JP3596422B2 - 空気調和機の室内ユニット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、横断流送風機型の送風回路を備えた背丈の低い空気調和機の室内ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、室内などに用いられる空気調和機は、機器の小型化とともに性能向上を図ったものがより多く用いられてきている。
【0003】
従来のこの種の横断流送風機型の送風回路が用いられている空気調和機は、例えば特開平11−264568号公報に記載されているように、図16に示すような構成になっている。
【0004】
すなわち、同図において、1は空気調和機の室内ユニットの筐体で、内部上方に位置するクロスフローファン(横断流送風機)2と、このクロスフローファン2の風上側でクロスフローファン2の下方に位置する内部下方に配置したV字状部および垂直部からなる熱交換器3を有し、この熱交換器3の下方に水受け皿4、およびスタビライザ5を具備している。そして、クロスフローファン2が回転すると矢印方向の送風作用を生じ、これによって室内空気は筐体1の下面部の吸い込み口部6から吸い込まれ、熱交換器3によって熱交換された後、スタビライザ5とリアガイダ7とが形成した送風回路8を通じて筐体1の前面下方に向いた吹出し口部9より吹き出される。熱交換器3はV字状部を成す第1熱交換器3aおよび第2熱交換器3bと第2熱交換器3bの上方に垂直に配置した垂直部を成す第3熱交換器3cから成る。スタビライザ5は峰部5aをクロスフローファン2に近接対向させている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の構成ではクロスフローファン2、熱交換器3および吹出し口部9の構成と配置が適切でないため、室内ユニットである筐体1の大きさの割には期待された風量性能が得られないという課題があった。すなわち、クロスフローファン2と熱交換器3は筐体1の高さ方向に配置され、かつ熱交換器3のV字状部を成す第1熱交換器3aおよび第2熱交換器3bがクロスフローファン2を間にして、その下方における前後に跨る形で配置され、更に第3熱交換器3cはクロスフローファン2の後方において垂直に配置され、吹出し口部9が筐体1の前面下方に向いている。従って、筐体1は高さ、奥行きともある程度の大きさがあってコンパクトにならず、かつ熱交換器3のV字状部を成す第1熱交換器3aおよび第2熱交換器3b、第3熱交換器3cがクロスフローファン2を間にして、その下方における前後に跨る形で配置された大きさの割に期待するほどの熱交換風量が得られていなかった。
【0006】
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、コンパクトな筐体において風量性能の向上および低騒音化を図った空気調和機の室内ユニットを提供することを主な目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、下部および前部に吸込み口部を、前部または前部下方への吹出し口部をそれぞれ有する筐体と、この筐体の内部に設け、略水平方向に回転軸をもつクロスフローファンと、このクロスフローファンの風上側に配置した熱交換器と、前記クロスフローファンに峰部を近接して対向するように配設したスタビライザと、前記クロスフローファンの後側に設け、前記スタビライザとで前記吹出し口部へ通じる送風路を形成するリアガイダを備え、前記熱交換器は前記クロスフローファンの前側に位置し、下部と上部から成る第1熱交換器と、前記クロスフローファンの後側に位置し、下部と上部から成る第2熱交換器を有し、前記各々の熱交換器の下側に水受け皿を設けたものである。
【0008】
上記手段によれば、高さを低くした筐体の空間に熱交換器を有機的に配置することができ、室内ユニットのコンパクト化と風量性能の向上を図ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、下部および前部に吸込み口部を、前部または前部下方への吹出し口部をそれぞれ有する筐体と、この筐体の内部に設け、略水平方向に回転軸をもつクロスフローファンと、このクロスフローファンの風上側に配置した熱交換器と、前記クロスフローファンに峰部を近接して対向するように配設したスタビライザと、前記クロスフローファンの後側に設け、前記スタビライザとで前記吹出し口部へ通じる送風路を形成するリアガイダを備え、前記熱交換器は前記クロスフローファンの前側に位置し、下部と上部から成る第1熱交換器と、前記クロスフローファンの後側に位置し、下部と上部から成る第2熱交換器を有し、前記各々の熱交換器の下側に水受け皿を設けたものである。
【0010】
上記実施形態において、下部と上部から成る第1熱交換器と第2熱交換器はクロスフローファンの前後に分けて配置しているので、高さを低く、奥行きを小さくした筐体の空間にクロスフローファンと熱交換器を有機的に配置することが可能になる。特に吹出し口部を筐体の下面前部に配置した際には、筐体内におけるクロスフローファンの前側にできる広い空間を利用して第1熱交換器の有効面積を大きくすることが可能になる。
【0011】
また請求項2に記載の発明は、下部および前部に吸込み口部を、前部または前部下方への吹出し口部をそれぞれ有する筐体と、この筐体の内部に設け、略水平方向に回転軸をもつクロスフローファンと、このクロスフローファンの風上側に配置した熱交換器と、前記クロスフローファンに峰部を近接して対向するように配設したスタビライザと、前記クロスフローファンの後側に設け、前記スタビライザとで前記吹出し口部へ通じる送風路を形成するリアガイダを備え、前記熱交換器は前記クロスフローファンの前側に位置し、略逆く字状の第1熱交換器と、前記クロスフローファンの後側に位置し、略く字状の第2熱交換器を有し、前記各々の熱交換器の下側に水受け皿を設けたものである。
【0012】
上記実施形態において、略逆く字状の第1熱交換器と略く字状の第2熱交換器はクロスフローファンの前後に分けて配置しているので、高さおよび奥行きを小さくした筐体の空間にクロスフローファンと熱交換器を有機的に配置することが可能になる。特に吹出し口部を筐体の下面前部に配置した際には、筐体内におけるクロスフローファンの広い前側空間を利用して第1熱交換器の有効面積を大きくすることが可能になる。
【0013】
また請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2の記載において、第2熱交換器を略く字状に形成し、かつその下部を略垂直に配置してなるものである。
【0014】
上記実施形態において、第2熱交換器の下部は略垂直に配置することでリアガイダとの距離を確保することが可能になり、クロスフローファンの回転により吸込まれた空気が熱交換して第2熱交換器の下部とリアガイダの間を通過し易くする作用をする。
【0015】
また請求項4に記載の発明は、請求項1または請求項2の記載において、第2熱交換器を略く字状に形成し、かつその下部を筐体内の後方側へ、上部を筐体内の前方側へそれぞれ傾斜させたものである。
【0016】
上記実施形態において、略く字状に形成した第2熱交換器は筐体内におけるクロスフローファンの後側にあって、それぞれ傾斜した熱交換器の下部と上部とでクロスフローファンの上下方向へ跨るような格好に配置することが可能になる。
【0017】
また請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のいずれかの記載において、筐体を、被空気調和空間の壁に対向して取付ける二つの取付面を有する平面形状が略扇形状または略三角形状にしたものである。
【0018】
上記実施形態において、室内ユニットである筐体を室内の隅において壁に沿わせて設置することが可能になり、送風を室内壁の隅(コーナー)部から、室内の中央部に向かって吹き出すことが可能になる。
【0019】
また請求項6に記載の発明は、請求項5の記載において、筐体は被空気調和空間の壁に対向して取付ける二つの取付面を有する平面形状が略扇形状にし、スタビライザとリアガイダで形成した送風路を略水平方向に配置したものである。
【0020】
上記実施形態において、平面形状を略扇形状の筐体に形成した場合に、略水平方向に配置した送風路に通じる吹出し口部は筐体の前面下縁に沿った円弧状に形成することが可能になる。従って、前記送風路を従来例のように斜め下向にした際に、平面形状が略扇形状の筐体における円弧状の前面の左右端部側になるほど送風路底が上向きになり、吹出し口部が筐体の前面下縁に沿わなくなるのを解消する作用を有する。
【0021】
また請求項7に記載の発明は、請求項1〜請求項6のいずれかの記載において、第2熱交換器の上部で上流側に位置する筐体上部に上部吸込み口部を設けたものである。
【0022】
上記実施形態において、クロスフローファンの回転により、第1および第2熱交換器に導く空気を筐体の下部および前部に設けた吸込み口部の他に、筐体上部に第2熱交換器の上流側において設けた吸込み口部からも、空気を第2熱交換器の上部に導くことができ、全体としての吸込み風路が大きくなり風量を増大することが可能になる。
【0023】
また請求項8に記載の発明は、請求項5の記載において、クロスフローファンより筐体内の前側に位置する第1熱交換器は、クロスフローファンより筐体内の後側に位置する第2熱交換器よりもクロスフローファンの回転軸方向における長さを長くしたものである。
【0024】
上記実施形態において、平面形状が略扇形状または略三角形状の筐体では、筐体の前側になるほど左右に広がるので、この広がる分を利用してクロスフローファンの前側に位置する第1熱交換器を、前記クロスフローファンの後側に位置する第2熱交換器よりクロスフローファンの回転軸方向における長さを長くして設置することが可能になる。従って、筐体内のクロスフローファンの前後に第1熱交換器と第2熱交換器を配置して筐体の高さを従来例よりも低くした筐体の空間に、更に有効面積を大きくして第1熱交換器を配置することが可能になる。
【0025】
【実施例】
以下本発明空気調和機の室内ユニットの実施例につき図1〜図15を参照して説明する。
【0026】
(実施例1)
図1は本発明の請求項1および請求項2に記載の発明に対応する一実施例における空気調和機の室内ユニットを壁に設置した状態を示す外観斜視図、図2は同室内ユニットを示す横断面図である。
【0027】
図1、図2において、10は室内の壁11に設置した室内ユニットを構成する背丈の低い横長扁平の筐体で、前部である前面に前部吸込みグリル12aを有する前部吸込み口部12、下部である下面に下部吸込みグリル13aを有する下部吸込み口部13、そして下面の前側で前部と下部吸込み口部13の間に位置して下部前方へ向いた吹出し口部14をそれぞれ設けている。15は筐体10の内部で略中央の横方向に設置した水平方向の回転軸をもつクロスフローファン、16は峰部16aをクロスフローファン15に近接して対向させ、クロスフローファン15の風下側に位置するスタビライザで、同じく17はリアガイダで、これらスタビライザ16とリアガイダ17で、クロスフローファン15の回転により生じる風を吹出し口部14に案内する筐体前方へ向かって下降する送風路18(ディフューザともいう)を形成している。
【0028】
19、20はクロスフローファン15の風上側において前記クロスフローファン15の前後に位置しクロスフローファン15を挟むように筐体10内にそれぞれ設けた上部19aと下部19bから成る第1熱交換器、上部20aと下部20bから成る第2熱交換器である。そして、第1熱交換器19は上部19aをクロスフローファン15側に傾斜させ、下部19bを垂直にした略逆く字状に配置している。また第2熱交換器20は上部20aを垂直に、下部20bを筐体10内の後側に傾斜させた略く字状に配置している。
【0029】
21は第1熱交換器19、第2熱交換器20からの結露水を受ける水受け皿、22は水受け皿21の背面に設けた断熱部材、23は各熱交換器19、20に流入する空気中のほこりや汚れた空気を浄化するフィルターで、前部吸込み口部12、下部吸込み口部13を覆うように設けている。24は第2熱交換器20からの結露水の落下を受ける樋である。
【0030】
上記実施例において、クロスフローファン15を図2に示す矢印方向に回転すると、筐体10の前部吸込みグリル12aより流入した矢印で示す空気は前部吸込み口部12より第1熱交換器19に吸い込まれ、また筐体10の下部吸込みグリル13aより流入した矢印で示す空気は下部吸込み口部13より第2熱交換器20に吸い込まれ、そして熱交換された空気がクロスフローファン15に送風され送風路18を経て吹出し口部14より斜め下方(矢印方向)に吹き出される。このとき、第1熱交換器19、第2熱交換器20で生じた結露水は各々の水受け皿21に流れ落ちる。
【0031】
本実施例では特に、クロスフローファン15の前側の第1熱交換器19が上部19aをクロスフローファン15側に傾斜させ、下部19bを垂直にした略逆く字状に配置し、またクロスフローファン15の後側の第2熱交換器20が上部20aを垂直に、下部20bを筐体10内の後側に傾斜させた略く字状に配置してクロスフローファン15を前後から挟むようにし、筐体10の前部と下部に吸込み口部12、13を設け、吹出し口部14を筐体10の下面前部に配置したので、筐体10の背丈を低く、奥行きを小さくしてコンパクトにすることができるとともに、それでいて第1熱交換器19、第2熱交換器20の有効面積を大きくできて風量性能を向上できる。そして、特に吹出し口部14を筐体10の下面前部に配置したので、筐体10内におけるクロスフローファン15の前側にできる広い空間を利用して第1熱交換器19の有効面積を容易に大きくすることが可能になる。
【0032】
また、この実施例では第2熱交換器20の上部20aが垂直に立っていて、この上部20aとリアガイダ17の上端部の距離がとれるため、第2熱交換器20の下部20bを通過した空気がリアガイダ17の上端へ回り込んで送風路内に流れやすくなり通風抵抗の減少による風量の増加を図ることができる。
【0033】
更に、この実施例では第2熱交換器20の上部20aを垂直に配置し、クロスフローファン15の前側である第1熱交換器19の上部19aと第2熱交換器20の上部20aを、水平方向に離して配設しているので、筐体10の背丈を低くすることができる。そして、通常はこのようにクロスフローファン15の上部に熱交換器のない部分が広く存在すると、クロスフローファン15への空気の流入が阻害されて不安定になるが、本実施例では、第2熱交換器20の下部20bを通過した流れがリアガイダ17の上端部へ回り込んでクロスフローファン15の上部に流れを生じさせて上記の不安定を補い、クロスフローファン15への空気の流入を円滑にできる
(実施例2)
図3は本発明の請求項1〜請求項3に記載の発明に対応する一実施例における空気調和機の室内ユニットを示す横断面図である。この発明は、実施例1に記載の発明と異なるのは、第2熱交換器の下部がほぼ垂直に、上部はクロスフローファン側に傾斜させている点であり、実施例1と同一構成および作用効果を奏する部分には同じ符号を付して詳細な説明を省略し、異なる点を中心に説明する。
【0034】
200は第2熱交換器で、上部200aをクロスフローファン15側に傾斜させ、下部200bを垂直にして略く字状に配置しているものである。そして、第2熱交換器200の下部200bが垂直に配置することでリアガイダ17との間に間隔を保つよにしている。
【0035】
上記実施例において、クロスフローファン15を図3に示す矢印方向に回転すると、筐体10の前部吸込みグリル12aより流入した矢印で示す空気は前部吸込み口部12より第1熱交換器19に吸い込まれ、また筐体10の下部吸込みグリル13aより流入した矢印で示す空気は下部吸込み口部13より第2熱交換器200に吸い込まれ、そして熱交換された空気がクロスフローファン15に送風され送風路18を経て吹出し口部14より斜め下方(矢印方向)に吹き出される。このとき、第1熱交換器19、第2熱交換器200で生じた結露水は各々の水受け皿21に流れ落ちる。
【0036】
本実施例では特に、クロスフローファン15の前側の第1熱交換器19が上部19aをクロスフローファン15側に傾斜させ、下部19bを垂直にした略逆く字状に配置し、またクロスフローファン15の後側の第2熱交換器200が上部200aを筐体10内の前側(クロスフローファン15側)に傾斜させ、下部200bを垂直にした略く字状に配置してクロスフローファン15を前後から挟むようにし、筐体10の前部と下部に吸込み口部12、13を設け、吹出し口部14を筐体10の下面前部に配置したので、筐体10の背丈を低く、奥行きを小さくしてコンパクトにすることができるとともに、それでいて第1熱交換器19、第2熱交換器200の有効面積を大きくできて風量性能を向上できる。そして、特に吹出し口部14を筐体10の下面前部に配置したので、筐体10内におけるクロスフローファン15の前側にできる広い空間を利用して第1熱交換器19の有効面積を容易に大きくすることが可能になる。
【0037】
また、第2熱交換器200の下部200bを垂直にして、この下部200bとリアガイダ17の下部との距離がとれるため、第2熱交換器200の下部200bを通過した空気が第2熱交換器200の下部200bとリアガイダ17の下部の間を容易に通過してリアガイダ17の上端部へ流れやすくなって通風抵抗の減少により、風量の増加を図ることができる。
【0038】
(実施例3)
図4は本発明の請求項1および請求項2、請求項4に記載の発明に対応する一実施例における空気調和機の室内ユニットを示す横断面図である。この発明は、実施例1および実施例2に記載の発明と異なるのは、第2熱交換器の下部を筐体内の後側に、上部を筐体内の前側(クロスフローファン側)にそれぞれ傾斜させている点であり、実施例1と同一構成および作用効果を奏する部分には同じ符号を付して詳細な説明を省略し、異なる点を中心に説明する。
【0039】
201は第2熱交換器で、上部201aを筐体10内の前側(クロスフローファン15側)に、下部201bを筐体内の後側にそれぞれ傾斜させて略く字状に配置しているものである。
【0040】
上記実施例において、クロスフローファン15を図4に示す矢印方向に回転すると、筐体10の前部吸込みグリル12aより流入した矢印で示す空気は前部吸込み口部12より第1熱交換器19に吸い込まれ、また筐体10の下部吸込みグリル13aより流入した矢印で示す空気は下部吸込み口部13より第2熱交換器201に吸い込まれ、そして熱交換された空気がクロスフローファン15に送風され送風路18を経て吹出し口部14より斜め下方(矢印方向)に吹き出される。このとき、第1熱交換器19、第2熱交換器201で生じた結露水は各々の水受け皿21に流れ落ちる。
【0041】
このような実施例では特に、クロスフローファン15の前側の第1熱交換器19が上部19aをクロスフローファン15側に傾斜させ、下部19bを垂直にした略逆く字状に配置し、またクロスフローファン15の後側の第2熱交換器201が上部201aを筐体10内の前側(クロスフローファン15側)に、下部201bを筐体内の後側にそれぞれ傾斜させて略く字状に配置してクロスフローファン15を前後から挟むようにし、筐体10の前部と下部に吸込み口部12、13を設け、吹出し口部14を筐体10の下面前部に配置したので、筐体10の背丈を低く、奥行きを小さくしてコンパクトにすることができるとともに、それでいて第1熱交換器19、第2熱交換器201の有効面積を大きくできて風量性能を向上できる。
【0042】
そして、特に上部201aと下部201bから成る第2熱交換器201を、く字状に配置しているので、実施例1および実施例2に比べ大きい面積の熱交換器が背丈の低い筐体10内に収納できるため、熱交換器通過風速の減少による通風抵抗の減少により、風量の増加を図ることができる。
【0043】
また、吹出し口部14を筐体10の下面前部に配置したので、筐体10内におけるクロスフローファン15の前側にできる広い空間を利用して第1熱交換器19の有効面積を容易に大きくすることが可能になる。
【0044】
(実施例4)
図5(a)、(b)は本発明の請求項5に記載の発明に対応する一実施例における空気調和機の室内ユニットを壁に設置した状態を示す外観斜視図とその下面図で、図6は同室内ユニットを示す横断面図である。この発明は、実施例1〜実施例3に記載の発明と異なるのは、筐体を種々の形状にした点であり、実施例1と同一構成および作用効果を奏する部分には同じ符号を付して詳細な説明を省略し、異なる点を中心に説明する。
【0045】
100は図5(a)、(b)に示すように、平面形状(平面断面形状)を扇形にした筐体で、室内(被空調空間)の天井隅に設置できるように隣接する壁11に対向して取付ける二つの取付面100aを有し、かつ前部吸込み口部12の位置する前面は円弧状を成している。そして、筐体100は、図6に示すように内部には実施例1と同じ配置で構成部品を内装している。
【0046】
また、図7(a)、(b)に示す筐体101は、平面形状(平面断面形状)を二等辺三角形にしたもので、二つの取付面101aを有し、前部吸込み口部12の位置する前面は直線の平面を成している。
【0047】
更に、図8(a)、(b)、(c)、(d)に示す筐体102は、図5(a)、(b)に示す平面形状が扇形、図7(a)、(b)に示す平面形状が二等辺三角形の各筐体100、101を若干変形した平面形状が略扇形と略三角の形状にしたものである。もちろん、筐体102は二つの取付面102aを有し、前部吸込み口部12の位置する前面は直線の平面または円弧面を成している。
【0048】
上記実施例において、空気調和の動作と、それによる作用効果は上記した実施例1と同様であるとともに、筐体100、101、102は室内の隅に取付面100a、101a、102aを以ってそれぞれ設置できるので、室内の中央に向かって空気を送風できる。
【0049】
このように本実施例では、筐体を被空気調和空間の壁面に対向して取付ける二つの取付面を有する平面断面形状が略扇形状または略三角形状にしたので、コンパクトな筐体にできるだけでなく、この筐体を更に室内の隅を有効に利用してバランスよく、比較的に小さな部屋にも設置することが可能になり、使用範囲を広げることができる。
【0050】
(実施例5)
図9(a)、(b)は本発明の請求項6に記載の発明に対応する一実施例における空気調和機の室内ユニットを壁に設置した状態を示す外観斜視図とその下面図で、図10は同室内ユニットを示す横断面図である。この発明は、実施例1および実施例4に記載の発明と異なるのは、図10に示すようにスタビライザとリアガイダで形成する送風路を略水平方向に形成した点であり、実施例1および実施例4と同一構成および作用効果を奏する部分には同じ符号を付して詳細な説明を省略し、異なる点を中心に説明する。
【0051】
すなわち、図9(a)、(b)に示すように、筐体100を室内(被空調空間)の隅の壁11に対向して取付ける二つの取付面100aを有して平面形状を略扇形にしたものである。そして、筐体100は、前部である前面が円弧面を成して上部に前部吸込み口部12を、その下縁部に円弧状の吹出し口部14aをそれぞれ形成している。一方、前記円弧状の吹出し口部14aに通じる送風路18aは、スタビライザ16bとリアガイダ17bにより、略水平方向に形成している。
【0052】
上記実施例において、空気調和の動作と、それによる作用効果は上記した実施例1と同様であるとともに、筐体100は室内の隅に取付面100aを以ってそれぞれ設置できるので、室内の中央に向かって空気を送風できる。従って、コンパクトな筐体にできるだけでなく、この筐体を更に室内の隅を有効に利用してバランスよく、比較的に小さな部屋にも設置することが可能になり、使用範囲を広げることができる。
【0053】
特に、この実施例5では送風路18aを略水平に形成して、筐体100の円弧面を成している前面の下縁部に沿った吹出し口部14aを設けているので、円滑で広範囲に送風することができるとともに、室内ユニットの製造を容易にできる。
【0054】
すなわち、一般に吹出し口部を筐体の前部に円弧状に形成した場合において、これに通じる図6に示すスタビライザ16とリアガイダ17とで形成された送風路18は、その長さを円弧状の吹き出し口部に対応させて、中央部から左右端部にかけて徐々に短くする必要がある。しかし、図6に示すようにスタビライザ16とリアガイダ17とで形成した送風路18が斜め下方向きの場合は、吹出し口部の円弧形状に合わせ、中央部より左右の端部を徐々に短くすると、この左右の端部付近に近づくに従いリアガイダの底が上がり始め、結果として吹出し口部が中央部より左右端部において上に変形してしまうのである。
【0055】
然るに本実施例では上記した吹出し口部が中央部より左右端部において上に変形してしまう現象を防止するため、スタビライザ16bとリアガイダ17bとで送風路18aを略水平方向に形成し、そして筐体100の円弧面を成している前面の下縁部に沿った吹出し口部14aに接続しているのである。従って、筐体100の円弧面を成している前面の下縁部に沿った吹出し口部14aを容易に製造できるとともに、中央部から左右の端部に亘る全域で変形のない一定の吹出し口部14aにより円滑で広範囲に送風できる。
(実施例6)
図11は本発明の請求項7に記載の発明に対応する一実施例における空気調和機の室内ユニットを壁に設置した状態を示す外観斜視図で、図12は同室内ユニットを示す横断面図である。この発明は、実施例1に記載の発明と異なるのは、第2熱交換器の上部に、その上流側の筐体上面にも、上部吸込み口部を追加して設けた点であり、実施例1と同一構成および作用効果を奏する部分には同じ符号を付して詳細な説明を省略し、異なる点を中心に説明する。
【0056】
筐体10は、図12に示すように、第2熱交換器20の上部20aの付近に、その上流側の筐体上面にも、上部吸込みグリル120aを有する上部吸込み口部120を設けたものである。従って、この上部吸込み口部120を含めて吸込み口部は筐体10の前部、下部、上部の3箇所となる。そして、上部吸込み口部120にも第2熱交換器20に流入する空気中のほこりや汚れた空気を浄化するフィルター23が設置されている。
【0057】
上記実施例において、クロスフローファン15を図12に示す矢印方向に回転すると、筐体10の前部吸込みグリル12aより流入した矢印で示す空気は前部吸込み口部12より第1熱交換器19に吸い込まれ、また筐体10の下部吸込みグリル13aより流入した矢印で示す空気は下部吸込み口部13より第2熱交換器20の下部20bに主として吸い込まれ、更に筐体10の上部吸込みグリル120aより流入した矢印で示す空気は上部吸込み口部120より第2熱交換器20の上部20aに主として吸い込まれ、そして熱交換された空気がクロスフローファン15に送風され送風路18を経て吹出し口部14より斜め下方(矢印方向)に吹き出される。このとき、第1熱交換器19、第2熱交換器20で生じた結露水は各々の水受け皿21に流れ落ちる。
【0058】
そして、上記した実施例1と同様の作用効果を得ることができるとともに、更に本実施例では第2熱交換器20の上部20aにも空気が入りやすくなり、通風抵抗の減少による風量の増加を図ることができる。
(実施例7)
図13(a)、(b)は本発明の請求項8に記載の発明に対応する一実施例における空気調和機の室内ユニットを壁に設置した状態を示す外観斜視図とその下面図で、図14は同室内ユニットを示す横断面図で、図15は同室内ユニットを下面からみた時の内部の配置構成図ある。この発明は、実施例1および実施例4に記載の発明と異なるのは、第1熱交換器を、第2熱交換器よりもクロスフローファンの回転軸方向における長さを長くした点であり、実施例1および実施例4と同一構成および作用効果を奏する部分には同じ符号を付して詳細な説明を省略し、異なる点を中心に説明する。
【0059】
筐体100は、図13(a)、(b)に示すように室内(被空調空間)の隅の壁11に対向して取付ける二つの取付面100aを有して平面形状を略扇形にしたものである。そして、筐体100は、前部である前面が円弧面を成して上部に前部吸い込み口部12を、その下縁部に円弧状の吹出し口部14aをそれぞれ形成している。このような筐体100は、前部に行くに従い左右へ広がるので、図15におけるクロスフローファン15を境にして後側より前側の方がクロスフローファン15の回転軸方向における長さが長くなる。
【0060】
そこで本実施例では、クロスフローファン15の前側に位置する第1熱交換器19を、クロスフローファン15の後側に位置する第2熱交換器20よりもクロスフローファン15の回転軸方向の長さを長くして筐体100内に設置したものである。更に、筐体100は図14に示すように内部には実施例1と同じ配置で構成部品を内装している。
【0061】
上記実施例において、空気調和の動作と、それによる作用効果は上記した実施例1および実施例4と同様である。
【0062】
更に、第1熱交換器19は、筐体100の形状から起こるクロスフローファン15の前側のクロスフローファン回転軸方向に長い空間を利用して第2熱交換器20よりもクロスフローファン15の回転軸方向の長さを長くしているので、コンパクトな筐体にあっても、最大限に広い面積の熱交換器を収納でき、熱交換器通過風速の減少による通風抵抗の減少により、風量の増加を図ることができる。
【0063】
なお、上記実施例の発明は、平面形状が扇形状の筐体100の例をもって説明したが、図7に示す平面形状が二等辺三角形の筐体101や、図8(a)〜(d)に示す他の略扇形の形状の筐体102に実施しても、同様の作用効果を期待できるものである。また、図15においては、第1熱交換器19の方がクロスフローファン15よりもクロスフローファン回転軸方向の長さを短くしたが、第1熱交換器19の方を長くしてもよい。
【0064】
【発明の効果】
上記説明から明らかなように、本発明空気調和機の室内ユニットの請求項1に記載の発明は、下部および前部に吸込み口部を、前部または前部下方への吹出し口部をそれぞれ有する筐体と、この筐体の内部に設け、略水平方向に回転軸をもつクロスフローファンと、このクロスフローファンの風上側に配置した熱交換器と、前記クロスフローファンに峰部を近接して対向するように配設したスタビライザと、前記クロスフローファンの後側に設け、前記スタビライザとで前記吹き出し口部へ通じる送風路を形成するリアガイダを備え、前記熱交換器は前記クロスフローファンの前側に位置し、下部と上部から成る第1熱交換器と、前記クロスフローファンの後側に位置し、下部と上部から成る第2熱交換器を有し、前記各々の熱交換器の下側に水受け皿を設けたもので、高さおよび奥行きを小さくした筐体内にクロスフローファンと熱交換器を有機的に配置し、室内ユニットのコンパクト化と風量性能の向上を図ることができる。
【0065】
また請求項2に記載の発明は、下部および前部に吸込み口部を、前部または前部下方への吹出し口部をそれぞれ有する筐体と、この筐体の内部に設け、略水平方向に回転軸をもつクロスフローファンと、このクロスフローファンの風上側に配置した熱交換器と、前記クロスフローファンに峰部を近接して対向するように配設したスタビライザと、前記クロスフローファンの後側に設け、前記スタビライザとで前記吹き出し口部へ通じる送風路を形成するリアガイダを備え、前記熱交換器は前記クロスフローファンの前側に位置し、下部と上部から成る略逆く字状の第1熱交換器と、前記クロスフローファンの後側に位置し、下部と上部から成る略く字状の第2熱交換器を有し、前記各々の熱交換器の下側に水受け皿を設けたもので、クロスフローファンの前後に分けて第1熱交換器と第2熱交換器を配置し、かつ第1熱交換器を略逆く字状に、第2熱交換器を略く字状にそれぞれ配置しているから、筐体をコンパクトにできるとともに、熱交換器面積の増大による風量性能の向上を図ることができる。
【0066】
また請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2の記載において、第2熱交換器を略く字状に形成し、かつその下部を略垂直に配置してなるもので、吸込み空気が第2熱交換器の下部とリアガイダの間を通過してリアガイダ上端部へ容易に流れ通風抵抗の減少による風量の増加を図ることができる。
【0067】
また請求項4に記載の発明は、請求項1または請求項2の記載において、第2熱交換器を略く字状に形成し、かつその下部を筐体内の後方側へ、上部を筐体内の前方側へそれぞれ傾斜させたもので、面積を大きくした第2熱交換器を背丈の低くした筐体内に収納でき、熱交換器通過風速の減少による通風抵抗の減少により、風量の増加を図ることができる。
【0068】
また請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のいずれかの記載において、筐体は、被空気調和空間の壁面に対向して取付ける二つの取付面を有する平面形状が略扇形状または略三角形状にしたもので、コンパクトな筐体にできるとともに、この筐体を室内の隅を有効に利用して小さな部屋にもバランスよく設置でき、使用範囲を広げることができる。
【0069】
また請求項6に記載の発明は、請求項5の記載において、筐体は被空気調和空間の壁面に対向して取付ける二つの取付面を有する平面形状を略扇形状とし、スタビライザとリアガイダで形成した送風路を略水平方向に配置したもので、筐体前部の吹出し口部を容易に製造できるとともに、吹出し口部より円滑で広範囲に送風できる。
【0070】
また請求項7に記載の発明は、請求項1〜請求項6のいずれかの記載において、第2熱交換器の上部で上流側に位置する筐体上部に上部吸込み口部を設けたもので、筐体全体の吸込み口部からの空気を熱交換器に導く吸込み風路が大きくなり、通風抵抗の減少による風量性能と熱交換効率の向上を図ることができる。
【0071】
また請求項8に記載の発明は、請求項5の記載において、クロスフローファンより筐体内の前側に位置する第1熱交換器は、クロスフローファンより筐体内の後側に位置する第2熱交換器よりもクロスフローファンの回転軸方向における長さを長くしたもので、筐体内のクロスフローファンの前後に第1熱交換器と第2熱交換器の配置による筐体のコンパクト化と、平面形状が略扇形または略三角形状にした筐体の空間を有効に利用して第1熱交換器の面積を大きくでき、風量性能の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における空気調和機の室内ユニットを室内壁に設置した状態を示す外観斜視図
【図2】同室内ユニットを示す横断面図
【図3】同実施例2における空気調和機の室内ユニットを示す横断面図
【図4】同実施例3における空気調和機の室内ユニットを示す横断面図
【図5】(a)同実施例4における空気調和機の室内ユニットを壁に設置した状態を示す外観斜視図
(b)同室内ユニットを示す下面図
【図6】同実施例4における空気調和機の室内ユニットを示す横断面図
【図7】(a)同実施例4における他の例の空気調和機の室内ユニットを壁に設置した状態を示す外観斜視図
(b)同室内ユニットを示す下面図
【図8】(a)〜(d)同実施例4におけるその他の空気調和機の室内ユニットを示す平面外形図
【図9】(a)同実施例5における空気調和機の室内ユニットを壁に設置した状態を示す外観斜視図
(b)同室内ユニットを示す下面図
【図10】同実施例5における空気調和機の室内ユニットを示す横断面図
【図11】同実施例6における空気調和機の室内ユニットを壁に設置した状態を示す外観斜視図
【図12】同室内ユニットを示す横断面図
【図13】(a)同実施例7における空気調和機の室内ユニットを壁に設置した状態を示す外観斜視図
(b)同室内ユニットを示す下面図
【図14】同室内ユニットを示す横断面図
【図15】同室内ユニットを下面からみた時の内部の配置構成図
【図16】従来例の空気調和機の室内ユニットの横断面図
【符号の説明】
10、100、101、102 筐体
100a、101a、102a 取付面
11 壁
12 前部吸込み口部
13 下部吸込み口部
120 上部吸込み口部
14、14a 吹出し口部
15 クロスフローファン
16、16b スタビライザ
17、17b リアガイダ
18、18a 送風路
19 第1熱交換器(熱交換器)
19a 上部
19b 下部
20、200、201 第2熱交換器(熱交換器)
20a、200a、201a 上部
20b、200b、201b 下部
21 水受け皿

Claims (8)

  1. 下部および前部に吸込み口部を、前部または前部下方への吹出し口部をそれぞれ有する筐体と、この筐体の内部に設け、略水平方向に回転軸をもつクロスフローファンと、このクロスフローファンの風上側に配置した熱交換器と、前記クロスフローファンに峰部を近接して対向するように配設したスタビライザと、前記クロスフローファンの後側に設け、前記スタビライザとで前記吹出し口部へ通じる送風路を形成するリアガイダを備え、前記熱交換器は前記クロスフローファンの前側に位置し、下部と上部から成る第1熱交換器と、前記クロスフローファンの後側に位置し、下部と上部から成る第2熱交換器を有し、前記各々の熱交換器の下側に水受け皿を設けたことを特徴とする空気調和機の室内ユニット。
  2. 下部および前部に吸込み口部を、前部または前部下方への吹出し口部をそれぞれ有する筐体と、この筐体の内部に設け、略水平方向に回転軸をもつクロスフローファンと、このクロスフローファンの風上側に配置した熱交換器と、前記クロスフローファンに峰部を近接して対向するように配設したスタビライザと、前記クロスフローファンの後側に設け、前記スタビライザとで前記吹出し口部へ通じる送風路を形成するリアガイダを備え、前記熱交換器は前記クロスフローファンの前側に位置し、下部と上部から成る略逆く字状の第1熱交換器と、前記クロスフローファンの後側に位置し、下部と上部から成る略く字状の第2熱交換器を有し、前記各々の熱交換器の下側に水受け皿を設けたことを特徴とする空気調和機の室内ユニット。
  3. 第2熱交換器を略く字状に形成し、かつその下部を略垂直に配置してなる請求項1または請求項2に記載の空気調和機の室内ユニット。
  4. 第2熱交換器を略く字状に形成し、かつその下部を筐体内の後方側へ、上部を筐体内の前方側へそれぞれ傾斜させた請求項1または請求項2に記載の空気調和機の室内ユニット。
  5. 筐体は、被空気調和空間の壁に対向して取付ける二つの取付面を有する平面形状が略扇形状または略三角形状にしたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の空気調和機の室内ユニット。
  6. 筐体は、被空気調和空間の壁に対向して取付ける二つの取付面を有する平面形状が略扇形状とし、スタビライザとリアガイダで形成した送風路を略水平方向に配置したことを特徴とする請求項5に記載の空気調和機の室内ユニット。
  7. 第2熱交換器の上部で上流側に位置する筐体上部に上部吸込み口部を設けたことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の空気調和機の室内ユニット。
  8. クロスフローファンより筐体内の前側に位置する第1熱交換器は、クロスフローファンより筐体内の後側に位置する第2熱交換器よりもクロスフローファンの回転軸方向における長さを長くしたことを特徴とするとする請求項5に記載の空気調和機の室内ユニット。
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