JPH10227505A - 熱交換ユニット - Google Patents

熱交換ユニット

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JPH10227505A
JPH10227505A JP2772697A JP2772697A JPH10227505A JP H10227505 A JPH10227505 A JP H10227505A JP 2772697 A JP2772697 A JP 2772697A JP 2772697 A JP2772697 A JP 2772697A JP H10227505 A JPH10227505 A JP H10227505A
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JP
Japan
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exhaust
heat exchanger
air
fan
casing
Prior art date
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Pending
Application number
JP2772697A
Other languages
English (en)
Inventor
Kanjiro Kinoshita
歓治郎 木下
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 熱交換ユニットにおいて、性能低下がなくコ
ンパクト化を実現し、良好なメンテナンス性を得る。 【解決手段】 複数枚の板状素子43,・・を所定間隔
で積層し、板状素子43・・間に通風方向が略直交する
第1流路71と第2流路72とを設けてなる熱交換器4
を、円弧状又は屈曲状の外観形態に形成し、かつこれを
ケーシング1の底板3に対向させた状態で配置すると共
に、熱交換器4の上側に給気用ファン5と排気用ファン
6とを、共にその回転軸心をケーシング1の底板3に略
直交させる。この構成により、ケーシングの平面スペー
スをより有効に利用して、板状素子43,・・の積層枚
数を増やすことができ、素子43の形状の小型化、ひい
てはケーシング1の平面形状の狭小化と薄形化を可能と
し、ケーシング1の高さ寸法を大きくせずにファン5,
6の羽根車の外径寸法を大とでき、熱交換器内の風速分
布の改善、圧損及び運転騒音の低減が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、全熱交換器を用
いて給気と排気との間で熱交換を行わせるようにした熱
交換ユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、空気調和された室内の換気を行う
方法として、室内に供給される給気(外気)と室内から
排出される空調空気、即ち、排気との間において相互に
熱交換を行うことで空気調和機の運転負荷の低減を図る
ことが試みられており、そのための熱交換ユニットとし
て種々のものが提案されており、その一つとして、例え
ば特開昭63−207943号公報に開示されるものが
ある。
【0003】この従来の熱交換ユニットは、矩形箱状形
態をもつケーシング内に、比較的に大きい正方形状の板
状素子を直線方向に積層し該各板状素子間に直交する二
方向に延びる流路を形成した直方体状の熱交換器を配置
するとともに、該熱交換器の前後両位置に給気用ファン
と排気用ファンとを、それらの回転軸がほぼ水平で且つ
上記熱交換器の配置方向に直交する方向に向けてそれぞ
れ配置し、上記給気用ファンにより上記ケーシングの一
側に設けた給気吸込口から取り入れた給気を上記熱交換
器の一方の流路を通して上記ケーシングの他側に設けた
給気吹出口から吹き出すと同時に、上記排気用ファンに
より上記ケーシングの他側に設けた排気吸込口から取り
入れた排気を上記熱交換器の他方の流路を通して上記ケ
ーシングの一側に設けた排気吹出口から吹き出すこと
で、上記熱交換器において上記給気と排気との間で熱交
換を行わせるようになっている。また、上記熱交換器等
のメンテナンスに際しては、該熱交換器を横方向(軸方
向)にスライドさせてこれを上記ケーシングから取り出
すようになっている。
【0004】ところで、かかる換気用の熱交換ユニット
は、室内の美観性を考慮して、天井裏に主として吊り下
げ状態で設置されるのが一般的である。従って、かかる
熱交換ユニットにおいては、室内空間の拡大要求に伴う
天井裏スペース(特に、高さ方向)の狭小傾向から、該
熱交換ユニットそのもののコンパクト化、特に上下方向
のコンパクト化が要請されるとともに、該熱交換ユニッ
トに接続されるダクトの細径化に伴う圧力損失の増大に
も対処する必要があり、さらに室内の静粛性の確保とい
う観点から運転騒音、特にファンの送風騒音の低減が望
まれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上掲公知例
の如き従来の熱交換ユニットにおいては、熱交換器が直
方体状の形態をもち、且つこの熱交換器に対して上記給
気用ファンと排気用ファンとがその回転軸を水平方向か
ら該熱交換器に直交する方向に向けて配置されているこ
とから、元々、該熱交換器における風速分布が悪く、機
内通風に伴う圧力損失が比較的大きい構造となってい
る。このような構造の熱交換ユニットにおいて、その形
態の高さ方向のコンパクト化(即ち、薄型化)を、熱交
換能力を維持しつつ図ろうとすれば、例えば上記熱交換
器の板状素子の形状を小さくするとともにその積層枚数
を増加させる必要があり、この結果、該熱交換を収容す
る上記ケーシングの平面寸法(特に、上記板状素子の積
層方向における平面寸法)が大きくなり、高さ方向のコ
ンパクト化による利点が損なわれ、トータル的にみて、
好ましくないものとなる。
【0006】また、上記給気用ファンと排気用ファンと
が共にその回転軸を水平方向に向けて配置されているこ
とから、上記ケーシングの高さ寸法を小さくすると、そ
れに伴って該各ファンにおける羽根車の外径寸法も小さ
くしなければならない。ところが、このようなファンの
羽根車の小径化は、上記熱交換器における風速分布をさ
らに悪化させ、機内通風に伴う圧力損失をさらに増大さ
せることになるため、例えばダクトの細径化に伴う圧力
損失の増大に対処することができないことになる。
【0007】さらに、熱交換ユニットにおいては、熱交
換器の大きさによって必要風量がほぼ決まっているが、
この場合、熱交換ユニットの高さ方向のコンパクト化に
伴ってファンの羽根車の外径寸法が小さくなると、必要
風量を稼ぐために羽根車の回転数を挙げて風速を高める
ことが必要であり、この結果、羽根車の回転数の上昇に
伴ってその運転騒音(送風騒音)が増大し、熱交換ユニ
ットの静粛運転の要請に逆行する結果となる。
【0008】一方、熱交換ユニットの熱交換器等のメン
テナンスに際しては、該熱交換器をケーシングから水平
方向に引き出す必要があることから、例えば天井裏に吊
り下げ配置されるものにあっては、作業者が天井裏に入
ってメンテナンス作業を行う必要があり、メンテナンス
作業における作業性が悪いという問題もあった。
【0009】そこで本願発明は、上述の如き従来の熱交
換ユニットにおける問題点に鑑み、性能低下を招くこと
なくコンパクト化を実現するとともに、良好なメンテナ
ンス性を備えた熱交換ユニットを提供することを目的と
してなされたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願発明ではかかる課題
を解決するための具体的手段として次のような構成を採
用している。
【0011】本願の第1の発明では、図1及び図2に例
示するように、矩形箱状形態を有し且つその対向する一
対の側面1a,1bのうち、一方の側面1aに給気吹出
口8と排気吸込口9とを、他方の側面1bには給気吸込
口7と排気吹出口10とを、それぞれ設けるとともにそ
の底面1cに位置する底板3を下方に向けた状態で配置
されるケーシング1内に、複数枚の板状素子43,4
3,・・を所定間隔で積層して該各板状素子43,43
・・間に通風方向が略直交する第1流路71と第2流路
72とを設けた円弧状又は屈曲状の外観形態をもつ熱交
換器4を上記底板3に対向させた状態で配置する一方、
上記ケーシング1内における上記熱交換器4の上側に、
給気用ファン5と排気用ファン6とを、共にその回転軸
心を上記ケーシング1の底板3に略直交させた状態で配
置し、上記給気用ファン5により上記給気吸込口7から
取り入れた給気を上記熱交換器4の上記第1流路71又
は第2流路72を通して上記給気吹出口8から吹き出す
とともに、上記排気用ファン6により上記排気吸込口9
から取り入れた排気を上記熱交換器4の上記第2流路7
2又は第1流路71を通して上記排気吹出口10から吹
き出すことで上記熱交換器4において上記給気と排気と
の間で熱交換を行わせるようにしたことを特徴としてい
る。
【0012】本願の第2の発明では、図1及び図2に例
示するように、上記第1の発明にかかる熱交換ユニット
において、上記熱交換器4の外周側に上記第1流路71
と第2流路72のうちのいずれか一方側の流路71の入
口端を開口させるとともに、その内周側には上記いずれ
か他方側の流路72の入口端を開口させ、さらに上記一
方側の流路71の入口端はこれを上記熱交換器4の外周
側に形成される空間部48を介して上記給気吸込口7又
は排気吸込口9に連通させるとともに、上記他方側の流
路72の入口端はこれを上記熱交換器4の軸方向の両端
にそれぞれ位置する一方の端面板41と他方の端面板4
2との間に形成される空間部50を介して上記排気吸込
口9又は給気吸込口7に連通させたことを特徴としてい
る。
【0013】本願の第3の発明では、図7に例示するよ
うに、上記第1又は第2の発明にかかる熱交換ユニット
において、上記給気用ファン5と排気用ファン6とを単
一のモータ55により回転駆動するように構成したこと
を特徴としている。
【0014】本願の第4の発明では、図7に例示するよ
うに、上記第3の発明にかかる熱交換ユニットにおい
て、上記排気吸込通路13又は排気吹出通路14にその
通路面積を絞る絞り機構57を設けたことを特徴として
いる。
【0015】本願の第5の発明では、図8に例示するよ
うに、上記第1、第2、第3又は第4の発明にかかる熱
交換ユニットにおいて、上下方向に配置された上記給気
用ファン5と排気用ファン6のうち、少なくとも下側に
位置するファン5を、上下方向において上記熱交換器4
と重合させたことを特徴としている。
【0016】本願の第6の発明では、図1〜図4に例示
するように、上記第1、第2、第3、第4又は第5の発
明にかかる熱交換ユニットにおいて、上記ケーシング1
の一方の側面1aに開口する上記給気吹出口8と排気吸
込口9、及び他方の側面1bに開口する上記給気吸込口
7と排気吹出口10とを、共に略同一高さ位置に設定す
るとともに、上記給気吸込口7と給気吹出口8、及び上
記排気吸込口9と排気吹出口10とをそれぞれ略同軸上
に位置せしめたことを特徴としている。
【0017】本願の第7の発明では、図2に例示するよ
うに、上記第1、第2、第3、第4、第5又は第6の発
明にかかる熱交換ユニットにおいて、上記ケーシング1
における上記底板3を着脱自在としたこと特徴としてい
る。
【0018】
【発明の効果】本願発明ではかかる構成とすることによ
り次のような効果が得られる。
【0019】 本願の第1の発明にかかる熱交換ユニ
ットによれば、複数枚の板状素子43,43,・・を所
定間隔で積層して該各板状素子43,43・・間に通風
方向が略直交する第1流路71と第2流路72とを設け
てなる熱交換器4を、円弧状又は屈曲状の外観形態に形
成し、且つこれをケーシング1の底板3に対向させた状
態で配置しているので、例えば該熱交換器4を従来のよ
うに直方体状に形成する場合に比して、該ケーシング1
の平面スペースをより有効に利用できる(換言すれば、
平面スペースにおける熱交換器4の占有比率を大きくと
ることができる)ことから、それだけ熱交換器4を構成
する上記板状素子43,43,・・の積層枚数を増やす
ことが可能となる。この結果、例えば上記熱交換器4全
体としての必要な伝熱面積を同じとすれば、上記板状素
子43の積層枚数が増加する分だけ、該板状素子43の
形状の小型化、延いては上記ケーシング1の平面形状の
狭小化と薄型化とが可能となり、熱交換ユニットのコン
パクト化が容易に実現できる。
【0020】さらに、この熱交換ユニットは、上記熱交
換器4の上側に、給気用ファン5と排気用ファン6と
を、共にその回転軸心を上記ケーシング1の底板3に略
直交させた状態で配置しているので、上記ケーシング1
の高さ寸法を大きくすることなく該各ファン5,6の羽
根車の外径寸法の拡大が容易に図れる。この各ファンの
略軸対称状の吸込流れの形成と外径寸法の拡大によっ
て、第1に、上記熱交換器4における風速分布が改善さ
れることで機内通風の圧力損失が低減され、例えばダク
トの細径化に伴う機外の圧力損失の増大にも容易に対応
して高い熱交換性能を維持することが可能となり、第2
に、上記熱交換器4の必要風量をより低い羽根車回転数
で確保することができることから、各ファン5,6の運
転騒音の低減が図れ、延いては熱交換ユニットの静粛性
の向上が期待できる、等の効果が得られるものである。
【0021】 本願の第2の発明にかかる熱交換ユニ
ットによれば、上記に記載の効果に加えて次のような
特有の効果が奏せられる。即ち、この発明では、上記熱
交換器4の外周側に上記第1流路71と第2流路72の
うちのいずれか一方側の流路71の入口端を開口させる
とともに、その内周側には上記いずれか他方側の流路7
2の入口端を開口させ、さらに上記一方側の流路71の
入口端はこれを上記熱交換器4の外周側に形成される空
間部48を介して上記給気吸込口7又は排気吸込口9に
連通させるとともに、上記他方側の流路72の入口端は
これを上記熱交換器4の軸方向の両端にそれぞれ位置す
る一方の端面板41と他方の端面板42との間に形成さ
れる空間部50を介して上記排気吸込口9又は給気吸込
口7に連通させているので、上記給気用ファン5と排気
用ファン6とを上下方向に配置した配置構成に拘わら
ず、給気及び排気の吸い込みを共に上記ケーシング1の
側面から行うことができ、例えば上記熱交換器4の内周
側に開口する上記他方側の流路72を通る給気又は排気
を上記ケーシング1の下面側から吸い込む構成とする場
合に比して、上記ケーシング1の高さ寸法を低く抑える
ことができ、延いては熱交換ユニットの高さ方向のコン
パクト化をより一層促進させることができるものであ
る。
【0022】 本願の第3の発明にかかる熱交換ユニ
ットによれば、上記又はに記載の効果に加えて次の
ような特有の効果が奏せられる。即ち、この発明では、
上記給気用ファン5と排気用ファン6とを単一のモータ
55により回転駆動するように構成しているので、例え
ば上記各ファン5,6にそれぞれ専用のモータを設ける
場合に比して、部品点数の削減によるコストダウン、及
び構造の簡略化によるコンパクト化が図れるものであ
る。
【0023】 本願の第4の発明にかかる熱交換ユニ
ットによれば、上記に記載の効果に加えて次のような
特有の効果が奏せられる。即ち、この発明では、上記排
気吸込通路13又は排気吹出通路14にその通路面積を
絞る絞り機構57を設けているので、該絞り機構57の
絞り作用により、上記給気用ファン5と排気用ファン6
とを単一のモータ55により回転駆動させた構成である
にも拘わらず、給気風量と排気風量との比率を任意に変
更調整することができ、例えばトイレや厨房の臭気の室
内への逆流を防止する時とか、室内空気のフレッシュア
ップ運転時のように給気量を排気量よりも多くする必要
がある場合にも容易に対応することができることにな
る。
【0024】 本願の第5の発明にかかる熱交換ユニ
ットによれば、上記,,又はに記載の効果に加
えて次のような特有の効果が奏せられる。即ち、この発
明では、上下方向に多段配置された上記給気用ファン5
と排気用ファン6のうち、少なくとも下側に位置するフ
ァン5を、上下方向において上記熱交換器4と重合させ
ているので、例えば下側に位置するファン5とその下側
に配置される上記熱交換器4とを上下方向において重合
させない場合に比して、これら両者が上下方向において
重合している分だけ上記熱交換器4と上側に位置するフ
ァン6との間の高さ寸法を低く抑えることができ、延い
ては上記ケーシング1の高さ方向における更なるコンパ
クト化が図れることになる。
【0025】 本願の第6の発明にかかる熱交換ユニ
ットによれば、上記,,,又はに記載の効果
に加えて次のような特有の効果が奏せられる。即ち、こ
の発明では、上記ケーシング1の一方の側面1aに開口
する上記給気吹出口8と排気吸込口9、及び他方の側面
1bに開口する上記給気吸込口7と排気吹出口10と
を、共に略同一高さ位置に設定するとともに、上記給気
吸込口7と給気吹出口8、及び上記排気吸込口9と排気
吹出口10とをそれぞれ略同軸上に位置せしめているの
で、上記給気吸込口7と給気吹出口8とに接続される給
気ダクト15、及び上記排気吸込口9と排気吹出口10
とに接続される排気ダクト16の設置作業を、誤接続を
生じることなく簡単に行うことができ、特に該各ダクト
15,16の設置作業が天井裏での作業であることを考
えれば、その効果は極めて有用である。
【0026】 本願の第7の発明にかかる熱交換ユニ
ットによれば、上記,,,,又はに記載の
効果に加えて次のような特有の効果が奏せられる。即
ち、この発明では、上記ケーシング1における上記底板
3を着脱自在としているので、該底板3を取り外すこと
で、室内側から直接上記熱交換器4等のメンテナンスを
行うことができ、例えば熱交換器をケーシングから水平
方向に引き出す必要のある従来の熱交換ユニットに比し
て、メンテナンス作業の簡易化が図れるものである。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本願発明を添付図面に示す
実施形態に基づいて具体的に説明する。第1の実施形態 図1〜図4には、本願発明の第1の実施形態にかかる熱
交換ユニットZ1を示している。この熱交換ユニットZ1
は、天井31の上側(天井裏)に吊り下げ設置されるも
のであって、複数の吊り金具35,35,・・により吊
下支持されるケーシング1を備えるとともに、該ケーシ
ング1内に後述する熱交換器4と給気用ファン5と排気
用ファン6とを配置して構成される。
【0028】「ケーシング1」上記ケーシング1は、矩
形箱状形態をもつものであって、下面が開口したケーシ
ング本体2と、該ケーシング本体2の開口部を着脱自在
に覆蓋する底板3とで構成される。尚、上記ケーシング
1の下方に設置された上記天井31における上記底板3
に対向する位置には、着脱自在の開口蓋33により開閉
蓋される開口32が設けられており、該開口蓋33を取
り外すと、上記ケーシング1の底板3が室内側に臨むよ
うになっている。
【0029】一方、上記ケーシング1の対向する一方の
側面1aの下半部には、図1〜図3に示すように、矩形
状の給気吹出口8と排気吸込口9とが略同一高さに位置
するようにして設けられている。また、他方の側面1b
の下半部には、図1,図2及び図4に示すように、給気
吸込口7と排気吹出口10とが略同一高さに位置するよ
うにして設けられている。この一方の側面1aに設けら
れた上記給気吹出口8と他方の側面1bに設けられた上
記給気吸込口7、及び一方の側面1aに設けられた上記
排気吸込口9と他方の側面1bに設けられた上記排気吹
出口10とは、それぞれ上記ケーシング1を挟んで同軸
上に位置している。
【0030】尚、上記給気吸込口7には後述する給気吸
込通路11が、上記給気吹出口8には後述する給気吹出
通路12が、上記排気吸込口9には後述する排気吸込通
路13が、さらに上記排気吹出口10には後述する排気
吹出通路14がそれぞれ接続されている。また、上記給
気吸込口7と給気吹出口8の機外側には、天井裏に設置
される給気ダクト15がそれぞれ接続され、また上記排
気吸込口9と排気吹出口10の機外側には天井裏に設置
される排気ダクト16がそれぞれ接続される(図1及び
図2参照)。
【0031】「熱交換器4」上記熱交換器4は、室内に
供給される給気(外気)と室内から排出される排気との
間において熱交換を行う、所謂「全熱交換器」であっ
て、図1及び図2に示すように、正方形板材でなる複数
の板状素子43,43,・・を、その対角方向を上下方
向及び水平方向に略合致させた配置姿勢で、且つ所定幅
の間隔板44により各板状素子43,43,・・間に所
定間隔を確保した状態で順次積層するとともに、この間
隔板44の配置方向を各間隔毎に90°づつ異ならせる
ことで該各間隔部分に流路方向が直交する二種類の流路
71,72を交互に形成して構成される。そして、この
実施形態においては、上記熱交換器4の平面形態を、従
来一般的な形態である直線状形態とはせず、これを所定
曲率をもって円弧状に延びる略「C」字状形態(換言す
れば、環状の一部を切り欠いた形態)としており、その
弧状方向の両端に設けられた一対の端面板41,42間
は欠落部分とされている。尚、この欠落部分には、図2
に示すように、熱交換器4の内側の断面形状に沿う如く
略直交状に屈曲形成された斜壁21が設けられている。
【0032】このように構成された熱交換器4は、上記
ケーシング1内の上記底板3の直上位置に且つ該底板3
に対向した状態(図2参照)で、しかも上記端面板4
1,42間の欠落部分を上記排気吸込口9側に位置せし
めた状態(図1参照)で設置される。尚、上記熱交換器
4の設置状態において、上記熱交換器4の外周下部から
内周上部に向かう流路方向をもつ流路を第1流路71と
し、上記熱交換器4の内周下部から外周上部に向かう流
路方向をもつ流路を第2流路72とする。
【0033】上記熱交換器4は、上記底板3の内面側に
設けた筒状隔壁25によってその下側稜線部が支持さ
れ、上記ケーシング1の内面側に設けた外周隔壁24に
よって外側稜線部が支持され、上記底板3と略平行に配
置された下側隔壁18によって内側稜線部が支持される
とともに、その上側稜線部は後述する給気用ファン5に
おけるファンケーシング53の外壁部分を延長させてな
る中間隔壁19によって支持されている。
【0034】そして、これら各隔壁によって上記熱交換
器4の周囲に四つの空間部が形成されている。即ち、上
記底板3と上記筒状隔壁25と上記下側隔壁18とによ
って空間部45が形成され、上記下側隔壁18と中間隔
壁19によって空間部46が形成され、上記筒状隔壁2
5の径方向外側には空間部48が形成され、さらに上記
中間隔壁19の上側には空間部49が形成されている。
また、これら各空間部45,46,47,48のうち、
上記空間部45には上記熱交換器4における第2流路7
2の入口端が開口し、上記空間部46には上記熱交換器
4における第1流路71の出口端が開口し、上記空間部
48には上記第1流路71の入口端が開口し、さらに上
記空間部49には上記第2流路72の出口端が開口して
いる。
【0035】さらに、上記空間部45は、上記斜壁21
の空間部45側部分に設けた空間部50及び該空間部5
0に接続された排気吸込通路13をそれぞれ介して上記
排気吸込口9に接続されている。また、上記空間部48
は、給気吸込通路11を介して上記第2流路72に接続
されている。従って、図5に示すように、上記給気吸込
口7から導入される給気は、上記給気吸込通路11を通
って上記空間部48に流入し、さらに該空間部48から
上記熱交換器4の第1流路71を通って上記空間部46
側に流れる。また、上記排気吸込通路13から導入され
る排気は、上記排気吸込通路13及び上記空間部50を
通って上記空間部45に流入し、さらに該空間部45か
ら上記熱交換器4の第2流路72を通って上記空間部4
9側に流れる。
【0036】「給気用ファン5」上記給気用ファン5
は、シロッコファンであって、偏平大径の羽根車51
と、該羽根車51を回転駆動するモータ52と、該羽根
車51の外側を囲むスクロール部をもつとともにその前
壁53aには上記空間部46に臨んで開口する吸込口5
4を設けたファンケーシング53とで構成され、その回
転軸心を上記底板3に直交させた状態で設置されてい
る。尚、上記ファンケーシング53の前壁53aは上記
中間隔壁19の一部を構成するものであり、また該ファ
ンケーシング53の後壁53bはスクロール部からさら
に外側に延出して上記ケーシング本体2の内面に至る上
側隔壁20を構成している。そして、この上側隔壁20
は、上記中間隔壁19と上記ケーシング1の上面1dと
の中間位置にあって、該上側隔壁20の下側に位置する
上記空間部49とその上側に位置する空間部47とを区
画するが、該空間部49と空間部47とは該上側隔壁2
0の上記ファンケーシング53よりも外側部分に形成し
た開口23を介して連通されている。
【0037】また、上記給気用ファン5の吹出部は、図
1及び図2に示すように、給気吹出通路12を介して上
記給気吹出口8に接続されている。この場合、上記給気
吹出通路12は、上記熱交換器4の外周部とケーシング
1との間に形成される空きスペースを利用して、高位の
上記給気用ファン5側から低位の上記給気吹出口8に向
けて降下するように形成されている。従って、図5に示
すように、上記空間部46内の給気は、上記給気用ファ
ン5の吸込口54から吸い込まれ、上記給気吹出通路1
2を通って上記給気吹出口8側に吹き出されることにな
る。
【0038】「排気用ファン6」上記排気用ファン6
は、上記給気用ファン5と同様にシロッコファンであっ
て、偏平大径の羽根車61と、該羽根車61を回転駆動
するモータ62と、該羽根車61の外側を囲むスクロー
ル部をもつとともにその前壁63aには上記空間部47
に臨んで開口する吸込口64を設けたファンケーシング
63とで構成され、その回転軸心を上記底板3に直交さ
せた状態で設置されている。
【0039】また、上記排気用ファン6の吹出部は、図
1及び図2に示すように、排気吹出通路14を介して上
記排気吹出口10に接続されている。この場合、上記排
気吹出通路14は、上記熱交換器4の外周部とケーシン
グ1との間に形成される空きスペースを利用して、高位
の上記排気用ファン6側から低位の上記排気吹出口10
に向けて降下するように形成されている。従って、図5
に示すように、上記空間部47内の排気は、上記排気用
ファン6の吸込口64から吸い込まれ、上記排気吹出通
路14を通って上記排気吹出口10側に吹き出されるこ
とになる。
【0040】「作動説明等」続いて、この実施形態にお
ける熱交換ユニットZ1の作動等について、図1、図2
及び図5を参照して説明する。
【0041】先ず、この熱交換ユニットZ1における給
気及び排気の流れは、図5に示す通りである。
【0042】先ず、給気の流れであるが、上流側の給気
ダクト15内の給気は、上記給気吸込口7から給気吸込
通路11を経て空間部48に導入され、さらに該空間部
48から上記熱交換器4の第1流路71を通って上記空
間部46に入り、上記給気用ファン5にその吸込口54
から吸い込まれ、さらに該給気用ファン5から給気吹出
通路12を通って給気吹出口8から吹き出され、該給気
吹出口8に接続された下流側の給気ダクト15を介して
室内に供給される。
【0043】一方、排気の流れであるが、上流側の排気
ダクト16内の排気は、上記排気吸込口9から排気吸込
通路13及び空間部50を経て空間部45に導入され、
さらに該空間部45から上記熱交換器4の第2流路72
を通って上記空間部49に入り、さらに該空間部49か
ら開口23を通って空間部47に流れ、該空間部47に
開口する上記排気用ファン6の吸込口64から該排気用
ファン6内に吸い込まれた後、排気吸込通路13を通っ
て排気吹出口10から吹き出され、該排気吹出口10に
接続された下流側の排気ダクト16を介して室外に排出
される。
【0044】このようにして、給気作用と排気作用とが
行われることで、室内の換気が実現される。この場合、
給気と排気とが上記熱交換器4を通過する際、これらの
間において熱交換が行われ、例えば室内の暖房運転時に
は、室内から排出される温度の高い排気によって屋外か
ら供給される低温の給気が加熱されることで廃熱の回収
が行われ、結果的に空調装置の暖房負荷が低減される。
【0045】ところで、この熱交換ユニットZ1におい
ては、上記の如き本来の基本的な作用効果に加えて、本
願発明を適用した特有の構造に基づいて以下に述べるよ
うな特有の作用効果が得られるものである。
【0046】即ち、上記熱交換ユニットZ1において
は、複数枚の板状素子43,43,・・を積層してなる
上記熱交換器4を、円弧状形態をもつ如く形成し、且つ
これをケーシング1の底板3に対向させた状態で配置し
ているので、例えば従来のように熱交換器4を直方体状
に形成する場合に比して、該ケーシング1の平面スペー
スをより有効に利用できる。換言すれば、該ケーシング
1の平面スペースにおける上記熱交換器4の占有比率を
大きくとることができる。この結果、上記熱交換器4を
構成する上記板状素子43,43,・・の積層枚数を増
やすことが可能となり、例えば上記熱交換器4全体とし
ての必要な伝熱面積を同じとすれば、上記板状素子43
の積層枚数が増加する分だけ、該板状素子43の形状の
小型化、延いては上記ケーシング1の平面形状の狭小化
と薄型化とによって上記熱交換ユニットZ1のコンパク
ト化が容易に実現できることになる。
【0047】また、この熱交換ユニットZ1は、上記熱
交換器4の上側に、給気用ファン5と排気用ファン6と
を、共にその回転軸心を上記ケーシング1の底板3に略
直交させた状態で多段配置しているので、上記ケーシン
グ1の高さ寸法を大きくすることなく該各ファン5,6
の羽根車51,61の外径寸法を容易に拡大することが
できる。この結果、上記熱交換器4における風速分布が
改善されることで機内通風の圧力損失が低減され、例え
ば上記給気ダクト15あるいは排気ダクト16の細径化
に伴う機外の圧力損失の増大にも容易に対応することが
できる。また、上記熱交換器4の必要風量をより低い羽
根車回転数で確保することができることから、回転数が
低い分だけ上記各ファン5,6の運転騒音の低減が図
れ、延いては熱交換ユニットの静粛性が向上することに
なる。
【0048】さらに、上記熱交換器4の内周側に位置す
る上記空間部45側への排気の吸い込みを、該熱交換器
4の下方側(即ち、上記底板3側)から行うのではな
く、該熱交換器4の欠落部を利用して設けた上記空間部
50を介して該熱交換器4の側方から吸い込むようにし
ているので、例えば排気を上記熱交換器4の下方側から
吸い込む場合に比して、上記ケーシング1の高さ寸法を
低く抑えることができ、延いては熱交換ユニットZ1
高さをより一層低くすることが可能となる。
【0049】また、上記ケーシング1の対向する両側面
1a,1bにそれぞれ設けられた上記給気吸込口7と給
気吹出口8、及び上記排気吸込口9と排気吹出口10
が、共に同軸上に位置していることから、上記給気吸込
口7と給気吹出口8とに接続される給気ダクト15、及
び上記排気吸込口9と排気吹出口10とに接続される排
気ダクト16の天井裏での設置作業を、誤接続を生じる
ことなく簡単に行うことができる。
【0050】さらに、上記ケーシング1の上記底板3を
上記ケーシング本体2に対して着脱自在としているの
で、該底板3を取り外すことで、室内側から直接上記熱
交換器4等のメンテナンスを行うことができ、例えば熱
交換器をケーシングから水平方向に引き出す必要のある
従来の熱交換ユニットに比して、メンテナンス作業の簡
易化が図れる。
【0051】第2の実施形態 図6には、本願発明の第2の実施形態にかかる熱交換ユ
ニットZ2を示している。この熱交換ユニットZ2は、上
記第1の実施形態における上記熱交換ユニットZ1と基
本構成をほぼ同じにするものであって、該熱交換ユニッ
トZ1と異なる点は、該熱交換ユニットZ1においては上
記給気用ファン5と排気用ファン6とがそれぞれ専用の
モータ52,62を備えていたのに対して、この実施形
態の熱交換ユニットZ2においては、単一のモータ55
によって上記給気用ファン5と排気用ファン6とを回転
駆動するようにした点である。尚、上記モータ55の共
用化に伴って上記排気用ファン6はこれを上記給気用フ
ァン5と背向状態に配置し、その吸込口64を上方に向
けている。
【0052】このような構成とすることで、上記第1の
実施形態における熱交換ユニットZ1と同様の作用効果
が得られるのに加えて、上記モータ55を共用したこと
による部品点数の削減によってコストダウン、及び構造
の簡略化によるコンパクト化が図れるという特有の作用
効果がえられるものである。
【0053】さらに、このように上記給気用ファン5と
排気用ファン6とを単一のモータ55で回転駆動する構
成とした場合には、該給気用ファン5による給気風量と
排気用ファン6による排気風量とが略同一に固定される
ので、例えばトイレや厨房の臭気の室内への逆流を防止
する時とか、室内空気のフレッシュアップ運転時のよう
に給気風量を排気風量よりも多くする必要がある場合に
は対応できないことになる。このため、この実施形態の
熱交換ユニットZ2においては、上記排気吹出通路14
に、その通路面積を絞る絞り機構57を設け、必要に応
じて該絞り機構57により排気吹出通路14の通路面積
を絞ることで上記の如き給気風量と排気風量との比率を
変更する必要のある運転状態に対応できるようにしてい
る。
【0054】尚、上記第1の実施形態にかかる熱交換ユ
ニットZ1と同一の部材についてはこれと同一の符号を
付することでその説明を省略する。また、この熱交換ユ
ニットZ2における給気と排気の流れは、図7に示す通
りである。
【0055】第3の実施形態 図8には、本願発明の第3の実施形態にかかる熱交換ユ
ニットZ3を示している。この熱交換ユニットZ3は、上
記第1の実施形態にかかる熱交換ユニットZ1とその基
本構造を同じにするものであって、該熱交換ユニットZ
1と異なる点は、上記熱交換ユニットZ1においては上記
給気用ファン5を上記熱交換器4の上側に配置していた
のに対して、この熱交換ユニットZ3においては、上記
給気用ファン5の下部を上記熱交換器4の上部と上下方
向において重合させた点である。
【0056】かかる構成とすることで、上記第1の実施
形態における熱交換ユニットZ1と同様の作用効果が得
られるのに加えて、上記給気用ファン5を熱交換器4に
重合させた分だけ、かかる重合構造をもたない場合に比
して、該熱交換器4の下端から上記排気用ファン6の上
端に至る高さ寸法を低くすることができ、結果的に上記
ケーシング1の高さ方向における更なるコンパクト化が
図れるという特有の効果が得られる。
【0057】尚、上記第1の実施形態にかかる熱交換ユ
ニットZ1と同一の部材についてはこれと同一の符号を
付することでその説明を省略する。また、この熱交換ユ
ニットZ3における給気と排気の流れは、図9に示す通
りである。
【0058】第4の実施形態 図10には、本願発明の第4の実施形態にかかる熱交換
ユニットZ4を示している。この熱交換ユニットZ4は、
上記各実施形態の熱交換ユニットZ1,Z2,Z3におい
ては上記熱交換器4を円弧状形態をもつように構成して
いたのに対して、該熱交換器4を直線状に延びる複数の
エレメント4A,4B,4C,4Dを組み合わせて略
「コ」字状の屈曲形態としたものであり、該熱交換器4
以外の構成については上記各実施形態の場合と同様であ
る。
【0059】このように上記熱交換器4を屈曲形態とし
た場合には、該熱交換器4を円弧状形態とする場合に比
して該熱交換器4の製作が容易であり、それだけコスト
ダウンが期待できるという利点がある。
【0060】尚、上記第1の実施形態にかかる熱交換ユ
ニットZ1と同一の部材についてはこれと同一の符号を
付することでその説明を省略する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1の実施形態にかかる熱交換ユニ
ットの平面図である。
【図2】図1のII-II断面図である。
【図3】図2のIII-III矢視図である。
【図4】図2のIV-IV矢視図である。
【図5】第1の実施形態における熱交換ユニット内の空
気の流れを示す説明図である。
【図6】本願発明の第2の実施形態にかかる熱交換ユニ
ットの断面図である。
【図7】第2の実施形態における熱交換ユニット内の空
気の流れを示す説明図である。
【図8】本願発明の第3の実施形態にかかる熱交換ユニ
ットの断面図である。
【図9】第3の実施形態における熱交換ユニット内の空
気の流れを示す説明図である。
【図10】本願発明の第4の実施形態にかかる熱交換ユ
ニットの平面図である。
【符号の説明】
1はケーシング、2はケーシング本体、3は底板、4は
熱交換器、4A〜4Dエレメント、5は給気用ファン、
6は排気用ファン、7は給気吸込口、8は給気吹出口、
9は排気吸込口、10は排気吹出口、11は給気吸込通
路、12は給気吹出通路、13は排気吸込通路、14は
排気吹出通路、15は給気ダクト、16は排気ダクト、
18は下側隔壁、19は中間隔壁、20は上側隔壁、2
1は斜壁、22及び23は開口、24は外周隔壁、25
は筒状隔壁、31は天井、32は開口、33は開口蓋、
35は吊り金具、41は端面板、42は端面板、43は
板状素子、44は間隔板、45〜50は空間部、51は
羽根車、52はモータ、53はファンケーシング、54
は吸込口、55はモータ、57は絞り機構、61は羽根
車、62はモータ、63はファンケーシング、64は吸
込口、Z1はZ4熱交換ユニットである。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 矩形箱状形態を有し且つその対向する一
    対の側面(1a),(1b)のうち、一方の側面(1
    a)に給気吹出口(8)と排気吸込口(9)とを、他方
    の側面(1b)には給気吸込口(7)と排気吹出口(1
    0)とを、それぞれ設けるとともにその底面(1c)に
    位置する底板(3)を下方に向けた状態で配置されるケ
    ーシング(1)内に、 複数枚の板状素子(43),(43),・・を所定間隔
    で積層して該各板状素子(43),(43)・・間に通
    風方向が略直交する第1流路(71)と第2流路(7
    2)とを設けた円弧状又は屈曲状の外観形態をもつ熱交
    換器(4)を上記底板(3)に対向させた状態で配置す
    る一方、 上記ケーシング(1)内における上記熱交換器(4)の
    上側に、給気用ファン(5)と排気用ファン(6)と
    を、共にその回転軸心を上記ケーシング(1)の底板
    (3)に略直交させた状態で配置し、 上記給気用ファン(5)により上記給気吸込口(7)か
    ら取り入れた給気を上記熱交換器(4)の上記第1流路
    (71)又は第2流路(72)を通して上記給気吹出口
    (8)から吹き出すとともに、上記排気用ファン(6)
    により上記排気吸込口(9)から取り入れた排気を上記
    熱交換器(4)の上記第2流路(72)又は第1流路
    (71)を通して上記排気吹出口(10)から吹き出す
    ことで上記熱交換器(4)において上記給気と排気との
    間で熱交換を行わせるようにしたことを特徴とする熱交
    換ユニット。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記熱交換器(4)は、その外周側に上記第1流路(7
    1)と第2流路(72)のうちのいずれか一方側の流路
    (71)の入口端を開口させ、またその内周側には上記
    いずれか他方側の流路(72)の入口端を開口させる一
    方、 上記一方側の流路(71)の入口端はこれを上記熱交換
    器(4)の外周側に形成される空間部(48)を介して
    上記給気吸込口(7)又は排気吸込口(9)に連通させ
    るとともに、 上記他方側の流路(72)の入口端はこれを上記熱交換
    器(4)の軸方向の両端にそれぞれ位置する一方の端面
    板(41)と他方の端面板(42)との間に形成される
    空間部(50)を介して上記排気吸込口(9)又は給気
    吸込口(7)に連通させたことを特徴とする熱交換ユニ
    ット。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、 上記給気用ファン(5)と排気用ファン(6)とを単一
    のモータ(55)により回転駆動するように構成したこ
    とを特徴とする熱交換ユニット。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 上記排気吸込通路(13)又は排気吹出通路(14)に
    その通路面積を絞る絞り機構(57)が設けられている
    ことを特徴とする熱交換ユニット。
  5. 【請求項5】 請求項1,2、3又は4において、 上下方向に配置された上記給気用ファン(5)と排気用
    ファン(6)のうち、少なくとも下側に位置するファン
    (5)が、上下方向において上記熱交換器(4)と重合
    されていることを特徴とする熱交換ユニット。
  6. 【請求項6】 請求項1,2,3,4又は5において、 上記ケーシング(1)の一方の側面(1a)に開口する
    上記給気吹出口(8)と排気吸込口(9)、及び他方の
    側面(1b)に開口する上記給気吸込口(7)と排気吹
    出口(10)とが、共に略同一高さ位置に設定されると
    ともに、上記給気吸込口(7)と給気吹出口(8)、及
    び上記排気吸込口(9)と排気吹出口(10)とがそれ
    ぞれ略同軸上に位置せしめられていることを特徴とする
    熱交換ユニット。
  7. 【請求項7】 請求項1,2,3,4,5又は6におい
    て、 上記ケーシング(1)における上記底板(3)が着脱自
    在とされていること特徴とする熱交換ユニット。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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