JP3725719B2 - 防災監視制御盤 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、回線受信信号から火災等の異常を判断した際に、連動データに対応し、1又は複数の外部装置に対し1又は複数の移報出力を行う連動動作機能を備えた防災監視制御盤に関し、特に、施工時や試験時にスイッチ操作により連動動作による移報信号の出力を一括して停止できる機能を備えた防災監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば複合盤として知られた防災監視制御盤にあっては、火報用の受信制御機能と防排煙用の受信制御機能を個別に設けている。即ち、火報用については、火報用の受信回路を設け、受信回路から引き出された火報用感知器回線に火報用の感知器を接続している。また火報用の制御回路を設け、制御回路から引き出された制御回線に地区ベル等の地区音響装置を接続している。
【0003】
防災監視制御盤は、火報用感知器回線に接続された感知器の発報による受信信号で火災を判断すると、盤自体で火災に対応する警報表示を行うと同時に、予め設定した連動データに対応した火報用制御回線に制御信号を送出して地区ベルを鳴動させる。
【0004】
また防排煙用については、防排煙用の受信回路を設け、この受信回路から引き出された防排煙用感知器回線に防排煙用の感知器を接続している。また防排煙用の制御回路を設け、この制御回路から引き出された制御回線に防火戸レリーズ等の防排煙機器を接続している。
【0005】
防災監視制御盤は、防排煙用感知器回線に接続された感知器の発報による受信信号で火災を判断すると、盤自体で火災に対応する警報表示を行うと同時に、予め設定した連動データに対応した防排煙用制御回線に制御信号を送出して防火戸レリーズを作動し、防火戸の開放保持を解除して閉鎖させると共に、盤自体で駆動中及び作動確認の表示を行う。
【0006】
更に、防災監視制御盤には移報出力部が設けられ、火災代表信号、火災確認信号、発信機代表信号、防排煙代表信号等を予め設定した連動データに対応して外部の複数の装置、例えば地区表示盤、消火栓、非常放送設備などに移報出力して防災監視に必要な表示や制御させている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、防災監視制御盤の施工時や運用中の試験時等にあっては、回線発報を判断した際に連動動作により出力される移報出力を停止して不必要な連動動作を禁止するため、一括移報停止スイッチを設けている。この一括移報停止スイッチを操作することで、移報出力部からの移報信号の出力がほぼ全て停止し、試験による回線発報等に対し外部装置の連動動作を確実に防止できる。
【0008】
また通常の運用時にあっても、非火災報による回線発報が判明した場合にも、移報出力を禁止するため、一括移報停止スイッチを操作する場合もある。
【0009】
一方、近年にあっては、防災監視制御盤に内蔵された受信制御部や移報出力部等のユニットを回路基板に分け、各回路基板毎に1チップCPUを実装して回路を集約化すると共に、各CPU間で各種信号を通信するようにしている。この場、一括移報停止スイッチの操作を受信制御部ユニット側のCPUが検出すると、一括移報停止信号を移報出力部ユニット側のCPUに送信して移報出力停止リレーを駆動させるようにしている。
【0010】
しかし、万一、CPUにおいてプログラム暴走が発生したり、CPU間での伝送に障害が発生した場合に、一括移報停止スイッチを操作しているにもかかわらず移報信号が出力されて外部装置が動作してしまい、不測の事態を招く恐れがある。
【0011】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、一括移報停止操作の信頼性を向上するようにした防災監視制御盤を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため本発明は次のように構成する。まず本発明は、火災等の異常検出信号を回線単位に受信する受信部と、受信部の受信出力から異常を判断して警報及び連動データに対応する連動指示を行う受信制御部と、防災監視に必要な各種の操作スイッチを設けた操作部と、防災監視に必要な各種の警報表示を行う警報部と、受信制御部からの連動指示に基づいて外部に移報信号を出力する移報出力部とを備えた防災監視制御盤を対象とする。
【0013】
このような防災監視制御盤として本発明は、移報出力部による移報信号の出力を一括して停止する一括移報停止スイッチと、一括移報停止スイッチの操作時に移報出力部のほぼ全ての移報信号の出力をハードウェア系統の動作により停止する第1移報停止部と、一括移報停止スイッチの操作時に、移報出力部のほぼ全ての移報信号の出力をCPUに設けたソフトウェア系統の動作により停止する第2移報停止部とを備え、第1移報停止部と第2移報停止部を並列に設けたことを特徴とする。
【0014】
このように一括移報停止スイッチの操作に対しハードウェア系統による第1移報停止部とソフトウェア系統による第2移報停止部による2重化された一括移報停止動作が並列的に行われ、第1移報停止部と第2移報停止部のいずれか一方に障害があっても、正常な系統によって確実に移報出力を一括停止することができ、信頼性が大幅に向上する。
【0015】
ここで、第1移報停止部は、一括移報停止スイッチの操作を信号線を介して直接入力することで移報出力部のほぼ全ての移報信号の出力を停止し、また、第2移報停止部は、受信制御部の機能を備えたメインCPUで一括移報停止スイッチの操作を認識して、移報出力部に設けたローカルCPUに一括移報停止制御信号を通信し、ローカルCPUの出力で移報出力部のほぼ全ての移報信号の出力を停止する。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明による防災監視制御盤のブロック図である。図1において、防災監視制御盤1にはメインCPU2が設けられる。メインCPU2に対しては受信回路及び制御回路をユニット化した回線ユニット3a,3bが設けられる。回線ユニット3aからは火報用の感知器回線4aが引き出され、火災感知器6aを接続している。また回線ユニット3aからは制御回線5aが引き出され、地区ベル等の地区音響装置7を接続している。
【0017】
回線ユニット3bからは防排煙用の感知器回線4bが引き出され、火災感知器6bを接続している。また回線ユニット3bからは制御回線5bが引き出され、防排煙機器8を接続している。回線ユニット3a,3bは複数設けられ、外部に引き出し可能な回線数は例えば最大で500回線となる。この最大で500の感知器回線に対応して制御回線も最大500回線を引き出すことができる。
【0018】
メインCPU2に対しては、更に、操作部10、表示部11、音声合成スピーカを用いた主音響装置12、地区表示部14a,14b、移報出力部15が設けられる。操作部10には防災監視制御盤1の防災監視に必要な各種の操作スイッチが設けられているが、本発明が対象とする移報信号の出力停止のために使用される一括移報停止スイッチ24を示している。
【0019】
表示部11は、表示窓や液晶ディスプレイ等が使用され、防災監視に必要な各種の表示が行われる。主音響装置12はメインCPUにおける火災判断等の際に、警報音による警報や音声メッセージによる警報を行う。地区表示部置14a,14bは、回線ユニット3a,3bに対応しており、表示窓による地区表示あるいは7セグメント表示器を使用した回線番号による地区表示を行う。
【0020】
移報出力部15は、メインCPU2から連動データに対応した移報出力指示を受けて、地区表示盤、消火栓、非常放送設備等の複数の外部装置に対し移報信号の出力を行う。この実施形態において、メインCPU2より移報出力部15に指示される内容は
▲1▼火災代表移報出力
▲2▼火災確認移報出力
▲3▼発信機代表移報出力
▲4▼防排煙代表移報出力
等がある。
【0021】
またメインCPU2に対しては、ワークメモリとして動作するSRAM16がCPUバス17により接続される。更にCPUバス17に設けたコネクタ18に対し、ROMパック19に内蔵したフラッシュメモリ20を不揮発メモリとして接続できる。
【0022】
フラッシュメモリ20には防災監視制御盤1の監視制御に必要な回線数、回線種別等の基本データと、感知器回線に対し、地区音響装置7や防排煙機器8を連動制御したり、外部装置に移報出力するための連動データが予め登録されており、電源投入時にフラッシュメモリ20からSRAM16に展開され、メインCPU2の監視制御で使用される。
【0023】
ここで、防災監視制御盤1に設けている回線ユニット3a,3b、地区表示部14a,14b、更に移報出力部15には、1チップ構成のCPUがそれぞれ設けられており、メインCPU2との間でシリアル通信によりデータのやり取りを行っている。
【0024】
メインCPU2は、プログラム制御により受信制御部2aとしての機能を実現する。受信制御部2aは、回線ユニット3a,3bのローカルCPUからシリアル通信により送られてくる回線発報データを監視し、火災等の異常を判断した場合に表示部11に発報回線を表示し、また主音響装置12により代表火災警報を出し、更に地区表示部14a,14bに対し発報回線の地区表示を行わせる。
【0025】
また受信制御部2aは、感知器回線の発報を判断した場合には、フラッシュメモリ20から展開された連動データに基づき、その発報回線を連動元とし、これに対応する連動先となる移報出力先を判断し、移報出力部15に対して連動指示を行う。
【0026】
このような防災監視制御盤1につき、本発明にあっては、操作部10に設けた一括移報停止スイッチ24を操作した際に、信号線23で示すハードウェア系統とメインCPU2及び移報出力部15に内蔵しているローカルCPUを経由したソフトウェア系統の2系統で連動動作に伴う移報出力の停止を行わせる二重化回路を備えている。
【0027】
図2は、図1の防災監視制御盤1のメインCPU2と操作部10と移報出力部15を取り出して一括移報停止のための回路構成を示している。
【0028】
図2において、図1の移報出力部15は移報出力部回路基板15aに実装され、また図1のメインCPU2及び操作部10は操作部回路基板10aに実装されている。移報出力部回路基板15aにはローカルCPU22が設けられ、メインCPU2との間でシリアル通信による情報のやり取りを行っている。
【0029】
操作部回路基板10aには一括移報停止スイッチ24が設けられ、一括移報停止スイッチ24は抵抗R9を介して電源電圧Vc1にプルアップされている。一括移報停止スイッチ24の出力ラインは、メインCPU2に入力接続されると同時に、信号線23によって移報出力部回路基板15aの第1移報停止回路26に入力接続している。
【0030】
移報出力部回路基板15aには移報出力回路25が設けられる。移報出力回路25は、抵抗R1,R2でベースバイアスされたトランジスタ29のコレクタに移報出力リレー28を接続している。移報出力リレー28にはダイオードD1が逆方向に接続される。移報出力回路25のトランジスタ29のベースに対してはローカルCPU22からの移報制御信号E0が入力される。移報制御信号E0によりトランジスタ29がオンすると移報出力リレー28が作動し、下側に示すリレー接点28aが閉じ、移報信号が出力される。
【0031】
一括移報停止スイッチ24のオン操作で出力されたスイッチ信号E12はメインCPU2で検出され、シリアル通信により一括移報停止制御信号E2としてローカルCPU22に伝送される。ローカルCPU22はこの一括移報停止制御信号E2を受信すると、第2移報停止回路27に移報停止制御信号E3を出力する。
【0032】
第2移報停止回路27は、抵抗R7,R8でベースバイアスされたトランジスタ31のコレクタに移報停止リレー30を接続している。移報停止リレー30と並列には、逆向きにダイオードD3が接続される。この移報停止リレー30に対しては、ダイオードD2を使用したオア回路により第1移報停止回路26が接続されている。第1移報停止回路26はインバータ32とトランジスタ35を備える。
【0033】
即ち、スイッチ信号E11を抵抗R3,R4により電源電圧Vc1にプルアップしたインバータ32に入力し、インバータ32の出力を抵抗R5,R6でベースバイアスされたトランジスタ35のベースに供給している。
【0034】
一括移報停止スイッチ24がオフのとき、インバータ32の入力はHレベルにプルアップされており、このためインバータ32の出力はLレベルとなり、トランジスタ35はオフしている。一括移報停止スイッチ24がオンするとインバータ32の出力はHレベルに反転し、トランジスタ35がオンし、ダイオードD2を用いたオア回路を介して第2移報停止回路27の移報停止リレー30を作動する。
【0035】
一方、一括移報停止スイッチ24からメインCPU2、ローカルCPU22を経由した第2移報停止回路27側にあっては、一括移報停止スイッチ24がオフのときメインCPU2からの一括移報停止制御信号E2は得られないことから、ローカルCPU22はLレベルとなる移報停止制御信号E3を第2移報停止回路27のトランジスタ31に供給している。
【0036】
一括移報停止スイッチ24をオンすると、メインCPU2でスイッチ信号E12が検出され、一括移報停止制御信号E2がシリアル通信によりローカルCPU22に送られ、ローカルCPU22は、この一括移報停止制御信号E2を受信することで、移報停止制御信号E3をHレベルとする。このため、第2移報停止回路27のトランジスタ31がオンし、移報停止リレー30を作動することになる。
【0037】
移報停止リレー30は、移報出力部回路基板15aの下側に示す切替リレー接点30aを有する。切替リレー接点30aは切替端子a,bを移報端子33a,33bに接続し、切替接点を移報端子33cに接続している。
【0038】
この実施形態において移報出力リレー28の移報リレー接点出力は、通常時にリレー接点28aが開いたノーマルオープンタイプであることから、移報停止リレー30の切替リレー接点30aの内の切替端子a側を移報出力リレー28のリレー接点28aに直列接続している。
【0039】
即ち、移報出力の信号線の1つを切替リレー接点30aの移報端子33cに接続し、切替接点aの移報出力端子33aをリレー接点28aの移報端子34bに接続し、他方の移報端子34aを移報出力信号線の他方に接続している。これによって、移報出力リレー28のリレー接点28aに対し直列に移報停止リレー30の切替リレー接点30aが接続されたこととなる。
【0040】
次に図2の実施形態の動作を説明する。定常監視状態では移報出力回路25に対する移報制御信号E0は得られないため、トランジスタ29はオフで移報出力リレー28は非作動となっている。このため、リレー接点28aは図示のように開いており、移報出力は行われない。
【0041】
また一括移報停止スイッチ24も図示のようにオフしており、信号線23によるハードウェア系統となる第1移報停止回路26のトランジスタ35もオフ、またメインCPU2、ローカルCPU22を経由したソフトウェア側となる第2移報停止回路27のトランジスタ31もオフとなり、移報停止リレー30は非作動にあって、切替リレー接点30aを図示のように切替位置a側に閉じている。
【0042】
次に火災感知器等により回線発報が判断され、連動データに基づいてメインCPU2から出力される指示データを受信することで、ローカルCPU22が出力する移報制御信号E0が得られると、トランジスタ29のオンにより移報出力リレー28が作動し、リレー接点28aが閉じる。
【0043】
このとき移報停止リレー30は非作動状態となって切替リレー接点30aを切替位置a側に閉じているため、移報端子34aと33cの間にリレー接点28aが閉じることによる直列回路が形成され、これによって移報出力が外部に対し行われる。
【0044】
一方、試験等にあっては、試験発報による連動動作で移報出力が行われないようにしたいことがあるため、一括移報停止スイッチ24をオン操作しておく。一括移報停止スイッチ24をオンすると信号線23のスイッチ信号E11がLレベルとなり、第1移報停止回路26のインバータ32の出力がそれまでのLレベルからHレベルに反転し、トランジスタ35がオンし、ダイオードD2を介して移報停止リレー30が作動する。
【0045】
一方、一括移報停止スイッチ24のオンに伴い、スイッチ信号E12がメインCPU2にも供給され、メインCPU2は一括移報停止スイッチ24のオン操作を認識すると、シリアル通信により一括移報停止制御信号E2をローカルCPU22に通知する。メインCPU2からの一括移報停止制御信号E2の通知を受けたローカルCPU22は、移報停止制御信号E3をHレベルとする。このため、第2移報停止回路27のトランジスタ31がオンし、移報停止リレー30が作動する。
【0046】
この結果、一括移報停止スイッチ24をオン操作すれば、ハードウェア系統及びソフトウェア系統の両方が正常な場合にはトランジスタ31,35のオンによる駆動で移報停止リレー30が作動される。移報停止リレー30が作動されると、その切替リレー接点30aが切替位置b側に切り替わり、移報端子33cと34aの間の基板内の直列接続ラインを開く。このため、移報制御信号E0により移報出力回路25の移報出力リレー28が作動してリレー接点28aが閉じても、移報出力は行われない。
【0047】
また移報出力リレー28が作動してリレー接点28aが閉じて移報出力中であっても、切替リレー接点30aが切替出力側に切り替わることで、移報出力は停止される。
【0048】
従って、一括移報停止スイッチ24をオン操作した場合、メインCPU2やローカルCPU22等においてプログラム暴走や伝送エラー等の障害が発生してソフトウェア系統が正常に動作しなかった場合でも、信号線23によるスイッチ信号E11の供給で第1移報停止回路26のトランジスタ35がオンして移報停止リレー30を作動し、ハードウェア系統で確実に移報出力を停止することができる。
【0049】
また、一括移報停止スイッチ24をオン操作したときに、例えば第1移報停止回路26及び信号線23側のハードウェア系統に回路故障や障害があった場合にも、メインCPU2、ローカルCPU22を含む第2移報停止回路27側のソフトウェア系統が有効に動作して、トランジスタ31のオンにより移報停止リレー30を作動して一括移報停止を行うことができる。
【0050】
尚、図2は移報制御信号E0に対応して1つの移報出力回路25のみを示しているが、実際には火災代表移報信号、火災確認移報信号、発信器代表移報信号、防排煙代表移報信号等の複数の移報信号に対応して移報出力回路25が複数設けられている。
【0051】
また第2移報停止回路27も移報出力回路25の数にほぼ対応して複数設けられ、この複数の第2移報停止回路27に対し共通にハードウェア系統としての第1移報停止回路26がダイオードD2のようなダイオードオアを以て接続されている。
【0052】
更に、移報主力する外部装置によっては、一括移報停止スイッチの操作により移報停止されなくても良いものがあるが、このような場合には、移報出力リレー28のリレー接点28aに対し、移報停止リレレー30の切替接点30aを接続せず、直接、移報端子34a,34bに移報出力の信号線を接続すれば良い。
【0053】
【発明の効果】
以上説明してきたように本発明によれば、一括移報停止スイッチの操作に対しハードウェア系統による第1移報停止部とCPUのソフトウェア系統による第2移報停止部との2系統による移報停止動作が並列的に行われ、移報停止動作の二重化によって、ハードウェア系統とソフトウェア系統のいずれかに障害があっても、正常な回路系によって確実に一括移報停止を行うことができ、一括移報停止スイッチの操作に伴う移報停止の信頼性を大幅に向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による防災監視制御盤のブロック図
【図2】本発明の二重化された一括移報停止の実施形態の回路ブロック図
【符号の説明】
1:防災監視制御盤
2:メインCPU
2a:受信制御部
3a,3b:回線ユニット
4a,4b:感知器回線
5a,5b:制御回線
6a,6b:火災感知器
7:地区音響装置
8:防排煙機器
10:操作部
10a:操作部回路基板
11:表示部
12:主音響装置
14a,14b:地区表示部
15:移報出力部
15a:移報出力部回路基板
16:SRAM
17:CPUバス
18:コネクタ
19:ROMパック
20:フラッシュメモリ
21:電源ユニット
22:ローカルCPU
23:信号線
24:一括移報停止スイッチ
25:移報出力回路
26:第1移報停止回路
27:第2移報停止回路
28:移報出力リレー
28a:リレー接点
29,31:トランジスタ
30:移報停止リレー
30a:切替リレー接点
33a〜33c,34a,34b:移報端子

Claims (2)

  1. 火災等の異常検出信号を回線単位に受信する受信部と、前記受信部の受信出力から異常を判断して警報及び連動データに対応した連動指示を行う受信制御部と、防災監視に必要な各種の操作スイッチを設けた操作部と、防災監視に必要な各種の警報表示を行う警報部と、前記受信制御部からの連動指示に基づいて外部に移報信号を出力する移報出力部とを備えた防災監視制御盤に於いて、
    前記移報出力部による移報信号の出力を一括して停止する一括移報停止スイッチと、
    前記一括移報停止スイッチの操作時に、前記移報出力部のほぼ全ての移報信号の出力をハードウェア系統の動作により停止する第1移報停止部と、
    前記一括移報停止スイッチの操作時に、前記移報出力部のほぼ全ての移報信号の出力をCPUによるソフトウェア系統の動作により停止する第2移報停止部と、
    を備え、前記第1移報停止部と前記第2移報停止部を並列に設けたことを特徴とする防災監視制御盤。
  2. 請求項1記載の防災監視制御盤に於いて、前記第1移報停止部は、前記一括移報停止スイッチの操作を信号線を介して直接入力することで前記移報出力部のほぼ全ての移報信号の出力を停止し、また、前記第2移報停止部は、前記受信制御部の機能を備えたメインCPUで前記一括移報停止スイッチの操作を認識して前記移報出力部に設けたローカルCPUに前記一括移報停止制御信号を通信し、前記ローカルCPUの出力で前記移報出力部のほぼ全ての移報信号の出力を停止することを特徴とする防災監視制御盤。
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