JP2887530B2 - 車両特に自動車用バックミラー - Google Patents

車両特に自動車用バックミラー

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JP2887530B2 JP2411758A JP41175890A JP2887530B2 JP 2887530 B2 JP2887530 B2 JP 2887530B2 JP 2411758 A JP2411758 A JP 2411758A JP 41175890 A JP41175890 A JP 41175890A JP 2887530 B2 JP2887530 B2 JP 2887530B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両、特に自動車用の
バックミラーに関する。
【0002】
【従来の技術】公知のように、このようなバックミラー
のための反射層として好適なものは、とりわけ、その全
反射がそれ程高過ぎないが、ECのガイドラインによれ
ば少くとも40%あり、また、さらに顕著なブルー(青
色)の反射色相を示す被膜である。このような反射層
は、特に、一方ではいずれにしても例えば銀やアルミニ
ウムに比べて低い全反射のために、また他方では、ヘッ
ドライトの光線が、そのむしろ低い色温度のためにこの
ような被膜によって日光よりも弱く反射される黄色範囲
にシフトされた発光スペクトルを示すということのため
に、光輝減少特性を有する。このような被膜は、殆んど
の場合ソーダシリカガラスからなる透明基材の前面にも
また背面にも塗布することができる。
【0003】従って、前面にコーテイングされたバック
ミラーは公知であり、その反射層は各々約λ/4の厚さ
(λは約450nm)の3つの個々の誘電体層からな
り、外側の2つの層は高い屈折率を有し、中間層は低い
屈折率を有する。誘電体層の光伝達のため、このような
ミラーの背面には、殆んどの場合、暗色の吸収被膜(ド
イツ特許明細書第1036672号、同第244976
3号)もまた備えられている。
【0004】さらに、前面ミラーも知られており、これ
は、基材上に直接配設されている55〜85%の全反射
を有する金属層に加えて、さらに高い屈折率と約λ/2
の厚さ(λは約450nm)を有する誘電体層も有す
る。このような付加的な干渉層により、金属層の本来の
中性の反射色相は青色の色相に変換される。金属層は前
面においてかなり不透明であるので、上記背面の暗色被
膜はこのようなミラーにおいては削除できる(ドイツ特
許出願公開明細書第3728100号)。このような前
面ミラーは、公知のように、二重像の全くない反射とい
う利点を有するが、それと同時に、殆んどの場合わずか
に数百nmである薄い反射層が外的な機械的及び化学的
攻撃に対して保護されないでさらされるという欠点も有
する。その結果、早すぎる摩耗がしばしば起こり、ミラ
ーは使用不能となる。
【0005】他方、背面がコーティングされ、青色反射
色相を有する背面ミラーも知られており、3つの異なる
コーティングタイプの形態がある。第1のタイプにおい
ては、高い屈折率と約λ/2の厚さ(λは約450n
m)を有する誘電体層が基材背面上に直接配設される。
次に60〜80%の全反射を有する金属層が続き、次い
で任意に他の保護層が配設される。前記した前面ミラー
におけると同様に、ここでもまた金属層の本来の中性の
反射色相が付加的な干渉層により青色色相に変わる。し
かし、背面ミラーにおいては、λ/2層は基材ガラスに
隣接しており、前記前面ミラーのように空気には接して
いない。その結果、この界面は光学的効率を失い、それ
によってこのような背面ミラーは比較的に弱い青色反射
色相のみを示すようになる。さらに、これは長波可視ス
ペクトル領域における反射の減少のみによって達成され
る。従って、このような背面ミラーの全反射は青色反射
色相の調整により明らかに減少し、それによって少なく
とも40%の全反射という要求はもはや満足することが
できなくなる。この欠点は、λ/2層の製造に2.5以
上の極めて大きな屈折率を有する材料を用いることによ
ってのみ避けることができる。しかし、このような材料
は、例えば硫化亜鉛のように、化学的には非常に安定で
はなく、比較的に複合した蒸着法によってのみ塗布する
ことができる。今述べたミラー型は、例えば金属層が耐
薬品性のクロムからなることによって背面保護コーティ
ングが必要でなくなるという利点は有するが、このミラ
ー型の欠点は非常に弱い青色反射色相及び同時に小さな
全反射にある(ドイツ特許明細書第3436016号C
1)。
【0006】第2のタイプにおいては、非常に薄い部分
的に半透明の金属層が基材背面に直接配設され、次に約
λ/4の厚さ(λは約750nm)の誘電体層が続き、
次いで金属層が再び続くが比較的に厚く、90%以上の
全反射を有する。このミラー型の誘電体層の屈折率は重
要ではなく、何故ならばその間で干渉現象が生起する2
つの金属層間にはほんのわずかの距離があるだけである
からである。高い全反射を有する該金属層は銀又はアル
ミニウムのいずれかからなるが、両金属共、その弱い耐
薬品性のために必ず保護層を設けねばならない。しか
し、特に銀の場合には、このような保護はしばしば充分
ではなく、ある時間経過後に金属は結局侵蝕される。他
方、上記ミラー型の場合、高反射性の金属の使用は絶対
的に必要であり、もしそうでなければ層系の全反射が4
0%を越えないからである。このミラー型によれば、従
って充分な全反射を伴って顕著な青色反射色相を有利に
達成することが可能であるけれども、例えば銀などのよ
うに、化学的攻撃に敏感な高反射性金属を用いることに
よる相当な欠点も依然としてある(ドイツ特許明細書第
3436011号C1)。
【0007】第3のタイプにおいては、同様に基材と5
0〜80%の全反射を有する金属層との間に3つの誘電
体干渉層の系があるが、これは高い屈折率並びに低い屈
折率を有する材料のみからなる。ここでは、高い屈折率
及び約λ/4の厚さ(λは約470nm)を有する層が
基材背面上に直接配設され、次に低い屈折率及び約λ/
4の厚さを有する層が続き、次いで再び高い屈折率を有
するが約λ/2の厚さの層が続いている。最後に既に述
べた金属層が続いている。この層系の欠点は、基材上に
ある層のために高い屈折率を有する材料を選択したこと
にある。その結果、青色反射色相及びそれと同時に40
%以上の全反射を達成することは殆んど不可能である。
さらに、このような層系は約450nmでの所望の反射
最大を示すのみでなく、さらに約650nmでの非常に
顕著な反射最小をも有し、それによってここではスペク
トル反射が再び650nm以上に増大する。しかし全く
一般的には、干渉層系の鋭角からの観察ではこのような
反射最大及び反射最小はより短い波長に移行し、これ
は、この層系の場合には反射色相の望ましくない赤味へ
の変化を意味する(特開昭60−212704号)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、その
反射被膜が外部からの化学的及び機械的攻撃から保護さ
れ、さらに少くとも40%の全反射及び視角とは殆んど
関係なく顕著な青色の反射色相を示す、車両特に自動車
用のバックミラーを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るバックミラ
ーにおいては、好ましくはソーダシリカガラス製の透明
基材と金属反射層との間に配置された干渉系は三層の誘
電体層からなり、その第1層は透明基板上に直接配置さ
れ中程度の屈折率を有し、次の第2層は低い屈折率を有
し、それに続く第3層は高い屈折率を有する。これらの
層の厚さは、バックミラーが基材側の上部から見て少く
とも40%の全反射及び顕著な青色の反射色相を示すよ
うに寸法決めされる。
【0010】
【発明の作用・効果及び態様】上記三重干渉層系は、金
属層と協同して、長波可視スペクトル領域における反射
の減少だけでなく、短波青色領域における反射の増大を
も生ずる。これはまた、特に、透明基材上に配置された
三層干渉層の第1層に中程度の屈折率を有する材料を用
いたことにより達成される。その結果、驚くべきこと
に、視角とは関係なく顕著な青色反射色相を達成でき、
また充分な全反射も達成できるが、それと同時に、銀な
どの非常に反射性でありまた化学的攻撃に対して敏感な
金属を用いることなしに達成できる。特に、三重干渉層
は、40%以下に全反射が低下する危険もなく最後の光
学的活性層として50〜80%だけの全反射を有する金
属層を使用可能とする。
【0011】もしも透明基材に接する第1層が1.6〜
1.85の屈折率及び40〜80nmの層厚を有し、次
の第2層が1.5未満の屈折率及び60〜120nmの
層厚を有し、そしてそれに続く第3層が1.9以上の屈
折率及び70〜140nmの層厚を有すれば、青色にお
ける反射最大を有する特に高い反射値が達成される。
【0012】もしも層厚が全体的に上記制限を越えて低
下又は増大すれば、第1の場合(低下する場合)には、
反射最大は短波スペクトル領域に移行し、青色反射色相
はさらに強くなり、これは全反射の低下を伴ない、第2
の場合(増大する場合)には、反射最大は長波スペクト
ル領域に移行し、それによってミラーは望ましくない黄
色反射色相を有するようになる。同様に、個々の層厚を
変えることにより干渉光学作用も上記制限を越えて戻
る。
【0013】層系の干渉光学作用にとって、幾何学的行
路の生成及び屈折率から生ずる光の光路は決定的である
ので、上記領域からの屈折率の偏りについても同様な検
討をすることができる。
【0014】特に好ましいのは、透明基材に接する第1
層が1.7の屈折率及び約60nmの層厚を有し、次の
第2層が1.45の屈折率及び約95nmの層厚を有
し、それに続く第3層が2.05の屈折率及び約105
nmの層厚を有する三重干渉層系である。このような層
系によると、適当な金属ミラー層で青色反射色相が損な
われることなく50%までの全反射が達成できる。製造
段階で生ずる上記層厚からのわずか偏差は、特に大面積
のコーティングにおいては避け難いので、この場合なお
本発明に係るミラーの反射特性のいかなる低下にも導く
ことはない。
【0015】反射被膜は当業界で公知のようにバックミ
ラーの背面に配設されるので、外部からの化学的及び機
械的攻撃から充分に保護される。金属ミラー層用の好適
な金属は、特にクロム、亜鉛、錫もしくはニッケル、又
はアルミニウム−銅、ニッケル−銅、錫−銅もしくは鉄
−クロム−ニッケルなどの合金である。充分な厚さで塗
布されたこれらの金属からできた層は、所望の50〜8
0%の全反射を示す。
【0016】金属層の厚さは、一般に、一方において
は、薄すぎる厚さにより生ずる問題ある伝達並びに非常
にわずかな反射を避けるように寸法決めされる。このた
め、30nmの最小層厚が必要である。しかし、他方に
おいては、コーティングはまた高価であってはならず、
それにより層厚は不必要に増大されるべきではない。金
属層にその高い耐薬品性のために特に好適なクロムを用
いた場合、約45nmの層厚で顕著な青色反射色相並び
に45〜50%の全反射が達成できる。
【0017】珪酸塩ガラス及び他のガラスに加えて、例
えばポリメチルメタクリレートなどのプラスチック製の
透明材料も透明基材として用いることができる。基材は
平坦であってもわずかに弯曲していてもよい。
【0018】誘電体干渉層としては、可視スペクトル領
域において殆んど吸収がなく従って付加的な望ましくな
い光減衰が生じない限り多数の誘電体材料が適してい
る。高屈折層としては、例えばチタン、セリウム、錫、
ジルコニウムの酸化物又はこれらの酸化物の混合物が好
ましい。低屈折率を有する層としては、例えば酸化珪素
もしくは蒸着コーティング技術から知られているフッ化
マグネシウムあるいは他のフッ化物が適している。中程
度の屈折率を有する干渉層は、好ましくは高屈折率及び
低屈折率を有する各金属酸化物、例えばTiO2 およS
iO2 の混合層であり、これらの量比は所望の中程度の
屈折率が得られるように選定される。
【0019】透明基材への層の塗布方法は当業界におい
て公知である。本発明に係るバックミラーでは、まず三
重干渉層系が浸漬法により塗布され、また金属の有機化
合物のアルコール溶液が用いられ、それらの酸化物が干
渉層を形成する。相当する溶液の混合物は、異なる金属
酸化物からの混合層の生成に用いられる。
【0020】浸漬法においては、層の塗布のために適当
な溶液で湿らされた透明基材が焼なまし(アニール)処
理に付され、誘電体層が適当な金属酸化物から湿潤表面
に形成される。
【0021】浸漬法はこの目的のために特に適してお
り、というのは、誘電体材料による大きな表面の基材の
安価なコーティングが可能であるからであり、これは真
空法では容易に可能ではない。従って、誘電体層塗布の
ための真空法の使用は、一般に小さな表面がコーティン
グされるべきときに推奨される。真空法としては、適当
な誘電体材料の直接蒸着又はカソードスパッタリング、
あるいはさもなくば適当な金属の反応性蒸着又は反応性
カソードスパッタリングが特に適している。
【0022】浸漬法では、好ましくはシリコン、チタ
ン、セリウム、錫又はジルコニウムの酸化物あるいはこ
れら酸化物の混合物の誘電体層が析着される。
【0023】三重干渉層系に続く金属ミラー層、例えば
クロム層は、好ましくは真空法、例えばマグネトロン・
カソード・スパッタリングにより塗布される。さらに、
蒸着法に加えて、他の析着法、例えば湿式化学的方法も
採用できる。
【0024】化学的及び機械的攻撃に対する耐性を改善
するためには、反射被膜の背面に保護層、例えばワニス
保護層を塗布することが得策である。
【0025】
【実 施 例】以下、添付図面及び実施例を説明しつ
つ、本発明についてさらに詳細に説明する。
【0026】図1は本発明に係るバックミラーの概略断
面を示し、透明基材1の背面には三重干渉層系が配設さ
れ、この干渉層系は中程度の屈折率を有する第1誘電体
層3a、低屈折率を有する第2誘電体層3b及び高屈折
率を有する第3誘電体層3cから成る。この誘電体層系
3a〜3cに続いて金属反射層2が配設され、これには
さらに保護層4を塗布することができる。理解し易くす
るために、ミラーの寸法、特に層厚は正確なスケールで
は描かれていない。
【0027】本発明に係るバックミラーの製造は、以下
の実施例に記載の方法で行うことができる。すなわち、
1.7の屈折率及び約60nmの層厚を有するSiO2
/TiO2 混合層、1.45の屈折率及び約95nmの
層厚を有するSiO2 層及び2.05の屈折率及び約1
05nmの層厚を有するTiO2 を、SiO2 又はTi
2 を形成する浸漬溶液及びSiO2 /TiO2 =0.
9の重量比の2つの溶液の混合物を用いて、当業界で公
知の浸漬法により、2mmの厚さのソーダシリカガラス
製の平坦面を有する透明基材上の表面に順次塗布した。
次いで、約45nm厚さのクロム層を真空法により三重
干渉層系に塗布した。弯曲面を有する透明基材を用いて
同じ方法を繰り返した。
【0028】コーティングしたディスク上の反射度の分
布を、反射ミラーの法線面に対して25度の角度で可視
スペクトル領域の入射光線でガラス側から測定した。図
2における曲線A又はBは、弯曲ミラー及び平坦ミラー
についての反射度のスペクトル分布を示す。
【0029】両曲線は実質的に同一である。約460n
mでの最大は、光輝(きらきらした光の輝き)のない状
態で見るのに必要な短波から長波領域への反射度の連続
した減少に続いている。両ミラー共に約44%の全反射
を示した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るバックミラーの概略断面図であ
る。
【図2】本発明に係る平坦透明基板を有するバックミラ
ー及び弯曲透明基板を有するバックミラーの反射度の分
布を示すグラフである。
【符号の説明】
1 透明基板、2 金属反射層、3a 第1誘電体層、
3b 第2誘電体層、3c 第3誘電体層、4 保護
層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 591007859 HUTTENSTRASSE 1,D− 31073 GRUNENPLAN,BUN DESREPUBLIK DEUTSC HLAND (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C03C 17/34 G02B 5/08

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 好ましくはソーダシリカガラス製の透明
    基材と、空気に対する表面で測定して50〜80%の全
    反射を有する金属から形成された背面反射被膜、並びに
    透明基材と金属層との間に配置された異なる屈折率を有
    する幾つかの誘電体干渉層から成る車両、特に自動車用
    バックミラーにおいて、干渉層系が、透明基材(1)上
    に直接支持されている中程度の屈折率を有する第1層
    (3a)と、次の低屈折率を有する第2層(3b)と、
    次の高屈折率を有する第3層(3c)の三層の誘電体層
    からなり、これら誘電体層の厚さは、バックミラーが少
    くとも40%の全反射及び青色の反射色相を示すように
    寸法決めされていることを特徴とするバックミラー。
  2. 【請求項2】 透明基材(1)に隣接する第1誘電体層
    (3a)が1.6乃至1.85の屈折率及び40乃至8
    0nmの層厚を有し、次の第2誘電体層(3b)が1.
    5未満の屈折率及び60乃至120nmの層厚を有し、
    そして次の第3誘電体層(3c)が1.9以上の屈折率
    及び70乃至140nmの層厚を有することを特徴とす
    る請求項1記載のバックミラー。
  3. 【請求項3】 透明基材に隣接する第1層(3a)が
    1.7の屈折率及び約60nmの層厚を有し、次の第2
    層(3b)が1.45の屈折率及び約95nmの層厚を
    有し、そして次の第3層が2.05の屈折率及び約10
    5nmの層厚を有することを特徴とする請求項1又は2
    に記載のバックミラー。
  4. 【請求項4】 金属層(2)がクロム、亜鉛、錫、ニッ
    ケル、又はアルミニウム−銅、ニッケル−銅、錫−銅も
    しくは鉄−クロム−ニッケルの合金からなることを特徴
    とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のバックミ
    ラー。
  5. 【請求項5】 金属層(2)が少くとも30nmの厚さ
    を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一
    項に記載のバックミラー。
  6. 【請求項6】 金属層(2)がクロムからなり、約45
    nmの厚さを有することを特徴とする請求項1乃至5の
    いずれか一項に記載のバックミラー。
  7. 【請求項7】 三重干渉層(3a〜c)が、シリコン、
    チタン、セリウム、錫又はジルコニウムの有機化合物の
    アルコール溶液あるいはこのような溶液の混合物を用い
    て浸漬法で塗布されることを特徴とする請求項1乃至6
    のいずれか一項に記載のバックミラー。
  8. 【請求項8】 三重干渉層(3a〜c)の少くとも1つ
    が真空法により塗布されることを特徴とする請求項1乃
    至7のいずれか一項に記載のバックミラー。
  9. 【請求項9】 金属層(2)が真空法により塗布される
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載
    のバックミラー。
  10. 【請求項10】 金属層(2)が保護層(4)を備えて
    いることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に
    記載のバックミラー。
JP2411758A 1989-12-19 1990-12-19 車両特に自動車用バックミラー Expired - Lifetime JP2887530B2 (ja)

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