JP3519633B2 - 防災監視制御盤 - Google Patents

防災監視制御盤

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JP3519633B2 JP07141999A JP7141999A JP3519633B2 JP 3519633 B2 JP3519633 B2 JP 3519633B2 JP 07141999 A JP07141999 A JP 07141999A JP 7141999 A JP7141999 A JP 7141999A JP 3519633 B2 JP3519633 B2 JP 3519633B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回線受信信号から
火災等の異常を判断した際に、連動データに対応して1
又は複数の出力回線に対して移報制御出力を行うこと
で、地区音響装置や防排煙機器の起動を行う連動動作機
能を備えた防災監視制御盤に関する。
【0002】
【従来の技術】近年にあっては、防災監視制御盤に内蔵
された受信部、操作部、出力制御部等を回路基板(回路
ユニット)毎に分け、各基板毎にCPUを実装して回路
の集約を図ると共に、各CPU間で各種信号を通信する
ようにしている。
【0003】例えば、操作部のスイッチのオン、オフを
監視するメインCPUが、地区音響停止スイッチや一括
連動停止スイッチのオン信号を受信すると、出力制御部
のローカルCPUへ出力停止信号を送信する。出力停止
信号を受信した出力制御部のローカルCPUは、地区音
響起動制御信号や防排煙起動制御信号が出力中であれば
出力を停止し、出力中でなければ出力禁止状態とする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、操作部
で地区音響停止スイッチや一括連動停止スイッチを操作
して出力を停止しても、万一、CPUにおいてプログラ
ムが暴走したり、CPU間での通信に障害が発生するこ
とで地区音響起動制御信号や防排煙起動制御信号の出力
を停止できない場合には、不測の事態を招く恐れがあっ
た。
【0005】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、地区音響停止操作及び防排煙連動停止操作
の信頼性を向上するようにした防災監視制御盤を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は次のように構成する。まず地区音響停止操作の
信頼性を向上するための本発明の防災監視制御盤は、火
災検出信号を回線単位に受信する受信部と、連動データ
に対応した個別移報制御指示及び地区音響起動制御代表
信号の出力停止指示を出力する受信制御部と、受信制御
部から個別移報制御指示を受信して、接続された地区音
響装置に制御信号を回線単位に個別に出力する個別移報
部と、受信制御部から地区音響起動制御代表信号の出力
指示を受信して、地区音響起動制御代表信号を出力する
代表出力制御部と、代表出力制御部からの地区音響起動
制御代表信号を受けることで作動して個別移報部に対し
て地区音響装置用の電源を供給する電源部と、受信制御
部から代表出力制御部へのソフトウェア系統による地区
音響起動制御代表信号の停止指示により代表出力制御部
から出力される地区音響起動制御代表信号を停止させて
地区音響装置を一括停止する地区音響完全停止スイッチ
とを備える。
【0007】このような防災監視制御盤につき本発明に
あっては、地区音響完全停止スイッチを更に信号線を介
して代表出力制御部の地区音響起動制御代表信号の出力
線に直接接続し、地区音響完全停止スイッチの操作時
に、地区音響起動制御代表信号の出力を停止させて、電
源部による個別移報部に対する地区音響装置用の電源供
給を停止させるハードウェア系統の回路構成を備えたこ
とを特徴とする。
【0008】このように外部への地区音響装置起動のた
めの移報出力の停止制御をソフトウェア系統に加えハー
ドウェア系統でも行うため、CPUのプログラム暴走、
CPU間の通信異常等が発生した場合にあっても確実に
外部への地区音響装置起動のための移報出力を確実に停
止でき、地区音響停止操作の信頼性が向上する。
【0009】また防排煙停止操作の信頼性を向上するた
めの本発明の防災監視制御盤は、火災検出信号を回線単
位に受信する受信部と、連動データに対応した個別移報
制御指示及び防排煙起動制御代表信号の出力停止指示を
出力する受信制御部と、受信制御部から個別移報制御指
示を受信して、接続された防排煙機器に制御信号を回線
単位に個別に出力する個別移報部と、受信制御部から防
排煙起動制御代表信号の出力指示を受信して防排煙起動
制御代表信号を出力する代表出力制御部と、代表出力制
御部からの防排煙起動制御代表信号を受けることで作動
して個別移報部に対して防排煙機器用の電源を供給する
電源部と、受信制御部から代表出力制御部へのソフトウ
ェア系統による防排煙起動制御代表信号停止指示により
代表出力制御部から出力される防排煙起動制御代表信号
を停止させて防排煙機器を一括停止する一括連動停止ス
イッチとを備える。
【0010】このような防災監視制御盤につき本発明に
あっては、一括連動停止スイッチを更に信号線を介して
出力制御部の防排煙起動制御代表信号の出力線に直接接
続し、一括連動停止スイッチの操作時に、防排煙起動制
御代表信号の出力を停止させて、電源部による個別移報
部に対する防排煙機器用の電源供給を停止させるハード
ウェア系統の回路構成を備えたことを特徴とする。
【0011】この場合にも、外部への防排煙機器起動の
ための移報出力の停止制御をソフトウェア系統に加えハ
ードウェア系統でも行うため、CPUのプログラム暴
走、CPU間の通信異常等が発生した場合にあっても確
実に外部への防排煙機器起動のための移報出力を停止で
き、防排煙連動停止操作の信頼性が向上する。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明の防災監視制御盤の
外観説明図であり、回線単位に監視と制御を行うことが
でき、受信回線及び制御回線の回線接続数を例えば各々
最大500回線とすることができる。
【0013】図1において、防災監視制御盤1は本体に
対し開閉自在な前面の扉表面に、上から地区表示パネル
2及び操作表示パネル3を設けている。操作表示パネル
3の右側には、右側を回転軸として水平回りに開閉自在
な小扉4が設けられている。
【0014】操作表示パネル3には防災監視制御盤1の
運用に必要な各種のスイッチ及び表示灯が設けられてい
る。例えば火災代表灯、防排煙代表灯、ガス漏れ代表
灯、交流電源灯、予備電源灯、回路電圧表示灯、蓄積中
灯、スイッチ注意灯、地区音響完全停止中灯、発信機
灯、電話灯等が設けられている。
【0015】操作表示パネル3の小扉4の装着部分とな
る操作表示部には、通常の運用状態では使用することの
ない保守点検や試験に用いるスイッチ群及び表示灯群を
設けている。
【0016】更に防災監視制御盤1の前扉を開いた内側
の回路基板の部分には、後の説明で明らかにする地区音
響完全停止スイッチSW1や一括連動停止スイッチSW
2が設けられている。
【0017】図2は本発明の防災監視制御盤の回路ブロ
ック図である。本発明の防災監視制御盤は、主制御部
5、回線部(回線ユニット)6a,6b,・・・、代表
出力制御部7、電源部8を備えている。回線部(回線ユ
ニット)6a,6bは、例えば受信10回線、制御10
回線を一組として各々最大500回線分のユニットが設
けられる。
【0018】主制御部5にはメインCPU10が設けら
れ、メインCPU10のプログラム制御により受信制御
部10aとしての機能が実現される。このメインCPU
10に対しては複数の回線部6a,6b,・・・が設け
られる。ここで回線部6aは火報用に種別が設定されて
おり、また回線部6bは防排煙用に種別が設定されてい
る。
【0019】回線部6a,6bにはローカルCPU17
a,17b、受信回路18a,18b及び個別移報回路
21a,21bが設けられている。ローカルCPU17
a,17bは主制御部5のメインCPU10との間でシ
リアル通信によりデータのやり取りを行う。
【0020】回線部6aの受信回路18aからは感知器
回線19aが例えば10回線引き出され、火災感知器2
0aを接続している。火災感知器20aが発報すると受
信回路18aは発報受信信号E1をローカルCPU17
aに出力し、ローカルCPU17aは感知器回線19a
の発報信号をシリアル通信によりメインCPU10の受
信制御部10aに送って火災を判断させる。
【0021】回線部6aに設けている個別移報回路21
aからは制御回線22aが例えば10回線引き出され、
回線部6aには火報の種別が設定されていることから地
区音響装置23を接続している。個別移報回路21aは
トランジスタTr11、地区音響起動制御リレーA11
及びそのリレー接点a11をそれぞれ回線分備える。
【0022】受信制御部10aがローカルCPU17a
からのシリアル通信による感知器回線19aの発報信号
により火災を判断すると、予め設定されている連動デー
タを参照し、火災と判断した感知器回線を連動元とし、
これに対応する連動先例えば制御回線22aを選択し、
ローカルCPU17aに対し個別移報制御指示を送る。
【0023】この個別移報制御指示を受けたローカルC
PU17aは、制御信号E2を個別移報回路21aに出
力してトランジスタTr11をオンし、地区音響起動制
御リレーA11の作動によりリレー接点a11を閉じる
ことで、制御回線22aに接続している地区音響装置2
3を起動制御を可能とする。
【0024】ここで地区音響装置23に対する電源供給
は電源部8から行われている。電源部8は代表出力制御
部7によって電源供給が制御される。代表出力制御部7
にはローカルCPU25が設けられ、ダイオードD1,
D2を介してトランジスタTr1,Tr2のベースを接
続している。
【0025】トランジスタTr1,Tr2のコレクタは
電源部8に信号線で接続され、この信号線に地区音響用
電源リレーBと防排煙用電源リレーDをそれぞれ挿入接
続している。尚、各電源リレーB,Dとは並列に、リレ
ーオフ時の電磁電流を吸収するためのフライホイールダ
イオードD5,D6が並列接続されている。
【0026】地区音響用電源リレーB及び防排煙用電源
リレーDはリレー接点b,dを持ち、リレー接点bは電
源24VからヒューズF1を介して引き出された地区音
響用電源線26に挿入され、地区音響用電源線26は回
線部6aに設けている個別移報回路21aの回線分のリ
レー接点a11の一方に接続されている。
【0027】また電源回路8に設けている防排煙用電源
リレーDのリレー接点dは、24VからヒューズF2を
介して引き出された防排煙用電源線27に挿入接続さ
れ、防排煙用電源線27は回線部6bに設けている個別
移報回路21bの回線分のリレー接点a21の一方に接
続されている。
【0028】主制御部5に設けたメインCPU10の受
信制御部10aは、例えば回線部6aのローカルCPU
17aから感知器回線19aの発報信号の受信をシリア
ル通信により受けると、回線部6aのローカルCPU1
7aに対し連動データに基づく地区音響装置への個別移
報起動制御の指示と同時に、代表出力制御部7のローカ
ルCPU25に対し地区音響起動制御代表信号の出力指
示を行う。
【0029】この受信制御部10aより地区音響起動制
御代表信号の出力指示を受けたローカルCPU25は、
ダイオードD1を介してトランジスタTr1のベースに
地区音響起動制御代表信号E5を出力する。具体的に
は、ローカルCPU25はダイオードD1への出力をL
レベルからHレベルに立ち上げる。
【0030】このため、トランジスタTr1がオンし、
電源部8の地区音響用電源リレーBが作動し、そのリレ
ー接点bが閉じることで、地区音響用電源線26を介し
て24Vの電源電圧が回線部6aの個別移報回路21a
に供給され、このときローカルCPU17aが受けた個
別移報制御指示に基づく制御信号E2でトランジスタT
r11がオンして地区音響起動制御リレーA11が作動
し、そのリレー接点a11が閉じると、地区音響装置2
3に電源部8からの24Vの電源供給が行われ、地区音
響装置23の起動制御による地区音響出力が行われる。
【0031】防排煙用の種別が設定された回線部6bに
あっては、受信回路18bから引き出された受信回線1
9bに防排煙用の火災感知器20bを接続している。ま
た個別移報回路21bから引き出された制御回線22b
に防排煙機器24を接続している。個別移報回路21b
はトランジスタTr21、防排煙起動制御リレーA21
及びそのリレー接点a21をそれぞれ回線分備える。リ
レー接点a21の一方には電源部8からの防排煙用電源
線27が接続されている。
【0032】一方、メインCPU10の受信制御部10
aは、電源投入による初期設定時に、代表出力制御部7
のローカルCPU25に対し防排煙起動制御代表信号の
出力指示を行う。
【0033】代表出力制御部7のローカルCPU25
は、メインCPU10の受信制御部10aからシリアル
通信により防排煙起動制御代表信号の出力指示を受ける
と、ダイオードD2を介してトランジスタTr2のベー
スに防排煙起動制御代表信号E6を出力し、トランジス
タTr2をオンする。
【0034】トランジスタTr2がオンすると電源部8
の防排煙用電源リレーDが作動し、そのリレー接点dが
閉じ、防排煙用電源線27に電源部8より24Vの電源
供給が行われる。
【0035】防排煙起動制御代表信号E6の出力は、ロ
ーカルCPU25が受信制御部10aから防排煙起動制
御代表信号の停止指示を受けるまで行われる。したがっ
て通常時、防排煙用電源線27には電源が供給されてい
る。
【0036】この状態で、防排煙用の火災感知器20b
のいずれかが火災を検出して発報すると、受信回路18
bは発報受信信号E3をローカルCPU17bに出力
し、ローカルCPU17bは感知器回線19bに発報が
あったことをシリアル通信によりメインCPU10の受
信制御部10aに伝える。
【0037】受信制御部10aがローカルCPU17b
からの発報信号の受信により火災を判断すると、連動デ
ータに基づき感知器回線19bを連動元として、これに
対応する連動先となる例えば制御回線22bに対する個
別移報制御指示をローカルCPU17bに対し行う。こ
の個別移報制御指示を受信したローカルCPU17bは
制御信号E4を出力してトランジスタTr21をオン
し、防排煙起動制御リレーA21を作動してそのリレー
接点a21を閉じる。
【0038】リレー接点a21が閉じると、このとき電
源部8より防排煙用電源線27により24Vの電源供給
が行われているため、リレー接点a21から制御回線2
2bを介して防排煙機器24に24Vの電源電圧が供給
され、防排煙機器24の起動制御が行われる。
【0039】また主制御部5のメインCPU10に対し
ては表示部11が設けられる。表示部11には図1の地
区表示パネル2に設けた地区表示灯、操作表示パネル3
に設けている各種表示灯が設けられている。更にメイン
CPU10からのCPUバスにはSRAM13が接続さ
れ、このCPUバスに対してはコネクタ15によりメモ
リパック14に内蔵したフラッシュメモリ16が不揮発
性メモリとして接続できる。
【0040】フラッシュメモリ16には防災監視制御盤
1の監視制御に必要な回線数、回線種別等の基本データ
と、感知器回線に対し地区音響装置23や防排煙機器2
4を連動制御するための連動データが予め登録されてお
り、電源投入時にフラッシュメモリ16からSRAM1
3に展開され、メインCPU10の受信制御部10aに
よる監視制御に使用される。
【0041】更に主制御部5のメインCPU10に対し
ては操作部12が設けられる。この操作部12には図1
の操作表示パネル3に設けている各種のスイッチに加
え、前扉の内側の回路基板に設けている地区音響完全停
止スイッチSW1と一括連動停止スイッチSW2が設け
られている。
【0042】地区音響完全停止スイッチSW1は、メイ
ンCPU10に接続されており、代表出力制御部7に対
する受信制御部10aからの地区音響起動制御代表信号
の停止指示を行わせてローカルCPU25から出力され
る地区音響起動制御代表信号E5を停止させるスイッチ
である。
【0043】具体的には、地区音響完全停止スイッチS
W1は抵抗R1を介して電源5Vにプルアップされてお
り、図示のスイッチオフ状態でメインCPU10に対す
るスイッチ信号E7はオフを示すHレベルにあり、スイ
ッチをオンするとスイッチ信号E7がオフとなって、受
信制御部10aのソフトウェア処理による代表出力制御
部7のローカルCPU25に対する地区音響起動制御代
表信号停止指示を出力させる。
【0044】一括連動停止スイッチSW2はメインCP
U10に接続され、代表出力制御部7に対する受信制御
部10aからの防排煙起動制御代表信号の停止指示を行
わせて、ローカルCPU25から出力される防排煙起動
制御代表信号E6を停止させるスイッチである。
【0045】具体的には、一括連動停止スイッチSW2
は抵抗R2を介して5Vの電源電圧にプルアップされて
おり、スイッチオフ状態でメインCPU10に対するス
イッチ信号E8はオフ状態を示すHレベルにある。一括
連動停止スイッチSW2をオン操作するとスイッチ信号
E8がLレベルとなり、受信制御部10aは回線部6b
のローカルCPU17bに対しソフトウェア処理による
代表出力制御部7に対する防排煙起動制御代表信号停止
指示を出力させる。
【0046】更に地区音響完全停止スイッチSW1は、
信号線28aによってダイオードD3を介して、代表出
力制御部7に設けているローカルCPU25のダイオー
ドD1からの出力ラインに接続される。
【0047】このため、地区音響完全停止スイッチSW
1をオン操作すると、メインCPU10の受信制御部1
0aのソフトウェア処理による代表出力制御部7のロー
カルCPU25に対する地区音響起動制御代表信号の停
止指示に加え、ローカルCPU25の地区音響起動制御
代表信号E5を出力する出力ラインはダイオードD3を
介してLレベルに引き込まれ、このハードウェア構成に
よってトランジスタTr1を強制的にオフし、電源部8
の地区音響用電源リレーBの作動を禁止して回線部6a
の個別移報回路21aに対する地区音響用電源線26に
よる電源供給を停止し、地区音響装置23の完全停止を
ハードウェア系統でも行う。
【0048】また操作部12に設けている一括連動停止
スイッチSW2についても、信号線28bによって代表
出力制御部7のローカルCPU25からダイオードD2
を介して引き出されている防排煙起動制御代表信号E6
の出力ラインにダイオードD4を介して接続している。
【0049】このため、一括連動停止スイッチSW2を
オンすると、メインCPU10の受信制御部10aのソ
フトウェア処理による代表出力制御部7のローカルCP
U25に対する防排煙起動制御代表信号の停止指示に加
え、ダイオードD4を介してローカルCPU25のダイ
オードD2の出力側をLレベルに引き込んでトランジス
タTr2を強制的にオフし、防排煙用電源リレーDの作
動を禁止して、回線部6bの個別移報回路21bに対す
る電源供給を行わないようにしている。
【0050】次に図2の防災監視制御盤の動作を説明す
る。いま火報用に種別が設定された回線部6aから引き
出されている感知器回線19aに接続している火災感知
器20aのいずれかが作動すると、受信回路18aが発
報受信信号E1をローカルCPU17aに出力し、ロー
カルCPU17aはシリアル通信によるメインCPU1
0に発報受信データを送信する。
【0051】回線部6aのローカルCPU17aからの
発報受信データを受信したメインCPU10の受信制御
部10aは、火災を判断すると、予め登録してある種別
データを参照し、種別データが火報であることから代表
出力制御部7のローカルCPU25に対し地区音響起動
制御代表信号E5の出力指示を行う。
【0052】これによりローカルCPU25より地区音
響起動制御代表信号E5がダイオードD1を介してHレ
ベルとして出力され、トランジスタTr1がオンし、電
源部8の地区音響用電源リレーBを作動して、そのリレ
ー接点bを閉じる。このため、地区音響用電源線26に
より回線部6aの個別移報回路21aに対し24Vの電
源供給が行われる。
【0053】またメインCPU10の受信制御部10a
は、回線部6aのローカルCPU17aの火災と判断し
た感知器回線19aを連動元として、予め登録されてい
る連動データを参照して連動先を認識し、ローカルCP
U17aに対し個別移報制御の出力指示を行う。
【0054】ローカルCPU17aは、この個別移報制
御の出力指示を受けると、指示された制御回線22aに
対し移報出力すべく、制御信号E2をLレベルからHレ
ベルとして地区音響起動制御リレーA11を作動し、そ
のリレー接点a11を閉じることで電源部8からの電源
24Vを制御回線22aにより地区音響装置23に供給
し、地区音響装置23の起動制御を行う。
【0055】一方、防排煙用に種別が設定された回線部
6bから引き出している感知器回線19bに接続してい
る火災感知器20bのいずれかで火災検出が行われて発
報すると、受信回路18bは発報受信信号E3をローカ
ルCPU17bに出力し、ローカルCPU17bはシリ
アル通信によりメインCPU10に対し感知器回線19
bの発報を送信し、受信制御部10aで火災が判断され
る。
【0056】受信制御部10aで火災が判断されると、
予め登録されている種別データを参照して、火災と判断
した感知器回線19bの種別が防排煙であることを認識
する。
【0057】また、メインCPU10の受信制御部10
aは、感知器回線19bを連動元として、予め登録され
ている連動データを参照して連動先を認識し、回線部6
bのローカルCPU17bに対し個別移報制御の出力指
示を行う。ローカルCPU17bは、この個別移報制御
の出力指示を受けると、指示された制御回線22bに対
し移報出力すべく制御信号E4を出力する。
【0058】このため対応する制御回線22bのトラン
ジスタTr21がオンして防排煙起動制御リレーA21
を作動し、そのリレー接点a21を閉じることで電源部
8からの24Vの電源電圧を制御回線22bを介して防
排煙機器24に供給し、防排煙機器24の起動制御を行
う。
【0059】次に地区音響装置23に電源が供給された
動作状態で操作部12の地区音響完全停止スイッチSW
1をオンすると、メインCPU10に対するスイッチ信
号E7がそれまでのHレベルからLレベルとなり、受信
制御部10aは地区音響完全停止スイッチSW1のオン
操作を認識する。
【0060】このため、受信制御部10aは代表出力制
御部7のローカルCPU25に対しシリアル通信によっ
て地区音響起動制御代表信号E5の出力停止を指示し、
地区音響起動制御代表信号E5がそれまでのHレベルか
らLレベルとなる。
【0061】このためトランジスタTr1がオフとな
り、電源部8の地区音響用電源リレーBが復旧してリレ
ー接点bが開き、回線部6aの個別移報回路21aを経
由した地区音響装置23に対する電源供給を遮断し、地
区音響装置23の音響鳴動を停止する。この電源供給は
回線部6a以外の同じく火報用に種別が設定された回線
部に対しても電源供給を遮断することで、全ての地区音
響装置が完全停止状態となる。
【0062】また地区音響完全停止スイッチSW1をオ
ン操作した際には、同時に信号線28aで接続している
代表出力制御部7のトランジスタTr1のベースがダイ
オードD3を介してLレベルに引き込まれ、トランジス
タTr1が強制的にオフとなる。このため電源部8の地
区音響用電源リレーBも強制的に復旧し、リレー接点b
を開くことで、回線部6aを経由した地区音響装置23
に対する電源供給が遮断され、地区音響装置23の完全
停止停止が行われる。
【0063】次に、回線部6bに制御回線22bによっ
て接続している防排煙機器24に電源供給を行って動作
している状態で、操作部12に設けている一括連動停止
スイッチSW2をオン操作すると、メインCPU10に
対するスイッチ信号E8がそれまでのHレベルからLレ
ベルとなり、受信制御部10aは一括連動停止スイッチ
SW2のオン操作を認識する。
【0064】このため受信制御部10aは、代表出力制
御部7のローカルCPU25に対し防排煙起動制御代表
信号E6の出力停止を指示し、防排煙起動制御代表信号
E6がそれまでのHレベルからLレベルとなり、トラン
ジスタTr2がオフする。
【0065】トランジスタTr2がオフすると、電源部
8の防排煙用電源リレーDが復旧してリレー接点dを開
き、防排煙用電源線27による回線部6bを経由した防
排煙機器24に対する電源供給が遮断されて防排煙機器
24の一括連動停止が行われる。
【0066】この電源供給は回線部6b以外の同じく防
排煙用に種別が設定された回線部に対しても電源供給を
遮断することで全ての防排煙機器が一括連動停止とな
る。また、受信制御部10aは、回線部6bのローカル
CPU17bに対し個別移報制御出力の停止指示を行
う。
【0067】ローカルCPU17bは、この個別移報制
御の出力停止指示を受けると、全ての制御回線22bに
対する移報出力を停止すべく制御信号E4の出力を停止
する。制御信号E4の出力が停止することでトランジス
タTr21がオフし、防排煙制御リレーA21が復旧し
てリレー接点a11が開くことで、防排煙機器24への
電源供給が遮断される。
【0068】また、一括連動停止スイッチSW2をオン
操作した際には、同時に信号線28bで接続している代
表出力制御部7のトランジスタTr2のベースがダイオ
ードD4を介してLレベルに引き込まれ、トランジスタ
Tr2が強制的にオフとなる。このため電源部8の防排
煙用電源リレーDも強制的に復旧し、リレー接点dを開
くことで、回線部6bを経由した防排煙機器24に対す
る電源供給が遮断されて防排煙機器24の一括連動停止
が行われる。
【0069】このような地区音響完全停止スイッチSW
1及び一括連動停止スイッチSW2のオン操作時にあっ
ては、代表出力制御部7に設けているローカルCPU2
5の暴走やメインCPU10とのシリアル通信の異常等
により、地区音響完全停止スイッチSW1及び一括連動
停止スイッチSW2をオン操作した状態で地区音響起動
制御代表信号E5や防排煙起動制御代表信号E6の出力
が停止しなかったとしても、信号線28a,28bの接
続によるハードウェア系統の回路構成によってトランジ
スタTr1,Tr2のベースを強制的にLレベルにし
て、地区音響移動制御代表信号E、防排煙起動制御代表
信号E6の出力を強制的に停止させているため、電源部
8の地区音響用電源リレーB及び防排煙用電源リレーD
がオフとなり、地区音響装置23及び防排煙機器24へ
の電源供給を確実に停止し、ローカルCPU25の暴走
やメインCPU10との間のシリアル通信の異常による
動作を確実に防止できる。
【0070】また地区音響完全停止スイッチSW1及び
一括連動停止スイッチSW2のオン操作による停止状態
で回線部6a,6bの地区音響起動制御リレーA11や
防排煙起動制御リレーA21が万が一、作動しても、こ
のとき電源部8からの電源供給は停止されているため、
地区音響装置23や防排煙機器24の起動制御は確実に
防止できる。
【0071】尚、本発明は上記の実施形態に限定され
ず、その目的と利点を損なわない適宜の変形を含む。ま
た本発明は上記の実施形態に示した数値による限定は受
けない。
【0072】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、地区音響完全停止スイッチや一括連動停止スイッチ
による地区音響装置の完全停止あるいは防排煙機器の一
括連動停止の外部への移報制御出力の停止制御を、CP
Uによるソフトウェア系統に加え各スイッチからの信号
線を直接接続したハードウェア系統でも行うようにした
ため、CPUのプログラム暴走、CPU間の通信異常等
が発生した場合であっても、確実に外部への移報制御出
力を停止でき、地区音響停止操作や防排煙機器の連動停
止操作の信頼性を大幅に向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による防災監視制御盤の外観説明図
【図2】本発明の実施形態の回路ブロック図
【符号の説明】
1:防災監視制御盤 2:地区表示パネル 3:操作表示パネル 4:小扉 5:主制御部 6a,6b:回線部 7:代表出力制御部 8:電源部 10:メインCPU 10a:受信制御部 11:表示部 12:操作部 13:SRAM 14:メモリパック 15:コネクタ 16:フラッシュメモリ 17a,17b,25:ローカルCPU 18a,18b:受信回路(受信部) 19a,19b:感知器回線 20a,20b:火災感知器 21a,21b:個別移報回路(個別移報部) 22a,22b:制御回線 23:地区音響装置 24:防排煙機器 26:地区音響用電源線 27:防排煙用電源線 28a,28b:信号線 SW1:地区音響完全停止スイッチ SW2:一括連動停止スイッチ B:地区音響用電源リレー D:防排煙用電源リレー A11:地区音響起動制御リレー A21:防排煙起動制御リレー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08B 23/00 - 31/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】火災検出信号を回線単位に受信する受信部
    と、 連動データに対応した個別移報制御指示及び地区音響起
    動制御代表信号の出力停止指示を出力する受信制御部
    と、 前記受信制御部から個別移報制御指示を受信して、接続
    された地区音響装置に制御信号を回線単位に個別に出力
    する個別移報部と、 前記受信制御部から地区音響起動制御代表信号の出力指
    示を受信して、地区音響起動制御代表信号を出力する代
    表出力制御部と、 前記代表出力制御部からの地区音響起動制御代表信号を
    受けることで作動して前記個別移報部に対して地区音響
    装置用の電源を供給する電源部と、 前記受信制御部の前記代表出力制御部に対する地区音響
    起動制御代表信号の停止指示により代表出力制御部から
    出力される地区音響起動制御代表信号を停止させて前記
    地区音響装置を一括停止する地区音響完全停止スイッチ
    と、を備えた防災監視制御盤にあって、 前記地区音響完全停止スイッチを更に信号線を介して前
    記代表出力制御部からの地区音響起動制御代表信号の出
    力線に直接接続し、前記地区音響完全停止スイッチの操
    作時に、地区音響起動制御代表信号の出力を停止させ
    て、前記電源部による前記個別移報部への地区音響装置
    用の電源供給を停止させる回路構成を備えたことを特徴
    とする防災監視制御盤。
  2. 【請求項2】火災検出信号を回線単位に受信する受信部
    と、 連動データに対応した個別移報制御指示及び防排煙起動
    制御代表信号の出力停止指示を出力する受信制御部と、 前記受信制御部から個別移報制御指示を受信して、接続
    された防排煙機器に制御信号を回線単位に個別に出力す
    る個別移報部と、 前記受信制御部から防排煙起動制御代表信号の出力指示
    を受信して、防排煙起動制御代表信号を出力する代表出
    力制御部と、 前記代表出力制御部からの防排煙起動制御代表信号を受
    けることで作動して前記個別移報部に対して防排煙機器
    用の電源を供給する電源部と、 前記受信制御部の前記代表出力制御部に対する防排煙起
    動制御代表信号の停止指示により代表出力制御部から出
    力される防排煙起動制御代表信号を停止させて前記防排
    煙機器を一括停止する一括連動停止スイッチと、を備え
    た防災監視制御盤にあって、 前記一括連動停止スイッチを更に信号線を介して前記代
    表出力制御部からの防排煙起動制御代表信号の出力線に
    直接接続し、前記一括連動停止スイッチの操作時に、防
    排煙起動制御代表信号の出力を停止させて、前記電源部
    による前記個別移報部への防排煙機器用の電源供給を停
    止させる回路構成を備えたことを特徴とする防災監視制
    御盤。
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