JP4393168B2 - 空気調和機 - Google Patents

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Description

本発明は、換気運転が可能な空気調和機に関する。
近年、家屋の住区間の密閉度が増し建材に含まれている有害な物質による人体への影響が指摘されている。また、密閉度が高いために住空間における二酸化炭素濃度が上昇するという問題もあった。これらの問題を室内の空気を調和する空気調和機として解決することが課題となっている。
この種の空気調和機としては、特開2000−274727号公報(特許文献1)に記載されたものがある。この特許文献1には、一つの換気用風路の中に正回転、逆回転の切り換え可能なファンを組み込んで、ファンの回転方向を切り換えることにより、室内空気を室外に排気する排気機能と、室外空気を室内に取り込む給気機能とを有するユニットを備えたセパレート形空気調和機が開示されている。
特開2000−274727号公報
上記特許文献1に記載された給排気ユニットは、サブファン(主ファンは空気調和機室内機の熱交換器に通風させる貫流ファン、これに対して給排気用のファンをサブファンと呼ぶ)の回転方向を正回転から逆回転にして送風方向を切り換えることで排気運転と給気運転を行っている。
給気運転を行うと屋外の空気が室内に導入されることとなるが、屋外の空気が様々な物質によって汚染されている場合、そこの生活者にとって不快なものとなる。この問題を解決するため、フィルターを介して外気を室内に導入することが考えられる。上記特許文献1の空気調和機は、サブファンの正回転時も逆回転時も、ダクト内に設けた空気清浄用のフィルターに空気が通風するようにして解決を図っている。
しかし、この特許文献1のように、空気清浄用フィルターの通風面をサブファンの駆動軸と平行に配置し、この空気清浄フィルターにそれなりの性能を持たせようとすると、空気清浄フィルターの面積を大きくしなければならない。このようにすると、給排気ユニットの幅が大きくなり、その分熱交換器を小さくしなければならず本来の空気調和機としての基本的目的である温湿度調和能力が低下してしまう。熱交換器の大きさを変えない場合は、室内ユニット形状が大きくなってしまうという問題がある。
また、室内の空気を室外へ排気する排気運転の場合も、室外へ排気する空気を空気清浄フィルターに通すため、排気時の通風抵抗が増し、排気する空気の量が減ってしまうという問題がある。
また、特許文献1の空気調和機では、サブファンユニットに配置したフィルターおよびダクト内のメンテナンス性に関しては配慮されていなかった。
また、特許文献1の空気調和機では、サブファン運転停止時について配慮されていなかった。
また、特許文献1の空気調和機では、サブファンユニットは、給気運転、排気運転のモードがあるのみで、その他の運転については配慮されていなかった。
また、特許文献1の空気調和機では、室外に通じる給排気ダクト内に虫などが侵入してくることについては配慮されていない。
本発明の第1の目的は、給気機能、排気機能を有するサブファンユニットを備えた空気調和機において、空気清浄フィルターを備えても薄型なサブファンユニットを備えた空気調和機を提供することにある。
本発明の第2の目的は、給気機能、排気機能を有するサブファンユニットを備えた空気調和機において、排気運転時の通風抵抗を低減した空気調和機を提供することにある。
本発明の第3の目的は、給気機能、排気機能を有するサブファンユニットを備えた空気調和機において、フィルターのメンテナンス性を向上させた空気調和機を提供することにある。
本発明の第4の目的は、サブファンユニットの清掃性を向上した空気調和機を提供することにある。
本発明の第5の目的は、給気機能、排気機能を有するサブファンユニットを備えた空気調和機において、他の運転に付いても配慮した空気調和機を提供することにある。
本発明の第6の目的は、給気機能、排気機能を有するサブファンユニットを備えた空気調和機において、室外に通じる給排気ダクトの異物進入等を配慮した空気調和機を提供することにある。
上記第1の目的は、横長の室内ユニットに形成された空気吸込口および空気吹出口と、それら空気吸込口と空気吹出口との間に設置され空気風路を形成する主ファンと、その主ファンを運転し前記空気吸込口から吸い込まれた室内空気を熱交換する熱交換器と、その熱交換器の空気流上流側に設置されたフィルターと、前記室内ユニット内に設けられ、室内に開口した室内開口部と室外に開口した室外開口部とを接続し内部に空気風路を形成するケーシングと、このケーシング内の空気風路上に設けられ、回転することで室外空気を室内に取り込む給気運転もしくは室内空気を室外へ排気する排気運転を行うサブファン及びサブファンモーターとを有する給排気ユニットとを備えた空気調和機において、少なくとも前記給気運転時に室外空気が通過する給気用フィルターを設け、前記サブファンの回転軸と前記主ファンの回転軸が略平行となるように配置し、前記サブファンの空気吸い込み面と前記給気用フィルターの空気通過面との角度が直角にならないように配置することにより達成される。
上記第2の目的は、横長の室内ユニットに形成された空気吸込口および空気吹出口と、それら空気吸込口と空気吹出口との間に設置され空気風路を形成する主ファンと、その主ファンを運転し前記空気吸込口から吸い込まれた室内空気を熱交換する熱交換器と、その熱交換器の空気流上流側に設置されたフィルターと、前記室内ユニット内に設けられ、室内に開口した室内開口部と室外に開口した室外開口部とを接続し内部に空気風路を形成するケーシングと、このケーシング内の空気風路上に設けられ、回転することで室外空気を室内に取り込む給気運転もしくは室内空気を室外へ排気する排気運転を行うサブファン及びサブファンモーターとを有する給排気ユニットとを備えた空気調和機において、少なくとも前記給気運転時に室外空気が通過する給気用フィルターを設け、前記給気運転時にこの給気用フィルターを介して室外空気を室内に取り込み、前記排気運転時に前記給気用フィルターを介さずに室内空気を室外に排気するようにすることにより達成される。
上記第3の目的は、横長の室内ユニットに形成された空気吸込口および空気吹出口と、それら空気吸込口と空気吹出口との間に設置され空気風路を形成する主ファンと、その主ファンを運転し前記空気吸込口から吸い込まれた室内空気を熱交換する熱交換器と、その熱交換器の空気流上流側に設置されたフィルターと、前記室内ユニット内に設けられ、室内に開口した室内開口部と室外に開口した室外開口部とを接続し内部に空気風路を形成するケーシングと、このケーシング内の空気風路上に設けられ、回転することで室外空気を室内に取り込む給気運転もしくは室内空気を室外へ排気する排気運転を行うサブファン及びサブファンモーターとを有する給排気ユニットとを備えた空気調和機において、前記給気運転時に室外空気が通過する給気用フィルターと、前記給気運転時にこの給気用フィルターの上流側となる風路にプレフィルターとを設け、前記給気運転時にこのプレフィルター及び前記給気用フィルターを介して室外空気を室内に取り込み、前記排気運転時に前記給気用フィルターを介さずに前記プレフィルターを介して室内空気を室外に排気するようにすることにより達成される。
上記第3の目的は、横長の室内ユニットに形成された空気吸込口および空気吹出口と、それら空気吸込口と空気吹出口との間に設置され空気風路を形成する主ファンと、その主ファンを運転し前記空気吸込口から吸い込まれた室内空気を熱交換する熱交換器と、その熱交換器の空気流上流側に設置された熱交換器用プレフィルターと、前記室内ユニット内に設けられ、室内に開口した室内開口部と室外に開口した室外開口部とを接続し内部に空気風路を形成するケーシングと、このケーシング内の空気風路上に設けられ、回転することで室外空気を室内に取り込む給気運転もしくは室内空気を室外へ排気する排気運転を行うサブファン及びサブファンモーターとを有する給排気ユニットとを備えた空気調和機において、前記排気運転時における室内空気吸込口をフィルターを前記熱交換気用プレフィルターの一部に設けることにより達成される。
上記第4の目的は、横長の室内ユニットに形成された空気吸込口および空気吹出口と、それら空気吸込口と空気吹出口との間に設置され空気風路を形成する主ファンと、その主ファンを運転し前記空気吸込口から吸い込まれた室内空気を熱交換する熱交換器と、その熱交換器の空気流上流側に設置された熱交換器用プレフィルターと、前記室内ユニット内に設けられ、室内に開口した室内開口部と室外に開口した室外開口部とを接続し内部に空気風路を形成するケーシングと、このケーシング内の空気風路上に設けられ、回転することで室外空気を室内に取り込む給気運転もしくは室内空気を室外へ排気する排気運転を行うサブファン及びサブファンモーターとを有する給排気ユニットとを備えた空気調和機において、前記給気運転時に室外空気が通過する給気用フィルターと、この給気用フィルターを収納する収納部とを設け、この給気用フィルターは前記室内ユニットの正面から着脱することができ、前記室外開口部が、前記室内ユニットの正面から見たとき、前記収納部の上下方向投影面内に一部又は全部が掛かるように形成されることにより達成される。
上記第5の目的は、横長の室内ユニットの下方に形成された空気吹出口と、この空気吹出し口より上方に形成された空気吸込口と、これら空気吸込口と空気吹出口との間に設置された主ファンと、その主ファンを運転し前記空気吸込口から吸い込まれた室内空気を熱交換する熱交換器と、その熱交換器の空気流上流側に設置された熱交換器用プレフィルターと、前記室内ユニット内に設けられ、室内に開口した室内開口部と室外に開口した室外開口部とを接続し内部に空気風路を形成するケーシングと、このケーシング内の空気風路上に設けられ、回転することで室外空気を室内に取り込む給気運転もしくは室内空気を室外へ排気する排気運転を行うサブファン及びサブファンモーターとを有する給排気ユニットとを備えた空気調和機において、前記室内開口部を2つ設け、一方を空気吸い込み用として、他方を空気吹出し用とすることにより達成される。
特に、上記第5の目的は、請求項6において、前記室内ユニットの下方に形成された空気吹出口と前記空気吸込口との間に形成されたサブ空気吹出口と、前記空気吹出し用とした室内開口部とを接続するダクトとを備えることにより達成される。
上記第6の目的は、横長の室内ユニットの下方に形成された空気吹出口と、この空気吹出し口より上方に形成された空気吸込口と、これら空気吸込口と空気吹出口との間に設置された主ファンと、その主ファンを運転し前記空気吸込口から吸い込まれた室内空気を熱交換する熱交換器と、その熱交換器の空気流上流側に設置された熱交換器用プレフィルターと、前記室内ユニット内に設けられ、室内に開口した室内開口部と室外に開口した室外開口部とを接続し内部に空気風路を形成するケーシングと、このケーシング内の空気風路上に設けられ、回転することで室外空気を室内に取り込む給気運転もしくは室内空気を室外へ排気する排気運転を行うサブファン及びサブファンモーターとを有する給排気ユニットとを備えた空気調和機において、前記給気運転時に導入された外気が前記サブファンモーとに到達する前に通過するプレフィルターと、前記室外開口部に接続され、その先端が室外に設置される室外ダクトと、この室外ダクトの先端の開口部に設けられ、前記プレフィルターよりも目の粗い第三のフィルターとを備えることにより達成される。
特に上記第6の目的は、前記室外ダクトの先端部に設けられた前記第三のフィルターの周囲を覆うカバーを設け、このカバーの先端口の形状を不揃いな形状とすることにより達成される。
以上本発明によれば、給気機能、排気機能を有するサブファンユニットを備えた空気調和機において、空気清浄フィルターを備えても薄型なサブファンユニットを備えた空気調和機を提供することができる。
本発明によれば、給気機能、排気機能を有するサブファンユニットを備えた空気調和機において、排気運転時の通風抵抗を低減した空気調和機を提供することができる。
本発明によれば、給気機能、排気機能を有するサブファンユニットを備えた空気調和機において、フィルターのメンテナンス性を向上させた空気調和機を提供することができる。
本発明によれば、サブファンユニットの清掃性を向上した空気調和機を提供することができる。
本発明によれば、給気機能、排気機能を有するサブファンユニットを備えた空気調和機において、他の運転に付いても配慮した空気調和機を提供することができる。
本発明によれば、給気機能、排気機能を有するサブファンユニットを備えた空気調和機において、室外に通じる給排気ダクトの異物進入等を配慮した空気調和機を提供することができる。
本発明によれば、給気機能、排気機能を有するサブファンユニットを備えた空気調和機において、サブファン停止時を配慮した空気調和機を提供することができる。
以下、本発明の空気調和機の各実施例について図を用いて説明する。
空気調和機の全体構成を、図1〜4を用いて説明する。図1は本発明の空気調和機の室内ユニットの外観図、図2は図1の室内ユニットの化粧カバーを取り外した状態の外観図、図3は図1のA−A断面図、図4は図1のB−B断面図である。
室内ユニット1は、ユニット箱体2、化粧カバー3、フロントカバー4を備え構成されている。室内ユニット1には、温湿度が調和される室内空気を吸い込む空気吸込口5と、温湿度が調和された室内空気を吹き出す空気吹出口6とが上下に設けられている。空気吹出口6は、室内ユニット1の下部に横長に設けられ、サブ吹出口13に対して主吹出口を構成するものである。空気吹出口6には、上下風向板7が回動可能に設置されている。この上下風向板7は、吹き出される空気の方向を変更するためのものであり、冷房時には水平方向に吹き出すように位置され、また、暖房時には下方に吹き出すように位置される。
ユニット箱体2には、エアフィルター8、主ファン9、熱交換器10、露受け11を備えている。エアフィルター8は熱交換器10の吸込側を覆うように配置され、吸い込まれた室内空気中に含まれる塵埃を取り除くためのものである。主ファン9は横長の貫流ファンで構成され、室内空気を空気吸込口5から吸い込んで空気吹出口6から吹き出すように室内ユニット1内の中央に配置されている。熱交換器10は主ファン9の吸込側に配置され、略逆V字状に形成されている。露受け11は熱交換器10の前後両側の下端部下方に配置され、冷房運転時や除湿運転時に熱交換器10に発生する凝縮水を受けて室外に排出するために設けられている。これらによって、空調される室内空気を流す主通路が形成される。即ち、主ファン9を運転することで、室内空気は空気吸込口5から吸い込まれ、エアフィルター8を介し、熱交換器10にて熱交換された後、空気吹出口6から室内に吹き出される。
サブファンユニット15は、室内ユニット1内の一側部に配置される。具体的には、サブファンユニット15は、主ファン9用の主ファンモータ14と反対側部に組み込まれている。
サブファンユニット15は、室内空気を吸い込むサブ吸込口16を前部に有している。このサブ吸込口16は、熱交換器10と共用のエアフィルター8の後方に位置し、空気吸込口5から吸い込まれた室内空気がエアフィルター8を介して吸い込まれる。つまり、サブファンユニット15のために室内ユニット1に専用の空気吸込口を設けずに、熱交換器10へ室内空気を取り込むための空気吸込口5と共用させることで部品点数を少なくできる。
サブファンユニット15には送風ダクト12が連通され、その送風ダクト12にはサブ吹出口13が設けられている。具体的には、送風ダクト12は空気吹出口6の上方で露受け11の前方に位置し、室内ユニット1内の中央部まで横方向に延びている。その送風ダクト12の先端部、換言すれば空気吹出口6の中央上部にサブ吹出口13が設けられている。これにより、サブファンユニット15から室内へ吹き出される空気は、室内吹出部17から送風ダクト12に送風され、その送風ダクト12の先端に位置するサブ吹出口13から室内に吹き出される。
サブファンユニット15は、室内空気を室外に排気するとともに新鮮な室外空気を取り込む給排気口18を後部に有している。そして、給排気口18には室外ダクト22(図16)が接続され、この室外ダクト22が室内ユニット1と室外ユニット(図示せず)を接続する冷媒配管と一緒に家屋の配管穴を介して室外に引き出され、室外ダクト22の先端が外気に開放され、冷媒配管は室外ユニットに接続される。
尚、本実施例では、主ファンモータ14を室内ユニット1の右側に、サブファンユニット15を左側に配置したが、それらを逆に配置しても同様の効果を得ることが可能である。また、室内ユニット1を正面から見た左右対象性が崩れるが、主ファンモータ14が配置される側にサブファンユニット15を配置しても良い。
次に、サブファンユニット15の構成及び機能を、図5〜7を用いて説明する。図5はサブファンユニットの外観図、図6は図5のサブファンユニットの右側板を省略した斜視図、図7は図5のサブファンユニットの左側板の一部を省略した斜視図である。
サブファンユニット15は、その内部空間の上半部は送風機部とし、下半部は各種フィルターを配置し、それらを上下方向に配置することで幅寸法を狭くして、室内ユニット1の幅寸法を広げることなくサブファンユニット15を室内ユニット1に収納できるように構成している。
サブファン19は、シロッコファン、ターボファンなどの遠心ファンにより構成され、逆回転させても逆方向の風は発生しない。狭い風路であっても軸流ファンより高風流を得ることができる。
サブファンユニット15の上半部に位置する送風機部は、サブファン19、サブファン19を駆動するサブファンモーター20、サブファン19の空気吸込側の風路を形成する吸込側ケーシング15a、サブファン19の空気吹出側の風路を形成するとともにサブファン19及びサブファンモーター20が収納された吹出側ケーシング15b、吸込側ケーシング15aと吹出側ケーシング15bとを仕切るマウスリング27、吸込側ケーシング15aの吸込側に位置するダンパーI29、室内空気が吸い込まれるサブ吸込口16、給排気口18と連通される給気吸込口24aを備える。ダンパーI29の動作によりサブ吸込口16及び給気吸込口24aのどちらか一方が開き、もう一方が閉じる。
また、吹出側ケーシング15b内にサブファン19及びサブファンモーター20が収納され、吸込側ケーシング15aから吹出側ケーシング15bへの空気流の移動はサブファン19を介して行われる。サブファン19は、室内ユニット1の長手方向である軸方向から空気を吸い込んで円周方向に吹き出す遠心形ファンからなる。吸い込んだ空気をファン軸方向に吹き出すプロペラファンと違い、遠心形ファンならば吸い込んだ空気を円周方向に吹き出すので、サブファンユニット15のファン軸方向の幅寸法を小さくできる。サブファンモーター20はサブファンユニット15の幅寸法が小さくなるようにサブファン19の凹部に組み込まれている。吸込側ケーシング15aに設けられたダンパーI29を動作させることで、室内に開口されたサブ吸込口16、もしくは給気吸込口24aを開放し、もう一方を遮断する。
サブファンユニット15の下半部は、空気中に含まれる塵埃とともに人体に有害な物質を取り除く空気清浄機に用いられているような目の細かい給気用フィルター21、空気中の塵埃を取り除くプレフィルター33、サブ吹出口13へ空気を誘導する室内吹出部17、汚れた室内空気を室外に排気もしくは新鮮な室外空気を室内に取り込む給排気口18、サブファン19から吹き出された空気を室内へ導く給気循環風路26、風路を切り換え空気の流れを制御するダンパーII31を備えている。サブファンユニット15の下半部は上半部と同様に、正面視して高さ方向に左右の空間に仕切られており、その左右の空間の空気流の移動は給気用フィルター21もしくは排気風路23を介して行われる。ダンパーII31を動作することで空気流の風路を切り換え、排気風路23を開放して給気循環風路26を遮断しサブファン19から吹き出された空気を給排気口18に連通させる風路、もしくは排気風路23を遮断し給気循環風路26を開放し室内吹出部17に連通させる風路を形成する。
給機用フィルター21は、塵埃等を濾過する目が0.5〜1.0μmの濾過部と臭気を吸着する吸着部(具体的には活性炭)から構成されている。フィルター面積を増して通風抵抗を低減するためシート状のフィルターを細く折り畳んで(ひだ)形成している。この給気フィルター21は、ディーゼル車の排気ガスに含まれる微細粒子、タバコの煙、トルエン等の有機溶剤を濾過する性能を備えている。
さて、本実施例では、室外の空気を室内に取り込む際に、この給気用フィルター21を介して室内に取り込むようにした。近年、都市部では、屋外の大気が汚染されている傾向にあり、様々な汚染物質が空気中に浮遊している。また、郊外であっても、例えば、近隣での外壁塗装作業などで気化した有機溶剤が漂っている、焚き火の煙が浮遊しているなど大気を汚染する要因がある。このような環境下で、外気を導入するとこれら汚染物質が室内に入り込み、居住者にとって不快なものとなってしまう。
そこで、本実施例に係る空気調和機では、給気運転が手動または自動で選択され、サブファンユニット15(換気ユニット)を動作させて屋外の空気を導入する際に、給気用フィルター21を通し、このフィルターの能力の範囲で除去できる物質を除去して室内に供給するようにした。
これにより、屋外の空気が上記原因物質により汚染されている場合、屋外の空気を清浄な空気にして屋内に取り込むことができるので、外気導入に伴う不快感を軽減することができる。
なお、後述するが、サブファンユニット21の運転として外気を導入する給気運転の他、室内空気を室外に排出する排気運転、室内空気を吸って室内に戻す循環運転がある。しかし、排気運転及び循環運転は、給気フィルター21を通さずに排気又は循環を行う。
また、この給気フィルター21が0.3から3μmの大きさのウイルスを捕捉できるような性能とすれば、外からのウイルスの侵入を防止することができる。
図6に示すように、サブファンユニット15は、上から、回転軸が主ファン9の軸と略平行になるように配置されたサブファン19、一方の面が給排気口18に連通する通風路に面したプレフィルター33、通風面がサブファン19の空気吸い込み面と同一方向に面した、換言すると、ひだをなくした場合の通風面の垂線がサブファン19の駆動軸と略平行となるように配置された給気用フィルター21が収納されている。このように、特に、サブファン19及び給気用フィルター21を配置したことで、サブファンユニット15の幅を薄くすることができ、室内ユニット1の幅を厚くしなくても、サブファンユニット15を室内ユニット1に収納ができる。サブファン19の通風面と給気用フィルター21の通風面とが直角にならないようにした。望ましくは、両方の面の垂線が平行となるようにすると薄型化ができる。
また、プレフィルター33は、主に給気時に屋外からの空気と一緒に入り込んでくる大き目の塵埃を取り除くための物で、給排気口18の開口面と同一面積とすると直ぐに目詰まりしてしまう。そこで、本実施例では、図6に示すとおり、背面に開口した給排気口18から正面にかけて給排気口18に連通し、横壁面が吸込み側ケーシング15aおよびこれを塞ぐ蓋(図5に示した吸込み側ケーシング蓋15c)で形成され、上壁面が給排気口18の上側端面から正面側まで延びた給排気風路天板25aで形成され、下面が給気フィルター21の吸い込み側面に形成された空間と給排気風路天板21a側の空間との間に装着されるプレフィルター33で形成された空間である給排気風路25を設けた。これにより、プレフィルター33の面積を大きくすることができ、プレフィルター33が目詰まりするまでの期間を延ばしている。さらに、プレフィルター33の面積を大きくし、給気用フィルター21の面積を広くするために、室外開口部である給排気口18は正面から見て給排気フィルター21(収納部)の上下方向投影面内に一部又は全部が掛かるように形成され、給排気風路25の正面側端面はサブファン19と給気用フィルター21との間に配置されている。このように給気用フィルター21の収納部の背面に給排気口18を配置することで、後述するように清掃性がよくなる。すなわち、給排気風路25は、正面側端面から背面側の給排気口18に行くに従って下方に湾曲している。これにより、上記した効果の他、給排気口18の開口面積を広くすることができるという効果を奏する。給排気風路の正面側端面は、裏面に細長いプレフィルター33の一端が、表面に取っ手33aが取り付けられた給排気風路蓋33bによりその開口が塞がれている。
給気用フィルター21及びプレフィルター33は、サブファンユニット15に挿入する際、室内ユニット1の正面側から奥行方向に向かって挿入される。給気用フィルター21は、立てて挿入され、プレフィルター33は、横にして図示しないガイドに案内されて挿入され、嵌合部18aで係止される。それらフィルターが上下方向に並んで配設することでサブファン19の軸方向寸法を狭くすることができる。また、給気用フィルター21及びプレフィルター33は、共にサブファンユニット15の正面側に取っ手21a及び33aが位置しており、必要に応じて室内ユニット1のフロントカバー4を開けて、取っ手21a及び33aを持って抜取り及び装着することができる。プレフィルター33は可撓性を持ち、サブファンユニット15の正面から奥行方向へ、給排気口18と給気用フィルター21との間を遮断するように配され、給排気口18に有する嵌合部18aに嵌合される。
尚、本実施例では、空気中の塵埃を除去するだけでなく人体に有害な成分も除去するために給気用フィルター21を採用しているが、一般的なフィルターであって、プレフィルター33より目の細かいフィルターを採用して空気中の塵埃だけを除去するようにしてもよい。
次に、サブファンユニット15による給気運転、排気運転および循環運転について図8および図9を参照しながら説明する。図8は図2に示したサブファンユニットの空気の流れを模式的に表す図、図9は図2に示したサブファンユニットの運転の状態を表す図である。
サブファンユニット15には給気運転、排気運転および循環運転3種類の運転モードと運転停止の状態がある。そして、それぞれの運転モードにおける風の流れ方向およびダンパーの開閉位置は図9に示す通りである。なお、運転停止の状態では当然であるが風は流れることなく、ダンパーI29およびダンパーII31はそれぞれ位置(b)にあって、サブ吸込口16及び室内吹出し部17へ給排気口18から室外空気が室内に侵入するのを防いでいる。また、特に説明しないが、それぞれの運転モードを切り換えは、手動の場合、リモコンスイッチの操作部で行なうか、室内ユニット1の操作部で行なうことになる。また、自動の場合、図示しない制御部からの指令によって行われる。サブファンユニット15の運転は室内ユニット1の冷暖房運転と併用して運転することもできれば、サブファンユニット15単独で運転することもできる。さらに、サブファンユニット15にタイマーを設けて一定時間運転後、自動的に運転を停止させることも可能である。
図8に示すようにサブファンユニット15に使用しているサブファン19は、一定方向に回転して矢印方向に空気を流動させているので、吸込側ケーシング15a、吹出側ケーシング15b、マウスリング27を一方向の空気の流れのみを考慮した形状とすればよい。このため、サブファン19の送風効率を向上させることができるとともに、サブファン19の運転騒音を低減させることができる。
ダンパーI29を動作することで、サブ吸込口16から室内空気を吸い込む風路、あるいは給気風路24を開放し給排気口18から室外空気を吸い込む風路のどちらかに切り換え、また、ダンパーII31を動作することで、サブ吹出口17から空気を室内へ吹き出す風路、あるいは給排気口18から室外へ空気を排気する風路のどちらかに切り換えて、サブファンユニット15の運転モードを給気運転、排気運転および循環運転モードのいずれかに切り換えている。
即ち、給気運転では、ダンパーI29が(b)側にあってサブ吸込口16を遮蔽し給気風路24を開放するので、給気風路24を通して室外空気が吸い込まれ、ダンパーII31は(a)側にあるので給気循環風路26が開放され排気風路23を遮蔽するので、サブファン吹出部34へ吹き出された室外空気は給気循環風路26に送風され、室内吹出部17を通って室内吹出部17に接続された送風ダクト12に送風されることになる。そして、本実施例の場合、サブファン19によって吸い込まれる室外空気は給排気口18から給排気風路25を通って吸い込まれ、プレフィルター33の表面で空気中に含まれている塵埃を取り除かれた後に、給気用フィルター21の表面で空気中に含まれている塵埃とともに人体に有害な物質を取り除かれ、給気用フィルター21の中を通過して給気風路24に導かれ、サブファン19に吸い込まれることになる。
また、排気運転では、ダンパーI29が(a)側にあってサブ吸込口16を開放し給気風路24を遮蔽するので、サブ吸込口16を通して室内空気が吸い込まれるが、ダンパーII31は(b)側にあるので、給気循環風路26が遮蔽され排気風路23が開放される。これによって、サブファン吹出部34へ吹き出された室内空気は排気風路23に流れ、プレフィルター33を通って給排気口18から室外に排気されることになる。
また、循環運転では、ダンパーI29が(a)側にあってサブ吸込口16を開放して給気風路24を遮蔽するので、サブ吸込口16を通して室内空気が吸い込まれ、ダンパーII31が(a)側にあって給気循環風路26を開放して排気風路23を遮蔽するので、サブファン吹出部34へ吹き出された室内空気は給気循環風路26に送風され、室内吹出部17を通って室内吹出部17に接続した送風ダクト12に送風されることになる。
また、運転停止時には、ダンパーI29およびダンパーII31はともに(b)側にあって給気風路24を通してあるいは排気風路23を通して室外空気が室内に侵入してしまうことを防いでいる。そのため、運転停止時に室外空気が給排気風路を通して侵入するのを防ぐための逆風防止用弁を設ける必要がない。
次に、給気運転時の詳細について図10を主に参照しながら説明する。
給気運転の場合は、ダンパーI29がサブ吸込口16を遮蔽し給気吸込口24aを開放するとともに、サブファン吹出部34にあるダンパーII31が給気循環風路26を開放して排気風路23を遮蔽するので、給気風路24と給排気風路25が給気用フィルター21を介して連通することになる。したがって、この状態でサブファン19が駆動すると、給排気口18から給排気風路25を通して室外空気を吸い込むことになり、吸い込まれた室外空気は、プレフィルター33、給気用フィルター21を通過して給気風路24に流れる。このとき、プレフィルター33を通過する際に空気中に含まれている塵埃を取り除かれ、さらに給気用フィルター21を通過する際に空気中に含まれている塵埃とともに人体に有害な物質が取り除かれることになる。
そして、給気風路24に吸い込まれてきた室外空気は給気吸込口24aから吸込側ケーシング15aに入り、マウスリング27からサブファン19に吸い込まれて吹出側ケーシング15bに吹き出され、サブファン吹出部34を通り給気循環風路26に流れる。給気循環風路26に流れた室外空気は、室内吹出部17から送風ダクト12に流入して、送風ダクト12の内部を流れている間に空気の温度を室内ユニット1の運転状態の温度に調和され、サブ吹出口から温度の調和された新鮮な室外空気として室内に供給され、室内空気をリフレッシュすることになる。
次に、排気運転時の詳細について図11を主に参照しながら説明する。
排気運転時の室内空気は、室内エアフィルター8(図3参照)で空気中の塵埃を取り除かれた後、サブ吸込口16に吸い込まれることになる。そして、ダンパーI29は循環運転時と同じ位置にあってサブ吸込口16を開放し給気吸込口24aを遮断している。したがって、室内空気はサブ吸込口16から吸い込まれ、吸込側ケーシング15aに入りサブファン19に吸い込まれ、サブファン19の周囲から吹き出され、吹出側ケーシング15bで集められてサブファン吹出部34に吹き出されることになる。
そして、排気運転の場合、サブファン吹出部34にあるダンパーII31は排気風路23を開放し給気循環風路26を遮断しているので、サブファン吹出部34に吹き出された室内空気は排気風路23を通って給排気風路25へ流れ、プレフィルター33を介して給排気口18から室外に排出されることになる。ここで、プレフィルター33の給排気口18側には、給気運転の際に室外空気中から取り除いた塵埃が集積しているが、排気運転時の室内空気がプレフィルター33を流れることにより、プレフィルター33の給排気口8側の表面に集積している塵埃を効果的に除去するようにしている。したがって、サブファンユニット15は給気運転と排気運転を繰り返すことにより、プレフィルター33をセルフクリーニングすることになり、プレフィルター33の清掃の回数を少なくすることができる。また、給気運転中、自動的に一定時間排気運転に切り換えることで、プレフィルター33に流れる空気流の方向を切り換え、目詰まりを防止することができる。
また、排気運転のときには、排気する室内空気が給気用フィルター21を通らないので排気運転時の通風抵抗が減少し、排気する室内空気の量を増やすことができ、効率の良い排気運転が可能となる。
以上、給気運転及び排気運転について説明したが、基本的に給気及び排気だけを行うのであれば、サブファンを正逆可能なファンにして、室外開口と室内開口をそれぞれ一つずつ設ければ、排気時に給気フィルター21を通過させない方法は考える必要があるが、構造が簡単で済む。しかし、これに加えて室内開口をもう一つ設け、一方を室内空気の吸い込み専用、他方を吹出し専用とすることで、以下に説明する循環運転を行うことができるようになり、多彩な用途が広がってくる。
次に、循環運転時の詳細について図12を主に参照しながら説明する。
循環運転時の室内空気はサブ吸込み口16(図4参照)から吸い込まれることになる。図12では省略してあるが、サブファンユニット15(図4参照)の前部には、冷暖房運転の時に室内の空気中から塵埃を取り除く室内エアフィルター8(図3参照)を延出させて設けているので、室内エアフィルター8はサブ吸込み口16が吸い込む室内空気からも空気中に含まれている塵埃を取り除くことになる。
循環運転時に、ダンパーI29は、サブ吸込口16を開放し給気吸込口24aを遮断しているので、室内空気はサブ吸込口16から吸い込まれ、吸込側ケーシング15aに入り、マウスリング27を通ってサブファン19に吸い込まれてサブファン19の周囲から吹き出され、吹出側ケーシング15bで集められてサブファン吹出部34に吹き出される。サブファン吹出部34に設けられたダンパーII31により排気風路23を遮断し給気循環風路26を開放している。これによって、サブファン吹出部34に吹き出された室内空気は給気循環風路26に流れ、室内吹出部17から室内へ吹き出されることになる。
そして、図12(a)には送風ダクト12を明示していないが、送風ダクト12は図15に示すように送風口12aを室内吹出部17に当接して接続されているので、室内吹出部17から吹き出した空気はそのまま送風ダクト12内に送風されることになる。送風ダクト12は露受け11(図3参照)の前面部に配置されていて、送風ダクト12の先端部は室内ユニット1の空気吹出口6(図1参照)の概略中央上部にあって、送風ダクト12に送風された室内空気をサブ吹出口13(図2参照)から吹き出すようになっている。送風ダクト12は露受け11の前面部に設けられているので、露受け11により冷房運転の場合は冷却されて冷やされており、暖房運転の場合は加熱されて温められている。送風ダクト12内を流れる空気もそれぞれの運転状態によりそれぞれの状態に予備冷却あるいは予備加熱されてサブ吹出口13から室内に吹き出すことになる。したがって、サブファンユニット15を循環運転モードで運転した場合でも、冷房運転時あるいは暖房運転時の風量が増加し、それぞれの運転状態の温度に予備冷却あるいは予備加熱された空気をサブ吹出口13から吹き出すので、それぞれの運転時の冷房能力あるいは暖房能力を向上させることができる。
以上説明したように、本発明のサブファンユニット15のサブファン19は一定方向に回転しているので、マウスリング27の形状や、吸込側ケーシング15a及び吹出側ケーシング15bの形状にサブファン19に適応した無理のない形状を採用することができ、したがって、送風効率の良い運転騒音の低いサブファンユニット15を得ることができる。さらに、サブファン19を駆動するサブファンモーター20をサブファン19に設けた凹部に配置し、そのサブファン19の吹出側ケーシング15bを囲んだ同一平面に(即ち、吹出側ケーシング15bの外周面外方に)排気風路23と給気風路24と給気循環風路26とを設けて幅寸法の薄い送風機構を構築している。さらに、給気用フィルター21を送風機構の下部に配置してサブファンユニット15の幅寸法を薄くし、室内ユニットの幅寸法を大きくすることなくサブファンユニット15を室内ユニット1に収納できるようにしている。
次に、室内ユニット1の冷暖房運転とサブファンユニット15の運転モードを組み合わせた場合の効果について図13及び図14を参照しながら説明する。図13は図1の室内ユニットの冷房運転とサブファンユニットの循環運転あるいは給気運転を併用した場合の説明図、図14は図1の室内ユニットの暖房運転とサブファンユニットの循環運転あるいは給気運転を併用した場合の説明図である。
図13において、室内ユニット1を冷房運転し、サブファンユニット15を循環運転あるいは給気運転した場合、サブ吹出口13から吹き出す空気は送風ダクト12を流れる間に、送風ダクト12が露受け11で冷却されて冷えているので送風ダクト12で冷却されることになる。そして、送風ダクト12で冷却された空気は、室内ユニット1の空気吹出口6の概略中央上部に設けたサブ吹出口13から矢印Aのようにほぼ水平に吹き出ることになる。一方、室内ユニット1の冷房運転では、冷却された冷たい空気を空気吹出口6から矢印Bのように吹き出して、部屋の遠方まで冷風を送風して部屋全体を冷房することになる。
図13では冷房運転の冷風にサブファンユニット15の循環運転あるいは給気運転の冷風が加わるので、冷風の風量が増して室内を速やかに冷房することができるようになる。あるいは冷房能力を同一にして、サブファンユニット15が送風する風量の分、冷房運転の風量を減らすことにより冷房運転時の騒音を低くすることができる。また、サブ吹出口13から空気をほぼ水平に吹き出すことにより、室内の上部空間に蓋をする状態になるので、空気吹出口6から吹き出した冷風を室内下部の生活空間で有効に活用することができるようになる。
また、図14において、室内ユニット1を暖房運転し、サブファンユニット15を循環運転あるいは給気運転した場合、サブ吹出口13から吹き出す空気は送風ダクト12の内部を流れる間に、送風ダクト12が露受け11で加熱されて温まっているので送風ダクト12で温められることになる。そして、送風ダクト12で温められた空気は、室内ユニット1の空気吹出口6の概略中央上部に設けたサブ吹出口13から矢印Aのようにほぼ水平に吹き出すことになる。
一方、室内ユニット1の暖房運転で加熱されて温かくなって空気吹出口6から吹き出されてくる温風は、比重が軽くなっているため絶えず部屋の上部へ向かって浮き上がろうとする傾向にある。そのため暖房運転の温風は空気吹出口6から矢印Bのように下方に向けて吹き出し、まず部屋の床面を温めて温風が部屋の上部へ向かって上昇するのを抑制しながら部屋の生活空間を暖房させることになる。サブ吹出口13から吹き出す温風がない従来の場合には、空気吹出口6から吹き出した温風は温風の速度が遅くなるにしたがって、矢印Bのように上昇をし始め、部屋の遠方まで温かい温風を到達させることができず、軽くて温かい空気を部屋の上部空間に滞留させていた。
しかし、本実施例の室内ユニット1では、空気吹出口6の概略中央上部に設けたサブ吹出口13からほぼ水平に矢印Aのように温風を吹き出しているので、上昇しようとする矢印Bの温かい暖房運転の温風に蓋をするとともに、サブ吹出口13から吹き出す温風で暖房運転の温風を部屋の遠方まで誘導することになる。したがって、室内ユニット1の暖房運転においてもサブファンユニット15の循環運転あるいは給気運転を併用することにより、より効果的な暖房運転を行なうことができる。
先に説明したように送風ダクト12は露受け11の前面に設けられているので、室内ユニット1の熱交換器10が冷房運転で冷却されている場合には、凝縮した冷たいドレン水を受けて露受け11が冷却され、その前面に設けられている送風ダクト12は露受け11によって冷却されて冷やされ、その中を流れる空気を冷却することになる。したがって、冷房運転時に暑い室外の空気を室内に供給しても、送風ダクト12で予備冷却されて室内に吹き出すので冷房効果を大きく損なうことはない。
また、室内ユニット1の熱交換器10が暖房運転で加熱されている場合には、露受け11は直接加熱されて温まり、その前面に設けられている送風ダクト12は露受け11によって温められ、その中を流れる空気を温めることになる。したがって、暖房運転時に冷たい室外の空気を室内に供給しても、送風ダクト12で予備加熱されて室内に吹き出すので暖房効果を大きく損なうことがない。
なお、室内ユニット1の冷暖房運転をおこなわずに、サブファンユニット15だけで循環運転、排気運転あるいは給気運転を単独におこなって、室内空気をゆるやかに循環させたり、室内の汚れた空気を排出したり、あるいは室外の新鮮な空気を取り込んで室内の空気をリフレッシュすることができる。
次に、サブ吹出口13について図15を参照しながら説明する。図15は図1の室内ユニットのサブ吹出口の整流板有無を説明する断面図である。
送風ダクト12のサブ吹出口13には図15(a)に示すように、風向整流板12bが設けられている。風向整流板12bを設けることによりサブ吹出口13から吹き出す空気は、風向整流板12bに沿って偏向されて流れることになり、室内ユニット1に対してほぼ直角方向に吹き出すことになる。風向整流板12bがない場合には、送風ダクト12内を流れてきた空気はそのまま慣性力により図15(b)のように斜め方向に吹き出すことになり、先に説明した冷房運転で冷風の流れを効果的に誘導することや、暖房運転で上昇する温風の流れを効果的に押さえることができなくなる。また、冷暖房運転時に空気吹出口6から吹き出す冷暖房された空気は、空気吹出口6の中央部での流速が速いので、サブ吹出口13を空気吹出口6の概略中央上部に設けることにより、効果的に冷房運転で冷風の流れを効果的に誘導することや、暖房運転で上昇する温風の流れを効果的に押さえることができるようになる。
次に、室外ダクト22について、図16を参照しながら説明する。
給排気口18には室外ダクト22が接続され、その室外ダクト22は室外に配されている。室外ダクト22の先端部22aには、虫除けフィルター30が設けられている。この虫除けフィルター30の目の粗さは、プレフィルター33よりも粗くなっている。これは、給気運転のときに目詰まりを防止するものである。また、先端部22aには、虫除けフィルター30の周囲を覆うようにカバー32が設けられており、そのカバー32の先端口の形状を図に示したように不揃いなものとしている。例えば波線形状にすることで、新聞紙のような大きな塵がカバー32に覆い被さっても波状に凹んだ隙間から吸い込む空気を確保することができる。
次に、サブファンユニット15及び室外ダクト22の内部を清掃する装置について、図17を参照しながら説明する。
サブファンユニット15及び室外ダクト22の内部に塵が溜まった場合は、給気用フィルター21およびプレフィルター33を抜取り、給気用フィルター21の代わりに清掃ユニット34を挿入する。このとき、給気用フィルター21の挿入口と、給排気口18とがサブファンニット15の奥行方向に向かって一直線上に配されていることからノズル34bがサブファンユニット15の奥まで、即ち室外ダクト22付近まで届かせることができる。そして、掃除機装着部34aに家庭用の掃除機(図示せず)を装着し運転することで、サブファンユニット15及び室外ダクト22の内部に溜まった塵を吸引することができる。
以上、上記実施例によれば、主ファンとは別個に一定方向に回転するサブファンと、そのサブファンに適応した吸込口及びケーシングを有するとともに、室内空気を排出する排気風路と、室外空気を吸い込む給気風路と、排気と給気を共用する給排気風路と、給気と循環を共用する給気循環風路とを備え、サブファンの吸込み部に設けたダンパーで、吸い込む空気を室内空気あるいは室外空気に切り換え、ケーシングの吹出部に設けたダンパーで吹き出す空気を室内あるいは室外に切り換えることにより、循環運転、排気運転、給気運転ができるようにしたサブファンユニットを組み込んで、サブファンを一定方向に回転させてサブファンの吸込口とケーシングをサブファンに適応した形状にしたことにより、サブファンユニットの送風効率を向上させ、サブファンユニットの運転騒音を低くしたセパレート形空気調和機の室内ユニットを得ることができる。
また、給気運転のときには、吸い込んだ室外空気を給気用フィルターに通すが、排気運転のときには、排気する室内空気を給気用フィルターに通さないので、排気運転時の通風抵抗を減少させ、排気する室内空気の量を増やすことができる。
さらには、給気運転のときに空気を、プレフィルターを通過させて室外空気中の塵埃を取り除き、排気運転のときにもプレフィルターを通過させて排気する室内空気を吹き付けて、プレフィルターの表面に集積した塵埃を清掃させることにより、サブファンユニットにクリーニング機能を構築することができるとともに、給気用フィルター及びプレフィルターは室内ユニットのフロントカバーを開けて、正面から任意に抜取り、装着が可能であり、メンテナンス性を向上している。
また、室内ユニットの露受けの前部に送風ダクトを設けて、サブファンユニットが吹き出す気流を室内ユニットの空気吹出口の概略中央上部に設けたサブ吹出口に誘導し、サブ吹出口から吹き出させるようにしたことにより、冷房運転で吹き出す冷風を部屋の遠方まで到達させるとともに、暖房運転で吹き出す温風の上昇を抑えることができる。
なお、本実施例において、サブファンユニット15の運転として3つの運転モードを設けたが、循環運転モードを設けなくてもよい。
本発明の一実施例に係る空気調和機の室内ユニットの外観図。 図1の室内ユニットの化粧カバーを取り外した状態の外観図。 図1のA−A断面図。 図1のB−B断面図。 サブファンユニットの外観図。 図5のサブファンユニットの右側板を省略した斜視図。 図5のサブファンユニットの左側板の一部を省略した斜視図。 図2に示したサブファンユニットの空気の流れを模式的に表す図。 図2に示したサブファンユニットの運転の状態を表す図。 給気運転時のサブファンユニット内の空気の流れを示す図。 排気運転時のサブファンユニット内の空気の流れを示す図。 循環運転時のサブファンユニット内の空気の流れを示す図。 図1の室内ユニットの冷房運転とサブファンユニットの循環運転あるいは給気運転を併用した場合の説明図。 図1の室内ユニットの暖房運転とサブファンユニットの循環運転あるいは給気運転を併用した場合の説明図。 送風ダクト12の構造図。 室外ダクト22を説明する図。 サブファンユニット15を掃除する際の図。 エアフィルター8を表す図。
符号の説明
1… 室内ユニット、2… ユニット箱体、3… 化粧カバー、4… フロントカバー、5… 空気吸込口、6… 空気吹出口、7… 上下風向板、8… エアフィルター、8a… 枠部、8b… フィルター部、9… 主ファン、10… 熱交換器、11… 露受け、12… 送風ダクト、13… サブ吹出口、14… 主ファンモータ、15… サブファンユニット、15a… 吸込側ケーシング、15b… 吹出側ケーシング、16… サブ吸込口、17… 室内吹出部、18… 給排気口、19… サブファン、20… サブファンモーター、21… 給気用フィルター、22… 室外ダクト、22a… 室外ダクト先端部、23… 排気風路、24… 給気風路、25… 給排気風路、26… 給気循環風路、27… マウスリング、29… ダンパーI、30… 虫除けフィルター、31… ダンパーII、32… 虫除けフィルター用カバー、32a… カバー先端部、33… プレフィルター、34… 清掃装置、34a… 掃除機装着部、34b… ノズル。

Claims (8)

  1. 横長の室内ユニットに形成された空気吸込口および空気吹出口と、それら空気吸込口と空気吹出口との間に設置され空気風路を形成する主ファンと、その主ファンを運転し前記空気吸込口から吸い込まれた室内空気を熱交換する熱交換器と、その熱交換器の空気流上流側に設置されたフィルターと、前記室内ユニット内に設けられ、室内に開口した室内開口部と室外に開口した室外開口部とを接続し内部に空気風路を形成するケーシングと、このケーシング内の空気風路上に設けられ、回転することで室外空気を室内に取り込む給気運転もしくは室内空気を室外へ排気する排気運転を行うサブファン及びサブファンモーターとを有する給排気ユニットとを備えた空気調和機において、少なくとも前記給気運転時に室外空気が通過する給気用フィルターを設け、前記サブファンの回転軸と前記主ファンの回転軸が略平行となるように配置し、前記サブファンの空気吸い込み面と前記給気用フィルターの空気通過面との角度が直角にならないように配置した空気調和機。
  2. 横長の室内ユニットに形成された空気吸込口および空気吹出口と、それら空気吸込口と空気吹出口との間に設置され空気風路を形成する主ファンと、その主ファンを運転し前記空気吸込口から吸い込まれた室内空気を熱交換する熱交換器と、その熱交換器の空気流上流側に設置されたフィルターと、前記室内ユニット内に設けられ、室内に開口した室内開口部と室外に開口した室外開口部とを接続し内部に空気風路を形成するケーシングと、このケーシング内の空気風路上に設けられ、回転することで室外空気を室内に取り込む給気運転もしくは室内空気を室外へ排気する排気運転を行うサブファン及びサブファンモーターとを有する給排気ユニットとを備えた空気調和機において、少なくとも前記給気運転時に室外空気が通過する給気用フィルターを設け、前記給気運転時にこの給気用フィルターを介して室外空気を室内に取り込み、前記排気運転時に前記給気用フィルターを介さずに室内空気を室外に排気するようにした空気調和機。
  3. 横長の室内ユニットに形成された空気吸込口および空気吹出口と、それら空気吸込口と空気吹出口との間に設置され空気風路を形成する主ファンと、その主ファンを運転し前記空気吸込口から吸い込まれた室内空気を熱交換する熱交換器と、その熱交換器の空気流上流側に設置されたフィルターと、前記室内ユニット内に設けられ、室内に開口した室内開口部と室外に開口した室外開口部とを接続し内部に空気風路を形成するケーシングと、このケーシング内の空気風路上に設けられ、回転することで室外空気を室内に取り込む給気運転もしくは室内空気を室外へ排気する排気運転を行うサブファン及びサブファンモーターとを有する給排気ユニットとを備えた空気調和機において、前記給気運転時に室外空気が通過する給気用フィルターと、前記給気運転時にこの給気用フィルターの上流側となる風路にプレフィルターとを設け、前記給気運転時にこのプレフィルター及び前記給気用フィルターを介して室外空気を室内に取り込み、前記排気運転時に前記給気用フィルターを介さずに前記プレフィルターを介して室内空気を室外に排気するようにした空気調和機。
  4. 横長の室内ユニットに形成された空気吸込口および空気吹出口と、それら空気吸込口と空気吹出口との間に設置され空気風路を形成する主ファンと、その主ファンを運転し前記空気吸込口から吸い込まれた室内空気を熱交換する熱交換器と、その熱交換器の空気流上流側に設置された熱交換器用プレフィルターと、前記室内ユニット内に設けられ、室内に開口した室内開口部と室外に開口した室外開口部とを接続し内部に空気風路を形成するケーシングと、このケーシング内の空気風路上に設けられ、回転することで室外空気を室内に取り込む給気運転もしくは室内空気を室外へ排気する排気運転を行うサブファン及びサブファンモーターとを有する給排気ユニットとを備えた空気調和機において、前記排気運転時における室内空気吸込口をフィルターを前記熱交換気用プレフィルターの一部に設けた空気調和機。
  5. 横長の室内ユニットに形成された空気吸込口および空気吹出口と、それら空気吸込口と空気吹出口との間に設置され空気風路を形成する主ファンと、その主ファンを運転し前記空気吸込口から吸い込まれた室内空気を熱交換する熱交換器と、その熱交換器の空気流上流側に設置された熱交換器用プレフィルターと、前記室内ユニット内に設けられ、室内に開口した室内開口部と室外に開口した室外開口部とを接続し内部に空気風路を形成するケーシングと、このケーシング内の空気風路上に設けられ、回転することで室外空気を室内に取り込む給気運転もしくは室内空気を室外へ排気する排気運転を行うサブファン及びサブファンモーターとを有する給排気ユニットとを備えた空気調和機において、前記給気運転時に室外空気が通過する給気用フィルターと、この給気用フィルターを収納する収納部とを設け、この給気用フィルターは前記室内ユニットの正面から着脱することができ、前記室外開口部が、前記室内ユニットの正面から見たとき、前記収納部の上下方向投影面内に一部又は全部が掛かるように形成された空気調和機。
  6. 横長の室内ユニットの下方に形成された空気吹出口と、この空気吹出し口より上方に形成された空気吸込口と、これら空気吸込口と空気吹出口との間に設置された主ファンと、その主ファンを運転し前記空気吸込口から吸い込まれた室内空気を熱交換する熱交換器と、その熱交換器の空気流上流側に設置された熱交換器用プレフィルターと、前記室内ユニット内に設けられ、室内に開口した室内開口部と室外に開口した室外開口部とを接続し内部に空気風路を形成するケーシングと、このケーシング内の空気風路上に設けられ、回転することで室外空気を室内に取り込む給気運転もしくは室内空気を室外へ排気する排気運転を行うサブファン及びサブファンモーターとを有する給排気ユニットとを備えた空気調和機において、前記室内開口部を2つ設け、一方を空気吸い込み用として、他方を空気吹出し用とし
    前記室内ユニットの下方に形成された空気吹出口と前記空気吸込口との間に形成されたサブ空気吹出口と、前記空気吹出し用とした室内開口部とを接続するダクトとを備えた空気調和機。
  7. 横長の室内ユニットの下方に形成された空気吹出口と、この空気吹出し口より上方に形成された空気吸込口と、これら空気吸込口と空気吹出口との間に設置された主ファンと、その主ファンを運転し前記空気吸込口から吸い込まれた室内空気を熱交換する熱交換器と、その熱交換器の空気流上流側に設置された熱交換器用プレフィルターと、前記室内ユニット内に設けられ、室内に開口した室内開口部と室外に開口した室外開口部とを接続し内部に空気風路を形成するケーシングと、このケーシング内の空気風路上に設けられ、回転することで室外空気を室内に取り込む給気運転もしくは室内空気を室外へ排気する排気運転を行うサブファン及びサブファンモーターとを有する給排気ユニットとを備えた空気調和機において、前記給気運転時に導入された外気が前記サブファンモーターとに到達する前に通過するプレフィルターと、前記室外開口部に接続され、その先端が室外に設置される室外ダクトと、この室外ダクトの先端の開口部に設けられ、前記プレフィルターよりも目の粗い第三のフィルターとを備えた空気調和機。
  8. 請求項7において、前記室外ダクトの先端部に設けられた前記第三のフィルターの周囲を覆うカバーを設け、このカバーの先端口の形状を不揃いな形状とした空気調和機。
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