JPH08189661A - 空気調和機 - Google Patents
空気調和機Info
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- JPH08189661A JPH08189661A JP7002706A JP270695A JPH08189661A JP H08189661 A JPH08189661 A JP H08189661A JP 7002706 A JP7002706 A JP 7002706A JP 270695 A JP270695 A JP 270695A JP H08189661 A JPH08189661 A JP H08189661A
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- JP
- Japan
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- air
- air conditioner
- plate
- drain
- resistance plate
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- Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
- Duct Arrangements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ドレンの付着を抑えた空気調和機を提供す
る。 【構成】 本体に設けた吸込口と吹出口とをつなぐ通風
路に、熱交換器及び送風機を配置した空気調和機におい
て、前記吹出口の内側部に開口を有する抵抗板を設けた
ので、この抵抗板を通過する空気の速度は抑えられ、こ
の空気に巻き込まれる室内空気の量は抑えられ、この結
果吹出口のドレンの付着は抑えられる。
る。 【構成】 本体に設けた吸込口と吹出口とをつなぐ通風
路に、熱交換器及び送風機を配置した空気調和機におい
て、前記吹出口の内側部に開口を有する抵抗板を設けた
ので、この抵抗板を通過する空気の速度は抑えられ、こ
の空気に巻き込まれる室内空気の量は抑えられ、この結
果吹出口のドレンの付着は抑えられる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、通風路に熱交換器と
送風機とを配置した空気調和機に関する。
送風機とを配置した空気調和機に関する。
【０００２】
【従来の技術】通風路中に熱交換器と送風機とを配置し
た空気調和機は、例えば、実公昭６２ー２４１７９号公
報に記載されたものがある。この公報に記載の空気調和
機では、吸込口と吹出口とをつなぐ本体内の通風路に熱
交換器及び送風機を配置している。
た空気調和機は、例えば、実公昭６２ー２４１７９号公
報に記載されたものがある。この公報に記載の空気調和
機では、吸込口と吹出口とをつなぐ本体内の通風路に熱
交換器及び送風機を配置している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前述したような空気調
和機では、略長方形状の吹出口の短片側の吹出口近辺
に、室内の空気が巻き込まれ易かった。この例を、図９
及び図１０に示す。これらの図において、５０は分離型
空気調和機の室内機、５１は送風ファン、５２は熱交換
器、５３は吹出口、５４は縦羽根、５５は通風路であ
る。図１０の５６は空気を全く通さない遮蔽板である。
このような空気調和機において、特に図９に示すものに
おいては、側部がわで吹き出される空気Ｅの速度が吹出
口５３の中央がわから吹き出される空気Ｆの速度とほぼ
同じで速いものであった。このため、この吹き出される
空気によって巻き込まれる室内空気Ｇの量も多く、この
室内空気は熱交換器で冷却・除湿されていない空気のた
め多湿であり、吹出口近辺Ｈ１に結露水（以下、「ドレ
ン」という。）が付着し易かった。また、図１０に示す
室内機５０Ａでは、側部がわで吹き出される空気を遮蔽
するものの、この遮蔽板のすぐそばの通風路を通る空気
Ｅの速度は中央がわの空気Ｆの速度とほぼ同じで速く、
この空気に室内空気Ｇが巻き込まれて吹出口近辺Ｈ２に
ドレンが付着し易いという欠点が生じていた。吹出口５
３にドレンが付着しやすいと、このドレンが集まって大
粒のドレンとなり、その結果このドレンが滴下する恐れ
がある。
和機では、略長方形状の吹出口の短片側の吹出口近辺
に、室内の空気が巻き込まれ易かった。この例を、図９
及び図１０に示す。これらの図において、５０は分離型
空気調和機の室内機、５１は送風ファン、５２は熱交換
器、５３は吹出口、５４は縦羽根、５５は通風路であ
る。図１０の５６は空気を全く通さない遮蔽板である。
このような空気調和機において、特に図９に示すものに
おいては、側部がわで吹き出される空気Ｅの速度が吹出
口５３の中央がわから吹き出される空気Ｆの速度とほぼ
同じで速いものであった。このため、この吹き出される
空気によって巻き込まれる室内空気Ｇの量も多く、この
室内空気は熱交換器で冷却・除湿されていない空気のた
め多湿であり、吹出口近辺Ｈ１に結露水（以下、「ドレ
ン」という。）が付着し易かった。また、図１０に示す
室内機５０Ａでは、側部がわで吹き出される空気を遮蔽
するものの、この遮蔽板のすぐそばの通風路を通る空気
Ｅの速度は中央がわの空気Ｆの速度とほぼ同じで速く、
この空気に室内空気Ｇが巻き込まれて吹出口近辺Ｈ２に
ドレンが付着し易いという欠点が生じていた。吹出口５
３にドレンが付着しやすいと、このドレンが集まって大
粒のドレンとなり、その結果このドレンが滴下する恐れ
がある。
【０００４】この発明は、ドレンの付着を抑えた空気調
和機を提供するものである。
和機を提供するものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、第１の発明は、本体に設けた吸込口と吹出口とをつ
なぐ通風路に、熱交換器及び送風機を配置した空気調和
機において、前記吹出口の内側部には開口を有する抵抗
板を設けたものである。
に、第１の発明は、本体に設けた吸込口と吹出口とをつ
なぐ通風路に、熱交換器及び送風機を配置した空気調和
機において、前記吹出口の内側部には開口を有する抵抗
板を設けたものである。
【０００６】第２の発明は、本体に設けた吸込口と略長
方形状の吹出口とをつなぐ通風路に、熱交換器及び送風
機を配置した空気調和機において、前記吹出口の短片側
の内側部には開口を有する抵抗板を設けたものである。
方形状の吹出口とをつなぐ通風路に、熱交換器及び送風
機を配置した空気調和機において、前記吹出口の短片側
の内側部には開口を有する抵抗板を設けたものである。
【０００７】第３の発明は、本体に設けた吸込口と略長
方形状の吹出口とをつなぐ通風路に、熱交換器及び送風
機を配置すると共に、前記吹出口の短片側方向に風向を
変えるための風向変更板を備えた空気調和機において、
前記吹出口の短編側の内側とこの内側に最も近い風向変
更板との間の通風路には、開口を有する抵抗板を設けた
ものである。
方形状の吹出口とをつなぐ通風路に、熱交換器及び送風
機を配置すると共に、前記吹出口の短片側方向に風向を
変えるための風向変更板を備えた空気調和機において、
前記吹出口の短編側の内側とこの内側に最も近い風向変
更板との間の通風路には、開口を有する抵抗板を設けた
ものである。
【０００８】第４の発明は、本体に設けた吸込口と吹出
口とをつなぐ通風路に、熱交換器及び送風機を配置した
空気調和機において、前記吹出口の内側部には、孔の開
口面積が約１．５平方ミリメートルであり且つ開口率が
約５５％の抵抗板を設けたものである。
口とをつなぐ通風路に、熱交換器及び送風機を配置した
空気調和機において、前記吹出口の内側部には、孔の開
口面積が約１．５平方ミリメートルであり且つ開口率が
約５５％の抵抗板を設けたものである。
【０００９】
【作用】第１〜第４の発明による空気調和機では、抵抗
板が吹出空気の速度を弱めるので、この弱められた空気
に巻き込まれる室内空気の量も少く抑えられる。
板が吹出空気の速度を弱めるので、この弱められた空気
に巻き込まれる室内空気の量も少く抑えられる。
【００１０】第２の発明では、特に前記吹出口の短片側
の内側部に抵抗板を設けたので、この短片側の内側部の
空気の流速が抑えられる。
の内側部に抵抗板を設けたので、この短片側の内側部の
空気の流速が抑えられる。
【００１１】第３の発明による空気調和機では、特に吹
出口の短片側の内側とこの内側に最も近い風向変更板と
の間の通風路には開口を有する抵抗板を設けたので、通
風抵抗をそれほど増加させることなしに抵抗板を通る空
気の速度を低下させる。
出口の短片側の内側とこの内側に最も近い風向変更板と
の間の通風路には開口を有する抵抗板を設けたので、通
風抵抗をそれほど増加させることなしに抵抗板を通る空
気の速度を低下させる。
【００１２】第４の発明による空気調和機では、特に、
孔の開口面積が約１．５平方ミリメートルであり且つ開
口率が約５５％の抵抗板を設けたので、この抵抗板を通
過する空気の量や抵抗が適切に調整される。
孔の開口面積が約１．５平方ミリメートルであり且つ開
口率が約５５％の抵抗板を設けたので、この抵抗板を通
過する空気の量や抵抗が適切に調整される。
【００１３】
【実施例】この発明の実施例を図面に基き説明する。図
１〜図８に本願発明の実施例を示し、図において、１は
分離型空気調和機の室内機（本体）で、室内の天井面あ
るいは床に設置されるものである。この室内機は室外に
配置された室外機（図示せず）と冷媒管や信号線でつな
がれて空気調和機を成すものである。室内機１には、吸
込口２と吹出口３とが形成されており、この吸込口と吹
出口とをつなぐ通風路２０には、プレートフィン式の熱
交換器４と、軸方向から空気を吸込み周方向に空気を吹
出す遠心型送風機５が配置されている。この送風機５
は、２つの送風ファン５Ａと、１つのファンモータ５Ｂ
と、ファンケーシング５Ｃとから構成されている。６は
吹出空気を左右方向（短片がわ方向）に変えるための縦
羽根（風向変更板）で、吹出口３の長片３Ａに軸止めさ
れている。７はドレンパンで、室内機１が天井に吊り下
げられたときに主に熱交換器のドレンを受ける部分７Ａ
と、室内機１が床に配置されたときに主にドレンを受け
る部分７Ｂとで構成されている。７Ｃはドレンパン７に
設けた開口で、送風機５のケーシング５Ｃの開口と連通
している。図３に示す２１は横羽根で、図１、図２には
示していない。
１〜図８に本願発明の実施例を示し、図において、１は
分離型空気調和機の室内機（本体）で、室内の天井面あ
るいは床に設置されるものである。この室内機は室外に
配置された室外機（図示せず）と冷媒管や信号線でつな
がれて空気調和機を成すものである。室内機１には、吸
込口２と吹出口３とが形成されており、この吸込口と吹
出口とをつなぐ通風路２０には、プレートフィン式の熱
交換器４と、軸方向から空気を吸込み周方向に空気を吹
出す遠心型送風機５が配置されている。この送風機５
は、２つの送風ファン５Ａと、１つのファンモータ５Ｂ
と、ファンケーシング５Ｃとから構成されている。６は
吹出空気を左右方向（短片がわ方向）に変えるための縦
羽根（風向変更板）で、吹出口３の長片３Ａに軸止めさ
れている。７はドレンパンで、室内機１が天井に吊り下
げられたときに主に熱交換器のドレンを受ける部分７Ａ
と、室内機１が床に配置されたときに主にドレンを受け
る部分７Ｂとで構成されている。７Ｃはドレンパン７に
設けた開口で、送風機５のケーシング５Ｃの開口と連通
している。図３に示す２１は横羽根で、図１、図２には
示していない。
【００１４】８はパンチングメタルで形成した抵抗板
で、この抵抗板には、丸い孔（貫通孔）８Ａが設けられ
ている。この孔８Ａの直径は１．４ミリメートル（開口
面積は、１．５４平方ミリメートル）、そのピッチは
１．８ミリメートルで、この抵抗板の開口率は５５％と
なっている。この抵抗板８は、吹出口３の短片３Ｂの内
壁と最も近い縦羽根６Ａとの間の通風路にまたがって配
置されている。従って、この抵抗板は、図２に示すよう
に左右両側の２カ所に配置されている。前記吸込口２
は、吸込グリル２Ａのグリル間に形成されている。９は
室内機の前面板、１０は底板、１１は背面板、１２は上
面板、１３は側面板である。従って、室内機１が天井板
に吊り下げられた場合は、前記背面板１１が上面に位置
し、上面板１２が前面に位置し、側面板１３は同様にそ
のまま側面に位置し、前面板９は底面に位置し、底面板
１０は背面に位置することになる。
で、この抵抗板には、丸い孔（貫通孔）８Ａが設けられ
ている。この孔８Ａの直径は１．４ミリメートル（開口
面積は、１．５４平方ミリメートル）、そのピッチは
１．８ミリメートルで、この抵抗板の開口率は５５％と
なっている。この抵抗板８は、吹出口３の短片３Ｂの内
壁と最も近い縦羽根６Ａとの間の通風路にまたがって配
置されている。従って、この抵抗板は、図２に示すよう
に左右両側の２カ所に配置されている。前記吸込口２
は、吸込グリル２Ａのグリル間に形成されている。９は
室内機の前面板、１０は底板、１１は背面板、１２は上
面板、１３は側面板である。従って、室内機１が天井板
に吊り下げられた場合は、前記背面板１１が上面に位置
し、上面板１２が前面に位置し、側面板１３は同様にそ
のまま側面に位置し、前面板９は底面に位置し、底面板
１０は背面に位置することになる。
【００１５】８Ｂは抵抗板８の取付フランジで、このフ
ランジは孔の形成された板８Ｃに対して約９０度折曲が
った形状に形成されている。８Ｄはこのフランジに設け
た螺子孔で、短片がわの通風路壁面に螺子止めするもの
である。
ランジは孔の形成された板８Ｃに対して約９０度折曲が
った形状に形成されている。８Ｄはこのフランジに設け
た螺子孔で、短片がわの通風路壁面に螺子止めするもの
である。
【００１６】尚、この室内機の運転を制御するためのリ
モコンを備えているものの、図示しない。
モコンを備えているものの、図示しない。
【００１７】このように構成された空気調和機では、そ
の空気は吸込口２から吸込まれて、熱交換器４で熱交換
された後（冷房運転時においては冷却された後）、吹出
口３部分に設けられた羽根６、２１で風向が整えられ
て、吹出口３から吹出される。このとき、吹出口の側部
がわの通風路２０、つまり短片３Ｂ側の内壁近辺に流れ
る空気Ａの速度は、抵抗板８により中央側に流れる空気
Ｂの速度より小さく抑えられている。このため、空気Ａ
によって巻き込まれる空気Ｈの量を小さく抑えられるよ
うになっている。この空気Ｈは空気Ａ，Ｂに比べて湿度
が高く（冷房運転時に冷却器として作用する熱交換器４
を通っていないため湿度が除去されていない）、この空
気Ｈが多量に巻き込まれると、吹出口にドレンが多量に
付着するものの、この実施例の空気調和機では、空気Ａ
の量が抑えられることによって、空気Ｈの量が抑えられ
ているので、ドレンの付着を抑えることができる。この
ため、ドレンの付着を極力抑えることができる。
の空気は吸込口２から吸込まれて、熱交換器４で熱交換
された後（冷房運転時においては冷却された後）、吹出
口３部分に設けられた羽根６、２１で風向が整えられ
て、吹出口３から吹出される。このとき、吹出口の側部
がわの通風路２０、つまり短片３Ｂ側の内壁近辺に流れ
る空気Ａの速度は、抵抗板８により中央側に流れる空気
Ｂの速度より小さく抑えられている。このため、空気Ａ
によって巻き込まれる空気Ｈの量を小さく抑えられるよ
うになっている。この空気Ｈは空気Ａ，Ｂに比べて湿度
が高く（冷房運転時に冷却器として作用する熱交換器４
を通っていないため湿度が除去されていない）、この空
気Ｈが多量に巻き込まれると、吹出口にドレンが多量に
付着するものの、この実施例の空気調和機では、空気Ａ
の量が抑えられることによって、空気Ｈの量が抑えられ
ているので、ドレンの付着を抑えることができる。この
ため、ドレンの付着を極力抑えることができる。
【００１８】例えば、図９に示す従来のものでは、室温
２６度、湿度８８％の条件で６時間運転すると、吹出口
部分に、一見して分かるほどの量、及び広い範囲にドレ
ンが付着した。この抵抗板がない場合のドレンの付着す
る範囲は図３の範囲Ｘに示す。また、本願実施例の空気
調和機では同条件で運転すると、範囲Ｙにドレンがうっ
すら付着しており、ドレンの付着する面積が約５分１か
ら６分の１に抑えられていることが確認された。従っ
て、本願発明によれば、吹出口付近のドレンの付着を抑
えることによって、ドレンの滴下を極力抑えることがで
きる。
２６度、湿度８８％の条件で６時間運転すると、吹出口
部分に、一見して分かるほどの量、及び広い範囲にドレ
ンが付着した。この抵抗板がない場合のドレンの付着す
る範囲は図３の範囲Ｘに示す。また、本願実施例の空気
調和機では同条件で運転すると、範囲Ｙにドレンがうっ
すら付着しており、ドレンの付着する面積が約５分１か
ら６分の１に抑えられていることが確認された。従っ
て、本願発明によれば、吹出口付近のドレンの付着を抑
えることによって、ドレンの滴下を極力抑えることがで
きる。
【００１９】この実施例では、貫通孔の直径が１．４ミ
リメートル、ピッチが１．８ミリメートル、開口率が５
５％の抵抗板を用いた例を示したが、比較の実験とし
て、貫通孔とピッチと開口率との３つが異る２つの抵抗
板用いて実験を行った。１つ目の抵抗板は、貫通孔の孔
の直径が１．２ミリメートル（開口面積が１．１３平方
ミリメートル）、ピッチが１．５ミリメートル、開口率
が５８％のものであり、２つ目の抵抗板は、貫通孔の形
状が正６角形でその相対する辺同志の間隔が２．２ミリ
メートル（開口面積が４．１９平方ミリメートル）、ピ
ッチが２．８ミリメートル、開口率が６１．７％のもの
を用いた。実施例の抵抗板は、前述のとおりで、貫通孔
の直径が１．４ミリメートル（開口面積が１．５４平方
ミリメートル）、ピッチが１．８ミリメートル、開口率
が５５％のものである。１つ目の抵抗板では、開口率が
実施例のものよりも大きいものの、孔の直径（開口面
積）が小さいため通風抵抗がありすぎて空気が流れにく
く、使用できない結果となった。２つ目の抵抗板では、
開口率が大きすぎて空気が流れすぎ、室内空気が多量に
巻き込まれてドレンの付着する量を少なくする効果は小
さく、この抵抗板も使用できない結果となった。この２
つの抵抗板と、実施例における抵抗板とから考察する
と、抵抗板に通過する空気は、貫通孔の開口面積と、開
口率とに左右されると考えられる。この３つの抵抗板の
実験から考察すると、開口面積は、約１．５平方ミリメ
ートル程度、例えば１．３平方ミリメートルから１．７
平方ミリメートルくらいであれば良いと考えられる。ま
た、開口率は、５５％程度、例えば５３％から５７％位
であれば良いと考えられる。尚、この貫通孔の開口面積
と開口率の２つの条件が同時に前記範囲内になければ、
効果がないと考えられる。
リメートル、ピッチが１．８ミリメートル、開口率が５
５％の抵抗板を用いた例を示したが、比較の実験とし
て、貫通孔とピッチと開口率との３つが異る２つの抵抗
板用いて実験を行った。１つ目の抵抗板は、貫通孔の孔
の直径が１．２ミリメートル（開口面積が１．１３平方
ミリメートル）、ピッチが１．５ミリメートル、開口率
が５８％のものであり、２つ目の抵抗板は、貫通孔の形
状が正６角形でその相対する辺同志の間隔が２．２ミリ
メートル（開口面積が４．１９平方ミリメートル）、ピ
ッチが２．８ミリメートル、開口率が６１．７％のもの
を用いた。実施例の抵抗板は、前述のとおりで、貫通孔
の直径が１．４ミリメートル（開口面積が１．５４平方
ミリメートル）、ピッチが１．８ミリメートル、開口率
が５５％のものである。１つ目の抵抗板では、開口率が
実施例のものよりも大きいものの、孔の直径（開口面
積）が小さいため通風抵抗がありすぎて空気が流れにく
く、使用できない結果となった。２つ目の抵抗板では、
開口率が大きすぎて空気が流れすぎ、室内空気が多量に
巻き込まれてドレンの付着する量を少なくする効果は小
さく、この抵抗板も使用できない結果となった。この２
つの抵抗板と、実施例における抵抗板とから考察する
と、抵抗板に通過する空気は、貫通孔の開口面積と、開
口率とに左右されると考えられる。この３つの抵抗板の
実験から考察すると、開口面積は、約１．５平方ミリメ
ートル程度、例えば１．３平方ミリメートルから１．７
平方ミリメートルくらいであれば良いと考えられる。ま
た、開口率は、５５％程度、例えば５３％から５７％位
であれば良いと考えられる。尚、この貫通孔の開口面積
と開口率の２つの条件が同時に前記範囲内になければ、
効果がないと考えられる。
【００２０】
【発明の効果】第１〜第４の発明による空気調和機で
は、抵抗板によって空気の流速が抑えられるので、この
空気に巻き込まれる室内空気の量を抑えられるので、吹
出口近辺のドレンの付着を抑えて、ドレンの滴下を抑え
ることができる。
は、抵抗板によって空気の流速が抑えられるので、この
空気に巻き込まれる室内空気の量を抑えられるので、吹
出口近辺のドレンの付着を抑えて、ドレンの滴下を抑え
ることができる。
【００２１】第２の発明による空気調和機では、特に吹
出口の短片側の内側部を通過する空気を流速を弱めるの
で、ドレンの付着し易い部分である吹出口の短片側近辺
のドレン付着を抑えて、ドレンの滴下を抑えることがで
きる。
出口の短片側の内側部を通過する空気を流速を弱めるの
で、ドレンの付着し易い部分である吹出口の短片側近辺
のドレン付着を抑えて、ドレンの滴下を抑えることがで
きる。
【００２２】第３の発明による空気調和機では、特に抵
抗板を吹出口の短片側の内側とこの内側に最も近い風向
変更板との間に抵抗板を設けたので、通風抵抗をそれほ
ど増加させることなしに、吹出口近辺のドレンの付着を
抑え、ひいてはドレンの滴下を抑えることができる。
抗板を吹出口の短片側の内側とこの内側に最も近い風向
変更板との間に抵抗板を設けたので、通風抵抗をそれほ
ど増加させることなしに、吹出口近辺のドレンの付着を
抑え、ひいてはドレンの滴下を抑えることができる。
【００２３】第４の発明による空気調和機では、特に孔
の開口面積が約１．５平方ミリメートルであり且つ開口
率が約５５％の抵抗板を設けたので、この抵抗板を通過
する空気の量や抵抗が適切に調整されて、吹出口近辺の
ドレンの付着を抑え、ひいてはドレンの滴下を抑えるこ
とができる。
の開口面積が約１．５平方ミリメートルであり且つ開口
率が約５５％の抵抗板を設けたので、この抵抗板を通過
する空気の量や抵抗が適切に調整されて、吹出口近辺の
ドレンの付着を抑え、ひいてはドレンの滴下を抑えるこ
とができる。
【図１】この発明の空気調和機の側面を示す説明図であ
る。
る。
【図２】同空気調和機を正面を示す説明図である。
【図３】同空気調和機の吹出口近辺を示す斜視図であ
る。
る。
【図４】同空気調和機の抵抗板を示す背面図である。
【図５】同空気調和機の抵抗板を示す正面図である。
【図６】同空気調和機の抵抗板の側面図である。
【図７】同空気調和機の図５に示すＶＩＩ−ＶＩＩ線断
面図である。
面図である。
【図８】同空気調和機の図５に示すＶＩＩＩ円拡大説明
図である。
図である。
【図９】従来の空気調和機の正面を示す説明図である。
【図１０】異る従来の空気調和機の正面を示す説明図で
ある。
ある。
１ 室内機（本体） ２ 吸込口 ３ 吹出口 ３Ａ 長片 ３Ｂ 短片 ４ 熱交換器 ８ 抵抗板 ８Ａ 貫通孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 弘治 大阪府守口市京阪本通２丁目５番５号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 若山 毅 大阪府守口市京阪本通２丁目５番５号 三 洋電機株式会社内
Claims (4)
- 【請求項１】 本体に設けた吸込口と吹出口とをつなぐ
通風路に、熱交換器及び送風機を配置した空気調和機に
おいて、前記吹出口の内側部には開口を有する抵抗板を
設けたことを特徴とする空気調和機。 - 【請求項２】 本体に設けた吸込口と略長方形状の吹出
口とをつなぐ通風路に、熱交換器及び送風機を配置した
空気調和機において、前記吹出口の短片側の内側部には
開口を有する抵抗板を設けたことを特徴とする空気調和
機。 - 【請求項３】 本体に設けた吸込口と略長方形状の吹出
口とをつなぐ通風路に、熱交換器及び送風機を配置する
と共に、前記吹出口の短片側方向に風向を変えるための
風向変更板を備えた空気調和機において、前記吹出口の
短編側の内側とこの内側に最も近い風向変更板との間の
通風路には、開口を有する抵抗板を設けたことを特徴と
する空気調和機。 - 【請求項４】 本体に設けた吸込口と吹出口とをつなぐ
通風路に、熱交換器及び送風機を配置した空気調和機に
おいて、前記吹出口の内側部には、孔の開口面積が約
１．５平方ミリメートルであり且つ開口率が約５５％の
抵抗板を設けたことを特徴とする空気調和機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07002706A JP3081480B2 (ja) | 1995-01-11 | 1995-01-11 | 空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07002706A JP3081480B2 (ja) | 1995-01-11 | 1995-01-11 | 空気調和機 |
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Cited By (5)
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|---|---|---|---|---|
| WO1999020945A1 (fr) * | 1997-10-17 | 1999-04-29 | Daikin Industries, Ltd. | Appareil de conditionnement d'air |
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| KR100412410B1 (ko) * | 2001-08-08 | 2003-12-31 | 위니아만도 주식회사 | 토출그릴의 이슬형성 방지구조 |
| EP1806541A1 (en) * | 2004-09-28 | 2007-07-11 | Daikin Industries, Ltd. | Air conditioner |
| JP2009144993A (ja) * | 2007-12-14 | 2009-07-02 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 空気吹出ユニットおよび床置型空気調和装置 |
-
1995
- 1995-01-11 JP JP07002706A patent/JP3081480B2/ja not_active Expired - Lifetime
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| EP0962716A4 (en) * | 1997-10-17 | 2001-10-17 | Daikin Ind Ltd | AIR CONDITIONING APPARATUS |
| EP1016833A2 (en) * | 1998-12-28 | 2000-07-05 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Air conditioner outlet |
| EP1016833A3 (en) * | 1998-12-28 | 2000-10-11 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Air conditioner outlet |
| US6338676B1 (en) | 1998-12-28 | 2002-01-15 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Air conditioner |
| KR100412410B1 (ko) * | 2001-08-08 | 2003-12-31 | 위니아만도 주식회사 | 토출그릴의 이슬형성 방지구조 |
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| JP2009144993A (ja) * | 2007-12-14 | 2009-07-02 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 空気吹出ユニットおよび床置型空気調和装置 |
Also Published As
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