JP2002024959A - トンネル防災設備 - Google Patents

トンネル防災設備

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JP2002024959A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電源線が断線しても中継器及び自動弁に駆動用
電源を供給可能とする。 【解決手段】 中継増幅盤7-1,7-2 ・・・の各々に、前
段の電源線8a,8b の断線を監視し、前段電源線の断線を
検出した際に前段の電源線に電源電圧を補償供給する断
線監視回路12を設ける。断線監視回路12は、中継増
幅盤内で電源線に断線検出リレーDの切替リレー接点d
1,d2 を接続して前段の電源線を後段の電源線から切離
して断線検出側に接続し、断線検出時に切替リレー接点
d1,d2 を後段の電源線に切替えて後段の電源線に供給し
ている電源電圧を前段の電源線に補償供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車専用道路の
トンネル内に設置され車両事故等により発生した火災を
検知して水噴霧制御により消火するトンネル防災設備に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のトンネル防災設備としては、例え
ば特開平6−223279号のものがある。このトンネ
ル防災設備は、トンネル内の区間毎に設置した複数の水
噴霧用ヘッドの自動弁毎に固有のアドレスが設定された
中継器(信号変換器)を接続し、自動弁を制御するとき
は、防災盤から制御する自動弁に対応した中継器アドレ
スを指定した制御信号を送信し、中継器が自己アドレス
に一致する制御信号を受信すると自己に接続された自動
弁を開駆動して水噴霧制御を行う。
【0003】このトンネル内の区画毎に設けた中継器付
きの自動弁は、防災盤からトンネル内に引き出された伝
送線および電源線に接続される。ところで、トンネル防
災設備で防災盤から火災検知器や自動弁等の端末までの
距離が長い場合には、線路による電圧降下が大きいため
に、伝送線及び電源線の途中に中継増幅盤を一定間隔毎
に配置し、伝送信号を中継増幅すると共に、各中継盤が
後段の中継増幅盤との間の電源線に接続している端末に
対して電源を供給するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなトンネル防災設備にあっては、中継増幅盤から後段
に引き出された電源線に接続された複数の中継器及び自
動弁に電源を供給しているが、電源線が断線した場合に
は、断線箇所以降に接続している中継器及び自動弁には
駆動用電源が届かないため、その部分の水噴霧制御がで
きなくなる問題が考えられる。
【0005】本発明は、電源線が断線しても中継器及び
自動弁に駆動用電源を供給し続けるようにしたトンネル
防災設備を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は次のように構成する。
【0007】本発明は、防災受信盤からトンネル内に引
き出された伝送線に複数の火災感知器を接続すると共
に、防災受信盤からトンネル内に引き出された伝送線及
び電源線に複数設けられた水噴霧用ヘッドの各々に対し
水噴霧制御を行う自動弁を中継器を介して接続し、更
に、伝送線及び電源線に所定間隔で中継増幅盤を複数接
続して各中継増幅盤から後段の電源線の各々に電源電圧
を供給し、防災受信盤で火災検知器からの火災信号を受
信した際に、火災発生場所の中継器アドレスを含む自動
弁の制御信号を送信し、中継器で前記防災受信盤からの
自己アドレスに一致するアドレスの制御信号を受信した
際に自己の自動弁を開駆動して水噴霧用ヘッドから消火
用水を放水させるトンネル防災設備を対象とする。
【0008】このようなトンネル防災設備について本発
明は、中継増幅盤の各々に、前段の電源線の断線を監視
し、断線を検出した際に前段の電源線に電源電圧を補償
供給する断線監視回路を設けたことを特徴とする。この
ため電源線が断線しても、断線箇所の後に位置する中継
増幅盤が電源を供給するため、中継増幅盤間の1ケ所で
電源線が断線した場合には、その間に接続している中継
器および自動弁に駆動用電源を確実に供給し、電源線の
断線にも関わらず、防災受信盤から水噴霧制御を行うこ
とができる。
【0009】断線監視回路は、例えば、中継増幅盤内で
電源線に断線検出リレーの切替リレー接点を接続して前
段の電源線を後段の電源線から切離して断線検出側に接
続し、断線検出時に切替リレー接点を後段の電源線に切
替えて後段の電源線に供給している電源電圧を前段の電
源線に補償供給する。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明によるトンネル防災
設備のシステム構成の説明図である。
【0011】図1において、防災受信盤1はトンネル設
備の監視室に設置されており、この監視室に設置された
防災受信盤1より上りトンネルに対し上り線2が引き出
され、また下りトンネルに対し下り線3が引き出されて
おり、この実施形態にあっては上り線2側を示してい
る。
【0012】上り線2としては、防災受信盤1より検知
器ライン3と中継器ライン4が引き出されている。検知
器ライン3及び中継器ライン4は、トンネル内の道路の
路肩のトンネル壁根元部分に構築した監視員通路のダク
ト内などに配線されている。検知器ライン3には所定間
隔で火災検知器5が接続され、また中継器ライン4には
所定間隔で水噴霧用ヘッドからの水噴霧制御を行うため
の中継器6を接続している。
【0013】更に、検知器ライン3及び中継器ライン4
に対しては、一定間隔例えば800メートルの間隔ごと
に中継増幅盤7−1,7−2,・・・7−nが設けられ
ている。
【0014】更に防災受信盤1に対してはポンプ制御盤
8が設けられ、水噴霧ヘッドの放水制御の際にポンプ制
御盤8により図示しない消火ポンプを運転して、加圧消
火用水をトンネル内のヘッドに供給して水噴霧制御を行
うようにしている。
【0015】防災受信盤1と火災検知器5の間、防災受
信盤1と中継器6及び中継増幅盤7−1〜7−nとの間
の制御信号及び応答信号の伝送は、それぞれに固有のア
ドレスが予め割り当てられており、制御対象または応答
先を指定したアドレスを含む制御信号または応答信号を
検知器ライン3及び中継器ライン4を介して行い、受信
側にあっては自己アドレスに一致するアドレスの制御信
号または応答信号を受信して必要な処理を行うようにな
る。
【0016】この防災受信盤1と火災検知器5、中継器
6、中継増幅盤7−1〜7−nとの間の伝送は、処理要
求が発生した際に、アドレスを含む制御信号または応答
信号を送出する伝送方式以外に、防災受信盤1から一定
間隔でポーリングコマンドを端末側に送信し、ポーリン
グコマンドによる制御とポーリングコマンドに対する応
答コマンドによる応答信号の返送を行うようにしてもよ
い。
【0017】図2は、図1の中継増幅盤7−1,7−2
の部分を取り出して示した実施形態の回路ブロック図で
ある。
【0018】図2において、中継増幅盤7−1には防災
受信盤1側より電源線8a,8bが接続され、この自動
弁電源線8a,8bは中継増幅盤7−1を介して後段の
中継増幅盤7−2に接続されている。また防災受信盤1
からの伝送線9は中継増幅盤7−1に設けた伝送制御回
路10に入力され、その出力としての伝送線9が更に中
継増幅盤7−2に接続されて、その伝送制御回路10に
接続されている。
【0019】また中継増幅盤7−1には、断線監視回路
12と断線検出リレーDの切替リレー接点12a,12
bが設けられる。切替リレー接点12a,12bは中継
増幅盤7−1内を通る電源線8a,8bに挿入接続さ
れ、断線を検出してない断線検出リレーDの非作動状態
で切替リレー接点12a,12bを図示のように後段の
電源線8a,8bを切離し、断線監視回路12側に接続
している。
【0020】このため電源線8a,8bは図1の中継増
幅盤7−1〜7−nの間で電気的に分離されており、こ
の分離された電源線8a,8bに対し前段に位置する中
継増幅盤から電源が供給されることになる。尚、図1の
防災受信盤1と最初の中継増幅器7−1の間について
は、防災受信盤1から電源線8a,8bに電源を供給し
ている。
【0021】断線監視回路12は、前段の電源線8a,
8b間に定常時に供給される線路監視電圧5Vを監視し
ている。電源線8a,8bに断線が起きると、断線検出
回路12で線路監視電圧5Vが検出できなくなり、これ
によって前段の電源線8a,8bの断線が検出され、切
替リレー接点12a,12bを後段の電源線8a,8b
側に切替える。
【0022】このため中継増幅盤7−1内で前段の電源
線と後の電源線が接続され、切替リレー接点a1を介し
て既に後段の電源線8a,8bに供給されている電圧が
そのまま切替リレー接点12a,12bを介して断線が
起きた前段側の電源線に補償供給できる。
【0023】また断線監視回路12による断線検出は伝
送制御回路10に通知され、伝送制御回路は断線検出コ
マンドを含む断線検出電文を作成して防災受信盤1に送
信し、断線検出の警報表示を行う。この点は次の中継増
幅盤7−2についても同様である。
【0024】伝送制御回路10には電源切替リレーAが
設けられている。電源切替リレーAは切替リレー接点a
1を有し、この電源切替リレー接点a1の一方には自動
弁を駆動する電圧48ボルトが供給され、切替リレー接
点a1の他方には自動弁を駆動する電圧48ボルトより
小さい5ボルトの電源電圧が印加されている。
【0025】電源切替リレーAは、防災受信盤1からの
鎖錠用電源切替制御コマンドと鎖錠解用電源切替制御コ
マンドにより切り替えられる。図1のトンネル防災設備
を立ち上げた時の初期状態では、中継増幅盤7−1〜7
−nの電源切替リレーAは非作動にあり、その切替リレ
ー接点a1は図示のように電源5ボルト側に切り替わっ
ている。
【0026】防災受信盤1でトンネル内火災などの発生
を判断したとき、手動にて放水区画を選択して放水を行
う場合には、中継増幅盤7−1のアドレスを含む鎖錠解
用電源切替制御コマンドを送信し、このコマンドを伝送
制御回路10で受信して電源切替リレーAを作動し、そ
の切替リレー接点a1を電源電圧48ボルト側に切り替
える。
【0027】中継増幅盤7−1に設けた電源切替リレー
Aの切替リレー接点a1の定常時に閉じている図示の5
ボルト側には電流監視回路11が設けられている。電流
監視回路11は、電源線8a,8bに対する5ボルトの
電源供給状態で中継器6の制御による自動弁14の駆動
は行われないことから監視用の電流が流れているが、も
し定常時に監視電流値以上の電流増加を検出した場合に
は中継器6側の異常による自動弁14の誤動作と判断
し、伝送制御回路10によって防災受信盤1に対しアド
レスを含む電流増加検出コマンドを送信する。
【0028】中継増幅盤7−1から後段に引き出された
電源線8a,8b及び伝送線9には、複数の中継器6が
接続されている。中継器6は伝送回路13を備え、伝送
回路13は伝送線9に接続されている。伝送回路13は
図1の防災受信盤1からの自己アドレスを指定した制御
コマンドを受信して自動弁14の制御駆動を行う。
【0029】また防災受信盤1からの制御コマンドに対
し正常に制御動作が行われると応答コマンドを送信す
る。伝送回路13には自動弁駆動リレーBと開閉切替制
御リレーCが設けられている。自動弁駆動リレーBはリ
レー接点b1,b2を有し、それぞれ中継増幅盤7−1
からの電源線8a,8bに接続している。ここで電源線
8aはプラス側、電源線8bはマイナス側となる。
【0030】開閉切替制御リレーCは切替リレー接点c
1,c2を備え、自動弁14に対しリレー接点b1,b
2を介して得られた電源に対する転極回路を構成してい
る。自動弁駆動リレーBはリレー非作動状態で図示のよ
うにリレー接点b1,b2を開いて自動弁14の駆動オ
フ状態としている。
【0031】このため伝送回路13により自動弁駆動リ
レーBを作動するとリレー接点b1,b2がオンし、自
動弁14に対する電源供給を行って駆動する。また開閉
切替制御リレーCは定常状態で非作動状態にあり、この
とき切替リレー接点c1,c2は図示の閉切替側に切り
替わっている。このため水噴霧制御のために自動弁14
を開きたい場合には、伝送回路13により開閉切替制御
リレーCを作動し、切替リレー接点c1,c2を図示の
反対側に切り替える。
【0032】このように中継器6は自動弁駆動リレーB
と開閉切替リレーCを備えていることから、防災受信盤
1から水噴霧制御を行う際には、まず弁切替制御コマン
ドを中継器6のアドレスを指定して送信し、開閉切替制
御リレーCを作動して切替リレー接点c1,c2を開制
御側に切り替えた後、自動弁オン制御コマンドを中継器
6のアドレスを指定して送信し、自動弁駆動リレーBの
作動でリレー接点b1,b2を閉じ、これによって自動
弁14に開制御方向の極性の電源供給を行って自動弁1
4を開駆動し、水噴霧ヘッド15より消火用水を放出さ
せる。
【0033】更に本発明にあっては、自動弁14の駆動
は中継器6の制御のみならず、中継増幅盤7−1におけ
る電源切替えを同時に必要とする。このため防災受信盤
1は、中継増幅盤7−1の後段から引き出された電源線
8a,8bに接続している中継器6のいずれかの自動弁
14を駆動したい場合には、中継器6の制御に先立っ
て、まず中継増幅盤7−1のアドレスを指定して鎖錠解
用電源切替制御コマンドを送信し、これを中継増幅盤7
−1の伝送制御回路10で受信して電源切替リレーAを
作動し、切替リレー接点a1を鎖錠解時の48ボルト側
に切り替え、電源線8a,8bに自動弁14の駆動に必
要な電源電圧48ボルトを供給する。
【0034】その後に、防災受信盤1は水噴霧制御を行
いたい中継器6のアドレスを指定して、弁開切替制御コ
マンドと自動弁オン制御コマンドを順次送信し、開閉切
替制御リレーCの作動で切替リレー接点c1,c2を開
制御側に切り替え、続いて自動弁駆動リレーBの作動で
リレー接点b1,b2をオンし、これによって自動弁1
4に電源電圧48ボルトを供給して開駆動し、水噴霧ヘ
ッド15より消火用水を放水させる。
【0035】ここで自動弁14としては例えば電動弁を
使用しており、開駆動を行うと一定時間後に全開にな
る。この自動弁14の全開を中継器6側で自動弁14か
ら水噴霧ヘッド15間の消火配管に設けた圧力スイッチ
の検出信号から認識し、伝送回路13により防災受信盤
1に対し自動弁14の開放を示す自動弁開応答コマンド
をステータスコマンドとして応答する。
【0036】水噴霧ヘッド15による水噴霧制御を停止
したい場合には、防災受信盤1から中継器6に弁閉切替
コマンドを送信して開閉切替制御リレーCを復旧するこ
とで、切替リレー接点c1,c2を図示の閉制御側に切
り替える。続いて自動弁オン制御コマンドを送信して自
動弁駆動リレーBを作動してリレー接点b1,b2をオ
ンし、自動弁14に閉制御方向の極性の電源電圧48ボ
ルトを送って自動弁14の閉駆動を行う。自動弁14が
全閉になると、消火配管に設けた圧力スイッチなどによ
る全閉検出に基づき中継器6の伝送回路13は、自動弁
閉応答コマンドをステータスコマンドとして防災受信盤
1に送信するようになる。
【0037】端末側からの応答コマンドは、中継増幅盤
7−1における伝送制御回路10による電源切替リレー
Aの作動による48ボルトへの電源切替え、また5ボル
トへの電源切替えの際にも行われ、48ボルトに切り替
えた際には鎖錠解用電源切替応答コマンドが送信され、
5ボルトに戻した場合には鎖錠用電源切替応答コマンド
が送信されることになる。
【0038】図3は図1の本発明によるトンネル防災設
備の伝送に使用されるコマンドをまとめている。
【0039】図3において、防災受信盤1から中継増幅
盤7−1〜7−n側に対しては、監視用の5ボルトの電
源供給に切り替えるための鎖錠用電源切替制御コマンド
と自動弁駆動のための48ボルトの電源供給に切り替え
るための鎖錠解用電源切替制御コマンドが送信される。
【0040】中継増幅盤7−1〜7−n側から防災受信
盤1に対しては、鎖錠解用電源切替応答コマンド、鎖錠
用電源切替応答コマンド、更に線路監視による電流増加
検出コマンドと断線検出コマンドが送信される。
【0041】防災受信盤1から中継器6に対しては、自
動弁駆動リレーBをオンする自動弁オン制御コマンド
と、自動弁駆動リレーBをオフする自動弁オフ制御コマ
ンドが送信される。また開閉切替制御リレーCを作動す
る弁開切替制御コマンドと、開閉切替制御リレーCを復
旧する弁閉切替制御コマンドが送信される。
【0042】中継器6から防災受信盤1に対しては、自
動弁駆動リレーBの作動を示す自動弁オン応答コマンド
と自動弁駆動リレーBの復旧を示す自動弁オフ応答コマ
ンドが送信される。また中継器6から防災受信盤1に対
しては、自動弁の開閉切替制御リレーCの開切替制御の
結果を通知する弁開応答コマンドと、閉切替制御の結果
を通知する弁閉応答コマンドが送信される。
【0043】更に、中継器6から防災受信盤に対して
は、自動弁が全開したことを通知する自動弁開応答コマ
ンドと、自動弁が全閉したことを通知する自動弁閉応答
コマンドが送信される。
【0044】尚、図1の防災受信盤1と火災検知器5と
の間では、防災受信盤1から火災検知器5に対し検知情
報収集コマンドが送信され、これに対し検知情報応答コ
マンドが返送されることになる。また必要に応じて防災
受信盤1から火災検知器5側に試験制御コマンドを発行
し、これに対し火災検知器5側より試験結果を示す試験
応答コマンドを返送する。
【0045】これ以外にも、防災受信盤1と端末側での
情報のやり取り、もしくは制御に必要な適宜のコマンド
が使用できる。
【0046】図4は図1の防災受信盤1の制御動作のフ
ローチャートである。図4において、電源立ち上げに伴
う初期設定で図2の実施形態のように中継増幅盤7−
1,7−2,・・・側は鎖錠状態、即ち電源切替リレー
Aの切替リレー接点a1を5ボルト側に切り替えてお
り、また中継器6は自動弁14の非作動状態としてい
る。
【0047】このような定常状態即ち水噴霧制御の鎖錠
状態で、ステップS1のように火災検知器5からの火災
信号に基づく火災判断及び手動による放水操作の有無の
判断を行っている。ステップS1で火災判断が行われる
か、もしくは手動による放水操作が行われると、ステッ
プS2の自動弁開制御を行う。この自動弁開制御は、放
水する区画の中継増幅盤に対する鎖錠解用電源切替制御
コマンドの送信、水噴霧制御の対象となる中継器6のア
ドレスを指定した弁開切替制御コマンドと自動弁オン制
御コマンドの送信を行い、放水する区画の水噴霧ヘッド
からの放水で消火を行う。
【0048】ステップS2の自動弁開制御による水噴霧
制御を開始すると、ステップS3で火災鎮火の有無をチ
ェックしており、現場確認などによる火災鎮火判断が行
われると、ステップS4に進み、自動弁閉制御を行う。
この自動弁閉制御は、ステップS2の自動弁開制御の対
象となった中継増幅盤に対する鎖錠用電源切替制御コマ
ンドの送信による5ボルト電源への切り替え、及び水噴
霧制御を行っている中継器に対する弁閉切替制御コマン
ドと自動弁オフ制御コマンドの送信を行うことになる。
【0049】一方、ステップS1で火災判断や手動起動
操作がない場合には、ステップS5に進み、端末異常の
有無をチェックしている。ステップS5で端末異常が判
別されると、ステップS6の異常対応処理を行う。この
ようなステップS1〜S6の処理を繰り返す。
【0050】図5は図4のステップS2における自動弁
開制御の詳細を示したフローチャートであり、図2の中
継増幅盤7−1の区画で火災が発生した場合を例にとっ
て説明する。
【0051】まずステップS1で制御対象とする自動弁
の中継器6を接続している電源線に電源を供給している
中継増幅盤7−1による監視電流をチェックする。もし
中継増幅盤7−1に設けている電流監視回路11から電
流増加検出コマンドを受信していれば、ステップS2で
監視電流増加と判断し、この場合には端末異常を警報表
示して処理を終了する。
【0052】ステップS2で中継増幅盤7−1の監視電
流の増加がなければ、ステップS3で中継増幅盤7−1
に鎖錠解用電源切替制御コマンドを含む電源切替制御電
文を送信し、中継増幅盤7−1のリレーAを動作させて
後段の電源線8a,8bに対する電源供給を、それまで
の5ボルトから48ボルトに切り替える。
【0053】続いてステップS4で中継増幅盤7−1か
らの鎖錠解用電源切替応答コマンドによる電源切替応答
の有無をチェックし、もしステップS5で一定時間経過
しても電源切替応答がなければ異常終了とする。ステッ
プS4で一定時間内に電源切替応答があれば、中継増幅
盤7−1において5ボルトから48ボルトへの電源切替
えが正常に行われたものと判断し、ステップS6で水噴
霧制御の対象とする自動弁14の中継器6に対し弁開切
替制御コマンドによる弁切替制御の電文を送信する。
【0054】この弁開制御切替えの電文送信に対し、中
継器6はリレーCの作動でリレー接点c1,c2が開制
御側へ切り替ることにより、ステップS7で中継器6よ
り弁開切替応答コマンドによる弁開制御切替応答が、ス
テップS8の一定時間のタイムオーバ前にあれば、正常
に中継器6側で弁開切替制御が行われたものと判断し、
ステップS9で水噴霧制御対象とする自動弁の中継器6
に対し自動弁オン制御コマンドによる自動弁オン制御の
電文を送信する。
【0055】この自動弁オン制御の電文に対し、中継器
6がリレーBを作動することによるリレー接点b1,b
2のオンで中継器6側より自動弁オン応答コマンドによ
る開制御応答が、ステップS10でステップS11の一
定時間タイムオーバ前に判別されると、正常に自動弁の
開制御が行われたものと判断し、一連の自動弁開制御処
理が正常終了したものとして、図4のメインルーチンに
リターンする。
【0056】尚、このステップS10の開制御応答を受
信した後に、自動弁の中継器6に自動弁オフ制御コマン
ドによる自動弁オフ制御を行ってもよい。
【0057】図6は、図4のステップS4の水噴霧制御
を停止するための自動弁閉制御の詳細を示したフローチ
ャートであり、図2の中継増幅盤7−1の区画で火災が
発生した場合を例にとって説明する。
【0058】この自動弁閉制御は、まずステップS1で
制御対象とする自動弁の中継器6に対し、弁閉切替制御
コマンドによる閉制御切替えの電文を送信する。この閉
制御切替えの電文送信に対し、中継器6はリレーCを復
旧し、リレー接点c1,c2を閉制御側に復旧すること
により、中継器6よりステップS2で弁閉切替制御コマ
ンドによる閉制御切替応答がステップS3のタイムオー
バ前にあると、正常に弁閉制御切替えが行われたものと
判断し、次にステップS4で自動弁の中継器6に対し自
動弁オン制御コマンドにより自動弁オン制御の電文を送
信する。
【0059】この自動弁オン制御の電文送信に対し、中
継器6はリレーBを動作し、リレー接点b1,b2を閉
制御し、中継器6よりステップS5で弁閉切替応答コマ
ンドによる閉制御応答がステップS6のタイムオーバ前
にあれば、自動弁の閉制御が正常に行われているものと
判断し、自動弁14が完全に閉じるまでの時間に余裕分
をつけたした例えば40秒のカウントの後(ステップS
7)、ステップS10で自動弁の中継器6に対し自動弁
オフ制御コマンドにより自動弁オフ制御の電文を送信す
る。
【0060】この自動弁オフ制御の電文送信に対し、中
継器6の自動弁駆動リレーBが作動し、ステップS10
で中継器6より自動弁オフ応答コマンドによる自動弁オ
フ制御応答をステップS12のタイムオーバ前に受信す
れば、水噴霧制御を停止した自動弁の中継器6は非作動
状態に復旧したものと判断し、ステップS7で中継増幅
盤7−1に施錠用電源切替制御コマンドによる電源切替
制御電文を送信して、電源線に対する供給電圧をそれま
での48ボルトから5ボルトに切り替える。
【0061】この電源切替制御電文の送信に対し、ステ
ップS12で中継増幅盤7−1より施錠用電源切替制御
コマンドによる電源切替応答がS13のタイムオーバ前
にあれば、正常に中継増幅盤で5ボルトへの電源切替え
が行われたものと判断し、一連の自動弁閉制御を正常終
了して図4のメインルーチンにリターンする。
【0062】尚、ステップS7のカウント処理に代え
て、消火配管に設けた圧力スイッチの検出信号を受信し
て、自動弁が全閉したことを確認した上でステップS8
以降の処理を行ってもよい。
【0063】図7は、図4のステップS7の端末異常に
対する異常対応処理の詳細を示したフローチャートであ
り、図2の中継増幅盤7−1側で端末異常が発生した場
合を例にとって説明する。
【0064】図7の端末異常対応処理にあっては、ステ
ップS1で中継増幅盤7−1〜7−nによる後段の電源
線に接続した中継器の自動弁の監視電流増加信号、即ち
中継増幅盤からの電流増加検出コマンドの受信の有無を
チェックしている。中継増幅盤より電源線の電流増加検
出信号を受信すると、ステップS2に進み、電流増加検
出を行った中継増幅盤7−1の後段の電源線8a,8b
に接続している全ての中継器6を対象に自動弁オフ制御
の電文を送信する。
【0065】この電源線8a,8bの監視電流が増加す
る要因としては、車の衝突など何らかの影響で中継器6
の内部回路の自動弁駆動用リレー接点b1,b2が閉じ
て自動弁14が電源線8a,8bに接続されるためで、
自動弁14の内部インピーダンスにより監視電流が増加
する。
【0066】この自動弁オフ制御の電文送信に対し、ス
テップS3で中継増幅盤7−1の後段の電源線8a,8
bに接続している中継器6から自動弁オフ応答コマンド
による自動弁オフ制御応答の受信をチェックしており、
全ての中継器6からの自動弁オフ制御応答が受信できな
かった場合には、ステップS4でエラー表示を行う。
【0067】ステップS3で全ての中継器6からの自動
弁オフ制御応答が得られれば、ステップS4のエラー表
示をスキップしてステップS5に進む。ステップS5で
は、ステップS2の中継増幅盤7−1の後段の電源線に
接続した全中継器6に対する自動弁オフ制御で復旧を行
った後に再度、自動弁の電源線電流増加検出信号が受信
するか否かチェックしており、正常に復旧できれば図4
のメインルーチンにリターンする。
【0068】もし自動弁オフ制御を行ってもいずれかの
中継器6で非作動の初期状態に復旧できなかった場合に
は、ステップS5で再度、電流増加検出信号が受信さ
れ、この場合にはステップS6で電流増加検出信号の受
信が一定時間続いた時に、ステップS7に進み、自動弁
オフ制御により電流増加が解消されない異常は電源線の
短絡もしくは中継器6の故障と判断し、中継増幅盤7−
1からの電源線8a,8bの異常表示を行う。
【0069】このように電源線8a,8bの電流を監視
し、電流増加を検出したときには、中継増幅盤7より後
段の全中継器6に対して閉制御を行ってリレー接点b
1,b2を復旧させることで、実際に他の中継器を駆動
させるために48Vに切り替えて供給したときに、駆動
する自動弁以外の自動弁14も開制御されて誤放水され
ることを防いでいる。
【0070】ステップS1で電流増加検出信号の受信が
ない場合は、ステップS8で断線検出信号の受信の有無
をチェックする。中継増幅盤からの断線検出コマンドを
受信している場合には、ステップS9に進み、断線警報
表示を断線箇所の表示と共に行う。
【0071】図8は、本発明の中継増幅盤における断線
監視処理のフローチャートであり、図2の中継増幅盤7
−1を例にとって説明すると次のようになるまずステッ
プS1で前段の中継増幅盤、この場合には防災受信盤1
との間の電源線8a,8bの断線を監視する。続いてス
テップS2で断線検出の有無をチェックし、線路監視電
圧5Vが正常に得られていれば処理を終了し、線路監視
電圧5Vが得られていない場合には、断線検出とする。
【0072】ステップS2で断線を検出するとステップ
S3で断線検出リレーDをオンし、その切替リレー接点
12a,12bの切替えで、前段の電源線8a,8bに
電源を補償供給する。
【0073】例えば図1のP点で断線した場合には、P
点と前段の防災受信盤1との間に接続した中継器6及び
自動弁14には防災受信盤1から電源が供給され、P点
と後段の中継増幅盤7−1との間に接続した中継器6及
び自動弁14には中継増幅盤7−1から電源が供給さ
れ、断線が起きても電源が断たれることはない。
【0074】次にステップS4で断線検出コマンドを使
用した断線検出電文の送信により、断線検出信号を防災
受信盤1に送って断線障害を警報表示させる。
【0075】図9は本発明の中継増幅盤のフローチャー
トであり、図2の中継増幅盤7−1を例にとって説明す
ると次のようになる。尚、図9のフローチャートは、本
願発明の特徴である図8の断線監視の処理以外を説明す
るものであり、実際の中継増幅盤のフローチャートは、
図9と図8が合わさったものとして良い。例えば図9の
ステップS8の次に図8のステップS1〜S4の処理を
行えば良い。まず定常時にあっては、中継増幅盤7−1
は、図示のように電源切替リレーAの切替リレー接点a
1を5ボルト側に閉じている。
【0076】この状態でステップS1で防災受信盤1よ
り鎖錠解用電源切替制御コマンドによる切替制御電文を
受信すると、ステップS2で電源切替リレーAをオン
し、切替リレー接点a1を48ボルト側に切り替えて電
源48ボルトを後段の電源線8a,8bに供給する。そ
してステップS7で鎖錠解用電源切替応答コマンドによ
る電源切替応答の電文を防災受信盤1に送信する。
【0077】またステップS4で防災受信盤1より鎖錠
用電源切替制御コマンドによる切替制御電文を受信する
と、ステップS5で電源切替リレーAをオフして復旧
し、切替リレー接点a1を図示のように切り替え、電源
5ボルトを後段の電源線8a,8bに供給し、ステップ
S6で鎖錠用電源切替応答コマンドによる電源切替応答
の電文を防災受信盤1に送信する。
【0078】更にステップS7で後段の電源線8a,8
bに対する5ボルトの電源供給状態で電源電流の増加を
検出すると、ステップS8で電流増加検出コマンドによ
り電流増加検出信号の電文を防災受信盤1に送信する。
【0079】図10は本発明の中継器6の制御処理のフ
ローチャートであり、図2の中継増幅盤7−1の後段の
電源線8a,8bに接続した中継器6を例にとると次の
ようになる。
【0080】まずステップS1で防災受信盤1からの弁
開切替制御コマンドによる開切替制御電文を受信する
と、ステップS2で開閉切替リレーCをオン(作動)
し、切替リレー接点c1,c2を開制御側に切り替え
る。そしてステップS3で弁開切替応答コマンドによる
開制御切替えの応答電文を防災受信盤1に送信する。
【0081】またステップS4で防災受信盤から弁閉切
替制御コマンドによる閉切替制御電文を受信すると、ス
テップS5で開閉切替リレーCをオフして復旧し、切替
リレー接点c1,c2を閉制御側に切り替え、ステップ
S6で弁閉切替応答コマンドによる閉制御切替えの応答
電文を防災受信盤1に送信する。
【0082】またステップS7で防災受信盤から自動弁
オン制御コマンドによる自動弁オン制電文を受信する
と、ステップS8で自動弁駆動リレーBをオンして作動
し、リレー接点b1,b2を閉じることで自動弁14を
駆動する。
【0083】このとき切替リレー接点c1,c2の開位
置であれば開制御、閉位置であれば閉制御となる自動弁
14の駆動が行われる。そしてステップS9で自動弁1
4の全開自動弁オン応答コマンドによるオン制御の応答
電文を防災受信盤1に送信する。
【0084】更にステップS10で、防災受信盤1から
自動弁オフ制御コマンドによる自動弁オフ制御電文を受
信すると、ステップS11で自動弁駆動リレーBをオフ
してリレー接点b1,b2を開くことで、自動弁14に
対する電源供給を停止する。そしてステップS12で、
自動弁オフ応答コマンドによるオフ制御の応答電文を防
災受信盤1に送信する。
【0085】更にステップS13で、消火配管に設けた
自動弁の開閉状態を検出する圧力スイッチの検出状態に
変更があるか確認し、変更があった場合には、ステップ
S14で圧力スイッチの状態を防災受信盤1に送信す
る。つまり、自動弁の開制御により圧力検出信号が得ら
れたときには、自動弁開応答コマンドを防災受信盤1に
送信し、自動弁の開制御により、圧力検出信号が復旧し
たときには、自動弁閉応答コマンドを防災受信盤1へ送
信する。そして、このようなステップS1〜12の処理
を繰り返すことになる。
【0086】尚、上記の実施形態にあっては、図2の中
継器6による自動弁14の駆動開始を防災受信盤1から
の自動弁オン制御コマンドによる自動弁駆動リレーBの
作動で行い、自動弁14の停止を防災受信盤1からの自
動弁オフ制御コマンドによる自動弁駆動リレーBの復旧
で行っているが、自動弁14の駆動停止については、自
動弁オン制御コマンドの受信で自動弁駆動リレーBをオ
ンした後に、伝送回路13に内蔵しているタイマで弁開
制御または弁閉制御に必要な一定時間後に自動弁駆動リ
レーBをオフして復旧するようにしてもよい。
【0087】また上記の実施形態にあっては、自動弁オ
ン制御コマンド、自動弁オフ制御コマンド、弁開切替制
御コマンド、弁閉切替制御コマンドのそれぞれに対し、
応答コマンドを中継器6から防災受信盤1に送るように
しているが、これらのステータスの応答コマンドについ
ても必要に応じて省略することができる。
【0088】更に上記の実施形態にあっては、中継器6
に対し自動弁14の開閉切替制御のコマンドと自動弁駆
動制御のコマンドを別々に送っているが、これらを1つ
にして自動弁開制御駆動コマンド及び自動弁閉制御駆動
コマンドとして防災受信盤1から送信するようにしても
よい。
【0089】また本発明は上記の実施形態に限定され
ず、その目的と利点を損なわない適宜の変形を含む。更
に本発明は上記の実施形態に示した数値による限定は受
けない。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、中
継増幅盤の各々に、前段の電源線の断線を監視し、電源
線の断線を検出した際に前段の電源線に電源電圧を補償
供給する断線監視回路を設けたため、電源線が断線した
場合には、断線箇所に対し後段に位置する中継増幅盤が
電源を供給し、その間に接続している中継器および自動
弁に駆動用電源を確実に供給し、電源線の断線にも関わ
らず、防災受信盤から水噴霧制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステム構成の説明図
【図2】図1の中継増幅盤と中継器の実施形態を示した
回路ブロック図
【図3】図1のシステムで使用するコマンドの説明図
【図4】本発明における防災受信盤の処理動作のフロー
チャート
【図5】図4の自動弁開制御のフローチャート
【図6】図4の自動弁閉制御のフローチャート
【図7】図4の端末異常対応処理のフローチャート
【図8】本発明の中継増幅盤における断線監視処理のフ
ローチャート
【図9】本発明における中継増幅盤の処理動作のフロー
チャート
【図10】本発明における中継器の処理動作のフロート
ャート
【符号の説明】
1:防災受信盤 2:上り線 3:下り線 3:検知器ライン 4:中継器ライン 5:火災検知器 6:中継器 7−1〜7−n:中継増幅盤 8:ポンプ制御盤 9:伝送線 8a,8b:電源線 10:伝送制御回路 11:電流検出回路 12:断線検出回路 13:伝送回路 14:自動弁 15:水噴霧用ヘッド A:電源切替リレー 1a:切替リレー接点 B:自動弁駆動リレー b1,b2:リレー接点 C:開閉切替制御リレー c1,c2:切替リレー接点 D:断線検出リレー d1,d2:切替リレー接点

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】防災受信盤からトンネル内に引き出された
    伝送線に複数の火災検知器を接続すると共に、防災受信
    盤からトンネル内に引き出された伝送線及び電源線に複
    数設けられた水噴霧用ヘッドの各々に対し水噴霧制御を
    行う自動弁を中継器を介して接続し、更に、前記伝送線
    及び電源線に所定間隔で中継増幅盤を複数接続して各中
    継増幅盤から後段の電源線の各々に電源電圧を供給し、
    前記防災受信盤で火災検知器からの火災信号を受信した
    際に、火災発生場所の中継器アドレスを指定した自動弁
    の制御信号を送信し、前記中継器で前記防災受信盤から
    の自己アドレスに一致するアドレスの制御信号を受信し
    た際に自己の自動弁を開駆動して水噴霧用ヘッドから消
    火用水を放水させるトンネル防災設備に於いて、 前記中継増幅盤の各々は、前段の電源線の断線を監視
    し、断線を検出した際に前段の電源線に電源電圧を補償
    供給する断線監視回路を設けたことを特徴とするトンネ
    ル防災設備。
  2. 【請求項2】請求項1記載のトンネル防災設備に於い
    て、前記断線監視回路は、中継増幅盤内で電源線に断線
    検出リレーの切替リレー接点を接続して前段の電源線を
    後段の電源線から切離して断線検出側に接続し、断線検
    出時に前記切替リレー接点を後段の電源線に切替えて後
    段の電源線に供給している電源電圧を前段の電源線に補
    償供給することを特徴とするトンネル防災設備。
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KR102313595B1 (ko) * 2020-07-09 2021-10-18 열두방재(주) 감지회선이 단선되어도 작동되는 자동 화재탐지시스템

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