JP3266362B2 - 車輌用窓ガラス - Google Patents

車輌用窓ガラス

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JP3266362B2
JP3266362B2 JP08963693A JP8963693A JP3266362B2 JP 3266362 B2 JP3266362 B2 JP 3266362B2 JP 08963693 A JP08963693 A JP 08963693A JP 8963693 A JP8963693 A JP 8963693A JP 3266362 B2 JP3266362 B2 JP 3266362B2
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glass
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C17/00Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating
    • C03C17/34Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with at least two coatings having different compositions
    • C03C17/3411Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with at least two coatings having different compositions with at least two coatings of inorganic materials
    • C03C17/3417Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with at least two coatings having different compositions with at least two coatings of inorganic materials all coatings being oxide coatings

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば車輌運転時にフ
ロントガラスにおいて発現するダツシユボードもしくは
これらの周辺部の映り込み現象を低減させ、充分な透視
性をもってドライバーの視覚阻害を防止し、より安全性
の向上に寄与できるなかで、その一部をヘドアプデ
スプレイ(HUD)用コンバイナー性能を兼ね備えさせ、
運転者や乗員に必要な各種情報を視認性よく適宜表示で
きるものとした有用な車輌用窓ガラスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、低反射ガラスあるいは HUD用
コンバイナー付きガラスならびに該範疇に属するガラス
が、それぞれ各種提案がなされ一部実施されている。こ
とに車両用窓ガラスにおいては、近年種々の機能性を付
与した高性能多機能ガラスが用いられるようになりつつ
あるとともに、車内の運転者や乗員はもとより対向車等
に対しても、より安全性を有し、居住性に優れかつ環境
に優しいものとなるものがより望まれつつあるなかで、
前記低反射あるいは前記コンバイナーならびに該範疇に
属する性能を有するガラスがそれぞれ提案されてきてい
る。
【0003】特に、自動車窓のうち、特定傾斜角度で取
り付けたフロントガラスに用いた従来の低反射性能のも
のでは、正面からの反射光の低減を目的としたものであ
り、前記フロントガラス表面の垂直線(法線)となす入
射角が例えば50°〜70°以上の斜入射光に対しては、そ
の低反射効果が半減もしくはほとんどないものであっ
て、例えば運転者がダツシユボードもしくはそれらの周
辺物がフロントガラスへの映り込みによって、ドライビ
ング時における前景の視認性が低下し、安全性の低下等
を発現することとなるものである。
【0004】これに対し、例えば特開平3ー17601 号公
報には反射防止コーテイングの形成方法が記載されてお
り、軽金属酸化物プレカーサー、非水溶剤、および水を
含む反応性組成物のコーテイングを基板上に形成し、十
分な時間加熱して濃縮し、該濃縮されたコーテイング
を、弗素気体又は弗素生成気体状化合物を含む雰囲気
に、高められた温度で十分な時間さらして、該コーテイ
ングの軽金属酸化物の酸素原子の少なくとも一部を、弗
素原子と置換することにより、コーテイングの厚みに対
して軽金属弗化物の濃度勾配をもち、可視光の全スペク
トルに対して優れた反射防止性能を示すコーテイングが
得られることとなるというものが開示されている。
【0005】また、2層の反射防止膜を積層したものと
して、例えば特開昭64ー70701 号公報には導電性反射防
止膜を有する透明板が記載されており、導電性付与の金
属膜上に、屈折率が1.90〜2.50でかつ膜厚が200 Å〜40
0 Åの高屈折率誘電体膜と、該表面上に屈折率が1.35〜
1.50でかつ膜厚が700 Å〜1200Åの低屈折率誘電体膜と
からなるものが開示されている。
【0006】またさらに例えば、本出願人が既に出願し
ている特開平4ー357134号公報では車両用反射低減ガラ
スを開示しており、透明ガラス基板片側表面に、屈折率
が1.8 〜1.9 で膜厚が700 〜900 Åの薄膜、次いで屈折
率が1.4 〜1.5 で膜厚が1100〜1300Åの薄膜を被覆積層
し、入射角が50〜70°でガラス面における反射率より4.
5 〜6.5 %低減せしめて成るものを開示している。
【0007】さらに、3層の反射防止膜を積層したもの
として、例えば特開昭61ー189501号公報には透明低反射
板が記載されており、3層の反射防止膜が空気側より基
板側に数えて第2層目の反射防止膜の屈折率が基板側か
ら空気側に向かって増大しているようにすること、なら
びに空気側より基板側に数えて第1層の屈折率がn1=1.
30〜1.45、第2層の屈折率がn2=1.95〜2.15、第3層の
屈折率がn3=1.60〜1.80であり、第1層より順に、その
光学膜厚n1d1,n2d2,n3d3かつ夫々ほぼn1d1=λ0/4,
n2d2=λ0/2,n3d3=λ0/4(但しλ0 は中心波長)で
あることが開示されている。
【0008】さらにまた例えば、本出願人が既に出願し
ている特開平4ー357135号公報では車両用の反射低減ガ
ラスを開示しており、透明ガラス基板片側表面に、屈折
率が1.8 〜1.9 で膜厚が700 〜1000Åの薄膜、次いで屈
折率が2.05〜2.3 で1300〜1600Åの薄膜、さらに屈折率
が1.4 〜1.5 で1100〜1300Åの薄膜を被覆積層し、入射
角が50〜70°でガラス面における反射率より4.5 〜6.5
%低減せしめて成るものを開示している等が知られてい
る。
【0009】一方、車両用 HUDコンバイナーとしては、
例えば本出願人が既に出願している例えば特開平1ー43
368 号公報では薄膜のコーテイング方法およびその装
置、あるいは例えば開平4ー131530号公報では多色表
示ヘドアプデスプレイ用ガラスをそれぞれ記載し
ている等、多数出願提案されており知られている。
【0010】
【発明が解決しようとする問題点】前述した例えば特開
平3ー17601 号公報に記載されているように、ゾルーゲ
ル技術を用いてコーテイングの厚みに対して軽金属弗化
物の濃度勾配をもつコーテイングを形成する方法は、複
雑な作業工程を伴い、必ずしも高効率で生産性がよく経
済的であるものとは言い難いものである。また例えば特
開昭64ー70701 号公報ならびに特開昭61ー189501号公報
に記載されているものでは、前述した特定の斜入射光に
対して、必ずしも充分かつ安定した所期の反射低減が得
難いものであり、さらに該両者は必ずしも車両用として
の必要な耐久性があるものとは言い難いものである。
【0011】また、本出願人が既に出願している前記特
開平4ー357134号公報および特開平4ー357135号公報に
開示のものは、車両運転時に例えば、ダツシユボードの
映り込みによる視覚阻害を低減できるのには有用であ
る。
【0012】そこで、上述した各種低反射ガラスの表面
の一部分に、例えば前述した特開平1ー43368 号公報あ
るいは特開平4ー131530号公報を単に採用して反射率の
高い薄膜を成膜し、 HUD用コンバイナーを設けると、低
反射薄膜との干渉が起こり、濃い色となるとともに刺激
純度が高くなって、可視光透過率が低下すること、ある
いは前記コンバイナーとしても目標の特性を得難くなる
こと、さらに例えば4層以上の多層に薄膜を積層する
と、膜の外観品質が低下していくばかりでなく、膜強度
も低下することになり易くなる。
【0013】
【問題点を解決するための手段】本発明は、従来のかか
る欠点に鑑みてなしたものであって、特定した屈折率と
膜厚の薄膜を組み合わせ、例えば2または3層の積層薄
膜の被覆によって、例えばフロントガラスにおける可視
光線透過率が70%以上を満たし、かつ所定の斜入射光で
の反射光の反射率を4.5 〜6.5 %程度低減ができ、しか
も車内外側から見た際、反射光の色合い等がきわだった
変化を生じることのないようにし、しかも当該積層薄膜
系に新たな薄膜層を積層することなく、該積層薄膜の所
定領域でガラス面から第1層目の薄膜を露出せしめ、適
宜HUD 用コンバイナーに適する領域とすることによって
同時に提供することができ、各種運転情報を優れた視認
性ならびに視感性でもって表示ができるようになること
で、誤認や違和感あるいは眼の疲労が発現しないように
し、高安全性ならびに高耐久性を有する車輌用窓ガラス
を提供するものである。
【0014】すなわち、本発明は、ガラス板状体の表面
に形成した低反射薄膜において、該低反射薄膜を構成す
る薄膜のうち、ガラス面から第1層目の屈折率がn 1 =1.
8〜2.1でかつ膜厚がd 1 =700 〜2300Åである薄膜が所
定領域で少なくとも露出するようにし、該所定領域が最
外表層薄膜の比較的低い屈折率より高い屈折率の薄膜で
なるようにすることを特徴とするヘッドアップディスプ
レイ用コンバイナーガラスとしての車輌用窓ガラス。
【0015】ならびに、前記低反射薄膜が、異なる屈折
率を有する薄膜を2層または3層に被覆積層してなるこ
とを特徴とする上述した車輌用窓ガラス。
【0016】ここで、前記低反射薄膜としては、例えば
異なる屈折率を有する2層の低反射薄膜であって、ガラ
ス面側から第1層目として屈折率がn1=1.8 〜2.1 でか
つ膜厚がd1=700 〜2300Åである薄膜層を被覆し、次い
で該第1層目薄膜層上に、最外表層薄膜層として屈折率
がn2=1.4 〜1.5 でかつ膜厚がd2=1100〜1300Åである
薄膜層を被覆積層してなり、さらに前記表面の垂直線と
なす入射角が50°〜70°の間で入射する膜面側の可視光
に対し、前記薄膜被覆積層面における反射率が通常の薄
膜被覆のないガラス面における反射率より4.5 〜6.5 %
低減せしめて成るものである。
【0017】また例えば異なる屈折率を有する3層の低
反射薄膜であって、ガラス面側から第1層目として屈折
率がn1=1.8 〜1.95でかつ膜厚がd1=700 〜1000Åであ
る薄膜層を被覆し、次いで該第1層目薄膜層上に、第2
層目として屈折率がn2=2.1〜2.3 でかつ膜厚がd2=130
0〜1650Åである薄膜層を被覆し、さらに該第2層目薄
膜層上に、最外表層薄膜層として屈折率がn3=1.4 〜1.
5 でかつ膜厚がd3=1100〜1300Åである薄膜層を被覆積
層してなり、さらに前記表面の垂直線となす入射角が50
°〜70°の間で入射する膜面側の可視光に対し、前記薄
膜被覆積層面における反射率が通常の薄膜被覆のないガ
ラス面における反射率より4.5 〜6.5 %低減せしめて成
るものである。
【0018】さらに、前記第1層目の薄膜としては、Si
O2(n=1.45程度)、TiO2(n=2.25程度)、ZrO2(n=1.95
程度)、Al2O3 (n=1.65程度)、B2O3(n=1.60程度)の
うちの2種以上を混合したものから成るものであり、屈
折率が比較的高いものと屈折率が比較的低いものとを種
々組み合わせて混合することで、自由にコントロールし
て屈折率が1.8 〜2.1 になるような複合膜を得易く、か
つ耐久性に優れるものとなるからである。
【0019】さらに、前記第2層目の薄膜としては、Ti
O2、Ta2O5 、ZrO2のいずれか、あるいはSiO2、TiO2、Zr
O2、Ta2O5 、Al2O3 、B2O3のうちの2種以上を混合した
ものから成るものであり、ことに第1層目薄膜ならびに
第3層目薄膜との密着性が優れ、被覆積層薄膜層として
の耐久性も向上して優れるものとなり、さらに単一成分
はもちろん前記したと同様に高・低屈折率のものを種々
自由に複合してコントロールし、所期の必要屈折率の値
が得易くなるからである。
【0020】さらにまた、例えば屈折率が2.3 程度以上
の高屈折率薄膜等を用いると、前記薄膜層を3層を超え
て多層薄膜層にするにしたがって、特定の斜入射光にお
いてはことに、多重干渉等によって、益々着色や反射が
強くなる傾向を示すものとなってきて、例えば可視光透
過率が70%以上あるいは反射低減率が所期の値となり難
いものとなるからであり、第1層、第2層ならびに第3
層薄膜の前記屈折率ならびに前記膜厚の値を前述した特
定値で巧みに組み合わさなければ、前記表面の垂直線と
なす入射角が50°〜70°の間で入射する膜面側の可視光
に対し、該薄膜被覆積層面における反射率が通常の薄膜
被覆のないガラス面における反射率より4.5 〜6.5 %だ
け低減せしめることができないし、仮に極々薄い着色が
発現したとしてもほとんど視感できない程度にはでき難
いものとなり易く、しかも耐久性が充分にあるものとは
言い難いものとなり易いからである。
【0021】また、前記表面の垂直線となす入射角が50
°〜70°の間で入射する膜面側の可視光に対し、該薄膜
被覆積層面における反射率が通常の薄膜被覆のないガラ
ス面における反射率より4.5 〜6.5 %低減せしめるよう
にしたのは、通常自動車のフロントガラスの取付け角度
は大体40°〜20°程度であって、ダッシュボードとその
周辺部が該フロントガラス内側表面に反射して写り出し
現象を発現し、運転者等に好ましくないからであり、そ
の光の入射角が前記表面の垂直線に対して50°〜70°の
間で入射することとなるためである。また反射率を4.5
〜6.5 %低減せしめると、運転者等に対し前記写り出し
が視認されにくくなりかつ気にならなくなって、運転者
等の眼の疲労や精神的な苛立ち等を軽減できるものとな
り、さらには現在のダッシュボードの色調が黒色が主で
あるものを例えばもっと明るい色調に替え得ることがで
きるようになって、よりバライティに富んだものとなし
得ることとなるからである。
【0022】なお、前記入射角の変化に対し、反射光の
反射率も追従し、例えば入射角が増せば反射率も増す傾
向を示すものである。なおまた、前述した該3層の薄膜
積層は2層の薄膜積層に比して、膜面に対する垂直入射
での反射光の反射率が低く、入射角より低い反射光に対
しては、前記2層の薄膜積層よりも、薄膜の組み合わせ
によっては刺激純度を低く抑えることが可能で、車外視
での違和感をなくすことができる。
【0023】またここで、HUD 用コンバイナーとは一般
に高い反射率を持つ薄膜で形成されているが、車輌用窓
ガラスとして用いる場合には、可視光透過率が70%以上
必要であるという法的規制等もあって、極端に反射率が
高い金属薄膜などはもちいることができず、一般には屈
折率が約1.8 〜2.1 程度の酸化物単層膜が用いられてい
る。この屈折率を持つ薄膜は前述の低反射ガラスのガラ
ス面から第1層目の薄膜として用いており、したがっ
て、さらに低反射膜を形成するために当該第1層目の薄
膜の上に形成される第2層もしくは第2および第3層を
少なくとも一部の所定領域で露出するようにしてHUD 用
コンバイナーにするものである。
【0024】さらにまた、ガラス基板としては、透明ガ
ラスであれば無色あるいは有色のどちらでもよい、すな
わち例えばブルー、ブロンズ、グレーあるいはグリーン
ガラス等でもよく、特に自動車用窓材ではブルー色系あ
るいはゴールド色系、グリーン色系、なかでもゴールド
色系色調で熱線・紫外線吸収性能を得やすいものであれ
ばより好ましいものである。また単板で使用できること
はもとより、熱線反射ガラス、また複層あるいは合せガ
ラスあるいは強化ガラスまたは強度アップガラス、曲げ
ガラス等としても使用できることは言うまでもない。さ
らに、ガラス基板が無機質でも有機質でもよいことは言
うに及ばない。
【0025】そのなかでも、自動車用窓材としては有色
ガラスを少なくとも用いた合せガラスが最も好ましいも
のである。
【0026】
【作用】前述したとおり、本発明の車輌用窓ガラスは、
ガラス表面側に屈折率が1.8〜2.1の薄膜または/および
該薄膜上に屈折率が2.1〜2.3の薄膜を適宜用い、ついで
低屈折率の薄膜とを組み合わせて、例えば2層あるいは
3層の薄膜積層を被覆としたことによって、例えばフロ
ントガラスにおける可視光線透過率が70%以上を満た
し、かつ例えばダッシュボード等からの50°〜70°で入
射する斜入射光に対し、ガラス内側表面での反射光の反
射率を4.5 〜6.5 %程度だけ低減ができ、車内外側から
見た際のギラつきがなくて、着色もほとんどない程度に
抑えられて気にならなくて、優れた透視性が得られて、
しかも該積層薄膜の所定領域で、最外表層薄膜の比較的
低い屈折率より高い屈折率を有するガラス面側の第1層
目の薄膜を露出せしめることにより、ことにダッシュボ
ードもしくはこれらの周辺部の写り込み現象を低減し、
ドライバーの透視性を高め、しかも所期のHUD 用コンバ
イナーとなって、各種運転情報の視認性ならびに視感性
を高める表示ができ、誤認や違和感が発現しないように
なり、さらに高耐久性であって運転者等の乗員に優しい
安全性の高い、ことに自動車用の窓材として有用な車輌
用ガラスとなるものである。
【0027】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。ただし本発明は係る実施例に限定されるものではな
い。
【0028】実施例1 図1に示すように、大きさ約1.5mx1.0mで厚みが約2mm
のブロンズ色フロートガラスである内側ガラス板3を濾
過水で充分に洗浄し、乾燥空気を吹きつけて乾燥させた
後、このガラスの片面のみを全面マスキングテープで覆
った。
【0029】予めTiとSiのアルコキシドを酸化物換算で
60mol :40molとなるよう混合し、さらに固形分濃度とし
て約3.0 wt%となるようにイソプロピルアルコールを主
成分とした溶媒で希釈し充分に混合攪拌して約2cP程度
(例えば1〜3cP程度が好ましい)のアルコキシドゾル
溶液を調製した。
【0030】ついで前記内側ガラス板3を該調製液に浸
漬した後、約4.0mm /秒程度の一定速度で静かに引き上
げて成膜を行った。引き上げが完了した後、約1分間程
度静置し塗膜を乾燥させた。その後裏面のマスキングテ
ープを静かに引き剥がし、内側ガラス板3を雰囲気温度
が約 270℃の焼成炉に入れ約7分間程度焼成し、第1層
目の薄膜5を成膜した。
【0031】つぎに該内側ガラス板3を上記と同様の方
法で洗浄、乾燥し、さらに非成膜面全面を再度マスキン
グテープを貼って覆い、固形分濃度を約 6.0wt%程度で
約2cP程度(例えば1〜3cP程度が好ましい)に調製し
たSiのアルコキシドゾル溶液中に静かに浸漬した後、約
3.2mm /秒程度の一定速度で引き上げて被膜を行った。
該内側ガラス板3を第1層目と同様約1分間程度静置し
塗膜を乾燥させた後、裏面のマスキングテープを静かに
引き剥がし取り除き、最外表層薄膜6を成膜した。
【0032】さらについで該内側ガラス板3をスクリー
ン印刷用のテーブル上に塗膜面を上にしてセットし、本
出願人が既に出願提案している特開平1ー151238号公報
で開示したような水、ポリエチレングリコール、クエン
酸およびフイラーを混合して調製したアルコキシド分解
ペーストを、前記ガラス板3の塗膜面の HUD用コンバイ
ナーが形成されるべき所定領域に180 メツシユのナイロ
ン製スクリーン版を用いてスクリーン印刷した。該ガラ
スを再度雰囲気温度が約 270℃の焼成炉に入れ約15分間
程度焼成した。その後該内側ガラス板の塗膜面である最
外表層薄膜6の表面に焼き付いたアルコキシド分解ペー
スト部分を、約0.5Nの水酸化ナトリウムと1Nの硫酸水溶
液を用いて除去する剥離処理を行った。
【0033】該剥離処理によってアルコキシド分解ペー
ストが除去された所定領域では、ペーストと一緒にSiの
アルコキシドで成膜を行った最外表層薄膜6も除去され
ており、この結果、内側ガラス板3の片面全体に2層の
屈折率の異なる薄膜系が形成されており、かつその薄膜
系の所定領域では第2層目の最外表層薄膜6が形成され
ておらず第1層目の薄膜5が露出し、HUD 用コンバイナ
ー部10が形成された状態となった。
【0034】該内側ガラス板3の膜面側を露出面側とし
てもう1枚のフロート無色ガラスである外側ガラス板2
と重ね合わせ、車輌用フロントガラスを製造する製造ラ
インに供給して曲げ加熱処理を行った。さらに該ガラス
をポリビニルブチラール膜4を介して合わせガラスと
し、自動車用薄膜付フロントガラスである車輌用窓ガラ
を得た。
【0035】得られた車輌用窓ガラスは、該ガラスの
薄膜部分をエリプソメーターで測定したところ、ガラス
面側の第1層目の薄膜5が屈折率n1 =1.90で膜厚d1=
約 800ÅのTiO2・SiO2薄膜、第2層目の薄膜である最外
表層薄膜6が屈折率n2 =1.45で膜厚d2= 約1200ÅのSi
O2薄膜となっており、該膜面に対する垂直線と入射光と
なす入射角θが約61°で入射する可視光に対し、その反
射光の反射率が約10%程度であり、薄膜層が形成されて
いない場合に比べて反射率が約6%程度低減しており低
反射膜となり、また可視光透過率は約83%であった。
【0036】一方前記した所定領域であるHUD 用コンバ
イナー部10では、第1層目薄膜5であるTiO2・SiO2薄膜
が露出しており、可視光反射率が約19%であって可視光
透過率が72〜73%程度であり、可視域でほぼフラツトな
反射特性を示すHUD 用の非波長選択型コンバイナー(以
下、ニユートラルコンバイナーという)として必要な光
学特性を発現している。また該ガラスの薄膜部分の耐久
性を調べたところ、車輌用窓ガラスとして必要な耐摩耗
性や耐薬品性などの耐久性を全て兼ね備えていた。
【0037】実施例2 上記実施例1と同様にして、第1層目の薄膜5がZrとSi
のアルコキシドを酸化物換算で90mol:10mol となるよう
に混合し、さらに固形分濃度として約2.8wt %となるよ
うにイソプロピルアルコールで希釈し充分に混合攪拌
し、約3cPのZr・Siのアルコキシドゾル溶液を調製し、
該調製溶液を用い実施例1と同様の成膜および乾燥操作
にて、内側ガラス板3の片面に第1層目の薄膜5として
ZrO2・SiO2系のゲル薄膜を形成した。ついで該薄膜層上
に、実施例1と同様のSiのアルコキシドゾル溶液を用い
実施例1と同様の成膜操作を、成膜時におけるガラス板
の引き上げ速度のみを約3.5mm /秒程度で行い乾燥し、
第2層目の薄膜である最外表層薄膜6としてSiO2ゲル薄
膜を形成した。さらに該反射低減薄膜付き内側ガラス板
3については、該成膜以降実施例1と同様の処理操作を
行い、図1に示すような、自動車用薄膜付フロントガラ
スである車輌用窓ガラスを得た。
【0038】得られた車輌用窓ガラスは、該ガラスの
薄膜部分を実施例1と同様にエリプソメーターで測定し
たところ、ガラス面側の第1層目の薄膜5が屈折率n1
=1.85で膜厚d1= 約750 ÅのZrO2・SiO2薄膜、第2層目
の薄膜である最外表層薄膜6が屈折率n2 =1.45で膜厚
d2= 約1250ÅのSiO2薄膜となっており、該膜面に対する
垂直線となす入射角θが約60°で入射する可視光に対
し、反射率が約10%程度であり、薄膜層が形成されてい
ない場合に比べてその反射光の反射率を約6%程度低減
しており低反射膜となっている。
【0039】一方前記した所定領域であるHUD 用コンバ
イナー部10では、第1層目の薄膜5であるZrO2・SiO2
膜が露出しており、可視光反射率が約18%であって可視
光透過率が73〜74%程度であり、実施例1と同様にHUD
用のニユートラルコンバイナーとして必要な光学特性を
発現していた。また該ガラスの薄膜部分の耐久性を調べ
たところ、車輌用窓ガラスとして必要な耐摩耗性や耐薬
品性などの耐久性を全て兼ね備えていた。
【0040】実施例3 前記実施例1と同様にして、第1層目の薄膜5用の溶液
として、TiとAlのアルコキシドを酸化物換算で58mol:42
mol となるように混合し、さらに固形分濃度として約
2.5wt%となるようにイソプロピルアルコールとnーブ
タノールの混合溶媒で希釈し充分に混合攪拌して調製し
たアルコキシドゾル溶液を用い成膜操作を行った。なお
成膜時のガラス板の引き上げ速度は約4.2mm /秒程度で
ある。
【0041】ついで第2層目の薄膜である最外表層薄膜
の成膜から合せガラス化までは、前記実施例1と同様の
操作を行い、図1に示すような、自動車用薄膜付フロン
トガラスである車輌用窓ガラスを得た。
【0042】得られた車輌用窓ガラスは、該ガラスの
薄膜部分を実施例1と同様にエリプソメーターで測定し
たところ、ガラス面側の第1層目の薄膜5が屈折率n1
=1.95で膜厚d1= 約800 ÅのTiO2・Al2O3 薄膜、第2層
目の薄膜である最外表層薄膜6が屈折率n2 =1.45で膜
厚d2= 約1200ÅのSiO2薄膜となっており、該膜面に対す
る垂直線となす入射角θが約58°で入射する可視光に対
し、反射率が約11%程度であり、薄膜層が形成されてい
ない場合に比べてその反射光の反射率を約5%程度低減
しており低反射膜となっている。
【0043】一方前記した所定領域であるHUD 用コンバ
イナー部10では、第1層目の薄膜5であるTiO2・Al2O3
薄膜が露出しており、可視光反射率が約20%であって可
視光透過率が71〜72%程度であり、実施例1と同様にHU
D 用のニユートラルコンバイナーとして必要な光学特性
を発現している。また該ガラスの薄膜部分の耐久性を調
べたところ、車輌用窓ガラスとして必要な耐摩耗性や耐
薬品性などの耐久性を全て兼ね備えていた。
【0044】実施例4 前記実施例1と同様にして、第1層目の薄膜5用の溶液
として、TiとSiのアルコキシドを酸化物換算で80mol:20
mol となるように混合し、さらに固形分濃度として約
5.0wt%となるようにイソプロピルアルコールで希釈し
充分に混合攪拌して調製したアルコキシドゾル溶液を用
い成膜操作を行った。なお成膜時のガラス板の引き上げ
速度は約5.0mm /秒程度である。
【0045】ついで第2層目の薄膜である最外表層薄膜
の成膜から合せガラス化までは、前記実施例1と同様の
操作を行い、図1に示すような、自動車用薄膜付フロン
トガラスである車輌用窓ガラスを得た。なお成膜時の
ガラス板の引き上げ速度は実施例1と同様約3.2mm /秒
程度である。
【0046】得られた車輌用窓ガラスは、該ガラスの
薄膜部分を実施例1と同様にエリプソメーターで測定し
たところ、ガラス面側の第1層目の薄膜5が屈折率n1
=2.05で膜厚d1= 約2250ÅのTiO2・SiO2薄膜、第2層目
の薄膜である最外表層薄膜6が屈折率n2 =1.45で膜厚
d2= 約1200ÅのSiO2薄膜となっており、該膜面に対する
垂直線となす入射角θが約63°で入射する可視光に対
し、反射率が約10%程度であり、薄膜層が形成されてい
ない場合に比べてその反射光の反射率を約6%程度低減
しており低反射膜となっていた。
【0047】一方前記した所定領域であるHUD 用コンバ
イナー部10では、第1層目の薄膜5であるTiO2SiO 2
薄膜が露出しており、63°入射光に対して可視域で約53
0nmに反射主波長を持ちかつ主波長での可視光反射率が
約29〜31%であって、63°入射光に対し緑色を選択的に
反射するHUD 用の波長選択型コンバイナーとして必要な
光学特性を発現していた。可視光透過率が71〜72%程度
であり、また該ガラスの薄膜部分の耐久性を調べたとこ
ろ、低反射膜部および該コンバイナー部とも車輌用窓ガ
ラスとして必要な耐摩耗性や耐薬品性などの耐久性を全
て兼ね備えていた。
【0048】実施例5 前記実施例1と同様にして、前記ガラス板の片面のみ
に、図2に示すように、実施例1と同様の薄膜である第
1層目の薄膜7を形成した。なお成膜時のガラス板の引
き上げ速度は約4.2mm /秒程度である。
【0049】ついで第1層目の薄膜7を形成したと同じ
面側に、第2層目の薄膜としてTiのアルコキシドを固形
分濃度として約 5.0wt%となるようにイソプロピルアル
コールで希釈し充分攪拌して調製したアルコキシドゾル
溶液を用いて実施例1と同様の成膜から乾燥操作を行っ
た。なおその際、ガラス板の引き上げ速度は約4.8mm/
秒程度であり、図2に示すような第2層目の薄膜8を形
成した。次に所定領域である一部分のみを実施例1と同
様の方法でエツチング処理し、該第2層目の薄膜8のみ
を剥離せしめた。
【0050】さらについで第3層目の薄膜として、第1
層目と第2層目の両薄膜を重ねて形成したのと同じ面側
に、実施例1の第2層目の薄膜で用いたものと同じSiの
アコキシドゾル溶液で、内側ガラス板3の引き上げ速度
を約3.1mm /秒程度として成膜を行い、その後第2層目
の薄膜を剥離させたのと同じ領域を、第2層目の薄膜の
剥離処理と同様の方法でもって、第3層目の薄膜を剥離
除去し、約270 ℃で15分間乾燥し、図2に示すような第
3層目の薄膜である最外表層薄膜9を得た。
【0051】つぎに実施例1と同様にして、該片面に3
層の塗膜が形成された内側ガラス板3を、実施例1と同
様にして合わせガラスとし、図2に示すような自動車用
薄膜付フロントガラスである車輌用窓ガラスを得た。
【0052】得られた車輌用窓ガラスは、該ガラスの
薄膜部分を実施例1と同様にエリプソメーターで測定し
たところ、ガラス面側の第1層目の薄膜7が屈折率n1
=1.90で膜厚d1= 約850 ÅのTiO2・SiO2薄膜、第2層目
の薄膜8が屈折率n2 =2.20で膜厚d2= 約1600ÅのTiO2
薄膜、第2層目の薄膜である最外表層薄膜9が屈折率n
3 =1.45で膜厚d3= 約1150ÅのSiO2薄膜となっており、
該膜面に対する垂直線となす入射角θが約61°で入射す
る可視光に対し、反射率が約11%程度であり、薄膜層が
形成されていない場合に比べてその反射光の反射率を約
5%程度低減しており低反射膜となっている。
【0053】一方第2層目の薄膜8および第3層目の薄
膜である最外表層薄膜9を除去した所定領域であるHUD
用コンバイナー部10では、第1層目の薄膜7のTiO2・Si
O2薄膜が露出しており、可視光反射率が約18%であって
可視光透過率が72〜73%程度であり、HUD 用のニユート
ラルコンバイナーとして必要な光学特性を発現してい
る。また該ガラスの薄膜部分の耐久性を調べたところ、
実施例1と同様に、車輌用窓ガラスとして必要な耐摩耗
性や耐薬品性などの耐久性を全て兼ね備えていた。
【0054】なお、本発明での成膜法については、ディ
ッピング法のほか、例えばスピンコート法、ロールコー
ト法、カーテンフローコート法、ノズルフローコート法
等でもよい。さらに各成膜法あるいは成膜条件によって
粘度等を種々調整することは言うまでもない。
【0055】
【発明の効果】以上前述したように、本発明は特定した
屈折率ならびに膜厚の薄膜を組み合わせた積層薄膜、例
えば2または3層の積層薄膜によって、フロントガラス
等における可視光線透過率が70%以上を満たし、かつ50
°〜70°の斜入射光での反射率を4.5 〜6.5 %程度低減
したものとし、該積層薄膜の所定領域で、最外表層薄膜
の比較的低い屈折率より高い屈折率を有するガラス面側
の第1層目の薄膜を露出せしめることにより、ことにダ
ッシュボードもしくはこれらの周辺部の写り込み現象を
低減し、ドライバーの透視性を高め、しかも所期のHUD
用コンバイナーとなって、各種運転情報の視認性ならび
に視感性を高める表示ができ、誤認あるいは眼の疲労等
を防いで安全性を向上するとともに、ダッシュボード素
材ならびに色彩の選択幅が広がる等、有用な車輌窓ガラ
スを効率よく提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1〜4における車輌用窓ガラス
の部分拡大した側断面図である。
【図2】本発明の実施例5における車輌用窓ガラスの部
分拡大した側断面図である。
【符号の説明】 車輌用窓ガラス 3 内側ガラス板 5 第1層目の薄膜 6 最外表層薄膜 7 第1層目の薄膜 8 第2層目の薄膜 9 最外表層薄膜 10 HUD 用コンバイナー部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C03C 15/00 - 23/00 B60J 1/00 - 1/20 B60J 3/00 - 3/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス板状体の表面に形成した低反射薄
    膜において、該低反射薄膜を構成する薄膜のうち、ガラ
    ス面から第1層目の屈折率がn 1 =1.8 〜2.1でかつ膜厚
    がd 1 =700 〜2300Åである薄膜が所定領域で少なくと
    も露出するようにし、該所定領域が最外表層薄膜の比較
    的低い屈折率より高い屈折率の薄膜でなるようにするこ
    とを特徴とするヘッドアップディスプレイ用コンバイナ
    ーガラスとしての車輌用窓ガラス。
  2. 【請求項2】 前記低反射薄膜が、異なる屈折率を有す
    る薄膜を2層または3層に被覆積層してなることを特徴
    とする請求項1記載の車輌用窓ガラス。
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