JP2860038B2 - 部材の高さ調整装置 - Google Patents
部材の高さ調整装置Info
- Publication number
- JP2860038B2 JP2860038B2 JP5086373A JP8637393A JP2860038B2 JP 2860038 B2 JP2860038 B2 JP 2860038B2 JP 5086373 A JP5086373 A JP 5086373A JP 8637393 A JP8637393 A JP 8637393A JP 2860038 B2 JP2860038 B2 JP 2860038B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bolt
- base
- support plate
- height
- tip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はコンクリート部材、パ
ネル等の部材を基盤上に載置し、布設あるいは位置決め
する際に部材の高さを調整する装置に関する。
ネル等の部材を基盤上に載置し、布設あるいは位置決め
する際に部材の高さを調整する装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、コンクリート部
材等を基盤の上に載置し、その部材の高さを調整するに
は、楔や薄いプレートを重ねて基盤との間に挿入しレベ
ルをだしていた。この作業はやっかいなものであり、多
少の誤差を生じ易いものであった。また、高重量部材の
場合は、作業能率が悪く、危険性も伴った。
材等を基盤の上に載置し、その部材の高さを調整するに
は、楔や薄いプレートを重ねて基盤との間に挿入しレベ
ルをだしていた。この作業はやっかいなものであり、多
少の誤差を生じ易いものであった。また、高重量部材の
場合は、作業能率が悪く、危険性も伴った。
【0003】この発明は上記問題点の解消を図ったもの
である。その目的は、基盤上に載置した部材を容易、安
全、かつ精度高く高さを調整できる部材の高さ調整装置
を提案するにある。
である。その目的は、基盤上に載置した部材を容易、安
全、かつ精度高く高さを調整できる部材の高さ調整装置
を提案するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、基盤上に載
置した部材の高さを調整する装置であり、該部材中に埋
設された部材の上下両面側に開口する縦向のナット、部
材の上面側からナットにネジ込み先端が下面側に突出し
たボルト、突出したボルト先端に回動、首振り可能に取
付けた基盤面に当接する支持プレートを備えてなること
を特徴とする。
置した部材の高さを調整する装置であり、該部材中に埋
設された部材の上下両面側に開口する縦向のナット、部
材の上面側からナットにネジ込み先端が下面側に突出し
たボルト、突出したボルト先端に回動、首振り可能に取
付けた基盤面に当接する支持プレートを備えてなること
を特徴とする。
【0005】
【実施例】以下図示する実施例により説明する。
【0006】図1,2は基盤1上に載置した直方体形板
状のコンクリート部材2であり、この部材は平面視方形
の4隅寄り位置に、部材2の上下両面側に開口する縦向
きのナット3が埋設してあり、上面側からボルト4がネ
ジ込まれ、その先端は下面側に突出し突出した先端に基
盤1面に当接する支持プレート5を備えた高さ調整装置
6が取付けてある。
状のコンクリート部材2であり、この部材は平面視方形
の4隅寄り位置に、部材2の上下両面側に開口する縦向
きのナット3が埋設してあり、上面側からボルト4がネ
ジ込まれ、その先端は下面側に突出し突出した先端に基
盤1面に当接する支持プレート5を備えた高さ調整装置
6が取付けてある。
【0007】この装置6は図2に示すごとく、ナット3
の上端に回転および引抜を防止する鋼板7、さらにその
上方に鉄パイプ8が溶着してあり、ナット3の下端は部
材下面側に開口し、ナット上端は鉄パイプ8、部材上面
に穿設したざぐり孔9を介し部材上面側に開口してい
る。ボルト4は部材上面のざぐり孔9から挿入してナッ
ト3にネジ込み、下面に突出させた先端に支持プレート
5が取付けられている。
の上端に回転および引抜を防止する鋼板7、さらにその
上方に鉄パイプ8が溶着してあり、ナット3の下端は部
材下面側に開口し、ナット上端は鉄パイプ8、部材上面
に穿設したざぐり孔9を介し部材上面側に開口してい
る。ボルト4は部材上面のざぐり孔9から挿入してナッ
ト3にネジ込み、下面に突出させた先端に支持プレート
5が取付けられている。
【0008】支持プレート5は図3のごとく略正方形の
平板で、4辺縁は上向きにそり返り、中央に円筒形の接
続金物10が溶着してあり、その内面には4個の係止爪
11が下向きに突出している。ボルト4は先端分が球形
状のなだらかな曲面をなし、その外面をとりまき断面円
弧形の係合溝12が穿設してある。接続金物10に嵌込
んだボルト4の先端には、係合溝12に係止爪11が引
掛り係止した支持プレート5が取付けられる。
平板で、4辺縁は上向きにそり返り、中央に円筒形の接
続金物10が溶着してあり、その内面には4個の係止爪
11が下向きに突出している。ボルト4は先端分が球形
状のなだらかな曲面をなし、その外面をとりまき断面円
弧形の係合溝12が穿設してある。接続金物10に嵌込
んだボルト4の先端には、係合溝12に係止爪11が引
掛り係止した支持プレート5が取付けられる。
【0009】この様に取付けられたボルト4先端の支持
プレート5は、係止爪11が係合溝12の周方向、およ
び幅方向に滑り移動することにより、ボルト4を中心に
して回動および傾斜角をかえ首振り運動が可能となる。
またボルト4の先端を接続金物10に嵌込むだけでワン
タッチで支持プレート5の取付けができる。
プレート5は、係止爪11が係合溝12の周方向、およ
び幅方向に滑り移動することにより、ボルト4を中心に
して回動および傾斜角をかえ首振り運動が可能となる。
またボルト4の先端を接続金物10に嵌込むだけでワン
タッチで支持プレート5の取付けができる。
【0010】ボルトの太さ、長さは部材の重量、寸法に
より設定する。また、部材の高さ調整範囲はボルトの長
さ、ネジ切り長さによる。
より設定する。また、部材の高さ調整範囲はボルトの長
さ、ネジ切り長さによる。
【0011】
【作用】この高さ調整装置は以上の構成からなる。この
装置を組込んだ部材は基盤上に載置した後、取付けて
ある複数の調整装置を適宜選択してボルトを回して基盤
1に当接する支持プレートを上下動させることにより部
材高さを調整できる。
装置を組込んだ部材は基盤上に載置した後、取付けて
ある複数の調整装置を適宜選択してボルトを回して基盤
1に当接する支持プレートを上下動させることにより部
材高さを調整できる。
【0012】 支持プレートはボルトに対し回動する
ので、ボルトの回転に同伴して回動せず基盤を破損する
ことがない。
ので、ボルトの回転に同伴して回動せず基盤を破損する
ことがない。
【0013】 支持プレートはボルトに対し首振りす
るので、基盤が傾斜していても、傾斜面に追従して基盤
面に当接して部材を支持することができる。
るので、基盤が傾斜していても、傾斜面に追従して基盤
面に当接して部材を支持することができる。
【0014】また、実施例の支持プレートのように縁部
を上向きにそり返らせておくと、基盤上に載置した部材
の移動がスムーズとなり、またボルト先端の係合溝に係
止爪を引掛ける構造とすると、ワンタッチで支持プレー
トの取付けができ好適である。
を上向きにそり返らせておくと、基盤上に載置した部材
の移動がスムーズとなり、またボルト先端の係合溝に係
止爪を引掛ける構造とすると、ワンタッチで支持プレー
トの取付けができ好適である。
【0015】
【発明の効果】この発明は以上の通りであり、この高さ
調整装置はボルトを回すだけで部材の高さを正確に調整
できる。楔や高さ調整プレート等の材料を用いたり、部
材を上げ下げする必要がなく、安全性および施工能率が
向上する。
調整装置はボルトを回すだけで部材の高さを正確に調整
できる。楔や高さ調整プレート等の材料を用いたり、部
材を上げ下げする必要がなく、安全性および施工能率が
向上する。
【図1】(a),(b) は高さ調整装置を取付けた実施例のコ
ンクリート部材の平面図、および断面図である。
ンクリート部材の平面図、および断面図である。
【図2】(a),(b) は図1の高さ調整装置およびボルト先
端部の拡大断面図である。
端部の拡大断面図である。
【図3】(a),(b) は支持プレートの平面図および断面図
である。
である。
1…基盤、2…コンクリート部材、3…ナット、4…ボ
ルト、5…支持プレート、6…高さ調整装置、7…鋼
板、8…鉄パイプ、9…ざぐり孔、10…接続金物、1
1…係止爪、12…係合溝。
ルト、5…支持プレート、6…高さ調整装置、7…鋼
板、8…鉄パイプ、9…ざぐり孔、10…接続金物、1
1…係止爪、12…係合溝。
Claims (1)
- 【請求項1】 基盤上に載置した部材の高さを調整する
装置であり、該部材中に埋設され部材の上下両面側に開
口する縦向きのナット、部材上面側からナットにネジ込
み先端が下面側に突出したボルト、突出したボルト先端
に回動、首振り可能に取付けた基盤面に当接する支持プ
レートを備えてなることを特徴とする部材の高さ調整装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5086373A JP2860038B2 (ja) | 1993-04-13 | 1993-04-13 | 部材の高さ調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5086373A JP2860038B2 (ja) | 1993-04-13 | 1993-04-13 | 部材の高さ調整装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06299706A JPH06299706A (ja) | 1994-10-25 |
JP2860038B2 true JP2860038B2 (ja) | 1999-02-24 |
Family
ID=13885082
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5086373A Expired - Fee Related JP2860038B2 (ja) | 1993-04-13 | 1993-04-13 | 部材の高さ調整装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2860038B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1030204A (ja) * | 1996-07-18 | 1998-02-03 | Nippon Samikon Kk | コンクリート舗装版 |
JP2919372B2 (ja) * | 1996-07-29 | 1999-07-12 | 株式会社ホクコン | 高さ調整機能を具えたコンクリートブロック及びそれを用いるコンクリートブロックの敷設工法 |
JP2009203787A (ja) * | 2008-01-28 | 2009-09-10 | Kajima Corp | タンク及びタンクの施工方法 |
JP6762728B2 (ja) | 2016-02-18 | 2020-09-30 | Ntn株式会社 | 水力発電装置 |
KR102316321B1 (ko) * | 2019-10-02 | 2021-10-25 | (주)바로건설기술 | 수직하중 및 수평하중을 분산 지지하는 지하구조물의 복공판 연결구조 및 이를 이용한 시공방법 |
KR102182462B1 (ko) * | 2019-10-02 | 2020-11-24 | (주)바로건설기술 | 유니트바닥판 연결구조 및 이를 이용한 시공방법 |
KR102163522B1 (ko) * | 2019-12-12 | 2020-10-07 | (주)아이오컨스텍 | 단차보정유닛이 구비된 프리캐스트 바닥판 및 그 시공방법 |
KR102486675B1 (ko) * | 2022-04-05 | 2023-01-11 | 주식회사 지케이기술 | Pc 슬래브 시공방법 및 이를 이용하여 제작된 교량 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63185844U (ja) * | 1987-05-23 | 1988-11-29 | ||
JPH0622751Y2 (ja) * | 1988-05-12 | 1994-06-15 | アルプス精工株式会社 | フロアー調整ボルト用止ねじ |
-
1993
- 1993-04-13 JP JP5086373A patent/JP2860038B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06299706A (ja) | 1994-10-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2860038B2 (ja) | 部材の高さ調整装置 | |
US7219872B2 (en) | Adjustable post support | |
KR101751892B1 (ko) | 공동주택용 석재 고정장치 | |
US4037384A (en) | Anchorage assemblies | |
JP2008190138A (ja) | 床束の大引受け体 | |
JP3047063U (ja) | アンカーパイル | |
JPH11505916A (ja) | 機械レベラー | |
JP2556640Y2 (ja) | 土台の高さ調整用スペーサ | |
US5680731A (en) | Method and apparatus for leveling a portable building | |
JP3109014B2 (ja) | 大引き受け金具 | |
KR200397233Y1 (ko) | 거푸집판 수평 조절장치 | |
KR200397231Y1 (ko) | 건물 벽체 형성용 거푸집판의 수평 조절 장치 | |
JPH0426562Y2 (ja) | ||
JPS6120908Y2 (ja) | ||
JPH08119105A (ja) | 検知器支持装置 | |
JPH0426593Y2 (ja) | ||
JPH0510083Y2 (ja) | ||
JP3002308U (ja) | フロアパネルの固定装置 | |
JP3000733U (ja) | 足場クランプ | |
JP2539739Y2 (ja) | 道路ブロック吊り具 | |
JPH0629235Y2 (ja) | ハンドホールの開口部補修工事用ガラ受け | |
JPH0344925Y2 (ja) | ||
JP3080728U (ja) | 鉄骨材の上下位置調整器 | |
JPH0738456U (ja) | パイプサポートの受け治具 | |
JPH0649683Y2 (ja) | 柱と基礎の接合部の構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071204 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081204 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091204 Year of fee payment: 11 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |