JP3052949B1 - 空気調和装置の室内機 - Google Patents

空気調和装置の室内機

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JP3052949B1
JP3052949B1 JP11006703A JP670399A JP3052949B1 JP 3052949 B1 JP3052949 B1 JP 3052949B1 JP 11006703 A JP11006703 A JP 11006703A JP 670399 A JP670399 A JP 670399A JP 3052949 B1 JP3052949 B1 JP 3052949B1
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Abstract

【要約】 【課題】 ターボファンを2つ備える3方吹きの室内機
において、送風音を低減する。 【解決手段】 ケーシング(10)の下面に吸込口を、前
面及び両側面に吹出口(43,44)を形成する。ケーシン
グ(10)内の空気通路(45)には、吹出口(43,44)に
沿ってコ字状の熱交換器(30)を配置し、熱交換器(3
0)の背面側にターボファン(20R,20L)を2つ並べて配
置する。両ファン(20R,20L)は、共に上から見て時計
方向に回転する。両ファン(20R,20L)の間には、右側
の第1ファン(20R)寄りに仕切板(46)を設ける。仕
切板(46)の前部は、第1ファン(20R)側に湾曲して
前方舌部(55)を構成する。左側の第2ファン(20L)
と側方吹出口(44)との間には、後方舌部(56)を設け
る。第2ファン(20L)と仕切板(46)との間には、第
2ファン(20L)側にやや湾曲した案内板(57)を設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和装置の室
内機に関し、特に、送風音の低減対策に係るものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、空気調和装置の室内機には、
吸込口と吹出口とが形成されたケーシングの内部に、室
内熱交換器、ファン等を収納して形成されたものがあ
る。該室内機は、吸込口から室内空気を吸引し、その室
内空気と冷凍回路の冷媒とを室内熱交換器で熱交換させ
て調和空気を生成し、この調和空気を吹出口から吹き出
して室内の空調を行うように構成されている。
【0003】この種の室内機には、特公昭63−154
94号公報に開示されているように、ケーシング内に、
1つのターボファンを回転軸が垂直となる姿勢で配置す
るとともに、ターボファンの前面側と側面側に位置する
略コ字状の熱交換器を配置して、直方体のケーシングの
下面から室内空気を吸込み、ケーシングの前面と両側面
とから調和空気を吹き出すようにした天井吊り下げ型の
室内機がある。
【0004】また、上記公報の室内機と同様に略コ字状
の熱交換器を備える一方、該熱交換器の内側に2つのタ
ーボファンを並列に配置した室内機が提案されている。
この室内機では、2つのターボファンの間を仕切板で仕
切り、各ターボファンから吹き出される空気を前方と一
側方、即ち2方向に吹き出すことによって、室内機全体
で見れば前方と両側方の3方向に調和空気を吹き出すよ
うにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ここで、上記ターボフ
ァンは、端面側から吸い込んだ空気を周方向に全周に亘
って吹き出すように構成されている。従って、ターボフ
ァンは、例えば特開平10−205873に開示されて
いるように、室内機の四辺に沿って設けられた略ロ字状
の熱交換器の内側に配置され、室内機から4方向に調和
空気を吹き出すために用いられるのが一般的である。
【0006】しかしながら、上述のターボファンを2つ
備える3方吹きの室内機においては、各ターボファンか
ら2方向だけに空気を吹き出すようにしている。このた
め、単に両ターボファンの間を仕切っただけでは、ケー
シング内における空気の流れの乱れが大きくなり、この
乱れによって送風音が増大するという問題があった。
【0007】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、ターボファンのよう
な全周から吹き出すように構成されたファンを2つ備え
る3方吹きの室内機において、送風音を低減することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、ファンの配置
や舌部の設置等によって送風音の低減を図るようにした
ものである。
【0009】具体的に、本発明が講じた第1〜第4,第
7〜第9の解決手段は、ケーシング(10)に、下方から
室内空気を吸い込む吸込口(41)と、ケーシング(10)
の前方へ調和空気を吹き出す前方吹出口(43)と、ケー
シング(10)の両側方へ調和空気を吹き出す側方吹出口
(44)とが形成され、上記ケーシング(10)の内部に
は、吸込口(41)と前方吹出口(43)と側方吹出口(4
4)とに連通する空気通路(45)が形成され、上記空気
通路(45)には、空気を下部から吸入して側方に吐出す
る2つのファン(20R,20L)が該ファン(20R,20L)の回
転軸を上下方向とする姿勢で並列に配置されると共に、
調和空気を生成する熱交換器(30)が配置され、上記両
ファン(20R,20L)の間には、ケーシング(10)の後端
部から前方吹出口(43)に向かって延びて両ファン(20
R,20L)の間を仕切る仕切板(46)が設けられた空気調
和装置の室内機を対象としている。
【0010】そして、上記第1の解決手段は、上記両フ
ァン(20R,20L)の双方を同一の方向に回転させ、一方
を上記前方吹出口(43)側で仕切板(46)に向かう方向
に回転する第1ファン(20R)に、他方を上記前方吹出
口(43)側で仕切板(46)から遠ざかる方向に回転する
第2ファン(20L)に構成し、両ファン(20R,20L)を上
記仕切板(46)が両ファン(20R,20L)の回転軸のピッ
チの中央よりも第1ファン(20R)寄りに位置するよう
に配置するものである。
【0011】また、上記第2の解決手段は、上記両ファ
ン(20R,20L)の双方を同一の方向に回転させ、一方を
上記前方吹出口(43)側で仕切板(46)に向かう方向に
回転する第1ファン(20R)に、他方を上記前方吹出口
(43)側で仕切板(46)から遠ざかる方向に回転する第
2ファン(20L)に構成し、上記仕切板(46)の前部に
位置すると共に、第1ファン(20R)側に凸状に突出し
且つ凸状の突端が該第1ファン(20R)に近接する前方
舌部(55)を設けるものである。
【0012】また、上記第3の解決手段は、上記両ファ
ン(20R,20L)の双方を同一の方向に回転させ、一方を
上記前方吹出口(43)側で仕切板(46)に向かう方向に
回転する第1ファン(20R)に、他方を上記前方吹出口
(43)側で仕切板(46)から遠ざかる方向に回転する第
2ファン(20L)に構成し、上記第2ファン(20L)と該
第2ファン(20L)側の側方吹出口(44)との間に位置
し、ケーシング(10)の後端部から前方吹出口(43)に
向かって先端が第2ファン(20L)の外周に近接するよ
うに延びる後方舌部(56)を設けるものである。
【0013】また、上記第4の解決手段は、上記両ファ
ン(20R,20L)の双方を同一の方向に回転させ、一方を
上記前方吹出口(43)側で仕切板(46)に向かう方向に
回転する第1ファン(20R)に、他方を上記前方吹出口
(43)側で仕切板(46)から遠ざかる方向に回転する第
2ファン(20L)に構成し、上記第2ファン(20L)と仕
切板(46)との間には、第2ファン(20L)の側方から
前方吹出口(43)に向かって延びて該第2ファン(20
L)から吹き出された空気の流線に沿って該空気を案内
する案内板(57)を設けるものである。
【0014】また、上記第7の解決手段は、上記両ファ
ン(20R,20L)を上記前方吹出口(43)側で仕切板(4
6)に向かうように互いに異なる方向に回転させ、上記
仕切板(46)の前部に位置すると共に、各ファン(20R,
20L)に対応してファン(20R,20L)に向かって凸状に突
出し且つ凸状の突端が対応するファン(20R,20L)に近
接する一対の前方舌部(55,55)を設けるものである。
【0015】また、上記第8の解決手段は、上記両ファ
ン(20R,20L)を上記前方吹出口(43)側で仕切板(4
6)に向かうように互いに異なる方向に回転させ、上記
各ファン(20R,20L)と側方吹出口(44)との間に位置
し、ケーシング(10)の後端部から前方吹出口(43)に
向かって先端がファン(20R,20L)の外周に近接するよ
うに延びる一対の後方舌部(56R,56L)を設けるもので
ある。
【0016】また、上記第9の解決手段は、上記両ファ
ン(20R,20L)を上記前方吹出口(43)側で仕切板(4
6)から遠ざかるように互いに異なる方向に回転させ、
上記両ファン(20R,20L)と仕切板(46)との間には、
各ファン(20R,20L)の側方から前方吹出口(43)に向
かって延びて各ファン(20R,20L)から吹き出された空
気の流線に沿って該空気を案内する一対の案内板(57,5
7)を設けるものである。
【0017】また、本発明が講じた第5の解決手段は、
上記第1の解決手段において、上記仕切板(46)の前部
に位置すると共に、第1ファン(20R)側に凸状に突出
し且つ凸状の突端が該第1ファン(20R)に近接する前
方舌部(55)と、上記第2ファン(20L)と該第2ファ
ン(20L)側の側方吹出口(44)との間に、位置しケー
シング(10)の後端部から前方吹出口(43)に向かって
先端が第2ファン(20L)の外周に近接するように延び
る後方舌部(56)とを設けるものである。
【0018】また、本発明が講じた第6の解決手段は、
上記第5の解決手段において、上記第2ファン(20L)
と仕切板(46)との間には、第2ファン(20L)の側方
から前方吹出口(43)に向かって延びて該第2ファン
(20L)から吹き出された空気の流線に沿って該空気を
案内する案内板(57)を設けるものである。
【0019】−作用− 上記の各解決手段では、ファン(20R,20L)を起動する
と、吸込口(41)から室内空気がケーシング(10)内に
吸い込まれる。該室内空気は、ファン(20R,20L)の側
方から吐出されて熱交換器(30)に流れる。熱交換器
(30)では、室内空気が加熱又は冷却されて調和空気と
なる。この調和空気は、前方吹出口(43)から室内機
(1)の前方に、側方吹出口(44)から室内機(1)の側
方にそれぞれ吹き出される。
【0020】そして、上記第1の解決手段では、仕切板
(46)が第1ファン(20R)寄りに配置されているた
め、両ファン(20R,20L)の中央に仕切板(46)を配置
する場合に比して、第2ファン(20L)と仕切板(46)
との間隔が広くなる。従って、第2ファン(20L)から
仕切板(46)の方に向けて吐出された空気は、吐出され
た直後に仕切板(46)と衝突することなく、前方吹出口
(43)に向かって流れる。このため、第2ファン(20
L)と仕切板(46)との間の空気通路(45)における空
気流の乱れが減少する。
【0021】また、上記第2の解決手段では、第1ファ
ン(20R)から仕切板(46)の方に向けて吐出された空
気は、前方舌部(55)により案内されて前方吹出口(4
3)及びケーシング(10)の背面方向に向かってスムー
ズに流れる。このため、前方舌部(55)付近の空気通路
(45)における空気流の乱れが減少する。
【0022】また、上記第3の解決手段では、後方舌部
(56)の先端が第2ファン(20L)の外周と近接してい
るため、第2ファン(20L)における側方吹出口(44)
側の位置から吐出された空気は、後方舌部(56)により
案内されて該側方吹出口(44)及び第2ファン(20L)
の背面側に向かってスムーズに流れる。このため、後方
舌部(56)付近の空気通路(45)における空気流の乱れ
が減少する。
【0023】また、上記第4の解決手段では、第2ファ
ン(20L)における仕切板(46)側の位置から吐出され
た空気は、案内板(57)によって案内されて前方吹出口
(43)に向かってスムーズに流れる。
【0024】また、上記第5の解決手段では、上記第2
の解決手段と同様に、前方舌部(55)によって第1ファ
ン(20R)が吐出する空気が前方吹出口(43)及びケー
シング(10)の背面方向に向かってスムーズに流れる。
更に、上記第3の解決手段と同様に、後方舌部(56)に
よって第2ファン(20L)が吐出する空気が側方吹出口
(44)及び第2ファン(20L)の背面側に向かってスム
ーズに流れる。このため、前方舌部(55)及び後方舌部
(56)付近の空気通路(45)における空気流の乱れが減
少する。
【0025】また、上記第6の解決手段では、上記第4
の解決手段と同様に、第2ファン(20L)から吐出され
た空気は、案内板(57)によって案内されて前方吹出口
(43)に向かって流れる。
【0026】また、上記第7の解決手段では、2つのフ
ァン(20R,20L)が互いに異なる方向に回転し、両ファ
ン(20R,20L)から吐出される空気の流線は前方吹出口
(43)側において仕切板(46)に向かう方向となる。そ
して、両ファン(20R,20L)から仕切板(46)の方に向
けて吐出された空気は、前方舌部(55,55)により案内
されて前方吹出口(43)及びケーシング(10)の背面方
向に向かってスムーズに流れる。このため、両前方舌部
(55,55)付近の空気通路(45)における空気流の乱れ
が減少する。
【0027】また、上記第8の解決手段では、2つのフ
ァン(20R,20L)が互いに異なる方向に回転し、両ファ
ン(20R,20L)から吐出される空気の流線は側方吹出口
(44)側においてケーシング(10)の背面側に向かう方
向となる。そして、後方舌部(56R,56L)の先端がファ
ン(20R,20L)の外周と近接しているため、両ファン(2
0R,20L)における側方吹出口(44)側の位置から吐出さ
れた空気は、後方舌部(56R,56L)により案内されて側
方吹出口(44)及び両ファン(20R,20L)の背面側に向
かってスムーズに流れる。このため、両後方舌部(56R,
56L)付近の空気通路(45)における空気流の乱れが減
少する。
【0028】また、上記第9の解決手段では、2つのフ
ァン(20R,20L)が互いに異なる方向に回転し、両ファ
ン(20R,20L)から吐出される空気の流線は側方吹出口
(44)側においてケーシング(10)の背面側に向か
う方向となる。そして、各ファン(20R,20L)における
仕切板(46)側の位置から吐出された空気は、両案内板
(57,57)によって案内されて前方吹出口(43)に向か
ってスムーズに流れる。
【0029】
【発明の効果】従って、上記の解決手段によれば、ケー
シング(10)内の空気通路(45)における空気流の乱れ
を低減することやファン(20R,20L)から吐出された空
気を前方又は側方吹出口(43,44)へ案内することによ
って、ファン(20R,20L)が吐出する空気をスムーズに
前方又は側方吹出口(43,44)へ導くことができ、この
結果、送風音を低減することができる。特に、上記第5
又は第6の解決手段によれば、空気通路(45)の複数箇
所において空気流の乱れを低減でき、一層確実に送風音
の低減を図ることができる。
【0030】
【発明の実施の形態1】以下、本発明の実施形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0031】図1に示すように、本実施形態の空気調和
装置の室内機(1)は、ケーシング(10)内に2つのタ
ーボファン(20R,20L)や熱交換器(30)等を収納して
構成されている。そして、上記室内機(1)は、部屋の
天井(71)と側壁(72)とにより形成されるコーナー部
分に設置されている。
【0032】上記ケーシング(10)は、扁平な横長の直
方体状に形成された本体(11)と、該本体(11)の底面
から下方へ膨出する膨出部(13)とによって構成されて
いる。
【0033】上記ケーシング(10)の膨出部(13)は、
図1及び図2に示すように、本体(11)の底面におい
て、前部から背面側に向かって漸次下方に突出するよう
に構成されている。つまり、設置状態において、該膨出
部(13)は、部屋の側壁(72)に向かって徐々に下方へ
突出する形状に構成されている。
【0034】具体的に、上記膨出部(13)の前面ないし
下面は、本体(11)に連続する前辺から背面に向かって
なだらかに下方へ傾斜する傾斜面(14)に形成され、ケ
ーシング(10)が、全体として、背面側よりも前面側の
方が薄い形状に形成されている。一方、上記膨出部(1
3)の背面は、部屋の側壁(72)に沿う垂直な立上り面
に形成されて、本体(11)の背面に連続している。ま
た、上記膨出部(13)の両側面は、本体(11)の下面に
おける側部に連続している。更に、上記膨出部(13)に
おける傾斜面(14)の前辺は、本体(11)の前端よりや
や後方に位置し、また、膨出部(13)の両側辺は、本体
(11)の両側端よりやや内側に位置している。尚、本体
(11)及び膨出部(13)の背面から成るケーシング(1
0)の背面は背板(15)によって形成されている。
【0035】上記ケーシング(10)には、室内空気を下
方からケーシング(10)内に吸い込む吸込口(41)と、
調和空気を室内に吹き出す吹出口(43,44)とが形成さ
れている。該吸込口(41)は、ケーシング(10)の膨出
部(13)の傾斜面(14)に形成されている。一方、該吹
出口(43,44)は、ケーシング(10)の本体(11)の前
面から両側面に亘って形成されている。そして、該吹出
口(43,44)のうち、該本体(11)の前面に開口する部
分が前方吹出口(43)に、該本体(11)の両側面に開口
する部分が左右の側方吹出口(44)にそれぞれ構成され
ている。また、上記前方吹出口(43)及び側方吹出口
(44)には水平フラップ(51)が配置され、水平フラッ
プ(51)の角度を変化させることによって該吹出口(4
3,44)からの吹出し方向が調整可能となっている。
【0036】図2に示すように、上記ケーシング(10)
の内部には、吸込口(41)から各吹出口(43,44)へと
連通する空気通路(45)が形成されている。そして、該
空気通路(45)には、室内空気を下方から吸入して側方
に吐出する2つのターボファン(20R,20L)と、室内空
気から調和空気を生成する熱交換器(30)とが配置され
ている。また、ファン(20R,20L)の下方には、吸込口
(41)に近接して、エアーフィルタ(37)が配置されて
いる。
【0037】各ターボファン(20R,20L)には、垂直方
向(上下方向)に延びるファンモータ(25)の駆動軸
(26)が連結されている。また、各ファン(20R,20L)
は、ファンモータ(25)を、ケーシング(10)の本体
(11)の天板に、該天板の下面側から取り付けることに
よってケーシング(10)に固定されている。そして、両
ファン(20R,20L)は、ファンモータ(25)によって回
転駆動され、下方から吸引した空気を側方へ吐出するよ
うに構成されている。また、各ファン(20R,20L)の下
方には、吸込口(41)から空気通路(45)へ流入した室
内空気をファン(20R,20L)へと案内するベルマウス(2
7)が配置されている。
【0038】上記熱交換器(30)は、多数のプレート状
のフィンと、該フィンを貫通して設けられる伝熱管とか
ら成る、いわゆるクロスフィン熱交換器に構成されてい
る。また、この熱交換器(30)は、上方視略コ字状に形
成され、ケーシング(10)における前方吹出口(43)及
び側方吹出口(44)の内側に位置して、ケーシング(1
0)の本体(11)の前面と両側面とに沿って設けられて
いる。また、熱交換器(30)のうち、前方吹出口(43)
に沿った部分が前方熱交換部(31)に、側方吹出口(4
4)に沿った部分が側方熱交換部(32)に構成されてい
る。
【0039】熱交換器(30)の上面側には、熱交換器
(30)と同じく平面視略コ字状に形成された断熱材(3
5)が配置されている。また、熱交換器(30)の下面側
には、断熱素材により同じく平面視略コ字状に形成され
たドレンパン(36)が設けられている。断熱材(35)と
ドレンパン(36)の素材には、例えば発泡スチロールな
どを用いることができる。
【0040】また、膨出部(13)の内部は、オプション
品の収納スペースとして、静圧特性に応じて、高性能エ
アフィルタ及び脱臭器の一方又は両方を収納することが
できるように構成されている。尚、高性能エアフィルタ
には、所謂HEPAフィルタや静電フィルタを用いるこ
とができ、脱臭器には、光触媒を用いて臭気物質を無臭
化する光脱臭ユニットを用いることができる。更に、膨
出部(13)内の下部には、ケーシング(10)の背板(1
5)に沿ってケーシング(10)の左右方向に延びる配管
カバー(64)が設けられている。そして、この配管カバ
ーと背板(15)とによって区画された空間には、図示し
ないが、冷媒配管やドレン配管が設けられている。
【0041】図3及び図4に示すように、上記2つのタ
ーボファン(20R,20L)は、ケーシング(10)の内部に
おいて、該ケーシング(10)の幅方向に所定間隔を存し
て並列に設けられている。両ファン(20R,20L)は、何
れも、ケーシング(10)の上方から見て時計回り方向に
回転するように構成されている。
【0042】上記両ターボファン(20R,20L)の間に
は、ケーシング(10)の背板(15)から熱交換器(30)
の前方熱交換部(31)に亘って仕切板(46)が設けられ
ている。つまり、上記各ファン(20R,20L)は、この熱
交換器(30)の前方熱交換部(31)及び側方熱交換部
(32)と、仕切板(46)と、ケーシング(10)の背板
(15)とで囲まれたスペースに配置されている。そし
て、仕切板(46)を挟んで、ケーシング(10)の前方か
ら見て右に位置するファン(20R)が上記前方吹出口(4
3)側で仕切板(46)に向かう方向に回転する第1ファ
ン(20R)に、左に位置するファン(20L)が上記前方吹
出口(43)側で仕切板(46)から遠ざかる方向に回転す
る第2ファン(20L)に構成されている。
【0043】また、上記両ターボファン(20R,20L)
は、各ファン(20R,20L)の回転軸のピッチの中央がケ
ーシング(10)の本体(11)の中央より長さLだけ第2
ファン(20L)側となるように、所定の位置に取り付け
られている。一方、上記仕切板(46)は、ケーシング
(10)の本体(11)の中心線に沿って設けられている。
つまり、各ファン(20R,20L)の回転軸のピッチの中央
を基準とすると、仕切板(46)は長さLだけ第1ファン
(20R)寄りに配置されていることとなる。
【0044】上記仕切板(46)の前部は、第1ファン
(20R)側に凸状に湾曲して形成され、この部分が前方
舌部(55)を構成している。この前方舌部(55)は、そ
の突端が第1ファン(20R)の外周と近接するように形
成されている。
【0045】上記空気通路(45)には、第2ファン(20
L)に対応して、案内板(57)と後方舌部(56)とが設
けられている。
【0046】上記案内板(57)は、第2ファン(20L)
と仕切板(46)との間に設けられ、第2ファン(20L)
の外周の近傍から前方吹出口(43)に向かって延びると
共に、前部が第2ファン(20L)側にやや湾曲して形成
されている。そして、この案内板(57)は、第2ファン
(20L)から吐出された空気をその流線に沿って案内す
るように構成されている。
【0047】上記後方舌部(56)は、第2ファン(20
L)と第2ファン(20L)側の側方吹出口(44)との間に
設けられ、ケーシング(10)の背板(15)から熱交換器
(30)の側方熱交換部(32)の端部に亘って形成され、
その先端は第2ファン(20L)の外周に近接している。
また、後方舌部(56)の先端における第2ファン(20
L)側の角は、アールがつけられて円弧状に形成されて
いる。
【0048】上記両ターボファン(20R,20L)及びベル
マウス(27,27)の間には、室内機(1)の内部機器のス
イッチ接点などを収めたスイッチボックス(61)が配置
されている。このスイッチボックス(61)は、両ベルマ
ウス(27,27)に挟まれる下部ボックス(61a)と、該下
部ボックス(61a)の上面から突出する下部ボックス(6
1a)よりも小型の上部ボックス(61b)とによって構成
されている。
【0049】また、第1ファン(20R)側の空気通路(4
5)には、ケーシング(10)の背板(15)から熱交換器
(30)の側方熱交換部(32)の端部に亘って、上方視L
字状の配管カバー(63)が設けられている。そして、こ
の配管カバー(63)は、熱交換器(30)に接続する冷媒
配管を覆うように構成されている。
【0050】−運転動作− 室内機(1)の空調運転動作について説明すると、ファ
ン(20R,20L)がファンモータ(25)により駆動されて
回転し、室内空気を吸込口(41)からケーシング(10)
内に吸い込む。ケーシング(10)内に吸い込まれた室内
空気は、空気通路(45)を流れてベルマウス(27)を通
り、ファン(20R,20L)に流入した後、ファン(20R,20
L)の側方へ吐出される。その際、空気通路(45)内で
のファン(20R,20L)から吐出された空気流の乱れが、
ファン(20R,20L)の配置や前方舌部(55)、後方舌部
(56)及び案内板(57)の作用によって抑制される。
【0051】具体的に、本実施形態では、両ターボファ
ン(20R,20L)の中央に仕切板(46)を配置する場合に
比して、第2ファン(20L)と仕切板(46)との間隔が
広くなっている。従って、第2ファン(20L)から仕切
板(46)の方に向けて吐出された空気は、吐出された直
後に仕切板(46)と衝突することなく、前方吹出口(4
3)に向かって流れる。このため、第2ファン(20L)と
仕切板(46)との間の空気通路(45)における空気流の
乱れが抑制される。
【0052】また、第1ファン(20R)から仕切板(4
6)の方に向けて吐出された空気は、前方舌部(55)に
より案内されて前方吹出口(43)及びケーシング(10)
の背面方向に向かってスムーズに流れる。このため、前
方舌部(55)付近の空気通路(45)における空気流の乱
れが減少する。
【0053】また、後方舌部(56)の先端が第2ファン
(20L)の外周と近接しているため、第2ファン(20L)
における側方吹出口(44)側の位置から吐出された空気
は、後方舌部(56)により案内されて該側方吹出口(4
4)及び第2ファン(20L)の背面側に向かってスムーズ
に流れる。このため、後方舌部(56)付近の空気通路
(45)における空気流の乱れが減少する。
【0054】また、第2ファン(20L)における仕切板
(46)側の位置から吐出された空気は、案内板(57)に
よって案内されて前方吹出口(43)に向かってスムーズ
に流れる。
【0055】一方、両ファン(20R,20L)から吐出され
た室内空気は、熱交換器(30)へと流れる。熱交換器
(30)には、図示しないが、冷凍回路の冷媒が流通して
いる。そして、該熱交換器(30)において、冷房運転時
には、該冷媒が室内空気と熱交換して蒸発し、室内空気
を冷却して低温の調和空気を生成する。また、暖房運転
時には、該冷媒が室内空気と熱交換して凝縮し、室内空
気を加熱して高温の調和空気を生成する。その後、この
調和空気は、前方吹出口(43)及び側方吹出口(44)か
ら、室内機(1)の前方及び両側方の3方向に向かって
室内に吹き出される。
【0056】−実施形態1の効果− 本実施形態1によれば、空気通路(45)における空気流
の乱れを低減することやファン(20R,20L)から吐出さ
れた空気を前方又は側方吹出口(43,44)へ案内するこ
とによって、ファン(20R,20L)が吐出する空気をスム
ーズに前方又は側方吹出口(43,44)へ導くことがで
き、この結果、送風音を低減することができる。
【0057】
【発明の実施の形態2】本発明の実施形態2は、上記実
施形態1が2つのターボファン(20R,20L)を共に上方
から見て時計方向に回転させるようにしたのに代えて、
図5に示すように、ケーシング(10)の前方吹出口(4
3)側から見て右に位置する右側ファン(20R)を時計方
向に回転させる一方、左に位置する左側ファン(20L)
を反時計方向に回転させるようにしたものである。ま
た、本実施形態は、ファン(20R,20L)の回転方向を変
更したのに対応して以下の点で実施形態1と相違してい
るが、その他の構成は実施形態1と同様である。
【0058】具体的に、本実施形態では、仕切板(46)
が両ファン(20R,20L)の回転軸のピッチの中央に配置
されている。また、仕切板(46)は、2枚の板部材(46
R,46L)によって構成されている。そして、右側ファン
(20R)側に位置する右側板部材(46R)の前部が右側フ
ァン(20R)側に凸状に湾曲して形成され、左側ファン
(20L)側に位置する左側板部材(46L)の前部が左側フ
ァン(20L)側に凸状に湾曲して形成されてそれぞれ前
方舌部(55)を構成している。つまり、上記実施形態1
では一方のファン(20R)に対応して1つの前方舌部(5
5)を設けているのに対し、本実施形態では各ファン(2
0R,20L)に対応して一対の前方舌部(55,55)を設ける
ようにしている。
【0059】また、本実施形態では、左側ファン(20
L)側の側方熱交換部(32)の端部とケーシング(10)
の背板(15)との間における空気の流れを遮断する遮断
壁(65)が設けられている。尚、本実施形態では、上記
実施形態1における後方舌部(56)及び案内板(57)は
設けられていない。
【0060】−運転動作− 以下、ターボファン(20R,20L)から吐出された空気の
流れについて説明する。その他の動作については、上記
実施形態1と同様である。
【0061】両ファン(20R,20L)から吐出される空気
は、前方吹出口(43)側において仕切板(46)に向かう
方向に流れる。そして、ファン(20R,20L)から仕切板
(46)の方に向けて吐出された空気は、前方舌部(55,5
5)により案内されて前方吹出口(43)及びケーシング
(10)の背面方向に向かってスムーズに流れる。このた
め、両前方舌部(55,55)付近の空気通路(45)におけ
る空気流の乱れが減少する。
【0062】従って、本実施形態においても、空気通路
(45)における空気流の乱れを抑制することができ、送
風音を低減することができる。
【0063】
【発明の実施の形態3】本発明の実施形態3は、上記実
施形態1が2つのターボファン(20R,20L)を共に上方
から見て時計方向に回転させるようにしたのに代えて、
図6に示すように、ケーシング(10)の前方吹出口(4
3)側から見て右に位置する右側ファン(20R)を反時計
方向に回転させる一方、左に位置する左側ファン(20
L)を時計方向に回転させるようにしたものである。ま
た、本実施形態は、ファン(20R,20L)の回転方向を変
更したのに対応して以下の点で実施形態1と相違してい
るが、その他の構成は実施形態1と同様である。
【0064】具体的に、本実施形態では、仕切板(46)
が両ファン(20R,20L)の回転軸のピッチの中央に配置
されている。上記仕切板(46)は、ケーシング(10)の
背板(15)から熱交換器(30)の前方熱交換部(31)に
亘って平板状に形成されている。
【0065】また、空気通路(45)には、案内板(57,5
7)と後方舌部(56R,56L)とが各ファン(20R,20L)に
対応して1つずつ設けられている。各案内板(57,57)
は、対応するファン(20R,20L)と仕切板(46)との間
に設けられ、各ファン(20R,20L)の外周の近傍から前
方吹出口(43)に向かって延びると共に、対応するファ
ン(20R,20L)側にやや湾曲して形成されている。左側
ファン(20L)に対応する後方舌部(56L)は、上記実施
形態1の後方舌部(56)と同様に左側ファン(20L)と
側方吹出口(44)との間に設けられている。一方、右側
ファン(20R)に対応する後方舌部(56R)は、上記実施
形態1における配管カバー(63)が後方舌部(56R)を
兼ねている。
【0066】−運転動作− 以下、ターボファン(20R,20L)から吐出された空気の
流れについて説明する。その他の動作については、上記
実施形態1と同様である。
【0067】両ファン(20R,20L)から吐出される空気
は、側方吹出口(44)側においてケーシング(10)の背
面側に向かう方向に流れる。そして、後方舌部(56R,56
L)の先端がターボファン(20R,20L)の外周と近接して
いるため、両ターボファン(20R,20L)における側方吹
出口(44)側の位置から吐出された空気は、後方舌部
(56R,56L)により案内されて側方吹出口(44)及び両
ファン(20R,20L)の背面側に向かってスムーズに流れ
る。このため、両後方舌部(56R,56L)付近の空気通路
(45)における空気流の乱れが減少する。
【0068】従って、本実施形態においても、空気通路
(45)における空気流の乱れを抑制することができ、送
風音を低減することができる。
【0069】
【発明のその他の実施の形態】上記実施形態1及び実施
形態3では、案内板(57)を設けるようにしているが、
案内板(57)を設けなくても充分に送風音を低減できる
場合もあり得る。従って、この様な場合には案内板(5
7)を省略してもよい。
【0070】また、上記各実施形態ではターボファン
(20R,20L)を設けるようにしたが、下方から空気を吸
い込んで周方向に空気を吹き出すファンであれば、ファ
ンの形式はターボファンに限定されない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1に係る空気調和装置の室内機の斜視
図である。
【図2】実施形態1に係る空気調和装置の室内機の側方
から見た概略断面図である。
【図3】実施形態1に係る空気調和装置の室内機の上方
から見た概略断面図である。
【図4】実施形態1に係る空気調和装置の室内機の前方
から見た概略断面図である。
【図5】実施形態2に係る空気調和装置の室内機の図3
相当図である。
【図6】実施形態3に係る空気調和装置の室内機の図3
相当図である。
【符号の説明】
(10) ケーシング (20R) 第1ファン、ターボファン (20L) 第2ファン、ターボファン (41) 吸込口 (43) 前方吹出口 (44) 側方吹出口 (45) 空気通路 (46) 仕切板 (55) 前方舌部 (56) 後方舌部 (57) 案内板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐柳 恒久 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工 業株式会社堺製作所 金岡工場内 (72)発明者 野内 義照 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工 業株式会社堺製作所 金岡工場内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 1/00 306

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング(10)に、下方から室内空気
    を吸い込む吸込口(41)と、ケーシング(10)の前方へ
    調和空気を吹き出す前方吹出口(43)と、ケーシング
    (10)の両側方へ調和空気を吹き出す側方吹出口(44)
    とが形成され、 上記ケーシング(10)の内部には、吸込口(41)と前方
    吹出口(43)と側方吹出口(44)とに連通する空気通路
    (45)が形成され、 上記空気通路(45)には、空気を下部から吸入して側方
    に吐出する2つのファン(20R,20L)が該ファン(20R,2
    0L)の回転軸を上下方向とする姿勢で並列に配置される
    と共に、調和空気を生成する熱交換器(30)が配置さ
    れ、 上記両ファン(20R,20L)の間には、ケーシング(10)
    の後端部から前方吹出口(43)に向かって延びて両ファ
    ン(20R,20L)の間を仕切る仕切板(46)が設けられ、 上記両ファン(20R,20L)は、双方が同一の方向に回転
    し、一方が上記前方吹出口(43)側で仕切板(46)に向
    かう方向に回転する第1ファン(20R)に、他方が上記
    前方吹出口(43)側で仕切板(46)から遠ざかる方向に
    回転する第2ファン(20L)に構成され、 両ファン(20R,20L)は、上記仕切板(46)が両ファン
    (20R,20L)の回転軸のピッチの中央よりも第1ファン
    (20R)寄りに位置するように配置されている空気調和
    装置の室内機。
  2. 【請求項2】 ケーシング(10)に、下方から室内空気
    を吸い込む吸込口(41)と、ケーシング(10)の前方へ
    調和空気を吹き出す前方吹出口(43)と、ケーシング
    (10)の両側方へ調和空気を吹き出す側方吹出口(44)
    とが形成され、 上記ケーシング(10)の内部には、吸込口(41)と前方
    吹出口(43)と側方吹出口(44)とに連通する空気通路
    (45)が形成され、 上記空気通路(45)には、空気を下部から吸入して側方
    に吐出する2つのファン(20R,20L)が該ファン(20R,2
    0L)の回転軸を上下方向とする姿勢で並列に配置される
    と共に、調和空気を生成する熱交換器(30)が配置さ
    れ、 上記両ファン(20R,20L)の間には、ケーシング(10)
    の後端部から前方吹出口(43)に向かって延びて両ファ
    ン(20R,20L)の間を仕切る仕切板(46)が設けられ、 上記両ファン(20R,20L)は、双方が同一の方向に回転
    し、一方が上記前方吹出口(43)側で仕切板(46)に向
    かう方向に回転する第1ファン(20R)に、他方が上記
    前方吹出口(43)側で仕切板(46)から遠ざかる方向に
    回転する第2ファン(20L)に構成され、 上記仕切板(46)の前部に位置すると共に、第1ファン
    (20R)側に凸状に突出し且つ凸状の突端が該第1ファ
    ン(20R)に近接する前方舌部(55)を備えている空気
    調和装置の室内機。
  3. 【請求項3】 ケーシング(10)に、下方から室内空気
    を吸い込む吸込口(41)と、ケーシング(10)の前方へ
    調和空気を吹き出す前方吹出口(43)と、ケーシング
    (10)の両側方へ調和空気を吹き出す側方吹出口(44)
    とが形成され、 上記ケーシング(10)の内部には、吸込口(41)と前方
    吹出口(43)と側方吹出口(44)とに連通する空気通路
    (45)が形成され、 上記空気通路(45)には、空気を下部から吸入して側方
    に吐出する2つのファン(20R,20L)が該ファン(20R,2
    0L)の回転軸を上下方向とする姿勢で並列に配置される
    と共に、調和空気を生成する熱交換器(30)が配置さ
    れ、 上記両ファン(20R,20L)の間には、ケーシング(10)
    の後端部から前方吹出口(43)に向かって延びて両ファ
    ン(20R,20L)の間を仕切る仕切板(46)が設けられ、 上記両ファン(20R,20L)は、双方が同一の方向に回転
    し、一方が上記前方吹出口(43)側で仕切板(46)に向
    かう方向に回転する第1ファン(20R)に、他方が上記
    前方吹出口(43)側で仕切板(46)から遠ざかる方向に
    回転する第2ファン(20L)に構成され、 上記第2ファン(20L)と該第2ファン(20L)側の側方
    吹出口(44)との間に位置し、ケーシング(10)の後端
    部から前方吹出口(43)に向かって先端が第2ファン
    (20L)の外周に近接するように延びる後方舌部(56)
    を備えている空気調和装置の室内機。
  4. 【請求項4】 ケーシング(10)に、下方から室内空気
    を吸い込む吸込口(41)と、ケーシング(10)の前方へ
    調和空気を吹き出す前方吹出口(43)と、ケーシング
    (10)の両側方へ調和空気を吹き出す側方吹出口(44)
    とが形成され、 上記ケーシング(10)の内部には、吸込口(41)と前方
    吹出口(43)と側方吹出口(44)とに連通する空気通路
    (45)が形成され、 上記空気通路(45)には、空気を下部から吸入して側方
    に吐出する2つのファン(20R,20L)が該ファン(20R,2
    0L)の回転軸を上下方向とする姿勢で並列に配置される
    と共に、調和空気を生成する熱交換器(30)が配置さ
    れ、 上記両ファン(20R,20L)の間には、ケーシング(10)
    の後端部から前方吹出口(43)に向かって延びて両ファ
    ン(20R,20L)の間を仕切る仕切板(46)が設けられ、 上記両ファン(20R,20L)は、双方が同一の方向に回転
    し、一方が上記前方吹出口(43)側で仕切板(46)に向
    かう方向に回転する第1ファン(20R)に、他方が上記
    前方吹出口(43)側で仕切板(46)から遠ざかる方向に
    回転する第2ファン(20L)に構成され、 上記第2ファン(20L)と仕切板(46)との間には、第
    2ファン(20L)の側方から前方吹出口(43)に向かっ
    て延びて該第2ファン(20L)から吹き出された空気の
    流線に沿って該空気を案内する案内板(57)が設けられ
    ている空気調和装置の室内機。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の空気調和装置の室内機に
    おいて、 上記仕切板(46)の前部に位置すると共に、第1ファン
    (20R)側に凸状に突出し且つ凸状の突端が該第1ファ
    ン(20R)に近接する前方舌部(55)と、 上記第2ファン(20L)と該第2ファン(20L)側の側方
    吹出口(44)との間に、位置しケーシング(10)の後端
    部から前方吹出口(43)に向かって先端が第2ファン
    (20L)の外周に近接するように延びる後方舌部(56)
    とを備えている空気調和装置の室内機。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の空気調和装置の室内機に
    おいて、 上記第2ファン(20L)と仕切板(46)との間には、第
    2ファン(20L)の側方から前方吹出口(43)に向かっ
    て延びて該第2ファン(20L)から吹き出された空気の
    流線に沿って該空気を案内する案内板(57)が設けられ
    ている空気調和装置の室内機。
  7. 【請求項7】 ケーシング(10)に、下方から室内空気
    を吸い込む吸込口(41)と、ケーシング(10)の前方へ
    調和空気を吹き出す前方吹出口(43)と、ケーシング
    (10)の両側方へ調和空気を吹き出す側方吹出口(44)
    とが形成され、 上記ケーシング(10)の内部には、吸込口(41)と前方
    吹出口(43)と側方吹出口(44)とに連通する空気通路
    (45)が形成され、 上記空気通路(45)には、空気を下部から吸入して側方
    に吐出する2つのファン(20R,20L)が該ファン(20R,2
    0L)の回転軸を上下方向とする姿勢で並列に配置される
    と共に、調和空気を生成する熱交換器(30)が配置さ
    れ、 上記両ファン(20R,20L)の間には、ケーシング(10)
    の後端部から前方吹出口(43)に向かって延びて両ファ
    ン(20R,20L)の間を仕切る仕切板(46)が設けられ、 上記両ファン(20R,20L)は、上記前方吹出口(43)側
    で仕切板(46)に向かうように互いに異なる方向に回転
    し、 上記仕切板(46)の前部に位置すると共に、各ファン
    (20R,20L)に対応してファン(20R,20L)に向かって凸
    状に突出し且つ凸状の突端が対応するファン(20R,20
    L)に近接する一対の前方舌部(55,55)を備えている空
    気調和装置の室内機。
  8. 【請求項8】 ケーシング(10)に、下方から室内空気
    を吸い込む吸込口(41)と、ケーシング(10)の前方へ
    調和空気を吹き出す前方吹出口(43)と、ケーシング
    (10)の両側方へ調和空気を吹き出す側方吹出口(44)
    とが形成され、 上記ケーシング(10)の内部には、吸込口(41)と前方
    吹出口(43)と側方吹出口(44)とに連通する空気通路
    (45)が形成され、 上記空気通路(45)には、空気を下部から吸入して側方
    に吐出する2つのファン(20R,20L)が該ファン(20R,2
    0L)の回転軸を上下方向とする姿勢で並列に配置される
    と共に、調和空気を生成する熱交換器(30)が配置さ
    れ、 上記両ファン(20R,20L)の間には、ケーシング(10)
    の後端部から前方吹出口(43)に向かって延びて両ファ
    ン(20R,20L)の間を仕切る仕切板(46)が設けられ、 上記両ファン(20R,20L)は、上記前方吹出口(43)側
    で仕切板(46)から遠ざかるように互いに異なる方向に
    回転し、 上記各ファン(20R,20L)と側方吹出口(44)との間に
    位置し、ケーシング(10)の後端部から前方吹出口(4
    3)に向かって先端がファン(20R,20L)の外周に近接す
    るように延びる一対の後方舌部(56R,56L)を備えてい
    る空気調和装置の室内機。
  9. 【請求項9】 ケーシング(10)に、下方から室内空気
    を吸い込む吸込口(41)と、ケーシング(10)の前方へ
    調和空気を吹き出す前方吹出口(43)と、ケーシング
    (10)の両側方へ調和空気を吹き出す側方吹出口(44)
    とが形成され、 上記ケーシング(10)の内部には、吸込口(41)と前方
    吹出口(43)と側方吹出口(44)とに連通する空気通路
    (45)が形成され、 上記空気通路(45)には、空気を下部から吸入して側方
    に吐出する2つのファン(20R,20L)が該ファン(20R,2
    0L)の回転軸を上下方向とする姿勢で並列に配置される
    と共に、調和空気を生成する熱交換器(30)が配置さ
    れ、 上記両ファン(20R,20L)の間には、ケーシング(10)
    の後端部から前方吹出口(43)に向かって延びて両ファ
    ン(20R,20L)の間を仕切る仕切板(46)が設けられ、 上記両ファン(20R,20L)は、上記前方吹出口(43)側
    で仕切板(46)から遠ざかるように互いに異なる方向に
    回転し、 上記両ファン(20R,20L)と仕切板(46)との間には、
    各ファン(20R,20L)の側方から前方吹出口(43)に向
    かって延びて各ファン(20R,20L)から吹き出された空
    気の流線に沿って該空気を案内する一対の案内板(57,5
    7)が設けられている空気調和装置の室内機。
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