JP2857298B2 - 防災監視装置 - Google Patents
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Description
るとともに異常発生時に地区ベル、防火扉等の端末機器
を遠隔的に制御する防災監視装置に関する。
例えば次のようなものがある。すなわち、この障害検出
回路は、ダイオードを直列接続したベルと、ダイオード
と逆極性のダイオードを直列接続した端末抵抗とが接続
された1対の火災警報地区ベル線を接続する第1および
第2の端子と、第1の端子と正電源との間に直列に接続
され火災信号によってオンする第1のスイッチと、第2
の端子と負電源との間に直列に接続され火災信号によっ
てオンする第2のスイッチと、第2の端子と正電源との
間に接続された抵抗と、第1の端子と負電源との間に接
続された監視電流検出回路と、第1の端子と負電源との
間に接続された電圧検出回路とを備えている。
電圧が出力され、監視電流が流れて監視電流検出回路が
オンとなる。ベル線が断線すると、監視電流が流れない
ため、監視電流検出回路はオフとなる。これにより断線
を検出する。ベル線が短絡したときは、電圧検出回路が
オンになる。
よび第2のスイッチがオンになり、極性を反転させて、
第1の端子に正電圧が出力され、ベルが鳴動する。この
とき、監視電流検出回路および電圧検出回路はオフにな
る。
うな従来の障害検出回路にあっては、線路の断線または
短絡の監視を行うために、常時線路に電流を供給し、監
視を行うようにしているため、通常監視時でも線路監視
用の電流を消費してしまうという問題点があった。
ッチング素子を2個設けているため、2個のスイッチン
グ素子を同時に制御しなければならなかった。すなわ
ち、複数のベル線が設けられた場合、複数のベル線に対
応した反転用のスイッチング素子が必要となるという問
題点があった。本発明は、このような従来の問題点に鑑
みてなされたものであって、線路監視時の消費電流を抑
制し、複数のスイッチング素子を用い、極性を反転させ
ることなく、一つのスイッチング素子により線路の断線
または短絡を検出することができる低コストの防災監視
装置を提供することを目的とする。
図である。本発明は、受信手段10から端末11に対し
端末アドレスを指定したコマンド信号を送出し、端末ア
ドレスに自己アドレスが一致した端末11が受信したコ
マンド信号に基づいて制御負荷26の駆動制御を行う防
災監視装置を対象とし、前記受信手段に10、線路監視
を行うための監視コマンド信号を送出する監視指令手段
28Aを設け、前記端末11に、通常監視状態では前記
制御負荷26に対し制御を行わない第1の接点に接続し
受信手段10からのコマンド信号で第1の接点から第2
の接点に切り換え前記制御負荷26に電源供給を行う切
換制御手段46Aと、電源線に接続され電源電圧により
充電されるとともに前記監視コマンド信号により前記第
1の接点におよびグランドラインに接続され負電圧を発
生する負電圧発生手段62と、該負電圧発生手段62で
発生した負電圧により駆動され線路電圧を検出すること
で線路状態を監視する監視手段58,60を設けたこと
を特徴とする。
信手段10からの信号線に接続した中継器と、該中継器
からの1または複数の制御回線に接続した制御負荷で構
成され、中継器に前記切換制御手段46A、前記負電圧
発生手段62および前記監視手段58,60を設け、前
記受信手段10からの監視コマンド信号により、線路状
態を監視することを特徴とする。
は、所定時間ごとに前記監視手段を駆動させる監視コマ
ンド信号を送出することを特徴とする。また、本発明
は、前記切換制御手段46Aは、リレー駆動回路のラッ
チングリレーのリセットコイルの通電で第1の接点に接
続し、ラッチングリレーのセットコイルの通電で第2の
接点に接続することを特徴とする。
が、電源線に接続される抵抗と、該抵抗を介して電源電
圧により充電されるコンデンサと、該コンデンサの負極
側であって第1の接点に接続される逆流防止用のダイオ
ードと、負極側であって、グランドラインに接続される
ダイオードにより構成されることを特徴とする。また、
本発明は、前記監視手段58,60の線路状態の監視機
能を禁止するスイッチング手段を設けたことを特徴とす
る。
手動により操作する操作手段を前記受信手段に設けたこ
とを特徴とする。また、本発明は、前記制御線に接続さ
れた制御負荷の終端には所定のインピーダンスを有する
終端部を設けたことを特徴とする。また、本発明は、前
記受信手段が、受信機のみで構成され、該受信機に前記
端末を接続したことを特徴とする。
と、該受信機からの伝送路に接続されたローカル受信機
としての1又は複数の中継盤とで構成され、該中継盤ご
とに前記端末を接続したことを特徴とする。また、本発
明は、前記受信手段が、相互に伝送路で接続された複数
のローカル受信機としての中継盤のみで構成され、該中
継盤ごとに前記端末を接続したことを特徴とする。
によれば、通常監視状態では、制御負荷に対し制御を行
わない第1の接点に接続し、監視手段58,60のスイ
ッチング手段をオンすることで、負電圧発生手段62に
より負電圧を発生し、発生した負電圧で監視手段58,
60を駆動して線路状態を監視するようにしたため、線
路に常時監視電流を流す必要がなく、線路監視時の消費
電流を抑制することができる。
に極性を反転させるためのスイッチング手段を複数設け
る必要がなく、一つのスイッチング手段で線路の断線ま
たは短絡を検出することができる。その結果、コストを
低減することができる。
における全体構成を示した説明図である。図2におい
て、10は受信機であり、中央監視室や管理人室等に設
置される。受信機10からは伝送路としての信号線12
および電源線14が引き出され、感知器用中継器16、
アナログ感知器18および制御用中継器20−1,20
−2を接続している。感知器用中継器16からは電源兼
用信号線22が引き出され、電源兼用信号線22に1ま
たは複数のオンオフ感知器24を接続している。
を内蔵しており、熱センサや煙濃度センサで検出したア
ナログ信号を受信機10に送出する。制御用中継器20
には、この実施例にあっては4つの制御負荷26が制御
線25によって接続されている。制御負荷26としては
地区ベル、防火扉レリーズ、防排煙口のダンパを駆動す
るソレノイド、モータ等の適宜の防災機器が対象とな
る。
部28が設けられ、制御部28に対しては表示部30、
操作部32、鳴動部36、更に電源部38が設けられて
いる。受信機10の制御部28は端末アドレスと制御コ
マンドを含むフォーマット構成の電文を作成して信号線
12に送出し、感知器用中継器16、アナログ感知器1
8および制御用中継器20−1,20−2に対するポー
リングを行っている。
および制御用中継器20のそれぞれには固有の端末器ア
ドレスが予め設定されており、受信機10からの端末ア
ドレスに自己アドレスが一致すると、受信したコマンド
信号に基づいた処理を実行する。この場合、定常状態に
おけるポーリングに対し感知器用中継器16およびアナ
ログ感知器18にあっては、検出情報の返送コマンドが
入っていることから自己アドレスとそのときの検出情報
の応答データを作成して受信機10に返送する。
時にあっては線路監視コマンドにより線路監視制御処理
を行い、火災時にあっては端末アドレスに続いて制御負
荷26を駆動する制御コマンドが受信され、受信した制
御コマンドに基づいて制御負荷26を駆動する。受信機
10の操作部32には手動による操作スイッチ34が設
けられており、手動によって操作スイッチ34を操作す
ることにより、後述する線路状態を監視する監視回路を
駆動する。
視を指令する監視指令手段28Aとしての機能を有し、
所定時間、例えば1秒間ごとに線路監視コマンド信号を
送出する。図3は図2に示した受信機10と中継器間で
の定常監視状態の呼出しおよび応答を示したタイミング
チャートである。
C1および端末アドレスA1,A2,A3,A4,・・
・を含む呼出信号を順次送信している。この呼出信号は
図4に取り出して示すように、8ビットのコマンドフィ
ールド、8ビットのアドレスフィールド、更に8ビット
のチェックサムフィールドの3バイトで構成される。各
バイトの前後にはスタートビット、パリティビットおよ
びストップビットを1ビットずつ設けている。コマンド
フィールドはアドレスとは無関係に全端末に対し受信機
10からの呼出信号が何を意味するかを示すために使用
される。本発明の線路監視処理にあっては、コマンドフ
ィールドに線路監視コマンドをセットし、更にアドレス
フィールドに全アドレスを指定する電文をセットして端
末側に送出するようになる。
号に含まれるアドレスの一致照合が得られた場合には中
継器20−1,20−2,20−3に示すように端末応
答信号が送出される。端末応答信号は図5に取り出して
示すように、8ビットのデータフィールドと8ビットの
チェックサムフィールドの2バイトで構成され、各バイ
トの前後にはスタートビット、パリティビットおよびス
トップビットが設けられている。
0の一実施例を示した回路ブロック図である。図6にお
いて、制御用中継器20の端子S,SC間には一対の信
号線12が接続される。端子S,SCに続いてはダイオ
ードD1とサージ吸収用のツェナダイオードZD1が設
けられる。続いて定電圧回路40が設けられ、制御IC
等の駆動に必要なDC3.2Vを作り出している。定電
圧回路40に続いては送受信回路42が設けられ、送受
信回路42には送受信状態で点滅する伝送表示灯44が
設けられる。
送信データを線路電圧の変化から検出し、受信信号を制
御回路46に出力する。また、制御回路46からの送信
データは電流信号に変換して信号線12に送出する。制
御回路46に対してはアドレス設定回路48が設けられ
る。アドレス設定回路48にはディップスイッチを用い
たアドレス設定スイッチ50が設けられ、予め定めた端
末アドレス、具体的には中継器が属するグループアドレ
スと固有の端末アドレスが設定される。
括して行ったコマンド信号である場合は、アドレス設定
回路48の設定によらず自己アドレスを判断するように
なる。制御回路46は、通常監視状態では制御負荷26
に対して制御を行わない第1の接点52に接続し、受信
機10からの制御信号で第1の接点52から第2の接点
54に切り換え、一対の制御線25を介して制御負荷2
6に対して電源供給を行う切換制御手段46Aとしての
機能を有する。
3が発光すると、リレー駆動回路56のホトカプラPC
3が受光してリセットコイルRに対する通電でラッチン
グリレーをリセットとし、第1の接点52に接続する。
その後、リセットコイルRに対する通電を断っても第1
の接点52に接続された状態は機械的に保持される。一
方、第1の接点52から第2の接点54に切り換えるた
めには、セットコイルSに通電しなければならない。制
御回路46のホトカプラPC2を発光させると、リレー
駆動回路56のホトカプラPC2が受光して、セットコ
イルSに対する通電でラッチングリレーをセットし、こ
れにより第2の接点54に接続する。
あり、電源線監視回路58は、電源線14の線路状態の
監視を行う。受信機10から1秒毎に送出される線路監
視コマンド信号を制御回路46が解読すると、制御回路
46のホトカプラPC1が所定時間、例えば1ミリse
c間発光し、電源線監視回路58のホトカプラPC1は
受光して後述するスイッチング手段を駆動する。スイッ
チング手段のオンにより電源線監視回路58は駆動さ
れ、電源線14の監視を行う。電源線14に異常がない
ときは、電源線監視回路58のホトカプラPC6が発光
し、制御回路46のホトカプラPC6が受光して、電源
線14の異常がないことを送受信回路42を介して受信
機10に知らせる。
あり、制御線監視回路60のホトカプラPC4は、制御
線25の断線時に発光し、ホトカプラPC5は、制御線
25の短絡時に発光する。制御回路46のホトカプラP
C4は制御線監視回路60のホトカプラPC4の発光を
受光し、制御回路46のホトカプラPC5は制御線監視
回路60のホトカプラPC5の発光を受光し、制御線2
5の断線または短絡を判別して、送受信回路42を介し
て受信機10に知らせる。
であり、負電圧回路62は、電源線14に接続されたダ
イオードD101を介して電源電圧により充電されると
ともに、前記スイッチング手段のオンにより、負電圧を
発生し、負電圧で前記電源線監視回路58および制御線
監視回路60を駆動する。64は定電圧回路であり、定
電圧回路64は負電圧回路62で発生した負電圧を一定
に保持する。
電源線監視回路58、制御線監視回路60、負電圧回路
62および定電圧回路64の具体的回路構成を示す。図
7において、56は前記リレー駆動回路であり、リレー
駆動回路56は、(1)ダイオードD101、抵抗R1
01、コンデンサC101およびツェナダイオードZD
103よりなる電源電圧供給回路66と、(2)トラン
ジスタTr101,Tr104と抵抗R104,R10
5よりなる電流制限回路68と、(3)リセット巻線、
セット巻線、ダイオードD102−1,D102−2を
有するラッチングリレー70と、(4)ホトカプラPC
2、コンデンサC105、抵抗R102,R103およ
びトランジスタTr102よりなり、ラッチングリレー
70をセットするセット回路72と、(5)ホトカプラ
PC3、コンデンサC106、抵抗R106,R107
およびトランジスタTr103よりなり、ラッチングリ
レー70をリセットするリセット回路74と、(6)ト
ランジスタTr109,Tr110、抵抗R118,R
119,R120,R121,R122,R123、ツ
ェナダイオードZD101、およびコンデンサC107
よりなり、トランジスタTr105(スイッチング手
段)に駆動電圧を与える駆動電圧供給回路76により構
成される。
ンデンサC101の充電電圧が上昇してくると、コンデ
ンサC101の正極、トランジスタTr109、抵抗R
121、R122、ツェナダイオードZD101、抵抗
R123、コンデンサC101の負極に電流が流れる。
このとき、トランジスタTr110もオンするため、抵
抗R123で発生する電圧降下は、吸収され、トランジ
スタTr109がオフするときのコンデンサC101の
充電電圧は、オンするときの充電電圧よりも低くなる。
すなわち、駆動電圧供給回路76はヒステリシスを有し
ている。このように、電源投入時には、トランジスタT
r109をオンさせ、抵抗R118、コンデンサC10
7、抵抗R106に電流を流すことでトランジスタTr
103をオンさせ、ラッチングリレー70を強制的にリ
セットし、確実に第1の接点52に接続されるようにし
ている。
はCR回路を構成し、トランジスタTr109のオンに
より、コンデンサC107と抵抗R106よりなるCR
回路に過渡電流が流れ、トランジスタTr103にはリ
セットパルスが与えられ、トランジスタTr103は一
時的にオンになり、その後オフとなる。定常監視時に
は、トランジスタTr109、Tr110はオンのまま
である。
マンド信号があると、図6に示す制御回路46のホトカ
プラPC2が発光し、リレー駆動回路56のホトカプラ
PC2が受光し、トランジスタTr102がオンとな
り、ラッチングリレー70がセットされ、第1の接点5
2から第2の接点54に切り換えられる。また、受信機
10から制御負荷26を非駆動とするコマンド信号があ
ると、図6に示す制御回路46のホトカプラPC3は発
光し、リレー駆動回路56のホトカプラPC3が受光
し、トランジスタTr103がオンとなり、ラッチング
リレー70がセットされ、第2の接点54から第1の接
点52に切り換えられる。
監視回路58はホトカプラPC1、ホトカプラPC6、
抵抗R108、R109、R112、およびスイッチン
グ手段としてのトランジスタTr105よりなる。図6
に示す制御回路46のホトカプラPC1が、例えば1秒
間ごとに発光すると、電源線監視回路58のホトカプラ
PC1が受光し、トランジスタTr105をオン、オフ
させる。
デンサC102の正極端子がアースに接続されることか
ら、コンデンサC102の負極端子はアースからみると
負電圧となり、その結果コンデンサC102の充電電圧
はホトカプラPC6をバイアスし、ホトカプラPC6は
発光することで制御回路46のホトカプラPC6に正常
信号を送る。勿論、電源線14に異常(断線、短絡)が
あれば、ホトカプラPC6は発光しないことから制御回
路46のホトカプラPC6は受光することができず、電
源線異常を検出する。
62は、抵抗R110、コンデンサC102、ダイオー
ドD103−1,D103−2およびツェナダイオード
ZD104よりなる。電源線14からの電源電圧は、抵
抗R110を介してコンデンサC102に充電され、コ
ンデンサC102の充電電流は、電源投入時ダイオード
D103−2を介してグランドラインに流れる。トラン
ジスタTr105がオンすると、コンデンサC102の
正極端子がアースに接続されることからコンデンサC1
02の負極端子側に負電圧が発生し、発生した負電圧に
よりコンデンサC102の充電電圧は電源線監視回路5
8および制御線監視回路60に供給される。
はトランジスタTr106、ツェナダイオードZD10
2、抵抗R111およびコンデンサC103よりなる。
定電圧回路64は負電圧回路62が発生した負電圧を安
定化して、制御線監視回路60に供給する。制御線監視
回路60は、ホトカプラPC4、ホトカプラPC5、抵
抗R113,R114,R115,R116,R11
7、トランジスタTr107,Tr108、コンデンサ
C104、ダイオードD104、第3の接点78、およ
び第4の接点80よりなる。
のインピーダンスを有する抵抗(終端部)82で終端さ
れているとき、負電圧回路62から負電圧が出力される
と、ホトカプラPC5を発光させるだけの電流は流れ
ず、ホトカプラPC5はオフし、トランジスタTr10
8のベースには電流が流れ、トランジスタTr108が
オンとなる。トランジスタTr108がオンになると、
トランジスタTr107がオフになるので、ホトカプラ
PC4もオフになる。こうして、正常時には、ホトカプ
ラPC4,PC5はオフになる。
スタTr108のベースには電流が流れなくなり、トラ
ンジスタTr108はオフになり、端子BBC、抵抗R
114、トランジスタTr107のベースに電流が流
れ、トランジスタTr107がオンになる。このため、
ホトカプラPC4が発光し、断線信号を図6に示す制御
回路46のホトカプラPC4に送出する。
端部)82のインピーダンスの影響は受けず、ホトカプ
ラPC5をオンにする電流が流れ、ホトカプラPC5が
発光し、短絡信号を制御回路46のホトカプラPC5に
送出する。第3の接点78は、前記ラッチングリレー7
0のリセットで開き、セットで閉じるようになってい
る。これにより、第1の接点52から第2の接点54に
切り換えると、瞬断が生じ断線が発生したようになるの
で、ホトカプラPC4がオンになるのを防止する。
る。これにより、断線短絡の監視を行わないようにして
いる。すなわち、制御負荷26に直列に接続されるダイ
オードD105−1、D105−2は、工事のとき、規
定のとおりに極性が接続されないことがあり、このよう
な場合にはダイオードD105−1、D105−2が正
しく接続されるまで、断線短絡の監視を行わないように
できる。次に、図8は受信機10に設けた制御部28に
よる処理動作を示したフローチャートである。
テップS1で所定の初期設定が行われ、ステップS2で
ポーリングのための中継器アドレスnを最初のアドレス
n=1にセットする。続いてステップS3でアドレスn
=1の中継器にポーリングし、応答を待ってステップS
4で応答信号の処理を行う。続いてステップS5で線路
監視の指令があるか否かを判別し、線路監視の指令がな
ければ、ステップS6へ進み、操作部32の操作スイッ
チ34の操作の有無をチェックする。操作スイッチ34
が操作されていなければステップS7に進み、中継器最
終アドレスであるn=127に達したか否かチェック
し、達していなければステップS8で中継器アドレスn
を1つインクリメントし、ステップS3で次の中継器ア
ドレスに対するポーリングを繰り返す。
あるか、または、ステップS6で手動により操作スイッ
チ34が操作されたときは、ステップS9の処理に進
む。ステップS9では、所定時間、例えば1秒間ごとに
線路監視のコマンド信号を全端末のアドレス指定を一括
して行い制御用中継器20の制御回路46に送信する。
の制御回路46から電源線14の正常信号、制御線25
の断線信号、または短絡信号を受信したら、受信信号を
表示部30に表示するなどの処理を行う。次に、図9は
図2の制御用中継器20側の処理動作を示したフローチ
ャートである。
テップS1で所定の初期設定が行われ、ステップS2で
受信機10からの信号受信を待つ。受信機10からの信
号を受信するとステップS3に進み、受信アドレスと自
己アドレスの一致、あるいは受信グループアドレスと自
己の属するグループアドレスの一致の有無をチェックす
る。勿論、受信機10から全端末のアドレス指定を一括
して行ったコマンド信号である場合はステップS3でア
ドレス一致を判断する。
るための制御コマンドを含む信号受信が行われた場合に
は、自己アドレスとの一致に続いてステップS4で線路
監視コマンドか否かチェックした後、ステップS5で制
御コマンドであることを判別するとステップS6に進
み、制御負荷26の制御を実行する。勿論、線路監視コ
マンドも制御コマンドもなければいずれの処理も行わ
ず、ステップS7に進む。ステップS7にあっては、何
もなければ定常応答を返し、もし異常があれば異常応答
を返す。
動するコマンドであるときは、制御用中継器20の制御
回路46は、これを解読し、ホトカプラPC2を発光す
る。ホトカプラPC2の発光をリレー駆動回路56のホ
トカプラPC2が受光し、トランジスタTr102をオ
ンとし、ラッチングリレー70をセットする。これによ
り、第1の接点52から第2の接点54に切り換えら
れ、制御負荷26が駆動される。これにより、ベルが鳴
動する。この状態は、ラッチングリレー70をリセット
するまで保持される。
するコマンドであるときは、制御用中継器20の制御回
路46は、これを解読し、ホトカプラPC3を発光す
る。ホトカプラPC3の発光をリレー駆動回路56のホ
トカプラPC3が受光し、トランジスタTr103をオ
ンとし、ラッチングリレー70をリセットする。これに
より、第2の接点54から第1の接点52に切り換えら
れ、制御負荷26の駆動は停止される。すなわち、ベル
の鳴動が停止される。
あることを判別したとき、ステップS8で電源線監視回
路58および制御線監視回路60の駆動を行う。すなわ
ち、制御用中継器20の制御回路46はコマンド信号が
線路監視コマンドであることを解読すると、ホトカプラ
PC1を所定時間、例えば1秒間ごとに発光する。ホト
カプラPC1の発光と電源線監視回路58のホトカプラ
PC1が受光し、トランジスタTr105を、所定時
間、例えば1秒間ごとにオンさせる。
るa点のパルス信号を、図10の(a)に示す。トラン
ジスタTr105のオン、オフにより、抵抗R110と
コンデンサC102の間のb点での電圧は、図10の
(b)に示すようになり、コンデンサC102は、図1
0の(c)で示すような充放電を示し、コンデンサC1
02の負極側のd点では、図10(d)に示すような負
電圧が発生する。
監視回路58および制御線監視回路60が駆動される。
ステップS9では電源線監視回路58は、電源線14の
線路状態の監視を行い、制御線監視回路60は制御線2
5の線路状態の監視を行う。電源線監視回路58のホト
カプラPC6が発生するときは、電源線24は正常であ
り、これを制御回路46のホトカプラPC6が受光し、
ステップS7で正常信号を受信機10に送信する。制御
線25の断線時には、制御線監視回路60のホトカプラ
PC4が発光し、短絡時には、ホトカプラPC5が発光
し、これらを制御回路46のホトカプラPC4,PC5
で受光し、ステップS7で制御線25の断線信号または
短絡信号を受信機10に送信する。
を行うのに常時線路に電流を供給して、監視を行うた
め、通常監視時でも線路監視用の電流を消費していた
が、本実施例では、常時監視電流を流す必要がないの
で、電流消費を抑制することができる。また、従来例で
は、極性を反転させるために、複数のスイッチング素子
が必要であったが、本実施例では一つのスイッチング素
子により線路の断線または短絡を検出することができ
る。その結果、コストを低減することができる。
機10のみを設けた場合を例にとっているが、更に設備
規模が大きくなると、中央監視室に設置された受信機に
対し信号線を介して例えば各フロア毎にローカル受信機
として中継盤を設置し、中継盤のそれぞれに図2の受信
機10に示したように信号線12を介して制御用中継器
20−1,20−2を接続する構成をとる。
にあっては、受信手段には受信機およびローカル受信機
としての中継盤が含まれることになる。また、ローカル
受信機を統括するメインの受信機をもたず、フロア毎に
ローカル受信機のみが分散してそれぞれ受信機としての
機能を果たすような設備構成にあっては、本発明でいう
ところの受信手段はローカル受信機のみで構成すること
もできる。
ば、通常監視状態では、制御負荷に対し制御を行わない
第1の接点に接続し、受信手段からのコマンド信号で第
1の接点から第2の接点に切り換え、制御負荷に電源供
給を行うようにし、さらに線路状態を監視する時のみ負
電圧発生手段により発生させた負電圧により、線路状態
を監視する監視手段を駆動するようにしたため、線路に
常時監視電流を流す必要がなく線路監視時の消費電流を
低減することができ、また、一つのスイッチング素子に
より線路の切断又は短絡を検出することができる。その
結果、コストを低減することができる。
Claims (11)
- 【請求項1】受信手段から端末に対し端末アドレスを指
定したコマンド信号を送出し、端末アドレスに自己アド
レスが一致した端末が受信したコマンド信号に基づいて
制御負荷の駆動制御を行う防災監視装置において、 前記受信手段に、線路監視を行うための監視コマンド信
号を送出する監視指令手段を設け、 前記端末に、通常監視状態では前記制御負荷に対し制御
を行わない第1の接点に接続し受信手段からのコマンド
信号で第1の接点から第2の接点に切り換え前記制御負
荷に電源供給を行う切換制御手段と、 電源線に接続され電源電圧により充電されるとともに前
記監視コマンド信号により前記第1の接点およびグラン
ドラインに接続され負電圧を発生する負電圧発生手段
と、 該負電圧発生手段で発生した負電圧により駆動され線路
電圧を検出することで線路状態を監視する監視手段を設
けたことを特徴とする防災監視装置。 - 【請求項2】請求項1記載の防災監視装置において、 前記端末は、前記受信手段からの信号線に接続した中継
器と、該中継器からの1または複数の制御回線に接続し
た制御負荷で構成され、中継器に前記切換制御手段、前
記負電圧発生手段および前記監視手段を設け、前記受信
手段からの監視コマンドにより、線路状態を監視するこ
とを特徴とする防災監視装置。 - 【請求項3】請求項1または2記載の防災監視装置にお
いて、 前記監視指令手段は、所定時間ごとに前記監視手段を駆
動させる監視コマンド信号を送出することを特徴とする
防災監視装置。 - 【請求項4】請求項1または2記載の防災監視装置にお
いて、 前記切換制御手段は、リレー駆動回路のラッチングリレ
ーのリセットコイルの通電で第1の接点に接続し、ラッ
チングリレーのセットコイルの通電で第2の接点に接続
することを特徴とする防災監視装置。 - 【請求項5】請求項1または2記載の防災監視装置にお
いて、 前記負電圧発生手段は、電源線に接続される抵抗と、該
抵抗を介して電源電圧により充電されるコンデンサと、
該コンデンサの負極側であって第1の接点に接続される
逆流防止用のダイオードと、負極側であってグランドラ
インに接続されるダイオードにより構成されることを特
徴とする防災監視装置。 - 【請求項6】請求項1又は2記載の防災監視装置におい
て、前記監視手段の線路状態の監視機能を禁止するスイッチ
ング手段を設けた ことを特徴とする防災監視装置。 - 【請求項7】請求項6記載の防災監視装置において、 前記スイッチング手段を手動により操作する操作手段を
前記受信手段に設けたことを特徴とする防災監視装置。 - 【請求項8】請求項1乃至7記載の防災監視装置におい
て、 前記制御線に接続された制御負荷の終端には所定のイン
ピーダンスを有する終端部を設けたことを特徴とする防
災監視装置。 - 【請求項9】請求項1乃至8記載の防災監視装置におい
て、 前記受信手段は、受信機のみで構成され、該受信機に前
記端末を接続したことを特徴とする防災監視装置。 - 【請求項10】請求項1乃至8記載の防災監視装置にお
いて、 前記受信手段は、受信機と、該受信機からの伝送路に接
続されたローカル受信機としての1又は複数の中継盤と
で構成され、該中継盤ごとに前記端末を接続したことを
特徴とする防災監視装置。 - 【請求項11】請求項1乃至8記載の防災監視装置にお
いて、 前記受信手段は、相互に伝送路で接続された複数のロー
カル受信機としての中継盤のみで構成され、該中継盤ご
とに前記端末を接続したことを特徴とする防災監視装
置。
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