JP2869305B2 - 空気調和機の取付け装置 - Google Patents

空気調和機の取付け装置

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JP2869305B2
JP2869305B2 JP5229425A JP22942593A JP2869305B2 JP 2869305 B2 JP2869305 B2 JP 2869305B2 JP 5229425 A JP5229425 A JP 5229425A JP 22942593 A JP22942593 A JP 22942593A JP 2869305 B2 JP2869305 B2 JP 2869305B2
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元美 山内
順一 松岡
浩三 二宮
健助 松本
正雄 小関
達雄 倉上
芳之 北村
清 小山
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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、室内ユニットを固定す
るための取り付け装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、取り付け板の上端部及び下端部
に、室内ユニットの上端部及び下端部を夫々係止するこ
とにより、室内ユニットを固定する空気調和機の取付け
装置は知られている。
【0003】この種のものでは、夫々上端部及び下端部
を係止するので、室内ユニットに上下に無理な力が加わ
ると、取り付け板がバウンドして、その室内ユニットが
取り付け板から外れるおそれがある。そのため、従来で
は、室内ユニットに上下に無理な力が加わっても、室内
ユニットが取り付け板から外れないように、種々の形式
の外れ止めが採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
室内ユニットの外れ止めは、構造が複雑であり、しかも
夫々上端部、及び/又は下端部に工夫がなされるので、
外れ止めの効果が薄いという問題がある。
【0005】本発明は上記の課題を解決するためになさ
れたものであり、簡単な構造でしかも従来に比べて確実
に室内ユニットを固定することのできる取付け装置を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、室内の壁に取り付けられる取り付け板の
上端部に斜め上向きの爪部材を形成し、この爪部材に室
内ユニットの上端部を引っ掛け、前記取り付け板の下端
部にほぼ水平に突出する爪部材を形成し、この爪部材を
室内ユニットの下端部に係止し、前記取り付け板の中程
に切欠き部を形成し、この切欠き部に室内ユニットに設
けた突部を嵌め合わせて固定することを特徴とするもの
である。
【0007】
【作用】本発明によれば、突部が切欠き部に嵌め合わさ
れるので、室内ユニットは上下端だけではなく、中程も
支持されるので、かりに室内ユニットに上下に無理な力
が加わって、取り付け板が振動しても、その室内ユニッ
トは取り付け板にしっかりと支持される。
【0008】
【実施例】以下に、本発明の好適な実施例を、添付図面
に基づいて詳細に説明する。図1は、いわゆる家庭用の
エアコンであり、室内ユニット1の断面構造を示してい
る。室内ユニット1には、公知のようにフィルタ3、熱
交換器5、ドレンパン7、送風機9等が内蔵されてい
る。
【0009】室内ユニット1には前面パネル11が設け
られ、この前面パネル11の吸い込み口13、及び上面
パネル15の吸い込み口17から吸い込まれる空気は、
図1の矢印で示すように、フィルタ3、熱交換器5、送
風機9を通り、吹き出し口19から吹き出される。な
お、この吹き出し口19には、空気の吹き出し方向を上
下方向に案内するための横羽根(図示せず)と、左右方
向に案内するための縦羽根(図示せず)とが設けられて
いる。
【0010】図2は、室内ユニット1や、その取り付け
板100や、冷媒配管120などを示す分解斜視図であ
る。
【0011】図2において、室内ユニット1の上端部に
は、横方向の2か所に亘ってはめ込み部21,23が設
けられ、室内ユニット1の下端部には、同じく横方向の
2か所に亘ってはめ込み部25,27が設けられる。ま
た、室内ユニット1の背側には、後部パネル150が設
けられる。
【0012】この後部パネル150の左側の奥には、貫
通穴160が形成されている。この貫通穴160は、熱
交換器5の冷媒配管120を背側に取り出す際に使用さ
れる穴である。
【0013】この後部パネル150には、複数の冷却穴
165があけられ、この穴165から空気が吸込まれる
ので、後部パネル150の内側に位置する電装基板やフ
ァンモータ等の発熱体が冷却される。
【0014】図2において、取り付け板100は、室内
の壁面Wに対して複数のねじ(図示せず)により固定さ
れる。
【0015】この取り付け板100には、上端部及び下
端部に夫々爪部材31,33,35,37が設けられ、
これら爪部材31,33,35,37は、室内ユニット
1を取り付けるに際し、上述した室内ユニット1の上端
部及び下端部のはめ込み部21,23,25,27に夫
々はめ込まれる。はめ込み部25,27は後部パネル1
50と配管時に取り外される着脱自在のカバー170と
により構成されており、爪部材35,36の下端部が露
出しないようにするためのものでもある。
【0016】取り付け板100の下端に設けられる爪部
材35,37の上端部は、図1からも明らかなように、
取り付け板100を切り起こして形成した切り起こし部
105に単に嵌め込まれている。構造はきわめて簡単で
ある。
【0017】このように爪部材35,37のはめ込み部
25,27への固定は簡単であるが、爪部材35,37
が切り起こし部105から外せなくなる場合がある。そ
の時のために、図1に示すように、爪部材35,37に
は凹部35a,37aが設けられる。ここにドライバー
等の治具を入れて、こじあけるようにすれば、爪部材3
5,37を簡単に取り外すことができる。
【0018】しかして、この実施例の特徴は、室内ユニ
ット1を取り付けた後、室内ユニット1に上下に無理な
力が加わったとしても、取り付け板100からその室内
ユニット1が外れないようにしたことにある。
【0019】そのために、取り付け板100の中程には
切欠き部101が設けられ、室内ユニット1の後部パネ
ル150には、図1に示すように、この切欠き部101
に嵌め合わされる突部103が設けられる。
【0020】この実施例の作用を説明すると、室内ユニ
ット1に上下に無理な力が加わった場合には、取り付け
板100の上端或いは下端が振動する。
【0021】すると、従来であれば、取り付け板100
の上端或いは下端の爪部材31,33,35,37が室
内ユニット1のはめ込み部21,23,25,27から
外れるおそれがある。
【0022】しかして、この実施例によれば、室内ユニ
ット1に上下に無理な力が加わったとしても、突部10
3が切欠き部101に嵌め合わされているので、爪部材
31,33,35,37は外れにくい。言い換えれば、
突部103が切欠き部101に嵌め合わされているの
で、室内ユニット1は、上下に無理な力が加わっても、
上下に移動しにくい構造であるともいえる。
【0023】室内ユニット1には熱交換器5が内蔵され
るので、上記したように、熱交換器5に生じるドレンを
回収するためにドレンパン7が設けられる。また、熱交
換器5の配置位置に関連して、後部パネル150にドレ
ン受け161が設けられる場合がある。
【0024】ドレン受け161は室内ユニット1の長手
方向に延在するが、ドレンを所定の方向(例えば、室内
ユニット1の右端)に導くために、ドレン受けを所定の
方向に傾斜させる場合がある。
【0025】このようなドレン受け161を備える室内
ユニット1を壁面Wに固定する際には、少なくとも所定
の方向(以下、右端という)が高くなっては困る。
【0026】この場合には、まず、壁面Wにねじ止めさ
れる取り付け板100を、間違っても右端が高くならな
いようにねじ止めしなければならない。
【0027】取り付け板100の段階で、右端が高くな
っていなければ、そこに取り付けられる室内ユニット1
は必ず右端が高くならないからである。
【0028】そのために、図3に示すように、取り付け
板100にはねじを通すための複数の穴110が設けら
れる。そして、これら穴のうち一方の穴100a(取り
付け板100の左端)はほぼ真円、成いは横長に形成さ
れ、他方の穴100b(取り付け板100の右端)は縦
長に形成される。
【0029】これによれば、穴110を通してねじ止め
する時、真円、或いは横長の穴100aに比べて、縦長
の穴110bの方が必ず下がりぎみになる。
【0030】そうすれば、取り付け板100に室内ユニ
ット1を取り付けたとしても、この室内ユニット1は右
端が必ず下がりぎみになり、ドレンはドレン受け161
の傾きに応じてスムーズに回収される。
【0031】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、室
内ユニットに上下に無理な力が加わったとしても、突部
が切欠き部に嵌め合わされているので、室内ユニットの
上下端は取り付け板の上下端から外れにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空気調和機の内部構造を示す図。
【図2】図1の空気調和機の分解斜視図。
【図3】取り付け板の平面図。
【符号の説明】
1 室内ユニット 5 熱交換器 7 ドレンパン 100 取り付け板 101 切欠き部 103 突部 110 穴 110a 横長の穴 110a 縦長の穴 150 後部パネル
フロントページの続き (72)発明者 松本 健助 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 小関 正雄 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 倉上 達雄 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 北村 芳之 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 小山 清 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−187662(JP,A) 実開 昭50−62346(JP,U) 実開 昭63−33094(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F24F 13/32 F16M 13/02 F24F 1/00 401

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内の壁に取り付けられる取り付け板の
    上端部に斜め上向きの爪部材を形成し、この爪部材に室
    内ユニットの上端部を引っ掛け、前記取り付け板の下端
    部にほぼ水平に突出する爪部材を形成し、この爪部材を
    室内ユニットの下端部に係止し、前記取り付け板の中程
    に切欠き部を形成し、この切欠き部に室内ユニットに設
    けた突部を嵌め合わせて固定することを特徴とする空気
    調和機の取付け装置。
JP5229425A 1993-08-23 1993-08-23 空気調和機の取付け装置 Expired - Fee Related JP2869305B2 (ja)

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JPS6333094U (ja) * 1986-08-20 1988-03-03
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