JP2002230282A - 金融機関における手形業務で用いられるシステムおよび方法 - Google Patents

金融機関における手形業務で用いられるシステムおよび方法

Info

Publication number
JP2002230282A
JP2002230282A JP2001022186A JP2001022186A JP2002230282A JP 2002230282 A JP2002230282 A JP 2002230282A JP 2001022186 A JP2001022186 A JP 2001022186A JP 2001022186 A JP2001022186 A JP 2001022186A JP 2002230282 A JP2002230282 A JP 2002230282A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bill
discount
application
customer
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001022186A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsutaro Nishizaki
哲太郎 西崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MUFG Bank Ltd
Original Assignee
Bank of Tokyo Mitsubishi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bank of Tokyo Mitsubishi Ltd filed Critical Bank of Tokyo Mitsubishi Ltd
Priority to JP2001022186A priority Critical patent/JP2002230282A/ja
Publication of JP2002230282A publication Critical patent/JP2002230282A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 取立手形として銀行に預け入れた手形につい
て、組戻しなどの煩雑な手続きを行うことなく簡便に割
引申込を受け付けて割引を実行する。 【解決手段】 顧客から取立依頼された手形が集中され
る事務センターの事務センターコンピュータ20で入力
された手形データおよびイメージデータが、データベー
ス10b,10cに記録される(S16)。顧客は、顧
客コンピュータ14から手形管理サーバー10にアクセ
スして手形割引等の申込を行い(S24,S28)、割
引申込内容は手形業務コンピュータ22へ送信され(S
30)、実行承諾後、作成された割引実行票に基づいて
割引実行指示がホストシステム18へ送信される(S5
0)。割引実行完了の通知が手形管理サーバー10へ送
信され(S52)、該当する手形データのステータスが
「割引手形」に変更される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金融機関における
手形業務で用いられるシステムおよび方法に関する。
【0002】
【従来の技術】我国においては、商取引での代金支払に
商業手形を用いる手形取引が慣行化している。手形取引
では、商取引における買い手が支払額および支払期日を
指定した商業手形を振り出して売り手に渡し、売り手は
その支払期日に手形を支払呈示することにより手形と引
き換えに現金を受け取ることができる。このような手形
取引によれば、買い手にとっては現金なしで商品等を買
い入れることができるという利点がある。しかしなが
ら、売り手にとっては、支払期日まで現金を得られない
という不利益があるうえ、支払期日までその手形を保管
し、また、期日を管理する必要もあるなど、手形保管・
期日管理の負担も大きい。
【0003】こうした売り手(つまり手形受取人)の不
都合を解消する仕組みとして、従来より、手形割引が一
般的となっている。この手形割引は、手形の割引申込を
受けた銀行が、その割引申込者に対して手形金額から手
形期日までの金利および手数料を差し引いた額の現金を
支払うと共に、期日に手形取立により手形金額を受け取
るというものである。このような手形割引を利用するこ
とで、手形取引を行った売り手も、支払期日を待つこと
なく資金を手に入れることができる。なお、銀行に割引
申込がなされ銀行がこれを承諾して買い取った手形は割
引手形と呼ばれる。
【0004】また、差当たって資金は必要ないが、手形
の保管・期日管理を銀行に委託したいという手形受取人
は、銀行に対して手形の取立申込を行うこともできる。
取立申込を受けた銀行は、申込人から受け取った手形を
保管し、期日になると手形支払義務者から手形金額を取
り立てて、申込人の口座に入金する。なお、銀行に取立
申込がなされて持ち込まれた手形は取立手形と呼ばれ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように当面の資
金が不要であるために手形の取立申込を行った場合に
も、その後の状況によっては、手形割引により資金を入
手する必要に迫られることがある。このような場合、従
来は、銀行の営業店に出向いて、取立手形として預け入
れていた手形をいったん組戻したうえで、改めて手形の
割引申込を行う必要があるため、手間がかかる。また、
どこの銀行でも手形は事務センターなどの集中セクショ
ンで集中保管しており、手形の組戻しが行われるまで一
定の時間がかかるため、迅速な資金調達を行えないおそ
れもある。このように、手形を取立手形として銀行に預
け入れると、その後、手形割引を行うことが必要になっ
た場合に不便であるため、手形受取人としては、手形の
取立依頼を行うか、手形を自社で保管するか判断に迷う
こともある。すなわち、手形を受け取った時点では、将
来の資金需要を正確に予測できないため、取立依頼を行
うべきか否かの判断が難しいのである。
【0006】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、取立手形として銀行に預け入れられた手形につい
て、組戻しなどの煩雑な手続きを必要とすることなく簡
便に割引申込を受け付けて割引を実行することが可能
な、手形業務で用いられるシステムおよび方法を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に記載された発明は、情報通信ネットワー
クに接続されたサーバーコンピュータ手段により構成さ
れた、金融機関における手形業務で用いられるシステム
であって、手形の預け入れ主である顧客の端末から、前
記情報通信ネットワークを介して、手形割引の申込を受
信するための割引申込受信手段と、顧客から前記金融機
関に預け入れられた各手形についての手形データが記録
されたデータベース手段を参照して、前記受信した手形
割引申込の対象である手形データを取得する手形データ
取得手段と、該取得した手形データに基づいて、前記受
信した手形割引申込の対象である手形について割引を実
行すべき旨の出力を行う割引実行出力手段と、前記割引
申込受信手段により手形割引申込が受信された手形につ
いて、その手形が割引手形であることを示すステータス
情報を記録するためのステータス記録手段と、を備える
ことを特徴とする。
【0008】また、請求項2に記載された発明は、情報
通信ネットワークに接続されたサーバーコンピュータ手
段により構成された、金融機関における手形業務で用い
られるシステムであって、手形の預け入れ主である顧客
の端末から、前記情報通信ネットワークを介して、手形
割引の申込を受信するための割引申込受信手段と、顧客
から前記金融機関に預け入れられた各手形についての手
形データが記録されたデータベース手段を参照して、前
記受信した手形割引申込の対象である手形データを取得
する手形データ取得手段と、該取得した手形データに基
づいて、前記受信した手形割引申込の対象である手形に
ついての割引実行の指示を発する割引実行指示手段と、
前記割引申込受信手段により手形割引申込が受信された
手形について、その手形が割引手形であることを示すス
テータス情報を記録するためのステータス記録手段と、
を備えることを特徴とする。
【0009】請求項1および2に記載の発明によれば、
顧客の端末から割引申込が送信されてくると、その内容
に基づいて割引を実行すべき旨が出力され、あるいは、
割引実行の指示が発せられるので、顧客は、手形を金融
機関に預入れたままで必要なときに顧客コンピュータか
ら手形割引の申込を行うことができる。また、手形割引
申込が受信された手形について、割引手形であることを
示すステータス情報が記録されるので、銀行側では、手
形のステータスが割引手形に変化したことを把握するこ
とができ、手形の組戻しを行わなくても割引を実行でき
る。
【0010】また、請求項3に記載された発明は、請求
項1または2記載の金融機関における手形業務で用いら
れるシステムにおいて、前記手形データは、手形の預入
れ主である顧客のID、手形支払人、手形金額、およ
び、支払期日を少なくとも含むことを特徴とする。
【0011】また、請求項4に記載された発明は、請求
項1乃至3のうち何れか1項記載の金融機関における手
形業務で用いられるシステムにおいて、前記ステータス
記録手段は、前記手形割引申込が受信され、かつ、その
手形割引申込に応じて手形割引が実行された手形につい
て前記ステータス情報を記録するための処理を実行する
ことを特徴とする。
【0012】また、請求項5に記載された発明は、請求
項1記載の金融機関における手形業務で用いられるシス
テムにおいて、前記サーバーコンピュータ手段と通信可
能とされた端末へ、前記割引申込受信手段が受信した手
形割引申込の内容を送信する申込内容送信手段と、前記
サーバーコンピュータ手段と通信可能とされた端末から
前記手形割引申込についての承諾を受信する承諾受信手
段とを備え、前記割引実行出力手段は、該承諾受信手段
が前記承諾を受信したことを条件として、割引を実行す
べき旨の出力を行うことを特徴とする。
【0013】また、請求項6に記載された発明は、請求
項2記載の金融機関における手形業務で用いられるシス
テムにおいて、前記サーバーコンピュータ手段と通信可
能とされた端末へ、前記割引申込受信手段が受信した手
形割引申込の内容を送信する申込内容送信手段と、前記
サーバーコンピュータ手段と通信可能とされた端末から
前記手形割引申込についての承諾を受信する承諾受信手
段とを備え、前記割引実行指示手段は、該承諾受信手段
が前記承諾を受信したことを条件として、割引実行指示
を発することを特徴とする。
【0014】請求項5および6記載の発明によれば、割
引申込についての承諾を受けたことを条件として割引を
実行すべき旨が出力され、または、割引実行の指示が発
せられるので、手形について信用調査等のリスク評価を
行ったうえで手形割引を行うことが可能となる。
【0015】また、請求項7に記載された発明は、請求
項1乃至6のうち何れか1項記載の金融機関における手
形業務で用いられるシステムにおいて、手形の預け入れ
主である顧客の端末から、前記情報通信ネットワークを
介して、手形割引希望額を受信する希望額受信手段と、
前記データベース手段を参照して、当該顧客が預入れて
いる各手形の手形金額および期日までの残存期間を取得
し、これら手形金額および残存期間に基づいて、手形金
額の総額が前記受信した希望額以上となり、かつ、割引
金利が最小となるような手形の組み合わせを求める手形
組合わせ決定手段と、該決定された手形の組合わせを前
記顧客コンピュータへ送信する手段とを備えることを特
徴とする。
【0016】請求項7記載の発明によれば、顧客は、割
引希望額を入力するだけで、手形金額の総額がその希望
額以上となり、かつ、割引金利が最小になるような手形
の組合わせの提示を受けることができる。すなわち、顧
客にとって、資金が必要となった場合に、どの手形につ
いて割引申込を行うべきかの煩雑な計算を行うことが不
要となる。
【0017】また、請求項8に記載された発明は、請求
項1乃至7のうち何れか1項記載の金融機関における手
形業務で用いられるシステムにおいて、前記データベー
ス手段には、更に、前記各手形のイメージデータが記録
されており、前記サーバーコンピュータ手段と通信可能
とされた端末から送信されてきたイメージ照会要求に応
じて、要求された手形のイメージデータを前記データベ
ース手段から読み出して要求元である前記端末へ送信す
るイメージデータ送信手段を更に備えることを特徴とす
る。
【0018】請求項8記載の発明によれば、端末におい
て手形のイメージを照会することができる。このため、
金融機関内では、手形現物を直接参照することなく、手
形の内容を確認しながら手形業務を遂行することが可能
となる。
【0019】また、請求項9に記載された発明は、請求
項1乃至8のうち何れか1項記載の金融機関における手
形業務で用いられるシステムにおいて、手形の預け入れ
主である顧客の端末から、前記情報通信ネットワークを
介して、手形の組戻し申込を受信する組戻し申込受信手
段と、該受信した組戻し申込の内容を、手形が集中保管
される事務センターに設置された、前記サーバーコンピ
ュータと通信可能な端末へ送信する手段とを更に備える
ことを特徴とする。
【0020】請求項9記載の発明によれば、顧客の端末
から送信された組戻し申込が、事務センターの端末へ通
知される。このため、顧客は金融機関へ出向くことなく
組戻しの申込を行うことができ、また、その申込内容が
通知された事務センターでは手形の出庫・組戻しの手続
きを速やかにとることができる。
【0021】また、請求項10に記載された発明は、請
求項1乃至9のうち何れか1項記載の金融機関における
手形業務で用いられるシステムにおいて、手形の預け入
れ主である顧客の端末から、前記情報通信ネットワーク
を介して、担保手形の差入れ申込を受信する担保差入れ
申込受信手段を更に備え、前記ステータス記録手段は、
更に、該担保差入れ申込手段により担保差入れ申込が受
信された手形について、その手形が担保手形であること
を示すステータス情報を該当する手形データに関係付け
て前記データベース手段に記録するための処理を実行す
ることを特徴とするシステム。
【0022】請求項10記載の発明によれば、顧客コン
ピュータから担保差入申込が送信されてくると、該当す
る手形データに関係付けて、担保手形であることを示す
ステータス情報が記録される。このため、顧客は金融機
関へ出向くことなく担保差入れの申込を行うことがで
き、また、銀行側では手形のステータスが担保手形に変
化したことを把握することができる。
【0023】また、請求項11に記載された発明は、請
求項1乃至10のうち何れか1項記載の金融機関におけ
る手形業務で用いられるシステムにおいて、前記サーバ
ーコンピュータ手段は、各種企業の信用情報が記録され
た信用情報データベース手段を参照できるように構成さ
れており、前記手形業務支援システムと通信可能な端末
から、手形支払人についての信用情報の要求を受信する
信用情報要求受信手段と、該信用情報要求受信手段によ
り手形支払人についての信用情報要求が受信された手形
について、前記データベース手段に記録された手形デー
タの内容と、前記信用情報データベース手段に記録され
た信用情報とのマッチングにより手形支払人を特定し、
該特定した手形支払人の信用情報を前記信用情報データ
ベース手段から読み出して、前記信用情報要求の送信元
である前記端末へ送信する信用情報送信手段と、を備え
ることを特徴とする。
【0024】請求項11記載の発明によれば、手形デー
タと信用情報とのマッチングにより、手形支払人が特定
される。このため手形支払人の特定を正確にかつ容易に
行うことができる。そして、特定された手形支払人につ
いての信用情報が、信用情報の要求元へ送信されること
で、当該要求元において、手形の信用評価を的確に行う
ことが可能となる。
【0025】また、請求項12記載の発明は、請求項5
または6記載の金融機関における手形業務で用いられる
システムにおいて、前記サーバーコンピュータ手段は、
各種企業の信用情報が記録された信用情報データベース
手段を参照できるように構成されており、前記信用情報
データベース手段を参照して、前記割引申込受信手段が
受信した手形割引申込に該当する手形の支払人について
の信用情報を取得する手段を更に備え、前記申込内容送
信手段は、該取得した信用情報に基づいて支払人の信用
状態が所定水準以下と判断された手形について、手形割
引申込内容と共にアラーム情報を前記端末へ送信するこ
とを特徴とする。
【0026】請求項12記載の発明によれば、支払人の
信用状態が所定水準以下の手形について、手形割引申込
内容と共にアラーム情報が端末へ送信される。このた
め、当該端末において、手形割引申込について承諾する
か否かの判断を容易に行うことが可能となる。
【0027】また、請求項13に記載された発明は、1
乃至12のうち何れか1項記載の金融機関における手形
業務で用いられるシステムにおいて、前記手形業務支援
システムと通信可能な端末から、手形支払人または手形
の預入主である顧客を指定した名寄せ要求を受信する名
寄せ要求受信手段と、該名寄せ要求受信手段が受信した
名寄せ要求に基づいて、前記データベース手段を参照し
て、指定された手形支払人または預け入れ主に該当する
手形の手形合計金額を算出する名寄せ計算手段と、該名
寄せ計算手段により計算された手形合計金額を、前記名
寄せ要求の送信元である前記端末へ送信する名寄せ結果
送信手段と、を備えることを特徴とする。
【0028】請求項13記載の発明によれば、手形支払
人または手形の預入主である顧客を指定した名寄せ要求
が端末から送信されてくると、該当する手形について手
形金額合計が計算されて当該端末へ通知されるので、手
形支払人または顧客が倒産等した場合のリスクを予測す
ることができる。このため、手形割引の申込があった場
合に、その割引申込に応じるべきか否かの判断をより的
確に行うことが可能となる。
【0029】なお、請求項14に記載された発明は、請
求項1に記載のシステムで実行される方法に係るもので
ある。
【0030】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施形態に係わ
るシステム全体構成図である。本実施形態のシステム
は、銀行が運営するコンピュータシステムにより構成さ
れた手形管理サーバー10を含んでいる。手形管理サー
バー10はインターネット12に接続されており、WE
Bサーバーとして機能する。すなわち、当該銀行に手形
を預け入れた顧客は、そのコンピュータ端末(以下、顧
客コンピュータと称す)14からインターネット12を
介して手形管理サーバー10にアクセスすることによ
り、後述するようなサービスを受けることができる。な
お、本実施形態では、手形管理サーバー10と顧客コン
ピュータ14とがインターネット12を介して接続され
ているものとするが、これに限らず、両者が専用ネット
ワークあるいは専用回線で接続されていてもよい。
【0031】手形管理サーバー10には、顧客データベ
ース10a、手形データベース10b、および、イメー
ジデータベース10cが設けられている。顧客データベ
ース10aには銀行の取引先である各顧客に関するデー
タ(顧客データ)が記録されている。また、手形データ
ベース10bには、銀行に預入れられた各手形の内容に
関するデータ(手形データ)が記録されており、イメー
ジデータベース10cには、手形データベース10bに
手形データが記録された各手形のイメージデータが記録
されている。
【0032】図2は、顧客データベース10aに記録さ
れた顧客データの内容を示す図である。図2に示す如
く、顧客データは、顧客名、住所、顧客ID、パスワー
ド、貸付口座番号、預金店名、貸外店名等の項目を含ん
でいる。このうち、預金店は顧客との預金取引を担当す
る営業店であり、貸外店は顧客との貸付取引を担当する
営業店である。
【0033】図3は、手形データベース10bに登録さ
れた手形データの内容を示す図である。図3に示す如
く、手形データは、手形管理番号、預入日、支払人名、
支払人住所、申込主の顧客ID、手形金額、支払期日、
支払銀行、支払店舗、枚数、ステータス等の項目を含ん
でいる。このうち、ステータスは、手形が取立手形、割
引手形、および担保手形(金融機関に担保として差入れ
られた手形)の何れの手形として取り扱われているかを
示すものである。なお、割引手形を示すステータスにつ
いては、割引手形用のデータベースを別途設け、このデ
ータベースに割引手形として扱われる手形を記録するこ
とで、割引手形であることのステータスを表すようにし
てもよい。
【0034】再び図1を参照して説明すると、手形管理
サーバー10には、銀行の社内ネットワーク16を介し
て、ホストシステム18、事務センターコンピュータ2
0、および、手形業務コンピュータ22が接続されてい
る。また、ホストシステム18には、ホスト端末コンピ
ュータ24が接続されている。ホスト端末コンピュータ
24および手形業務コンピュータ22は、銀行の各営業
店に設置されている。なお、本実施形態では、ホスト端
末コンピュータ24と手形業務コンピュータ22とは別
のコンピュータ端末であるものとして説明するが、同一
のコンピュータ端末をホスト端末コンピュータ24およ
び手形業務コンピュータ22の双方として機能させるこ
ととしてもよい。
【0035】ホストシステム18は、預金および貸付を
含む銀行業務全般を管理するコンピュータシステムであ
る。また、ホスト端末コンピュータ24は、ホストシス
テム18に対して各営業店から入出金処理その他の処理
の実行を指示するための端末コンピュータである。さら
に、手形業務コンピュータ22は、後述するように営業
店において手形業務を行うための端末コンピュータであ
る。
【0036】事務センターコンピュータ20は、銀行に
預け入れられた手形を集中保管する事務センターに設け
られており、事務センターで保管されるべく送付されて
きた各手形について手形データを入力するために用いら
れる。事務センターコンピュータ20には、例えばイメ
ージスキャナーあるいはマイクロフィルム撮影機等の適
宜な画像入力装置26が接続されており、この画像入力
装置により、各手形のイメージデータが取り込まれる。
事務センターコンピュータ20において入力された手形
データおよび画像入力装置26で取り込まれた手形イメ
ージデータは手形管理サーバー10へ送信され、それぞ
れ、手形データベース10bおよびイメージデータベー
ス10cに記録される。ただし、手形データおよび手形
イメージデータを直接手形管理サーバー10へ送信する
のではなく、いったん磁気テープ等の記録媒体に出力
し、手形管理サーバー10において、この記録媒体から
データベース10b,10cに各データを記録するよう
にしてもよい。
【0037】手形管理サーバー10には、また、信用情
報データベース28が接続されている。信用情報データ
ベース28は、種々の会社等について、業種、株主構
成、決算状況、主要取引先、信用度に関する情報(例え
ば信用評点や要注意情報の有無)等の信用情報が記録さ
れたデータベースである。手形管理サーバー10は、信
用情報データベース28を随時参照することができる。
【0038】図4は、本実施形態における処理の流れの
概要を示す。図4に示す如く、顧客は、預金取引のある
銀行営業店(預金店)に手形を持ち込んで、手形の取立
申込を行う(S10)。持ち込まれた手形は、預金店か
ら事務センターへ集中される(S12)。
【0039】図5は、手形の一例を示す。図5に示す如
く、手形には、宛名、手形金額、振出日、支払人住所、
支払人名、支払人代表者名、支払期日、支払地、支払場
所(金融機関名および店舗名)等が記載されている。
【0040】事務センターでは、担当者が、送付されて
きた各手形の内容を点検・確認したうえで、事務センタ
ーコンピュータ20において、手形データ(すなわち、
預入日、支払人名、支払人住所、持込人顧客ID、手形
金額、支払期日、支払場所)の入力、および、画像入力
装置26によるイメージデータの取り込みを行う(S1
4)。これらのデータ入力等が完了すると、手形は保管
庫に入庫される。入力された手形データおよび取り込ま
れたイメージデータは手形管理サーバー10へ送信され
(S16)、手形データベース10bおよびイメージデ
ータベース10cに記録される。その際、手形データの
ステータスとして「取立手形」を示すデータが記録され
る。
【0041】なお、上記の説明では、顧客が預金店に手
形を持ち込んで取立依頼を行うものとしたが、これに限
らず、直接事務センターへ手形を持ち込む(あるいは送
付する)ようにしてもよい。
【0042】事務センターコンピュータ20は、適時、
手形管理サーバー10へ期日照会要求を送信することに
より、事務センターに保管された手形の期日管理を行う
(S18)。具体的には、事務センターコンピュータ2
0から期日照会要求を受けた手形管理サーバー10は、
手形データベース10bを参照して、支払期日が近づい
た手形データを抽出して事務センターコンピュータ20
へ送信する。事務センターコンピュータ20は、手形管
理サーバー10から送信されてきた手形データのリスト
を作成して出力する。そして、事務センターの担当者に
より、このリストに掲載された手形が保管庫から出庫さ
れ(S20)、支払期日に手形交換所に持ち込まれて手
形の取立が行われる(S22)。そして、事務センター
コンピュータ20おいて手形の出庫・発送が完了した旨
の入力操作が行われ、その旨は手形管理サーバー10へ
送信される(S23)。手形管理サーバー10は、出庫
・発送の通知を受けた手形の手形データおよびイメージ
データを手形データベース10bおよびイメージデータ
ベース10cからそれぞれ削除する。
【0043】以上のように、取立依頼を受けて事務セン
ターに保管された手形が、支払期日に手形交換所に持ち
込まれて取立が行われるのが、通常の手形取立の業務で
ある。本実施形態のシステムは、このような通常の手形
取立に加えて、銀行に手形の取立を行った顧客が、その
顧客コンピュータ14から手形管理サーバー10にアク
セスして、手形の組戻しを受けることなく割引申込を行
うことができ、さらに、預け入れた手形について担保差
入や組戻しの申込を行うことができる点に特徴を有して
いる。以下、上記特徴部に係わる処理の内容について説
明する。
【0044】顧客が顧客コンピュータ14から手形管理
サーバー10へアクセスすると(S24)、手形管理サ
ーバー10は、顧客IDおよびパスワードを入力するた
めの認証画面を顧客コンピュータ14に送信する。そし
て、顧客コンピュータ14で入力された顧客IDおよび
パスワードに基づいて顧客データベース10aを参照し
てユーザ認証を行ったうえで、当該顧客IDに該当する
手形データを手形データベース10bから抽出し、その
一覧画面(以下、手形一覧画面と称す)を生成して顧客
コンピュータ14へ送信する(S26)。
【0045】図6は、顧客コンピュータ14で表示され
た手形一覧画面の一例を示す。図6に示す如く、手形一
覧画面には、各手形についての手形データが一覧表示さ
れる。また、各手形データに対応してチェックボックス
および申込枚数入力欄が表示される。チェックボックス
は、マウス等でクリックされることによりチェックマー
クが付されるようになっている。また、手形一覧画面に
は、「手形割引」、「担保差入」、「組戻し」、「信用
照会」、「ソート」、「自動選択」の各操作ボタン、お
よび、「自動選択」操作ボタンに対応した金額入力欄が
含まれている。顧客は、手形一覧画面において何れかの
操作ボタンをクリックすることにより、以下に説明する
ように、その操作ボタンに対応した各種申込等を行うこ
とができる(S28)。
【0046】「手形割引」ボタンは、預け入れた手形に
ついて割引を申込むための操作ボタンである。すなわ
ち、顧客は「手形割引」ボタンをクリックすることによ
り、チェックボックスにチェックマークを付した手形に
ついて、申込枚数入力欄に入力された枚数分の割引申込
を行うことができる。
【0047】「担保差入」ボタンは、預け入れた取立手
形について担保差入れを申込むための操作ボタンであ
る。すなわち、顧客は「担保差入」ボタンをクリックす
ることにより、チェックボックスにチェックマークを付
した手形について、申込枚数入力欄に入力された枚数分
の割引申込を行うことができる。
【0048】「組戻し」ボタンは、預け入れた手形の組
戻しを申し込むための操作ボタンである。すなわち、顧
客は「組戻し」ボタンをクリックすることにより、チェ
ックボックスにチェックマークを付した手形について、
申込枚数入力欄に入力された枚数分の割引申込を行うこ
とができる。
【0049】なお、上記の手形割引、担保差入れ、およ
び組戻しの各申込があった場合の具体的な処理の内容に
ついては後述する。
【0050】「信用照会」ボタンは、預け入れた手形の
支払人についての信用照会を申し込むための操作ボタン
である。「信用照会」ボタンがクリックされると、手形
管理サーバー10は、チェックボックスにチェックマー
クが付された手形の手形データを手形データベース10
bから読み出す。そして、信用情報データベース28を
参照して、手形データに含まれる支払人名、支払人住
所、代表者名等に適合する企業を特定し、その企業の信
用情報を表示する画面を顧客コンピュータ14へ送信す
る。なお、信用情報データベース28から得られる信用
情報の内容については後述する。
【0051】「ソート」ボタンは、預け入れた手形を、
支払人、支払期日、手形金額等の項目によってソートし
て表示させるための操作ボタンである。「ソート」ボタ
ンがクリックされると、手形管理サーバー10は、上記
項目のうち何れの項目に基づいてソートするかを指定す
るための画面を顧客コンピュータ14へ送信し、顧客コ
ンピュータ14において指定された項目によりソート処
理を行う。その際、ソート項目として支払人が指定され
ている場合には、支払人毎に手形金額を集計する。ま
た、ソート項目として支払期日が指定されている場合
は、例えば、支払期日について月毎に分類して月毎の手
形金額を集計する。そして、ソート結果を表示するソー
ト結果表示画面を顧客コンピュータ14へ送信する。
【0052】図7は、図6の手形一覧画面に示される手
形データを、項目「支払人」でソートしたソート結果表
示画面を示す。図7に示す如く、手形が支払人により分
類されて表示されると共に、支払人毎に手形金額が集計
されて表示される。
【0053】このように、上記したソート機能によれ
ば、例えば、支払人をソート項目として指定することに
より各支払人について手形金額が集計(すなわち名寄
せ)されて表示されるので、顧客は、特定の支払人との
手形取引額が過大になるのを回避して、万一、手形不渡
りとなった場合の損害を最小限に抑えることが可能とな
る。また、支払期日をソート項目として指定することに
より、手形取立による入金予定を一目で把握でき、資金
計画を立てることが容易となる。
【0054】「自動選択」ボタンは、顧客が所望の金額
分だけ手形の割引申込を行いたい場合に、割り引くべき
手形の最適な組み合わせを表示させるための操作ボタン
である。この操作ボタンがクリックされると、手形管理
サーバー10は、手形金額の和が金額入力欄に入力され
た金額以上となり、かつ、金利が最小となるような手形
の組み合わせを探索する。なお、金利は各顧客への適用
利率と支払期日まで残存期間に応じた額となり、このう
ち適用利率は顧客によって異なるが、同一の顧客につい
ては同一の利率が適用される。したがって、金利が最小
となる手形の組合わせは、各手形の支払期日までの期間
に基づいて求めることができる。手形管理サーバー10
は、このようにして求めた最適な手形の組み合わせを一
覧表示する組合せ結果表示画面を生成して顧客コンピュ
ータ14へ送信する。組合せ結果表示画面にも「手形割
引」ボタンが含まれており、顧客は、この「手形割引」
ボタンをクリックすることにより、組合せ結果表示画面
に表示された手形について割引申込を行うことができ
る。
【0055】次に、割引申込、担保差入れ申込、また
は、組戻し申込が行われた場合の処理について説明す
る。
【0056】顧客により割引申込、担保差入れ申込、ま
たは、組戻し申込が行われると、手形管理サーバー10
は、顧客データベース10aを参照して、申込主である
顧客との貸付取引を担当する営業店(すなわち貸外店)
を特定し、その申込内容を、当該貸外店の手形業務コン
ピュータ22へ通知する(S30)。この通知を、以
下、申込受付通知と称す。申込受付通知には、申込内容
(すなわち、割引申込、担保差入申込、または組戻し申
込の区別)、申込対象である手形の管理番号と枚数、お
よび、申込受付番号が含まれる。なお、申込受付番号
は、当該申込に固有の番号となるように、申込受付時に
生成される。貸外店では、手形業務コンピュータ22へ
送られてきた申込受付通知に基づいて、所定の処理が行
われる。
【0057】以下、貸外店における処理について説明す
る。図8は、手形業務コンピュータ22の初期画面を示
す。図8に示す如く、手形業務コンピュータ22の初期
画面には、当該貸外店と貸出取引のある全顧客の顧客I
D、顧客等が表示される。また、各顧客の表示欄に対応
して、申込受付表示欄が設けられている。そして、手形
管理サーバー10から申込受付通知があると、手形業務
コンピュータ22は、受信した申込受付通知の内容を記
録すると共に、申込主である顧客に該当する申込通知表
示欄に、申込があったことを示すマーク(以下、申込受
付マークと称す)を表示させる。図8に示す例では、甲
乙機械(ID=2113)および○○化学(ID=33
05)から申込があったことが示されている。
【0058】この初期画面において、何れかの申込受付
マークがクリックされると、手形業務コンピュータ22
は、クリックされた申込受付マークに対応する申込受付
通知を参照して、その申込受付通知に係わる手形につい
ての手形データを手形管理サーバー10へ要求する(S
32)。手形管理サーバー10は、要求された手形デー
タを手形データベース10bから読み出して、手形業務
コンピュータ22へ返送する(S34)。手形業務コン
ピュータ22は、返送されてきた手形データおよび申込
受付通知の内容を適宜編集した画面(以下、申込内容表
示画面と称す)を生成して表示する。
【0059】図9は、手形業務コンピュータ22により
表示された申込内容表示画面の一例を示す。図9に示す
例では、顧客「甲乙機械」(ID=2113)から、手
形管理番号3551の手形(支払人×××光学)につい
て5枚、手形管理番号3663の手形(支払人○△精密
工業)について10枚、手形管理番号4410の手形
(支払人ABC電工)について5枚の割引申込があった
ことが、申込合計金額(1,750,000円)および申込受付
番号(153)と共に示されている。また、図9に示す
ように、申込内容表示画面には、「信用照会」ボタン、
「名寄せ」ボタン、「イメージ照会」ボタン、および、
「OK」ボタンが含まれている。
【0060】「信用照会」ボタンがクリックされると、
手形業務コンピュータ22は、申込内容表示画面上で選
択された手形についての手形データを手形管理サーバー
10に要求する(S36)。手形管理サーバー10は要
求された手形データを手形データベース10bから読み
出し、信用情報データベース28を参照して、受信した
手形データに含まれる支払人名、住所、代表者氏名等に
適合する企業を特定する。そして、特定された企業の信
用情報を読み出して(S38)、その信用情報を表示す
る画面を生成して手形業務コンピュータ22へ送信する
(S40)。なお、画面に表示される信用情報には、業
種、株主構成、代表者名、主要役員名、主要取引先、決
済推移、取引金融機関等が含まれている。営業店の担当
者は、このような信用情報に基づいて、割引申込あるい
は担保差入れ申込に応ずるか否かを決定する。
【0061】このように、本実施形態では、手形データ
に含まれる支払人名、住所、代表者氏名等と、信用情報
データベース28に記録された信用情報とのマッチング
により、手形支払人を正確に特定してその信用情報を取
得することが容易になる。すなわち、従来は、手形支払
人について信用情報の照会を行う場合、担当者が会社
名、住所、代表社名等を確認しながら手作業で手形支払
人を特定する必要があったが、本実施形態ではそのよう
な手作業が不要となるので、業務効率が格段に向上する
こととなる。
【0062】なお、上記図9に示す申込内容表示画面に
おいて各手形の支払人の信用レベルが所定の基準レベル
に達しない場合は、警告マークを表示させるようにして
もよい。これは、例えば次のようにして実現できる。す
なわち、手形業務サーバー10が手形業務コンピュータ
22から手形データを要求された場合に、信用情報デー
タベース28を参照して当該手形データの支払人につい
ての信用レベルを取得し、そのレベルが所定の基準レベ
ル以下である場合には、手形データにアラーム情報を付
加して手形業務コンピュータ22へ返送する。そして、
手形業務コンピュータ22では、アラーム情報が付加さ
れた手形データについてアラームマークを表示するので
ある。
【0063】申込内容表示画面において「名寄せ」ボタ
ンがクリックされると、手形業務コンピュータ22は、
手形の支払人および持込人(すなわち顧客)の何れに基
づいて名寄せするかを指定するための画面を表示させ
る。そして、この画面での指定に応じた名寄せ処理を実
行してその結果を表示する。例えば、支払人での名寄せ
が指定された場合は、手形データベース10bを参照し
て、申込まれた手形と支払人が同じである手形データを
抽出し、それらの手形の一覧および手形金額の合計額を
表示する(この表示画面は、上記図7に示す画面と同様
のものとなる)と共に、手形金額の合計額が所定の上限
額を超える場合には、アラーム表示を行う。同様に、持
込人での名寄せが指示された場合は、申込まれた手形と
持込人が同じである手形の一覧および手形金額の合計額
を表示すると共に、その合計額が所定の上限額を超える
場合には、アラーム表示を行う。
【0064】このように、手形の支払人または持込人に
基づいて名寄せ処理が行われ、手形の合計額が上限額を
超える場合にアラーム表示が行われることで、手形の割
引申込に応じてよいか否かをより的確に判断することが
可能となる。すなわち、支払人が同一である手形の総額
が一定額以上になると、割引実行後にその振出人が倒産
した場合に銀行が蒙る損失が多大となるため、そのよう
な手形について割引申込を引き受けるべきではないと判
断することができ、また、同一の顧客が持ち込んだ手形
の総額が一定以上になると、割引実行後にその顧客が倒
産した場合に銀行が蒙る損失が多大となるため、そのよ
うな手形について割引申込を引き受けるべきではないと
判断することができるのである。
【0065】なお、名寄せ処理を、割引が実行された手
形についてのみ行うか、手形割引を申込んだが割引が未
実行である手形についてのみ行うか等を顧客が指示でき
るようにして、顧客の指示に応じた名寄せ処理を行うよ
うにしてもよい。この場合、割引未実行の手形について
名寄せを行えるようにするため、割引申込があった時点
で、該当する手形データのステータスとして「割引未実
行」を示すデータを記録するようにすればよい。
【0066】「イメージ照会」ボタンがクリックされる
と、手形業務コンピュータ22は、申込内容表示画面で
選択された手形のイメージデータを、手形管理サーバー
10に対して要求する(S42)。手形管理サーバー1
0は、要求された手形のイメージデータをイメージデー
タベース10cから読み出して、要求元の手形業務コン
ピュータ22へ送信する(S44)。手形業務コンピュ
ータ22は受信した手形イメージを表示させ、このイメ
ージ画面により、貸外店の担当者は、申込のあった手形
が事務センターに保管されていること、および、保管さ
れている手形が真正なものであることを確認することが
できる。例えば、ある支払人の手形について、通常は手
形金額や代表者氏名がタイプ印字されているものが手書
きされている場合等には、手形の真正性が疑わしいと判
断することができるのである。
【0067】担当者は、上記のように名寄せ処理や手形
イメージの照会を行ったうえで、顧客からの申込に応じ
てよいと判断すると(ただし、組戻し申込の場合にはこ
のような判断は不要である)、「OK」ボタンをクリッ
クする。「OK」ボタンがクリックされると、申込内容
(すなわち、割引申込であるか、担保差入れ申込である
か、組戻し申込であるか)に応じて以下の処理が実行さ
れる。
【0068】先ず、割引申込である場合には、手形業務
コンピュータ22は、割引実行票を作成して印刷する
(S46)。この割引実行票には、例えば、申込受付番
号、割引申込主である顧客の顧客ID、手形枚数、手形
合計金額、実行日等が表示される。この割引実行票は、
割引担当者へ引き渡される。
【0069】割引実行票を受け取った割引担当者は、ホ
スト端末コンピュータ24において、割引実行票の内容
に基づいて、割引実行の指示入力操作を行う。この割引
実行指示はホスト端末コンピュータ24からホストシス
テム18へ送信され(S50)、ホストシステム18
は、指示された手形割引を実行する。具体的には、ホス
トシステム18は、割引実行が指示された手形の合計金
額を、割引申込者である顧客の貸付口座へ入金するため
の処理を行う。なお、割引料(金利および手数料)は後
日顧客口座から引き落とすものとする。ただし、割引実
行の際に割引料を計算し、手形金額から割引料を差し引
いた額を入金するようにしてもよい。ホストシステム1
8は、手形割引の実行を完了するとその旨を手形管理サ
ーバー10へ通知し(S52)、この通知を受けた手形
管理サーバー10は、該当する手形データのステータス
を「割引手形」を示すデータに変更する。
【0070】なお、顧客から割引申込のあった手形につ
いて、その割引申込に応じるべきでないと判断された場
合には、その旨のメッセージが顧客コンピュータ14へ
送信されること等により顧客に通知される。
【0071】また、上記の説明では、割引実行票を作成
して、その内容に基づいてホスト端末コンピュータ24
から割引指示入力操作を行うものとしたが、これに限ら
ず、例えば、手形業務コンピュータ22からホスト端末
コンピュータ24へ割引申込内容が送信され、その内容
に基づいて、ホスト端末コンピュータ24からホストシ
ステム18へ割引実行指示が送信されるようにしてもよ
い。さらに、上記の説明では、手形業務コンピュータ2
2が直接、割引実行票を印刷するものとしたが、これに
限らず、手形業務コンピュータ22が割引実行票の基と
なるデータを出力し、その出力内容に基づいて担当者が
手作業で割引実行票を作成するようにしてもよい。
【0072】次に、担保差入れ申込である場合には、手
形業務コンピュータ22は、手形管理サーバー10へ、
担保差入れ申込を承諾する旨を通知する(S56)。こ
の通知を受けた手形管理サーバー10は、該当する手形
データのステータスを「担保手形」を示すデータに変更
する。これと共に、手形業務コンピュータ22は、担保
差入れ票を作成して印刷する。この担保差入れ票には、
例えば、申込受付番号、担保差入れ申込主である顧客の
顧客ID、手形管理番号、手形枚数等が印刷されてお
り、営業店の担当者は、この担保差入れ票を参照して、
ホスト端末コンピュータ24において、担保差入れ設定
のための入力操作を行う。この入力操作に応じて、ホス
トシステム18では、該当する手形について担保差入れ
が行われた旨の記録処理が行われる。
【0073】なお、上記の説明では、手形業務コンピュ
ータ22が直接、担保差入れ票を印刷するものとした
が、上記割引実行票の場合と同様に、手形業務コンピュ
ータ22が担保差入れ票の基となるデータを出力し、そ
の出力内容に基づいて担当者が手作業で担保差入れ票を
作成するようにしてもよい。
【0074】組戻し申込である場合には、手形業務コン
ピュータ22は、組戻し申込の対象である手形の手形管
理番号および枚数を事務センターコンピュータ20へ通
知する(S58)。この通知の内容は、事務センターコ
ンピュータ20により組戻し票として印刷される。事務
センターの担当者は、組戻し票で指定された手形を出庫
して、顧客の預金を担当する営業店へ発送する。そし
て、上記した期日到来による出庫の場合と同様に、手形
の出庫・発送が完了した旨が手形管理サーバー10へ通
知され、手形管理サーバー10は、出庫・発送の通知を
受けた手形の手形データおよびイメージデータを削除す
る。
【0075】以上説明したように、本実施形態のシステ
ムによれば、手形を取立手形として銀行に持ち込んだ顧
客は、手形管理サーバー10へインターネット12経由
でアクセスして、手形を組戻すことなく割引申込を行う
ことができる。したがって、手形を金融機関に預け入れ
た顧客は資金が必要となった時点で即座に割引申込を行
うことができるので、銀行に手形の取立申込を行うべき
か否かの判断に迷うことがなくなる。
【0076】また、手形を組戻したうえで改めて割引申
込を行うことが不要となることにより、顧客は、手形割
引を担当する営業店(すなわち、貸外店)が遠方にある
場合でも、最寄の営業店に手形を取立手形として持ち込
んでおくだけで、貸外店へ出向くことなく手形割引を申
込むことができる。
【0077】このように、本実施形態では、顧客にとっ
て、銀行に手形の取立依頼をして手形の保管や期日管理
の負担をなくしつつ、資金が必要になった時点で速やか
に割引依頼を行えるという、利便性が極めて高いシステ
ムを実現できる。
【0078】また、本実施形態のシステムは、銀行側に
とっても以下に述べるような様々な利益がある。すなわ
ち、従来、銀行における手形業務の負荷は、手形割引申
込が集中する月末に特に大きくなっていた。これに対し
て、本実施形態のシステムによれば、割引実行処理は月
末に集中するものの、顧客から持ち込まれた手形を受け
取る際の手形の確認・点検は、事務センターでの受付時
に行われ、また、顧客からの手形の持ち込みが特定の時
期に集中することはない。したがって、本実施形態で
は、手形関連業務のうち、手形の確認・点検作業は時期
的に平準化することとなって、手形業務全体として負荷
が平準化し、これにより手形業務の省人化を計ることが
可能となる。
【0079】また、同じ支払人の手形または同じ顧客が
持ち込んだ手形について名寄せを行ってその合計額が所
定額以上の場合にアラーム情報が出力される。したがっ
て、これらのアラーム情報に基づいて、割引申込に応じ
た割引を実行すべきか否かの判断をより的確に行うこと
が可能となる。さらに、上記したように申込内容表示画
面において、手形の支払人の信用レベルが所定の基準レ
ベルに達しない場合にアラーム表示を行うようにすれ
ば、上記判断を簡便に行うことが可能となる。
【0080】また、上記したように顧客が銀行に手形の
取立申込を行うか否かの判断に迷うことがなくなること
により、各顧客から銀行に取立手形として預け入れられ
る手形の量が増加することが期待される。このため、割
引取扱残高増加に伴う割引料収入と、割引かなかった手
形の取立代り金の預金滞留による資金収益の増加が期待
される。
【0081】さらに、割引申込あるいは担保差入れ申込
があった場合に、手形イメージを照会して、手形が事務
センターに保管されていることを確認することができ
る。このため、従来のように、実行票に処理対象となる
手形現物を添付して、各担当者へ回すことが不要とな
り、銀行内における業務効率が向上する。
【0082】なお、上記実施形態では、手形管理サーバ
ー10に顧客データベース10a、手形データベース1
0b、およびイメージデータベース10cが設けられる
ものとしたが、これらのデータベースを、手形管理サー
バー10と通信可能に接続された別のサーバー等に設け
ることとしてもよい。
【0083】
【発明の効果】請求項1乃至4および14記載の発明に
よれば、顧客の端末コンピュータから割引申込が送信さ
れてくると、その内容に基づいて割引を実行すべき旨が
出力され、または、割引実行の指示が発せられるので、
顧客は、手形を金融機関に預入れたままで必要なときに
顧客コンピュータから手形割引の申込を行うことができ
る。また、手形割引申込が受信され、または、更に割引
が実行された手形について、割引手形であることを示す
ステータス情報が該当する手形データに関係付けて記録
されるので、銀行側で手形のステータスが割引手形に変
化したことを把握することができる。したがって、本発
明によれば、取立手形として銀行に預け入れられた手形
について、組戻しなどの煩雑な手続きを行うことなく簡
便に、手形割引を実行することが可能となる。
【0084】請求項5および6記載の発明によれば、割
引申込についての承諾を受けたことを条件として割引が
実行されるので、金融機関の営業店等において手形につ
いて信用調査やその他のリスク評価等を行ったうえで手
形割引を実行することが可能となる。
【0085】請求項7記載の発明によれば、顧客は、割
引希望額を入力するだけで、手形金額の総額がその希望
額以上となり、かつ、割引金利が最小になるような手形
の組合わせの提示を受けることができるので、資金が必
要となった場合に、どの手形について割引申込を行うべ
きかの煩雑な計算を行うことが不要となる。
【0086】請求項8記載の発明によれば、端末におい
て手形のイメージを照会することができる。このため、
金融機関において手形現物を参照することなく手形業務
を遂行することが可能となる。
【0087】請求項9記載の発明によれば、顧客は金融
機関へ出向くことなく組戻しの申込を行うことができ
る。
【0088】請求項10記載の発明によれば、顧客は金
融機関へ出向くことなく担保差入れの申込を行うことが
できる。
【0089】請求項11記載の発明によれば、手形デー
タと信用情報とのマッチングにより、手形支払人の特定
を正確にかつ容易に行うことができる。そして、特定さ
れた手形支払人についての信用情報を信用情報の要求元
へ送信するので、当該要求元において手形の信用評価を
的確に行うことが可能となる。
【0090】請求項12記載の発明によれば、金融機関
の営業店等において手形割引申込について承諾するか否
かの判断を容易に行うことが可能となる。
【0091】請求項13記載の発明によれば、手形支払
人または手形の預入主である顧客に該当する手形につい
て手形金額合計が計算されて端末へ通知されるので、手
形割引の申込があった場合に、その割引申込に応じるべ
きか否かの判断をより的確に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係わるシステム全体構成
図である。
【図2】顧客データベースに記録された顧客データの内
容を示す図である。
【図3】手形データベースに登録された手形データの内
容を示す図である。
【図4】本実施形態における処理の流れの概要を示す図
である。
【図5】手形の一例を示す図である。
【図6】顧客コンピュータで表示された手形一覧画面の
一例を示す図である。
【図7】図6の手形一覧画面に示される手形データを、
項目「支払人」でソートしたソート結果表示画面を示す
【図8】手形業務コンピュータの初期画面を示す図であ
る。
【図9】手形業務コンピュータで表示された申込内容表
示画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
10 手形管理サーバー 10a 顧客データベース 10b 手形データベース 10c イメージデータベース 12 インターネット 14 顧客コンピュータ 18 ホストシステム 20 事務センターコンピュータ 22 手形業務コンピュータ 24 ホスト端末コンピュータ 28 信用情報データベース

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報通信ネットワークに接続されたサー
    バーコンピュータ手段により構成された、金融機関にお
    ける手形業務で用いられるシステムであって、 手形の預け入れ主である顧客の端末から、前記情報通信
    ネットワークを介して、手形割引の申込を受信するため
    の割引申込受信手段と、 顧客から前記金融機関に預け入れられた各手形について
    の手形データが記録されたデータベース手段を参照し
    て、前記受信した手形割引申込の対象である手形データ
    を取得する手形データ取得手段と、 該取得した手形データに基づいて、前記受信した手形割
    引申込の対象である手形について割引を実行すべき旨の
    出力を行う割引実行出力手段と、 前記割引申込受信手段により手形割引申込が受信された
    手形について、その手形が割引手形であることを示すス
    テータス情報を記録するためのステータス記録手段と、
    を備えることを特徴とするシステム。
  2. 【請求項2】 情報通信ネットワークに接続されたサー
    バーコンピュータ手段により構成された、金融機関にお
    ける手形業務で用いられるシステムであって、 手形の預け入れ主である顧客の端末から、前記情報通信
    ネットワークを介して、手形割引の申込を受信するため
    の割引申込受信手段と、 顧客から前記金融機関に預け入れられた各手形について
    の手形データが記録されたデータベース手段を参照し
    て、前記受信した手形割引申込の対象である手形データ
    を取得する手形データ取得手段と、 該取得した手形データに基づいて、前記受信した手形割
    引申込の対象である手形についての割引実行の指示を発
    する割引実行指示手段と、 前記割引申込受信手段により手形割引申込が受信された
    手形について、その手形が割引手形であることを示すス
    テータス情報を記録するためのステータス記録手段と、
    を備えることを特徴とするシステム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の金融機関におけ
    る手形業務で用いられるシステムにおいて、前記手形デ
    ータは、手形の預入れ主である顧客のID、手形支払
    人、手形金額、および、支払期日を少なくとも含むこと
    を特徴とするシステム。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のうち何れか1項記載の
    金融機関における手形業務で用いられるシステムにおい
    て、 前記ステータス記録手段は、前記手形割引申込が受信さ
    れ、かつ、その手形割引申込に応じて手形割引が実行さ
    れた手形について前記ステータス情報を記録するための
    処理を実行することを特徴とするシステム。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の金融機関における手形業
    務で用いられるシステムにおいて、 前記サーバーコンピュータ手段と通信可能とされた端末
    へ、前記割引申込受信手段が受信した手形割引申込の内
    容を送信する申込内容送信手段と、 前記サーバーコンピュータ手段と通信可能とされた端末
    から前記手形割引申込についての承諾を受信する承諾受
    信手段とを備え、 前記割引実行出力手段は、該承諾受信手段が前記承諾を
    受信したことを条件として、割引を実行すべき旨の出力
    を行うことを特徴とするシステム。
  6. 【請求項6】 請求項2記載の金融機関における手形業
    務で用いられるシステムにおいて、 前記サーバーコンピュータ手段と通信可能とされた端末
    へ、前記割引申込受信手段が受信した手形割引申込の内
    容を送信する申込内容送信手段と、 前記サーバーコンピュータ手段と通信可能とされた端末
    から前記手形割引申込についての承諾を受信する承諾受
    信手段とを備え、 前記割引実行指示手段は、該承諾受信手段が前記承諾を
    受信したことを条件として、割引実行指示を発すること
    を特徴とするシステム。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のうち何れか1項記載の
    金融機関における手形業務で用いられるシステムにおい
    て、 手形の預け入れ主である顧客の端末から、前記情報通信
    ネットワークを介して、手形割引希望額を受信する希望
    額受信手段と、 前記データベース手段を参照して、当該顧客が預入れて
    いる各手形の手形金額および期日までの残存期間を取得
    し、これら手形金額および残存期間に基づいて、手形金
    額の総額が前記受信した希望額以上となり、かつ、割引
    金利が最小となるような手形の組み合わせを決定する手
    形組合わせ決定手段と、 該決定された手形の組合わせを前記顧客コンピュータへ
    送信する手段とを備えることを特徴とするシステム。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のうち何れか1項記載の
    金融機関における手形業務で用いられるシステムにおい
    て、 前記データベース手段には、更に、前記各手形のイメー
    ジデータが記録されており、 前記サーバーコンピュータ手段と通信可能とされた端末
    から送信されてきたイメージ照会要求に応じて、要求さ
    れた手形のイメージデータを前記データベース手段から
    読み出して要求元である前記端末へ送信するイメージデ
    ータ送信手段を更に備えることを特徴とするシステム。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8のうち何れか1項記載の
    金融機関における手形業務で用いられるシステムにおい
    て、 手形の預け入れ主である顧客の端末から、前記情報通信
    ネットワークを介して、手形の組戻し申込を受信する組
    戻し申込受信手段と、 該受信した組戻し申込の内容を、手形が集中保管される
    事務センターに設置された、前記サーバーコンピュータ
    と通信可能な端末へ送信する手段とを更に備えることを
    特徴とするシステム。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9のうち何れか1項記載
    の金融機関における手形業務で用いられるシステムにお
    いて、 手形の預け入れ主である顧客の端末から、前記情報通信
    ネットワークを介して、担保手形の差入れ申込を受信す
    る担保差入れ申込受信手段を更に備え、 前記ステータス記録手段は、更に、該担保差入れ申込手
    段により担保差入れ申込が受信された手形について、そ
    の手形が担保手形であることを示すステータス情報を該
    当する手形データに関係付けて前記データベース手段に
    記録するための処理を実行することを特徴とするシステ
    ム。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至10のうち何れか1項記
    載の金融機関における手形業務で用いられるシステムに
    おいて、 前記サーバーコンピュータ手段は、各種企業の信用情報
    が記録された信用情報データベース手段を参照できるよ
    うに構成されており、 前記手形業務支援システムと通信可能な端末から、手形
    支払人についての信用情報の要求を受信する信用情報要
    求受信手段と、 該信用情報要求受信手段により手形支払人についての信
    用情報要求が受信された手形について、前記データベー
    ス手段に記録された手形データの内容と、前記信用情報
    データベース手段に記録された信用情報とのマッチング
    により手形支払人を特定し、該特定した手形支払人の信
    用情報を前記信用情報データベース手段から読み出し
    て、前記信用情報要求の送信元である前記端末へ送信す
    る信用情報送信手段と、を備えることを特徴とするシス
    テム。
  12. 【請求項12】 請求項5または6記載の金融機関にお
    ける手形業務で用いられるシステムにおいて、 前記サーバーコンピュータ手段は、各種企業の信用情報
    が記録された信用情報データベース手段を参照できるよ
    うに構成されており、 前記信用情報データベース手段を参照して、前記割引申
    込受信手段が受信した手形割引申込に該当する手形の支
    払人についての信用情報を取得する手段を更に備え、 前記申込内容送信手段は、該取得した信用情報に基づい
    て支払人の信用状態が所定水準以下と判断された手形に
    ついて、手形割引申込内容と共にアラーム情報を前記端
    末へ送信することを特徴とするシステム。
  13. 【請求項13】 請求項1乃至12のうち何れか1項記
    載の金融機関における手形業務で用いられるシステムに
    おいて、 前記手形業務支援システムと通信可能な端末から、手形
    支払人または手形の預け入れ主である顧客を指定した名
    寄せ要求を受信する名寄せ要求受信手段と、 該名寄せ要求受信手段が受信した名寄せ要求に基づい
    て、前記データベース手段を参照して、指定された手形
    支払人または預入主に該当する手形の手形合計金額を算
    出する名寄せ計算手段と、 該名寄せ計算手段により計算された手形合計金額を、前
    記名寄せ要求の送信元である前記端末へ送信する名寄せ
    結果送信手段と、を備えることを特徴とするシステム。
  14. 【請求項14】 情報通信ネットワークに接続されたサ
    ーバーコンピュータ手段を用いて、金融機関における手
    形業務で用いられる方法であって、前記サーバーコンピ
    ュータ手段により、(a)手形の預け入れ主である顧客
    の端末から、前記情報通信ネットワークを介して、手形
    割引の申込を受信し、(b)顧客から前記金融機関に預
    け入れられた各手形についての手形データが記録された
    データベース手段を参照して、前記受信した手形割引申
    込の対象である手形データを取得し、(c)該取得した
    手形データに基づいて、前記受信した手形割引申込の対
    象である手形について割引を実行すべき旨の出力を行
    い、(d)前記割引申込受信手段により手形割引申込が
    受信された手形について、その手形が割引手形であるこ
    とを示すステータス情報を記録するための処理を実行す
    ることを特徴とする方法。
JP2001022186A 2001-01-30 2001-01-30 金融機関における手形業務で用いられるシステムおよび方法 Withdrawn JP2002230282A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001022186A JP2002230282A (ja) 2001-01-30 2001-01-30 金融機関における手形業務で用いられるシステムおよび方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001022186A JP2002230282A (ja) 2001-01-30 2001-01-30 金融機関における手形業務で用いられるシステムおよび方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002230282A true JP2002230282A (ja) 2002-08-16

Family

ID=18887631

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001022186A Withdrawn JP2002230282A (ja) 2001-01-30 2001-01-30 金融機関における手形業務で用いられるシステムおよび方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002230282A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101359835B1 (ko) * 2011-11-11 2014-02-10 나이스평가정보 주식회사 어음 건전성 조기 관리시스템
JP2017182787A (ja) * 2016-03-29 2017-10-05 株式会社オービック 与信枠管理装置、与信枠管理方法、および、与信枠管理プログラム
JP2020087123A (ja) * 2018-11-28 2020-06-04 株式会社クレイリッシュ 手形割引の申込及び受付方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101359835B1 (ko) * 2011-11-11 2014-02-10 나이스평가정보 주식회사 어음 건전성 조기 관리시스템
JP2017182787A (ja) * 2016-03-29 2017-10-05 株式会社オービック 与信枠管理装置、与信枠管理方法、および、与信枠管理プログラム
JP2020087123A (ja) * 2018-11-28 2020-06-04 株式会社クレイリッシュ 手形割引の申込及び受付方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100230455B1 (ko) 경영관리 자동화 시스템의 회계처리장치 및 방법
US7487127B2 (en) Merchant cash payment systems and methods
JP4234412B2 (ja) 電子商取引に係わる代金の決済サービス方法、決済システム、コンピュータプログラム、プログラム格納媒体
TWI522947B (zh) 結算業務支援系統及結算業務支援方法
US20020120537A1 (en) Web based system and method for managing business to business online transactions
US20080265025A1 (en) Method and systems for providing merchant services with right-time creation and updating of merchant accounts
US20100205091A1 (en) Automated payment transaction system
US20130339177A1 (en) Expense tracking, electronic ordering, invoice presentment, and payment system and method
US20030187759A1 (en) Systems and methods for electronically monitoring fraudulent activity
JP2007507800A (ja) 販売者支援自動支払処理と例外管理のためのシステムおよび方法
EA010935B1 (ru) Электронная система обработки счета и её применение
JP2019050006A (ja) 給与管理装置、方法、及びコンピュータプログラム
JP2002063356A (ja) 金融機関の貸出システム及びその方法
JP2009075925A (ja) 給与支払い管理サーバ及びコンピュータプログラム
US7031940B2 (en) Charge collecting system and program for controlling the same
JP2009176121A (ja) 経営管理システム
JP2004259196A (ja) 通信ネットワークを利用して電子請求書の処理を行うための方法及びシステム
JP5833208B1 (ja) 賃貸決済カード管理システム、賃貸決済カード管理システムの制御方法、賃貸決済カード管理システムプログラム及び記録媒体
JP4461618B2 (ja) 決済装置及び方法
US20080222014A1 (en) Property Sale Application and Tracking System
US20120323774A1 (en) Point of sale (pos) systems and methods for making tax payments
US20030078879A1 (en) System and method for managing debts
JP2002230282A (ja) 金融機関における手形業務で用いられるシステムおよび方法
JP5261734B2 (ja) 分納処理方法及び装置、並びに決済処理方法
JP2001283126A (ja) 決済代行システム及び決済代行方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20040930

A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080401