JP3888908B2 - セキュリティ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターホンシステムに組み込まれたセキュリティ装置に係り、特に、セキュリティ装置が通電されているか否かの状況を、住戸外に設置される子機にて確認できるセキュリティ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、この種のセキュリティ装置が組み込まれたインターホンシステムとして、図3のブロック図に示す構成のインターホンシステムが提案されている。
【0003】
同図に示すインターホンシステムは、信号線L101および共通線L102を介して接続される親機101と子機104との間にセキュリティ装置102が設けられており、このセキュリティ装置102には、信号線L103を介してセキュリティセンサ103が接続されている。
【0004】
同図に示す親機101は、通常、住戸内に設置されている。この親機101において、信号線接続端子T101aには、信号線L101を介してセキュリティ装置102の親機側信号線接続端子T102aが接続されているとともに、親機回路110、親機DC供給回路111がそれぞれ接続されている。また、共通線接続端子T101bには、共通線L102を介してセキュリティ装置102の親機側共通線接続端子T102bが接続されているとともに、親機回路110、親機DC供給回路111がそれぞれ接続されている。なお、親機DC供給回路111には、通常、AC電源、例えば、AC100Vを供給するための商用電源が接続されている。
【0005】
同図に示すセキュリティ装置102は、親機101、セキュリティセンサ103とともに通常、住戸内に設置されている。このセキュリティ装置102において、親機側信号線接続端子T102aには、信号線L101を介して親機101の信号線接続端子T101aが接続されているとともに、警報リレー125をなす第1のスイッチ125aのブレイク側が接続されている。また、親機側共通線接続端子T102bには、共通線L102を介して親機101の共通線接続端子T101bが接続されているとともに、警報リレー125をなす第2のスイッチ125bのブレイク側が接続されている。また、センサ側信号線接続端子T102cには、信号線L103を介してセキュリティセンサ103が接続されているとともに、セキュリティインターフェース回路(以下、セキュリティI/F回路という。)120を介してCPU121の入力側が接続されており、このCPU121の出力側には、警報リレー制御回路122の入力側、警報音信号発生回路123の入力側がそれぞれ接続されている。また、警報リレー制御回路122の出力側には、警報リレー125の制御入力側が接続されている。また、警報音信号発生回路123の(2線からなる)出力側の一方には、セキュリティスピーカ124、警報リレー125をなす第1のスイッチ125aのメイク側がそれぞれ接続され、この(2線からなる)出力側の他方には、セキュリティスピーカ124、警報リレー125をなす第2のスイッチ125bのメイク側がそれぞれ接続されており、警報リレー125をなす第1、第2の各スイッチ125a、125bのコモン側には、子機側信号線接続端子T102d、子機側共通線接続端子T102eがそれぞれ接続されている。さらに、セキュリティDC供給回路126には、通常、AC電源、例えば、AC100Vを供給するための商用電源が接続されている。
【0006】
同図に示す子機104は、通常、住戸外に設置されている。この子機104において、信号線接続端子T103aには、信号線L101を介してセキュリティ装置102の子機側信号線接続端子T102dが接続されているとともに、呼出回路130の一端、ハイブリッド回路133の2線側の一方、通電表示回路134をなすダイオードブリッジ140の(〜)端子の一方がそれぞれ接続されている。また、共通線接続端子T103bには、共通線L102を介してセキュリティ装置102の子機側共通線接続端子T102eが接続されているとともに、呼出回路130の他端、ハイブリッド回路133の2線側の他方、通電表示回路134をなすダイオードブリッジ140の(〜)端子の他方がそれぞれ接続されている。また、ハイブリッド回路133の4線側には、親機マイク131、親機スピーカ132がそれぞれ接続されている。さらに、通電表示回路134をなすダイオードブリッジ140の(+)端子および(−)端子の間には、直列接続された通電表示灯141および抵抗142が設けられている。
【0007】
このように構成された従来例のインターホンシステムにおいて、親機101の親機DC供給回路111には、商用電源からのAC電源、例えば、AC100Vが通電されており、この親機DC供給回路111は、当該親機が待受状態、すなわち、住戸外に居る来訪者により子機104の呼出回路130が操作される呼び出し(詳述せず)を待ち受けしている状態には待受電圧を、一方、当該親機が通話状態、すなわち、子機104の子機マイク131および子機スピーカ132と親機回路110との間の通話ライン(詳述せず)が形成されている状態には通話電圧を、親機回路110に印加して動作電源とするばかりでなく、信号線接続端子T101aおよび子機側信号線接続端子T101bとセキュリティ装置102の親機側信号線接続端子T102aおよび親機側共通線接続端子T102bとを接続する信号線L101および共通線L102の間に印加している。
【0008】
ここで、セキュリティ装置102のセキュリティDC供給回路126に、商用電源からのAC電源、例えば、AC100Vが通電されていることに起因して、当該セキュリティ装置の各回路へ動作電圧が印加されており、かつ、当該セキュリティ装置が監視状態、すなわち、住戸内のセキュリティ異常を検出するセキュリティセンサ103からのセキュリティ信号の入力の有無を監視している状態において、警報リレー125をなす第1、第2の各スイッチ125a、125bはブレイクされており、親機側信号線接続端子T102aと子機側信号線接続端子T102dとの間のライン(以下、第1の装置内信号線ラインという。)、親機側共通線接続端子T102bと子機側共通線接続端子T102eとの間のライン(以下、第1の装置内共通線ラインという。)がそれぞれ形成される。
【0009】
また、親機101の親機DC供給回路111からの待受電圧、通話電圧の何れかの電圧は、信号線接続端子T101aおよび共通線接続端子T101bとセキュリティ装置102の親機側信号線接続端子T102aおよび親機側共通線接続端子T102bとを接続する信号線L101および共通線L102の間、上述の第1の装置内信号線ラインおよび第1の装置内共通線ラインの間、子機側信号線接続端子T102dおよび子機側共通線接続端子T102eと子機104の信号線接続端子T103aおよび共通線接続端子T103bとを接続する信号線L101および共通線L102の間を介してハイブリッド回路133、通電表示回路134をなすダイオードブリッジ140にそれぞれ印加され、ハイブリッド回路133の動作電源となるばかりでなく、ダイオードブリッジ140を介して極性が不問とされた電圧に基づき通電表示灯141が点灯することにより、親機101が通電されている状況を、住戸外にて確認できる。
【0010】
次に、親機101およびセキュリティ装置102が上述のように通電されており、かつ、当該セキュリティ装置が監視状態である場合において、住戸内にてセキュリティ異常が発生すると、当該セキュリティ異常を検出したセキュリティセンサ103からセキュリティ信号が出力され、このセキュリティ信号は、信号線L103、セキュリティ装置102のセンサ側信号線接続端子T102c、セキュリティI/F回路120を介してCPU121に伝送される。
【0011】
セキュリティ装置102のCPU121は、セキュリティセンサ103からのセキュリティ信号を受信して住戸内のセキュリティ異常を検出すると、警報リレー制御回路122、警報音信号発生回路123がそれぞれ能動となるための警報制御信号を出力する。また、CPU121からの警報制御信号に基づき能動とされた警報リレー制御回路122は、警報リレー125をなす第1、第2の各スイッチ125a、125bをメイクさせることにより、上述の第1の装置内信号線ラインおよび第1の装置内共通線ラインは遮断され、警報音信号発生回路123と子機側信号線接続端子T102dとの間のライン(以下、第2の装置内信号線ラインという。)、警報音信号発生回路123と子機側共通線接続端子T102eとの間のライン(以下、第2の装置内共通線ラインという。)がそれぞれ形成される。さらに、CPU121からの警報制御信号に基づき能動とされた警報音信号発生回路123は、警報音信号を出力する。この警報音信号は、セキュリティスピーカ124に伝送され、信号処理された後、警報音として鳴動され警報発報が行なわれるとともに、上述の第2の装置内信号線ラインおよび第2の装置内共通線ラインの間を介して信号線L101および共通線L102の間に印加される。なお、CPU121から警報リレー制御回路122、警報音信号発生回路123への警報制御信号の出力は、セキュリティセンサ103からのセキュリティ信号の受信が継続されている限り、出力され続ける、一方、セキュリティ信号の受信が停止すると、警報制御信号の出力も停止される。
【0012】
セキュリティ装置102の警報音信号発生回路123から出力され、信号線L101および共通線L102の間に印加された警報音信号は、子機104の信号線接続端子T103aおよび共通線接続端子T103b(の間)を介してハイブリッド回路133、通電表示回路134をなすダイオードブリッジ140にそれぞれ伝送される。また、ハイブリッド回路133は、セキュリティ装置102の警報音信号発生回路123からの警報音信号を2線/4線変換して子機スピーカ132に送出することにより、子機スピーカ132では、信号処理された警報音が鳴動して警報発報が行なわれる。さらに、通電表示回路134をなすダイオードブリッジ140は、セキュリティ装置102の警報音信号発生回路123からの警報音信号(の電圧)に基づき通電表示灯141を点灯させることにより、住戸内にてセキュリティ異常が発生している状況を、住戸外にて確認できる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来例のセキュリティ装置が組み込まれたインターホンシステムにおいて、セキュリティ装置102が通電されているか否かの状況は、セキュリティセンサ103にてセキュリティ異常が検出された場合、すなわち、警報発報時のみ住戸外に設置される子機104にて確認できる。一方、親機101が通電している待受状態、あるいは通話状態の場合には、セキュリティ装置102が通電されているか否かの状況を、住戸外に設置される子機104にて確認できない難点があった。
【0014】
本発明は、上述の難点を解消するためになされたもので、親機が通電している待受状態、あるいは通話状態の場合、または親機が通電されていない場合でも、セキュリティ装置が通電されているか否かの状況を、住戸外に設置される子機にて確認できるようにしたインターホンシステムに組み込まれるセキュリティ装置を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、本発明によるセキュリティ装置は、信号線および共通線の間に待受電圧、通話電圧の何れかを印加するための親機DC供給回路を有する親機と、信号線および共通線の間に待受電圧、通話電圧の何れかを印加することにより点灯される通電表示灯を有する子機との間に接続され、セキュリティセンサからのセキュリティ信号を受信すると、信号線および共通線の間に警報音信号を印加して警報発報するためのセキュリティ装置であって、セキュリティ装置には、警報音信号を発生するための警報音信号発生回路と、メイク側が警報音信号発生回路に、ブレイク側が親機にそれぞれ接続される警報リレーと、メイク側が親機に接続される通電リレーと、セキュリティ信号に応じて警報リレーをメイクさせるための警報リレー制御回路と、セキュリティ装置が通電されているときに通電リレーをメイクさせるための通電リレー制御回路とが備えられ、警報リレーのブレイクおよび通電リレーのメイクに基づき、親機DC供給回路からの待受電圧、通話電圧の何れかを信号線および共通線の間に印加して通電表示灯を点灯させ、親機およびセキュリティ装置が通電されている状況を住戸外にて確認できるようにしたことを特徴としている。
【0016】
このようなセキュリティ装置によれば、当該セキュリティ装置が通電されており、セキュリティセンサからのセキュリティ信号の入力の有無を監視している場合において、親機が通電されていると、信号線および共通線の間に印加される待受電圧、通話電圧の何れかの電圧、またはセキュリティ信号の入力を検出したセキュリティ装置のCPUの制御により警報音信号発生回路から出力される警報音信号(の電圧)に基づき子機の通電表示灯は点灯される。また、セキュリティ装置が通電されていないと、親機が通電されているか否かに拘わらず、子機の通電表示灯は消灯される。
【0017】
また、本発明によるセキュリティ装置は、信号線および共通線の間に待受電圧、通話電圧の何れかを印加するための親機DC供給回路を有する親機と、信号線および共通線の間に待受電圧、通話電圧の何れかを印加することにより点灯される通電表示灯を有する子機との間に接続され、セキュリティセンサからのセキュリティ信号を受信すると、信号線および共通線の間に警報音信号を印加して警報発報するためのセキュリティ装置であって、親機には、親機が通電されている状況をセキュリティ装置に伝える通電信号を送信するための通電信号送信回路を備え、セキュリティ装置には、警報音信号を発生するための警報音信号発生回路と、通電信号を受信するための通電信号受信回路と、信号線および共通線の間に待受電圧を印加するためのアダプタDC供給回路と、親機が通電されていないときにセキュリティ装置が通電されていれば、子機とのインピーダンスマッチングをとるためのマッチング回路と、メイク側が警報音信号発生回路に、ブレイク側が親機にそれぞれ接続される警報リレーと、メイク側が親機に接続される通電リレーと、セキュリティ信号に応じて警報リレーをメイクさせるための警報リレー制御回路と、親機、セキュリティ装置の両者が通電されているときには通電リレーをメイクさせ、セキュリティ装置が通電しており、親機が通電されていないときには警報リレーをメイクさせるための通電/警報リレー制御回路とが備えられ、親機が通電されているときに警報リレーのブレイクおよび通電リレーのメイクに基づき、通電表示灯を点灯させるとともに、親機が通電されていないときにセキュリティ装置が通電されていれば、警報リレーをメイクさせ、マッチング回路により子機とのインピーダンスマッチングをとり、アダプタDC供給回路からの待受電圧を信号線および共通線の間に印加して通電表示灯を点灯させ、セキュリティ装置が通電されている状況を住戸外にて確認できるようにしたことを特徴としている。
【0018】
このようなセキュリティ装置によれば、当該セキュリティ装置が通電されており、セキュリティセンサからのセキュリティ信号の入力の有無を監視している場合において、親機が通電されていると、信号線および共通線の間に印加される待受電圧、通話電圧の何れかの電圧、またはセキュリティ信号の入力を検出したセキュリティ装置のCPUの制御により警報音信号発生回路から出力される警報音信号(の電圧)に基づき子機の通電表示灯は点灯される。一方、親機が通電されていないと、セキュリティ装置のアダプタDC供給回路から信号線および共通線の間に印加される待受電圧、または上述の警報音信号に基づき子機の通電表示灯は点灯される。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明によるセキュリティ装置を適用した好ましい形態の実施例について、図面を参照して説明する。
【0020】
図1は、本発明の第1の実施例によるセキュリティ装置が組み込まれたインターホンシステムの具体的な構成を示すブロック図であり、住戸内にて発生したセキュリティ異常を検出、例えば、火災の発生を感知、ガス漏れを検知するためのセキュリティセンサ3が信号線L3を介して接続されるセキュリティ装置2は、信号線L1および共通線L2を介して接続される親機1と子機4との間に設けられている。
【0021】
同図に示す親機1は、通常、住戸内に設置されている。この親機1には、信号線接続端子T1a、共通線接続端子T1bにそれぞれ接続されており、子機4からの呼出時における呼出報知機能や通話機能等(詳述せず)を有する親機回路10と、通常、AC電源、例えば、AC100Vを供給するための商用電源が接続されており、信号線接続端子T1a、共通線接続端子T1bにそれぞれ接続される信号線L1、共通線L2の当該信号線および当該共通線の間、親機回路10にそれぞれ待受電圧DC1、通話電圧DC2の何れかを印加するための親機DC供給回路11とが備えられている。なお、親機DC供給回路11からの待受電圧DC1の電圧レベル(電圧値)と通話電圧DC2の電圧レベル(電圧値)とは、通常、DC1<DC2の関係を有する。
【0022】
同図に示すセキュリティ装置2は、親機1、セキュリティセンサ3とともに通常、住戸内に設置されている。このセキュリティ装置2には、住戸内のセキュリティ異常を検出したセキュリティセンサ3から出力され、信号線L3、センサ側信号線接続端子T2cを介して伝送されてくるセキュリティ信号を受信するためのセキュリティインターフェース回路(以下、セキュリティI/F回路という。)20と、セキュリティI/F回路20にて受信されたセキュリティ信号を検出することにより、後述する警報リレー制御回路22、警報音信号発生回路23をそれぞれ制御するためのCPU21と、CPU21により制御され、後述する警報リレー26をなす第1、第2の各スイッチ26a、26bをメイクさせるための警報リレー制御回路22と、CPU21により制御され、警報音信号を発生するための警報音信号発生回路23と、当該セキュリティ装置が通電されている場合、後述する通電リレー27をなすスイッチ27aをメイクさせるための通電リレー制御回路24と、警報音信号発生回路23からの警報音信号を信号処理し、住戸内のセキュリティ異常を警報発報するための警報音が鳴動されるセキュリティスピーカ25と、警報リレー制御回路22により制御され、メイク側が警報音信号発生回路23の(2線からなる)出力側の一方に、ブレイク側が通電リレー27をなすスイッチ27aのメイク側に、コモン側が子機側信号線接続端子T2dにそれぞれ接続された第1のスイッチ26aおよびメイク側が警報音信号発生回路23の(2線からなる)出力側の他方に、ブレイク側が親機側共通線接続端子T2bに、コモン側が子機側共通線接続端子T2eにそれぞれ接続された第2のスイッチ26bで構成される警報リレー26と、通電リレー制御回路24により制御され、メイク側が警報リレー26をなす第1のスイッチ26aのブレイク側に、ブレイク側が基準電位点に、コモン側が親機側信号線接続端子T2aにそれぞれ接続されたスイッチ27aで構成される通電リレー27と、通常、AC電源、例えば、AC100Vを供給するための商用電源が接続されており、当該セキュリティ装置を構成する各回路へ動作電圧を印加するためのセキュリティDC供給回路28とが備えられている。また、親機側信号線接続端子T2a、親機側共通線接続端子T2bには、信号線L1、共通線L2をそれぞれ介して親機1の信号線接続端子T1a、共通線接続端子T1bが接続されており、子機側信号線接続端子T2d、子機側共通線接続端子T2eには、信号線L1、共通線L2をそれぞれ介して子機4の信号線接続端子T3a、共通線接続端子T3bが接続されている。
【0023】
同図に示す子機4は、通常、住戸外に設置されている。この子機4には、住戸外に居る来訪者が住戸内に在室中の居住者を呼び出すために操作し、信号線接続端子T3aおよび共通線接続端子T3bの間に接続された呼出回路30と、来訪者が居住者との間で通話を成立させるための送話音声を入力する子機マイク31と、居住者からの受話音声、または住戸内のセキュリティ異常を警報発報させる警報音を鳴動するための子機スピーカ32と、2線側に信号線接続端子T3a、共通線接続端子T3bが、4線側に子機マイク31、子機スピーカ32がそれぞれ接続され、送受信される信号(音声信号、警報音信号)を2線/4線変換、または4線/2線変換するためのハイブリッド回路33と、親機1の親機DC供給回路11から信号線L1および共通線L2の間に印加される待受電圧DC1、通話電圧DC2の何れか、あるいは、セキュリティ装置2の警報音信号発生回路23からの警報音信号(の電圧)の極性を不問とするためのダイオードブリッジ40、ダイオードブリッジ40を介した待受電圧DC1、通話電圧DC2、警報音信号の何れかで点灯される通電表示灯41、ダイオードブリッジ40から通電表示灯41に流れる電流を制限させるための抵抗42を有する通電表示回路34とが備えられている。また、通電表示回路34をなす通電表示灯41は、通常、発光ダイオードで構成され、この通電表示灯41のアノードにはダイオードブリッジ40の(+)端子が、カソードには抵抗42を介してダイオードブリッジ40の(−)端子がそれぞれ接続されており、ダイオードブリッジ40の(〜)端子の一方には信号線接続端子T3aが、(〜)端子の他方には共通線接続端子T3bがそれぞれ接続されている。
【0024】
このように構成された本発明の第1の実施例によるセキュリティ装置が組み込まれたインターホンシステムにおいて、以下、その動作を具体的に説明する。
【0025】
図1のブロック図において、親機1の親機DC供給回路11には、商用電源からのAC電源、例えば、AC100Vが通電されており、この親機DC供給回路11は、当該親機が待受状態、すなわち、住戸外に居る来訪者により子機4の呼出回路30が操作される呼び出し(詳述せず)を待ち受けしている状態には待受電圧DC1を、一方、当該親機が通話状態、すなわち、子機4の子機マイク31および子機スピーカ32と親機回路10との間の通話ライン(詳述せず)が形成されている状態には通話電圧DC2を、親機回路10に印加して動作電源とするばかりでなく、信号線接続端子T1aおよび共通線接続端子T1bとセキュリティ装置2の親機側信号線接続端子T2aおよび親機側共通線接続端子T2bとを接続する信号線L1および共通線L2の間に印加している。
【0026】
ここで、セキュリティ装置2のセキュリティDC供給回路28に、商用電源からのAC電源、例えば、AC100Vが通電されていることに起因して、当該セキュリティ装置を構成する各回路へ動作電圧が印加されており、かつ、当該セキュリティ装置が監視状態、すなわち、住戸内のセキュリティ異常を検出するセキュリティセンサ3からのセキュリティ信号の入力の有無を監視している状態において、警報リレー26をなす第1、第2の各スイッチ26a、26bはブレイクされているとともに、通電リレー27をなすスイッチ27aは、通電リレー制御回路24の制御に基づきメイクされていることにより、親機側信号線接続端子T2aと子機側信号線接続端子T2dとの間のライン(以下、第1の装置内信号線ラインという。)、親機側共通線接続端子T2bと子機側共通線接続端子T2eとの間のライン(以下、第1の装置内共通線ラインという。)がそれぞれ形成される。
【0027】
また、親機1の親機DC供給回路11からの待受電圧DC1、通話電圧DC2の何れかの電圧は、信号線接続端子T1aおよび共通線接続端子T1bとセキュリティ装置2の親機側信号線接続端子T2aおよび親機側共通線接続端子T2bとを接続する信号線L1および共通線L2の間、上述の第1の装置内信号線ラインおよび第1の装置内共通線ラインの間、子機側信号線接続端子T2dおよび子機側共通線接続端子T2eと子機4の信号線接続端子T3aおよび共通線接続端子T3bとを接続する信号線L1および共通線L2の間を介してハイブリッド回路33、通電表示回路34をなすダイオードブリッジ40にそれぞれ印加され、ハイブリッド回路33の動作電源となるばかりでなく、ダイオードブリッジ40を介して極性が不問とされた電圧に基づき通電表示灯41が点灯することにより、親機1およびセキュリティ装置2が通電されている状況を、住戸外にて確認できる。
【0028】
次に、親機1およびセキュリティ装置2が上述のように通電されており、かつ、当該セキュリティ装置が監視状態である場合において、住戸内にてセキュリティ異常が発生すると、当該セキュリティ異常を検出したセキュリティセンサ3からセキュリティ信号S1が出力され、このセキュリティ信号S1は、信号線L3、セキュリティ装置2のセンサ側信号線接続端子T2c、セキュリティI/F回路20を介してCPU21に伝送される。
【0029】
セキュリティ装置2のCPU21は、セキュリティセンサ3からのセキュリティ信号S1を受信して住戸内のセキュリティ異常を検出すると、警報リレー制御回路22、警報音信号発生回路23がそれぞれ能動となるための警報制御信号S2を出力する。また、CPU21からの警報制御信号S2に基づき能動とされた警報リレー制御回路22は、警報リレー26をなす第1、第2の各スイッチ26a、26bをメイクさせることにより、上述の第1の装置内信号線ラインおよび第1の装置内共通線ラインは遮断され、警報音信号発生回路23と子機側信号線接続端子T2dとの間のライン(以下、第2の装置内信号線ラインという。)、警報音信号発生回路23と子機側共通線接続端子T2eとの間のライン(以下、第2の装置内共通線ラインという。)がそれぞれ形成される。さらに、CPU21からの警報制御信号S2に基づき能動とされた警報音信号発生回路23は、警報音信号S3を出力する。この警報音信号S3は、セキュリティスピーカ25に伝送され、信号処理された後、警報音として鳴動され警報発報が行なわれるとともに、上述の第2の装置内信号線ラインおよび第2の装置内共通線ラインの間を介して信号線L1および共通線L2の間に印加される。なお、CPU21から警報リレー制御回路22、警報音信号発生回路23への警報制御信号S2の出力は、セキュリティセンサ3からのセキュリティ信号S1の受信が継続されている限り、出力され続ける、一方、セキュリティ信号S1の受信が停止すると、警報制御信号S2の出力も停止される。
【0030】
セキュリティ装置2の警報音信号発生回路23から出力され、信号線L1および共通線L2の間に印加された警報音信号S3は、子機4の信号線接続端子T3aおよび共通線接続端子T3b(の間)を介してハイブリッド回路33、通電表示回路34をなすダイオードブリッジ40にそれぞれ伝送される。また、ハイブリッド回路33は、セキュリティ装置2の警報音信号発生回路23からの警報音信号S3を2線/4線変換して子機スピーカ32に送出することにより、子機スピーカ32では、信号処理された警報音が鳴動して警報発報が行なわれる。さらに、通電表示回路34をなすダイオードブリッジ40は、セキュリティ装置2の警報音信号発生回路23からの警報音信号S3(の電圧)に基づき通電表示灯41を点灯させることにより、住戸内にてセキュリティ異常が発生している状況を、住戸外にて確認できる。
【0031】
上述のように、本発明の第1の実施例によるセキュリティ装置が組み込まれたインターホンシステムによれば、セキュリティセンサ3にてセキュリティ異常が検出された場合、すなわち、警報発報時のみならず、親機1が通電している待受状態、あるいは通話状態の場合でも、セキュリティ装置2が通電されている状況を、子機4の通電表示回路34をなす通電表示灯41の点灯に基づき住戸外にて確認させることができる。
【0032】
次に、親機が通電されているか否かに拘わらず、セキュリティ装置が通電されているか否かの状況を住戸外にて確認できる当該セキュリティ装置が組み込まれたインターホンシステムを、以下、本発明の第2の実施例によるセキュリティ装置が組み込まれたインターホンシステムとして、図面を参照して説明する。
【0033】
図2は、本発明の第2の実施例によるセキュリティ装置が組み込まれたインターホンシステムの具体的な構成を示すブロック図であり、住戸内にてセキュリティ異常を検出、例えば、火災の発生を感知、ガス漏れを検知するためのセキュリティセンサ53が信号線L54を介して接続されるセキュリティ装置52は、信号線L51および共通線L52を介して接続される親機51と子機54との間に設けられている。また、親機51とセキュリティ装置52とは、信号線L53を介しても接続されている。
【0034】
同図に示す親機51は、通常、住戸内に設置されている。この親機51には、第1の信号線接続端子T51a、共通線接続端子T51bにそれぞれ接続されており、子機54からの呼出時における呼出報知機能や通話機能等(詳述せず)を有する親機回路60と、第2の信号線接続端子T51cに接続されており、当該親機が通電されている状況をセキュリティ装置52に伝える通電信号を送信するための通電信号送信回路61と、通常、AC電源、例えば、AC100Vを供給するための商用電源が接続されており、第1の信号線接続端子T51a、共通線接続端子T51bにそれぞれ接続される信号線L51、共通線L52の当該信号線および当該共通線の間、親機回路60、通電信号送信回路61にそれぞれ待受電圧DC51、通話電圧DC52の何れかを印加するための親機DC供給回路62とが備えられている。なお、親機DC供給回路62からの待受電圧DC51の電圧レベル(電圧値)と通話電圧DC52の電圧レベル(電圧値)とは、通常、DC51<DC52の関係を有する。
【0035】
同図に示すセキュリティ装置52は、親機51、セキュリティセンサ53とともに通常、住戸内に設置されている。このセキュリティ装置52には、親機51の通電信号送信回路61から出力され、第2の信号線接続端子T51c、信号線L53、第2の親機側信号線接続端子T52cを介して伝送されてくる通電信号を受信するための通電信号受信回路70と、住戸内のセキュリティ異常を検出したセキュリティセンサ53から出力され、信号線L54、センサ側信号線接続端子T52dを介して伝送されてくるセキュリティ信号を受信するためのセキュリティインターフェース回路(以下、セキュリティI/F回路という。)71と、セキュリティI/F回路71にて受信されたセキュリティ信号を検出することにより、後述する警報リレー制御回路73、警報音信号発生回路74、アダプタDC供給回路76、マッチング回路77をそれぞれ制御するためのCPU72と、CPU72により制御され、後述する警報リレー79をなす第1、第2の各スイッチ79a、79bをメイクさせるための警報リレー制御回路73と、CPU72により制御され、警報音信号を発生するための警報音信号発生回路74と、親機51、当該前記セキュリティ装置の両者が通電されているときには、後述する通電リレー80をなすスイッチ80aをメイクさせる、一方、前記セキュリティ装置が通電しており、親機51が通電されていないときには、警報リレー79をなす第1、第2の各スイッチ79a、79bをメイクさせるための通電/警報リレー制御回路75と、CPU72により制御され、信号線L51および共通線L52の間に親機51の親機DC供給回路62からの待受電圧DC51と同一な電圧レベル(電圧値)の当該待受電圧を印加するためのアダプタDC供給回路76と、CPU72により制御され、親機51が通電されていないときに当該セキュリティ装置が通電されていれば、子機54との間でインピーダンスマッチングをとるためのマッチング回路77と、警報音信号発生回路74からの警報音信号を信号処理し、住戸内のセキュリティ異常を警報発報するための警報音が鳴動されるセキュリティスピーカ78と、警報リレー制御回路73、または通電/警報リレー制御回路75により制御され、メイク側が警報音信号発生回路74の(2線からなる)出力側の一方、アダプタDC供給回路76の出力側、マッチング回路77の出力側に、ブレイク側が通電リレー80をなすスイッチ80aのメイク側に、コモン側が子機側信号線接続端子T52eにそれぞれ接続された第1のスイッチ79aおよびメイク側が警報音信号発生回路74の(2線からなる)出力側の他方、アダプタDC供給回路76の出力側、マッチング回路77の出力側に、ブレイク側が親機側共通線接続端子T52bに、コモン側が子機側共通線接続端子T52fにそれぞれ接続された第2のスイッチ79bで構成される警報リレー79と、通電/警報リレー制御回路75により制御され、メイク側が警報リレー79をなす第1のスイッチ79aのブレイク側に、ブレイク側が基準電位点に、コモン側が第1の親機側信号線接続端子T52aにそれぞれ接続されたスイッチ80aで構成される通電リレー80と、通常、AC電源、例えば、AC100Vを供給するための商用電源が接続されており、当該セキュリティ装置を構成する各回路へ動作電圧を印加するためのセキュリティDC供給回路81とが備えられている。また、第1の親機側信号線接続端子T52a、親機側共通線接続端子T52bには、信号線L51、共通線L52をそれぞれ介して親機51の第1の信号線接続端子T51a、共通線接続端子T51bが接続されており、子機側信号線接続端子T52e、子機側共通線接続端子T52fには、信号線L51、共通線L52をそれぞれ介して子機54の信号線接続端子T53a、共通線接続端子T53bが接続されている。
【0036】
なお、同図に示す子機54の構成は、本発明の第1の実施例に適用された子機4と同様な構成であることから、同一の符号を付して具体的な構成についての説明は省略する。
【0037】
このように構成された本発明の第2の実施例によるセキュリティ装置が組み込まれたインターホンシステムにおいて、以下、その動作を具体的に説明する。
【0038】
図2のブロック図において、親機51の親機DC供給回路62に、商用電源からのAC電源、例えば、AC100Vが通電されている場合、この親機DC供給回路62は、当該親機が待受状態、すなわち、住戸外に居る来訪者により子機54の呼出回路30が操作される呼び出し(詳述せず)を待ち受けしている状態には待受電圧DC51を、一方、当該親機が通話状態、すなわち、子機54の子機マイク31および子機スピーカ32と親機回路60との間の通話ライン(詳述せず)が形成されている状態には通話電圧DC52を、親機回路60、通電信号送信回路61にそれぞれ印加して動作電源とするばかりでなく、第1の信号線接続端子T51aおよび共通線接続端子T51bとセキュリティ装置52の第1の親機側信号線接続端子T52aおよび親機側共通線接続端子T52bとを接続する信号線L51および共通線L52の間に印加している。また、親機51が通電されている場合には、通電信号送信回路61から通電信号S51が出力され、この通電信号S51は、第2の信号線接続端子T51c、信号線L53、セキュリティ装置52の第2の親機側信号線接続端子T52c、通電信号受信回路70を介して通電/警報リレー制御回路75に伝送される。
【0039】
ここで、セキュリティ装置52のセキュリティDC供給回路81に、商用電源からのAC電源、例えば、AC100Vが通電されていることに起因して、当該セキュリティ装置を構成する各回路へ動作電圧が印加されており、かつ、当該セキュリティ装置が監視状態、すなわち、住戸内のセキュリティ異常を検出するセキュリティセンサ53からのセキュリティ信号の入力の有無を監視している状態において、警報リレー79をなす第1、第2の各スイッチ79a、79bはブレイクされているとともに、通電リレー80をなすスイッチ80aは、親機51の通電信号送信回路61からの通電信号S51を検出した通電/警報リレー制御回路75の制御に基づきメイクされていることにより、第1の親機側信号線接続端子T52aと子機側信号線接続端子T52eとの間のライン(以下、第1の装置内信号線ラインという。)、親機側共通線接続端子T52bと子機側共通線接続端子T52fとの間のライン(以下、第1の装置内共通線ラインという。)とがそれぞれ形成される。
【0040】
また、親機51の親機DC供給回路62からの待受電圧DC51、通話電圧DC52の何れかの電圧は、第1の信号線接続端子T51aおよび共通線接続端子T51bとセキュリティ装置52の第1の親機側信号線接続端子T52aおよび親機側共通線接続端子T52bとを接続する信号線L51および共通線L52の間、上述の第1の装置内信号線ラインおよび第1の装置内共通線ラインの間、子機側信号線接続端子T52eおよび子機側共通線接続端子T52fと子機54の信号線接続端子T53aおよび共通線接続端子T53bとを接続する信号線L51および共通線L52の間を介してハイブリッド回路33、通電表示回路34をなすダイオードブリッジ40にそれぞれ印加され、ハイブリッド回路33の動作電源となるばかりでなく、ダイオードブリッジ40を介して極性が不問とされた電圧に基づき通電表示灯41が点灯することにより、親機51およびセキュリティ装置52のうち、少なくともセキュリティ装置52が通電されている状況を、住戸外にて確認できる。
【0041】
一方、親機51の親機DC供給回路62に、商用電源からのAC電源、例えば、AC100Vが通電されておらず、セキュリティ装置52のセキュリティDC供給回路81に、商用電源からのAC電源、例えば、AC100Vが通電されていることに起因して、当該セキュリティ装置を構成する各回路へ動作電圧が印加されており、かつ、当該セキュリティ装置が監視状態であると、セキュリティ装置52の通電/警報リレー制御回路75は、親機51の通電信号送信回路61からの通電信号S51を検出できず、この通電/警報リレー制御回路75は、警報リレー79をなす第1、第2の各スイッチ79a、79bをメイクさせるとともに、通電リレー80をなすスイッチ80aをブレイクさせることにより、上述の第1の装置内信号線ラインおよび第1の装置内共通線ラインは遮断され、警報音信号発生回路74、アダプタDC供給回路76、マッチング回路77と子機側信号線接続端子T52eとの間のライン(以下、第2の装置内信号線ラインという。)、警報音信号発生回路74、アダプタDC供給回路76、マッチング回路77と子機側共通線接続端子T52fとの間のライン(以下、第2の装置内共通線ラインという。)がそれぞれ形成される。また、セキュリティ装置52が監視状態であると、アダプタDC供給回路76、マッチング回路77はそれぞれ能動とされ、このマッチング回路77は、子機54との間でインピーダンスマッチングをとっている。また、アダプタDC供給回路76は、親機51の親機DC供給回路62から信号線L51および共通線L52の間に印加される待受電圧DC51と同一の電圧レベル(電圧値)の待受電圧DC51を、上述の第2の装置内信号線ラインおよび第2の装置内共通線ラインの間、子機側信号線接続端子T52eおよび子機側共通線接続端子T52fと子機54の信号線接続端子T53aおよび共通線接続端子T53bとを接続する信号線L51および共通線L52の間を介してハイブリッド回路33、通電表示回路34をなすダイオードブリッジ40にそれぞれ印加し、この待受電圧DC51は、ハイブリッド回路33の動作電源となるばかりでなく、ダイオードブリッジ40を介して極性が不問とされた電圧に基づき通電表示灯41を点灯させることにより、親機51およびセキュリティ装置52のうち、少なくともセキュリティ装置52が通電されている状況を、住戸外にて確認できる。
【0042】
次に、親機51の親機DC供給回路62に、商用電源からのAC電源、例えば、AC100Vが通電されているか否かに拘わらず、セキュリティ装置52のセキュリティDC供給回路81に、商用電源からのAC電源、例えば、AC100Vが通電されていることに起因して、当該セキュリティ装置を構成する各回路へ動作電圧が印加されており、かつ、当該セキュリティ装置が監視状態である場合において、住戸内にてセキュリティ異常が発生すると、当該セキュリティ異常を検出したセキュリティセンサ53からセキュリティ信号S52が出力され、このセキュリティ信号S52は、信号線L54、セキュリティ装置52のセンサ側信号線接続端子T52d、セキュリティI/F回路71を介してCPU72に伝送される。
【0043】
セキュリティ装置52のCPU72は、セキュリティセンサ53からのセキュリティ信号S52を受信して住戸内のセキュリティ異常を検出すると、警報リレー制御回路73、警報音信号発生回路74がそれぞれ能動となり、加えて、アダプタDC供給回路76、マッチング回路77をそれぞれ非能動とするための警報制御信号S53を出力する。また、CPU72からの警報制御信号S53に基づき能動とされた警報リレー制御回路73は、上述の第2の装置内信号線ラインおよび第2の装置内共通線ラインの形成を保持する。さらに、CPU72からの警報制御信号S53に基づき能動とされた警報音信号発生回路74は、警報音信号S54を出力する。この警報音信号S54は、セキュリティスピーカ78に伝送され、信号処理された後、警報音として鳴動され警報発報が行なわれるとともに、上述の第2の装置内信号線ラインおよび第2の装置内共通線ラインの間を介して信号線L51および共通線L52の間に印加される。なお、CPU72から警報リレー制御回路73、警報音信号発生回路74、アダプタDC供給回路76、マッチング回路77への警報制御信号S53の出力は、セキュリティセンサ53からのセキュリティ信号S52の受信が継続されている限り、出力され続ける、一方、セキュリティ信号S52の受信が停止すると、警報制御信号S53の出力も停止される。
【0044】
セキュリティ装置52の警報音信号発生回路74から出力され、信号線L51および共通線L52の間に印加された警報音信号S54は、子機54の信号線接続端子T53aおよび共通線接続端子T53b(の間)を介してハイブリッド回路33、通電表示回路34をなすダイオードブリッジ40にそれぞれ伝送される。また、ハイブリッド回路33は、セキュリティ装置52の警報音信号発生回路74からの警報音信号S54を2線/4線変換して子機スピーカ32に送出することにより、子機スピーカ32では、信号処理された警報音が鳴動して警報発報が行なわれる。さらに、通電表示回路34をなすダイオードブリッジ40は、セキュリティ装置52の警報音信号発生回路74からの警報音信号S54(の電圧)に基づき通電表示灯41を点灯させることにより、住戸内にてセキュリティ異常が発生している状況を、住戸外にて確認できる。
【0045】
上述のように、本発明の第2の実施例によるセキュリティ装置が組み込まれたインターホンシステムによれば、セキュリティセンサ53にてセキュリティ異常が検出された場合、すなわち、警報発報時のみならず、親機51が通電されていない場合でも、セキュリティ装置52が通電されている状況を、子機54の通電表示回路34をなす通電表示灯41の点灯に基づき住戸外にて確認させることができる。
【0046】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によるセキュリティ装置によれば、セキュリティ装置が通電されており、セキュリティセンサからのセキュリティ信号の入力の有無を監視している場合やセキュリティ信号の入力を検出したセキュリティ異常時には、親機が通電されているか否かに拘わらず、子機の通電表示灯は点灯される。一方、セキュリティ装置が通電されていないと、子機の通電表示灯は消灯することにより、セキュリティ装置が通電されているか否かの状況を、住戸外にて確認できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例によるセキュリティ装置が組み込まれたインターホンシステムの具体的な構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施例によるセキュリティ装置が組み込まれたインターホンシステムの具体的な構成を示すブロック図である。
【図3】従来例のセキュリティ装置が組み込まれたインターホンシステムの具体的な構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1、51・・・・・親機
2、52・・・・・セキュリティ装置
3、53・・・・・セキュリティセンサ
4、54・・・・・子機
11、62・・・・・親機DC供給回路
22、73・・・・・警報リレー制御回路
23、74・・・・・警報音信号発生回路
24・・・・・通電リレー制御回路
26、79・・・・・警報リレー
27、80・・・・・通電リレー
41・・・・・通電表示灯
61・・・・・通電信号送信回路
70・・・・・通電信号受信回路
75・・・・・通電/警報リレー制御回路
76・・・・・アダプタDC供給回路
77・・・・・マッチング回路
L1、L51・・・・・信号線
L2、L52・・・・・共通線
DC1、DC51・・・・・待受電圧
DC2、DC52・・・・・通話電圧
S1、S52・・・・・セキュリティ信号
S3、S54・・・・・警報音信号
S51・・・・・通電信号

Claims (2)

  1. 信号線(L1)および共通線(L2)の間に待受電圧(DC1)、通話電圧(DC2)の何れかを印加するための親機DC供給回路(11)を有する親機(1)と、前記信号線および前記共通線の間に前記待受電圧、前記通話電圧の何れかを印加することにより点灯される通電表示灯(41)を有する子機(4)との間に接続され、セキュリティセンサ(3)からのセキュリティ信号(S1)を受信すると、前記信号線および前記共通線の間に警報音信号(S3)を印加して警報発報するためのセキュリティ装置(2)であって、
    前記セキュリティ装置には、前記警報音信号を発生するための警報音信号発生回路(23)と、メイク側が前記警報音信号発生回路に、ブレイク側が前記親機にそれぞれ接続される警報リレー(26)と、メイク側が前記親機に接続される通電リレー(27)と、前記セキュリティ信号に応じて前記警報リレーをメイクさせるための警報リレー制御回路(22)と、前記セキュリティ装置が通電されているときに前記通電リレーをメイクさせるための通電リレー制御回路(24)とが備えられ、前記警報リレーのブレイクおよび前記通電リレーのメイクに基づき、前記親機DC供給回路からの前記待受電圧、前記通話電圧の何れかを前記信号線および前記共通線の間に印加して前記通電表示灯を点灯させ、前記親機および前記セキュリティ装置が通電されている状況を住戸外にて確認できるようにしたことを特徴とするセキュリティ装置。
  2. 信号線(L51)および共通線(L52)の間に待受電圧(DC51)、通話電圧(DC52)の何れかを印加するための親機DC供給回路(62)を有する親機(51)と、前記信号線および前記共通線の間に前記待受電圧、前記通話電圧の何れかを印加することにより点灯される通電表示灯(41)を有する子機(54)との間に接続され、セキュリティセンサ(53)からのセキュリティ信号(S52)を受信すると、前記信号線および前記共通線の間に警報音信号(S54)を印加して警報発報するためのセキュリティ装置(52)であって、
    前記親機には、前記親機が通電されている状況を前記セキュリティ装置に伝える通電信号(S51)を送信するための通電信号送信回路(61)を備え、
    前記セキュリティ装置には、前記警報音信号を発生するための警報音信号発生回路(74)と、前記通電信号を受信するための通電信号受信回路(70)と、前記信号線および前記共通線の間に前記待受電圧を印加するためのアダプタDC供給回路(76)と、前記親機が通電されていないときに前記セキュリティ装置が通電されていれば、前記子機との間でインピーダンスマッチングをとるためのマッチング回路(77)と、メイク側が前記警報音信号発生回路に、ブレイク側が前記親機にそれぞれ接続される警報リレー(79)と、メイク側が前記親機に接続される通電リレー(80)と、前記セキュリティ信号に応じて前記警報リレーをメイクさせるための警報リレー制御回路(73)と、前記親機、前記セキュリティ装置の両者が通電されているときには前記通電リレーをメイクさせ、前記セキュリティ装置が通電しており、前記親機が通電されていないときには前記警報リレーをメイクさせるための通電/警報リレー制御回路(75)とが備えられ、前記親機が通電されているときに前記警報リレーのブレイクおよび前記通電リレーのメイクに基づき、前記通電表示灯を点灯させるとともに、前記親機が通電されていないときに前記セキュリティ装置が通電されていれば、前記警報リレーをメイクさせ、前記マッチング回路により前記子機とのインピーダンスマッチングをとり、前記アダプタDC供給回路からの前記待受電圧を前記信号線および前記共通線の間に印加して前記通電表示灯を点灯させ、前記セキュリティ装置が通電されている状況を住戸外にて確認できるようにしたことを特徴とするセキュリティ装置。
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