JP3661394B2 - 熱交換換気装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、室内の空気を室外へ内蔵の熱交換器を通じて排気するとともに、室外の空気を室内にその熱交換器により熱交換させて給気して給排気による換気を行なう熱交換換気装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
上記この種の熱交換換気装置は図8,9に示すように、空気対空気の熱交換を行なう熱交換器50が内蔵され、熱交換を行ないながら同時給排気により換気を行なうものであり、室内の状態量の変動の少ない換気を行なうことができる。こうした熱交換換気装置には、6面体に構成された積層型の熱交換器50が多く採用されている。熱交換器50の端面は平行四辺形をしていて、従来においては例えば、特開平9―178238号公報や特開平2―267442号公報に示されているように、箱型のケーシング51にその小口に関する二本の対角線の一方が水平方向に、他方が垂直方向に向くように組込まれている。従って、排気流と給気流とを通す流体通路は斜めに交差していて、ケーシング51の下面に構成された室内側吸込口から吸込まれた室内空気52は、熱交換器50の一方の流体通路を斜め上方に向って流れ、室外側吸込口から吸込まれた室外空気53は、熱交換器50の他方の流体通路を斜め下方に向って流れ、室内側吹出口から室内へ吹出される。
【0003】
このような熱交換換気装置には、熱交換器を迂回するバイパス通風路を備えているものもある。バイパス通風路は、排気通風路の一部を分岐させ熱交換器を迂回して室内空気を排気する経路であり、風路切換装置により開閉できるようになっている。バイパス通風路を開放することにより、室内空気は熱交換器を迂回して室外側吹出口に向い、春秋等の中間期に適した熱交換を伴わない普通換気が実施される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来の熱交換換気装置においては、熱交換器50の小口に関する対角線の寸法によりケーシング51の高さ寸法が決まり、薄型化を推進することが困難であった。熱交換器50をケーシング51に対して90度回転させた形態に組込むことは、熱交換器50の下方から給排気させる場合、通風路の風路構成が簡単であり、これまでこの組込み形態が踏襲されてきた。しかしながら、給気する空気の清浄化と流体通路の目詰まりを防止するためのエアーフィルタ54等の保守・点検が困難であるといった問題点があり、また、天井裏等の狭隘な場所に設置することが多いため、薄型化の要請には依然強いものがある。エアーフィルタ54の保守・点検がし難いのは、熱交換器50の流体通路の入口の臨む面が閉塞空間に位置し、ここに装着したエアーフィルタ54を取外し、清掃等を行なって再度装着するには嵩のある熱交換器50を、そのつど図9に示すように回転させるか取外さなければならないことになるためである。また、バイパス通風路を持つものでは、風路切換装置の構成が複雑になり勝ちであり、バイパス通風路が室内側吸込口に近接するため騒音が室内側に漏れ易いといった問題点がある。
【0005】
本発明は、上記した従来の問題点を解消するためになされたもので、その課題とするところは、熱交換換気装置の薄型化を推進しつつバイパス通風路に関する構成を簡素化することであり、低騒音化を推進することであり、その熱交換換気装置のエアーフィルタの着脱性を向上させることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を達成するために請求項1の発明は、6面体に構成されたケーシングに内蔵された積層型で6面体の熱交換器の一方の流体通路によって経路の一部が構成され、送風機により室外から室内へ向う空気流を通す給気通風路と、給気通風路に対して全経路にわたり独立し、熱交換器の他方の流体通路で経路の一部が構成され、送風機により室内から室外へ向う空気流を通す排気通風路とを備えた熱交換換気装置について、その熱交換器を一方の流体通路と他方の流体通路とが略水平方向と略垂直方向の向きで交差するようにケーシングに配置し、その熱交換器の流体通路が臨まない両小口の一方側に給気流を形成する送風機を配設し、他方側に排気流を形成する送風機を配設し、給気通風路の出口端である室内側吹出口と、排気通風路の入口端である室内側吸込口とを熱交換器の一方の流体通路の開口する面が臨むケーシングの下面に分離して構成するとともに、室内側吸込口と排気流を形成する送風機の吸込み側とを連絡するバイパス通風路と、排気通風路の熱交換器の下流側の一部とを形成する仕切箱を熱交換器の一方の小口側に設け、この仕切箱にはバイパス通風路と排気通風路のいずれか一方を閉止し他方を開放する風路切換手段を設け、この風路切換手段がバイパス通風路を閉止している状態においては、仕切箱が形成する排気通風路の風路面積が、排気用の送風機の吸込み側に向って漸増する構成とする手段を採用する。
【0007】
前記課題を達成するために請求項2の発明は、6面体に構成されたケーシングに内蔵された積層型で6面体の熱交換器の一方の流体通路によって経路の一部が構成され、送風機により室外から室内へ向う空気流を通す給気通風路と、給気通風路に対して全経路にわたり独立し、熱交換器の他方の流体通路で経路の一部が構成され、送風機により室内から室外へ向う空気流を通す排気通風路とを備えた熱交換換気装置について、その熱交換器を給気通風路側の流体通路を略水平方向にし、排気通風路側の流体通路を略垂直方向の向きにしてケーシングに配置し、その熱交換器の流体通路が臨まない両小口の一方側に給気流を形成する送風機を配設し、他方側に排気流を形成する送風機を配設し、給気通風路の出口端である室内側吹出口と、排気通風路の入口端である室内側吸込口とを熱交換器の排気通風路側の流体通路の開口する面が臨むケーシングの下面に分離して構成し、熱交換器の流体通路の開口する面にはケーシングの下面から着脱可能にエアーフィルタを設けるとともに、室内側吸込口と排気流を形成する送風機の吸込み側とを連絡するバイパス通風路と、排気通風路の熱交換器の下流側の一部とを形成する仕切箱を熱交換器の一方の小口側に設け、仕切箱にはバイパス通風路と排気通風路のいずれか一方を閉止し他方を開放する風路切換手段を設け、この風路切換手段がバイパス通風路を閉止している状態においては、仕切箱が形成する排気通風路の風路面積が、排気用の送風機の吸込み側に向って漸増する構成とする手段を採用する。
【0008】
前記課題を達成するために請求項3の発明は、請求項1又は請求項2のいずれかに係る前記手段における仕切箱を消音構造とする手段を採用する。
【0009】
前記課題を達成するために請求項4の発明は、請求項1〜請求項3までのいずれかに係る前記手段における排気流を形成する送風機を両吸込み式の遠心型の送風機で構成する手段を採用する。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図7に示すこの実施の形態の熱交換換気装置は、空気対空気での熱交換を行なう熱交換器1が下面の開放した6面体の箱型に構成されたケーシング2内に内蔵され、熱交換を行ないながら同時給排気により室内の換気を行なうものであり、室内の状態量の変動の少ない換気を実施することができる。この熱交換換気装置には、経路の一部が熱交換器1の一方の流体通路3で構成され、給気送風機4により室外から室内へ向う空気流を通す給気通風路5と、経路の一部が熱交換器1の他方の流体通路6で構成され、排気送風機7により室内から室外へ向う空気流を通す排気通風路8とが全経路にわたり独立して構成されている。
【0011】
熱交換器1は図2に示すように積層型で6面体に構成され、給気通風路5側の流体通路3が略水平方向に向き、排気通風路8側の流体通路6が略垂直方向に向くようにケーシング2の中央に組込まれている。この熱交換器1の流体通路3,6が臨まない両小口の臨むケーシング2の両側は、隔壁9と仕切箱10とで熱交換器1側と隔てられ、下面が係脱可能の閉止板11で閉止された給気室12と排気室13とがそれぞれ画成されている。給気室12を画成しているケーシング2の前面には室外側吸込口14が開設され、室外(多くは屋外)へダクトにより連絡させうるようにダクト接続口15が設けられている。給気室12内には両吸込み式で遠心型の給気送風機4がその電動機の回転軸16を略垂直にして組込まれている。この給気送風機4の吹出口は、ケーシング2における熱交換器1側とを隔てている隔壁9の前側に形成された縦長の連絡口17に臨んでいて、熱交換器1の前面とケーシング2の前面の内壁面との間に形成された給気通風路5の一部に連絡している。
【0012】
給気室12の反対側の排気室13を画成しているケーシング2の前面には室外側吹出口18が開設され、室外(多くは屋外)へダクトにより連絡させうるようにダクト接続口15が設けられている。排気室13内には両吸込み式で遠心型の排気送風機7がその電動機の回転軸16を略水平にして組込まれている。この排気送風機7の吹出口は、室外側吹出口18に臨んでいる。排気室13とケーシング2における熱交換器1側とを隔てている仕切箱10の上部には図5,6に示すように横長の連絡口19が開設され、熱交換器1の上面とケーシング2の天面の内壁面との間に形成された排気通風路8の一部に連絡している。この仕切箱10の上面は排気室13側に90度より小さい角度で傾斜していて、下部に形成されたバイパス通風路20の出口が上向きに開口している。
【0013】
バイパス通風路20は、室内側吸込口21と排気室13とを連絡し、熱交換器1を迂回する通風路を構成している。仕切箱10の内面には消音材22が張設され、バイパス通風路20の出口は、通常においては風路切換手段としての開閉ダンパ23により閉止されている。開閉ダンパ23は、バイパス通風路20と連絡口19とが隣接する側で回動可能に枢支され、仕切箱10内に設けられたダンパ駆動装置により、連絡口19とバイパス通風路20のいずれか一方を閉止し、他方を開放するように動作する。ダンパ駆動装置は、一端が駆動装置24に連結され、他端がリンク25によって開閉ダンパ23の背面に連結された揺動アーム26を備え、この揺動アーム26に掛装された引張りバネ27の付勢により開閉ダンパ23を通常においてはバイパス通風路20を閉止する位置に保持している。開閉ダンパ23の背面には断熱材28が設けられ、仕切箱10の上面に当りバイパス通風路20の出口を閉止している状態においては、仕切箱10の上面で形成される排気通風路8の風路面積は排気室13側に向って漸増している。
【0014】
ケーシング2の熱交換器1の臨む下部の開放部分には上下方向にスライド調節できる角筒状態のスライドチャンバ29が連結され、このスライドチャンバ29の下端の開口を覆う状態に化粧パネル30が装着されている。熱交換器1の上面の前後の陵角部とケーシング2の前後の各内壁面との間にはそれぞれ水平方向の仕切板31が設けられ、熱交換器1の下面の前側の陵角部とケーシング2の前面の内壁面との間にも水平方向の仕切板32がケーシング2の開放部からの操作で着脱できるように設けられている。さらに熱交換器1の下面の背後側の陵角部には可撓性を備え、伸縮できる隔壁構造33が垂下状態に設けられ、化粧パネル30の背面に下端が当接し、室内側吸込口21と室内側吹出口34とを離隔している。化粧パネル30には室内側吸込口21と室内側吹出口34とにそれぞれ連絡する吸込グリルと吹出グリルが室内に臨むように構成されている。
【0015】
給気通風路5は、室外側吸込口14を入口端とし、給気室12から給気送風機4を経て連絡口17からケーシング2の前面側の給気通風路5の一部に至り、さらに熱交換器1の略水平方向に向いている流体通路3を通り、ケーシング2の背後側の給気通風路5の一部からケーシング2の下面の室内側吹出口34に至り、これを出口端とする一連の通風路として構成され、その熱交換器1の流体通路3の入口が臨む面には除塵フィルタ35が、出口が臨む面には高性能フィルタ36がそれぞれ着脱可能に装着されている。一方、排気通風路8は、ケーシング2の下部の室内側吸込口21を入口端とし、熱交換器1の略垂直方向に向いている流体通路6を通り、ケーシング2の天面側の排気通風路8の一部から連絡口19を経て排気室13に至り、排気送風機7を経てケーシング2の前面の室外側吹出口18に至り、これを出口端とする一連の通風路として構成され、その熱交換器1の流体通路6の入口が臨む面には目詰まり防止用のエアーフィルタ37が着脱可能に装着されている。
【0016】
この熱交換換気装置は、給気通風路5により熱交換器1を通じて室外空気を室内へ給気することができ、同時に排気通風路8により熱交換器1を通じて室内空気を室外に排気することができ、熱交換を行ないながら同時給排気による熱交換換気を行なうことができる。熱交換器1を出た室内空気は、仕切箱10の連絡口19から排気室13へ向って流れるが、仕切箱10の上面は開閉ダンパ23とにより排気室13側に下傾していて、気流を排気室13側へ円滑に導く案内板として機能するため、風切音や運転騒音は軽減することになる。また、ダンパ駆動装置の駆動装置24を動作させ揺動アーム26を引張りバネ27の付勢に抗して回動させると、リンク25により開閉ダンパ23が押し上げられ、排気通風路8の連絡口19が閉止され、バイパス通風路20が開放される。バイパス通風路20が開放すると、室内側吸込口21から熱交換器1を迂回してバイパス通風路20を経て排気送風機7に室内空気が吸込まれ、室外側吹出口18から室外へ排気されることになる。即ち、熱交換を伴わない普通換気が実施される。バイパス通風路20は排気室13に室内側吸込口21が仕切箱10を隔てて隣接している構成のため、至って簡素に構成することができ、仕切箱10と消音材22とにより排気室13側の騒音が室内側吸込口21から室内に到達しにくく低騒音化を推進することができる。
【0017】
この熱交換換気装置の特徴は、熱交換器1をその二系統の流体通路3,6が略水平方向と略垂直方向に向くようにケーシング2に組込んだことである。従来においては小口の対角線が略水平方向と略垂直方向に向くようにケーシングに組込んでいるため、熱交換器の置かれた部分の給気通風路及び排気通風路の断面形状は略三角形になっているが、この実施の形態のものでは略四角形状となっている。こうした構成を採ることにより、熱交換器1の寸法も各通風路の風路面積も同じとした場合、ケーシング2の高さ寸法を低くすることができ、薄型化を推進することができる。例えば、熱交換器1の小口の対角線の寸法が200mmで、風路面積10000平方mmとした場合には、従来の置き方では√2×200=282.8mmの高さになるが、この実施の形態で示した置き方では、266.7mmとなり、約16.1mmの薄型化が実現する。
【0018】
通風路は断面が四角形の方が三角形より囲長が長くなり、圧力損失の点では不利のようであるが、吸込み分布の均一化を図ることができ、これにより圧力損失に関しては解消することができる。熱交換器1が置かれている給気通風路5への室外空気の押込み口は中間となり、室外空気を室外側吸込口14から取り入れ給気送風機4によって中間に位置する給気通風路5へ押し込むことが容易にでき、しかも両吸込み式であることにより、均一な風速で押し込むことができるので圧力損失を抑えることができる。排気送風機7についても、両吸込み式とすることにより均一な吸込みが可能になり送風性能が安定する。特に、押し込みにより熱交換器1に送風する給気送風機4の電動機の回転軸16を略垂直に配置することにより、吸込みに関する圧力損失が改善され、騒音も低減する。また、吸込みによる排気送風機7の電動機の回転軸16を略水平に設置することにより、電動機側からの吸込みと反電動機側からの吸込みのバランスが調整でき騒音が低減する。
【0019】
そして、除塵フィルタ35、高性能フィルタ36、エアーフィルタ37のいずれも、ケーシング2の下方の開放部分から熱交換器1を外すことなく脱着することができ、除塵フィルタ35、高性能フィルタ36、エアーフィルタ37の清掃を容易に実施することができる。即ち、除塵フィルタ35は図4に示すように仕切板32を外せば、ケーシング2の開放部から着脱でき、高性能フィルタ36とエアーフィルタ37はそのままの状態でケーシング2の開放部から着脱できる。このように嵩のある熱交換器1の操作なしにケーシング2の開放部から除塵フィルタ35、高性能フィルタ36、エアーフィルタ37をそれぞれ着脱できることは、天井裏等の狭隘な場所に設置されることの多い熱交換換気装置にとっては大変都合の良いことである。
【0020】
なお、室外側吹出口18や室外側吸込口14の位置は、ケーシング2の前面側でなければならないわけではなく、背後側の面でも天面でも構わない。また、図7に示すように熱交換器1の略垂直方向に向く流体通路6に上から下に向って室外空気を通し、略水平方向に向く流体通路3に前面側から背後側に向って室内空気を通すような通風路の構成を採っても、装置の薄型化についてはこれを推進することができる。ただし、この構成の場合、熱交換器1への室外空気の流入側が閉塞空間となるため除塵フィルタ35を設けた場合には、熱交換器1を外さないと除塵フィルタ35のメンテナンスができないという不都合は起りうる。
【0021】
【発明の効果】
以上実施の形態での説明からも明らかなように、請求項1の発明によれば熱交換換気装置の薄型化を推進しつつバイパス通風路に関する構成を簡素化することができ、騒音も軽減する。
【0022】
請求項2の発明によれば、熱交換換気装置の薄型化を推進しつつバイパス通風路に関する構成を簡素化することができ、騒音も軽減し、エアーフィルタの着脱性も向上する。
【0023】
請求項3の発明によれば、請求項1又は請求項2のいずれかに係る前記効果とともに、より騒音が軽減する。
【0024】
請求項4の発明によれば、請求項1〜請求項3までのいずれかに係る前記効果とともに、送風機の吸込みに関する圧力損失が改善され、低騒音化を推進できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態の熱交換換気装置を示す平面図である。
【図2】 実施の形態の熱交換換気装置の要部の分解斜視図である。
【図3】 図1の右側面図である。
【図4】 実施の形態の熱交換換気装置におけるフィルタの脱着についての操作を示す説明図である。
【図5】 実施の形態の熱交換換気装置の仕切箱を示す斜視図である。
【図6】 実施の形態の熱交換換気装置の排気室部分の断面図である。
【図7】 実施の形態の熱交換換気装置の他の風路構成を示す構成図である。
【図8】 従来の熱交換換気装置の断面構成図である。
【図9】 従来の熱交換換気装置のメンテナンス時の操作を示す説明図である。
【符号の説明】
1 熱交換器、 2 ケーシング、 3 流体通路、 4 給気送風機、 5給気通風路、 6 流体通路、 7 排気送風機、 8 排気通風路、 10仕切箱、 12 給気室、 13 排気室、 14 室外側吸込口、 18 室外側吹出口、 19 連絡口、 20 バイパス通風路、 21 室内側吸込口、 22 消音材、 23 開閉ダンパ、 32 仕切板、 34 室内側吹出口、 35 除塵フィルタ、 36 高性能フィルタ、 37 エアーフィルタ。
Claims (4)
- 6面体に構成されたケーシングに内蔵された積層型で6面体の熱交換器の一方の流体通路によって経路の一部が構成され、送風機により室外から室内へ向う空気流を通す給気通風路と、この給気通風路に対して全経路にわたり独立し、前記熱交換器の他方の流体通路で経路の一部が構成され、送風機により室内から室外へ向う空気流を通す排気通風路とを備えた熱交換換気装置であって、その熱交換器を一方の流体通路と他方の流体通路とが略水平方向と略垂直方向の向きで交差するように前記ケーシングに配置し、その熱交換器の前記流体通路が臨まない両小口の一方側に給気流を形成する前記送風機を配設し、他方側に排気流を形成する前記送風機を配設し、前記給気通風路の出口端である室内側吹出口と、前記排気通風路の入口端である室内側吸込口とを前記熱交換器の一方の流体通路の開口する面が臨む前記ケーシングの下面に分離して構成するとともに、前記室内側吸込口と排気流を形成する前記送風機の吸込み側とを連絡するバイパス通風路と、前記排気通風路の前記熱交換器の下流側の一部とを形成する仕切箱を前記熱交換器の一方の小口側に設け、この仕切箱には前記バイパス通風路と前記排気通風路のいずれか一方を閉止し他方を開放する風路切換手段を設け、この風路切換手段が前記バイパス通風路を閉止している状態においては、前記仕切箱が形成する排気通風路の風路面積が、排気用の前記送風機の吸込み側に向って漸増する構成とした熱交換換気装置。
- 6面体に構成されたケーシングに内蔵された積層型で6面体の熱交換器の一方の流体通路によって経路の一部が構成され、送風機により室外から室内へ向う空気流を通す給気通風路と、この給気通風路に対して全経路にわたり独立し、前記熱交換器の他方の流体通路で経路の一部が構成され、送風機により室内から室外へ向う空気流を通す排気通風路とを備えた熱交換換気装置であって、その熱交換器を給気通風路側の流体通路を略水平方向にし、排気通風路側の流体通路を略垂直方向の向きにして前記ケーシングに配置し、その熱交換器の前記流体通路が臨まない両小口の一方側に給気流を形成する前記送風機を配設し、他方側に排気流を形成する前記送風機を配設し、前記給気通風路の出口端である室内側吹出口と、前記排気通風路の入口端である室内側吸込口とを前記熱交換器の排気通風路側の流体通路の開口する面が臨む前記ケーシングの下面に分離して構成し、前記熱交換器の流体通路の開口する面には前記ケーシングの下面から着脱可能にエアーフィルタを設けるとともに、前記室内側吸込口と排気流を形成する前記送風機の吸込み側とを連絡するバイパス通風路と、前記排気通風路の前記熱交換器の下流側の一部とを形成する仕切箱を前記熱交換器の一方の小口側に設け、この仕切箱には前記バイパス通風路と前記排気通風路のいずれか一方を閉止し他方を開放する風路切換手段を設け、この風路切換手段が前記バイパス通風路を閉止している状態においては、前記仕切箱が形成する排気通風路の風路面積が、排気用の前記送風機の吸込み側に向って漸増する構成とした熱交換換気装置。
- 請求項1又は請求項2のいずれかに記載の熱交換換気装置であって、仕切箱を消音構造とした熱交換換気装置。
- 請求項1〜請求項3までのいずれかに記載の熱交換換気装置であって、排気流を形成する送風機を両吸込み式の遠心型の送風機で構成した熱交換換気装置。
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