JP3324489B2 - 熱交換換気装置 - Google Patents

熱交換換気装置

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JP3324489B2
JP3324489B2 JP05056098A JP5056098A JP3324489B2 JP 3324489 B2 JP3324489 B2 JP 3324489B2 JP 05056098 A JP05056098 A JP 05056098A JP 5056098 A JP5056098 A JP 5056098A JP 3324489 B2 JP3324489 B2 JP 3324489B2
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宏二 戸田
春彦 玉垣
信之 安藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、室内の空気を室外
へ内蔵の熱交換器を通じて排気するとともに、室外の空
気を室内にその熱交換器により熱交換させて給気して給
排気による換気を行なう熱交換換気装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】上記この種の熱交換換気装置は図10,
11に示すように、空気対空気の熱交換を行なう熱交換
器50が内蔵され、熱交換を行ないながら同時給排気に
より換気を行なうものであり、室内の状態量の変動の少
ない換気を行なうことができる。こうした熱交換換気装
置には、6面体に構成された積層型の熱交換器50が多
く採用されている。熱交換器50の端面は平行四辺形を
していて、従来においては例えば、特開平9―1782
38号公報や特開平2―267442号公報に示されて
いるように、箱型のケーシング51にその小口に関する
二本の対角線の一方が水平方向に、他方が垂直方向に向
くように組込まれている。従って、排気流と給気流とを
通す流体通路は斜めに交差していて、ケーシング51の
下面に構成された室内側吸込口から吸込まれた室内空気
52は、熱交換器50の一方の流体通路を斜め上方に向
って流れ、室外側吸込口から吸込まれた室外空気53
は、熱交換器50の他方の流体通路を斜め下方に向って
流れ、室内側吹出口から室内へ吹出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の熱
交換換気装置においては、熱交換器50の小口に関する
対角線の寸法によりケーシング51の高さ寸法が決ま
り、薄型化を推進することが困難であった。熱交換器5
0をケーシング51に対して90度回転させた形態に組
込むことは、熱交換器50の下方から給排気させる場
合、通風路の風路構成が簡単であり、これまでこの組込
み形態が踏襲されてきた。しかしながら、給気する空気
の清浄化と流体通路の目詰まりを防止するためのエアー
フィルター54等の保守・点検が困難であるといった問
題点があり、また、天井裏等の狭隘な場所に設置するこ
とが多いため、薄型化の要請には依然強いものがある。
エアーフィルター54の保守・点検が難しいのは、熱交
換器50の流体通路の入口の臨む面が閉塞空間に位置
し、ここに装着したエアーフィルター54を取外し、清
掃等を行なって再度装着するには嵩のある熱交換器50
を、そのつど図11に示すように回転させるか取外さな
ければならないことになるためである。
【0004】本発明は、上記した従来の問題点を解消す
るためになされたもので、その課題とするところは、熱
交換換気装置の薄型化を推進することであり、エアーフ
ィルターの着脱が容易な熱交換換気装置を得ることであ
り、室外空気を吹出す場所や室内空気を吸込む場所の自
由度を高めることであり、その装置の機能の向上を推進
することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る熱交換換気
装置は、6面体に構成されたケーシングに内蔵され互い
略水平方向と略垂直方向の向きで交差する2つの流体
通路を有する積層型で6面体の熱交換器と、この熱交換
器の一方の流体通路によって経路の一部が構成され、給
気送風機により室外から室内へ向う空気流を通す給気通
風路と、この給気通風路に対して全経路にわたり独立
し、前記熱交換器の他方の流体通路で経路の一部が構成
され、排気送風機により室内から室外へ向う空気流を通
す排気通風路と、前記熱交換器の前記各流体通路が臨ま
ない両小口の一方側に第1の隔壁により隔てられて画成
され前記給気送風機を収納する給気室と、他方側に第2
の隔壁により隔てられて画成され前記排気送風機を収納
する排気室と、前記給気室を画成する前記ケーシングの
前面に形成された室外側吸込口と、前記排気室を画成す
る前記ケーシングの前面に形成された室外側吹出口と、
前記ケーシングに分離して形成された前記給気通風路の
出口端である室内側吹出口及び前記排気通風路の入口端
である室内側吸込口とを備え、前記給気送風機及び前記
排気送風機は両吸込み型の遠心ファンであって、前記給
気送風機を回転軸が略垂直になるように配設するととも
に、前記給気送風機の吹出口を前記第1の隔壁の前側に
形成された連絡口に臨ませ、前記室外側吸込口から前記
給気送風機により吸い込まれた室外空気が前記熱交換器
の前方から後方へ略水平方向の流体通路を通って前記室
内側吹出口から室内へ給気されるものである。
【0006】また、前記第2の隔壁の上部に連絡口を設
け、前記排気送風機を回転軸が略水平になるように前記
排気室に配設したものである。
【0007】また、前記室内側吹出口を開閉可能の閉止
部材で開閉できるようにするとともに、前記熱交換器よ
り下流側の給気通風路に連絡するダクト接続可能の給気
接続口を前記ケーシングの前記室外側吸込口及び前記室
外側吹出口に対向する面に着脱可能に設けたものであ
る。
【0008】さらに、6面体に構成されたケーシングに
内蔵され互いに交差する2つの流体通路を有する積層型
で6面体の熱交換器と、この熱交換器の一方の流体通路
によって経路の一部が構成され、給気送風機により室外
から室内へ向う空気流を通す給気通風路と、この給気通
風路に対して全経路にわたり独立し、前記熱交換器の他
方の流体通路で経路の一部が構成され、排気送風機によ
り室内から室外へ向う空気流を通す排気通風路と、前記
熱交換器の前記各流体通路が臨まない両小口の一方側に
第1の隔壁により隔てられて画成され前記給気送風機を
収納する給気室と、他方側に第2の隔壁により隔てられ
て画成され前記排気送風機を収納する排気室と、前記給
気室を画成する前記ケーシングの前面に形成された室外
側吸込口と、前記排気室を画成する前記ケーシングの前
面に形成された室外側吹出口と、前記ケーシングに分離
して形成された前記給気通風路の出口端である室内側吹
出口及び前記排気通風路の入口端である室内側吸込口と
を備え、前記熱交換器を前記給気通風路側の流体通路を
略水平方向にし前記排気通風路側の流体通路を略垂直方
向の向きにして配置し、前記室内側吸込口を開閉可能の
閉止部材で開閉できるようにするとともに、前記給気室
を構成するケーシングの前記室外側吸込口に対向する面
にダクト接続可能の排気接続口を設け、前記第1の隔壁
排気吸込通路を介して前記排気接続口と前記熱交換器
より上流側の排気通風路とを連絡する連絡口を設けたも
のである。
【0009】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。 実施の形態1. 図1〜図5に示すこの実施の形態1の熱交換換気装置
は、空気対空気での熱交換を行なう熱交換器1が下面の
開放した6面体の箱型に構成されたケーシング2内に内
蔵され、熱交換を行ないながら同時給排気により室内の
換気を行なうものであり、室内の状態量の変動の少ない
換気を実施することができる。この熱交換換気装置に
は、経路の一部が熱交換器1の一方の流体通路3で構成
され、給気送風機4により室外から室内へ向う空気流を
通す給気通風路5と、経路の一部が熱交換器1の他方の
流体通路6で構成され、排気送風機7により室内から室
外へ向う空気流を通す排気通風路8とが全経路にわたり
独立して構成されている。
【0010】熱交換器1は図4に示すように積層型で6
面体に構成され、給気通風路5側の流体通路3が略水平
方向に向き、排気通風路8側の流体通路6が略垂直方向
に向くようにケーシング2の中央に組込まれている。こ
の熱交換器1の流体通路3,6が臨まない両小口の臨む
ケーシング2の両側にはそれぞれ隔壁9で熱交換器1側
と隔てられ、下面が係脱可能の閉止板(図示しない)で
閉止された給気室10と排気室11とがそれぞれ画成さ
れている。給気室10を画成しているケーシング2の前
面には室外側吸込口12が開設され、室外(多くは屋
外)へダクトにより連絡させうるようにダクト接続口1
3が設けられている。給気室10内には両吸込み型で遠
心式の給気送風機4がその電動機の回転軸14を略垂直
にして組込まれている。この給気送風機4の吹出口は、
ケーシング2における熱交換器1側とを隔てている隔壁
9の前側に形成された縦長の連絡口15に臨んでいて、
熱交換器1の前面とケーシング2の前面の内壁面との間
に形成された給気通風路5の一部に連絡している。
【0011】給気室10の反対側の排気室11を画成し
ているケーシング2の前面には室外側吹出口16が開設
され、室外(多くは屋外)へダクトにより連絡させうる
ようにダクト接続口13が設けられている。排気室11
内には両吸込み型で遠心式の排気送風機7がその電動機
の回転軸14を略水平にして組込まれている。この排気
送風機7の吹出口は、室外側吹出口16に臨んでいる。
排気室11とケーシング2における熱交換器1側とを隔
てている隔壁9の上部には横長の連絡口17が開設さ
れ、熱交換器1の上面とケーシング2の天面の内壁面と
の間に形成された排気通風路8の一部に連絡している。
また、この隔壁9の下部には通常はダンパ装置18によ
り閉止されているバイパス通風路19が形成され、ダン
パ装置18の開放により熱交換器1側と連絡できるよう
になっている。ダンパ装置18は、連絡口17とバイパ
ス通風路19のいずれか一方を閉止し、他方を開放する
ように動作する。
【0012】ケーシング2の熱交換器1の臨む下部の開
放部分には上下方向にスライド調節できる角筒状態のス
ライドチャンバ20が連結され、このスライドチャンバ
20の下端の開口を覆う状態に化粧パネル21が装着さ
れている。熱交換器1の上面の前後の陵角部とケーシン
グ2の前後の各内壁面との間にはそれぞれ水平方向の仕
切板22が設けられ、熱交換器1の下面の前側の陵角部
とケーシング2の前面の内壁面との間にも水平方向の仕
切板23がケーシング2の開放部からの操作で着脱でき
るように設けられている。さらに熱交換器1の下面の背
後側の陵角部には可撓性を備え、伸縮できる隔壁構造2
4が垂下状態に設けられ、化粧パネル21の背面に下端
が当接し、室内側吸込口25と室内側吹出口26とを離
隔している。化粧パネル21には室内側吸込口25と室
内側吹出口26とにそれぞれ連絡する吸込みグリルと吹
出しグリルとが室内に臨むように構成されている。
【0013】給気通風路5は、室外側吸込口12を入口
端とし、給気室10から給気送風機4を経て連絡口15
からケーシング2の前面側の給気通風路5の一部に至
り、さらに熱交換器1の略水平方向に向いている流体通
路3を通り、ケーシング2の背後側の給気通風路5の一
部からケーシング2の下面の室内側吹出口26に至り、
これを出口端とする一連の通風路として構成され、その
熱交換器1の流体通路3の入口が臨む面には除塵フィル
ター27が、出口が臨む面には高性能フィルター28が
それぞれ着脱可能に装着されている。一方、排気通風路
8は、ケーシング2の下部の室内側吸込口25を入口端
とし、熱交換器1の略垂直方向に向いている流体通路6
を通り、ケーシング2の天面側の排気通風路8の一部か
ら連絡口17を経て排気室11に至り、排気送風機7を
経てケーシング2の前面の室外側吹出口16に至り、こ
れを出口端とする一連の通風路として構成され、その熱
交換器1の流体通路6の入口が臨む面には目詰まり防止
用のエアーフィルター29が着脱可能に装着されてい
る。
【0014】この熱交換換気装置は、給気通風路5によ
り熱交換器1を通じて室外空気を室内へ給気することが
でき、同時に排気通風路8により熱交換器1を通じて室
内空気を室外に排気することができ、熱交換を行ないな
がら同時給排気による熱交換換気を行なうことができ
る。また、ダンパ装置18により排気通風路8の連絡口
17を閉止しバイパス通風路19を開放することによ
り、室内側吸込口25から排気室11を経て排気送風機
7により室外側吹出口16に熱交換器1を経ずに室内空
気を排気することもでき、熱交換を伴わない普通換気も
行なうことができる。バイパス通風路19は排気室11
に室内側吸込口25が隔壁9を隔てて隣接しているた
め、至って簡単に構成することができる。
【0015】この熱交換換気装置の特徴は、熱交換器1
をその二系統の流体通路3,6が略水平方向と略垂直方
向に向くようにケーシング2に組込んだことである。従
来においては小口の対角線が略水平方向と略垂直方向に
向くようにケーシングに組込んでいるため、熱交換器の
置かれた部分の給気通風路及び排気通風路の断面形状は
略三角形になっているが、この実施の形態1のものでは
略四角形状となっている。こうした構成を採ることによ
り、熱交換器1の寸法も各通風路の風路面積も同じとし
た場合、ケーシング2の高さ寸法を低くすることがで
き、薄型化を推進することができる。例えば、熱交換器
1の小口の対角線の寸法が200mmで、風路面積10
000平方mmとした場合には、従来の置き方では√2
×200=282.8mmの高さになるが、この実施の
形態1の置き方では、266.7mmとなり、約16.
1mmの薄型化が実現する。
【0016】通風路は断面が四角形の方が三角形より囲
長が長くなり、圧力損失の点では不利のようであるが、
吸込み分布の均一化を図ることができ、これにより圧力
損失に関しては解消することができる。熱交換器1が置
かれている給気通風路5への室外空気の押込み口は中間
となり、室外空気を室外側吸込口12から取り入れ給気
送風機4によって中間に位置する給気通風路5へ押し込
むことが容易にでき、しかも両吸込み型であることによ
り、均一な風速で押し込むことができるので圧力損失を
抑えることができる。排気送風機7についても、両吸込
み型とすることにより均一な吸込みが可能になり送風性
能が安定する。特に、押し込みにより熱交換器1に送風
する給気送風機4の電動機の回転軸14を略垂直に配置
することにより、吸込みに関する圧力損失が改善され、
騒音も低減する。また、吸込みによる排気送風機7の電
動機の回転軸14を略水平に設置することにより、電動
機側からの吸込みと反電動機側からの吸込みのバランス
が調整でき騒音が低減する。
【0017】そして、除塵フィルター27、高性能フィ
ルター28、エアーフィルター29のいずれも、ケーシ
ング2の下方の開放部分から熱交換器1を外すことなく
脱着することができ、除塵フィルター27、高性能フィ
ルター28、エアーフィルター29の清掃を容易に実施
することができる。即ち、除塵フィルター27は図3に
示すように仕切板23を外せば、ケーシング2の開放部
から着脱でき、高性能フィルター28とエアーフィルタ
ー29はそのままの状態でケーシング2の開放部から着
脱できる。このように嵩のある熱交換器1の操作なしに
ケーシング2の開放部から除塵フィルター27、高性能
フィルター28、エアーフィルター29をそれぞれ着脱
できることは、天井裏等の狭隘な場所に設置されること
の多い熱交換換気装置にとっては大変都合の良いことで
ある。
【0018】なお、室外側吹出口16や室外側吸込口1
2の位置は、ケーシング2の前面側でなければならない
わけではなく、背後側の面でも天面でも構わない。ま
た、図5に示すように熱交換器1の略垂直に向く流体通
路6に上から下に向って室外空気を通し、略水平方向に
向く流体通路3に前面側から背後側に向って室内空気を
通すような通風路の構成を採っても、装置の薄型化につ
いてはこれを推進することができる。ただし、この構成
の場合、熱交換器1への室外空気の流入側が閉塞空間と
なるため除塵フィルター27を設けた場合には、熱交換
器1を外さないと除塵フィルター27のメンテナンスが
できないという不都合は起りうる。
【0019】実施の形態2. 図6,7,8,9はこの実施の形態2の熱交換換気装置
を示したものである。この熱交換換気装置も基本的な構
成は、実施の形態1のものと同じである。従って、実施
の形態1のものと同じ部分については実施の形態1のも
のと同一の符号を用い、それらについての説明は省略す
る。
【0020】この実施の形態2の熱交換換気装置は、実
施の形態1で示した熱交換換気装置に延長給気を可能に
する工夫を講じたものである。即ち、ケーシング2の下
面に構成した室内側吹出口26を開閉可能の閉止部材3
0により開閉できるように構成し、熱交換器1より下流
側の給気通風路5に連絡するダクト接続可能の給気接続
口31をケーシング2の背後側に着脱可能に設けた構成
である。閉止部材30は専用の部材として構成しても良
いが、給気通風路5の室内側吹出口26と排気通風路8
の室内側吸込口25とを離隔している隔壁構造24を閉
止部材30として兼用する方が簡素に構成することがで
きる。
【0021】閉止部材30により室内側吹出口26を閉
止し、図7に示すように給気接続口31にダクトを接続
して換気について有効性の高い室内の適所に設けた延長
給気口としての給気グリル32に連絡させることによ
り、給気グリル32からの延長給気が可能になり、室内
全体からの有効換気量を改善することができる。延長給
気は熱交換換気装置の設置場所より室内側において行な
うことができ、ダクト配管の自由度も給気位置設定の自
由度も高くなる。勿論、室内側吹出口26を開放し、給
気接続口31を閉止すれば実施の形態1のものと同様の
機能を果たす。延長給気を行なう場合でも熱交換を伴わ
ない普通換気は可能であり、これにより春秋等の中間期
にも対応することができる。
【0022】同様に、図8に示すようにケーシング2の
下方の室内側吸込口25を開閉可能に閉止できる閉止部
材33で閉止し、この閉止部材33と熱交換器1の流体
通路6の入口の臨む面との間に排気通風路8の一部を構
成し、給気室10の隔壁9を下部に連絡口34を持つ構
成として、この連絡口34に連絡する排気吸込通路35
を設け、ケーシング2の背後側にダクト接続可能の排気
接続口36を設けることもできる。これにより、延長排
気も可能になり、図9に示すように室内の排気に関して
有効な場所に設けた延長排気口としての排気グリル37
から室内空気を吸込み排気させることができる。この場
合もバイパス通風路19を開放すれば熱交換を伴わない
普通換気を実施することができ、排気についてのダクト
配管の自由度も排気位置設定の自由度も高くなる。
【0023】
【発明の効果】以上実施の形態での説明からも明らかな
ように、発明によれば熱交換換気装置の薄型化を推進
することができるとともに、送風機の吸込みに関する圧
力損失が改善され、低騒音化を推進できる
【0024】また、排気送風機を回転軸が略水平になる
ように配設することにより、更に低騒音化を推進するこ
とができる。
【0025】また、熱交換器より下流側の給気通風路に
連絡するダクト接続可能の給気接続口を着脱可能に設け
ることにより、給気位置設定の自由度が高くなる。
【0026】また、本発明によれば、熱交換換気装置の
薄型化を推進することができるとともに、排気位置設定
の自由度が高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1の熱交換換気装置を示す平面図
である。
【図2】 図1の右側面図である。
【図3】 実施の形態1の熱交換換気装置におけるフィ
ルターの脱着についての操作を示す説明図である。
【図4】 実施の形態1の熱交換換気装置の要部の分解
斜視図である。
【図5】 実施の形態1の熱交換換気装置の他の風路構
成を示す構成図である。
【図6】 実施の形態2の熱交換換気装置の要部の分解
斜視図である。
【図7】 実施の形態2の熱交換換気装置の設置形態の
一例を示す構成図である。
【図8】 実施の形態2の熱交換換気装置の他の構成を
示す要部の分解斜視図である。
【図9】 実施の形態2の熱交換換気装置の他の設置形
態の一例を示す構成図である。
【図10】 従来の熱交換換気装置の断面構成図であ
る。
【図11】 従来の熱交換換気装置のメンテナンス時の
操作を示す説明図である。
【符号の説明】
1 熱交換器、 2 ケーシング、 3 流体通路、
4 給気送風機、 5給気通風路、 6 流体通路、
7 排気送風機、 8 排気通風路、 10給気室、
11 排気室、 12 室外側吸込口、 14 回転
軸、 16室外側吹出口、 19 バイパス通風路、
24 隔壁構造、 25 室内側吸込口、 26 室内
側吹出口、 27 除塵フィルター、 28 高性能フ
ィルター、 29 エアーフィルター、 30 閉止部
材、 31 給気接続口、33 閉止部材、 36 排
気接続口。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内藤 孝 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−233330(JP,A) 特開 平2−267442(JP,A) 特開 平8−61733(JP,A) 特開 平9−137984(JP,A) 特開 平6−66441(JP,A) 特開 平5−296512(JP,A) 特開 平8−61730(JP,A) 特開 平4−263729(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 7/08 101

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 6面体に構成されたケーシングに内蔵さ
    れ互いに略水平方向と略垂直方向の向きで交差する2つ
    の流体通路を有する積層型で6面体の熱交換器と、この
    熱交換器の一方の流体通路によって経路の一部が構成さ
    れ、給気送風機により室外から室内へ向う空気流を通す
    給気通風路と、この給気通風路に対して全経路にわたり
    独立し、前記熱交換器の他方の流体通路で経路の一部が
    構成され、排気送風機により室内から室外へ向う空気流
    を通す排気通風路と、前記熱交換器の前記各流体通路が
    臨まない両小口の一方側に第1の隔壁により隔てられて
    画成され前記給気送風機を収納する給気室と、他方側に
    第2の隔壁により隔てられて画成され前記排気送風機を
    収納する排気室と、前記給気室を画成する前記ケーシン
    グの前面に形成された室外側吸込口と、前記排気室を画
    成する前記ケーシングの前面に形成された室外側吹出口
    と、前記ケーシングに分離して形成された前記給気通風
    路の出口端である室内側吹出口及び前記排気通風路の入
    口端である室内側吸込口とを備え、前記給気送風機及び
    前記排気送風機は両吸込み型の遠心ファンであって、前
    記給気送風機を回転軸が略垂直になるように配設すると
    ともに、前記給気送風機の吹出口を前記第1の隔壁の前
    側に形成された連絡口に臨ませ、前記室外側吸込口から
    前記給気送風機により吸い込まれた室外空気は前記熱交
    換器の前方から後方へ略水平方向の流体通路を通って前
    記室内側吹出口から室内へ給気されることを特徴とする
    熱交換換気装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の隔壁の上部に連絡口を設け、
    前記排気送風機を回転軸が略水平になるように前記排気
    室に配設したことを特徴とする請求項1記載の熱交換換
    気装置。
  3. 【請求項3】 前記室内側吹出口を開閉可能の閉止部材
    で開閉できるようにするとともに、前記熱交換器より下
    流側の給気通風路に連絡するダクト接続可能の給気接続
    口を前記ケーシングの前記室外側吸込口及び前記室外側
    吹出口に対向する面に着脱可能に設けたことを特徴とす
    る前記請求項1記載の熱交換換気装置。
  4. 【請求項4】 6面体に構成されたケーシングに内蔵さ
    れ互いに交差する2つの流体通路を有する積層型で6面
    体の熱交換器と、この熱交換器の一方の流体通路によっ
    て経路の一部が構成され、給気送風機により室外から室
    内へ向う空気流を通す給気通風路と、この給気通風路に
    対して全経路にわたり独立し、前記熱交換器の他方の流
    体通路で経路の一部が構成され、排気送風機により室内
    から室外へ向う空気流を通す排気通風路と、前記熱交換
    器の前記各流体通路が臨まない両小口の一方側に第1の
    隔壁により隔てられて画成され前記給気送風機を収納す
    る給気室と、他方側に第2の隔壁により隔てられて画成
    され前記排気送風機を収納する排気室と、前記給気室を
    画成する前記ケーシングの前面に形成された室外側吸込
    口と、前記排気室を画成する前記ケーシングの前面に形
    成された室外側吹出口と、前記ケーシングに分離して形
    成された前記給気通風路の出口端である室内側吹出口及
    び前記排気通風路の入口端である室内側吸込口とを備
    え、前記熱交換器を前記給気通風路側の流体通路を略水
    平方向にし前記排気通風路側の流体通路を略垂直方向の
    向きにして配置し、前記室内側吸込口を開閉可能の閉止
    部材で開閉できるようにするとともに、前記給気室を構
    成するケーシングの前記室外側吸込口に対向する面にダ
    クト接続可能の排気接続口を設け、前記第1の隔壁に
    気吸込通路を介して前記排気接続口と前記熱交換器より
    上流側の排気通風路とを連絡する連絡口を設けたことを
    特徴とする熱交換換気装置。
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