JP2003076863A - 振込センタシステム及び送金手数料算出方法 - Google Patents

振込センタシステム及び送金手数料算出方法

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JP2003076863A JP2001262603A JP2001262603A JP2003076863A JP 2003076863 A JP2003076863 A JP 2003076863A JP 2001262603 A JP2001262603 A JP 2001262603A JP 2001262603 A JP2001262603 A JP 2001262603A JP 2003076863 A JP2003076863 A JP 2003076863A
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善弘 山口
Soichiro Uchida
総一郎 内田
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Tomohide Koyama
知英 小山
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Hitachi Systems and Services Ltd
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Hitachi Ltd
Hitachi Systems and Services Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 企業における振込手数料の処理を簡素化する
ことのできるシステムを構築する。 【解決手段】 振込利用企業121〜123と振込取扱
金融機関システム131を仲介する法人インターネット
バンキング(振込センタ)101を設立し、法人(企
業)の振込手数料データベース111〜113と企業毎
の先方負担手数料を格納した先方負担データベース11
4をインターネットバンキング内に保持する。振込手数
料データベース111〜113は、金融機関側からリモ
ートメンテナンスし、先方負担データベース114は各
企業がそれぞれ自分に関する部分をメンテナンスする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、振込処理を支援す
る振込センタシステム及び振込手数料の算出方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】企業等の法人は、取引等によって生じた
金銭債務の決済方法として、銀行等の金融機関の自己口
座に保有している資金を振込によって相手口座へ移動す
る方法を一般に利用している。金融機関は、振込依頼者
から振込手数料を徴収して、依頼された口座間での資金
移動を行う。金融機関は、営業戦略として、振込手数料
に標準手数料とそれより低額の減免手数料を設定し、お
得意様には減免手数料を適用して優遇する場合がある。
一方、企業間では、振込の際の手数料の金額及び手数料
負担者を契約によって独自に決める場合がある。そのた
め、振込手数料には、(1)金融機関が徴収する手数料の
金額に関する標準手数料と減免手数料の区別、(2)手数
料の負担者に関する当方負担と先方負担の区別、(3)振
込手数料の納入時期に関する後納指定と都度指定(都度
指定は振込の度に納入する指定、後納指定は手数料を後
払いする指定)の区別等がある。
【0003】従来、振込処理を円滑に行うための振込利
用企業側の仕組みとしてファームバンキングがある。図
15は、ファームバンキングを利用した従来の振込シス
テムの説明図である。ファームバンキングは、金融機関
の基幹システム1501と接続されたパーソナルコンピ
ュータ1502等によって実現され、内部に手数料デー
タベース1503を持っている。この手数料データベー
ス1503の管理、及び更新等のメンテナンスは、企業
1510の各ファームバンキング利用者(経理担当者)
によって行われる。ファームバンキングを用いた振込に
は、振込データを金融機関に電文として送信し、金融機
関側で受信した電文を一括してバッチ処理するファイル
伝送処理と、各件毎に振込をオンライン処理するオンラ
イン処理とがある。オンライン処理は、ファームバンキ
ングと金融機関基幹システムの間に介在するオンライン
処理中継センタ(図示せず)を介して行われる。
【0004】ファイル伝送処理の場合、企業1510の
経理担当者は、パーソナルコンピュータ1502のファ
ームバンキングプログラム1504を起動して振込金額
を入力し、手数料データベース1503に格納されたデ
ータを用いて手数料を計算する。その後、金融機関の基
幹システム1501にデータを送信して資金移動依頼を
行う。金融機関では依頼を受けた資金移動を実行し、結
果を郵便等の方法1505で依頼企業に通知する。オン
ライン処理の場合、企業1510の経理担当者は、パー
ソナルコンピュータ1502のファームバンキングプロ
グラム1506を起動し、手数料を手計算して振込金額
を入力し、金融機関の基幹システム1501にデータを
送信して資金移動依頼を行う。金融機関では依頼内容の
資金移動を実行し、結果を返す。結果は、パーソナルコ
ンピュータ1502の画面上に表示される。
【0005】図16は、ファームバンキングにおけるフ
ァイル伝送処理の場合の処理手順例を示すフローチャー
トである。ここでは、企業αから企業βに、手数料先方
負担(企業α,β間での取り決め手数料500円)で、金
額10,000円を振り込む例によって説明する。銀行が企業
αから徴収する振込手数料は200円であるとする。
【0006】まず、利用者(企業α)は企業内におかれ
たパーソナルコンピュータのブラウザからファームバン
キングにログインする(S1601)。ファームバンキ
ングは受付処理をし、ブラウザに入力画面を表示する
(S1611)。次に利用者は、ブラウザ上の入力画面
に業務、振込日、振込金額、入金口座、出金口座、当方
負担と先方負担の別を入力する(S1602)。する
と、ファームバンキングでは手数料計算をする。具体的
には、まず手数料の負担者が誰であるかを判定する(S
1612)。今の例の場合、先方負担であるから先方負
担処理をする。具体的には、振込先(企業β)をキーに
ファームバンキング内の先方負担データベースを検索
し、企業βが負担すべき手数料500円を求める(S16
13)。
【0007】次に、ファームバンキングは、振込金額と
手数料から企業βへの送金金額を算出し、確認処理を行
う。この例では、振込金額が10,000円で、先方負担の手
数料が500円であるから、企業βの口座への送金金額は
(10,000円−500円)で9,500円であることを画面表示し
て確認を求める(S1614)。企業αの担当者は、そ
れをブラウザ上で確認し、処理続行を指示する(S16
03)、また帳簿に、企業βのB銀行口座への送金金額
9,500円と手数料500円とを記載する。一方、処理続行指
示を受けたファームバンキングは、金融機関の基幹シス
テムにA銀行の企業α口座からB銀行の企業β口座へ9,
500円の資金移動依頼を送信する(S1615)。企業
αのファームバンキングから資金移動依頼を受けた金融
機関基幹システムは、指示に基づいて資金移動を行う。
具体的には、企業αの口座から送金金額9,500円に手数
料200円を加算した金額9,700円を出金し、そこから手数
料として200円を徴収し、9,500円を企業βの口座に送金
する(S1631)。その後、金融機関は結果を郵便等
で企業αに通知する。通知を受けた企業αの担当者は、
先に帳簿に記載した手数料500円を手作業で200円に訂正
する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ファームバンキングで
は、金融機関が企業αに課す標準手数料と減免手数料の
データをファームバンキング内で保持しているが、ファ
ームバンキングは利用者側の企業の管理下にあり、その
保持する値はあくまで参考値であり、正確ではない。そ
のため、ファームバンキング利用企業では、振込の際の
手数料として仮の金額を帳簿に記載しておき、後日、金
融機関からの通知によって振込手数料が確定した段階で
帳簿の手数料金額を訂正する必要があるなど、振込手数
料に関する処理が煩雑になる問題があった。また、振込
手数料の金額等に変更があった場合、利用者である企業
の担当者あるいは金融機関の営業担当者が手作業でファ
ームバンキング内に保持されている手数料データベース
のデータを修正する必要があり、メンテナンスに手間が
かかる、利用者側が後納指定と都度指定を使い分けるこ
とができない、利用者が振込ケース毎の手数料を簡便に
検索できない等の問題点があった。また、ファームバン
キングのオンライン処理にあっても、減免手数料の取扱
ができない、先方負担の取扱ができない、標準手数料も
金融機関の基幹システム未接続時は取り扱いできない等
の問題点があった。
【0009】本発明は、このようなファームバンキング
を用いた現行の振込システムの問題点に鑑み、企業にお
ける振込手数料の処理を簡素化することのできるシステ
ムを構築することを目的とする。本発明はまた、振込手
数料を一元管理し、この振込手数料を金融機関側から更
新でき、利用者が正確な手数料を簡便に検索できるシス
テムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明においては、振込利用企業と振込取扱金融機
関システムを仲介する法人インターネットバンキング
(振込センタ)を設立し、法人(企業)の振込手数料デ
ータベースと企業毎の先方負担手数料を格納した先方負
担データベースをインターネットバンキング内に保持す
る。振込手数料データベースは、金融機関側からリモー
トメンテナンスできる。あるいは、金融機関基幹システ
ムへのオンデマンドにより更新できる。先方負担データ
ベースは、各企業がそれぞれ自分に関する部分をメンテ
ナンスできる。
【0011】すなわち、本発明による振込センタシステ
ムは、振込の標準手数料データ、減免手数料データ及び
各振込依頼元に適用される振込手数料が標準手数料であ
るか減免手数料であるかを記述したデータを金融機関別
に格納した金融機関別データベースと、振込の先方負担
手数料データを振込依頼元別に格納した振込依頼元別デ
ータベースと、振込依頼元端末から受信した振込依頼に
含まれる取扱金融機関に関する情報、振込依頼元に関す
る情報、振込金額、振込先に関する情報及び振込手数料
の負担元に関する情報をもとに、金融機関別データベー
ス及び振込依頼元別データベースを検索して振込依頼元
が取扱金融機関に支払う振込手数料及び指定された振込
先口座への送金金額を算出し、算出した振込手数料及び
送金金額の情報を振込依頼元端末へ送信し、取扱金融機
関のシステムに振込依頼に含まれる出金口座及び振込先
口座の情報、並びに前記算出した送金金額の情報を送信
して資金移動依頼する振込処理部とを含むことを特徴と
する。
【0012】振込処理部は、振込依頼に含まれる取扱金
融機関に関する情報、振込依頼元に関する情報及び振込
先口座に関する情報をもとに金融機関別データベースを
検索して、振込依頼元が取扱金融機関に支払う振込手数
料を算出する。また、振込処理部は、振込手数料が先方
負担である場合には、振込依頼元と振込先に関する情報
及をもとに振込依頼元別データベースを検索して振込先
が負担する手数料を求め、振込金額から当該手数料を控
除することによって指定された振込先口座への送金金額
を算出する。振込センタシステムは、金融機関別データ
ベースへの更新アクセスを該当金融機関にのみ許可し、
振込依頼元別データベースへの更新アクセスを該当振込
依頼元にのみ許可する。
【0013】本発明による手数料算出方法は、利用者端
末と接続されデータベースを有するセンタ装置において
送金処理依頼の受付に際し当該送金処理にかかる手数料
を算出する方法であって、利用者端末から、所定の出金
口座から所定の入金口座への送金を依頼する情報である
送金依頼情報を受信するステップと、送金依頼情報に含
まれる顧客識別情報に基づいて送金依頼情報を送信した
顧客に設定された送金手数料と該顧客が所定の入金口座
への送金に際して該送金の受取人から受け取る先方負担
手数料とをデータベースから検索するステップと、送金
依頼情報と前記設定された送金手数料と先方負担手数料
とに基づいて所定の出金口座から減額される金額を算出
するステップと、算出された金額及び送金手数料を利用
者端末に送信するステップとを順次実行することを特徴
とする。先方負担手数料は0であることもある。
【0014】また、本発明による手数料算出方法は、利
用者端末と接続されたセンタ装置において送金処理依頼
の受付に際し当該送金処理にかかる手数料を算出する方
法であって、利用者端末から送金依頼情報を受信するス
テップと、送金依頼情報に含まれる顧客識別情報に基づ
いて顧客に関する情報を格納した顧客情報記録部を参照
し、送金依頼情報を送信した顧客に減免手数料が設定さ
れているか否かを判定するステップと、送金依頼情報を
送信した顧客に減免手数料が設定されている場合には、
減免情報記録部を参照して、送金依頼情報に含まれる出
金口座情報と入金口座情報とに基づいて送金依頼情報を
送信した顧客が出金口座情報に示される口座から入金口
座情報に示される口座へ送金する際の手数料を算出する
ステップと、送金依頼情報に示される送金処理にかかる
手数料を当該送金依頼情報を送信した顧客が負担するか
否かを送金依頼情報に基づいて判定するステップと、送
金依頼情報に示される送金処理にかかる手数料を当該送
金依頼情報を送信した顧客が負担しない場合には、送金
依頼情報を送信した顧客が設定した先方負担手数料を先
方負担情報記録部から検索するステップと、検索された
先方負担手数料と前記送金する際の手数料と送金依頼情
報に示される送金金額とに基づいて出金口座から送金依
頼情報による送金に伴い減額される金額を算出するステ
ップと、算出された金額及び前記送金する際の手数料を
利用者端末に送信するステップとを順次実行することを
特徴とする。
【0015】本発明によれば、以下のような効果を奏す
ることができる。ファイル伝送処理において減免/標準
手数料が正確な数値となり、金融機関の営業戦略(お得
意企業の優遇策)に手数料を使えるようになる。金融機
関の営業担当者あるいは利用者側企業による手数料の手
作業でのメンテナンスから開放される。
【0016】オンライン処理において減免手数料を取り
扱えるようになり、金融機関の営業戦略(お得意企業の
優遇策)に手数料を使えるようになる。オンライン処理
において先方負担手数料を手計算する煩雑さから開放さ
れる。オンライン処理において、金融機関基幹システム
未接続時も正確な手数料を算出できる。利用者側から後
納指定/都度指定ができる。利用者が振込ケース毎の正
確な手数料を簡便に検索できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。以下では、金融機関は銀行である
として説明する。
【0018】図1は、本発明による振込システムの概略
説明図である。この振込システムは、振込利用企業から
独立したインターネットバンキングセンタ(IBセン
タ)101を有する。IBセンタ101は、顧客データ
ベース111、標準手数料データベース112、減免手
数料データベース113、先方負担データベース11
4、後納履歴データベース115、及び振込処理プログ
ラム116を有し、各金融機関(銀行)の基幹システム
131と接続されるとともに、企業側の端末121,1
22,123,…とインターネット等の通信網によって
接続されている。
【0019】各企業は、企業内に置かれた企業端末12
1,122,123,…からIBセンタ101にアクセ
スして振込処理を行う。IBセンタ101の振込処理プ
ログラム116は、企業端末から振込日時、振込金額、
振込先口座、出金口座等の振込に必要なデータが入力さ
れると、データベース111〜114を用いて振込手数
料を計算した上で、指定された金融機関の基幹システム
131に資金移動依頼を送信する。IBセンタ101か
ら資金移動依頼を受信した金融機関基幹システム131
は要求された資金移動を行い、結果をIBセンタ101
に返す。この結果は企業端末のブラウザ上に表示され、
企業担当者は振込の結果を確認することができる。
【0020】各金融機関は、それぞれ顧客データベース
141、標準手数料データベース142、減免手数料デ
ータベース143を有し、IBセンタ101が保持して
いる顧客データベース111、標準手数料データベース
112、減免手数料データベース113をオンデマンド
で日次更新、あるいはリモートメンテナンスする。一
方、IBセンタ101が保持している先方負担データベ
ースのデータは各企業がメンテナンスする。
【0021】図2は、IBセンタが保持する顧客データ
ベース111の内容例を示す図である。顧客データベー
ス111には、顧客名(振込利用企業名)、口座番号、
各顧客に対して標準手数料を適用するのか減免手数料を
適用するのかの区分を示すデータが、銀行別に格納され
ている。図の例では、A銀行は、例えば顧客企業AAA
による振込に対して減免手数料を適用し、顧客企業BB
Bによる振込には標準手数料を適用している。
【0022】図3は、IBセンタが保持する標準手数料
データベース112の内容例を示す図である。標準手数
料データベース112には、自行宛の標準振込手数料の
金額及び他行宛の標準振込手数料の金額が、銀行別に格
納されている。図の例では、A銀行は、自行宛の振込手
数料を100円、他行宛の振込手数料を500円に設定してい
る。
【0023】図4は、IBセンタが保持する減免手数料
データベース113の内容例を示す図である。減免手数
料データベース113には、銀行別に、顧客企業毎の自
行宛の減免振込手数料の金額及び他行宛の減免振込手数
料の金額が格納されている。図の例では、A銀行は、顧
客企業AAAの自行への振込手数料を無料(標準手数料
は、図3に示すように100円)にし、他行への振込手数
料を200円(標準手数料は、図3に示すように500円)に
割り引くことで顧客企業AAAを優遇している。
【0024】図5は、IBセンタが保持する先方負担デ
ータベース114の内容例を示す図である。先方負担デ
ータベース114には、企業別に、取引先名、取扱金融
機関、口座番号、先方負担手数料の金額が格納されてい
る。図の例では、企業AAAから企業JJJに振込を行
う際には、企業JJJが振込手数料として500円を負担
する取り決めになっていることが分かる。
【0025】図6は、A銀行が自行基幹システム内に保
持しているA銀行の顧客データベース141の内容例を
示す図である。顧客データベース141の各レコードに
は、顧客名、口座番号、振込に当たって標準手数料が適
用されるか減免手数料が適用されるかの区分、及び変更
フラグが収められている。図6を見ると、顧客企業II
Iのレコードに変更フラグが立っているが、これは、A
銀行が顧客企業IIIに対する振込手数料を標準手数料
から減免手数料に変更したことを示している。
【0026】図7は、A銀行が自行基幹システム内に保
持しているA銀行の標準手数料データベース142の内
容例を示す図である。標準手数料データベース142に
は、自行宛の標準振込手数料の金額と他行宛の標準振込
手数料の金額、及び変更フラグが納められている。
【0027】図8は、A銀行が自行基幹システム内に保
持しているA銀行の減免手数料データベース143の内
容例を示す図である。減免手数料データベース143に
は、顧客企業毎の自行宛の減免振込手数料の金額と他行
宛の減免振込手数料の金額、及び変更フラグが格納され
ている。
【0028】図6〜図8において、「変更フラグ」は該
当するレコードに変更があったとき「1」とされ、IB
センタ101の顧客データベース111、標準手数料デ
ータベース112、減免手数料データベース113を日
次処理でオンデマンド更新する際には、変更フラグが
「1」になっているレコードのデータを送信して書き換
えることでデータベース111,112,113の更新
が行われる。
【0029】図9は、振込に当たって利用者(企業)端
末上のブラウザで入力するデータの例を示す図である。
入力データには、業務種類(この例では「振込」)、振
込日、振込金額、振込先口座、振込先口座名義人名、出
金口座、出金口座名義人名、手数料種別がある。オンラ
イン処理の場合とファイル伝送処理の場合を比較する
と、ファイル伝送処理の場合にはオンライン処理の場合
の項目に比較して、「振込依頼人コード」と企業側の端
末操作者のコードを表す「顧客/従業員コード」が付加
されている。手数料の項目は、「当方負担」と「先方負
担」のいずれか一方、及び「後納指定」と「都度指定」
のいずれか一方を選択するようになっている。
【0030】以下、図2〜図9に示したデータ例を用い
て、図1に示した本発明の振込システムによる振込処理
の手順について説明する。
【0031】図10は、ファイル伝送処理、都度指定、
当方負担の場合の振込処理例を説明するフローチャート
である。企業の利用者は、まず企業端末のブラウザから
利用企業名及び取扱金融機関名を入力する。このとき、
企業IDやパスワードを用いた認証処理も行われる。金
融機関名としてA銀行、企業名として企業AAAを入力
したとする(S1001)。IBセンタ101では受け
付け処理を行い、企業端末(ブラウザ)に入力画面を送
信する(S1011)。利用者は企業端末から業務の種
類、振込日、振込金額、入金口座、出金口座、後納指定
と都度指定の別、当方負担と先方負担の別を入力する
(S1002)。ここでは、例えば図9に示すように必
要事項を入力し、当方負担、都度指定を選択する。
【0032】IBセンタ101では、送信されてきたデ
ータをもとに振込手数料の計算を行う。まず、後納指定
か都度指定かを判定する(S1012)。この例の場
合、都度指定であるから、ステップ1013の都度指定
処理に進む。後納処理については後述する。都度指定処
理では、企業名(企業AAA)をキーに顧客データベー
ス111のA銀行顧客データベース(図2)を検索し、
企業AAAに適用される手数料は減免手数料であること
を見出す(S1013)。次のステップ1014では、
手数料が減免か標準かの判定をする。この例の場合、減
免であるため、ステップ1015の減免処理に進む。減
免処理では出金口座(A銀行口座98765443)をキーに減
免手数料データベース113中のA銀行データ(図4)
を検索し、入金口座がB銀行(他行)であることから、
手数料の金額データとして200円を取得する。ステップ
1014の判定が標準である場合には、ステップ101
6の標準処理に進み、標準手数料データベース112
(図3)を検索して標準手数料の金額データを取得する
ことになる。
【0033】次にステップ1017に進み、手数料の負
担先が当方か先方かを判定する。この例の場合、当方負
担であるからステップ1018の当方負担処理に進む。
先方負担処理については後述する。当方負担処理では、
特に何もせず、次のステップ1019の確認処理に進
む。確認処理では、振込金額、手数料、B銀行送金金額
に関する情報(振込金額:10,000円、当方負担手数料:
200円、B銀行送金金額:10,000円)を振込依頼元の企
業端末に送信し、確認を促す。企業Aの担当者は、企業
端末でこれらの情報を確認し、OKボタンを押す(S1
003)。
【0034】企業側の確認を受けたIBセンタでは、必
要なデータ(A銀行口座9876543からB銀行口座1234567
へ10,000円送金)を金融機関基幹システム131に送信
し、資金移動依頼する(S1020)。IBセンタから
資金移動依頼を受けた金融機関基幹システムは、依頼内
容に従って資金移動の処理をする(S1031)。具体
的には、A銀行口座9876543から、B銀行送金金額10,00
0円と手数料200円を合わせた金額10,200円を出金し、そ
の中から手数料200円を徴収し、B銀行口座1234567に指
定金額10,000円を送金する。資金移動が完了すると、金
融機関基幹システム131は結果をIBセンタ101に
返し、IBセンタはそれを振込を依頼した企業Aの企業
端末に送信する。企業端末のブラウザは、IBセンタか
ら送信された結果を表示する(S1004)。
【0035】図11は、ファイル伝送処理、都度指定、
先方負担の場合の振込処理例を説明するフローチャート
である。企業の利用者は、まず企業端末のブラウザから
利用企業名及び取扱金融機関名を入力する。このとき、
企業IDやパスワードを用いた認証処理も行われる。金
融機関名としてA銀行、企業名として企業AAAを入力
したとする(S1101)。IBセンタ101では受け
付け処理を行い、企業端末(ブラウザ)に入力画面を送
信する(S1111)。利用者は企業端末から業務の種
類、振込日、振込金額、入金口座、出金口座、後納指定
と都度指定の別、当方負担と先方負担の別を入力する
(S1002)。ここでは、例えば図9に示すように必
要事項を入力し、先方負担、都度指定を選択する。
【0036】IBセンタ101では、送信されてきたデ
ータをもとに振込手数料の計算を行う。まず、後納指定
か都度指定かを判定する(S1112)。この例の場
合、都度指定であるから、ステップ1113の都度指定
処理に進む。後納処理については別途説明する。都度指
定処理では、企業名(企業AAA)をキーに顧客データ
ベース111のA銀行顧客データベース(図2)を検索
し、企業AAAに適用される手数料は減免手数料である
ことを見出す(S1113)。次のステップ1114で
は、手数料が減免か標準かの判定をする。この例の場
合、減免であるため、ステップ1115の減免処理に進
む。減免処理では出金口座(A銀行口座98765443)をキ
ーに減免手数料データベース113中のA銀行データ
(図4)を検索し、入金口座がB銀行(他行)であるこ
とから、手数料の金額データとして200円を取得する。
ステップ1114の判定が標準である場合には、ステッ
プ1116の標準処理に進み、標準手数料データベース
112(図3)を検索して標準手数料の金額データを取
得することになる。
【0037】次にステップ1117に進み、手数料の負
担先が当方か先方かを判定する。この例の場合、先方負
担であるからステップ1118の先方負担処理に進む。
先方負担処理では、振込先をキーに先方負担データベー
ス114の企業AAAデータ(図5)を検索し、企業J
JJの負担手数料(500円)のデータを取得する。その
後、ステップ1119の確認処理に進む。確認処理で
は、振込金額、手数料、B銀行送金金額に関する情報
(振込金額:10,000円、手数料:500円、B銀行送金金
額:9,500円)を振込依頼元の企業端末に送信し、確認
を促す。企業Aの担当者は、企業端末でこれらの情報を
確認し、OKボタンを押す(S1103)。次に、IB
センタではステップ1120において先方負担の再確認
処理を行う。再確認処理では、実際の振込金額を送金
額、手数料から算出し、それを振込依頼元の企業端末に
送信し、確認を促す。この例の場合、企業端末には、振
込金額:9,700円、手数料:200円、B銀行送金金額:9,
500円といった情報が送信される。企業Aの担当者は企
業端末のブラウザでその情報を確認し、OKボタンを押
す(S1104)。
【0038】企業側の確認を受けたIBセンタでは、必
要なデータ(A銀行口座9876543からB銀行口座1234567
へ9,500円送金)を金融機関基幹システムに送信し、資
金移動依頼する(S1121)。IBセンタから資金移
動依頼を受けた金融機関基幹システムは、依頼内容に従
って資金移動の処理をする(S1131)。具体的に
は、A銀行口座9876543から、B銀行送金金額9,500円と
手数料200円を合わせた金額9,700円を出金し、その中か
ら手数料200円を徴収し、B銀行口座1234567に指定金額
9,500円を送金する。資金移動が完了すると、金融機関
基幹システムは結果をIBセンタに返し、IBセンタは
それを振込を依頼した企業Aの企業端末に送信する。企
業端末のブラウザは、IBセンタから送信された結果を
表示する(S1105)。
【0039】図10に示した都度指定、当方負担の振込
処理、及び図11に示した都度指定、先方負担の振込処
理はファイル伝送処理の場合のものである。都度指定、
当方負担の振込あるいは都度指定、先方負担の振込をオ
ンライン処理で行う場合の手数料計算のフローは、それ
ぞれ図10あるいは図11とほぼ同じになる。ただ、オ
ンライン処理の際には金融機関基幹システムのデータベ
ースをオンラインで利用することができるため、図10
のステップ1015あるいは図11のステップ1105
では、IBセンタ101が保持する減免手数料データベ
ース113の代わりに金融機関基幹システム131が保
持する減免手数料データベース143を利用することも
できる。同様に、図10のステップ1016あるいは図
11のステップ1106では、IBセンタの保持する標
準手数料データベース112の代わりに金融機関基幹シ
ステム131が保持する標準手数料データベース142
を利用することもできる。
【0040】図12は、後納指定の場合の処理を説明す
るフローチャートである。後納指定の場合には、オンラ
イン処理の場合もファイル伝送処理の場合も同じフロー
となる。企業の利用者は、まず企業端末のブラウザから
利用企業名及び取扱金融機関名を入力する。このとき、
企業IDやパスワードを用いた認証処理も行われる。金
融機関名としてA銀行、企業名として企業AAAを入力
したとする(S1201)。IBセンタ101では受け
付け処理を行い、企業端末(ブラウザ)に入力画面を送
信する(S1211)。利用者は企業端末から業務の種
類、振込日、振込金額、入金口座、出金口座、後納指定
と都度指定の別、当方負担と先方負担の別を入力する
(S1202)。ここでは、例えば図9に示すように必
要事項を入力し、後納指定を選択する。後納を指定する
と、自動的に当方負担が選択される。
【0041】IBセンタ101では、送信されてきたデ
ータをもとに振込手数料の計算を行う。まず、後納指定
か都度指定かを判定する(S1212)。この例の場
合、後納指定であるから、ステップ1213の手数料計
算処理に進む。ステップ1213の手数料計算処理で
は、図10のステップ1013〜1016と同様の手順
で手数料計算を行い、後納件数、後納手数料合計を後納
履歴データベース115に蓄積する。次に、ステップ1
214の後納指定処理を行い、ステップ1215の確認
処理に進む。確認処理では、振込金額、送金金額、手数
料区分(後納)に関する情報(振込金額:10,000円、手
数料:後納、B銀行送金金額:10,000円)を振込依頼元
の企業端末に送信し、確認を促す。企業の担当者は、企
業端末でこれらの情報を確認し、OKボタンを押す(S
1203)。
【0042】企業側の確認を受けたIBセンタでは、必
要なデータ(A銀行口座9876543からB銀行口座1234567
へ10,000円送金、手数料後納)を金融機関基幹システム
に送信し、資金移動依頼する(S1216)。IBセン
タから資金移動依頼を受けた金融機関基幹システムは、
依頼内容に従って資金移動の処理をする(S123
1)。具体的には、A銀行口座9876543から、B銀行送
金金額10,000円を出金し、B銀行口座1234567に指定金
額10,000円を送金する。資金移動が完了すると、金融機
関基幹システムは結果をIBセンタに返し、IBセンタ
はそれを振込を依頼した企業端末に送信する。企業端末
のブラウザは、IBセンタから送信された結果を表示す
る(S1204)。金融機関では、その後適当な時期に
後納手数料を企業AAAに請求する。
【0043】次に、IBセンタ内101に保持されてい
るデータベースのメンテナンスについて説明する。IB
センタ101に保持されているデータベースのうち、先
方負担データベース114はIBセンタを利用している
利用企業がそれぞれ自分の関係しているデータにアクセ
スし、データの修正等を行うことができる。このとき、
IBセンタでは利用者IDやパスワードを用いた認証シ
ステムによって、アクセス可能なデータを当該利用者に
関係するデータのみに制限する。また、顧客データベー
ス111、標準手数料データベース112、減免手数料
データベース113は、金融機関基幹システム側からメ
ンテナンスされる。
【0044】図13は、IBセンタ101側からの問い
合わせによって、自らが保持する顧客データベース11
1、標準手数料データベース112、減免手数料データ
ベース113の更新を行うオンデマンド日時更新処理に
ついての説明図である。各金融機関は、図6、図7、図
8に示すように自らの基幹システム内にそれぞれ顧客デ
ータベース141、標準手数料データベース142、減
免手数料データベース143を保持しており、その内容
を適宜修正している。修正したレコードは、変更フラグ
が「1」になっている。IBセンタは金融機関基幹シス
テムにデータベース更新要求を行う(S1311)。金
融機関基幹システムでは、自らの保持するデータベース
を検索し、変更フラグが「1」になっているか否か判定
する(1312)。変更フラグが「1」になっている場
合には、変更となったデータをIBセンタに転送し(1
313)、IBセンタでは転送された情報に基づき図2
の顧客IIIの区分を減免に更新し、図4に顧客III
の情報を追加する(1314)。こうして、IBセンタ
が保持するデータベースのレコードは、金融機関基幹シ
ステムが保持するデータベースと一致するように更新さ
れる。
【0045】図14は、IBセンタが保持する顧客デー
タベース、標準手数料データベース、減免手数料データ
ベースのリモートメンテナンスについての説明図であ
る。各金融機関は、図6、図7、図8に示すように自ら
の基幹システム内にそれぞれ顧客データベース141、
標準手数料データベース142、減免手数料データベー
ス143を保持しており、その内容を適宜修正してい
る。修正したレコードは、変更フラグが「1」になって
いる。金融機関基幹システムでは、自らの保持するデー
タベースを検索し、変更フラグが「1」になっているか
否か判定し(1411)、変更フラグが「1」になって
いるレコードがある場合には、変更内容のリストを出力
する(1412)。そして、IBセンタ101が保持す
るデータベースにアクセスし、そのリストに従ってリモ
ートメンテナンスする(1413)。あるいは、差分情
報により自動的にリモートメンテナンスを行う(141
4)。
【0046】
【発明の効果】本発明によると、振込に伴う手数料の処
理を簡素化することができ、企業における振込業務を効
率化することができる。また、振込手数料が一元管理さ
れ、利用者が正確な手数料を簡便に知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による振込システムの概略説明図。
【図2】IBセンタが保持する顧客データベースの内容
例を示す図。
【図3】IBセンタが保持する標準手数料データベース
の内容例を示す図。
【図4】IBセンタが保持する減免手数料データベース
の内容例を示す図。
【図5】IBセンタが保持する先方負担データベースの
内容例を示す図。
【図6】銀行が自行基幹システム内に保持している顧客
データベースの内容例を示す図。
【図7】銀行が自行基幹システム内に保持している標準
手数料データベースの内容例を示す図。
【図8】銀行が自行基幹システム内に保持しているの減
免手数料データベースの内容例を示す図。
【図9】振込に当たって企業端末上のブラウザで入力す
るデータの例を示す図。
【図10】ファイル伝送処理、都度指定、当方負担の場
合の振込処理例を説明するフローチャート。
【図11】ファイル伝送処理、都度指定、先方負担の場
合の振込処理例を説明するフローチャート。
【図12】後納指定の場合の処理を説明するフローチャ
ート。
【図13】データベースのオンデマンド日時更新処理に
ついての説明図。
【図14】データベースのリモートメンテナンスについ
ての説明図。
【図15】ファームバンキングを利用した従来の振込シ
ステムの説明図。
【図16】ファームバンキングにおけるファイル伝送処
理の場合の処理手順例を示すフローチャート。
【符号の説明】
101…インターネットバンキングセンタ(IBセン
タ)、111…顧客データベース、112…標準手数料
データベース、113…減免手数料データベース、11
4…先方負担データベース、115…後納履歴データベ
ース、116…振込処理プログラム、121〜123…
企業端末、131…金融機関基幹システム、1501…
金融機関基幹システム、1502…パーソナルコンピュ
ータ、1503…手数料データベース、1504…ファ
ームバンキングプログラム、1506…ファームバンキ
ングプログラム、1510…企業
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内田 総一郎 東京都大田区大森北三丁目2番16号 株式 会社日立システムアンドサービス内 (72)発明者 井上 進一朗 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地 株式 会社日立製作所金融システム事業部内 (72)発明者 小山 知英 東京都大田区大森北三丁目2番16号 株式 会社日立システムアンドサービス内 Fターム(参考) 3E040 EA01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振込の標準手数料データ、減免手数料デ
    ータ及び各振込依頼元に適用される振込手数料が標準手
    数料であるか減免手数料であるかを記述したデータを金
    融機関別に格納した金融機関別データベースと、 振込の先方負担手数料データを振込依頼元別に格納した
    振込依頼元別データベースと、 振込依頼元端末から受信した振込依頼に含まれる取扱金
    融機関に関する情報、振込依頼元に関する情報、振込金
    額、振込先に関する情報及び振込手数料の負担元に関す
    る情報をもとに、前記金融機関別データベース及び振込
    依頼元別データベースを検索して振込依頼元が前記取扱
    金融機関に支払う振込手数料及び指定された振込先口座
    への送金金額を算出し、算出した振込手数料及び送金金
    額の情報を前記振込依頼元端末へ送信し、前記取扱金融
    機関のシステムに前記振込依頼に含まれる出金口座及び
    振込先口座の情報、並びに前記算出した送金金額の情報
    を送信して資金移動依頼する振込処理部とを含むことを
    特徴とする振込センタシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の振込センタシステムにお
    いて、前記金融機関別データベースへの更新アクセスを
    該当金融機関にのみ許可し、前記振込依頼元別データベ
    ースへの更新アクセスを該当振込依頼元にのみ許可する
    ことを特徴とする振込センタシステム。
  3. 【請求項3】 利用者端末と接続されデータベースを有
    するセンタ装置において送金処理依頼の受付に際し当該
    送金処理にかかる手数料を算出する方法であって、 前記利用者端末から、所定の出金口座から所定の入金口
    座への送金を依頼する情報である送金依頼情報を受信す
    るステップと、 前記送金依頼情報に含まれる顧客識別情報に基づいて前
    記送金依頼情報を送信した顧客に設定された送金手数料
    と該顧客が前記所定の入金口座への送金に際して該送金
    の受取人から受け取る先方負担手数料とを前記データベ
    ースから検索するステップと、 前記送金依頼情報と前記設定された送金手数料と前記先
    方負担手数料とに基づいて前記所定の出金口座から減額
    される金額を算出するステップと、 前記算出された金額及び前記送金手数料を前記利用者端
    末に送信するステップとを順次実行することを特徴とす
    る手数料算出方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の手数料算出方法におい
    て、前記先方負担手数料は0であることを特徴とする手
    数料算出方法。
  5. 【請求項5】 利用者端末と接続されたセンタ装置にお
    いて送金処理依頼の受付に際し当該送金処理にかかる手
    数料を算出する方法であって、 前記利用者端末から送金依頼情報を受信するステップ
    と、 前記送金依頼情報に含まれる顧客識別情報に基づいて顧
    客に関する情報を格納した顧客情報記録部を参照し、前
    記送金依頼情報を送信した顧客に減免手数料が設定され
    ているか否かを判定するステップと、 前記送金依頼情報を送信した顧客に減免手数料が設定さ
    れている場合には、減免情報記録部を参照して、前記送
    金依頼情報に含まれる出金口座情報と入金口座情報とに
    基づいて前記送金依頼情報を送信した顧客が前記出金口
    座情報に示される口座から前記入金口座情報に示される
    口座へ送金する際の手数料を算出するステップと、 前記送金依頼情報に示される送金処理にかかる手数料を
    当該送金依頼情報を送信した顧客が負担するか否かを前
    記送金依頼情報に基づいて判定するステップと、 前記送金依頼情報に示される送金処理にかかる手数料を
    当該送金依頼情報を送信した顧客が負担しない場合に
    は、前記送金依頼情報を送信した顧客が設定した先方負
    担手数料を先方負担情報記録部から検索するステップ
    と、 前記検索された先方負担手数料と前記送金する際の手数
    料と前記送金依頼情報に示される送金金額とに基づいて
    前記出金口座から前記送金依頼情報による送金に伴い減
    額される金額を算出するステップと、 前記算出された金額及び前記送金する際の手数料を前記
    利用者端末に送信するステップとを順次実行することを
    特徴とする手数料算出方法。
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