JP2000222653A - 防災監視制御盤 - Google Patents

防災監視制御盤

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JP2000222653A
JP2000222653A JP11020032A JP2003299A JP2000222653A JP 2000222653 A JP2000222653 A JP 2000222653A JP 11020032 A JP11020032 A JP 11020032A JP 2003299 A JP2003299 A JP 2003299A JP 2000222653 A JP2000222653 A JP 2000222653A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】一括移報停止操作の信頼性を向上する。 【解決手段】移報出力部による移報信号の出力を一括し
て停止する一括移報停止スイッチ24と、一括移報停止
スイッチ24の操作時に移報出力部のほぼ全ての移報出
力をハードウェアにより停止する第1移報停止部26
と、一括移報停止スイッチの操作時に、移報出力部のほ
ぼ全ての移報信号の出力をCPU2,22に設けたソフ
トウェアにより停止する第2移報停止部27とを設け、
一括移報停止スイッチ24の操作に対しハードウェアと
ソフトウェアによる移報停止を二重化して並列的に行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回線受信信号から
火災等の異常を判断した際に、連動データに対応し、1
又は複数の外部装置に対し1又は複数の移報出力を行う
連動動作機能を備えた防災監視制御盤に関し、特に、施
工時や試験時にスイッチ操作により連動動作による移報
信号の出力を一括して停止できる機能を備えた防災監視
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば複合盤として知られた防災
監視制御盤にあっては、火報用の受信制御機能と防排煙
用の受信制御機能を個別に設けている。即ち、火報用に
ついては、火報用の受信回路を設け、受信回路から引き
出された火報用感知器回線に火報用の感知器を接続して
いる。また火報用の制御回路を設け、制御回路から引き
出された制御回線に地区ベル等の地区音響装置を接続し
ている。
【0003】防災監視制御盤は、火報用感知器回線に接
続された感知器の発報による受信信号で火災を判断する
と、盤自体で火災に対応する警報表示を行うと同時に、
予め設定した連動データに対応した火報用制御回線に制
御信号を送出して地区ベルを鳴動させる。
【0004】また防排煙用については、防排煙用の受信
回路を設け、この受信回路から引き出された防排煙用感
知器回線に防排煙用の感知器を接続している。また防排
煙用の制御回路を設け、この制御回路から引き出された
制御回線に防火戸レリーズ等の防排煙機器を接続してい
る。
【0005】防災監視制御盤は、防排煙用感知器回線に
接続された感知器の発報による受信信号で火災を判断す
ると、盤自体で火災に対応する警報表示を行うと同時
に、予め設定した連動データに対応した防排煙用制御回
線に制御信号を送出して防火戸レリーズを作動し、防火
戸の開放保持を解除して閉鎖させると共に、盤自体で駆
動中及び作動確認の表示を行う。
【0006】更に、防災監視制御盤には移報出力部が設
けられ、火災代表信号、火災確認信号、発信機代表信
号、防排煙代表信号等を予め設定した連動データに対応
して外部の複数の装置、例えば地区表示盤、消火栓、非
常放送設備などに移報出力して防災監視に必要な表示や
制御させている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、防災監視制
御盤の施工時や運用中の試験時等にあっては、回線発報
を判断した際に連動動作により出力される移報出力を停
止して不必要な連動動作を禁止するため、一括移報停止
スイッチを設けている。この一括移報停止スイッチを操
作することで、移報出力部からの移報信号の出力がほぼ
全て停止し、試験による回線発報等に対し外部装置の連
動動作を確実に防止できる。
【0008】また通常の運用時にあっても、非火災報に
よる回線発報が判明した場合にも、移報出力を禁止する
ため、一括移報停止スイッチを操作する場合もある。
【0009】一方、近年にあっては、防災監視制御盤に
内蔵された受信制御部や移報出力部等のユニットを回路
基板に分け、各回路基板毎に1チップCPUを実装して
回路を集約化すると共に、各CPU間で各種信号を通信
するようにしている。この場、一括移報停止スイッチの
操作を受信制御部ユニット側のCPUが検出すると、一
括移報停止信号を移報出力部ののユニット側のCPUに
送信して移報出力停止リレーを駆動させるようにしてい
る。
【0010】しかし、万一、CPUにおいてプログラム
暴走が発生したり、CPU間での伝送に障害が発生した
場合に、一括移報停止スイッチを操作しているにもかか
わらず移報信号が出力されて外部装置が動作してしま
い、不測の事態を招く恐れがある。
【0011】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、一括移報停止操作の信頼性を向上するよう
にした防災監視制御盤を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は次のように構成する。まず本発明は、火災等の
異常検出信号を回線単位に受信する受信部と、受信部の
受信出力から異常を判断して警報及び連動データに対応
する連動指示を行う受信制御部と、防災監視に必要な各
種の操作スイッチを設けた操作部と、防災監視に必要な
各種の警報表示を行う警報部と、受信制御部からの連動
指示に基づいて外部に移報信号を出力する移報出力部と
を備えた防災監視制御盤を対象とする。
【0013】このような防災監視制御盤として本発明
は、移報出力部による移報信号の出力を一括して停止す
る一括移報停止スイッチと、一括移報停止スイッチの操
作時に移報出力部のほぼ全ての移報信号の出力をハード
ウェア系統の動作により停止する第1移報停止部と、一
括移報停止スイッチの操作時に、移報出力部のほぼ全て
の移報信号の出力をCPUに設けたソフトウェア系統の
動作により停止する第2移報停止部とを設けたことを特
徴とする。
【0014】このように一括移報停止スイッチの操作に
対しハードウェア系統による第1移報停止部とソフトウ
ェア系統による第2移報停止部による2重化された一括
移報停止動作が並列的に行われ、第1移報停止部と第2
移報停止部のいずれか一方に障害があっても、正常な系
統によって確実に移報出力を一括停止することができ、
信頼性が大幅に向上する。
【0015】ここで、第1移報停止部は、一括移報停止
スイッチの操作を信号線を介して直接入力することで移
報出力部のほぼ全ての移報信号の出力を停止し、また、
第2移報停止部は、受信制御部の機能を備えたメインC
PUで一括移報停止スイッチの操作を認識して、移報出
力部に設けたローカルCPUに一括移報停止制御信号を
通信し、ローカルCPUの出力で移報出力部のほぼ全て
の移報信号の出力を停止する。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明による防災監視制
御盤のブロック図である。図1において、防災監視制御
盤1にはメインCPU2が設けられる。メインCPU2
に対しては受信回路及び制御回路をユニット化した回線
ユニット3a,3bが設けられる。回線ユニット3aか
らは火報用の感知器回線4aが引き出され、火災感知器
6aを接続している。また回線ユニット3aからは制御
回線5aが引き出され、地区ベル等の地区音響装置7を
接続している。
【0017】回線ユニット3bからは防排煙用の感知器
回線4bが引き出され、火災感知器6bを接続してい
る。また回線ユニット3bからは制御回線5bが引き出
され、防排煙機器8を接続している。回線ユニット3
a,3bは複数設けられ、外部に引き出し可能な回線数
は例えば最大で500回線となる。この最大で500の
感知器回線に対応して制御回線も最大500回線を引き
出すことができる。
【0018】メインCPU2に対しては、更に、操作部
10、表示部11、音声合成スピーカを用いた主音響装
置12、地区表示部14a,14b、移報出力部15が
設けられる。操作部10には防災監視制御盤1の防災監
視に必要な各種の操作スイッチが設けられているが、本
発明が対象とする移報信号の出力停止のために使用され
る一括移報停止スイッチ24を示している。
【0019】表示部11は、表示窓や液晶ディスプレイ
等が使用され、防災監視に必要な各種の表示が行われ
る。主音響装置12はメインCPUにおける火災判断等
の際に、警報音による警報や音声メッセージによる警報
を行う。地区表示部置14a,14bは、回線ユニット
3a,3bに対応しており、表示窓による地区表示ある
いは7セグメント表示器を使用した回線番号による地区
表示を行う。
【0020】移報出力部15は、メインCPU2から連
動データに対応した移報出力指示を受けて、地区表示
盤、消火栓、非常放送設備等の複数の外部装置に対し移
報信号の出力を行う。この実施形態において、メインC
PU2より移報出力部15に指示される内容は 火災代表移報出力 火災確認移報出力 発信機代表移報出力 防排煙代表移報出力 等がある。
【0021】またメインCPU2に対しては、ワークメ
モリとして動作するSRAM16がCPUバス17によ
り接続される。更にCPUバス17に設けたコネクタ1
8に対し、ROMパック19に内蔵したフラッシュメモ
リ20を不揮発メモリとして接続できる。
【0022】フラッシュメモリ20には防災監視制御盤
1の監視制御に必要な回線数、回線種別等の基本データ
と、感知器回線に対し、地区音響装置7や防排煙機器8
を連動制御したり、外部装置に移報出力するための連動
データが予め登録されており、電源投入時にフラッシュ
メモリ20からSRAM16に展開され、メインCPU
2の監視制御で使用される。
【0023】ここで、防災監視制御盤1に設けている回
線ユニット3a,3b、地区表示部14a,14b、更
に移報出力部15には、1チップ構成のCPUがそれぞ
れ設けられており、メインCPU2との間でシリアル通
信によりデータのやり取りを行っている。
【0024】メインCPU2は、プログラム制御により
受信制御部2aとしての機能を実現する。受信制御部2
aは、回線ユニット3a,3bのローカルCPUからシ
リアル通信により送られてくる回線発報データを監視
し、火災等の異常を判断した場合に表示部11に発報回
線を表示し、また主音響装置12により代表火災警報を
出し、更に地区表示部14a,14bに対し発報回線の
地区表示を行わせる。
【0025】また受信制御部2aは、感知器回線の発報
を判断した場合には、フラッシュメモリ20から展開さ
れた連動データに基づき、その発報回線を連動元とし、
これに対応する連動先となる移報出力先を判断し、移報
出力部15に対して連動指示を行う。
【0026】このような防災監視制御盤1につき、本発
明にあっては、操作部10に設けた一括移報停止スイッ
チ24を操作した際に、信号線23で示すハードウェア
系統とメインCPU2及び移報出力部15に内蔵してい
るローカルCPUを経由したソフトウェア系統の2系統
で連動動作に伴う移報出力の停止を行わせる二重化回路
を備えている。
【0027】図2は、図1の防災監視制御盤1のメイン
CPU2と操作部10と移報出力部15を取り出して一
括移報停止のための回路構成を示している。
【0028】図2において、図1の移報出力部15は移
報出力部回路基板15aに実装され、また図1のメイン
CPU2及び操作部10は操作部回路基板10aに実装
されている。移報出力部回路基板15aにはローカルC
PU22が設けられ、メインCPU2との間でシリアル
通信による情報のやり取りを行っている。
【0029】操作部回路基板10aには一括移報停止ス
イッチ24が設けられ、一括移報停止スイッチ24は抵
抗R9を介して電源電圧Vc1にプルアップされてい
る。一括移報停止スイッチ24の出力ラインは、メイン
CPU2に入力接続されると同時に、信号線23によっ
て移報出力部回路基板15aの第1移報停止回路26に
入力接続している。
【0030】移報出力部回路基板15aには移報出力回
路25が設けられる。移報出力回路25は、抵抗R1,
R2でベースバイアスされたトランジスタ29のコレク
タに移報出力リレー28を接続している。移報出力リレ
ー28にはダイオードD1が逆方向に接続される。移報
出力回路25のトランジスタ29のベースに対してはロ
ーカルCPU22からの移報制御信号E0が入力され
る。移報制御信号E0によりトランジスタ29がオンす
ると移報出力リレー28が作動し、下側に示すリレー接
点28aが閉じ、移報信号が出力される。
【0031】一括移報停止スイッチ24のオン操作で出
力されたスイッチ信号E12はメインCPU2で検出さ
れ、シリアル通信により一括移報停止制御信号E2とし
てローカルCPU22に伝送される。ローカルCPU2
2はこの一括移報停止制御信号E2を受信すると、第2
移報停止回路27に移報停止制御信号E3を出力する。
【0032】第2移報停止回路27は、抵抗R7,R8
でベースバイアスされたトランジスタ31のコレクタに
移報停止リレー30を接続している。移報停止リレー3
0と並列には、逆向きにダイオードD3が接続される。
この移報停止リレー30に対しては、ダイオードD2を
使用したオア回路により第1移報停止回路26が接続さ
れている。第1移報停止回路26はインバータ32とト
ランジスタ35を備える。
【0033】即ち、スイッチ信号E11を抵抗R3,R
4により電源電圧Vc1にプルアップしたインバータ3
2に入力し、インバータ32の出力を抵抗R5,R6で
ベースバイアスされたトランジスタ35のベースに供給
している。
【0034】一括移報停止スイッチ24がオフのとき、
インバータ32の入力はHレベルにプルアップされてお
り、このためインバータ32の出力はLレベルとなり、
トランジスタ35はオフしている。一括移報停止スイッ
チ24がオンするとインバータ32の出力はHレベルに
反転し、トランジスタ35がオンし、ダイオードD2を
用いたオア回路を介して第2移報停止回路27の移報停
止リレー30を作動する。
【0035】一方、一括移報停止スイッチ24からメイ
ンCPU2、ローカルCPU22を経由した第2移報停
止回路27側にあっては、一括移報停止スイッチ24が
オフのときメインCPU2からの一括移報停止制御信号
E2は得られないことから、ローカルCPU22はLレ
ベルとなる移報停止制御信号E3を第2移報停止回路2
7のトランジスタ31に供給している。
【0036】一括移報停止スイッチ24をオンすると、
メインCPU2でスイッチ信号E12が検出され、一括
移報停止制御信号E2がシリアル通信によりローカルC
PU22に送られ、ローカルCPU22は、この一括移
報停止制御信号E2を受信することで、移報停止制御信
号E3をHレベルとする。このため、第2移報停止回路
27のトランジスタ31がオンし、移報停止リレー30
を作動することになる。
【0037】移報停止リレー30は、移報出力部回路基
板15aの下側に示す切替リレー接点30aを有する。
切替リレー接点30aは切替端子a,bを移報端子33
a,33bに接続し、切替接点を移報端子33cに接続
している。
【0038】この実施形態において移報出力リレー28
の移報リレー接点出力は、通常時にリレー接点28aが
開いたノーマルオープンタイプであることから、移報停
止リレー30の切替リレー接点30aの内の切替端子a
側を移報出力リレー28のリレー接点28aに直列接続
している。
【0039】即ち、移報出力の信号線の1つを切替リレ
ー接点30aの移報端子33cに接続し、切替接点aの
移報出力端子33aをリレー接点28aの移報端子34
bに接続し、他方の移報端子34aを移報出力信号線の
他方に接続している。これによって、移報出力リレー2
8のリレー接点28aに対し直列に移報停止リレー30
の切替リレー接点30aが接続されたこととなる。
【0040】次に図2の実施形態の動作を説明する。定
常監視状態では移報出力回路25に対する移報制御信号
E0は得られないため、トランジスタ29はオフで移報
出力リレー28は非作動となっている。このため、リレ
ー接点28aは図示のように開いており、移報出力は行
われない。
【0041】また一括移報停止スイッチ24も図示のよ
うにオフしており、信号線23によるハードウェア系統
となる第1移報停止回路26のトランジスタ35もオ
フ、またメインCPU2、ローカルCPU22を経由し
たソフトウェア側となる第2移報停止回路27のトラン
ジスタ31もオフとなり、移報停止リレー30は非作動
にあって、切替リレー接点30aを図示のように切替位
置a側に閉じている。
【0042】次に火災感知器等により回線発報が判断さ
れ、連動データに基づいてメインCPU2から出力され
る指示データを受信することで、ローカルCPU22が
出力する移報制御信号E0が得られると、トランジスタ
29のオンにより移報出力リレー28が作動し、リレー
接点28aが閉じる。
【0043】このとき移報停止リレー30は非作動状態
となって切替リレー接点30aを切替位置a側に閉じて
いるため、移報端子34aと33cの間にリレー接点2
8aが閉じることによる直列回路が形成され、これによ
って移報出力が外部に対し行われる。
【0044】一方、試験等にあっては、試験発報による
連動動作で移報出力が行われないようにしたいことがあ
るため、一括移報停止スイッチ24をオン操作してお
く。一括移報停止スイッチ24をオンすると信号線23
のスイッチ信号E11がLレベルとなり、第1移報停止
回路26のインバータ32の出力がそれまでのLレベル
からHレベルに反転し、トランジスタ35がオンし、ダ
イオードD2を介して移報停止リレー30が作動する。
【0045】一方、一括移報停止スイッチ24のオンに
伴い、スイッチ信号E12がメインCPU2にも供給さ
れ、メインCPU2は一括移報停止スイッチ24のオン
操作を認識すると、シリアル通信により一括移報停止制
御信号E2をローカルCPU22に通知する。メインC
PU2からの一括移報停止制御信号E2の通知を受けた
ローカルCPU22は、移報停止制御信号E3をHレベ
ルとする。このため、第2移報停止回路27のトランジ
スタ31がオンし、移報停止リレー30が作動する。
【0046】この結果、一括移報停止スイッチ24をオ
ン操作すれば、ハードウェア系統及びソフトウェア系統
の両方が正常な場合にはトランジスタ31,35のオン
による駆動で移報停止リレー30が作動される。移報停
止リレー30が作動されると、その切替リレー接点30
aが切替位置b側に切り替わり、移報端子33cと34
aの間の基板内の直列接続ラインを開く。このため、移
報制御信号E0により移報出力回路25の移報出力リレ
ー28が作動してリレー接点28aが閉じても、移報出
力は行われない。
【0047】また移報出力リレー28が作動してリレー
接点28aが閉じて移報出力中であっても、切替リレー
接点30aが切替出力側に切り替わることで、移報出力
は停止される。
【0048】従って、一括移報停止スイッチ24をオン
操作した場合、メインCPU2やローカルCPU22等
においてプログラム暴走や伝送エラー等の障害が発生し
てソフトウェア系統が正常に動作しなかった場合でも、
信号線23によるスイッチ信号E11の供給で第1移報
停止回路26のトランジスタ35がオンして移報停止リ
レー30を作動し、ハードウェア系統で確実に移報出力
を停止することができる。
【0049】また、一括移報停止スイッチ24をオン操
作したときに、例えば第1移報停止回路26及び信号線
23側のハードウェア系統に回路故障や障害があった場
合にも、メインCPU2、ローカルCPU22を含む第
2移報停止回路27側のソフトウェア系統が有効に動作
して、トランジスタ31のオンにより移報停止リレー3
0を作動して一括移報停止を行うことができる。
【0050】尚、図2は移報制御信号E0に対応して1
つの移報出力回路25のみを示しているが、実際には火
災代表移報信号、火災確認移報信号、発信器代表移報信
号、防排煙代表移報信号等の複数の移報信号に対応して
移報出力回路25が複数設けられている。
【0051】また第2移報停止回路27も移報出力回路
25の数にほぼ対応して複数設けられ、この複数の第2
移報停止回路27に対し共通にハードウェア系統として
の第1移報停止回路26がダイオードD2のようなダイ
オードオアを以て接続されている。
【0052】更に、移報主力する外部装置によっては、
一括移報停止スイッチの操作により移報停止されなくて
も良いものがあるが、このような場合には、移報出力リ
レー28のリレー接点28aに対し、移報停止リレレー
30の切替接点30aを接続せず、直接、移報端子34
a,34bに移報出力の信号線を接続すれば良い。
【0053】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、一括移報停止スイッチの操作に対しハードウェア系
統による第1移報停止部とCPUのソフトウェア系統に
よる第2移報停止部との2系統による移報停止動作が並
列的に行われ、移報停止動作の二重化によって、ハード
ウェア系統とソフトウェア系統のいずれかに障害があっ
ても、正常な回路系によって確実に一括移報停止を行う
ことができ、一括移報停止スイッチの操作に伴う移報停
止の信頼性を大幅に向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による防災監視制御盤のブロック図
【図2】本発明の二重化された一括移報停止の実施形態
の回路ブロック図
【符号の説明】
1:防災監視制御盤 2:メインCPU 2a:受信制御部 3a,3b:回線ユニット 4a,4b:感知器回線 5a,5b:制御回線 6a,6b:火災感知器 7:地区音響装置 8:防排煙機器 10:操作部 10a:操作部回路基板 11:表示部 12:主音響装置 14a,14b:地区表示部 15:移報出力部 15a:移報出力部回路基板 16:SRAM 17:CPUバス 18:コネクタ 19:ROMパック 20:フラッシュメモリ 21:電源ユニット 22:ローカルCPU 23:信号線 24:一括移報停止スイッチ 25:移報出力回路 26:第1移報停止回路 27:第2移報停止回路 28:移報出力リレー 28a:リレー接点 29,31:トランジスタ 30:移報停止リレー 30a:切替リレー接点 33a〜33c,34a,34b:移報端子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】火災等の異常検出信号を回線単位に受信す
    る受信部と、前記受信部の受信出力から異常を判断して
    警報及び連動データに対応した連動指示を行う受信制御
    部と、防災監視に必要な各種の操作スイッチを設けた操
    作部と、防災監視に必要な各種の警報表示を行う警報部
    と、前記受信制御部からの連動指示に基づいて外部に移
    報信号を出力する移報出力部とを備えた防災監視制御盤
    に於いて、 前記移報出力部による移報信号の出力を一括して停止す
    る一括移報停止スイッチと、 前記一括移報停止スイッチの操作時に、前記移報出力部
    のほぼ全ての移報信号の出力をハードウェア系統の動作
    により停止する第1移報停止部と、 前記一括移報停止スイッチの操作時に、前記移報出力部
    のほぼ全ての移報信号の出力をCPUによるソフトウェ
    ア系統の動作により停止する第2移報停止部と、を備え
    たことを特徴とする防災監視制御盤。
  2. 【請求項2】請求項1記載の防災監視制御盤に於いて、
    前記第1移報停止部は、前記一括移報停止スイッチの操
    作を信号線を介して直接入力することで前記移報出力部
    のほぼ全ての移報信号の出力を停止し、また、前記第2
    移報停止部は、前記受信制御部の機能を備えたメインC
    PUで前記一括移報停止スイッチの操作を認識して前記
    移報出力部に設けたローカルCPUに前記一括移報停止
    制御信号を通信し、前記ローカルCPUの出力で前記移
    報出力部のほぼ全ての移報信号の出力を停止することを
    特徴とする防災監視制御盤。
JP02003299A 1999-01-28 1999-01-28 防災監視制御盤 Expired - Lifetime JP3725719B2 (ja)

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