JP2877553B2 - 車両用反射低減ガラス - Google Patents

車両用反射低減ガラス

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  • Surface Treatment Of Optical Elements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主に車両等を運転する
際に、ことにダッシュボードもしくはこれらの周辺部が
特定傾斜角で取り付けたフロントガラスに対し、写り込
み現象が発現するのを低減させるようにし、ドライバー
の視界確保性能を高めることで、より安全性の向上に寄
与する車両用反射低減ガラスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、低反射ガラスならびに該範疇
に属するガラスが、各種提案がなされ実施されている。
ことに車両用窓ガラスにおいては、近年種々の機能性を
付与した高性能多機能ガラスが用いられるようになりつ
つあるとともに、車内の運転者や乗員はもとより対向車
等に対しても、より安全性を有し、居住性に優れかつ環
境に優しいものとなるものがより望まれつつあるなか
で、低反射ならびに該範疇に属する性能を有するガラス
が提案されてきている。
【0003】特に、自動車窓のうち、特定傾斜角度で取
り付けたフロントガラスに用いた従来の低反射性能で
は、正面からの反射光の低減を目的としたものであり、
前記フロントガラス表面の垂直線(法線と以後いう)と
なす入射角が例えば50°〜70°以上の斜入射光に対
しては、その低反射効果が半減程度のものであって、例
えば運転者がダッシュボードもしくはそれらの周辺物が
フロントガラスへの写り込みによって、ドライビング時
における前景の視認性が低下し、安全性の低下等を発現
することとなるものである。これに対し、例えば特開平
3ー17601号公報には反射防止コーテイングの形成
方法が記載されており、軽金属酸化物プレカーサー、非
水溶剤、および水を含む反応性組成物のコーティングを
基板上に形成し、十分な時間加熱して濃縮し、該濃縮さ
れたコーティングを、弗素気体又は弗素生成気体状化合
物を含む雰囲気に、高められた温度で十分な時間さらし
て、該コーティングの軽金属酸化物の酸素原子の少なく
とも一部を、弗素原子と置換することにより、コーティ
ングの厚みに対して軽金属弗化物の濃度勾配をもち、可
視光の全スペクトルに対して優れた反射防止性能を示す
コーティングが得られることとなるというものが開示さ
れている。
【0004】また、例えば特開昭64ー70701号公
報には導電性反射防止膜を有する透明板が記載されてお
り、導電性付与の金属膜上に、屈折率が1.90〜2.
50でかつ膜厚が200Å〜400Åの高屈折率誘電体
膜と、該表面上に屈折率が1.35〜1.50でかつ膜
厚が700Å〜1200Åの低屈折率誘電体膜とからな
るものが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする問題点】前述した例えば特開
平3ー17601号公報に記載されているように、ゾル
ーゲル技術を用いてコーティングの厚みに対して軽金属
弗化物の濃度勾配をもつコーティングを形成する方法
は、複雑な作業工程を伴い、必ずしも高効率で生産性が
よく経済的であるものとは言い難いものである。また例
えば特開昭64ー70701号公報に記載されているも
のでは、前述した特定の斜入射光に対して、必ずしも充
分かつ安定した所期の反射低減が得難いものである。
【0006】
【問題点を解決するための手段】本発明は、従来のかか
る欠点に鑑みてなしたものであって、特定した屈折率と
膜厚の薄膜を組み合わせ、シンプルな2層の薄膜被覆積
層によって、フロントガラスにおける可視光線透過率が
70%以上を満たし、かつ所定の斜入射光での反射光の
反射率を4.5〜6.5%程度だけ低減ができ、しかも
車内外側から見た際、反射光の色合い等がきわだった変
化を生じることなく、誤認や違和感が発現しないように
した車両用反射低減ガラスを提供するものである。
【0007】すなわち、本発明は、透明ガラス基板の少
なくとも片側表面に、ガラス面側から第1層目として屈
折率がn1 =1.8〜1.9でかつ膜厚が700〜90
0Åである薄膜層を被覆し、次いで該第1層目薄膜層上
に、第2層目として屈折率がn2 =1.4〜1.5でか
つ膜厚が1100〜1300Åである薄膜層を被覆積層
してなり、さらに前記表面の垂直線となす入射角が50
°〜70°の間で入射する膜面側の可視光に対し、該薄
膜被覆積層面における反射率が通常の薄膜被覆のないガ
ラス面における反射率より4.5〜6.5%低減せしめ
て成ることを特徴とする車両用反射低減ガラス。ならび
に前記第1層目の薄膜層が、SiO2 、TiO2 、Zr
2 、Al2 3 、B2 3 のうちの2種以上を混合し
たものから成ることを特徴とする前記した車両用反射低
減ガラス。また前記各薄膜層のうち、第1層目をモル比
でTiO2 :SiO2 =55:45〜62:38である
薄膜とし、第2層目をSiO2 薄膜としたことを特徴と
する前記した車両用反射低減ガラスをそれぞれ提供する
ものである。
【0008】ここで、前記第1層目を屈折率がn1
1.8〜1.9でかつ膜厚が700〜900Åである薄
膜層とし、次いで該第1層の上に第2層目を屈折率がn
2 =1.4〜1.5でかつ膜厚が1100〜1300Å
である薄膜層の2層とすることとしたのは、例えば屈折
率が2.0以上の高屈折率薄膜等を用い、前記薄膜層を
二層を超えて多層薄膜層にするにしたがって、多重干渉
によって、着色や反射が強くなってきて、可視光透過率
が70%以上あるいは反射低減が所期の値となり難いも
のとなるからであり、第1ならびに第2層薄膜の前記屈
折率ならびに前記膜厚の値でなければ、前記表面の垂直
線となす入射角が50°〜70°の間で入射する膜面側
の可視光に対し、該薄膜被覆積層面における反射率が通
常の薄膜被覆のないガラス面における反射率より4.5
〜6.5%だけ低減せしめることができないからであ
る。
【0009】また、前記表面の垂直線となす入射角が5
0°〜70°の間で入射する膜面側の可視光に対し、該
薄膜被覆積層面における反射率が通常の薄膜被覆のない
ガラス面における反射率より4.5〜6.5%低減せし
めるようにしたのは、通常自動車のフロントガラスの取
付け角度は大体40°〜20°程度であって、ダッシュ
ボードとその周辺部が該フロントガラス内側表面に反射
して写り出し現象を発現し、運転者等に好ましくないか
らであり、その光の入射角が前記表面の垂直線に対して
50°〜70°の間で入射することとなるためである。
また反射率を4.5〜6.5%低減せしめると、ほとん
ど運転者等に対し前記写り出しがなくなって視認されに
くくなりかつ気にならなくなり、さらには現在のダッシ
ュボードの色調が黒色が主であるものを例えばもっと明
るい色調に替え得ることができるようになって、よりバ
ライティに富んだものとなし得ることとなるからであ
る。なお、前記入射角の変化に対し、反射光の反射率も
追従し、例えば入射角が増せば反射率も増す傾向を示す
ものである。
【0010】さらに、前記第1層目薄膜層の薄膜が、S
iO2 、TiO2 、ZrO2 、Al 2 3 、B2 3
うちの2種以上を混合したものから成ることが好ましい
としたのは、屈折率が比較的高いTiO2 (2.25程
度)、ZrO2 (1.95程度)と屈折率が比較的低い
SiO2(1.45程度)、Al2 3 (1.65程
度)、B2 3 (1.60程度)とを種々組み合わせて
混合することで、自由にコントロールして屈折率が1.
8〜1.9になるような複合膜を得易く、かつ耐久性に
優れるものとなるからである。
【0011】さらにまた、第1層目薄膜層をモル比でT
iO2 :SiO2 =55:45〜62:38である薄膜
とし、第2層目薄膜層をSiO2 薄膜とすることが好ま
しいとしたのは、前記各成分の組み合わせの中でも、ア
ルコキシドが安定で成膜性がよく、均質な膜が得易く、
最も優れた反射率低減効果が得られ、かつ高耐久性であ
るからである。
【0012】さらにまた、ガラス基板としては、透明ガ
ラスであれば無色あるいは有色のどちらでもよい、すな
わち例えばブルー、ブロンズ、グレーあるいはグリーン
ガラス等でもよく、特に自動車用窓材ではブルー色系あ
るいはゴールド色系、グリーン色系、なかでもゴールド
色系色調で熱線・紫外線吸収性能を得やすいものであれ
ばより好ましいものである。また単板で使用できること
はもとより、熱線反射ガラス、また複層あるいは合せガ
ラスあるいは強化ガラスまたは強度アップガラス、曲げ
ガラス等としても使用できることは言うまでもない。さ
らに、ガラス基板が無機質でも有機質でもよいことは言
うに及ばない。
【0013】
【作用】前述したとおり、本発明の車両用反射低減ガラ
スは、ガラス表面側から中屈折率の薄膜、ついで低屈折
率の薄膜とした特定の屈折率ならびに所定の膜厚とした
薄膜を組み合わせ、シンプルな2層の薄膜被覆積層によ
って、フロントガラスにおける可視光線透過率が70%
以上を満たし、かつ例えばダッシュボード等からの50
°〜70°で入射する斜入射光に対し、ガラス内側表面
での反射光の反射率を4.5〜6.5%程度だけ低減が
でき、しかも車内外側から見た際のギラつきならびに着
色がなくて、きわだった色合いと透視性への影響等もな
く、誤認や違和感が発現しないようにし、さらに高耐久
性であって運転者等の乗員に優しい、自動車用の窓材と
して有用な車両用反射低減ガラスとなるものである。
【0014】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。ただし本発明は係る実施例に限定されるものではな
い。
【0015】実施例1 図1に示すように、先ずTiのアルコキシドとSiのア
ルコキシドをモル比で58:42に混合し、これにイソ
プロピルアルコール等の溶媒を加え溶質濃度約0.45
mol/l、約2cpsになるようアルコキシド溶液を
調製し、ついで内側ガラス板3の外面側をマスキングテ
ープで以てマスキングし、該内側ガラス板3を前記調製
液に浸漬し、約3mm/秒の速度で引き上げた後、マス
キングテープを取り除き、約270°Cで約10分間加
熱し、第1層目薄膜層5を得た。さらについで該内側ガ
ラス板3の無膜面に再度マスキングテープを貼り、約
0.25mol/l、約7cpsに調合したSiのアル
コキシド溶液中に浸漬した後、約4mm/秒の速度で引
き上げ、マスキングテープを取り除き、約270°Cで
約10分間加熱し、第2層目薄膜層6を得た。つぎに曲
げ工程において、該反射低減薄膜付き内側ガラス板3を
曲げ焼成炉に入れ、約620°Cで曲げ加熱処理を行
い、さらに該曲げた反射低減薄膜付き内側ガラス板3と
曲げた外側ガラス板2ならびに中間膜4を用いて合せ処
理工程で合せガラスとすることで、車両用反射低減ガラ
を得た。
【0016】得られた車両用反射低減ガラスは、ガラ
ス面側の第1層目薄膜層5が屈折率n1 =1.85で膜
厚約820ÅのTiO2 ・SiO2 薄膜、第2層目薄膜
層6が屈折率n2 =1.45で膜厚約1240ÅのSi
2 薄膜となっており、該膜面に対する垂直線7と入射
光8となす入射角θが約65°で入射する可視光に対
し、その反射光9の反射率が約6%程度低減する効果を
示した。
【0017】実施例2 ZrのアルコキシドとSiのアルコキシドをモル比で9
0:10に混合し、これにノルマルブタノールとイソプ
ロパノールを1:1に混合したアルコールとエチルセロ
ソルブ(エチレングリコールモノエチルエーテル)を体
積比で2:1に混合した溶媒を用いて溶質濃度が約0.
4mol/lとなるように希釈し、該希釈液に0.2N
の硝酸水溶液を微量添加してよく攪拌し、約3cpsの
ZrとSiのアルコキシド溶液を調製し、該調製溶液を
用い実施例1と同様の操作にて約2.5mm/秒の成膜
速度で行って、内側ガラス板3の片面に第1層目薄膜層
としてZrO2 ・SiO2 系のゲル薄膜を形成した。つ
いで該薄膜層上に、実施例1と同様のSiのアルコキシ
ド溶液を用いて約4mm/秒の速度で実施例1と同様の
成膜操作を行い、第2層薄膜6としてSiO2 ゲル薄膜
を形成した。つぎに実施例1と同様に、曲げ工程におい
て、該反射低減薄膜付き内側ガラス板3を曲げ焼成炉に
入れ、約620°Cで曲げ加熱処理を行い、曲げた外側
ガラス板2と中間膜4とともに用いて合せガラスとして
車両用反射低減ガラスを得た。
【0018】得られた車両用反射低減ガラスは、ガラ
ス面側の第1層薄膜5が屈折率n1 =1.90で膜厚約
810ÅのZrO2 ・SiO2 薄膜、第2層薄膜6が屈
折率n2 =1.45で膜厚約1200ÅのSiO2 薄膜
となっており、該膜面に対する垂直線となす入射角θが
約61°で入射する可視光に対し、その反射光の反射率
が約12.7となって約5%程度低減する効果を示し
た。なお該薄膜は非常に固く、耐薬品性に非常に優れて
いるものであった。
【0019】なお、本発明での成膜法については、ディ
ッピング法のほか、例えばスピンコート法等でもよい。
さらに各成膜法あるいは成膜条件によって粘度等を種々
調整することは言うまでもない。
【0020】比較例1 自動車用フロントガラスの内側に、メガネレンズなどの
低反射薄膜として一般に用いられるMgF2 をPVD法
により、屈折率約1.38で約1300Åの厚みに被覆
形成した。
【0021】得られた該ガラスは、該膜面に対する垂直
線となす角度が約65°で入射する可視光に対し、その
反射光の反射率が約17.9%となって、該MgF2
膜形成前の反射率約21.7%に対し、約3.8%程度
低減となるものの、前述した各実施例のような効果は示
さず、かつ実施例に比して耐久性がないものである。
【0022】比較例2 比較例2と同様な方法で、ガラス面側から第1層薄膜と
して屈折率が約1.90で膜厚が約200ÅのSiO2
・TiO2 薄膜を、第2層薄膜として屈折率が約1.3
9で膜厚が約1200ÅのMgF2 薄膜を被覆積層し
た。
【0023】得られた該ガラスは、該膜面に対する垂直
線となす角度が約61°で入射する可視光に対し、その
反射光の反射率が約14.4%となって、該薄膜を被覆
積層する前のガラス面の反射率約17.6%に対し、約
3.2%程度低減となるものであり、かつ実施例に比し
て耐久性がないものである。
【0024】
【発明の効果】以上前述したように、本発明は特定した
屈折率ならびに膜厚の薄膜を組み合わせ、シンプルな2
層の薄膜被覆積層によって、フロントガラスにおける可
視光線透過率が70%以上を満たし、かつ50°〜70
°の斜入射光での反射率を4.5〜6.5%程度低減し
たものとしたことにより、ことにダッシュボードもしく
はこれらの周辺部の写り込み現象を低減し、ドライバー
の透視性を高めて、誤認あるいは眼の疲労等を防いで安
全性を向上するとともに、現在黒色もしくはそれに近い
暗色等にしたもの、またはエンボス加工したダッシュボ
ード素材を用いているのに対し、素材ならびに色彩の選
択幅が広がって、よりニーズに対応できるものとなるも
のであって、幅広い分野において有用な車両用反射低減
ガラスを提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両用反射低減ガラスにおける部分拡
大した側断面図である。
【符号の説明】 車両用反射低減ガラス 5 第1層目薄膜層 6 第2層目薄膜層

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明ガラス基板の少なくとも片側表面
    に、ガラス面側から第1層目として屈折率がn1 =1.
    8〜1.9でかつ膜厚が700〜900Åである薄膜層
    を被覆し、次いで該第1層目薄膜層上に、第2層目とし
    て屈折率がn2 =1.4〜1.5でかつ膜厚が1100
    〜1300Åである薄膜層を被覆積層してなり、さらに
    前記表面の垂直線となす入射角が50°〜70°の間で
    入射する膜面側の可視光に対し、前記薄膜被覆積層面に
    おける反射率が通常の薄膜被覆のないガラス面における
    反射率より4.5〜6.5%低減せしめて成ることを特
    徴とする車両用反射低減ガラス。
  2. 【請求項2】 前記第1層目薄膜層の薄膜が、Si
    2 、TiO2 、ZrO 2 、Al2 3 、B2 3 のう
    ちの2種以上を混合したものから成ることを特徴とする
    請求項1記載の車両用反射低減ガラス。
  3. 【請求項3】 前記各薄膜層のうち、第1層目薄膜層を
    モル比でTiO2 :SiO2 =55:45〜62:38
    である薄膜とし、第2層目薄膜層をSiO2 薄膜とした
    ことを特徴とする請求項1記載の車両用反射低減ガラ
    ス。
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