JP2865309B2 - 風向変更装置 - Google Patents

風向変更装置

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JP2865309B2
JP2865309B2 JP1119115A JP11911589A JP2865309B2 JP 2865309 B2 JP2865309 B2 JP 2865309B2 JP 1119115 A JP1119115 A JP 1119115A JP 11911589 A JP11911589 A JP 11911589A JP 2865309 B2 JP2865309 B2 JP 2865309B2
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JP
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opening
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健 大久保
建彦 新村
哲雄 西山
久 小暮
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Sanyo Denki Co Ltd
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Sanyo Denki Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は空気調和機等の風向変更装置に関する。
(ロ)従来の技術 従来、空気調和機の吹出口が細長い場合には実開昭54
−125150号公報で示されるように、吹出口に跨がる取付
片を設け、この取付片に風向変更羽根を有するグリルを
取り付けていた。
(ハ)発明が解決しようとする課題 このような空気調和機において、その吹出口から冷風
が吹出されると、取付片が邪魔板となって、取付片のま
わりから吐出される冷気で、取付片の前方に暖気が回り
込むことがあった。このように取付片の前方で暖気が回
り込むと、取付片やグリルに露付きが生じることがあっ
た。
本発明は吹出口に跨がって固定された取付片および風
向変更部材の支持片に露付きが生じにくくすることを目
的としたものである。
(ニ)課題を解決するための手段 この目的を達成するために、本発明は、吹出口に跨る
取付片へ風向変更部材の支持片が取り付けられる風向変
更装置において、前記取付片は開口を備え、前記支持片
は前記開口の幅寸法よりも小さい幅寸法の垂直軸を備え
前記垂直軸の一方の端部が前記開口の端部に挿入されて
係止されると共に他の端部が前記取付片に固定されて前
記開口の一部を前記垂直軸で塞ぐように取り付けられ、
前記取付片と前記垂直軸との間に隙間を形成したことを
特徴とする。
(ホ)作用 吹出口から吹出される冷風の一部は取付片の開口を介
して支持片に当てられ、これによってこの支持片に脱機
が回り込みにくくなる。
(ヘ)実施例 第2図において、1は天吊り型の空気調和機で、天井
2に吊り下げられている。3はこの空気調和機1の内部
を前後に区画する仕切板、4は後室に配置された遠心型
送風機、5はこの後室の底部に配置された吸込パネル、
6は前室に配置された熱交換器、7はこの熱交換器6の
下方に設けられたドレンパン、8は横長の吹出口で、風
向変更部材9が設けられている。
第1図,第3図ないし第6図において、10は上部材、
11は下部材で、両部材の側面フランジ12を合わせて螺子
で固定することにより空気調和機1の外装体が構成され
る。13,14は上部材10および下部材11の両側面15の前部
に跨がって取り付けられる左、右の固定板で、下方の位
置決め穴16に下部材11の突出片17を挿入し、上方の取付
孔18に上部材10の螺子穴19を当てて(第3図参照)、螺
子20にて両部材10,11を固定する(第4図参照)。21は
左固定板13の左側面に固定されたモータ、22は風向変更
部材9の回転軸23が挿入される軸受穴で、この軸受穴22
から突出した先端部24は連結部材(図示せず)を介して
モータ21の軸25につながれている。そして、このモータ
21の軸25の回転によって風向変更部材9が上下に揺動す
るようになっている。26は吹出口8に跨がって固定され
る取付片で、上端27が上部材10の裏面に螺子28止めさ
れ、下端29が下部材11の突出片30に係止される。31は、
この取付片26に設けられた開口である。32はこの取付片
26に固定される支持片で、先端の孔33に風向変更部材9
の支軸34が挿入される。この風向変更部材9は水平に延
びる上板35と、この上板35から下方へ略U字状に形成さ
れた3つの下板36と、この両板で支持された縦羽根37
で、左右両下板35,36の側面に突出した先述の回転軸23
と、下板同志をつなぐ先述の支軸34とから構成されてい
る。
第7図および第8図は取付片26と支持片32との関係を
示し、支持片32の上端38は取付片26の開口31の上部へ挿
入される。そして、この支持片32の下端39は開口31の下
部へ当てがわれて、螺子40で固定される。この固定によ
って支持片32の下端29と、取付片26の下端29と、下部材
11の突出片30とが一体化される。ここで、支持片32の垂
直軸41の幅寸法は、支持片32の開口31の幅寸法よりも小
さく設定されているため、この両者を組み合せると、第
8図のように隙間42が形成される。
従って、この空気調和機1を冷房運転させると、室内
空気を吸込パネル5から機内に吸込まれ、熱交換器6で
冷却された後、吹出口8から吐出される。ここで、吹出
口8から吐出される空気の一部は、取付片26と支持片32
との組み合せによって形成された隙間42から前方へ吐出
される(第8図の実線矢印参照)ため、支持片32のまわ
りや、この支持片32の近くの風向変更部材9に暖気が回
り込むおそれはなく、この付近は常に冷風によって冷や
されている。従って、支持片や風向変更部材9に露が付
着しにくいようになる。
(ト)発明の効果 以上述べたように、本発明は取付片に開口を設け、風
向変更部材の支持片を隙間が形成されるように開口を跨
いで取り付けたので、吹出口から吹出される冷風の一部
は開口を介して支持片に当たる。これによって、支持片
に暖気が回り込み難くなり、支持片に露が付着し難くな
る。また、開口は支持片を取付片に取り付けるためにも
利用されるので、螺子等の取付部品を省略することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は風向変更
装置が組み込まれた空気調和機の分解斜視図、第2図は
同機の断面図、第3図は同機の上下両部材と固定板との
関係を示す側面図、第4図はこの上下両部材に固定板が
固定された状態を示す側面図、第5図は同機の取付片と
支持片との関係を示す断面図、第6図は同機の要部断面
図、第7図は取付片と支持片との関係を示す斜視図、第
8図は両片の組み合せ状態を示す斜視図である。 8……吹出口、9……風向変更部材、26……取付片、31
……開口、32……支持片。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小暮 久 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (56)参考文献 実開 昭62−130341(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F24F 13/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吹出口に跨る取付片へ風向変更部材の支持
    片が取り付けられる風向変更装置において、前記取付片
    は開口を備え、前記支持片は前記開口の幅寸法よりも小
    さい幅寸法の垂直軸を備え前記垂直軸の一方の端部が前
    記開口の端部に挿入されて係止されると共に他方の端部
    が前記取付片に固定されて前記開口の一部を前記垂直軸
    で塞ぐように取り付けられ、前記取付片と前記垂直軸と
    の間に隙間を形成したことを特徴とする風向変更装置。
JP1119115A 1989-05-12 1989-05-12 風向変更装置 Expired - Lifetime JP2865309B2 (ja)

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