JP3147725B2 - 空気調和装置のスイッチボックス配設構造 - Google Patents

空気調和装置のスイッチボックス配設構造

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JP3147725B2
JP3147725B2 JP21837795A JP21837795A JP3147725B2 JP 3147725 B2 JP3147725 B2 JP 3147725B2 JP 21837795 A JP21837795 A JP 21837795A JP 21837795 A JP21837795 A JP 21837795A JP 3147725 B2 JP3147725 B2 JP 3147725B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば天井埋込型
等の空気調和装置に備えられるスイッチボックスに係
り、特に、該スイッチボックスのコンパクト化対策に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば実開平5−59118
号公報に開示されているように、天井埋込型の空気調和
装置は、天井裏空間に据付けられた本体ケーシングと、
天井面に設置され、上記本体ケーシングの内部空間に連
通する吸込口及び吹出口を備えた化粧パネルとを備えて
おり、上記本体ケーシング内部の中央部に送風機が配置
され、この送風機の空気吹出し下流側に熱交換器が配置
されている。そして、送風機の駆動により、化粧パネル
の吸込口から本体ケーシング内に吸込まれた室内空気
が、送風機から熱交換器に向って吹出され、この熱交換
器を通過する際に温度調整されて空調空気となって化粧
パネルの吹出口から室内空間に供給される。
【0003】また、この種の空気調和装置の本体ケーシ
ング内部には各機器制御用の電気部品を収容したスイッ
チボックスが備えられている。また、このスイッチボッ
クスの配設状態を開示したものとして、実開平5−59
125号公報がある。この公報では、図16及び図17
に示すように、スイッチボックス(a) をL型に構成して
いる。つまり、L型に形成された板金製のボックス本体
(b) に、変圧器(c) 、コンデンサ(d) 、端子台(e) など
を取付け、その下側をL型に形成された板金製の蓋体
(f) によって覆うことで、スイッチボックス(a) 内部を
略密閉された空間に形成している。そして、電気部品
(c,d,e) のメンテナンス時などには、スイッチボックス
(a) 全体を引き下ろし、蓋体(f) をボックス本体(b) か
ら取外すことで電気部品(c,d,e) のメンテナンスを行う
ようにしている。尚、図16における(g) は熱交換器、
(h) はドレンポンプである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記公報の
構成では、スイッチボックスが板金製であるために、電
気部品の配設位置の自由度を大きく確保することができ
ず、このため、必要数の電気部品を収容させながらスイ
ッチボックス全体としてのコンパクト化を図るには限界
があった。
【0005】本発明は、この点に鑑みてなされたもので
あって、スイッチボックスの改良により、必要数の電気
部品を収容可能としながらスイッチボックス全体として
のコンパクト化を図ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、スイッチボックスを樹脂成形品により
構成した。
【0007】具体的に請求項1記載の発明は、図5及び
図6に示すように、空調機ケーシング(2,6) の内部空間
に収容され、内部に電気部品を備えたスイッチボックス
(14)の配設構造を前提としている。そして、スイッチボ
ックス(14)が、樹脂製成形品の箱体で成るボックス本体
(15)を備えている。さらに、一端部が、ボックス本体(1
5)の内部に収容されている一部の電気部品(21)に接続さ
れ、他端部がボックス本体(15)の一壁部(16)を貫通して
その外面(16c) に沿って該外面(16c) に密接するように
延びる金属製の放熱板(22)が設けられている。
【0008】このように、ボックス本体(15)を樹脂製成
形品の箱体で成したために、スイッチボックス自体を複
雑な形状にすることが可能であって、このため、ボック
ス本体(15)の内部における電気部品の配設可能な箇所を
自由に且つ多数形成することができ、ボックス本体(15)
内部に多数の電気部品を収容することを可能にしながら
その小型化を図ることができる。
【0009】さらに、電気部品(21)が発する熱が放熱板
(22)によりボックス本体(15)の外部に放熱され、ボック
ス本体(15)内部の電気部品に対する熱害が回避される。
また、放熱板(22)はボックス本体(15)の一壁部(16)の外
面(16c) に密接して該一壁部(16)の変形を防止する機能
をも有しており、これによってボックス本体(15)全体の
剛性が確保される。
【0010】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の空気調和装置のスイッチボックス配設構造において、
ボックス本体(15)の室内側に面する壁面(17a) 、つまり
ボックス本体(15)の室内側の外面を、一部の電気部品(2
6)を取付ける取付部としている。
【0011】このように、ボックス本体(15)の室内側の
壁面(17a) に一部の電気部品(26)を取り付けているため
に、ボックス本体(15)を引き下ろすことなく該電気部品
(26)のメンテナンス作業を行うことができる利点があ
る。
【0012】請求項3記載の発明は、上記請求項2記載
の空気調和装置のスイッチボックス配設構造において、
ボックス本体(15)の取付部(17a) の側縁に、上記一部の
電気部品(26)を室内側から覆って取付部(17a) との間で
電気部品配設空間(C) を形成する蓋体(25)をボックス本
体(15)に対して回動自在に支持して設け、該蓋体(25)を
一部の電気部品(26)を覆う状態に保持する保持手段(25
c) を設けた構成としている。
【0013】この構成により、ボックス本体(15)の取付
部(17a) に取付けられた電気部品(26)のメンテナンス時
にあっては、保持手段(25c) の保持状態を解除して蓋体
(25)をボックス本体(15)に対して室内側に回動させるこ
とで行える。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面に
基いて説明する。図1は本実施形態に係る天井埋込型空
気調和装置(1) の斜視図、図2はその下面図(天井面に
据付けられた状態で室内側から見た図)であり、図3は
図2におけるIII-III 線に沿った断面の拡大図である。
この図3に示すように、本空気調和装置(1) は、天井
(R) に形成された開口(H) に挿入配置されており、下方
に開放する本体ケーシング(2) が天井裏空間(S) に据付
けられている。この本体ケーシング(2) は天板(2a)と該
天板(2a)の外縁部から下方に延びる側板(2b)とを備えて
いる。また、本体ケーシング(2) 内の中央部には、上方
に向って開放する吹出口(3a)を備えた送風機(3) が配設
されている。この送風機(3) は樹脂製のファンケーシン
グ(3b)内に図示しないファンロータが収容されたシロッ
コファンで成っており、ファンロータの回転に伴って空
気を吹出口(3a)から上方に吹出する。また、この送風機
(3) に対し、図3の左右両側(空気調和装置の幅方向の
両側)には熱交換器(4,4')が配設されている。この熱交
換器(4,4')は、室外機に冷媒配管(12)(図1参照)を介
して連結され、冷房運転時には蒸発器として、暖房運転
時には凝縮器として機能し、送風機(3) から吹出された
空気との間で熱交換を行って該空気を温度調整する。ま
た、熱交換器(4) の下側にはドレンパン(5) が配設され
ており、冷房運転時に熱交換器(4) で発生した凝縮水を
ドレンとして回収してドレンパイプ(13)に排出するよう
になっている。
【0015】また、本体ケーシング(2) の下端部には化
粧パネル(6) が取付けられている。この化粧パネル(6)
は、その中央部に開口(6a)が形成されており、該開口(6
a)の中央部には該開口(6a)よりも小形のカバーパネル
(7) が配設され、該カバーパネル(7) の両外側部分に、
室内空気を本体ケーシング(2) 内部に導入するための空
気吸込口(6b,6b) が形成されている。つまり、この空気
吸込口(6b,6b) は、図1及び図2の如く、空気調和装置
(1) の2箇所に配設され、夫々が該空気調和装置(1) の
長手方向(図2の左右方向)に夫々延びている。また、
このカバーパネル(7) は、図3の如く、その両側縁部が
湾曲されて成るフック部(7a,7a) が設けられており、こ
のフック部(7a,7a) が化粧パネル(6) に設けられた水平
方向に延びる係止ピン(6c,6c) に係止されて落下が防止
された状態で化粧パネル(6) に一体的に組付けられてい
る。また、本体ケーシング(2) 内における空気吸込口(6
b,6b) に対向した位置にはエアフィルタ(8) が設けられ
て、本体ケーシング(2) 内への塵埃の侵入を防止してい
る。
【0016】また、化粧パネル(6) の両側縁部(図2に
おける上下方向の両側縁部)には空気吹出口(6d,6d) が
夫々形成されている。この各空気吹出口(6d,6d) は、化
粧パネル(6) の外側縁部を形成する外側部材(9) と、該
外側部材(9) に対して所定間隔を存した内側位置におい
て平行に延びる内側部材(10)との間に形成されている。
そして、この各空気吹出口(6d,6d) により、上記熱交換
器(4) において生成された空調空気を室内空間に供給す
るようになっている。このようにして、空気吸込口(6
b)、エアフィルタ(8) 、送風機(3) 、熱交換器(4,4')、
空気吹出口(6d)に亘って空気流通路(A) が形成されてい
る。
【0017】また、各空気吹出口(6d,6d) の中央部に
は、該各空気吹出口(6d,6d) から室内空間へ吹出される
空調空気の吹出方向を変更可能とする水平羽根(11)が回
動可能に配設されている。この水平羽根(11)は、樹脂製
で長尺の板材であって、その長手方向の両側部に図示し
ない支持ピンが突設されており、この支持ピンが化粧パ
ネル(6) に回転自在に支持されており、図示しないモー
タの駆動によって該支持ピンを回動中心とした回動動作
が行われるようになっている。
【0018】次に、本実施形態の特徴とするスイッチボ
ックス(14)の構造及びその配設構造について説明する。
図5は、本空気調和装置(1) のカバーパネル(7) を取外
した状態を示している。スイッチボックス(14)は、この
図5における左側端部近傍位置に配設されている(この
図5ではスイッチボックス(14)の下面のみが下方に臨ん
でいる)。また、図6はスイッチボックス(14)の配設部
分の周辺部を上側から見た図である。このように、スイ
ッチボックス(14)はドレンパン(5) の一部分が外側に湾
曲されて形成されたスイッチボックス配設空間(B) に収
容されている。
【0019】以下、このスイッチボックス(14)の構成に
ついて説明する。このスイッチボックス(14)はポリスチ
レンやポリプロピレン等の樹脂によって成形された箱型
のボックス本体(15)と該ボックス本体(15)の下部に回動
自在に設けられたボックス蓋(25)とで成っている。図4
はボックス本体(15)の正面図、図7は図4におけるVII-
VII 線に沿った断面図、図8は図4におけるVIII-VIII
線に沿った断面図、図9は図4におけるIX-IX 線に沿っ
た断面図、図10は図4におけるX矢視図、図11は図
4におけるXI矢視図、図12は図4におけるXII 矢視図
を夫々示している。これら各図に示すように、本ボック
ス本体(15)は、上板部(16)、下板部(17)、左右一対の側
板部(18,19) 及びこれら各板部(16,17,18,19) に架設さ
れた電気部品取付け用の取付け板部(20)とが一体形成さ
れて成り、これによって、一方の側方(図4の紙面鉛直
方向手前側)のみが開放された箱体で形成されている。
また、上記取付け板部(20)の内面には、図示しない変圧
器、コンデンサ、プリント基板等の電気部品を取付ける
ためのネジ孔(20a,20a, …) や、ハーネスを係止するた
めの係止片(20b,20b, …) が複数箇所に形成されている
(図7にプリント基板Pの配設状態を仮想線で示してい
る)。そして、このボックス本体(15)の内部空間(15a)
において右側には弱電部品が左側には強電部品が夫々配
置されるようになっている。特に、図4における左側上
部の隅角部近傍に形成されているネジ孔(20a')は、パワ
ートランジスタ(21)を取付けるためのものである。
【0020】このパワートランジスタ(21)の取付け構造
の特徴として、ボックス本体(15)の上板部(16)には図1
0に示すように、一端がボックス開放側(図10の上
側)に開放するスリット(16a) が形成されている一方、
パワートランジスタ(21)は、このスリット(16a) を通過
して上板部(16)の外側に延びる放熱板(22)に支持されて
いる。この放熱板(22)は、図4及び図6に示すように
(図4では仮想線で示す)、パワートランジスタ(21)が
接触し一端(図4の右側端)がスリット(16a) に対向す
る接触部(22a) と、この接触部(22a) の一端からスリッ
ト(16a) を通過して上板部(16)の外側に延びる比較的寸
法の短い延長部(22b) と、この延長部(22b)の外側端か
ら上板部(16)の外面(16c) に沿って図4の右側に延びる
放熱部(22c)とを備えており、パワートランジスタ(21)
が発した熱を接触部(22a) 及び延長部(22b) を経て放熱
部(22c) から放熱するようになっている。これにより、
ボックス内部空間(15a) の雰囲気温度が異常上昇するこ
とによる他の電気部品への悪影響を防止するようになっ
ている。また、この放熱板(22)の放熱部(22c) は上板部
(16)の外面(16c) に密接しているので、この上板部(16)
の変形を防止し、これによってボックス本体(15)全体の
剛性を高く確保するようになっている。
【0021】次に、このボックス本体(15)の本体ケーシ
ング(2) への組付け構造について説明する。ボックス本
体(15)の各側板部(18,19) には、外側に延びるフランジ
(18a,18b,19a,19b) が形成されており、下側に位置する
フランジ(18b,19b) の下端部には、図8、図10及び図
11に示すように、水平方向に延びる係止片(18c,19c)
が折曲げ形成されており、この係止片(18c,19c) には一
方が開放するU字状の係止孔(18d,19d) が形成されてい
る。
【0022】一方、図6に示すように、ボックス本体(1
5)が配設される空間(B) の空調機中央側(図6の右側)
には仕切板(23)が配設されている。この仕切板(23)は、
本体ケーシング(2) 内を、上記空気流通路(A) とスイッ
チボックス配設空間(B) とに仕切るための板材である。
また、この仕切板(23)は、ボックス本体(15)が組付けら
れた状態でその開放部を閉塞する仕切板本体部(23a)
と、該仕切板本体部(23a) の上端から小寸法をもって空
調機中央側に折曲げられた取付けフランジ部(23b) と、
上記仕切板本体部(23a) の水平方向両側部において空調
機外側に折曲げられ、ボックス本体(15)が組付けられた
状態で係止片(18c,19c) が当接し且つU字状の係止孔(1
8d,19d) に対向するボルト孔(23c) を備えたボックス支
持部(23d)と、ボックス本体(15)の各フランジ(18a,18b,
19a,19b) の外側端縁に当接して該ボックス本体(15)の
空間(B) 内での上下移動をガイドする案内手段としての
ガイド部(23e) とを備えている。そして、この仕切板(2
3)は、フランジ部(23b) が本体ケーシング(2) の天板(2
a)にネジ止めされており、ボックス支持部(23d) の下面
にボックス本体(15)の係止片(18c,19c) が当接した状態
で、係止孔(18d,19d)及びボルト孔(23c) に亘って下側
からネジが螺合されることでボックス本体(15)を支持し
ている。つまり、ボックス本体(15)は、仕切板(23)を介
して本体ケーシング(2) に支持されることになる。
【0023】また、図4及び図10に示すように、ボッ
クス本体(15)の上板部(16)には、そのボックス開放側端
縁から小寸法をもって下方に延長された延長部(16b) が
垂下形成されており、この延長部(16b) に対応して天板
(2a)から下方へ延長する図示しない支持板が設けられて
いて、この支持板に上記延長部(16b) が係止可能とされ
ている。つまり、内部空間(15a) に収容されている電気
部品のメンテナンス時などにあっては、ボックス本体(1
5)を引き下ろし、延長部(16b) を支持板に係止すること
で、ボックス本体(15)を吊り下げ状態とすることがで
き、メンテナンス性が良好となる構成とされている。
【0024】また、図11に仮想線で示すように、本ボ
ックス本体(15)における下板部(17)の外側には複数の端
子台(26,26) が図示しない取付け板を介して配設されて
いる。
【0025】また、ボックス本体(15)の下板部(17)にお
けるボックス開放側端部には、下方に延びる蓋支持片(2
4)が折曲げ形成されている。この蓋支持片(24)にはボッ
クス蓋(25)を係止する係止孔(24a,24a) が左右2箇所に
形成されている。そしてボックス蓋(25)は、図13及び
図14に示すように、一側縁に上記係止孔(24a,24a)に
係止されヒンジ機構を構成する係止部(25a,25a) と、こ
の係止部(25a,25a) が形成されている一側縁とは反対側
の側縁の中央部に形成され且つ図5に示すように本体ケ
ーシング側(具体的にはドレンパン(5) の下面)に着脱
自在に係止される係止孔(25b) を備えた保持手段として
の係止突起(25c) が一体形成されている。この係止突起
(25c) によるドレンパン(5) に対する着脱構造として
は、ドレンパン(5) の下面に上記係止孔(25b) の縁部が
係止可能な図示しない突起が形成されており、この両者
の係止、係止解除操作によって着脱可能となっている。
【0026】このような構成により、図12に仮想線で
示すように、ボックス蓋(25)をボックス本体(15)に係止
した状態で該ボックス蓋(25)を水平方向、つまり、ボッ
クス本体(15)の下板部(17)と平行になるように回動させ
ると、このボックス蓋(25)とボックス本体(15)の下板部
(17)との間に僅かな隙間(C) が形成されることになる。
つまり、ボックス本体(15)の下板部(17)に配設されてい
る端子台(26,26) の下側がボックス蓋(25)によって覆わ
れた構成となる。
【0027】次に、上述の如く構成された空気調和装置
(1) の運転動作について説明する。この空調運転時に
は、送風機(3) の駆動に伴って、空気吸込口(6b)から本
体ケーシング(2) 内に吸込まれた室内空気は、エアフィ
ルタ(8) によって塵埃が除去された後、送風機(3) を経
て熱交換器(4,4')に流される。そして、この熱交換器
(4,4')において冷媒との間で熱交換を行って温度調整
(冷房運転にあっては冷却、暖房運転にあっては加熱)
された後、空気吹出口(6d)から室内空間に吹出されて該
室内空間の空気調和を行う。
【0028】次に、ボックス本体(15)のメンテナンス作
業時について説明する。先ず、端子台(26)のメンテナン
ス或いは配線の変更を行う際には、図5に示すように、
空気調和装置(1) からカバーパネル(7) を取外した状態
にしておいて、ボックス蓋(25)の係止突起(25c) を把持
して下側へ回動させることで、該ボックス蓋(25)をボッ
クス本体(15)に対してヒンジ部分を回動中心として回動
させ、これによってボックス本体(15)の下板部(17)の下
面(取付部)(17a) が室内に臨む。これにより、ボック
ス本体(15)を引き下ろすことなしに端子台(26)のメンテ
ナンス作業或いは配線の変更作業を行うことができ作業
性が良好である。
【0029】また、ボックス内部空間(15a) に収容され
ている電気部品のメンテナンス時には、ボックス本体(1
5)を仕切板(23)に締結しているネジを取外して、該スイ
ッチボックス(14)全体を下降移動させる。この移動は、
ボックス本体(15)の各フランジ(18a,18b,19a,19b) の外
側端縁が仕切板(23)のガイド部(23e) に当接し、これに
よってガイドされながら下降することになる。そして、
この下降の後、上板部(16)に形成された延長部(16b) を
天板(2a)から延びる支持板に係止することで、ボックス
本体(15)を吊り下げ状態にして所定のメンテナンス作業
を行う。
【0030】以上のように、本実施形態では、ボックス
本体(15)を樹脂製にしたことにより、従来のような板金
製のものに比べて複雑な形状にすることが可能であっ
て、このため、ボックス本体(15)の内部における電気部
品の配設可能な箇所を自由に且つ多数形成することがで
きるので、ボックス本体(15)を小型にしながら多数の電
気部品を収容することができ、このボックス本体(15)の
コンパクト化に伴って空気調和装置全体の小型化を図る
ことができる。
【0031】また、仕切板(23)に、ボックス本体(15)の
開放部分を閉塞する機能と、本体ケーシング(2) の内部
空間を空気流通空間(A) とスイッチボックス配設空間
(B) とに仕切る機能とを兼ね備えさせているので、部品
点数の削減に伴うコストの低減を図ることができる。ま
た、閉塞部材である仕切板(23)によりボックス本体(15)
の内部が略密閉状態とされることにより、ボックス本体
(15)内部への塵埃の侵入による電気部品への悪影響が回
避される。
【0032】また、本実施形態に係るスイッチボックス
(14)は、オプション機器用のアダプタP板が取付け可能
となっている。このアダプタP板は、図15に示すP板
取付板(28)に支持され、図7に仮想線で示すように、こ
のP板取付板(28)がボックス本体(15)の開放側縁部近傍
位置において上板部(16)と下板部(17)とに亘って架設さ
れるようになっている。つまり、このP板取付板(28)が
ボックス本体(15)に取付けられた状態では、図7に仮想
線で示すように、P板が2層構造で配置された状態にな
り、スペースの有効利用を図りながら電気部品の配置を
行うことができることになる。
【0033】尚、本実施の形態では、天井埋込型空気調
和装置に、本発明を適用した場合について説明したが、
本発明は、これに限らず、天井吊下型や壁掛型等の種々
の空気調和装置に対して適用可能である。
【0034】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば以下に述べるような効果が発揮される。請求項1記載
の発明によれば、スイッチボックスに、樹脂製成形品の
箱体で成るボックス本体を備えさせたために、スイッチ
ボックス自体を複雑な形状にすることが可能となり、ボ
ックス本体の内部における電気部品の配設可能な箇所を
自由に且つ多数形成することができてボックス本体のコ
ンパクト化を図ることができ、これによって空気調和装
置全体の小型化を図ることができる。また、一端部が、
ボックス本体の内部に収容されている一部の電気部品に
接続され、他端部がボックス本体の一壁部を貫通してそ
の外面に沿って該外面に密接するように延びる金属製の
放熱板が設けられているので、電気部品に接続された放
熱板に、該電気部品からの熱をボックス本体外部に放熱
する機能と、ボックス本体の一壁部の変形防止機能とを
兼ね備えさせることができ、ボックス本体内部の電気部
品に対する熱害の回避と、ボックス本体の剛性の確保と
を一部材によって図ることができる。
【0035】請求項2記載の発明によれば、ボックス本
体の室内側の壁面に一部の電気部品を取り付けているた
めに、ボックス本体を引き下ろすことなく該電気部品の
メンテナンス作業を行うことができ、良好な作業性が得
られる。
【0036】請求項3記載の発明によれば、ボックス本
体の取付部の側縁に、上記一部の電気部品を室内側から
覆って取付部との間で電気部品配設空間を形成する蓋体
をボックス本体に対して回動自在に支持して設け、該蓋
体を一部の電気部品を覆う状態に保持する保持手段を設
けた構成としているために、ボックス本体の取付部に取
付けられた電気部品のメンテナンス時にあっては、保持
手段の保持状態を解除して蓋体をボックス本体に対して
室内側に回動させるだけで行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る天井埋込型空気調和
装置の斜視図である。
【図2】空気調和装置を室内側から見た図である。
【図3】図2におけるIII-III 線に沿った断面図であ
る。
【図4】スイッチボックスの正面図である。
【図5】カバーパネルを取外した状態における空気調和
装置の斜視図である。
【図6】スイッチボックス収容部周辺を示す平面図であ
る。
【図7】図4のVII-VII 線に沿った断面図である。
【図8】図4のVIII-VIII 線に沿った断面図である。
【図9】図4のIX-IX 線に沿った断面図である。
【図10】図4のX矢視図である。
【図11】図4のXI矢視図である。
【図12】図4のXII 矢視図である。
【図13】ボックス蓋の表面を示す図である。
【図14】(a) はボックス蓋の裏面を示し、(b) は(a)
のB矢視図である。
【図15】アダプタP板取付板を示す図である。
【図16】従来例におけるスイッチボックスの位置を示
す図である。
【図17】従来例におけるスイッチボックスの分解斜視
図である。
【符号の説明】
(1) 天井埋込型空気調和装置 (2) 本体ケーシング (6) 化粧パネル (14) スイッチボックス (15) ボックス本体 (16) 上板部 (16c) 外面 (17) 下板部 (17a) 下面(取付部) (21) パワートランジスタ (22) 放熱板 (23) 仕切板 (23e) ガイド部 (25) ボックス蓋(蓋体) (25c) 係止突起(保持手段) (26) 端子台 (A) 空気流通路 (B) スイッチボックス配設空間 (C) 電気部品配設空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−191228(JP,A) 特開 平4−131628(JP,A) 実開 昭60−128248(JP,U) 実開 平6−51730(JP,U) 実開 平1−112340(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 1/00 401

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空調機ケーシング(2,6) の内部空間に収
    容され、内部に電気部品を備えたスイッチボックス(14)
    の配設構造において、 スイッチボックス(14)は、樹脂製成形品の箱体で成るボ
    ックス本体(15)を備え、一端部が、ボックス本体(15)の内部に収容されている一
    部の電気部品(21)に接続され、他端部がボックス本体(1
    5)の一壁部(16)を貫通してその外面(16c) に沿って該外
    面(16c) に密接するように延びる金属製の放熱板(22)が
    設けられている ことを特徴とする空気調和装置のスイッ
    チボックス配設構造。
  2. 【請求項2】 ボックス本体(15)の室内側に面する壁面
    (17a) が、一部の電気部品(26)を取付ける取付部になっ
    ていることを特徴とする請求項1記載の空気調和装置の
    スイッチボックス配設構造。
  3. 【請求項3】 ボックス本体(15)の取付部(17a) の側縁
    には、一部の電気部品(26)を室内側から覆って取付部(1
    7a) との間で電気部品配設空間(C) を形成する蓋体(25)
    がボックス本体(15)に対して回動自在に支持されて設け
    られており、 該蓋体(25)を一部の電気部品(26)を覆う状態に保持する
    保持手段(25c) が設けられていることを特徴とする請求
    項2記載の 空気調和装置のスイッチボックス配設構造。
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