JP3582345B2 - 天井埋込型熱交換装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、天井裏に配置され、天井面に沿って開口する開口部を有する本体ケーシング内に熱交換器を組込んだ天井埋込型熱交換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
上記この種の装置は、本体が天井裏に配置され下部の開口部を除き、周囲が天井板で塞がれてしまうため、本体ケーシング内に組込まれる熱交換器や電装品等のメンテナンスは本体ケーシングの下部の開口部から実施するように構成されている。例えば、特開平6―207721号公報には、電装品のメンテナンスをし易くする工夫を講じた天井埋込型熱交換装置が示されている。これは図10,11に示すように本体ケーシング70の一側にメンテナンス窓71が開設され、このメンテナンス窓71を閉止する形態に電装品取付板72が電装品73をメンテナンス窓71から外に臨ませて取付けられている。メンテナンス窓71は本体ケーシング70の外側に装着された電装品カバー74で覆われている。電装品取付板72は、上縁において枢支手段により枢支され、メンテナンス時には本体ケーシング70の天板の内面に設けた保持手段75により天板に沿う位置に回動させて保持させることができるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来の天井埋込型熱交換装置においては、電装品73のメンテナンスに際しては、嵩のある熱交換器を本体ケーシング70から外し出すか、変位させなければならず、メンテナンス作業には熱交換器の操作が必要であり大変面倒である。また、電装品取付板72を回動させうるスペースも必要になるうえ、通風路となる部分に保持手段75が設けられるので、圧力損失も増加し風切音も発生し易くなるといった問題点がある。また、天井面から本体ケーシング70のほぼ高さ分だけ奥まった位置でメンテナンス作業を実施しなくてはならず、狭隘で暗いためメンテナンス作業は大変し辛いものとなっている。
【0004】
本発明は、上記した従来の問題点を解消するためになされたもので、その課題とするところは、熱交換器を操作しなくても電装品のメンテナンスを実施でき、メンテナンス作業も容易な天井埋込型熱交換装置を得ることであり、その構成の簡素化を推進することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を達成するために請求項1の発明は、天井裏に配置され、天井面に沿って開口する開口部を有する本体ケーシング内に、本体ケーシングの一側内面との間に間隔Bをもって熱交換器を組込み、本体ケーシングには間隔Bをもつ側の一側に内外を連通するメンテナンス窓を開設し、メンテナンス窓の内側には、その開口面積より広い面積を有し、内側からメンテナンス窓を閉止できる電装品取付板を内側からの着脱を可能に配し、電装品取付板には、メンテナンス窓から本体ケーシングの外部に突出する電装品カバーを着脱可能に設け、電装品カバーと電装品取付板との間に電装品を取付け、電装品取付板と電装品カバーとの最大幅寸法Cを間隔Bよりも小さく構成し、本体ケーシングのメンテナンス窓の下方の熱交換器の下端に対応する位置付近の一側内面には電装品取付板の下端を担持し、電装品カバーが前記メンテナンス窓から突出する状態に保持する保持金具を設け、保持金具により担持した状態の電装品取付板で、メンテナンス窓を内側から着脱可能に閉塞し、電装品取付板の上部の保持金具に対応する位置には保持金具に係脱可能に掛止め得る掛止構造を設ける手段を採用する。
【0006】
前記課題を達成するために請求項2の発明は、請求項1に係る前記手段における本体ケーシングを6面体の箱型に構成し、熱交換器を6面体の積層型とし、その熱交換器の一方の流体通路と他方の流体通路とが略水平方向と略垂直方向の向きで交差するように本体ケーシングに配置し、熱交換器の流体通路の臨む面と本体ケーシングの一側内面との間に間隔Bを持たせる手段を採用する。
【0007】
前記課題を達成するために請求項3の発明は、請求項1又は請求項2のいずれかに係る前記手段における電装品取付板の下端に、保持金具に係合する段付きの係合凹部を設ける手段を採用する。
【0008】
前記課題を達成するために請求項4の発明は、請求項1〜請求項3までのいずれかに係る前記手段における電装品カバー内の電装品への配線をメンテナンス窓の下縁の延長線上近傍の本体ケーシングの一側において配線固定手段で固定する手段を採用する。
【0009】
前記課題を達成するために請求項5の発明は、請求項1〜請求項4までのいずれかに係る前記手段における電装品カバー内の電装品への配線のための配線取出口を電装品カバーの上面の中央に設ける手段を採用する。
【0010】
前記課題を達成するために請求項6の発明は、請求項1〜請求項4までのいずれかに係る前記手段における電装品を、電装品取付板に取付けるとともに、電装品カバー内の電装品への配線のための配線取出口を、電装品カバーとは分離可能の配線取出口部材で構成し、この配線取出口部材を電装品取付板に取付ける手段を採用する。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1〜図7に示すこの実施の形態の熱交換装置は、空気対空気での熱交換を行なう熱交換器1が下面の開放した6面体の箱型に構成された本体ケーシング2内に内蔵され、熱交換を行ないながら同時給排気により室内の換気を行なうものであり、室内の状態量の変動の少ない換気を実施することができる。この熱交換装置には、経路の一部が熱交換器1の一方の流体通路3で構成され、給気送風機4により室外から室内へ向う空気流を通す給気通風路5と、経路の一部が熱交換器1の他方の流体通路6で構成され、排気送風機7により室内から室外へ向う空気流を通す排気通風路8とが全経路にわたり独立して構成されている。
【0012】
熱交換器1は積層型で6面体に構成され、給気通風路5側の流体通路3が略水平方向に向き、排気通風路8側の流体通路6が略垂直方向に向くように本体ケーシング2の中央に組込まれている。この熱交換器1の流体通路3,6が臨まない両小口の臨む本体ケーシング2の両側は、隔壁9と仕切箱10とで熱交換器1側と隔てられ、下面が係脱可能の閉止板11で閉止された給気室12と排気室13とがそれぞれ画成されている。給気室12を画成している本体ケーシング2の前面には室外側吸込口14が開設され、室外(多くは屋外)へダクトにより連絡させうるようにダクト接続口15が設けられている。給気室12内には両吸込み式で遠心型の給気送風機4がその電動機の回転軸を略垂直にして組込まれている。この給気送風機4の吹出口は、本体ケーシング2における熱交換器1側とを隔てている隔壁9の前側に形成された縦長の連絡口16に臨んでいて、熱交換器1の前面と本体ケーシング2の前側面の内面との間に間隔Bをもって形成された給気通風路5の一部に連絡している。
【0013】
本体ケーシング2の熱交換器1の面と間隔Bをもって対向する前側面には本体ケーシング2の内と外とを連通し、下縁が組込まれている熱交換器1の下面の近傍に位置する角形のメンテナンス窓17が開設されている(図4,5参照)。このメンテナンス窓17の内側には、メンテナンス窓17の開口面積より広い面積を有し、内側からメンテナンス窓17を閉止する電装品取付板18が本体ケーシング2の内側から着脱可能に配設されている。電装品取付板18には、メンテナンス窓17から本体ケーシング2の外部に突出する角形の電装品カバー19が着脱可能にねじ付けされている。電装品取付板18には電装品カバー19に被冠される位置に電装品20が装着されている。ただし、電装品20は電装品カバー19側に装着しても構わない。
【0014】
電装品カバー19の上面の左右方向についての中央には内部の電装品20への配線21を取出す配線取出口22が図5に示すように設けられ、配線取出口22から取出された配線21はメンテナンス窓17の下縁の延長線上近傍の本体ケーシング2の一側外面において余裕をもって配線固定手段23により固定されている。電装品カバー19を装着した電装品取付板18の電装品カバー19までの最大幅寸法Cは、本体ケーシング2の前側面の内面と熱交換器1の面との間隔Bよりも小さく構成されている(図4参照)。本体ケーシング2のメンテナンス窓17の下縁近傍の内面には、図6に示すように電装品取付板18の左右の下端に形成された段付きの係合凹部24に係合しそれぞれ受面25で係合凹部24を担持し、電装品取付板18を電装品カバー19がメンテナンス窓17から突出する状態に保持する保持金具26が左右に一つずつ装着されている。この保持金具26により下端を担持された電装品取付板18は、ネジ等により本体ケーシング2に内側から着脱可能に装着され、この状態の電装品取付板18によりメンテナンス窓17が気密状態に内側から閉塞されている。電装品取付板18の上部の各保持金具26の位置に対応する両側には、図6に示すように各保持金具26に係脱可能に掛け止め得る掛止構造としての切欠き27が形成されている。
【0015】
給気室12の反対側の排気室13を画成している本体ケーシング2の前面には室外側吹出口28が開設され、室外(多くは屋外)へダクトにより連絡させうるようにダクト接続口15が設けられている。排気室13内には両吸込み式で遠心型の排気送風機7がその電動機の回転軸を略水平にして組込まれている。この排気送風機7の吹出口は、室外側吹出口28に臨んでいる。排気室13と本体ケーシング2における熱交換器1側とを隔てている仕切箱10の上部には図2に示すように横長の連絡口29が開設され、熱交換器1の上面と本体ケーシング2の天面の内壁面との間に形成された排気通風路8の一部に連絡している。この仕切箱10の上面は排気室13側に90度より小さい角度で傾斜していて、下部に形成されたバイパス通風路30の出口が上向きに開口している。
【0016】
バイパス通風路30は、室内側吸込口31と排気室13とを連絡し、熱交換器1を迂回する通風路を構成している。仕切箱10のバイパス通風路30の出口は、通常においては風路切換手段としての開閉ダンパ32により閉止されている。開閉ダンパ32は、バイパス通風路30と連絡口29とが隣接する側で回動可能に枢支され、仕切箱10内に設けられたダンパ駆動装置により、連絡口29とバイパス通風路30のいずれか一方を閉止し、他方を開放するように動作する。
【0017】
本体ケーシング2の熱交換器1の臨む下部の開放部分には開放部分を覆う状態に化粧パネル33が着脱可能に装着されている。熱交換器1の上面の前後の陵角部と本体ケーシング2の前後の各内壁面との間にはそれぞれ水平方向の仕切板34が設けられ、熱交換器1の下面の前側の陵角部と本体ケーシング2の前面の内壁面との間にも水平方向の仕切板35が本体ケーシング2の開放部からの操作で着脱できるように設けられている。さらに熱交換器1の下面の背後側の陵角部には可撓性を備え、伸縮できる隔壁構造36が垂下状態に設けられ、化粧パネル33の背面に下端が当接し、室内側吸込口31と室内側吹出口37とを離隔している。化粧パネル33には室内側吸込口31と室内側吹出口37とにそれぞれ連絡する吸込グリルと吹出グリルが室内に臨むように構成されている。
【0018】
給気通風路5は、室外側吸込口14を入口端とし、給気室12から給気送風機4を経て連絡口16から本体ケーシング2の前面側の給気通風路5の一部に至り、さらに熱交換器1の略水平方向に向いている流体通路3を通り、本体ケーシング2の背後側の給気通風路5の一部から本体ケーシング2の下面の室内側吹出口37を出口端とする一連の通風路として構成され、その熱交換器1の流体通路3の入口が臨む面には除塵フィルタ38が、出口が臨む面には高性能フィルタ39がそれぞれ着脱可能に装着されている。一方、排気通風路8は、本体ケーシング2の下部の室内側吸込口31を入口端とし、熱交換器1の略垂直方向に向いている流体通路6を通り、本体ケーシング2の天面側の排気通風路8の一部から連絡口29を経て排気室13に至り、排気送風機7を経て本体ケーシング2の前面の室外側吹出口28を出口端とする一連の通風路として構成され、その熱交換器1の流体通路6の入口が臨む面には目詰まり防止用のエアーフィルタ40が着脱可能に装着されている。
【0019】
この熱交換装置は、給気通風路5により熱交換器1を通じて室外空気を室内へ給気することができ、同時に排気通風路8により熱交換器1を通じて室内空気を室外に排気することができ、熱交換を行ないながら同時給排気による熱交換換気を行なうことができる。熱交換器1を出た室内空気は、仕切箱10の連絡口29から排気室13へ向って流れるが、仕切箱10の上面は開閉ダンパ32とにより排気室13側に下傾していて、気流を排気室13側へ円滑に導く案内板として機能するため、風切音や運転騒音は軽減することになる。また、ダンパ駆動装置を動作させ開閉ダンパ32を押し上げると、排気通風路8の連絡口29が閉止され、バイパス通風路30が開放される。バイパス通風路30が開放すると、室内側吸込口31から熱交換器1を迂回してバイパス通風路30を経て排気送風機7に室内空気が吸込まれ、室外側吹出口28から室外へ排気されることになる。即ち、熱交換を伴わない普通換気が実施される。バイパス通風路30は排気室13に室内側吸込口31が仕切箱10を隔てて隣接している構成のため、至って簡素に構成することができる。
【0020】
この熱交換装置では、熱交換器1をその二系統の流体通路3,6が略水平方向と略垂直方向に向くように本体ケーシング2に組込んでいる。従来においては小口の対角線が略水平方向と略垂直方向に向くように本体ケーシングに組込んでいるため、熱交換器の置かれた部分の給気通風路及び排気通風路の断面形状は略三角形になっているが、この実施の形態のものでは略四角形状となっている。こうした構成を採ることにより、熱交換器1の寸法も各通風路の風路面積も同じとした場合、本体ケーシング2の高さ寸法を低くすることができ、薄型化を推進することができる。
【0021】
この熱交換装置の特徴は、フィルター類や電装品20のメンテナンスを熱交換器1を外したり位置を変えたりすることなく、容易に行なうことができる点にある。即ち、除塵フィルタ38、高性能フィルタ39、エアーフィルタ40のいずれも、本体ケーシング2の下方の開放部分から熱交換器1を外すことなく脱着することができ、除塵フィルタ38、高性能フィルタ39、エアーフィルタ40の清掃を容易に実施することができる。除塵フィルタ38は仕切板34を外せば、本体ケーシング2の開放部から着脱でき、高性能フィルタ39とエアーフィルタ40はそのままの状態で本体ケーシング2の開放部から着脱できる。このように嵩のある熱交換器1の操作なしに本体ケーシング2の開放部から除塵フィルタ38、高性能フィルタ39、エアーフィルタ40をそれぞれ着脱できることは、天井裏等の狭隘な場所に設置されることの多い熱交換装置にとっては大変都合の良いことである。
【0022】
電装品20のメンテナンスも熱交換器1の操作なしに本体ケーシング2の開放部から次のような操作により容易に実施することができる。即ち、本体ケーシング2の開放部から仕切板35を外し、前側の給気通風路5の下側を開放させる。次にこの開放部分から、電装品取付板18のネジを外して各保持金具26に担持されている電装品取付板18を保持金具26から持ち上げ気味にして外し、そのまま熱交換器1の面側にほぼ水平移動させ、電装品カバー19をメンテナンス窓17から本体ケーシング2内に引込む。これは、電装品カバー19を装着した電装品取付板18の電装品カバー19までの最大幅寸法Cが給気通風路5の幅寸法でもある間隔Bより小さいために可能であり、そのままの姿勢で電装品取付板18を熱交換器1の下面より上端が下位になるまで引き下ろし、ここで水平面内で電装品取付板18を180度回転させて各保持金具26に切欠き27を掛止め、図7に示すように各保持金具26によって電装品取付板18を吊下させる。
【0023】
この状態の電装品取付板18は、天井面41近くになり、本体ケーシング2の内部から抜け出した作業し易い位置にあり、手で支えなくても落下したりすることはない。このあとは、電装品カバー19を外せば電装品20のメンテナンスを行なうことができる。電装品カバー19の配線取出口22は上面の中央にあるため電装品取付板18を180度回転させても配線取出口22の位置が変らないので効率の良い配線ができ配線21も短くて済む。また、配線21が配線固定手段23によりメンテナンス窓17の下縁の延長線近傍において固定されているため、電装品取付板18を下方に移動させるようにしても配線固定手段23から配線取出口22までの配線21の長さを短いものとすることができ、本体ケーシング2の上方に配線21が回ることもないので、狭隘な天井裏においても熱交換装置の設置がし易くなる。
【0024】
メンテナンスを済ませたあとは、前述の取外しとは逆の手順で電装品カバー19を付けた電装品取付板18を保持金具26に担持させネジ締めすれば、当初の状態に取付けることができる。この時、電装品取付板18の下端の両側に段付きの係合凹部24があり、ここに保持金具26を係合させて担持させる構成であるため、電装品取付板18の位置が決まりネジ締めの操作も容易になる。このように、この熱交換装置では電装品20のメンテナンスに係る構成が簡素であり、通風路に突出するような構成も少ないため、風切音が発生することも殆どない。
【0025】
実施の形態2.
この実施の形態2は、熱交換器1を従来において行なわれてきたように、その小口の対角線が略水平方向と略垂直方向に向くように本体ケーシング2に組込んた熱交換装置に適用したものである。電装品20のメンテナンスに係る構成は、実施の形態1により示したものと同じである。従って、実施の形態1のものと同じ部分については実施の形態1のものと同じ符号を用い、それらについての説明は省略する。この熱交換装置においても、図8に示すように電装品カバー19を装着した電装品取付板18の電装品カバー19までの最大幅寸法Cを熱交換器1の稜角部の端と本体ケーシング2の内側面までの間隔Bより小さく構成している。これにより、実施の形態1のものと同様の電装品20のメンテナンスに関する利点を享受することができる。
【0026】
実施の形態3.
図9に示すこの実施の形態3は、実施の形態1,2で示した電装品カバー19にメンテナンス作業を一層容易にするための工夫を講じたものであり、これに係る構成以外は実施の形態1,2のものと同じである。従って、実施の形態1,2のものと同じ部分については実施の形態1,2のものと同じ符号を用い、それらについての説明は省略する。この実施の形態3の熱交換装置では、電装品20は電装品取付板18に取付けられている。そして、電装品カバー19内の電装品20への配線のための配線取出口22は、電装品カバー19とは分離可能の配線取出口部材42により構成されている。この配線取出口部材42は、電装品取付板18に対して取付けられ、電装品取付板18に装着された電装品カバー19の上面の中央の一部を構成している。これにより、電装品カバー19の基体部分を配線21とは拘りを持たずに着脱でき、電装品20のメンテナンス作業が一段と容易になる。これ以外の構成及び機能は実施の形態1,2のものと同じである。
【0027】
【発明の効果】
以上実施の形態での説明からも明らかなように、請求項1の発明によれば熱交換器を操作しなくても電装品のメンテナンスを実施でき、メンテナンス作業も容易な簡素な構成の天井埋込型熱交換装置が得られる。
【0028】
請求項2の発明によれば、請求項1に係る前記効果とともに熱交換器を操作しなくても電装品のメンテナンスを実施でき、メンテナンス作業も容易な簡素な構成の天井埋込型熱交換装置が得られる。
【0029】
請求項3の発明によれば、請求項1又は請求項2のいずれかに係る前記効果とともに電装品のメンテナンスの作業性が一層向上する。
【0030】
請求項4の発明によれば、請求項1〜請求項3までのいずれかに係る前記効果とともに、配線を短くでき構成の簡素化を図ることができる。
【0031】
請求項5の発明によれば、請求項1〜請求項4までのいずれかに係る前記効果とともに配線を短くでき構成の簡素化を図ることができる。
【0032】
請求項6の発明によれば、請求項1〜請求項4までのいずれかに係る前記効果とともに、電装品のメンテナンスの作業が一層容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の熱交換装置を示す平面図である。
【図2】実施の形態1の熱交換装置の要部の分解斜視図である。
【図3】図1の右側面図である。
【図4】実施の形態1の熱交換装置の構成を示す断面構成図である。
【図5】実施の形態1の熱交換装置の要部についての外側からの斜視図である。
【図6】実施の形態1の熱交換装置の要部についての内側からの斜視図である。
【図7】実施の形態1の熱交換装置のメンテナンス時を示す要部についての斜視図である。
【図8】実施の形態2の熱交換装置の構成を示す断面構成図である。
【図9】実施の形態3の熱交換装置のメンテナンス時を示す要部についての斜視図である。
【図10】従来の熱交換装置の断面構成図である。
【図11】従来の熱交換装置のメンテナンス時の操作を示す断面構成図である。
【符号の説明】
1 熱交換器、 2 本体ケーシング、 3 流体通路、 4 給気送風機、5 給気通風路、 6 流体通路、 7 排気送風機、 8 排気通風路、 17 メンテナンス窓、 18 電装品取付板、 19 電装品カバー、 20電装品、 21 配線、 22 配線取出口、 23 配線固定手段、 24係合凹部、 26 保持金具、 27 切欠き、 42 配線取出口部材。
Claims (6)
- 天井裏に配置され、天井面に沿って開口する開口部を有する本体ケーシング内に、その本体ケーシングの一側内面との間に間隔Bをもって熱交換器を組込み、前記本体ケーシングには間隔Bをもつ側の一側に内外を連通するメンテナンス窓を開設し、このメンテナンス窓の内側には、そのメンテナンス窓の開口面積より広い面積を有し、内側から同メンテナンス窓を閉止できる電装品取付板を内側からの着脱を可能に配し、この電装品取付板には、前記メンテナンス窓から前記本体ケーシングの外部に突出する電装品カバーを着脱可能に設け、この電装品カバーと前記電装品取付板との間に電装品を取付けるとともに、前記電装品取付板と前記電装品カバーとの最大幅寸法Cを前記間隔Bよりも小さく構成し、前記本体ケーシングの前記メンテナンス窓の下方の前記熱交換器の下端に対応する位置付近の一側内面には、前記電装品取付板の下端を担持し、前記電装品カバーが前記メンテナンス窓から突出する状態に保持する保持金具を設け、この保持金具により担持した状態の前記電装品取付板で、前記メンテナンス窓を内側から着脱可能に閉塞し、その電装品取付板の上部の前記保持金具に対応する位置には、前記保持金具に係脱可能に掛止め得る掛止構造を設けた天井埋込型熱交換装置。
- 請求項1に記載の天井埋込型熱交換装置であって、本体ケーシングが6面体の箱型に構成され、熱交換器が6面体に構成された積層型であり、その熱交換器の一方の流体通路と他方の流体通路とが略水平方向と略垂直方向の向きで交差するように前記本体ケーシングに配置し、前記熱交換器の前記流体通路の臨む面と前記本体ケーシングの一側内面との間に間隔Bを有する天井埋込型熱交換装置。
- 請求項1又は請求項2のいずれかに記載の天井埋込型熱交換装置であって、電装品取付板の下端に保持金具に係合する段付きの係合凹部を設けた天井埋込型熱交換装置。
- 請求項1〜請求項3までのいずれかに記載の天井埋込型熱交換装置であって、電装品カバー内の電装品への配線をメンテナンス窓の下縁の延長線上近傍の本体ケーシングの一側において配線固定手段で固定した天井埋込型熱交換装置。
- 請求項1〜請求項4までのいずれかに記載の天井埋込型熱交換装置であって、電装品カバー内の電装品への配線のための配線取出口を電装品カバーの上面の中央に設けた天井埋込型熱交換装置。
- 請求項1〜請求項4までのいずれかに記載の天井埋込型熱交換装置であって、電装品を電装品取付板に取付けるとともに、電装品カバー内の電装品への配線のための配線取出口を、前記電装品カバーとは分離可能の配線取出口部材で構成し、この配線取出口部材を前記電装品取付板に取付けた天井埋込型熱交換装置。
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