JPH0622751Y2 - フロアー調整ボルト用止ねじ - Google Patents

フロアー調整ボルト用止ねじ

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JPH0622751Y2
JPH0622751Y2 JP6158488U JP6158488U JPH0622751Y2 JP H0622751 Y2 JPH0622751 Y2 JP H0622751Y2 JP 6158488 U JP6158488 U JP 6158488U JP 6158488 U JP6158488 U JP 6158488U JP H0622751 Y2 JPH0622751 Y2 JP H0622751Y2
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JP
Japan
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set screw
floor
bolt
adjustment bolt
adjusting bolt
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Application number
JP6158488U
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JPH01168638U (ja
Inventor
八郎 山下
脩文 園原
Original Assignee
アルプス精工株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、コンクリート床面の上方に敷き詰められる床
板をレベリングするために用いられるフロアー調整ボル
トの廻り止めに使用される止ねじに関するものである。
〔従来の技術〕 第4図の正面図は、コンクリート床面Gの上に敷き詰め
られた床板1の正面図を示す。
床板1は一辺が500mmの正方形の板材で、第5図に示
すように隅部4箇所に鍔2a付きのナット2を埋設し、
ナット2にフロアー調整ボルト3を螺合する。
フロアー調整ボルト3は上端面にプラスドライバーの先
端が嵌入可能なプラス溝4又は六角棒スパナー用の六角
孔が設けられ、下端部には小径軸部5及び小径軸部5の
先端に連なる鍔部6が設けられる。
そして、小径軸部5及び鍔部6の外周には硬質ゴム材よ
り成るボルト支持部材7が嵌着され、コンクリート床面
Gに貼着等の手段で固着された受金8の上面に設けられ
た凹部8aにボルト支持部材7の外周面が回動可能に嵌
合される。
従って、プラス溝4に差し込まれたドライバーによりフ
ロアー調整ボルト3を回動すると、ナット2が上下動す
る。
かくして、敷き詰められた床板1全体の上面を極めて精
度の高い水平面に調整することができる。
床板1の水平面調整が終わると、この水平度を保持する
ために、ナット2の上方から止めねじ9をナット2に螺
合し、止ねじ9に設けられた溝9aに差し込んだドライ
バーにより止ねじ9をフロアー調整ボルト3の上端部に
押付けてフロアー調整ボルト3の回動を防止する。
高精度の水平面に保持された床板1上には、水平面に設
置する必要のある機器、例えばOA機器などが配置され
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記のように、床面に多数の床板が敷き詰められ、一枚
の床板に4個のナット、すなわち4箇所の高さ調整個所
があるため、全体の高さ調整個所は非常に数多くなる。
従って、フロアー調整ボルトの回動と止ねじのねじ込み
作業を簡便化し、少しでも効率化することが望まれる。
又、高さ調整されたフロアー調整ボルトは止ねじの押圧
力によって廻り止めされているが、押圧力が不足すると
フロアー調整ボルトが回動して床板の水平度が劣化する
危険性があるので、全ての止ねじを大きな締付力で締め
込まなければならない。
従って、過大な締付力を加えなくても確実に廻り止めの
機能を果たす止ねじが望まれる。
本考案は、止ねじのねじ込み作業を簡易にし、しかも、
確実に廻り止めの機能を果たす止ねじを提供することを
目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、床板に埋設されたナットの上方に螺合し、上
記ナットの下部に螺合するフロアー調整ボルトの上端面
を押圧する止ねじにおいて、該止ねじに軸心を貫通する
六角孔を設け、該六角孔に挿入される六角棒スパナの先
端を上記フロアー調整ボルトの上端面の溝に係合する形
状とし、且つボルト押圧面に複数の廻り止め用の突起を
設けた。
〔作用〕
床板のナットの下部に螺合するフロアー調整ボルトの上
端部に止ねじに設けた複数の突起を押し当ててねじ込む
と、フロアー調整ボルトの上端部には突起のみが接触し
ているので突起に大きな押圧力が働き突起がフロアー調
整ボルトの上端部に噛み込むので、フロアー調整ボルト
及び止ねじは相互に単独で回動することはなく、止ねじ
の押圧力は保持される。
又、止ねじには軸心を貫通する六角孔が設けられ、この
六角孔に挿入される六角棒スパナの先端が、フロアー調
整ボルトの上端面の溝に係合する形状にしてあるので、
ナットに螺合した止ねじとフロアー調整ボルトを同時に
同方向に廻すことができるし、又止ねじのみを廻すこと
もできる。
〔実施例〕
本考案の実施例について図面を参照して説明する。
第1図の平面図及び第2図の正面図は本考案の止ねじ1
0を示す。
止ねじ10の一方の面には、複数個、例えば3個の廻り
止め用の突起11が設けられる。
突起11の高さは低く、止ねじ10をフロアー調整ボル
ト3の上端面に押し付けて突起11を上端面に噛み込ま
せたときに突起11がフロアー調整ボルト3の上端面に
没入する程度とする。
又、突起11の形状は、第3図の平面図に示すように止
ねじ10の回動方向Fに対して略直角な面11aを有す
る形状とする。
これは、フロアー調整ボルト3の上端面に噛み込んだ突
起11の廻り止め効果を大きくするためである。
止ねじ10には軸心を貫通する六角孔12が設けられ
る。
これは六角棒スパナーの挿入用孔である。
止ねじ10には突起11の反対側の面にマイナスドライ
バー用の溝13が設けられているが、これは、止ねじ1
0の締込みにマイナスドライバー或いは六角棒スパナー
のいずれでも使用できるようにしているためである。
フロアー調整ボルト3の上端面にプラス溝4が設けられ
ているときには、六角棒スパナーの先端形状をプラス溝
4に係合する形状にしておく。
以上のように構成された止ねじを用いた場合のフロアー
調整作業を説明する。
ナット2に止ねじ10を螺合しておき、止ねじ10の六
角孔12に六角棒スパナーを挿入して六角棒スパナーの
先端をフロアー調整ボルト3の上端部のプラス溝4(或
いは六角孔)に係合すると、 フロアー調整ボルト3と同時に止ねじ10を同方向に回
動することができる。
従って、フロアー調整ボルト3を回動しても止ねじとフ
ロアー調整ボルト3との隙間は一定に保たれ、床板の水
平度調整後の止ねじ10の締込作業が容易となる。
又、六角棒スパナーを上方に僅かに持ち上げて、フロア
ー調整ボルト3との係合を解除すると、止ねじ10のみ
を廻すことができるので、調整及び調整後の止ねじ10
締込みの作業を一つの工具で、しかも、工具を僅かに上
下するだけでそのまま兼用して使用することができる。
止ねじ10を締め込んでフロアー調整ボルト3の上端面
を押圧すると、突起11が上端面に噛み込み、止ねじ1
0とフロアー調整ボルト3との間にスリップが生ずるこ
とが防止され、止ねじ10の押圧力は減少することなく
保持される。
従って、止ねじ10の廻り止め機能は経年変化すること
なく確実に保たれる。
〔考案の効果〕
本考案は、以上説明したように構成されているので、以
下に記載されるような効果を奏する。
(1)床板の水平度調整作業及びその後の止ねじ締め込み
作業は一つの工具を兼用して使用することができる。
又、工具の高さを僅かに変えるだけで両作業に使い分け
できるので便利である。
(2)止ねじを締め込むと止ねじの突起がフロアー調整ボ
ルトに噛み込むので止ねじの押圧力が保持され、フロア
ー調整ボルトは確実に廻り止めされる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案の実施例を示し、 第1図は止ねじの平面図、 第2図は同上の正面図、 第3図は突起の平面図、 第4図はコンクリート床の上方に敷き詰められた床板の
正面図、 第5図は床板のナットに螺合するフロアー調整ボルト及
び従来の止ねじの要部破断正面図である。 G……コンクリート床、1……床板、2……ナット、3
……フロアー調整ボルト、7……ボルト支持部材、8…
…受金、10……止ねじ、11……廻り止め用の突起。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】床板に埋設されたナットの上方に螺合し、
    上記ナットの下部に螺合するフロアー調整ボルトの上端
    面を押圧する止ねじにおいて、該止ねじに軸心を貫通す
    る六角孔を設け、該六角孔に挿入される六角棒スパナの
    先端を上記フロアー調整ボルトの上端面の溝に係合する
    形状とし、且つボルト押圧面に複数の廻り止め用の突起
    を設けたことを特徴とするフロアー調整ボルト用止ね
    じ。
JP6158488U 1988-05-12 1988-05-12 フロアー調整ボルト用止ねじ Expired - Lifetime JPH0622751Y2 (ja)

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JP6158488U JPH0622751Y2 (ja) 1988-05-12 1988-05-12 フロアー調整ボルト用止ねじ

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JP6158488U JPH0622751Y2 (ja) 1988-05-12 1988-05-12 フロアー調整ボルト用止ねじ

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JPH01168638U JPH01168638U (ja) 1989-11-28
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JP2860038B2 (ja) * 1993-04-13 1999-02-24 ジオスター株式会社 部材の高さ調整装置
JP2007031933A (ja) * 2005-07-22 2007-02-08 Asahi Kasei Homes Kk 束及び床下地パネル

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