JP2891802B2 - スクータ型車両のバッテリ配置構造 - Google Patents

スクータ型車両のバッテリ配置構造

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JP2891802B2
JP2891802B2 JP3152145A JP15214591A JP2891802B2 JP 2891802 B2 JP2891802 B2 JP 2891802B2 JP 3152145 A JP3152145 A JP 3152145A JP 15214591 A JP15214591 A JP 15214591A JP 2891802 B2 JP2891802 B2 JP 2891802B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スクータ型車両におけ
るバッテリの配置構造に関する。
【0002】
【従来技術】スクータ型車両においては、シート下方に
ヘルメット等を収納するラゲッジボツクス等大きなスペ
ースをとるものがあり、バッテリ等の部材の配置が難し
く、従来バッテリは、実開昭64− 22692号公報および実
開平1-134588号公報に記載されるように、ラゲッジボッ
クスの後方でリヤクッションのさらに後方のリヤフェン
ダの上に配置していた。
【0003】
【解決しようとする課題】バッテリをリヤクッションの
後方に配置するため、バッテリを確実に保持する保持部
材を特別に形成しなければならず、前記公報記載のもの
ではリヤフェンダーの上部を平面状に形成してその上に
バッテリを搭載している。このようにバッテリ載置のた
めの特別の加工や部材を必要とし、リヤフェンダーを加
工してバッテリ保持装置を形成しても保持強度を確保す
るのが難しい。特に大型バッテリで重量があるものは、
振動等に耐える保持構造にするためには、リヤフェンダ
自体の強度を上げる必要があり、車体重量が増加したり
コストアップとなる。
【0004】本発明は、かかる点に鑑みなされたもので
あり、その目的とするところは、バッテリ保持のための
特別の部材を必要とせず、高い保持強度を確保できるス
クータ型車両のバッテリ配置構造を供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段および作用】上記目的を達
成するために、本発明はスクータ型車両において、ヘル
メット収納ボックスの後方で、左右のサイドフレームの
後部間にクロスメンバを架設し、同クロスメンバにリヤ
クッション取付ブラケットを設け、前記リヤクッション
取付ブラケットを車体幅方向に避けた前記クロスメンバ
上にバッテリを配設し、前記クロスメンバの下方にオイ
ルタンクとキャニスタを並設し、前記バッテリを挟んで
前記クッションと反対側に前記キャニスタをその長手方
向が略前後方向になるように配設し、前記バッテリの前
方に対向する前記ヘルメット収納ボックスの後壁に同バ
ッテリのためのメンテナンス用リッドを設けたスクータ
型車両のバッテリ配置構造とした。
【0006】左右のサイドフレーム間に架設されるクロ
スメンバを利用してリヤクッション取付ブラケットが設
けられるとともにバッテリが同リヤクッション取付ブラ
ケットを車体幅方向に避けて支持されているので、特別
に部材を用いることなく少ない部品点数で強度に優れた
クロスメンバか大きな荷重のかかるリヤクッションの一
端を支持し、かつバッテリを強固に保持することができ
る。そしてクロスメンバ上に強固に保持されたバッテリ
の前方にヘルメット収納ボックスが位置し、その後壁に
メンテナンス用リッドが設けられているので、バッテリ
のメンテナンス性が良い。ヘルメット収納ボックスの後
方に架設されたクロスメンバの上にバッテリが配設さ
れ、下方にオイルタンクとキャニスタが並設され、キャ
ニスタはバッテリを挟んでリヤクッションと反対側にあ
って略前後方向に指向して配設されるので、バッテリ,
オイルタンク,キャニスタおよびリヤクッションがクロ
スメンバの上下で左右バランスよくコンパクトに配設さ
れ、車体後部の小型化を図ることかできる。
【0007】
【実 施 例】以下図1ないし図7に図示した本発明の
一実施例について説明する。図1は本発明が適用された
スクータ型自動二輪車1の一部省略した側面図、図2は
その平面図である。
【0008】ヘッドパイプ2から下方へダウンチューブ
3が延出し、その下端を若干後方へ屈曲させており、同
ダウンチューブ3の屈曲部の若干上方位置から左右に分
岐しかつ後方へ屈曲してサイドフレーム4が延出してい
る。左右のサイドフレーム4はパイプ材からなり、後方
へ水平に延びたステップ部4aから立ち上がり部4bを
経て左右後端部4cどうしを支持部材61が連結されてい
る。
【0009】ヘッドパイプ2に支持されてハンドル5が
揺動自在に設けられ、ハンドル5と一体にヘッドパイプ
2の下方にフロントフォーク6が延び、その下端に前輪
7が軸支されている。
【0010】一方サイドフレーム4のステップ部4aか
ら立上がり部4bへの屈曲部にブラケット19が設けられ
ていて、同ブラケット19にリンク機構8によって前部を
支持されて、サイドフレーム4の立上がり部4bの下方
にパワーユニット9が上下に揺動自在に配設されてい
る。パワーユニット9は、エンジン10、動力伝達装置1
1、後輪12が一体に構成されたもので、前部をリンク機
構8によって支持され、後部と車体フレームとの間には
リヤクッション13が介装されて支持されている。
【0011】サイドフレーム4の左右のステップ部4a
には上面に沿って前後に長尺のブラケット14が固着さ
れ、この左右のブラケット14間に燃料タンク15が装架さ
れている。またサイドフレーム4の左右の立上がり部4
bにそれぞれ溶接されたボックス取付ブラケット16と、
サイドフレーム4の後端の支持部材61より前方へ突設さ
れたブラケット17に、それぞれ前部左右と後部をボルト
・ナットで固着されてヘルメット収納ボックス18がエン
ジン10の上方に配設されている。
【0012】車体前方は、ヘッドパイプ2、ダウンチュ
ーブ3を覆うようにしてフロントカバー20が設けられ、
車体後方はヘルメット収納ボックス18の周囲を覆うよう
にしてリヤカバー21が設けられ、両カバー20,21間に足
載せ空間を形成して、燃料タンク15の上をステップフロ
ア22が覆っている。
【0013】また左右のサイドフレーム4の立ち上がり
部4bの後端近傍には、それぞれリヤフェンダ23を取付
けるためのブラケット24、25が前後に突設されていて、
後方の左右ブラケット25には略コ字状に形成された吊設
部材26がボルト・ナット81により取付けられ、吊設部材
26の連結部とリヤフエンダー23の上板部23aとをボルト
・ナット82が固着してリヤフエンダー23を吊持してい
る。
【0014】リヤカバー21内のヘルメット収納ボックス
18の上方開口はシート27によって開閉自在に閉塞される
ようになっている。リヤフェンダー23の前端部に上端部
を固着されて板状の泥よけラバー28が下方斜め前方へ延
出して後輪12とエンジン10の上方とを遮断し後輪12で巻
き込むスプラッシュやほこりがキャブレタ30周辺にかか
らないようにするとともに、泥よけラバー28の上端部が
ヘルメット収納ボックス18の後壁18aの外面下端部に当
接して隙間をなくしエンジンの熱気がアルミ箔の貼着さ
れていないヘルメット収納ボックス18の上部にまで上昇
するのを防止しヘルメット収納ボックス18内の温度が上
昇するのを防いでいる。
【0015】パワーユニット9のエンジン10の上部には
キャブレタ30が配設され、キャブレタ30より後方で動力
伝達装置11の上には左側方に変位したリヤクッション13
を外側にう回してエアクリーナ31が設けられていて、エ
アクリーナ31とキャブレタ30とはダクト32を介して連通
している。
【0016】またエアクリーナ31からは前方へフレキシ
ブルダクト33が延出して、左側サイドフレーム4の立上
がり部4bに接続されて内部が連通されている。この左
側サイドフレーム4の立上がり部4bのさらに上方位置
に突出した開口部34が設けられ、同開口部34を覆ってエ
ア吸入ダクト35がリヤカバー21に形成され、エア吸入ダ
クト35は前方に開口35aを有している。
【0017】したがってリヤカバー21の側壁の吸入ダク
ト35から吸入されたエアは、開口部34からサイドフレー
ム4に入り、次いでフレキシブルダクト33に抜けてエア
クリーナ31に流入し、清浄なエアとしてダクト32を介し
てキャブレタ30に送られる。
【0018】エンジン10から延出した排気管36はエンジ
ン10の右側下方を通って、後輪12の右側に位置するマフ
ラー37に連通している。
【0019】図3および図4に図示するようにヘルメッ
ト収納ボックス18より後方において、サイドフレーム
4の左右立上がり部4b間にクロスメンバ40が架設さ
れており、同クロスメンバ40の左端に前方へ向けリヤ
クッション取付ブラケット41が突設されていて、同リ
ヤクッション取付ブラケット41に前記リヤクッション
13の上端がボルト42によって枢着されている。
【0020】該クロスメンバ40は、リヤクッション取
付ブラケット41より右側の幅方向中央の上半円筒部が
下方へ押しつぶされて凹部40aを形成しており、同凹
部40aにバッテリ載置用の筐体43が載り、その背壁
を前記ブラケット17の垂直壁にボルト・ナット49に
より固着している。ヘルメット収納ボックス18の後壁
18aの中央上部は切欠かれていて、この切欠きに上記
筐体43が嵌合している。
【0021】筐体43はその前方が斜めに開口しており、
同開口よりバッテリ45が入れられ、前方をメンテナンス
リッド44が開閉自在に覆うようになっている。このメン
テナンスリッド44は、図6および図7に図示するように
筐体43に対応して後方が斜めに開口した筐状をなしてお
り、前壁44aの下端に突設された係止片44bがヘルメッ
ト収納ボックス18の切欠きに係止され、上壁18eの後端
がヘルメット収納ボックス18の後壁18aの延長である上
壁部18bにねじ80によりねじ止めされるようになってい
る。
【0022】このメンテナンスリッド44の前壁44a内面
にはクッション部材46が固着されていて筐体43に載置さ
れたバッテリ45を押えつけ固定するようになっている。
またメンテナンスリッド44の前壁44aの中央上部には内
側に向け上下一対の係合片44cが突設されていて、内側
からスペアヒューズ47が係合されるようになっている。
さらに前壁44aの上下の係合片44c間に円孔44dが左右
に2個穿設されていて、スペアヒューズ47の両端部が表
から見えるようにし、外側から指を挿入してスペアヒュ
ーズ47を係合片44cから外すことができる。上記の如く
ヘルメット収納ボックス18の後壁18aにメンテナスリッ
ド44を設けたのでメンテナンスが容易である。またスペ
アヒューズ47も邪魔にならず取付け取外しも簡単であ
る。
【0023】バッテリ45の上記筐体43の下半部後方
およびその左側方でリヤクッション13の上端後方から
クロスメンバ40を下側に回り込むようにしてオイルタ
ンク48が、リヤフエンダー23の上板部23aの上に
配設されている。オイルタンク48の筐体43より左側
の上部にオイルキャップ48aが位置している。
【0024】そしてこのオイルタンク48の右側方で
ロスメンバ40の右端部とリヤフエンダー23の上板2
3aとの間の空間に、蒸発ガス制御装置のキヤニスタ5
0が配設されている(図5参照)。クロスメンバ40
右端下面にはキヤニスタ取付ブラケット51が後方を高
くして斜めに傾斜して溶接されていて、同ブラケット5
1の前後両端部がキヤニスタ50の前後のゴムバンド5
0a,50bに差し込まれてキヤニスタ50は吊設され
ている。
【0025】すなわち図5に示すようにオイルタンク4
8の左部前方にリヤクッション13、右側にキヤニスタ
50が、クロスメンバ40にそれぞれリヤクッション取
付ブラケット41、キヤニスタ取付ブラケット51を介
して側面視で重なり合うように取付けられた構成となっ
ている。
【0026】一方燃料タンク15から延出した蒸発ガス
導入管52が右側サイドフレーム4に沿って後方へ向
い、キヤニスタ50の前方で左側へ水平に屈曲し、ヘル
メット収納ボックス18の後壁に沿って左側サイドフレ
ーム4の下方に至ってヘアピン状に屈曲し、同屈曲部5
2aより再び右側へ水平に延び後方へ屈曲して右側サイ
ドフレーム4の下方を通って、クロスメンバ40の右端
に吊設されたキヤニスタ50の後部に接続されている
(図2、図4参照)。なお左右に水平方向に走る蒸発ガ
ス導入管52の部分をリヤフエンダー23の上板部23
aに突設された係止部材58が係止して固定している。
【0027】このように燃料タンク15から右側サイドフ
レーム4に沿って配設された蒸発ガス導入管52が途中で
左側サイドフレーム4まで迂回して再び右側に配設され
たキヤニスタ50に至っているので、車体が右側へ横倒し
されたときでも、ヘアピン状の屈曲部52aが蒸発ガス導
入経路の最高位置になって燃料タンク15とキヤニスタ50
とを屈曲部52aにおいて遮断し燃料漏れを防止すること
ができる。また車体が左側へ横倒しされたとしてもキヤ
ニスタ50自体が高い位置となり燃料漏れは生じない。
【0028】なお燃料漏れを防止するもう一つの配管方
法としては、図2に一点鎖線で示すように蒸発ガス導入
管53を燃料タンク15から左側サイドフレーム4に沿って
後方へ延出し、前記屈曲部52aから右側へ水平に屈曲し
て右側のキヤニスタ50に接続する方法もあり、車体が右
側へ横倒しになっても蒸発ガス導入管53が左側サイドフ
レーム4に沿って高い位置に配設されるので燃料漏れの
心配はない。
【0029】キヤニスタ50の後部からは別に蒸発ガスパ
ージ管54が延出し、ヘルメット収納ボックス18の右側壁
における後方下端の右側において右側サイドフレーム4
に固着されて配設されたパージコントロール弁55に接続
されている。
【0030】パージコントロール弁55からは、エアクリ
ーナ31とキャブレタ30とを導通するダクト32にパージ管
56が配管され、さらにパージコントロール弁55からは負
圧管57が、キャブレタ30の下流側に配管されていて負圧
管57を介してパージコントロール弁55が作動する。
【0031】したがって停車中に燃料タンク内で蒸発し
た燃料ガスは蒸発ガス導入管52を通ってキヤニスタ50に
捕集され、捕集された燃料ガスはエンジン吸気系の負圧
により蒸発ガスパージ管54、56を通しパージコントロー
ル弁55を介して吸い出されて燃焼に供せられる。
【0032】オイルタンク48およびキヤニスタ50の後方
にはテールライト60が配設されている。左右のサイドフ
レーム4の後端を連結するテールライト60の上端縁がボ
ルト・ナット63により固着され、テールライト60の下端
縁はリヤフエンダー23に立設されたブラケット64にボル
ト・ナット65により固着されてテールライト60はリヤカ
バー21の後部開口に位置して支持されている。
【0033】キヤニスタ50がリヤクッション13の右側方
にオイルタンク48と車体幅方向に並んで配設されている
ので、オイルタンク48とテールライト60との間にキヤニ
スタ50を配置してテールライト60をさらに後方へ位置さ
せるようなことはなく、車体長さを特別長くする必要が
ない。
【0034】なおヘルメット収納ボックス18の上方開口
を蓋うシート27は、そのシート底板70の前端がヘルメッ
ト収納ボックス18の前壁上端縁に枢軸71を介して枢着さ
れて開閉自在に構成され、後端はシートロック機構によ
り左右サイドフレーム4の後端連結部4cに設けられた
ブラケット17に係止されてロック状態とすることができ
る。
【0035】前記サイドフレーム4の後端の支持部材61
に設けられたブラケット17の水平板部には、前方位置に
矩形の係合穴72が穿設され、同水平板部の下面に沿って
回動自在にシートロックレバー73が支軸74によって支持
されている。シートロックレバー73はほぼL字状をな
し、その屈曲部が係合穴72の右方で支軸74によって枢支
されており、この枢支部より後方へ一方の側体73aが延
出し、左方向へ突出した他方の側体73bの端部は前方へ
屈曲して先細となって係合爪73cを形成して、シートロ
ックレバー73の回動で係合穴72の下方に係合爪73cが出
没自在となっている。ブラケット17には円弧状の開口83
を有し、シートロックレバー73より上方へ突出したピン
84が同開口83を貫き、その上端部に一端を係止したスプ
リング75がブラケット17の一部を上方へ折り曲げたフッ
ク85に他端を係止して、スプリング75によってシートロ
ックレバー73は、上面視で時計方向へ付勢されている。
【0036】そしてリヤカバー21の上面後部にキーシリ
ンダ76がキー挿入口を上にして固定されていて、キーシ
リンダ76の下端より前方へ突出した作動レバー77が前記
シートロックレバー73の後方へ延出した側体73aの端部
の左側に位置し、キー78をキーシリンダ76のキー挿入口
へ挿入して時計方向へ回わすと、作動レバー77が時計方
向へ回動してシートロックレバー73の側体73aを押し
て、シートロックレバー73をスプリング75に抗して反時
計方向へ回動し、他方の側体73bの端部係合爪73cを係
合穴72の下方位置より後方へ移動する。
【0037】一方シート底板70の後端下面には、係合穴
72に対応する位置に係合部材79が下方へ垂設されてお
り、同係合部材79の下端に後方へ突出し先細となったロ
ック爪部79aが形成されている。
【0038】ヘルメット収納ボックス18の開口をシート
27が閉じると、係合部材79が係合穴72に挿入され、係合
穴72の下方に位置するシートロックレバー73の係合爪73
cをロック爪部79aの傾斜面が後方へ押してシートロッ
クレバー73を若干回動し、ロック爪部79aの突出部を過
ぎたところでスプリング75によって戻ると、ロック爪部
79aと係合爪73cとが係合してロック状態となり係合部
材79は係合穴72から抜けなくなり、シート27は開かなく
なる。
【0039】シート27自体は図示されないスプリングに
より若干上方へ付勢されているので、前記の如くキー78
によりシートロックレバー73を回動させて、ロック爪部
79aと係合爪73cとの係合を解くと、シート27は若干上
方へ揺動し、ロック解除状態を維持でき、あとはシート
27をさらに揺動してヘルメット収納ボックス18の上方を
開くことができる。
【0040】以上のようにシートロック機構を備え開閉
自在のシート27の下部にヘルメット収納ボックス18
を備えたスクータ型自動二輪車1において、ヘルメット
収納ボックス18の後方で、サイドフレーム4間に架設
されたクロスメンバ40の左端にリヤクッション取付ブ
ラケット41が設けられ、その右側方においてバッテリ
45がクロスメンバ40に保持されているので、バッテ
リ45を保持するための特別の部材を必要とせず、また
クロスメンバ40という堅固なものに保持されるので保
持強度が高い。
【0041】
【発明の効果】本発明は、バッテリをクロスメンバのリ
ヤクッション取付ブラケットの側方に配設したので、バ
ッテリ保持用の特別の部材および加工を必要とせず、部
品点数を削減でき、また保持強度を高く確保できる。ま
たヘルメット収納ボックスにバッテリのメンテナンスリ
ッドを設けたので、メンテナンスが容易にできる。さら
にバッテリ,オイルタンク,キャニスタおよびリヤクッ
ションかクロスメンバの上下で左右バランスよくコンパ
クトに配設され、車体後部の小型化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例のスクータ型自動二輪車
の一部省略した全体側面図である。
【図2】同平面図である。
【図3】同要部側面図である。
【図4】同要部平面図である。
【図5】要部縦断面図である。
【図6】メンテナンスリッドの正面図である。
【図7】図6におけるVII −VII 断面図である。
【符号の説明】
1…スクータ型自動二輪車、2…ヘッドパイプ、3…ダ
ウンチューブ、4…サイドフレーム、5…ハンドル、6
…フロントフォーク、7…前輪、8…リンク機構、9…
パワーユニット、10…エンジン、11…動力伝達装
置、12…後輪、13…リヤクッション、14…ブラケ
ット、15…燃料タンク、16…ボックス取付ブラケッ
ト、17…ブラケット、18…ヘルメット収納ボック
ス、19…ブラケット、20…フロントカバー、21…
リヤカバー、22…ステップフロア、23…リヤフエン
ダー、24…ブラケット、25…ブラケット、26…吊
設部材、27…シート、28…泥よけラバー、30…キ
ャブレタ、31…エアクリーナ、32…ダクト、33…
フレキシブルダクト、34…開口部、35…吸入ダク
ト、36…排気管、37…マフラー、40…クロスメン
、41…リヤクッション取付ブラケット、42…ボル
ト、43…筐体、44…メンテナンスリッド、45…バ
ッテリ、46…クッション部材、47…スペアヒュー
ズ、48…オイルタンク、49…ボルト・ナット、50
…キヤニスタ、51…キヤニスタ取付ブラケット、5
2,53…蒸発ガス導入管、54…蒸発ガスパージ管、
55…パージコントロール弁、56…パージ管、57…
負圧管、58…係止部材、60…テールライト、61…
支持部材、63…ボルト・ナット、64…ブラケット、
65…ボルト・ナット、70…シート底板、71…枢
軸、72…係合穴、73…シートロックレバー、74…
支軸、75…スプリング、76…キーシリンダ、77…
作動レバー、78…キー、79…係合部材、80…ね
じ、81,82…ボルト・ナット、83…開口、84…
ピン、85…フック。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62J 9/00 B62J 11/00 B62J 31/00 B62J 39/00 B62K 25/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スクータ型車両において、ヘルメット収
    納ボックスの後方で、左右のサイドフレームの後部間に
    クロスメンバを架設し、同クロスメンバにリヤクッショ
    ン取付ブラケットを設け、前記リヤクッション取付ブラ
    ケットを車体幅方向に避けた前記クロスメンバ上にバッ
    テリを配設し、前記クロスメンバの下方にオイルタンク
    とキャニスタを並設し、前記バッテリを挟んで前記クッ
    ションと反対側に前記キャニスタをその長手方向が略前
    後方向になるように配設し、前記バッテリの前方に対向
    する前記ヘルメット収納ボックスの後壁に同バッテリの
    ためのメンテナンス用リッドを設けたことを特徴とする
    スクータ型車両のバッテリ配置構造。
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