを格納する。図6は、支払依頼データテーブル106eの一例を示す図である。
仕訳明細データテーブル106fは、図7に示されている項目に関するデータを含む仕訳情報を管理するテーブルである。図7は、仕訳明細データテーブル106fの一例を示す図である。完成振替明細データテーブル106gは、図8に示されている項目に関するデータを含む完成振替した仕訳情報を管理するテーブルである。図8は、完成振替明細データテーブル106gの一例を示す図である。なお、図7及び図8において、“(内部)”と記されている欄のデータは、裏または内部的に(例えば、システム上、メモリ上などで)保持しているものである。
入出力インターフェース部108には、入力装置112及び出力装置114が接続されている。出力装置114には、モニタ(家庭用テレビを含む)の他、スピーカやプリンタを用いることができる。入力装置112には、キーボード、マウス、及びマイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタを用いることができる。なお、以下では、出力装置114をモニタ114とし、入力装置112をキーボード112またはマウス112として記載する場合がある。
制御部102は、振替処理装置100を統括的に制御するCPU等である。制御部102は、OS等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。制御部102は、機能概念的に、支払依頼データ管理部102aと仕訳明細データ管理部102bと完成振替明細データ管理部102cとを備えている。
支払依頼データ管理部102aは、入力された日々の支払に関する情報を支払依頼データとして支払依頼データテーブル106eに追加するなどといったデータの管理を行う。なお、支払依頼データ管理部102aが実施する処理については、以下の[3.処理の具体例]にて詳細に説明する。
仕訳明細データ管理部102bは、費目マスタ106a及び総勘定科目マスタ106bに基づいて支払依頼データから仕訳を作成し、当該仕訳を仕訳明細データテーブル106fへ追加するなどといったデータの管理を行う。また、仕訳明細データ管理部102bは、完成振替明細データテーブル106gから仕訳を作成し、当該仕訳を仕訳明細データテーブル106fへ追加するなどといったデータの管理を行う。なお、仕訳明細データ管理部102bが実施する処理については、以下の[3.処理の具体例]にて詳細に説明する。
完成振替明細データ管理部102c(本発明の判断手段及び振替手段を含む)は、仕訳明細データテーブル106f、費目マスタ106a、総勘定科目マスタ106b、代表科目マスタ106c及び消費税率マスタ106dに基づいて仕訳を作成して、当該仕訳を完成振替明細データテーブル106gにセット(入力)するなどといったデータの管理を行う。また、完成振替明細データ管理部102cは、完成振替を行う際に、税(具体的には消費税)を発生させるか否かの判断を行う。なお、完成振替明細データ管理部102cが実施する処理については、以下の[3.処理の具体例]にて詳細に説明する。
また、サーバ200は、一般に市販されるワークステーション、または、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置であってもよい。また、サーバ200の各機能は、サーバ200のハードウェア構成中のCPU、ディスク装置、メモリ装置、入力装置、出力装置、通信制御装置等及びそれらを制御するプログラム等により実現される。
ここで、サーバ200は、費目マスタと、総勘定科目マスタと、代表科目マスタと、消費税率マスタと、支払依頼データテーブルと、仕訳明細データテーブルと、完成振替明細データテーブルとを備えていてもよい。なお、この場合、振替処理装置100は、ネットワーク300を介してサーバ200から費目マスタ、総勘定科目マスタ、代表科目マスタ、消費税率マスタ、支払依頼データテーブル、仕訳明細データテーブル及び/又は完成振替明細データテーブルに格納された種々のデータを取得してもよい。
[3.処理の具体例]
本実施形態の処理の具体例について、図9から図19等を参照して説明する。
[3−1.処理概要]
本実施形態で実行される、振替時に消費税を発生させる処理の概要について、図9から図11等を参照して説明する。図9は、振替時に消費税を発生させる処理の流れの一例を示す図である。
オペレータは、入力装置112を操作して、日々の支払に関する情報を入力する。そして、支払依頼データ管理部102aは、入力された日々の支払に関する情報を支払依頼データとして支払依頼データテーブル106eに追加する(ステップSA−1)。
つぎに、オペレータは、入力装置112を操作して、仕訳作成の指示を行う。そして、仕訳明細データ管理部102bは、その仕訳作成の指示を受けると、費目マスタ106a及び総勘定科目マスタ106bに基づいて、各種イベントにて発生したデータ(ステップSA−1にて作成された支払依頼データ)から仕訳を自動作成して、当該仕訳を仕訳明細データテーブル106fへ追加する(ステップSA−2)。ここで、仕訳明細データ管理部102bは、バッチ処理により所定の日時(例えば月末など)に仕訳を作成するように設定されていてもよい。
つぎに、オペレータは、入力装置112を操作して、完成振替の指示を行う。そして、完成振替明細データ管理部102cは、その完成振替の指示を受けると、支払時に仕掛として計上している科目(仕掛科目)を振替科目(棚卸資産科目)に振替する。具体的には、完成振替明細データ管理部102cは、仕訳明細データテーブル106f、費目マスタ106a、総勘定科目マスタ106b、代表科目マスタ106c及び消費税率マスタ106dに基づいて仕訳を作成して、当該仕訳を完成振替明細データテーブル106gにセット(入力)する(ステップSA−3)。
ここで、ステップSA−3において、完成振替明細データ管理部102cは、完成振替を行う際に、消費税を発生させるか否かの判断を行う。ここで、図10を参照して、本実施形態において完成振替明細データ管理部102cにて行われる消費税を発生させるか否かの判断ロジック(竣工時消費税発生ロジック)の一例について説明する。図10は、完成振替明細データ管理部102cの内部処理の一例を示す図である。
完成振替明細データ管理部102cは、代表科目マスタ106cに登録されている科目(仕掛科目)と紐づいている、振替対象となる仕訳(仕掛仕訳)を仕訳明細データテーブル106fから取得し、取得した仕訳を仕掛残高ワークテーブルへ移行する(ステップSB−1)。
そして、完成振替明細データ管理部102cは、仕掛残高ワークテーブルにおいて、仕掛残高(仕掛金額残高、棚卸金額残高及び原価金額残高)を算出し、算出した仕掛残高を仕掛残高集計ワークテーブルへ退避(移行)させる(ステップSB−2)。
そして、完成振替明細データ管理部102cは、仕掛残高集計ワークテーブルより、代表科目マスタ106cであらかじめ設定しておいた振替内容(振替科目)にて、ステップSB−1で取得した仕訳の振替を行い、当該振替した仕訳を完成振替処理ワークテーブルへ挿入する(ステップSB−3)。ここで、完成振替明細データ管理部102cは、総勘定科目マスタ106bに基づいて、仕掛科目が非課税対象且つ振替科目が課税対象であるか否か判定する。完成振替明細データ管理部102cは、仕掛科目が非課税且つ振替科目が課税と判定した場合、費目マスタ106a及び消費税率マスタ106dに基づいて税込区分及び税区分を設定し、消費税を発生させる。
そして、完成振替明細データ管理部102cは、完成振替処理ワークテーブルにおいて、振替処理をした仕訳の内容を完成振替処理データとして更新して(ステップSB−4)、当該完成振替処理データを完成振替明細データテーブル106gへ入力する。
なお、オペレータは、完成振替処理画面を操作して、完成振替明細データ管理部102cに完成振替の指示を行ってもよい。ここで、図11を参照して、オペレータが完成振替処理画面を操作して、完成振替明細データ管理部102cに完成振替の指示を行う方法を説明する。図11は、完成振替処理画面の一例を示す図である。
図11には、本実施形態における完成振替処理画面への入力項目として、処理区分、仕訳計上日及びプロジェクトコードが表示されており、各種情報を入力または選択するように構成されていてもよい。完成振替明細データ管理部102cは、記憶部106にあらかじめ格納されている完成振替処理画面を、出力装置114に表示させてもよい。
図9に戻り、オペレータは、入力装置112を操作して、仕訳作成の指示をする。そして、仕訳明細データ管理部102bは、その仕訳作成の指示を受けると、完成振替明細データテーブル106gから仕訳を自動作成して、当該仕訳を仕訳明細データテーブル106fへ追加し(ステップSA−4)、処理を終了する。
以上で、[3−1.処理概要]の説明を終了する。
[3−2.処理具体例1]
つぎに、本実施形態で実行される、上記した「振替時」の一例であるマンション竣工時に消費税を発生させる処理について、図12から図16等を参照して説明する。図12は、マンション竣工時に消費税を発生させる処理イメージの一例を示す図である。
ここで、本説明では、費目マスタ106aに、図2に示す3つのレコードが登録されていることを前提とする。また、総勘定科目マスタ106bに、図3に示す3つのレコードが登録されていることを前提とする。また、代表科目マスタ106cに、図4に示す3つのレコード群(1つのレコード群は、3つのレコードで構成されている。)が登録されていることを前提とする。また、消費税率マスタ106dに、図5に示す2つのレコードが登録されていることを前提とする。
(1)建築工事費支払
まず、建築工事費支払というイベントの際に、オペレータは、入力装置112を操作して、建築工事費支払時の支払に関する情報として以下のデータを入力する。そして、支払依頼データ管理部102aは、入力されたデータ群を支払依頼データとして支払依頼データテーブル106eに1レコード追加する(ステップSC−1:図13(1)参照)。図13は、建築工事費支払時の支払依頼データと当該支払依頼データから作成された仕訳との一例を示す図である。
未払計上日:「20XX/02/10」
支払先:「XXX ○○株式会社」
支払予定日:「20XX/02/27」
費目:「19700 建築工事費」
税込区分:「1 外税」
消費税率:「課税 5%」
税込金額:「¥10,500,000」
税抜金額:「¥10,000,000」
消費税額:「¥500,000」
(2)仕訳作成
図12に戻り、仕訳作成というイベントの際に、オペレータは、入力装置112を操作して、仕訳作成の指示を行う。そして、仕訳明細データ管理部102bは、その仕訳作成の指示を受けると、費目マスタ106a及び総勘定科目マスタ106bを参照して、ステップSC−1にて入力された支払依頼データから仕訳を作成し、当該仕訳を仕訳明細データテーブル106fへ追加する(ステップSC−2:図13(2)参照)。具体的には、仕訳明細データ管理部102bは、以下の処理A1〜A6を実行する。
(A1)仕訳明細データ管理部102bは、支払依頼データテーブル106eの未払計上日のセルに格納されている「20XX/2/10」をコピーして、コピーしたこのデータを仕訳明細データテーブル106fの発生日のセルに格納する。
(A2)建築工事費支払時はマンション竣工前であり、且つ、支払依頼データテーブル106eの費目「19700 建築工事費」は費目マスタ106aに登録されている上から1番目のレコードと紐づけられている。したがって、仕訳明細データ管理部102bは、費目「19700 建築工事費」に基づいて費目マスタ106aを参照して、当該費目マスタに含まれている竣工前借方総勘定科目、竣工前借方補助科目及び竣工前借方補助内訳科目の各セルに格納されている「1970 未成工事支出金」、「0010 建築工事費」及び「* 内訳無し」をコピーし、コピーしたこれらのデータを仕訳明細データテーブル106fの借方総勘定科目、借方補助科目及び借方補助内訳科目のセルに格納し、また、当該費目マスタに含まれている竣工前貸方総勘定科目、竣工前貸方補助科目及び竣工前貸方補助内訳科目の各セルに格納されている「3507 未払金」、「* 補助なし」及び「* 内訳なし」をコピーし、コピーしたこれらのデータを仕訳明細データテーブル106fの貸方総勘定科目、貸方補助科目及び貸方補助内訳科目の各セルに格納する。
(A3)「1970 未成工事支出金」は総勘定科目マスタ106bにて非課税科目である。したがって、仕訳明細データ管理部102bは、総勘定科目「1970 未成工事支出金」に基づいて総勘定科目マスタ106bを参照して、当該総勘定科目マスタに含まれている税区分のセルに格納されている「非課税」をコピーし、コピーしたこのデータを仕訳明細データテーブル106fの借方税区分及び貸方税区分の各セルに格納すると共に借方税込区分及び貸方税込区分の各セルに「対象外」というデータを格納する。
(A4)仕訳明細データ管理部102bは、支払依頼データテーブル106eの税込金額のセルに格納されている「¥10,500,000」をコピーして、コピーしたこのデータを仕訳明細データテーブル106fの借方金額及び貸方金額の各セルのデータとして採用(格納)する。
(A5)借方税区分及び貸方税区分は「非課税」であるため、仕訳明細データ管理部102bは、仕訳明細データテーブル106fの借方消費税額及び貸方消費税額の各セルに「¥0」を格納する。
(A6)仕訳明細データ管理部102bは、支払依頼データテーブル106eに格納されている費目、税込区分、消費税率、税込金額、税抜金額及び消費税額の各セルに格納されている「19700 建築工事費」、「1 外税」、「課税 5%」、「¥10,500,000」、「¥10,000,000」及び「¥500,000」をコピーして、コピーしたこれらのデータを、仕訳明細データテーブル106fの(内部)借方発生費目、(内部)借方発生時税込区分、(内部)借方発生時消費税率、(内部)借方発生時税込金額、(内部)借方発生時税抜金額及び(内部)借方発生時消費税額の各セルに格納する。
(3)建物付属設備費支払
図12に戻り、建物付属設備費支払というイベントの際に、オペレータは、入力装置112を操作して、建物付属設備費支払時の支払に関する情報として以下のデータを入力する。そして、支払依頼データ管理部102aは、入力されたデータ群を支払依頼データとして支払依頼データテーブル106eに1レコード追加する(ステップSC−3:図14(3)参照)。図14は、建物付属設備費支払時の支払依頼データと当該支払依頼データから作成された仕訳との一例を示す図である。
未払計上日:「20XX/03/10」
支払先:「XXX ○○株式会社」
支払予定日:「20XX/03/27」
費目:「19701 建物付属設備費」
税込区分:「1 外税」
消費税率:「課税 5%」
税込金額:「¥10,500,000」
税抜金額:「¥10,000,000」
消費税額:「¥500,000」
(4)仕訳作成
図12に戻り、仕訳作成というイベントの際に、オペレータは、入力装置112を操作して、仕訳作成の指示を行う。そして、仕訳明細データ管理部102bは、その仕訳作成の指示を受けると、費目マスタ106a及び総勘定科目マスタ106bを参照して、ステップSC−3にて入力された支払依頼データから仕訳を作成し、当該仕訳を仕訳明細データテーブル106fへ追加する(ステップSC−4:図14(4)参照)。具体的には、仕訳明細データ管理部102bは、以下の処理B1〜B6を実行する。なお、処理B3〜B5は、上記処理A3〜A5と同じである。
(B1)仕訳明細データ管理部102bは、支払依頼データテーブル106eの未払計上日のセルに格納されている「20XX/3/10」をコピーして、コピーしたこのデータを仕訳明細データテーブル106fの発生日のセルに格納する。
(B2)建物付属設備費支払時はマンション竣工前であり、且つ、支払依頼データテーブル106eの費目「19701 建物付属設備費」は、費目マスタ106aに登録されている上から2番目のレコードと紐づけられている。したがって、仕訳明細データ管理部102bは、費目「19701 建物付属設備費」に基づいて費目マスタ106aを参照して、当該費目マスタに含まれている竣工前借方総勘定科目、竣工前借方補助科目及び竣工前借方補助内訳科目の各セルに格納されている「1970 未成工事支出金」、「0020 建物付属設備費」及び「* 内訳無し」をコピーし、コピーしたこれらのデータを仕訳明細データテーブル106fの借方総勘定科目、借方補助科目及び借方補助内訳科目の各セルに格納し、また、当該費目マスタに含まれている竣工前貸方総勘定科目、竣工前貸方補助科目及び竣工前貸方補助内訳科目の各セルに格納されている「3507 未払金」、「* 補助なし」及び「* 内訳なし」をコピーし、コピーしたこれらのデータを仕訳明細データテーブル106fの貸方総勘定科目、貸方補助科目及び貸方補助内訳科目の各セルに格納する。
(B6)仕訳明細データ管理部102bは、支払依頼データテーブル106eに格納されている費目、税込区分、消費税率、税込金額、税抜金額及び消費税額の各セルに格納されている「19701 建物付属設備費」、「1 外税」、「課税 5%」、「¥10,500,000」、「¥10,000,000」及び「¥500,000」をコピーし、コピーしたこれらのデータを、仕訳明細データテーブル106fの(内部)借方発生費目、(内部)借方発生時税込区分、(内部)借方発生時消費税率、(内部)借方発生時税込金額、(内部)借方発生時税抜金額及び(内部)借方発生時消費税額の各セルに格納する。
(5)設計監理費支払
図12に戻り、設計監理費支払というイベントの際に、オペレータは、入力装置112を操作して、設計監理費支払時の支払に関する情報として以下のデータを入力する。そして、支払依頼データ管理部102aは、入力されたデータ群を支払依頼データとして支払依頼データテーブル106eに1レコード追加する(ステップSC−5:図15(5)参照)。図15は、計監理費支払時の支払依頼データと当該支払依頼データから作成された仕訳との一例を示す図である。
未払計上日:「20XX/04/10」
支払先:「XXX ○○株式会社」
支払予定日:「20XX/04/27」
費目:「19702 設計監理費」
税込区分:「1 外税」
消費税率:「課税 8%」
税込金額:「¥10,800,000」
税抜金額:「¥10,000,000」
消費税額:「¥800,000」
(6)仕訳作成
図12に戻り、仕訳作成というイベントの際に、オペレータは、入力装置112を操作して、仕訳作成の指示を行う。そして、仕訳明細データ管理部102bは、その仕訳作成の指示を受けると、費目マスタ106a及び総勘定科目マスタ106bを参照して、ステップSC−5にて入力された支払依頼データから仕訳を作成し、当該仕訳を仕訳明細データテーブル106fへ追加する(ステップSC−6:図15(6)参照)。具体的には、仕訳明細データ管理部102bは、以下の処理C1〜C6を実行する。なお、処理C3及びC5は、上記処理A3及びA5と同じである。
(C1)仕訳明細データ管理部102bは、支払依頼データテーブル106eの未払計上日のセルに格納されている「20XX/4/10」をコピーして、コピーしたこのデータを仕訳明細データテーブル106fの発生日のセルに格納する。
(C2)設計監理費支払時はマンション竣工前であり、且つ、支払依頼データテーブル106eの費目「19702 設計監理費」は費目マスタ106aに登録されている上から3番目のレコードと紐づけられている。したがって、仕訳明細データ管理部102bは、費目「19702 設計監理費」に基づいて費目マスタ106aを参照して、当該費目マスタに含まれている竣工前借方総勘定科目、竣工前借方補助科目及び竣工前借方補助内訳科目の各セルに格納されている「1970 未成工事支出金」、「0030 設計監理費」及び「* 内訳無し」をコピーし、コピーしたこれらのデータを仕訳明細データテーブル106fの借方総勘定科目、借方補助科目及び借方補助内訳科目の各セルに格納し、また、当該費目マスタに含まれている竣工前貸方総勘定科目、竣工前貸方補助科目及び竣工前貸方補助内訳科目の各セルに格納されている「3507 未払金」、「* 補助なし」及び「* 内訳なし」をコピーし、コピーしたこれらのデータを仕訳明細データテーブル106fの貸方総勘定科目、貸方補助科目及び貸方補助内訳科目の各セルに格納する。
(C4)仕訳明細データ管理部102bは、支払依頼データテーブル106eの税込金額のセルに格納されている「¥10,800,000」をコピーして、コピーしたこのデータを仕訳明細データテーブル106fの借方金額及び貸方金額の各セルのデータとして採用(格納)する。
(C6)仕訳明細データ管理部102bは、支払依頼データテーブル106eに格納されている費目、税込区分、消費税率、税込金額、税抜金額及び消費税額の各セルに格納されている「19702 設計監理費」、「1 外税」、「課税 8%」、「¥10,800,000」、「¥10,000,000」及び「¥800,000」をコピーして、コピーしたこれらのデータを、仕訳明細データテーブル106fの(内部)借方発生費目、(内部)借方発生時税込区分、(内部)借方発生時消費税率、(内部)借方発生時税込金額、(内部)借方発生時税抜金額及び(内部)借方発生時消費税額の各セルに格納する。
(7)マンション竣工
図12に戻り、マンション竣工というイベントの際に、オペレータは、入力装置112を操作して、完成振替の指示を行う。そして、完成振替明細データ管理部102cは、その完成振替の指示を受けると、仕訳明細データテーブル106f、総勘定科目マスタ106b、代表科目マスタ106c及び消費税率マスタ106dを参照して仕訳を作成して、当該仕訳を完成振替明細データテーブル106gへセットする。具体的には、完成振替明細データ管理部102cは、代表科目マスタ106cを参照して仕掛科目を竣工振替科目に振替して、この際、総勘定科目マスタ106bを参照し、竣工振替科目が課税対象であれば、未成工事支出金(仕訳明細データテーブル106f)にて内部的に保持している税抜金額((内部)借方発生時税抜金額)及び消費税額((内部)借方発生時消費税額)にて税の振替処理を行う。なお、完成振替明細データ管理部102cは、会計側(完成振替明細データテーブル106g)へ消費税率マスタ106dの税区分を連携する際、費目が収入費目か支出費目かで税区分を判断し、消費税率を借方の費目が当初発生した際の消費税率((内部)借方発生時消費税率)で計上する(ステップSC−7:図16(7)参照)。ここで図16を参照して完成振替明細データと仕訳明細データとの一例を説明する。図16は、完成振替明細データと当該完成振替明細データから作成された仕訳との一例を示す図である。
(その1:建築工事費支払時の仕訳の振替)
完成振替明細データ管理部102cは、建築工事費支払時の仕訳の振替を行う。具体的には、完成振替明細データ管理部102cは、以下の処理D11〜D17を実行する。
(D11)完成振替明細データ管理部102cは、マンション竣工時の日付「20XX/5/10」を完成振替明細データテーブル106gの発生日のセルに格納する。
(D12)完成振替明細データ管理部102cはマンション竣工時に完成振替の指示を受けており、且つ、仕訳明細データテーブル106fの借方総勘定科目「1970 未成工事支出金」、借方補助科目「0010 建築工事費」及び借方補助内訳科目「* 内訳なし」は、[仕掛科目]として代表科目マスタ106cの上から1番目のレコード群と紐づけられている。したがって、完成振替明細データ管理部102cは、借方総勘定科目「1970 未成工事支出金」、借方補助科目「0010 建築工事費」及び借方補助内訳科目「* 内訳なし」に基づいて代表科目マスタ106cを参照して、当該代表科目マスタに含まれている[竣工振替科目]総勘定科目、補助科目及び補助内訳科目の各セルに格納されている「2730 販売用不動産」、「0010 建築工事費」及び「* 内訳なし」をコピーし、コピーしたこれらのデータを完成振替明細データテーブル106gの借方総勘定科目、借方補助科目及び借方補助内訳科目の各セルに格納する。
(D13)「2730 販売用不動産」は、総勘定科目マスタ106bにて課税科目である。したがって、完成振替明細データ管理部102cは、仕訳明細データテーブル106fを参照して、(内部)借方発生時税込区分のセルに格納されている「1 外税」に基づき、「外税」というデータを完成振替明細データテーブル106gの借方税込区分のセルにセット(格納)する。
(D14)「2730 販売用不動産」は支出費目であり、且つ、仕訳明細データテーブル106fの(内部)借方発生時消費税率「課税 5%」は消費税率マスタ106dに登録されている上から1番目のレコードと紐づけられている。したがって、完成振替明細データ管理部102cは、(内部)借方発生時消費税率「課税 5%」に基づいて消費税率マスタ106dを参照して、当該消費税率マスタに含まれている仕入時税区分のセルに格納されている「51:課税仕入(5%)」に基づき、「課税仕入 5%」というデータを完成振替明細データテーブル106gの借方税区分のセルに連携(格納)する。
(D15)完成振替明細データ管理部102cは、仕訳明細データテーブル106fの(内部)借方発生時税抜金額及び(内部)借方発生時消費税額の各セルに格納されている「¥10,000,000」及び「¥500,000」をコピーして、コピーしたこれらのデータを完成振替明細データテーブル106gの借方金額及び借方消費税額の各セルにセット(格納)する。
(D16)完成振替明細データ管理部102cは、仕訳明細データテーブル106fの借方総勘定科目、借方補助科目、借方補助内訳科目、借方税区分、借方税込区分、借方金額及び借方消費税額の各セルに格納されている「1970 未成工事支出金」、「0010 建築工事費」、「* 内訳無し」、「非課税」、「対象外」、「¥10,500,000」及び「¥0」をコピーし、コピーしたこれらのデータを完成振替明細データテーブル106gの貸方総勘定科目、貸方補助科目、貸方補助内訳科目、貸方税区分、貸方税込区分、貸方金額及び貸方消費税額の各セルに格納する。
(D17)完成振替明細データ管理部102cは、仕訳明細データテーブル106fの(内部)借方発生費目、(内部)借方発生時税込区分、(内部)借方発生時消費税率、(内部)借方発生時税込金額、(内部)借方発生時税抜金額及び(内部)借方発生時消費税額の各セルに格納されている「19700 建築工事費」、「1 外税」、「課税 5%」、「¥10,500,000」、「¥10,000,000」及び「¥500,000」をコピーして、コピーしたこれらのデータを、完成振替明細データテーブル106gの(内部)借方発生費目、(内部)借方発生時税込区分、(内部)借方発生時消費税率、(内部)借方発生時税込金額、(内部)借方発生時税抜金額及び(内部)借方発生時消費税額の各セルに格納する。また、コピーしたこれらのデータを、完成振替明細データテーブル106gの(内部)貸方発生費目、(内部)貸方発生時税込区分、(内部)貸方発生時消費税率、(内部)貸方発生時税込金額、(内部)貸方発生時税抜金額及び(内部)貸方発生時消費税額の各セルに格納する。
(その2:建物付属設備費支払時の仕訳の振替)
完成振替明細データ管理部102cは、建物付属設備費支払時の仕訳の振替を行う。具体的には、完成振替明細データ管理部102cは、以下の処理D21〜D27を実行する。なお、処理D21、D23〜D25は、上記処理D11、D13〜D15と同じである。
(D22)完成振替明細データ管理部102cはマンション竣工時に完成振替の指示を受けており、且つ、仕訳明細データテーブル106fの借方総勘定科目「1970 未成工事支出金」、借方補助科目「0020 建物付属設備費」及び借方補助内訳科目「* 内訳なし」は、[仕掛科目]として代表科目マスタ106cの上から2番目のレコード群と紐づけられている。したがって、完成振替明細データ管理部102cは、借方総勘定科目「1970 未成工事支出金」、借方補助科目「0020 建物付属設備費」及び借方補助内訳科目「* 内訳なし」に基づいて代表科目マスタ106cを参照して、当該代表科目マスタに含まれている[竣工振替科目]総勘定科目、補助科目及び補助内訳科目の各セルに格納されている「2730 販売用不動産」、「0020 建物付属設備費」及び「* 内訳なし」をコピーし、コピーしたこれらのデータを完成振替明細データテーブル106gの借方総勘定科目、借方補助科目及び借方補助内訳科目の各セルに格納する。
(D26)完成振替明細データ管理部102cは、仕訳明細データテーブル106fの借方総勘定科目、借方補助科目、借方補助内訳科目、借方税区分、借方税込区分、借方金額及び借方消費税額の各セルに格納されている「1970 未成工事支出金」、「0020 建物付属設備費」、「* 内訳無し」、「非課税」、「対象外」、「¥10,500,000」及び「¥0」をコピーし、コピーしたこれらのデータを完成振替明細データテーブル106gの貸方総勘定科目、貸方補助科目、貸方補助内訳科目、貸方税区分、貸方税込区分、貸方金額及び貸方消費税額の各セルに格納する。
(D27)完成振替明細データ管理部102cは、仕訳明細データテーブル106fの(内部)借方発生費目、(内部)借方発生時税込区分、(内部)借方発生時消費税率、(内部)借方発生時税込金額、(内部)借方発生時税抜金額及び(内部)借方発生時消費税額の各セルに格納されている「19701 建物付属設備費」、「1 外税」、「課税 5%」、「¥10,500,000」、「¥10,000,000」及び「¥500,000」をコピーして、コピーしたこれらのデータを、完成振替明細データテーブル106gの(内部)借方発生費目、(内部)借方発生時税込区、(内部)借方発生時消費税率、(内部)借方発生時税込金額、(内部)借方発生時税抜金額及び(内部)借方発生時消費税額の各セルに格納する。また、コピーしたこれらのデータを、完成振替明細データテーブル106gの(内部)貸方発生費目、(内部)貸方発生時税込区分、(内部)貸方発生時消費税率、(内部)貸方発生時税込金額、(内部)貸方発生時税抜金額及び(内部)貸方発生時消費税額の各セルに格納する。
(その3:設計監理費支払時の仕訳の振替)
完成振替明細データ管理部102cは、設計監理費支払時の仕訳の振替を行う。具体的には、完成振替明細データ管理部102cは、以下の処理D31〜D37を実行する。なお、処理D31及びD33は、上記処理D11及びD13と同じである。
(D32)完成振替明細データ管理部102cはマンション竣工時に完成振替の指示を受けており、且つ、仕訳明細データテーブル106fの借方総勘定科目「1970 未成工事支出金」、借方補助科目「0030 設計監理費」及び借方補助内訳科目「* 内訳なし」は、[仕掛科目]として代表科目マスタ106cの上から3番目のレコード群と紐づけられている。したがって、完成振替明細データ管理部102cは、借方総勘定科目「1970 未成工事支出金」、借方補助科目「0030 設計監理費」及び借方補助内訳科目「* 内訳なし」に基づいて代表科目マスタ106cを参照して、当該代表科目マスタに含まれている[竣工振替科目]総勘定科目、補助科目及び補助内訳科目の各セルに格納されている「2730 販売用不動産」、「0030 設計監理費」及び「* 内訳なし」をコピーし、コピーしたこれらのデータを完成振替明細データテーブル106gの借方総勘定科目、借方補助科目及び借方補助内訳科目のセルに格納する。
(D34)「2730 販売用不動産」は支出費目であり、且つ、仕訳明細データテーブル106fの(内部)借方発生時消費税率「課税 8%」は消費税率マスタ106dに登録されている上から2番目のレコードと紐づけられている。したがって、完成振替明細データ管理部102cは、(内部)借方発生時消費税率「課税 8%」に基づいて消費税率マスタ106dを参照して、当該消費税率マスタに含まれている仕入時税区分のセルに格納されている「71:課税仕入(8%)」に基づき、「課税仕入 8%」というデータを完成振替明細データテーブル106gの借方税区分のセルに連携(格納)する。
(D35)完成振替明細データ管理部102cは、仕訳明細データテーブル106fの(内部)借方発生時税抜金額及び(内部)借方発生時消費税額の各セルに格納されている「¥10,000,000」及び「¥800,000」をコピーして、コピーしたこれらのデータを完成振替明細データテーブル106gの借方金額及び借方消費税額の各セルにセット(格納)する。
(D36)完成振替明細データ管理部102cは、仕訳明細データテーブル106fの借方総勘定科目、借方補助科目、借方補助内訳科目、借方税区分、借方税込区分、借方金額及び借方消費税額の各セルに格納されている「1970 未成工事支出金」、「0030 設計監理費」、「* 内訳無し」、「非課税」、「対象外」、「¥10,800,000」及び「¥0」をコピーし、コピーしたこれらのデータを完成振替明細データテーブル106gの貸方総勘定科目、貸方補助科目、貸方補助内訳科目、貸方税区分、貸方税込区分、貸方金額及び貸方消費税額の各セルに格納する。
(D37)完成振替明細データ管理部102cは、仕訳明細データテーブル106fの(内部)借方発生費目、(内部)借方発生時税込区分、(内部)借方発生時消費税率、(内部)借方発生時税込金額、(内部)借方発生時税抜金額及び(内部)借方発生時消費税額の各セルに格納されている「19702 設計監理費」、「1 外税」、「課税 8%」、「¥10,800,000」、「¥10,000,000」及び「¥800,000」をコピーして、コピーしたこれらのデータを、完成振替明細データテーブル106gの(内部)借方発生費目、(内部)借方発生時税込区分、(内部)借方発生時消費税率、(内部)借方発生時税込金額、(内部)借方発生時税抜金額及び(内部)借方発生時消費税額の各セルに格納する。また、コピーしたこれらのデータを、完成振替明細データテーブル106gの(内部)貸方発生費目、(内部)貸方発生時税込区分、(内部)貸方発生時消費税率、(内部)貸方発生時税込金額、(内部)貸方発生時税抜金額及び(内部)貸方発生時消費税額の各セルに格納する。
(8)仕訳作成
図12に戻り、仕訳作成というイベントの際に、オペレータは、入力装置112を操作して、仕訳作成の指示をする。そして、仕訳明細データ管理部102bは、その仕訳作成の指示を受けると、ステップSC−7で作成された完成振替明細データから仕訳を作成し、当該仕訳を仕訳明細データテーブル106fへ追加し(ステップSC−8:図16(8)参照)、処理を終了する。具体的には、仕訳明細データ管理部102bは、完成振替明細データテーブル106gの各セルに格納されているデータをコピーし、コピーしたデータを仕訳明細データテーブル106fの各セルに格納する。
以上で、[3−2.処理具体例1]の説明を終了する。
[3−3.処理具体例2]
本実施形態で実行される、上記した「振替時」の一例であるマンション引渡時に消費税を発生させる処理について、図17から図19等を参照して説明する。図17は、処理イメージと総勘定科目マスタ106bの一例を示す図である。
ここで、図17に示す(1)から(6)の各イベントに対応するステップSD−1からステップSD−6の処理については、図12に示す(1)から(6)の各イベントに対応するステップSC−1からステップSC−6の処理と同様であるため、説明を省略する。
また、本説明では、費目マスタ106aに、図2に示す3つのレコードが登録されていることを前提とする。また、総勘定科目マスタ106bに、図17に示す3つのレコードが登録されていることを前提とする。また、代表科目マスタ106cに、図4に示す3つのレコード群(1つのレコード群は、3つのレコードで構成されている。)が登録されていることを前提とする。また、消費税率マスタ106dに、図5に示す2つのレコードが登録されていることを前提とする。なお、本説明において、総勘定科目マスタ106bは、販売用不動産発生時(マンション竣工時)は消費税が発生しないため「2730 販売用不動産」は税区分「非課税」と紐づいている。そして、マンション引渡時に消費税が発生するため、「6840 建築工事費(原価)」は税区分「課税」と紐づいている。
(7)マンション竣工
図17に示すように、マンション竣工というイベントの際に、オペレータは、入力装置112を操作して、完成振替の指示をする。そして、完成振替明細データ管理部102cは、その完成振替の指示を受けると、仕訳明細データテーブル106f、総勘定科目マスタ106b、代表科目マスタ106c及び消費税率マスタ106dを参照して仕訳を作成して、当該仕訳を完成振替明細データテーブル106gへセットする。具体的には、完成振替明細データ管理部102cは、代表科目マスタ106cを参照して仕掛科目を竣工振替科目に振替して、この際、総勘定科目マスタ106bを参照し、竣工振替科目が課税対象であれば、未成工事支出金(仕訳明細データテーブル106f)にて内部的に保持している税抜金額((内部)借方発生時税抜金額)及び消費税額((内部)借方発生時消費税額)にて税の振替処理(消費税分解)を行う。なお、完成振替明細データ管理部102cは、会計側(完成振替明細データテーブル106g)へ消費税率マスタ106dの税区分を連携する際、費目が収入費目か支出費目かで税区分を判断し、消費税率を借方の費目が当初発生した際の消費税率((内部)借方発生時消費税率)で計上する(ステップSD−7:図18(7)参照)。ここで、図18を参照して完成振替明細データと仕訳明細データとの一例を説明する。図18は、完成振替明細データと当該完成振替明細データから作成された仕訳明細データの一例を示す図である。
(その1:建築工事費支払時の仕訳の振替)
完成振替明細データ管理部102cは、建築工事費支払時の仕訳の振替を行う。具体的には、完成振替明細データ管理部102cは、以下の処理D11’〜D17’を実行する。なお、処理D11’、D12’、D16’、及びD17’は、上記処理D11、D12、D16、及びD17と同じである。
(D13’)「2730 販売用不動産」は総勘定科目マスタ106bにて非課税科目である。したがって、完成振替明細データ管理部102cは、総勘定科目「2730 販売用不動産」に基づいて総勘定科目マスタ106bを参照して、当該総勘定科目マスタに含まれている税区分のセルに格納されている「非課税」をコピーし、コピーしたこのデータを仕訳明細データテーブル106fの借方税区分のセルに格納すると共に借方税込区分のセルに「対象外」というデータを格納する。
(D14’)「2730 販売用不動産」は総勘定科目マスタ106bにて非課税科目であるため、消費税分解は行わない。したがって、完成振替明細データ管理部102cは、仕訳明細データテーブル106fの(内部)借方発生時税込金額のセルに格納されている「¥10,500,000」をコピーして、コピーしたこのデータを完成振替明細データテーブル106gの借方金額のセルに格納する。
(D15’)借方税区分は「非課税」であるため、完成振替明細データ管理部102cは、仕訳明細データテーブル106fの借方消費税額のセルに「¥0」を格納する。
(その2:建物付属設備費支払時の仕訳の振替)
完成振替明細データ管理部102cは、建物付属設備費支払時の仕訳の振替を行う。具体的には,完成振替明細データ管理部102cは、以下の処理D21’〜D27’を実行する。なお、処理D21’〜D27’は、上記処理D21、D22、D13’、D14’、D15’、D26、及びD27と同じである。
(その3:設計監理費支払時の仕訳の振替)
完成振替明細データ管理部102cは、設計監理費支払時の仕訳の振替を行う。具体的には、完成振替明細データ管理部102cは、以下の処理D31’〜D37’を実行する。なお、処理D31’〜D37’は、上記処理D31、D32、D13’、D14’、D15’、D36、及びD37と同じである。
(8)仕訳作成
図17に戻り、仕訳作成というイベントの際に、オペレータは、入力装置112を操作して、仕訳作成の指示をする。そして、仕訳明細データ管理部102bは、その仕訳作成の指示を受けると、ステップSD−7で作成された完成振替明細データから仕訳を作成して、当該仕訳を仕訳明細データテーブル106fへ追加する(ステップSD−8:図18(8)参照)。具体的には、仕訳明細データ管理部102bは、完成振替明細データテーブル106gの各セルに格納されているデータをコピーして、コピーしたデータを仕訳明細データテーブル106fの各セルに格納する。
(9)マンション引渡
図17に戻り、マンション引渡というイベントの際に、オペレータは、入力装置112を操作して、完成振替の指示を行う。そして、完成振替明細データ管理部102cは、その完成振替(原価振替処理)実行の指示を受けると、ステップSD−8で作成された仕訳明細データテーブル106f、総勘定科目マスタ106b、代表科目マスタ106c及び消費税率マスタ106dを参照して仕訳を作成し、当該仕訳を完成振替明細データテーブル106gにセットする。具体的には、完成振替明細データ管理部102cは、代表科目マスタ106cを参照して竣工振替科目を引渡振替科目に振替して、この際、総勘定科目マスタ106bを参照し、引渡振替科目が課税対象であれば、仕訳明細データテーブル106fにて内部的に保持している税抜金額((内部)借方発生時税抜金額)及び消費税額((内部)借方発生時消費税額)にて税の振替処理(消費税分解)を行う。なお、完成振替明細データ管理部102cは、会計側(完成振替明細データテーブル106g)へ消費税率マスタ106dの税区分を連携する際、費目が収入費目か支出費目かで税区分を判断し、消費税率を仕訳明細データテーブル106fにて内部的に保持している消費税率((内部)借方発生時消費税率)で計上する(ステップSD−9:図19(9)参照)。ここで、図19を参照して完成振替明細データと仕訳明細データとの一例を説明する。図19は、完成振替明細データと当該完成振替明細データから作成された仕訳明細データとの一例を示す図である。
(その1:建築工事費支払時の仕訳の振替)
完成振替明細データ管理部102cは、建築工事費支払時の仕訳の振替を行う。具体的には、完成振替明細データ管理部102cは、以下の処理D11’’〜D17’’を実行する。なお、処理D15’’及びD17’’は、上記処理D15及びD17と同じである。
(D11’’)完成振替明細データ管理部102cは、マンション引渡時の日付「20XX/6/10」を完成振替明細データテーブル106gの発生日のセルに格納する。
(D12’’)完成振替明細データ管理部102cはマンション引渡時に完成振替の指示を受けており、且つ、仕訳明細データテーブル106fの借方総勘定科目「2730 販売用不動産」、借方補助科目「0010 建築工事費」及び借方補助内訳科目「* 内訳なし」は、[竣工振替科目]として代表科目マスタ106cの上から1番目のレコード群と紐づけられている。したがって、完成振替明細データ管理部102cは、借方総勘定科目「2730 販売用不動産」、借方補助科目「0010 建築工事費」及び借方補助内訳科目「* 内訳なし」に基づいて代表科目マスタ106cを参照して、当該代表科目マスタに含まれている[引渡振替科目]総勘定科目、補助科目及び補助内訳科目の各セルに格納されている「6840 建築工事費(原価)」、「0010 建築工事費」及び「* 内訳なし」をコピーし、コピーしたこれらのデータを完成振替明細データテーブル106gの借方総勘定科目、借方補助科目及び借方補助内訳科目の各セルに格納する。
(D13’’)「6840 建築工事費(原価)」は、総勘定科目マスタ106bにて課税科目であるため、消費税分解を行う。したがって、完成振替明細データ管理部102cは、仕訳明細データテーブル106fを参照して、(内部)借方発生時税込区分のセルに格納されている「1 外税」に基づき、「外税」というデータを完成振替明細データテーブル106gの借方税込区分のセルに格納する。
(D14’’)「6840 建築工事費(原価)」は支出費目であり、且つ、仕訳明細データテーブル106fの(内部)借方発生時消費税率「課税 5%」は消費税率マスタ106dに登録されている上から1番目のレコードと紐づけられている。したがって、完成振替明細データ管理部102cは、(内部)借方発生時消費税率「課税 5%」に基づいて消費税率マスタ106dを参照して、当該消費税率マスタに含まれている仕入時税区分のセルに格納されている「51:課税仕入(5%)」に基づき、「課税仕入 5%」というデータを完成振替明細データテーブル106gの借方税区分のセルに格納する。
(D16’’)完成振替明細データ管理部102cは、仕訳明細データテーブル106fの借方総勘定科目、借方補助科目、借方補助内訳科目、借方税区分、借方税込区分、借方金額及び借方消費税額のセルに格納されている「2730 販売用不動産」、「0010 建築工事費」、「* 内訳無し」、「非課税」、「対象外」、「¥10,500,000」及び「¥0」をコピーし、コピーしたこれらのデータを完成振替明細データテーブル106gの貸方総勘定科目、貸方補助科目、貸方補助内訳科目、貸方税区分、貸方税込区分、貸方金額及び貸方消費税額の各セルに格納する。
(その2:建物付属設備費支払時の仕訳の振替)
完成振替明細データ管理部102cは、建物付属設備費支払時の仕訳の振替を行う。具体的には、完成振替明細データ管理部102cは、以下の処理D21’’〜D27’’を実行する。なお、処理D21’’、D23’’〜D25’’、及びD27’’は、上記処理D11’’、D13’’、D14’’、D25、及びD27と同じである。
(D22’’)完成振替明細データ管理部102cはマンション引渡時に完成振替の指示を受けており、且つ、仕訳明細データテーブル106fの借方総勘定科目「2730 販売用不動産」、借方補助科目「0020 建物付属設備費」及び借方補助内訳科目「* 内訳なし」は、[竣工振替科目]として代表科目マスタ106cの上から2番目のレコード群と紐づけられている。したがって、完成振替明細データ管理部102cは、借方総勘定科目「2730 販売用不動産」、借方補助科目「0020 建物付属設備費」及び借方補助内訳科目「* 内訳なし」に基づいて代表科目マスタ106cを参照して、当該代表科目マスタに含まれている[引渡振替科目]総勘定科目、補助科目及び補助内訳科目の各セルに格納されている「6840 建築工事費(原価)」、「0020 建物付属設備費」及び「* 内訳なし」をコピーし、コピーしたこれらのデータを完成振替明細データテーブル106gの借方総勘定科目、借方補助科目及び借方補助内訳科目のセルに格納する。
(D26’’)完成振替明細データ管理部102cは、仕訳明細データテーブル106fの借方総勘定科目、借方補助科目、借方補助内訳科目、借方税区分、借方税込区分、借方金額及び借方消費税額の各セルに格納されている「2730 販売用不動産」、「0020 建物付属設備費」、「* 内訳無し」、「非課税」、「対象外」、「¥10,500,000」及び「¥0」をコピーし、コピーしたこれらのデータを完成振替明細データテーブル106gの貸方総勘定科目、貸方補助科目、貸方補助内訳科目、貸方税区分、貸方税込区分、貸方金額及び貸方消費税額のセルに格納する。
(その3:設計監理費支払時の仕訳の振替)
完成振替明細データ管理部102cは、設計監理費支払時の仕訳の振替を行う。具体的には、完成振替明細データ管理部102cは、以下の処理D31’’〜D37’’を実行する。なお、処理D31’’、D33’’、D35’’、及びD37’’は、上記処理D11’’、D13’’、D35、及びD37と同じである。
(D32’’)完成振替明細データ管理部102cはマンション引渡時に完成振替の指示を受けており、且つ、仕訳明細データテーブル106fの借方総勘定科目「2730 販売用不動産」、借方補助科目「0030 設計監理費」及び借方補助内訳科目「* 内訳なし」は、[竣工振替科目]として代表科目マスタ106cの上から3番目のレコード群と紐づけられている。したがって、完成振替明細データ管理部102cは、借方総勘定科目「2730 販売用不動産」、借方補助科目「0030 設計監理費」及び借方補助内訳科目「* 内訳なし」に基づいて代表科目マスタ106cを参照して、当該代表科目マスタに含まれている[竣工振替科目]総勘定科目、補助科目及び補助内訳科目の各セルに格納されている「6840 建築工事費(原価)」、「0030 設計監理費」及び「* 内訳なし」をコピーし、コピーしたこれらのデータを完成振替明細データテーブル106gの借方総勘定科目、借方補助科目及び借方補助内訳科目のセルに格納する。
(D34’’)「6840 建築工事費(原価)」は支出費目であり、且つ、仕訳明細データテーブル106fの(内部)借方発生時消費税率「課税 8%」は消費税率マスタ106dに登録されている上から2番目のレコードと紐づけられている。したがって、完成振替明細データ管理部102cは、(内部)借方発生時消費税率「課税 8%」に基づいて消費税率マスタ106dを参照して、当該消費税率マスタに含まれている仕入時税区分のセルに格納されている「71:課税仕入(8%)」に基づき、「課税仕入 8%」というデータを完成振替明細データテーブル106gの借方税区分のセルに格納する。
(D36’’)完成振替明細データ管理部102cは、仕訳明細データテーブル106fの借方総勘定科目、借方補助科目、借方補助内訳科目、借方税区分、借方税込区分、借方金額及び借方消費税額の各セルに格納されている「2730 販売用不動産」、「0030 設計監理費」、「* 内訳無し」、「非課税」、「対象外」、「¥10,800,000」及び「¥0」をコピーし、コピーしたこれらのデータを完成振替明細データテーブル106gの貸方総勘定科目、貸方補助科目、貸方補助内訳科目、貸方税区分、貸方税込区分、貸方金額及び貸方消費税額の各セルに格納する。
(10)仕訳作成
図17に戻り、仕訳作成というイベントの際に、オペレータは、入力装置112を操作して、仕訳作成の指示をする。そして、仕訳明細データ管理部102bは、その仕訳作成の指示を受けると、ステップSD−9で作成された完成振替明細データから仕訳を作成して、当該仕訳を仕訳明細データテーブル106fへ追加し(ステップSD−10:図19(10)参照)、処理を終了する。具体的には、仕訳明細データ管理部102bは、完成振替明細データテーブル106gの各セルに格納されているデータをコピーして、コピーしたデータを仕訳明細データテーブル106fの各セルに格納する。
以上で、[3−3.処理具体例2]の説明を終了する。
[4.本実施形態のまとめ及び他の実施形態]
本実施形態によれば、例えばマンション竣工時に、例えば以下の消費税の振替に関する処理(1)〜(3)を実行する。これにより、例えばマンション竣工時において、消費税について仕訳で振替を行うことができる。
(1)図15に示す仕訳明細データテーブル106fに含まれている「発生日が“20XX/2/10”の仕訳」に含まれている「借方税区分が“非課税”となっている“未成工事支出金”の借方総勘定科目」を対象として、当該“未成工事支出金”の借方総勘定科目と紐付く竣工振替科目を、代表科目マスタ106cを参照して特定する。なお、上記具体例によれば、この処理により、竣工振替科目“販売用不動産”が特定されることになる。
(2)特定された竣工振替科目“販売用不動産”が課税対象であるかを、総勘定科目マスタ106bを参照して判断する。なお、上記具体例によれば、この処理により、“課税対象”であると判断されることになる。
(3)“課税対象”であると判断された場合、以下の(A)又は(B)に示す税抜金額及び税額を、図16に示すように完成振替明細データテーブル106gの借方金額及び借方消費税額にセットする。
(A)当該“未成工事支出金”の借方総勘定科目の基となった費目“建築工事費”に係る内部的に保持されている税抜金額及び税額(具体的には、図15に示す仕訳明細データテーブル106f内の(内部)借方発生時税抜金額“¥10,000,000”及び(内部)借方発生時消費税額“¥500,000”)
(B)当該“未成工事支出金”の借方総勘定科目の借方金額(具体的には、図15に示す仕訳明細データテーブル106f内の借方金額“¥10,500,000”)に基づいて所定の税率(具体的には、発生時の税率“5%”)を考慮して算出された税抜金額及び税額(具体的には“¥10,000,000(=10,500,000÷1.05)”及び“¥500,000(=10,500,000−10,000,000)”)
なお、本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、振替処理装置100に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
例えば、振替処理装置100が備える処理機能、特に制御部にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPUおよび当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて振替処理装置100に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDD(Hard Disk Drive)などの記憶部などには、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部を構成する。
また、このコンピュータプログラムは、振替処理装置100に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
また、本実施形態で説明した処理を実行するためのプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto−Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、および、Blu−ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードまたはバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
記憶部に格納される各種のデータベース等は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、及び、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、及び、ウェブページ用ファイル等を格納する。
また、振替処理装置100は、既知のパーソナルコンピュータまたはワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、振替処理装置100は、当該装置に本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラムまたはデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じてまたは機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
本発明は、特に、工事業又は建設業における未成工事支出金に係る税の振替などにおいて有用である。
100 振替処理装置
102 制御部
102a 支払依頼データ管理部
102b 仕訳明細データ管理部
102c 完成振替明細データ管理部
104 通信インターフェース部
106 記憶部
106a 費目マスタ
106b 総勘定科目マスタ
106c 代表科目マスタ
106d 消費税率マスタ
106e 支払依頼データテーブル
106f 仕訳明細データテーブル
106g 完成振替明細データテーブル
108 入出力インターフェース部
112 入力装置
114 出力装置
200 サーバ
300 ネットワーク

Claims (4)

  1. 工事業又は建設業における未成工事支出金に係る税の振替を行う、制御部を備えた振替処理装置であって、
    前記制御部は、
    振替前の仕訳に含まれている非課税扱いとなっている未成工事支出金の科目を対象として、当該科目と紐付く振替後の科目を、振替対象の科目と振替後の科目とを対応付けて格納している第一のマスタを参照して特定し、当該特定された振替後の科目が課税対象であるかを、科目と税区分とを対応付けて格納している第二のマスタを参照して判断する判断手段と、
    前記判断手段で課税対象であると判断された場合、前記未成工事支出金の科目の基となる費目の税抜金額及び税額を、又は、前記振替前の仕訳に含まれている非課税扱いとなっている未成工事支出金の金額に基づいて所定の税率を考慮して算出された税抜金額及び税額を、前記振替後の科目の税抜金額及び税額として振替後の仕訳に格納する振替手段と、
    を備えたこと、
    を特徴とする振替処理装置。
  2. 前記税額は、消費税額であること、
    を特徴とする請求項に記載の振替処理装置。
  3. 工事業又は建設業における未成工事支出金に係る税の振替を行う、制御部を備えた情報処理装置で実行される振替処理方法であって、
    前記制御部で実行される、
    振替前の仕訳に含まれている非課税扱いとなっている未成工事支出金の科目を対象として、当該科目と紐付く振替後の科目を、振替対象の科目と振替後の科目とを対応付けて格納している第一のマスタを参照して特定し、当該特定された振替後の科目が課税対象であるかを、科目と税区分とを対応付けて格納している第二のマスタを参照して判断する判断ステップと、
    前記判断ステップで課税対象であると判断された場合、前記未成工事支出金の科目の基となる費目の税抜金額及び税額を、又は、前記振替前の仕訳に含まれている非課税扱いとなっている未成工事支出金の金額に基づいて所定の税率を考慮して算出された税抜金額及び税額を、前記振替後の科目の税抜金額及び税額として振替後の仕訳に格納する振替ステップと、
    を含むこと、
    を特徴とする振替処理方法。
  4. 工事業又は建設業における未成工事支出金に係る税の振替を行う、制御部を備えた情報処理装置に実行させるための振替処理プログラムであって、
    前記制御部に実行させるための、
    振替前の仕訳に含まれている非課税扱いとなっている未成工事支出金の科目を対象として、当該科目と紐付く振替後の科目を、振替対象の科目と振替後の科目とを対応付けて格納している第一のマスタを参照して特定し、当該特定された振替後の科目が課税対象であるかを、科目と税区分とを対応付けて格納している第二のマスタを参照して判断する判断ステップと、
    前記判断ステップで課税対象であると判断された場合、前記未成工事支出金の科目の基となる費目の税抜金額及び税額を、又は、前記振替前の仕訳に含まれている非課税扱いとなっている未成工事支出金の金額に基づいて所定の税率を考慮して算出された税抜金額及び税額を、前記振替後の科目の税抜金額及び税額として振替後の仕訳に格納する振替ステップと、
    を含むこと、
    を特徴とする振替処理プログラム。
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