JP3525624B2 - 熱交換器付換気装置及び熱交換器及び熱交換器枠体 - Google Patents
熱交換器付換気装置及び熱交換器及び熱交換器枠体Info
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Description
と室外からの吸気との間で熱交換を行いながら室内の換
気を行う熱交換器付換気装置に関するものである。
公報に示された従来の熱交換器付換気装置を示す斜視図
である。その構成は、対向する側面の一方に室内側の吸
込口104と吹出口106とを有し、他方に室外側の吸
込口105と吹出口107とを有する箱体101内に、
上記吸込口104、105と吹出口107、106との
間に設けた熱交換室133で互いに交差するよう設けら
れた給気通路109および排気通路108とを備えてい
る。
01に着脱可能に取り付けられた給気通路109と排気
通路108にそれぞれ給気流又は排気流を形成する羽根
121及び電動機126からそれぞれ構成される送風機
111、110に対して給気通路109と排気通路10
8に設けられた羽根ケーシング21113と熱交換室1
33に本体の他の側面に設けた開口115から挿脱可能
に設けられ、上記給気流と排気流との間で熱交換する熱
交換器112とを備えている。
構成された熱交換器付換気装置において、熱交換器11
2を利用した空調換気については、それぞれの送風機1
10、111を運転することにより、室内空気はダクト
を介して室内側吸込口104から矢印Aのように吸い込
まれ、熱交換器112および排気通路108を矢印Bの
ように通り、排気用送風機110により室外側吹出口1
07から矢印Cのように吹き出される。
から矢印Dのように吸い込まれ、熱交換器112および
給気通路109を矢印Eにように通り、給気用送風機1
09により室内側吹出口106から矢印Fのように吹き
出されダクトを介して室内に給気される。このとき、熱
交換器112では排気流と給気流との間で熱交換が行わ
れ、排気熱を回収して冷暖房負荷を軽減する。
装置は以上のように構成されているので、熱交換器11
2とこれに連通する送風機110、111の吸込口とを
対向させると、熱交換器から送風機に至る気流がスムー
ズに流れるものの、長さ寸法(送風機モータのモータ軸
方向)が長くなるという問題点があった。また、図31
に示すように送風機110、111に吸い込まれる気流
が送風機の吸込口の上側に偏り吸い込みの悪化を起こ
し、送風性能を悪化させ騒音を大きくするという問題点
がった。
と送風機110、111の距離を十分確保することで解
決できるが、装置全体の長さ寸法が大きくなるという問
題点があった。また、送風機110、111に吸い込ま
れる矢印B、Eの気流は、箱体101を構成する蓋体1
03により外部と仕切られることになり、送風機に吸い
込まれる気流音が箱体101を構成する部材を通して外
部に直接伝わるという問題点があった。
送風機の吸込口の上側に偏り、吸い込み悪化を起こすこ
とを防止できる構造として、2つの熱交換器を縦に連続
的に積み重ね、対向する中央の2つの通過面で吸気風路
又は排気風路の一方の風路を形成するとともに、その両
側の通過面で他方の風路を形成し、気流の偏りを解消す
る構成を本発明者は発明した。
社製空調管理システムSAF1000D型がある。図3
2はこれを概念的に示した部分上面図、図33は同部分
斜視図である。図32、33において、201、202
はそれぞれ両側の上部と下部とに異なる風路の気流通過
面が形成され、通過面の境となる中央がせり出した形状
をした対向流パイプ方式型の熱交換器で、上下に積み重
ねられ、積み重ね状態で中央の対向する2つの通過面で
一方の風路を形成し、その両側の通過面で他方の風路を
形成している。
側方に略直角に変化させる製品内ダクト、204は熱交
換器201、202の側方に形成された製品内ダクト2
03と連通するチャンバ205内に配置された送風機で
ある。このものにおいては、一方の側における熱交換器
201の上部通過面と熱交換器202の下部通過面とを
共通の気流の吸込口とし、他方の側における熱交換器2
01の下部通過面と熱交換器202の上部通過面とをそ
の気流の共通の吹出口としている。この結果、2つの熱
交換器から吹き出される気流は箱体の中段ぐらいの高さ
に集約される。
は、本発明が目的とする上記問題点を何等考慮したもの
ではなく、実際に問題点を解決していない。即ち、図3
2、33に示す熱交換器は天面と下面とを有する程長大
なものであり、その両側に通過面が形成されているに過
ぎない。そして、中央の通過面から吹き出した気流は製
品内ダクト203によって大きく方向を変えられてい
る。
の気流通過方向に平行な位置に形成されているが、上述
したように天面と下面を有する程の熱交換器と平行にチ
ャンバを形成するとその容積はかなり大きなものであ
り、図32に示すように熱交換器と平行して送風機を配
設することができる。しかしながら、熱交換素子が天面
や下面を有しない直方体のものでは熱交換器と平行に送
風機を設置する空間は確保できないため、実質的に送風
機によって必要な長さ寸法が発生する。この場合、熱交
換器側には新たなスペースが発生するので、熱交換器か
ら吹き出す空気の偏りを改善するための空間距離を稼ぎ
出すことができる。
器201、202からの吹出気流の全てを熱交換器側方
のチャンバ205に誘導しているため、気流の大きな変
化が発生し、圧損や騒音の増大を引き起こしている。即
ち、この製品は熱交換器と送風機との間を気流の方向の
大きな変化なく導くという前提思想がないため、その配
置構成によって生じる装置全体の長さ方向の問題や、熱
交換器から送風機に至る気流の圧損や騒音について、本
発明の思想にたって熱交換器の積み重ねを行うものでは
ない。
されたもので、送風機への吸い込み気流の偏りを低減で
きるとともに低圧損、低騒音の熱交換器付換気装置およ
びこれに適した熱交換器、熱交換器枠体を得ることを目
的とする。
付換気装置は、内部に吸気風路と排気風路とを独立して
形成した本体と、前記本体内に収容され前記吸気風路を
流れる吸気流と前記排気風路を流れる排気流との間で熱
交換する熱交換器と、前記熱交換器の通過面に対向する
位置に配設され前記吸気流又は前記排気流を発生させる
送風機とを備え、前記熱交換器は中央に吸気流又は排気
流の一方の風路の通過面を形成しその両側に他方の風路
の通過面を形成したものである。
して形成した本体と、前記本体内に収容され前記吸気風
路を流れる吸気流と前記排気風路を流れる排気流との間
で熱交換する熱交換器と、前記熱交換器の通過面に対向
する位置に配設され前記吸気流又は前記排気流を発生さ
せる送風機とを備え、前記熱交換器は直方体からなる2
つの熱交換素子が互いの稜線で接するよう重ねて配置さ
れるとともに対向する中央の2つの通過面で前記吸気風
路又は排気風路の一方の風路を形成するとともに、その
両側の通過面で他方の風路を形成するものである。
して形成した本体と、前記本体内に収容され前記吸気風
路を流れる吸気流と前記排気風路を流れる排気流との間
で熱交換する熱交換器と、前記熱交換器の通過面に対向
する位置に配設され前記吸気流又は前記排気流を発生さ
せる送風機とを備え、前記熱交換器は単体の熱交換素子
に切れ目を入れて折り曲げた連続する2つの熱交換素子
によって構成され、前記2つの熱交換素子の対向する中
央の2つの通過面で前記吸気風路又は排気風路の一方の
風路を形成するとともに、その両側の通過面で他方の風
路を形成するものである。
換器の出口側とし、この出口側と前記送風機の吸込口と
を連通したものである。
の長手方向の略真ん中となるよう配設したものである。
機の吸込口側に位置させたものである。
生させる前記送風機を駆動するモータを該送風機の吸込
口の反対側に位置させ、この送風機と前記本体内壁との
間に前記モータが突出する他方の風路を形成したもので
ある。
両側に分離した通過面を入口側とし、本体外からの空気
流を前記分離した通過面に分配する整流面を形成したも
のである。
熱交換器側に配置し、前記熱交換器と反対側に前記送風
機の吸込口を設けたものである。
して形成した本体と、前記本体内に収容され前記吸気風
路を流れる吸気流と前記排気風路を流れる排気流との間
で熱交換する熱交換器と、前記熱交換器に連通し前記吸
気流又は前記排気流を発生させる送風機とを備え、前記
熱交換器は中央に吸気流又は排気流の一方の風路の入口
側となる通過面を形成しその両側に他方の風路の出口側
となる通過面を分離形成するよう構成され、前記送風機
は両吸込タイプの遠心ファンとするとともにこの遠心フ
ァンを駆動するモータのモータ軸が前記熱交換器の通過
面の配列方向と平行となるよう配設して、分離した前記
出口側のそれぞれが前記遠心ファンのそれぞれの吸込口
と連通するものである。
機羽根ケーシング21の外形を前記熱交換器の両側の通
過面に対称な形状としたものである。
して形成した本体と、前記本体内に収容され前記吸気風
路を流れる吸気流と前記排気風路を流れる排気流との間
で熱交換する熱交換器と、前記熱交換器に連通し前記吸
気流又は前記排気流を発生させる送風機とを備え、前記
熱交換器は中央に吸気流又は排気流の一方の風路の入口
側となる通過面を形成しその両側に他方の風路の出口側
となる通過面を分離形成するよう構成され、前記送風機
の吸込口とこの送風機に連通する前記熱交換器の出口側
とのそれぞれの中心が合致するよう前記熱交換器の通過
面をその配列方向において設定したものである。
気流間で熱交換する熱交換器において、1つの熱交換素
子に切れ目を入れ、そこから折り曲げて連続する2つの
熱交換素子を成形したものである。
2つの気流間で熱交換する熱交換器を複数の熱交換素子
を積み重ねて構成するものにおいて、前記熱交換器同士
を一体にまとめる枠体を備えたものである。
の位置関係に保持する保持部材としたものである。
する位置に前記枠体と一体にフィルタを備えたものであ
る。
おいて網目又は空隙を有して接続されたものである。
室の壁面との当接面に気密保持部材を設けたものであ
る。
1はこの発明の実施の形態1における熱交換器付換気装
置をを示す透視斜視図、図2は図1の熱交換器付換気装
置の上面図、図3は図1における熱交換器と送風機との
関係を示す模式図、図4、図5は図1の熱交換器付換気
装置の部分側面図である。図において、装置全体を収納
する本体は箱型形状で、その対向する側板16の一方に
は室内側吸込口と室内側吹出口を、側板16の他方には
室外側吸込口と室外側吹出口を、室内側と室外側の各吸
込口と吹出口とが直線上になるよう形成されている。9
は本体の天板、10は本体の底板である。
体で直交流型の第1熱交換素子、2は本体内中央下部に
配設された断面直方体で直交流型の第2熱交換素子で、
これらは互いの稜線を接して連結され、本体側板16の
上記4つの開口の気流通過方向と垂直に配置された熱交
換器を構成している。室内側吸込口および室内側吹出口
を有する本体側面16側に位置する熱交換器の通過面に
おいては、対向する中央の2つの通過面が室外側吸込口
から室内側吹出口へ至る給気風路に連通し、その上下両
側の通過面が室内側吸込口から室外側吹出口へ至る排気
風路に連通している。
口を有する本体側面16側に位置する熱交換器の通過面
においては、対向する中央の2つの通過面が室内側吸込
口から室外側吹出口へ至る排気風路に連通し、その上下
両側の通過面が室外側吸込口から室内側吹出口へ至る給
気風路に連通している。3は中央の吸込口が熱交換器の
対向する中央の2つの通過面と対向し、且つ図6の配置
関係図に示すように熱交換器の長手方向の略真ん中に位
置するよう配置された遠心ファンの羽根、4は羽根3の
熱交換器とは反対側に配置されモータ軸が本体側面の4
つの開口と平行な羽根3の回転駆動用モータである。
羽根3と本体側面16との間に位置することになるが、
図1に斜線で示すように一方の風路に設けられた羽根3
を覆う羽根ケーシング21と本体側面16との間の空間
をこの本体側面16に形成され吸込口から熱交換器に至
る他方の風路として流路15を区画し、この流路15に
上述のモータ4を気密性を損なうことのないよう突出さ
せている。即ち、この羽根3、モータ4および羽根ケー
シング21で送風機である遠心ファンを構成するととも
に、羽根ケーシング21の本体側面16側の壁は2つの
風路を区画する仕切り板としての機能も果たしている。
に至る風路は、遠心ファンの遠心方向即ち本体側面16
に平行な方向に延び出した助走部分と、吹出口に対応す
る位置で該吹出口方向へ折曲された折曲部分とから構成
され、上下に本体の天板9および底板10と均等な空間
を有する上下対称の外形をした風路部材22によって接
続されている。この風路部材22の構造によって、遠心
ファンから吹き出された気流は助走部分を通過する間に
気流が均一に整流されて本体外へと吹き出される。羽根
ケーシング21と風路部材22とは上下に対称な形状に
外形が成形されており、他の風路上を流れる気流は上下
の偏向を生じることなく交差できるようになっている。
過面と羽根3の吸込口との間は仕切り板7によって上下
が仕切られた一方の風路となるチャンバ11を形成し接
続される。同時に上部仕切板7の上方および下部仕切板
7の下方は本体の天板9および底板10とで他方の風路
を形成し、本体側面16の吸込口から、一部は直線的に
羽根ケーシング21の横を抜け、残りは羽根ケーシング
21と本体側面16との間の流路15を抜け一方の風路
を形成する風路部材22と交差して羽根ケーシング21
の反対側の横を抜けた後、それぞれ上述の上下に2分さ
れた風路に至る経路を形成する。
において、5、6はそれぞれ第1熱交換素子、第2熱交
換素子を通過する一次気流を表している。本体側面16
の一方の側の吸込口から本体内に流入した一次気流は2
つの流れに分離し、その一部は吸込口から直線的に羽根
ケーシング21の横を通過し、仕切り板7によって上部
一次気流5と下部一次気流に上下分離される。また、そ
の残りは羽根ケーシング21と本体側面16との間の流
路15を抜け二次気流の風路を形成する風路部材22の
上下にまわりこむようにして交差し、羽根ケーシング2
1の反対側の横を抜けた後、仕切り板7によって上部一
次気流5と下部一次気流に上下分離される。
向に何も仕切るものはないので、羽根ケーシング21の
両横を抜けた一次気流は上下には分離されたままではあ
るが、横方向には再び合流した上部一次気流5と下部一
次気流となる。上部一次気流5は第1熱交換素子1の上
側の通過面より流入して反対側の下側の通過面より流出
する。同様に下部一次気流6は第2熱交換素子2の下側
の通過面より流入して反対側の上部通過面より流出す
る。上部一次気流5が流出する第1熱交換素子の下部通
過面と下部一次気流6が流出する第2熱交換素子の上部
通過面とは互いに対面しており、ここで上部一次気流5
と下部一次気流6とが合流する。
いに位置している。そこから仕切り板7によって上下が
区画されたチャンバ11を通過して遠心ファンの羽根3
の吸込口に流入する。このとき、熱交換器の中央の通過
面と羽根3の吸込口とは対向する位置にあり、それぞれ
の高さ方向の中心が合致するので、熱交換器を通過した
一次気流は略直線的に羽根3の吸込口に至ることができ
る。また、羽根3は熱交換器の長手方向の略真ん中に位
置するため、左右からの気流を均等に且つ気流の変化を
最小限に吸気する。このため、気流が偏ったり大きく曲
げられたりすることがなく、スムーズな風の流れが得ら
れるので、圧損および気流の乱れによって発生する騒音
を低下させることができる。
吸込口とが連通し、その上下に仕切り板7によって区画
された他の風路が形成されるから、チャンバ11は仕切
り板7とこの仕切り板7と空間を介して存する本体の天
板9又は底板10との二重構造となるから、吸い込み騒
音が本体外に漏れにくい構造となり、低騒音が実現でき
る。尚、本構成によって、実際の測定データでも図29
に示したような従来の構成のものに比べて3dBの騒音
低下を実現できた。
ンの形状は回転軸の高さがスクロールを含めた送風機の
高さの中心にこない。また、羽根ケーシング21の外形
も上下対称な形状とはならない。このため、熱交換器に
同形の第1熱交換素子と第2熱交換素子とを使用した場
合、従来の遠心ファンでは熱交換器における上下の気流
の隔たりを解消することはできるが、必ずしも送風機の
羽根の吸込口の中心と合致するとは限らない。この結
果、熱交換器から流出した気流が送風機に吸い込まれる
際、偏流を起こし送風性能を悪化させる。
ば、熱交換器を通過する気流の隔たりは解消されるの
で、圧損の低下や騒音の低下を図ることはできるが、厳
密には上下の気流のアンバランスが残っている。本発明
の実施の形態における構成において重要なことは、この
点を考慮したことにある。即ち、図8に部分側面図でそ
の位置関係を示すように、通常遠心ファンのモータ軸が
回転の中心となり、羽根3の吸込口の中心と合致するこ
とから、第1熱交換素子1と第2熱交換素子2によって
構成される熱交換器の中央の通過面の積み重ね方向の中
心と羽根3の吸込口の中心を合致させてある。これは即
ちモータ軸と合致することでもある。
に突出しており、流路15を通過する気流によってモー
タ4を冷却できるようになっている。従って、モータ4
は熱交換器の積み重ね方向の中心に位置するため、流路
15を通過する気流がモータ4の上下に周り込んで分離
される際その分離された流量は当分される。この結果、
第1熱交換素子1と第2熱交換素子2に流入する流量を
モータ4によって均等にすることができ、2つの熱交換
素子の通過気流の流量のバランスがとれた熱交換器を得
ることができる。しかもモータ4自身も均等に回りこむ
気流によって冷却効果が向上する利点がある。
形態によれば、羽根ケーシング21は箱型で気流と接す
る部分の外形が上下に対称な形状であり、羽根3の吸込
口に当たるチャンバ11と通じる開口部分の形状も上下
対称に形成されている。従って、第1熱交換素子1と第
2熱交換素子2を通過する気流は羽根ケーシング21の
影響で偏流したり不均衡になることはない。尚、二次気
流12、13についても一次気流5、6と同様な流れを
する。
置を示す透視斜視図、図10は図9の側面図である。図
9、10において、基本的な構成は実施の形態1と同様
であり、同一部分には同一符号を付してその説明を省略
する。8は熱交換器の中央側の通過面とこれに対向する
羽根の吸込口との間の風路となるチャンバ11を形成す
る仕切り板7における本体側面の吸込口と対向する部分
に設けられ、本体側面の吸込口から流入した気流を第1
熱交換素子1の上部通過面と第2熱交換素子2の下部通
過面とに振り分ける曲面状の整流面である。
の吸込口から流入した二次空気12、13は、流入後整
流面8によって上方向の二次気流12と下方向の二次気
流13とに二分される。二分された上方向の二次気流1
2は実施の形態1と同様な風路を経て第1熱交換素子1
の上部通過面から流入し反対側の下部通過面から流出す
る。同様に下方向の二次気流13は実施の形態1と同様
な風路を経て第2熱交換素子2の下部通過面から流入し
反対側の上部通過面から流出する。
先端を本体側面16の吸込口中心と合致させ、そこから
熱交換器の上下各熱交換素子に向かって緩やかな曲線を
形成しているので、二次気流は仕切り板7によって気流
を乱すことなく、円滑に分かれていく。この結果、動圧
損失を低減することができる。また、整流面は本体側面
16の吸込口の高さ方向中心を基準に上下対称な形状に
形成されているので、二次空気12、13は均等な流量
に分離される。尚、一次気流についても同様に整流面8
を設けることにより同様の作用効果が得られる。
装置を示す部分側面図である。図7に示すように通常遠
心ファンの形状は回転軸の高さがスクロールを含めた送
風機の高さの中心にこない。実施の形態1のように羽根
3の吸込口の中心を熱交換器の高さ方向の中心と合わせ
られれば理想的であるが、この場合スクロールの形状を
考えると高さ方向において上下いずれかにデッドスペー
スが生じる可能性がある。
は、図11に示すように遠心ファンの形状に合わせてそ
の設置高さを設定する一方、高さ方向において本体の中
心にこない羽根3の吸込口に対して、その対向する位置
に熱交換器の通過面がくるよう、第1熱交換素子1と第
2熱交換素子2の大きさを変えた点にある。この結果、
熱交換器の通過面とこれに連通する羽根3の吸込口との
高さが一致し、熱交換器から流出した気流は大きく曲げ
られることなく羽根3の吸込口に流入する。また、遠心
ファン又は熱交換器によるデッドスペースが生じないの
で、高さ方向に無駄のないコンパクトな装置が得られ
る。
素子1の上部通過面と第2熱交換素子2の下部通過面と
の高さが異なることから、上部、下部に分離した風路の
大きさも異なることになる。この結果、各熱交換素子に
至る風量のアンバランスが生じるように思えるが、第1
熱交換素子1側はそこへ至るまでの風路が大きくなった
分熱交換素子の断面積が大きくなるため、通過時の抵抗
が大きくなり、しかも第1熱交換素子1と第2熱交換素
子2とをそれぞれ通過してきた気流はチャンバ11で合
流してから羽根3の吸込口へと至るので、それ程の影響
は受けない。また、断面積が大きい分、熱交換効率が向
上するから、性能的にも影響は小さい。
装置を示す上面図、図13は図12の部分側面図であ
る。図において、3は中央の吸込口が熱交換器の対向す
る中央の2つの通過面と対向し、且つ熱交換器の長手方
向の略真ん中に位置するよう配置された遠心ファンの羽
根、4は羽根3の熱交換器側に羽根3の吸込口と取付足
(図示せず)によって所定の間隔を有して配置された、
モータ軸が本体側面16の4つの開口と平行な羽根3の
回転駆動用モータである。
21に固定され、取付足、モータ4ともそれぞれ熱交換
器側から着脱可能である。また、取付足、モータ4を取
り外した状態で仕切り板7、羽根3も熱交換器側から着
脱可能である。17は本体側面16とは異なる側面に設
けられた点検口で、第1熱交換素子1および第2熱交換
素子2の挿脱が可能になっている。そして、これら取付
足、モータ4、仕切り板7、羽根3は熱交換器の第1熱
交換素子1および第2熱交換素子2を本体の点検口17
から取り出した状態で熱交換器が配置される熱交換室を
利用して本体から挿脱でき、着脱が行える。
示すものと同様な箱型形状をしているが、モータ4が熱
交換器側に配置されているため、羽根ケーシング21の
熱交換器と反対側の壁面と本体側面16との間には実施
の形態1で示したような流路15は存在しない。その他
の構成は実施の形態1と同様であり、同一部分には同一
符号を付してその説明を省略する。
子1および第2熱交換素子2を通過した上部一次気流5
および下部一次気流6はチャンバ11で合流する。合流
した気流は遠心ファンの羽根3の吸込口より吸入される
が、その際、吸込口の熱交換器側に配置されたモータ4
に当たり、これを回りこむようにして吸込口へと至る。
上記のような構成とすることによりモータ4が気流の通
過によって冷却される。また、モータ4が羽根3の熱交
換器と反対側に突出しないから、羽根ケーシング21と
本体側面16との間に空間が必要なくなり、装置全体を
コンパクトにできる。
の実施の形態1と同様、回転の中心であり、羽根3の吸
込口の中心と合致する遠心ファンのモータ軸を、第1熱
交換素子1と第2熱交換素子2によって構成される熱交
換器の中央の通過面の積み重ね方向の中心と合致させて
あるので、モータ4の延長上は熱交換器を構成する2つ
の熱交換素子同士の接続部分にあたる。即ち、熱交換素
子の後退部分とモータ4の突出部分とが合致するため、
羽根3の吸込口を確保するためにモータ4と羽根3との
距離が長くなることによるモータ4の突出分の風路を確
保するに当たって仕切り板7の長さをさほど長くしなく
てもよい。この結果、装置全体をさらにコンパクトにす
ることができる。
い点検口17の蓋を取り外し、点検口17から第1熱交
換素子1と第2熱交換素子2とを抜き出す。各熱交換素
子を抜き出した後の空間には、仕切り板7とモータ4お
よびその奥側に開口した羽根3の吸込口が臨んでおり、
例えばモータ4を点検する場合には、モータ4のみを取
付足から取り外すか、或は取付足ごと取り外すことによ
って、羽根3を取り外すことなくメンテナンスすること
ができる。また、仕切り板7を取り外せば内部に広い空
間ができるので、モータ4を取り外さなくてもそのまま
点検することもできる。
モータ4を外すことなくモータ4を点検することも不可
能ではない。また、仕切り板7を取り外せば、上下方向
を遮ることのない大きな空間が発生するので、羽根3を
取り出すことも可能になる。熱交換器を取り外した空間
から何が取り外せ何が取り外せないかは、点検等の都合
によって適宜設定すればよい。尚、二次気流12、13
についても同様の構成によって同様の作用効果が得られ
る。
装置を示す部分斜視図、図15は図14の透視側面図、
図16は図14の部分拡大図である。図において、1は
本体内中央上部に配設された断面直方体で直交流型の第
1熱交換素子、2は本体内中央下部に配設された断面直
方体で直交流型の第2熱交換素子で、これらは互いの稜
線を接して連結され、本体側板16の上記4つの開口の
気流通過方向と垂直に配置された熱交換器を構成してい
る。
本体側面16側に位置する熱交換器の通過面において
は、対向する中央の2つの通過面が室内側吸込口から室
外側吹出口へ至る排気風路に連通し、その上下両側の通
過面が室外側吸込口から室内側吹出口へ至る給気風路に
連通している。同様にして室内側吸込口および室内側吹
出口を有する本体側面16側に位置する熱交換器の通過
面においては、対向する中央の2つの通過面が室外側吸
込口から室内側吹出口へ至る給気風路に連通し、その上
下両側の通過面が室内側吸込口から室外側吹出口へ至る
排気風路に連通している。
体側面16側に開口し、且つ熱交換器の長手方向の略真
ん中に位置するよう配置された遠心ファンの羽根、4は
羽根3の熱交換器側に熱交換器の中央で対向する2つの
通過面と対向して配置され、モータ軸が本体側面16の
4つの開口と平行な羽根3の回転駆動用モータである。
一方の風路に設けられた羽根3を覆う羽根ケーシング2
1と本体側面16との間には、熱交換器の上下の通過面
から流出した気流が羽根ケーシング21の左右から回り
こみ羽根3の吸込口へ流入するための風路として流路1
5を区画している。
仕切り板7が設けられ、本体側面16の吸込口と熱交換
器の中央の対向する2つの通過面とを連通する一方の風
路と、熱交換器の上下の通過面と羽根3の吸込口とを連
通する他方の風路とを区画している。そして、この仕切
り板7によって形成される一方の風路となるチャンバ1
1内に、他方の風路の送風機をなす遠心ファンのモータ
4を羽根ケーシング21から気密性を損なうことのない
よう突出させている。即ち、この羽根3、モータ4およ
び羽根ケーシング21で送風機である遠心ファンを構成
するとともに、羽根ケーシング21の熱交換器側の壁は
2つの風路を区画する仕切り板としての機能も果たして
いる。
に至る風路は、遠心ファンの遠心方向即ち本体側面16
に平行な方向に延び出した助走部分と、吹出口に対応す
る位置で該吹出口方向へ折曲された折曲部分とから構成
され、上下を本体側面16まで延長された仕切り板7に
よって仕切られた風路部材22によって接続されてい
る。この風路部材22の構造によって、遠心ファンから
吹き出された気流は助走部分を通過する間に気流が均一
に整流されて本体外へと吹き出される。羽根ケーシング
21は上下に対称な形状に外形が成形されており、風路
上を流れる気流は羽根ケーシング21の形状によって上
下の偏向を生じることなく通過できるようになってい
る。
過面と羽根ケーシング21との間は仕切り板7によって
上下が仕切られた一方の風路となるチャンバ11を形成
し、羽根ケーシング21の横を通過して本体側面16の
吸込口と接続される。本体側面16の吸込口および熱交
換器の中央の対向する2つの通過面はともに本体の高さ
の略真ん中に位置するので、これを結ぶ風路は水平とな
り圧損が低減できる。同時に上部仕切板7の上方および
下部仕切板7の下方は本体の天板9および底板10とで
他方の風路を形成し、羽根ケーシング21の両側を回り
こむようにして流路15に通じ、羽根3の吸込口へと至
る。
16において、5、6はそれぞれ第1熱交換素子、第2
熱交換素子を通過する一次気流を表している。本体側面
16の一方の側の吸込口から本体内に流入した一次気流
は直線的に羽根ケーシング21の横を通過し、仕切り板
7によって上下が区画されたチャンバ11内に流入す
る。チャンバ11内の一次気流は第1熱交換素子1の下
部通過面と第2熱交換素子2の上部通過面とから流入
し、それぞれ反対側の第1熱交換素子1の上部通過面と
第2熱交換素子2の下部通過面とから流出する。
た上部一次気流5と第2熱交換素子2の下部通過面から
流出した下部一次気流6とはそれぞれ仕切り板7の上側
および下側に区画された風路を通り、上下に分離された
まま羽根ケーシング21の両横を抜け、羽根ケーシング
21と本体側面16との間に形成された流路15へと至
る。この流路15で羽根ケーシング21の両側を回りこ
んだ上部一次気流5と下部一次気流6とが合流し、羽根
3の吸込口へと吸い込まれる。
いに位置している遠心ファンの羽根3の吸込口に流入す
る。このとき、熱交換器の中央の通過面と羽根3の吸込
口とは同一水平面上の位置関係にあり、それぞれの高さ
方向の中心が合致するので、熱交換器を通過した一次気
流5、6は上下均等に羽根3の吸込口に至ることができ
る。また、羽根3は熱交換器の長手方向の略真ん中に位
置するため、左右からの気流を均等に且つ気流の変化を
最小限に吸気する。このため、気流が偏ったりすること
がなく、スムーズな風の流れが得られるので、圧損およ
び気流の乱れによって発生する騒音を低下させることが
できる。
ンの形状は回転軸の高さがスクロールを含めた送風機の
高さの中心にこない。また、羽根ケーシング21の外形
も上下対称な形状とはならない。このため、熱交換器に
同形の第1熱交換素子と第2熱交換素子とを使用した場
合、従来の遠心ファンでは熱交換器における上下の気流
の隔たりを解消することはできるが、必ずしも送風機の
羽根の吸込口の中心と合致するとは限らない。この結
果、熱交換器から流出した気流が送風機に吸い込まれる
際、偏流を起こし送風性能を悪化させる。
ば、熱交換器を通過する気流の隔たりは解消されるの
で、圧損の低下や騒音の低下を図ることはできるが、厳
密には上下の気流のアンバランスが残ってしまう。本発
明の実施の形態における構成において重要なことは、こ
の点を考慮したことにある。即ち、図15に部分側面図
でその位置関係を示すように、回転の中心となる遠心フ
ァンのモータ軸が、羽根3の吸込口の中心と合致するこ
とから、第1熱交換素子1と第2熱交換素子2によって
構成される熱交換器の中央の通過面の積み重ね方向の中
心と羽根3の吸込口の中心を合致させてある。これは即
ちモータ軸と合致することでもある。
1に突出しており、チャンバ11を通過する気流によっ
てモータ4を冷却できるようになっている。モータ4は
熱交換器の積み重ね方向の中心に位置するため、チャン
バ11を通過する気流がモータ4の上下に周り込んでも
上下に回りこむ流量は当分される。この結果、第1熱交
換素子1と第2熱交換素子2に流入する流量をモータ4
が乱すことがなく、2つの熱交換素子の通過気流の流量
のバランスがとれた熱交換器を得ることができる。しか
もモータ4自身も均等に回りこむ気流によって冷却効果
が向上する利点がある。
の形態によれば、羽根ケーシング21は箱型で気流と接
する部分の外形が上下に対称な形状であり、羽根3の吸
込口に当たる開口部分の形状も上下左右対称に形成され
ている。従って、第1熱交換素子1と第2熱交換素子2
を通過する気流は羽根ケーシング21の影響で偏流した
り不均衡になることはない。尚、二次気流12、13に
ついても一次気流5、6と同様な流れをする。
対側とし、熱交換器側にモータを配置してある。本発明
の実施の形態においては、実施の形態4と同様、モータ
4が熱交換器側から着脱可能である。そして、本体側面
16とは異なる側面に設けられた点検口から第1熱交換
素子1および第2熱交換素子2の挿脱が可能になってい
る。そして、モータ4は熱交換器の第1熱交換素子1お
よび第2熱交換素子2を本体の点検口から取り出した状
態で熱交換器が配置される熱交換室を利用してメンテナ
ンスが行える。
羽根3の吸込口とモータ4とが反対側に位置するため、
羽根3とモータ4との距離を大きくしてこの間に気流通
過用の間隔を保持しなくてもよいので、モータ4の回転
軸を短くすることができ、送風機の回転を安定させるこ
とができる。その上でモータ4の上下に均等に回りこむ
気流によって冷却が行えるとともに、モータ4のメンテ
ナンスが熱交換器を取り外した空間から行える。
の中心であり、羽根3の吸込口の中心と合致する遠心フ
ァンのモータ軸を、第1熱交換素子1と第2熱交換素子
2によって構成される熱交換器の中央の通過面の積み重
ね方向の中心と合致させてあるので、モータ4の延長上
は熱交換器を構成する2つの熱交換素子同士の接続部分
にあたる。即ち、熱交換素子の後退部分とモータ4の突
出部分とが合致するため、モータ4の突出分の風路を確
保するに当たって仕切り板7の長さをさほど長くしなく
てもよい。この結果、装置全体をコンパクトにすること
ができる。その他メンテナンス時の動作は実施の形態4
と同様である。
り、図18は図17の斜視図である。図17、18にお
いて、1は本体内中央上部に配設された断面直方体で直
交流型の第1熱交換素子、2は本体内中央下部に配設さ
れた断面直方体で直交流型の第2熱交換素子で、これら
は互いの稜線を接して連結され、本体側板16の上記4
つの開口の気流通過方向と垂直に配置された熱交換器を
構成している。
本体側面16側に位置する熱交換器の通過面において
は、対向する中央の2つの通過面が室内側吸込口から室
外側吹出口へ至る排気風路に連通し、その上下両側の通
過面が室外側吸込口から室内側吹出口へ至る給気風路に
連通している。同様にして室内側吸込口および室内側吹
出口を有する本体側面16側に位置する熱交換器の通過
面においては、対向する中央の2つの通過面が室外側吸
込口から室内側吹出口へ至る給気風路に連通し、その上
下両側の通過面が室内側吸込口から室外側吹出口へ至る
排気風路に連通している。
10側にそれぞれ開口し、且つ熱交換器の長手方向の略
真ん中に位置するよう配置された両吸込タイプの遠心フ
ァンの羽根、4は羽根3の底板10側に羽根3の吸込口
と取付足(図示せず)によって所定の間隔を有して配置
され、モータ軸が本体側面16の4つの開口を通過する
気流の方向と垂直で天板9から底板10方向(上下方
向)に平行な羽根3の回転駆動用モータである。
器との間には羽根ケーシング21の上面および下面と面
一になるよう仕切り板7が設けられ、本体側面16の吸
込口と熱交換器の中央の対向する2つの通過面とを連通
する一方の風路と、熱交換器の上下の通過面と羽根3の
上下の吸込口とを連通する他方の風路11−3、11−
4とを区画している。そして、羽根ケーシング21の熱
交換器側の側面で、この仕切り板7によって形成される
一方の風路となるチャンバ11と区画している。即ち、
この羽根3、モータ4および羽根ケーシング21で送風
機である遠心ファンを構成するとともに、羽根ケーシン
グ21の熱交換器側の壁は2つの風路を区画する仕切り
板としての機能も果たしている。
出口に至る風路は、遠心ファンの遠心方向即ち本体側面
16に平行な方向に延び出した助走部分と、吹出口に対
応する位置で該吹出口方向へ折曲された折曲部分とから
構成され、上下を本体側面16まで延長された仕切り板
7によって熱交換器から羽根3の吸込口に至る風路11
−3、11−4と仕切られた風路部材22によって接続
されている。この風路部材22の構造によって、遠心フ
ァンから吹き出された気流は助走部分を通過する間に気
流が均一に整流されて本体外へと吹き出される。
過面と羽根ケーシング21との間は仕切り板7によって
上下が仕切られた一方の風路となるチャンバ11を形成
し、羽根ケーシング21の横を通過して本体側面16の
吸込口と接続される。本体側面16の吸込口および熱交
換器の中央の対向する2つの通過面はともに本体の高さ
の略真ん中に位置するので、これを結ぶ風路は水平とな
り圧損が低減できる。同時に上部仕切板7の上方および
下部仕切板7の下方は本体の天板9および底板10とで
他方の風路11−3、11−4を形成し、仕切り板7と
面一な羽根ケーシング21の上下面まで水平に移動し、
羽根3の吸込口へと至る。
において、5、6はそれぞれ第1熱交換素子、第2熱交
換素子を通過する一次気流を表している。本体側面16
の一方の側の吸込口から本体内に流入した一次気流は直
線的に羽根ケーシング21の横を通過し、仕切り板7に
よって上下が区画されたチャンバ11内に流入する。チ
ャンバ11内の一次気流は第1熱交換素子1の下部通過
面と第2熱交換素子2の上部通過面とから流入し、それ
ぞれ反対側の第1熱交換素子1の上部通過面と第2熱交
換素子2の下部通過面とから流出する。
た上部一次気流5と第2熱交換素子2の下部通過面から
流出した下部一次気流6とはそれぞれ仕切り板7の上側
および下側に区画された風路11−3、11−4を水平
方向に移動し、上下に分離されたままさらに仕切り板7
と面一な羽根ケーシング21の上下面を水平に移動す
る。そして、羽根ケーシング21の上下面にそれぞれ開
口した羽根3の吸込口へと吸い込まれる。
位置し、しかも熱交換器の上下通過面から羽根3の吸込
口までは風路壁面が面一で熱交換器の長手方向において
遮るものもないため、左右からの気流を均等に吸い込む
ことができる。しかも熱交換器の通過面から羽根3の吸
込口までの風路11−3、11−4中に気流を曲げる要
素はなく、気流の変化を最小限にして吸気することがで
きる。このため、気流が偏ったりすることがなく、スム
ーズな風の流れが得られるので、圧損および気流の乱れ
によって発生する騒音を低下させることができる。
入した気流は分離されたり方向を大きく変えることなく
水平に移動することができ、第1熱交換素子1の下部通
過面と第2熱交換素子2の上部通過面の集約された通過
面から熱交換機に流入するから気流が円滑で、圧損を減
らし、騒音の発生を低減できる。また、この結果、第1
熱交換素子1の上部通過面と第2熱交換素子2の下部通
過面とに分散して流出した気流は合流させたり方向を大
きく変えることなく送風機に導くことができるので、や
はり気流が円滑になる。このように通風路内で気流を分
散させたり分散した気流を合流させたりするものではな
いので、気流の乱れが発生しにくい。
ング21下面と本体底板10との間の風路11−4に突
出しており、ここを通過する気流によってモータ4を冷
却できるようになっている。尚、二次気流12、13に
ついても一次気流5、6と同様な流れをすることにより
同様な作用効果が得られる。
斜視図であり、発明の実施の形態1〜6にも適用される
ものである。図19(a)において、1および2は上下
および左右のそれぞれ対向する壁面間が交互に連通する
通路が形成された第1熱交換素子および第2熱交換素子
で、それぞれの対向する壁面を通過面として一次気流と
二次気流とが交差し、その際熱および湿度が交換され
る。各熱交換素子の素材は従来のもとのと変わらない。
もともと長方形の単体の熱交換素子で、その途中から一
部の残部を存して切り込みが入れられている。図19
(b)は図19(a)の状態から残部を中心に第1熱交
換素子1を90度反時計周りに折り曲げた状態を示す斜
視図である。この状態は図1〜図18に示された熱交換
機の状態と同じで、残部が第1熱交換素子1と第2熱交
換素子2の稜線の接続部となる。尚、第1熱交換素子1
と第2熱交換素子2の断面形状は正方形である。
造方法を説明する。図19(a)に示す直方体の熱交換
素子の製造は従来のものと同様である。この直方体の熱
交換素子の長方形をした端面(通過面でない面)のうち
長辺の中点から反対側に若干の残部を残して切り込みを
入れる。切り込みを入れて分断された熱交換素子は、そ
れぞれ断面(端面)形状が正方形の第1熱交換素子1と
第2熱交換素子2となる。この状態から残部を中心に第
1熱交換素子1を反時計回りに90度折り曲げ、図19
(b)の状態にする。これで熱交換素子ができあがる。
換素子1と第2熱交換素子2とを別々に成形する場合に
比べて、互いの稜線における接続部において双方の熱交
換素子が連続していることから、気密性が損なわれるこ
とがなく、この部分における気密保持部材が不要であ
る。従って発明の実施の形態1〜6において、機密性の
高い熱交換器を得ることができる。
素子2とを単体の熱交換素子から型を切り抜くようにし
て図19(b)の状態にする場合、第1の熱交換素子1
と第2の熱交換素子2との連結部分に通じる通過面の切
断成形が例えば図19(b)の場合であれば90度の角
度を有して切断作業が行わなければならず、角部分の切
断が極めて面倒となる。しかも第1の熱交換素子1と第
2の熱交換素子2との連結部分となる残部が必要である
から、切り落とした部分は正方形とはならず、切断作業
によって無駄な材料が発生する。
コーナー部を作らない直線的な作業だけなので、その製
造は極めて容易なうえ、直線的な切断作業によって一度
に多数の熱交換素子を作り出すことができるから、生産
性が飛躍的に向上する。また、切断作業による材料の無
駄も殆どない。
を示す斜視図である。図19(c)において、1および
2は上下および左右のそれぞれ対向する壁面間が交互に
連通する通路が形成された同一形状の第1熱交換素子お
よび第2熱交換素子で、それぞれの対向する壁面を通過
面として一次気流と二次気流とが交差し、その際熱およ
び湿度が交換される。各熱交換素子の素材は従来のもと
のと変わらない。第1熱交換素子1と第2熱交換素子2
とは別体の熱交換素子で、互いの稜線で接している。第
1熱交換素子1と第2熱交換素子2の断面形状は正方形
である。
は、第1熱交換素子1と第2熱交換素子2の対向する通
過面において、第1熱交換素子1の通過面が開口してい
る部分では第2熱交換素子2の通過面が閉塞され、第2
熱交換素子2の通過面画家以降している部分では第1熱
交換素子の通過面が閉塞していることである。これによ
って第1熱交換素子1と第2熱交換素子2の対向する通
過面において、熱交換機から流出した気流同士が衝突し
にくくなり、この部分での気流の乱れの発生を防止でき
る。
2の対向する通過面から気流が流入していく場合におい
ても、一次気流、二次気流の双方とも熱交換機の長手方
向をめいっぱい風路として活用できるので、無駄がな
い。
機枠体を示す斜視図、図21は図20の枠体の組立形態
を示す斜視図、図22は図21によって組み立てられた
熱交換機を示す斜視図である。図20、21、22にお
いて、18は変形しにくい合成樹脂又は金属等から成形
された枠体で、第1熱交換素子1、第2熱交換素子2お
よびこれら熱交換素子同士の連結部分となる各稜線に対
応し、稜線を境とする通過面同士間の気密性を保持する
稜線と平行なフレーム18aと、これらフレーム18a
同士を各熱交換素子の端面で接続する端部18bとから
構成される。
熱交換器の一方の通過面側と他方の通過面側とで別部材
で、且つ各方の通過面側において、第1熱交換素子1と
第2熱交換素子2とを一体的に覆う構造となっている。
双方の側の枠体18はフレーム18a又は端部18bの
互いの当接部分に設けられた図示しない爪を引っ掛ける
ことによってワンタッチ固定される。図22に示すよう
に双方の枠体18を連結した状態では、枠体18は2つ
の熱交換素子が互いに所定の位置関係を保持する保持部
材として機能する。また、端部18bは熱交換機が収納
される室の内壁に密着する板状となっている。そして、
このような枠体18に覆われた状態で実施の形態1乃至
8の熱交換機付換気装置に収納されている。
つの熱交換素子を一体に扱うことができるので、組立時
やメンテナンス時の取扱が単体の場合と同様に取り扱
え、作業性が向上する。また、枠体が変形しにくい材質
から成形されているため、2つの熱交換素子の位置関係
を枠体によって保持することが可能になり、位置決め性
や気密保持性を向上させることができる。また、端部1
8bが板状なため、熱交換器端部における気密性を高く
維持することができる。
熱交換素子に切れ目を入れそこから折曲して2つの熱交
換素子を成形したもののように2つの熱交換素子が互い
の稜線で連続した連結部を有する場合、この連結部にお
ける強度が弱く、第1熱交換素子1と第2熱交換素子2
との位置関係を変える度に切れ目が広がったりする心配
があるが、本発明の実施の形態の枠体によれば、2つの
熱交換素子を一体的に扱い、しかもその保持機能によっ
て互いの位置関係を保持するものであるから、熱交換素
子連結部の気密性を高く保持することができる。
2とが別体の場合には、互いの稜線が連結される部分に
対応するフレーム18aについて、枠体18が熱交換器
を双方の通過面側から覆った状態で、このフレーム18
a同士が互いに気密を保持して連結される構造とすれ
ば、気密保持がより確実になる。尚、フレーム18aは
それ自体が熱交換素子と当接して気密性を保持する構造
や、或はクッション材が貼られてクッション材が熱交換
素子や本体の内壁と当接して気密性を保持する構造が考
えられるが、いずれにしても気密性を保持することが重
要である。
機枠体の組立形態を示す斜視図、図24は図23によっ
て組み立てられた熱交換機を示す斜視図である。図2
3、24において、枠体18のフレーム18a、端部1
8bの構成は実施の形態9と同様であり、同一符号を付
してその説明を省略する。19は第1熱交換素子1およ
び第2熱交換素子2の各通過面のうち気流の流出する側
の通過面を覆うよう平行するフレーム18a、端部18
b間に張られた集塵等をするためのフィルタである。
出側となる通過面はともに上下の通過面又は対向する中
央の通過面のいずれかとなるので、各側に用いられる枠
体18は同一のものを使用できる。そして、このような
枠体18に覆われた状態で実施の形態1乃至8の熱交換
機付換気装置に収納されている。
つの熱交換素子を一体に扱うことができるので、組立時
やメンテナンス時の取扱が単体の場合と同様に取り扱
え、作業性が向上する。また、枠体が変形しにくい材質
から成形されているため、2つの熱交換素子の位置関係
を枠体によって保持することが可能になり、位置決め性
や気密保持性を向上させることができる。また、端部1
8bが板状なため、熱交換器端部における気密性を高く
維持することができる。
取り付けられているので、熱交換器の組付け時やメンテ
ナンス時における本体からの熱交換器の挿脱時にフィル
タ19も一緒に挿脱できるので、作業性がよい。また、
枠体18が各熱交換素子を保持する保持部材としての役
割をしていることから、枠体18に取り付けられたフィ
ルタ19と熱交換素子との位置関係も適切に保たれ、フ
ィルタが熱交換器の通過面に近すぎて通過面を塞いだり
することを防止できる。また、枠体と別にフィルタホル
ダを設ける必要がなく、部品点数の削減によるコスト削
減や製造時の作業性の向上にも貢献する。
機枠体の組立形態を示す斜視図、図26は図23によっ
て組み立てられた熱交換機を示す斜視図である。図2
3、24において、18は変形しにくい合成樹脂又は金
属等から成形された枠体で、第1熱交換素子1、第2熱
交換素子2およびこれら熱交換素子同士の連結部分とな
る各稜線に対応し、稜線を境とする通過面同士間の気密
性を保持する稜線と平行なフレーム18aと、これらフ
レーム18a同士を各熱交換素子の端面で接続する端部
18bとから構成される。
り、同様な部分についてはその説明を省略する。本発明
の実施の形態において特徴的なことは、端部18bをフ
レーム18a同士を接続する端部フレーム18cと、第
1熱交換素子1および第2熱交換素子2の端面を覆い端
部フレーム18c間に張られた網目状部材20によって
形成している点にある。尚、端部における気密性は端部
フレーム18cによってなされ、端部フレーム18cは
例えば実施の形態9で示したフレーム18aと同様、そ
れ自体が熱交換素子と当接して気密性を保持したり、或
はクッション材が貼られてクッション材が熱交換素子や
本体内壁と当接して気密性を保持する構造となってい
る。
体の端部18bが端部フレーム18cと網目状部材20
とから構成されるため、実施の形態9のような板状の端
部18bの場合に比べて重量を軽くすることができる。
また、網目状部材20により第1熱交換素子1および第
2熱交換素子2の端面がネットで保護された状態となる
から、組立時やメンテナンス時に熱交換器を挿脱する
際、高価な熱交換素子を傷つけたり破損してしまったり
することを防止できる。特に図17に示すように熱交換
素子の端面が点検口17に面している場合には有効であ
る。
機枠体の組立形態を示す斜視図、図28は図27によっ
て組み立てられた熱交換機を示す斜視図である。図2
7、28において、18は変形しにくい合成樹脂又は金
属等から成形された枠体で、第1熱交換素子1、第2熱
交換素子2およびこれら熱交換素子同士の連結部分とな
る各稜線に対応し、稜線を境とする通過面同士間の気密
性を保持する稜線と平行なフレーム18aと、これらフ
レーム18a同士を各熱交換素子の端面で接続する端部
フレーム18cとから構成される。
様であり、同様な部分についてはその説明を省略する。
本発明の実施の形態において特徴的なことは、フレーム
18a同士を接続する端部フレーム18cによって、第
1熱交換素子1および第2熱交換素子2の端面における
骨格を形成するのみで、端部フレーム18c同士の間は
空隙とした点にある。尚、端部における気密性は端部フ
レーム18cによってなされ、端部フレーム18cは例
えば実施の形態9で示したフレーム18aと同様、それ
自体が熱交換素子と当接して気密性を保持したり、或は
クッション材が貼られてクッション材が熱交換素子や本
体内壁と当接して気密性を保持する構造となっている。
体の端部が端部フレーム18cから構成されるため、実
施の形態9のような板状の端部18bの場合に比べて重
量を軽くすることができる。また、端部フレーム18c
によって熱交換素子端面における縁部が保護された状態
となるから、組立時やメンテナンス時に熱交換器を挿脱
する際、高価な熱交換素子を傷つけたり破損してしまっ
たりすることを防止できる。
機枠体を示す斜視図、図30は図29の枠体の側面図で
ある。図29、30において、18は変形しにくい合成
樹脂又は金属等から成形された枠体で、第1熱交換素子
1、第2熱交換素子2およびこれら熱交換素子同士の連
結部分となる各稜線に対応し、稜線を境とする通過面同
士間の気密性を保持する稜線と平行なフレーム18a
と、これらフレーム18a同士を各熱交換素子の端面で
接続する端部18bとから構成される。
した熱交換器の一方の通過面側と他方の通過面側とで別
部材で、且つ各方の通過面側において、第1熱交換素子
1と第2熱交換素子2とを一体的に覆う構造となってい
る。双方の枠体18を連結した状態のイメージは図22
に示す実施の形態9と同様であり、枠体18は2つの熱
交換素子が互いに所定の位置関係を保持する保持部材と
して機能する。また、端部18bは熱交換機が収納され
る室の内壁に密着する板状となっている。そして、この
ような枠体18に覆われた状態で実施の形態1乃至8の
熱交換機付換気装置に収納されている。
素子2の異なる上下通過面の境に位置するフレーム18
aから突出した突出部で、発明の実施の形態1乃至7に
おいて仕切り板7と密着し、仕切り板7によって区画さ
れる異なる風路間の気密性を保持する。24は枠体の上
部及び下部から突出した板状の気密保持部材で、熱交換
器が収納される室の天面および底面を形成する本体の天
板9および底板10に面接触する。
つの熱交換素子を一体に扱うことができるので、組立時
やメンテナンス時の取扱が単体の場合と同様に取り扱
え、作業性が向上する。また、枠体が変形しにくい材質
から成形されているため、2つの熱交換素子の位置関係
を枠体によって保持することが可能になり、位置決め性
や気密保持性を向上させることができる。また、端部1
8bが板状なため、熱交換器端部における気密性を高く
維持することができる。
より仕切り板7と枠体18との気密性が維持される。
尚、突出部23を仕切り板7と同形状に形成し、突出部
23が仕切り板を兼ねる構成とすると気密性が高く維持
できるうえ、構成部品が減るので、組立性が向上し、コ
ストの削減が図れる。また、第1熱交換素子1の上部通
過面および第2熱交換素子2の下部通過面に沿って各熱
交換素子の上縁および下縁から熱交換器の反対側の通過
面に回りこもうとする気流を気密保持部材24によって
制限することができる。気密保持部材24は天板9およ
び底板10と面接触しているため、この部分の気密性も
高いものとなる。
に吸気風路と排気風路とを独立して形成した本体と、前
記本体内に収容され前記吸気風路を流れる吸気流と前記
排気風路を流れる排気流との間で熱交換する熱交換器
と、前記熱交換器の通過面に対向する位置に配設され前
記吸気流又は前記排気流を発生させる送風機とを備え、
前記熱交換器は中央に吸気流又は排気流の一方の風路の
通過面を形成しその両側に他方の風路の通過面を形成し
たので、送風機へ吸い込まれる気流の偏りが解消でき、
気流を円滑にできるとともに圧損及び騒音を低減できる
という効果が得られる。
して形成した本体と、前記本体内に収容され前記吸気風
路を流れる吸気流と前記排気風路を流れる排気流との間
で熱交換する熱交換器と、前記熱交換器の通過面に対向
する位置に配設され前記吸気流又は前記排気流を発生さ
せる送風機とを備え、前記熱交換器は直方体からなる2
つの熱交換素子が互いの稜線で接するよう重ねて配置さ
れるとともに対向する中央の2つの通過面で前記吸気風
路又は排気風路の一方の風路を形成するとともに、その
両側の通過面で他方の風路を形成するので、従来と同様
な原理の熱交換素子を用いて容易に送風機へ吸い込まれ
る気流の偏りが解消でき、気流を円滑にできるとともに
圧損及び騒音を低減できる熱交換器付換気装置を実現で
きるという効果が得られる。
して形成した本体と、前記本体内に収容され前記吸気風
路を流れる吸気流と前記排気風路を流れる排気流との間
で熱交換する熱交換器と、前記熱交換器の通過面に対向
する位置に配設され前記吸気流又は前記排気流を発生さ
せる送風機とを備え、前記熱交換器は単体の熱交換素子
に切れ目を入れて折り曲げた連続する2つの熱交換素子
によって構成され、前記2つの熱交換素子の対向する中
央の2つの通過面で前記吸気風路又は排気風路の一方の
風路を形成するとともに、その両側の通過面で他方の風
路を形成するので、送風機へ吸い込まれる気流の偏りが
解消でき、気流を円滑にできるとともに圧損及び騒音を
低減できる効果が得られる。また、これを実現する熱交
換器の熱交換素子を容易に製造でき、気密性を高く保持
することができる効果が得られる。
換器の出口側とし、この出口側と前記送風機の吸込口と
を連通したので、送風機の吸込口に通じる風路が他の風
路によって本体外部と隔てられるため、送風機の吸い込
み騒音が製品外に伝わりにくくなり、低騒音化できると
いう効果が得られる。
の長手方向の略真ん中となるよう配設したので、熱交換
器から流出した気流が偏流することなく送風機に吸気さ
れ、送風性能を高く維持でき、低騒音化できるという効
果が得られる。
機の吸込口側に位置させたので、モータの点検が熱交換
器を取り外した後の空間から羽根を取り外すことなく行
え、メンテナンスが容易に行えるという効果が得られ
る。また、専用のモータ点検口を不要とすることができ
る効果が得られる。
生させる前記送風機を駆動するモータを該送風機の吸込
口の反対側に位置させ、この送風機と前記本体内壁との
間に前記モータが突出する他方の風路を形成したので、
送風機の吸い込み抵抗とすることなくモータを気流によ
って冷却することができる効果が得られる。また、モー
タ突出分を風路として有効に活用でき、風路圧損を低減
させることができるという効果が得られる。
両側に分離した通過面を入口側とし、本体外からの空気
流を前記分離した通過面に分配する整流面を形成したの
で、本体外部から流入した気流は円滑に上下に分離され
て熱交換器に至るので、動圧損失を低減できるという効
果が得られる。
熱交換器側に配置し、前記熱交換器と反対側に前記送風
機の吸込口を設けたので、モータの点検が熱交換器を取
り外した後の空間から羽根を取り外すことなく行え、メ
ンテナンスが容易に行え、専用のモータ点検口を不要と
することができる。また、送風機の吸い込み抵抗とする
ことなくモータを気流によって冷却することができる効
果が得られる。
して形成した本体と、前記本体内に収容され前記吸気風
路を流れる吸気流と前記排気風路を流れる排気流との間
で熱交換する熱交換器と、前記熱交換器に連通し前記吸
気流又は前記排気流を発生させる送風機とを備え、前記
熱交換器は中央に吸気流又は排気流の一方の風路の入口
側となる通過面を形成しその両側に他方の風路の出口側
となる通過面を分離形成するよう構成され、前記送風機
は両吸込タイプの遠心ファンとするとともにこの遠心フ
ァンを駆動するモータのモータ軸が前記熱交換器の通過
面の配列方向と平行となるよう配設して、分離した前記
出口側のそれぞれが前記遠心ファンのそれぞれの吸込口
と連通するので、送風機の吸い込みが上下2面から行え
るため、吸い込み流速が低下し圧損が下がり、また、熱
交換器から流出した気流が偏流することなく上下から均
等n送風機に吸気することができ、送風性能が改善さ
れ、低騒音化もできるという効果が得られる。
機羽根ケーシング21の外形を前記熱交換器の両側の通
過面に対称な形状としたので、上下に偏流することなく
気流が形成され、送風性能を向上させることができる効
果が得られる。
して形成した本体と、前記本体内に収容され前記吸気風
路を流れる吸気流と前記排気風路を流れる排気流との間
で熱交換する熱交換器と、前記熱交換器に連通し前記吸
気流又は前記排気流を発生させる送風機とを備え、前記
熱交換器は中央に吸気流又は排気流の一方の風路の入口
側となる通過面を形成しその両側に他方の風路の出口側
となる通過面を分離形成するよう構成され、前記送風機
の吸込口とこの送風機に連通する前記熱交換器の出口側
とのそれぞれの中心が合致するよう前記熱交換器の通過
面をその配列方向において設定したので、熱交換器の通
過面の積み重ね方向に対して送風機の位置関係を無理に
設定することなく、送風機の吸込口とこれに連通する熱
交換器の通過面との位置を適切に対応させることがで
き、結果的に送風機へ吸い込まれる気流の偏流をなくし
て、送風性能を改善できる効果が得られる。
において、1つの熱交換素子に切れ目を入れ、そこから
折り曲げて連続する2つの熱交換素子を成形したので、
熱交換素子を容易に製造でき、気密性を高く保持するこ
とができる効果が得られる。
を複数の熱交換素子を積み重ねて構成するものにおい
て、前記熱交換器同士を一体にまとめる枠体を備えたの
で、複数の熱交換素子を従来の単体のものと同様に一体
に取り扱うことができ、点検時等の挿脱作業が容易に行
える効果が得られる。
の位置関係に保持する保持部材としたので、熱交換素子
同士の位置関係が正しく保持されながら、これらを一体
にとり扱うことができ、いちいち位置決めをする手間が
不要となり取扱が容易になる効果が得られる。
する位置に前記枠体と一体にフィルタを備えたので、別
にフィルタホルダを設ける必要がなくなり、構成が簡単
にできるとともに、フィルタと熱交換素子との位置関係
を適切に維持することができる効果が得られる。
おいて網目又は空隙を有して接続されるので、熱交換素
子の端面を保護しつつ枠体を軽量化でき、材料の使用料
も減らせる効果が得られる。
室の壁面との当接面に気密保持部材を設けたので、風路
の気密性を高く維持できる効果が得られる。
換気装置を示す透視斜視図である。
換気装置を示す上面図である。
換気装置の熱交換器と送風機との位置関係を示す模式図
である。
換気装置を示す部分側面図である。
換気装置を示す部分側面図である。
換気装置の熱交換器と送風機との位置関係を示す模式図
である。
である。
換気装置を示す部分側面図である。
換気装置を示す部分側面図である。
付換気装置を示す透視斜視図である。
付換気装置を示す部分側面図である。
付換気装置を示す上面図である。
付換気装置を示す部分側面図である。
付換気装置を示す部分斜視図である。
付換気装置を示す部分側面図である。
付換気装置の熱交換器と送風機との位置関係を示す模式
図である。
付換気装置を示す部分側面図である。
付換気装置の熱交換器と送風機との位置関係を示す模式
図である。
の熱交換素子を示す斜視図である。
用枠体を示す斜視図である。
を示す分解斜視図である。
を示す斜視図である。
器を示す分解斜視図である。
器を示す斜視図である。
器を示す分解斜視図である。
器を示す斜視図である。
器を示す分解斜視図である。
器を示す斜視図である。
器用枠体を示す斜視図である。
器用枠体を示す側面図である。
ある。
図である。
風機との位置関係を示す模式図である。
4 モータ、5 上部一次気流、6 下部一次気流、7
仕切り板、8 整流面、9 天板、10 底板、11
チャンバ、12 上部二次気流、13 下部 二次気
流、15 流路、16 本体側面、17 点検口、18
枠体、19フィルタ、20 網状部、21 羽根ケー
シング、22 風路部材。
Claims (3)
- 【請求項1】内部に吸気風路と排気風路とを独立して形
成した本体と、 前記本体内に収容される直方体からなる第1熱交換素子
と、前記第1熱交換素子と稜線で接するよう重ねて配置
される直方体からなる第2熱交換素子とを備える熱交換
器と、 前記第1熱交換素子の通過面と、前記第1熱交換素子の
通過面と対向する前記第2熱交換素子の通過面とを 前記
吸気風路又は前記排気風路の一方と連通する風路と、 前記第1熱交換素子の通過面及び前記第1熱交換素子の
通過面と対向する前記第2熱交換素子の通過面と対向す
る位置に配設される送風機とを有する 熱交換器付換気装
置。 - 【請求項2】熱交換器は、単体の熱交換素子に切れ目を
入れて折り曲げた連続する第1熱交換素子と第2熱交換
素子とを有することを特徴とする請求項1記載の熱交換
器付換気装置。 - 【請求項3】送風機は、第1熱交換素子及び第2熱交換
素子の長手方向の略真ん中となるよう配設していること
特徴とする請求項1記載の熱交換器付換気装置。
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---|---|---|---|
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1996
- 1996-05-31 JP JP13884096A patent/JP3525624B2/ja not_active Expired - Fee Related
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