JP2001209865A - フレキシブル火災受信機 - Google Patents

フレキシブル火災受信機

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JP2001209865A JP2000016781A JP2000016781A JP2001209865A JP 2001209865 A JP2001209865 A JP 2001209865A JP 2000016781 A JP2000016781 A JP 2000016781A JP 2000016781 A JP2000016781 A JP 2000016781A JP 2001209865 A JP2001209865 A JP 2001209865A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】自火報機器と防排煙機器とに使用する制御回線
を共用化し、それぞれの用途に応じて簡単な切換設定を
行うだけで使い分けができるフレキシブル火災受信機を
提供する。 【解決手段】火災受信機から導出された複数の制御回線
に、地区ベル、非常放送設備を選択的に接続出来るよう
にしたフレキシブル火災受信機であって、電源ラインに
接続される給電端子と、共通端子と、制御リレー接点を
介して、端末機器を接続した制御回線に接続される制御
端子とを有し、それぞれの制御回線に対応して設けられ
た制御回線設定コネクタを備え、上記制御回線設定コネ
クタにおいて、上記制御端子に対する給電端子、共通端
子の接続を切換設定することによって、それぞれの制御
回線に地区ベル、非常放送設備を選択的に接続出来るよ
うにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自火報機器または
防排煙機器のいずれにも対応可能なフレキシブル火災受
信機の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、ビルや集合住宅等に導入されてい
る火災受信機において、自火報機器または防排煙機器の
いずれにも対応可能なフレキシブル火災受信機が使用さ
れている。
【0003】ここに、自火報機器とは、感知器の発報に
より火事を人に知らせる地区ベルや非常放送設備をい
い、防排煙機器とは、火災による煙の拡大防止用、およ
び火災により煙が充満している場所の排気用の機能を備
えた機器をいう。
【0004】このようなフレキシブル火災受信機を使用
すると、例えば、25の制御回線が存在する場合、自火
報用に20回線、防排煙用に5回線などのように、施工
現場に対応させて制御回線の設定が可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
フレキシブル火災受信機は、端末機器を接続する制御回
線となる制御出力ラインは、地区ベル、非常放送設備や
防排煙機器に対応したものが設けられている。そのた
め、このような火災受信機では、端末機器を駆動するた
めの制御リレーや、その接点は使用する可能性のある全
ての制御回線に対応して設ける必要があるため、制御リ
レーを含む制御回路を実装したプリント基板が大きくな
り、それに伴って火災受信機自身も大型化している。
【0006】そこで、近時においては、地区ベルと非常
放送設備とを、同じ制御回線に共用して選択的に接続出
来るようにしたものも開発されているが、端末機器とし
て制御回線に地区ベルを接続して使用する場合と、非常
放送設備を接続して使用する場合とでは異なる操作、設
定しなければならない。
【0007】すなわち、端末機器として非常放送設備を
使用する場合には、火災受信機に入力する感知器回線に
対して、制御回線を1対1に対応させる構成になってい
る。そのため、感知器回線に応じた出力端子と制御回線
が必要となり、複数の制御回線が建物の同一階に割り当
てられているような場合には、その階に対応させている
制御回線どうしを渡り接続して、階の移報信号として処
理する必要があった。
【0008】したがって、後者のような火災受信機にお
いても、制御回線毎に、地区ベルを接続する場合と、非
常放送設備を接続する場合とで、渡り接続を行ったり、
火災受信機のメモリーに連動情報として記憶設定させる
情報も異なるため、依然として現場での設定作業を面倒
にしている。
【0009】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、第1の目的は、複合受信機として使用する場合
に、自火報機器と防排煙機器とに使用する出力端子を共
用化し、それぞれの用途に応じて簡単な切換設定を行う
だけで、自火報機器と防排煙機器との使い分けができ、
しかも制御回線の共用化によって必要な制御回線数と、
制御リレー数を減じて、受信機全体を小型化し、製造コ
ストも軽減できるフレキシブル火災受信機を提供するこ
とにある。
【0010】また、第2の目的は、自火報システムの火
災受信機として使用する場合に、制御回線の設定が地区
ベル、非常放送設備のいずれの対応になっているかを、
火災受信機内の信号処理部で自動検知することができる
フレキシブル火災受信機を提供することにある。
【0011】第3の目的は、端末機器に非常放送設備を
接続して使用する場合においても、面倒な渡り接続をな
くし、地区ベルの場合と同様な設定が簡易に出来るフレ
キシブル火災受信機を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、次のような構成を特徴としたフレキシ
ブル火災受信機を提案している。
【0013】すなわち、請求項1は、火災受信機から導
出された複数の制御回線に、地区ベル、非常放送設備を
選択的に接続出来るフレキシブル火災受信機であって、
電源ラインに接続される給電端子と、共通端子と、制御
リレー接点を介して、端末機器を接続した制御出力ライ
ンに接続される制御端子とを有し、それぞれの制御出力
ラインに対応して設けられた制御回線設定コネクタを備
えており、制御回線設定コネクタにおいて、上記制御端
子に対する給電端子、共通端子の接続を切換設定するこ
とによって、それぞれの制御回線に地区ベル、非常放送
設備を接続出来るようにしたフレキシブル火災受信機を
提案している。
【0014】請求項2は、制御回線設定コネクタにおけ
る制御端子に対する給電端子、共通端子との切換接続
を、作業者などが簡単にジャンパーコネクタを用いてで
きる構成にしている。
【0015】請求項3は、制御回線設定コネクタの制御
端子の各々には、電源ラインからの給電を検出する給電
検出手段を設け、これによって、制御回線に対する電源
ラインからの印加電圧の有無によって、電圧が印加され
ておれば、地区ベル設定、電圧が印加されていなけれ
ば、非常放送設備設定として自動的に判別する機能を備
えている。
【0016】更に、請求項4は、信号処理部と、表示部
とを設け、信号処理部では、制御回線設定コネクタの制
御端子の各々に設けた給電検出手段による電源ラインの
給電の有無を判別して、それぞれの制御回線が地区ベ
ル、非常放送設備になっていることを、火災受信機の表
示部に表示させ、明示する構成にしている。
【0017】ここに、請求項1〜4は、いずれも自火報
火災受信機に適用され、それぞれの制御回線には、施工
現場に応じて、地区ベル、非常放送設備が選択的に接続
できる構成になっている。
【0018】また、請求項5〜8は、複合火災受信機に
適用され、それぞれの制御回線には、地区ベル、非常放
送設備の自火報機器に加えて、防排煙機器も施工現場に
応じて、選択して接続できる。
【0019】ここに、請求項5は、火災受信機から導出
された複数の制御回線に、防排煙機器、自火報機器を任
意に選択して接続可能としたフレキシブル火災受信機で
あって、電源ラインに接続される給電端子と、共通端子
と、制御リレー接点を介して、端末機器を接続した制御
回線に接続される制御端子とを有し、それぞれの制御回
線に対応して設けられた第1の制御回線設定コネクタ
と、第1の制御回線設定コネクタのそれぞれの共通端子
に接続された連結端子と、電源ラインに接続された給電
端子と、グランド端子とを有した第2の制御回線設定コ
ネクタとを備えており、第1の制御回線設定コネクタに
おいては、上記制御端子に対する給電端子、共通端子の
切換接続、第2の制御回線設定コネクタにおいては、上
記連結端子に対する給電端子、グランド端子のそれぞれ
の接続状態の組み合わせを選択することによって制御回
線に防排煙機器、地区ベル、非常放送設備を選択的に接
続出来るようにしている。
【0020】請求項6は、第2の制御回線コネクタの連
結端子には、電源ラインからの給電を検出する給電検出
手段を設けた構成にしており、請求項7では、第2の制
御回線設定コネクタの制御端子以外に、第1の制御回線
設定コネクタの制御端子の各々にも、電源ラインからの
給電を検出する給電検出手段を更に設けた構成にしてい
る。
【0021】ここに、請求項6では、火災受信機の制御
回線には地区ベルか、非常放送設備のいずれが接続可能
になっているかを自動判別するため、第2の制御回線設
定コネクタの連結端子に対する電源ラインの電圧印加の
有無を検出する給電検出手段を設けた構成になってお
り、更に請求項7では、第1の制御回線設定コネクタの
制御端子に対する電源ラインの電圧印加の有無も別に設
けた給電検出手段によって検出することによって、2つ
の給電検出手段による判別結果をもとにして、火災受信
機の制御回線に接続可能な端末機器の種別を自動的に判
断する構成にしている。
【0022】さらに、請求項8では、火災受信機は、信
号処理部と表示部とを備えており、信号処理部では、上
記第1、第2の制御回線設定コネクタの制御端子、連結
端子のそれぞれに設けた給電検出手段による電源ライン
の給電の有無を判別して、それぞれの制御回線が地区ベ
ル、非常放送設備、防排煙機器のいずれかに設定されて
いることを上記表示部に表示させる構成にしている。
【0023】また、請求項9では、フレキシブル火災受
信機は、感知器回線を介して火災受信機に接続された感
知器に対応して、予め連動関係を割り付けている端末機
器を制御する構成にしており、これによって、簡易な設
定操作だけで、感知器が発報したときに、連動させて駆
動させる端末機器をグループ分けして駆動できるように
している。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面とともに説明する。図1は、本発明のフレキシ
ブル火災受信機(複合火災受信機)の要部構成を示す回
路図である。この複合火災受信機1には、自火報機器と
して地区ベル・非常放送設備のいずれか一方と防排煙機
器とを、それぞれの数に応じて設定可能な兼用回線を通
じて接続することができる。
【0025】この複合火災受信機1では、複数の感知器
等(発信機を含む)S1〜Snは、回線を通じて入力端
子L1〜Lnと接続可能であり、地区ベルB1〜Bn、
防排煙機器D1〜Dn、非常放送設備Eは、共用の出力
端子T1〜Tnと接続可能な構成となっている。非常放
送設備Eは設備としては1つであるが、複数のスピーカ
(不図示)が非常放送設備Eと接続できる構成となって
いる。図において、C、BC、DC、ECは、それぞれ
共通端子を示している。
【0026】複合火災受信機1は、感知器S1による火
災信号を入力すれば、信号処理部10により、出力端子
T1〜Tnに接続された地区ベル等の端末機器B1〜B
n、D1〜Dn、Eを作動させるようにしている。ま
た、表示部2には、複合火災受信機1と端末機器B1〜
Bn、D1〜Dn、Eの接続状態等を表示させる。
【0027】図2は、複合火災受信機の制御部の要部構
成を示す回路図である。図のように、制御出力ラインL
i1には、制御リレー接点r1と自火報・防排煙切換設
定用の第1の制御回線設定コネクタCA1の制御端子P
2が接続されており、コネクタCA1の給電端子P1
は、防排煙機器用の電源ラインLiに、共通端子P3
は、地区ベル・非常放送設備切換用の第2の制御回線設
定コネクタCBの連結端子P5に接続している。また、
他の制御出力ラインLi2〜Linも、Li1と同様に
接続されている。
【0028】ここで、例えば、第1の制御回線設定コネ
クタCA1を防排煙機器用に設定した場合、すなわち給
電端子P1と制御端子P2を接続した場合、電源V1か
らは、電源ラインLiと制御出力ラインLi1を経由し
て、出力端子T1に有電圧出力させることになる。ま
た、第1の制御回線設定コネクタCAnを自火報機器用
に設定した場合、すなわち制御端子P2と共通端子P3
を接続した場合には、第2の制御回線設定コネクタCB
を地区ベル用に設定、すなわち給電端子P4と連結端子
P5を接続すれば、電源ラインLiと制御出力ラインL
inを経由して、出力端子Tnに有電圧出力させること
になり、第2の制御回線設定コネクタCBを非常放送設
備用に設定すれば、すなわち連結端子P5とグランド端
子P6を接続すれば、出力端子Tnに無電圧出力させる
こととなる。
【0029】なお、グランド端子P6はグランド接続さ
れていなくてもよく、無電圧で閉ループが形成されてい
ればよい。
【0030】このように、第1の制御回線設定コネクタ
CA1〜CAnを回線ごとに、第2の制御回線設定コネ
クタCBを全体で1つ設け、2つの制御回線設定コネク
タの切換接続の組み合わせにより、制御出力ラインLi
1〜Linを選択的に、地区ベル制御(有電圧出力)
用、非常放送設備制御(無電圧出力)用、または防排煙
機器制御(有電圧出力)用に使用することができる。
【0031】図2の例では、制御出力ラインLi1を防
排煙機器D1に、制御出力ラインLinを非常放送設備
Eに接続した場合の接続状態を示している。
【0032】なお、図2において、F1、F2は、電源
ラインLiに過大な電流が流れたとき、その電流を遮断
するためのヒューズである。また、rD、rEC、rB
Cは、防排煙機器、自火報機器制御出力の停止等に使用
する制御リレー接点である。
【0033】第2の制御回線設定コネクタCBを、地区
ベル、非常放送設備のいずれに設定しているかを検知す
るために、コネクタCBの連結端子P5に、フォトカプ
ラPCを含む給電検出手段を接続している。
【0034】第2の制御回線設定コネクタCBを有電圧
側に設定していれば、電源V1から電源ラインLiを経
由して、ヒューズF2、コネクタCBに電流が流れ、フ
ォトカプラPCに通電する。フォトカプラPCのフォト
トランジスタの作用により、後述の信号処理部を構成す
るマイコンの入力ポートには、「L」が入力される。無
電圧側に設定していれば、フォトカプラPCには通電せ
ず、マイコンには「H」が入力されることになる。
【0035】なお、このフォトカプラPCによる地区ベ
ル・非常放送設備の切換設定検知は、防排煙機能を有さ
ない自火報機能専用の火災受信機にも適用できる。これ
については、図4で後述する。
【0036】さらに、この給電検出手段と同様の手段
を、第1の制御回線設定コネクタCA1〜CAn各々の
制御端子P2に接続すれば(不図示)、自火報機器・防
排煙機器の切換設定を、マイコンで容易に検知すること
ができる。
【0037】図3は、複合火災受信機の信号処理部の要
部概略構成を示す回路図である。図において、10は入
力信号に基づいて端末機器の制御を行う信号処理部、1
1はプログラム等を記憶しているROM、2は接続状態
等を表示する表示部、Snは感知器、Ln−Cは感知器
発報入力用の入力端子、PCは図2と同一のフォトカプ
ラのフォトトランジスタである。信号処理部10は、前
述のフォトカプラPCの通電有無の入力を受けて、火災
受信機1が、地区ベルまたは非常放送設備のいずれに接
続しているかを検知することができ、更に、接続状態を
表示部2に表示することができる。
【0038】また、ROM11には、感知器Sn等の発
報入力によって、各端末機器を連動させる設定がされて
いる。感知器Snが発報すれば、信号処理部10は、設
定されている連動のパターンに従って、制御リレーコイ
ルR1〜Rnの1つ又は複数を励磁して、該当の制御リ
レー接点が閉じ、制御出力ラインに出力することができ
る。なお、図において、RD、REC、RBCは、図2
における制御リレー接点rD、rEC、rBCに対応す
る制御リレーコイルであり、これらも、信号処理部10
の判断により出力される。
【0039】例えば、地区ベルの連動が、発報した感知
器の回線に対応して、出火階と、その直上階に対応する
地区ベル鳴動するように設定され、防排煙機器の連動
が、発報した感知器の回線に対応した防排煙機器を制御
するように設定されているとする。感知器Snが発報す
ると、信号処理部10は、その感知器回線に対して連動
設定された端末機器(地区ベルと防排煙機器)を制御す
るため、該当の制御リレーコイルR1〜Rnを励磁さ
せ、対応する制御リレー接点r1〜rnが閉じ、各機器
に該当する制御出力ラインLi1〜Linに有電圧出力
する(以上、図2も参照)。
【0040】自火報機器が非常放送設備である場合は、
例えば、発報した感知器の回線に対応した階代表に移報
する連動設定がされているとする。感知器Snが発報す
ると、信号処理部10は、その感知器回線に対して連動
設定された端末機器(非常放送設備と防排煙機器)を制
御するため、該当の制御リレーコイルR1〜Rnを励磁
させ、対応する制御リレー接点r1〜rnが閉じ、各機
器に該当する制御出力ラインLi1〜Linに、防排煙
機器であれば有電圧出力し、非常放送設備であれば無電
圧出力する(以上、図2も参照)。
【0041】このように、感知器回線ごとに、地区ベ
ル、非常放送設備、防排煙機器の連動設定をしておけ
ば、容易に各端末機器の連動が可能となる。
【0042】図4は、本発明のフレキシブル火災受信機
(自火報火災受信機)の要部構成を示す回路図である。
この自火報火災受信機1´は、自火報機能のみを有し、
制御出力ラインLi1〜Linには、地区ベルまたは非
常放送設備Eを接続できるフレキシブル火災受信機であ
る。
【0043】図のように、制御出力ラインLi1には、
制御リレー接点r1とコネクタCA1の制御端子P2が
接続されている。また、他の制御出力ラインLi2〜L
inも、Li1と同様に接続されている。
【0044】ここで、例えば、コネクタCA1を地区ベ
ル用に設定した場合、すなわち給電端子P1と制御端子
P2を接続した場合は、電源V1からは、電源ラインL
iと制御出力ラインLi1を経由して、出力端子T1に
有電圧出力させることになる。また、コネクタCAnを
非常放送設備用に設定した場合、すなわち制御端子P2
と共通端子P3を接続した場合には、出力端子Tnに無
電圧出力させることになる。
【0045】図4の例では、制御出力ラインLi1を地
区ベルB1に、制御出力ラインLinを非常放送設備E
に接続した場合の接続状態を示している。
【0046】なお、図4において、Fは、電源ラインL
iに過大な電流が流れたとき、その電流を遮断するため
のヒューズである。また、rEC、rBCは、地区ベ
ル、非常放送設備制御出力の停止等に使用する制御リレ
ー接点である。
【0047】制御回線設定コネクタCA1〜CAnを、
地区ベル、非常放送設備のいずれに設定しているかを検
知するために、コネクタCA1〜CAnそれぞれの制御
端子P2に、フォトカプラPC1〜PCnを含む給電検
出手段を接続している。
【0048】制御回線設定コネクタCA1〜CAnを有
電圧側に設定していれば、電源V1から電源ラインLi
を経由して、ヒューズF、コネクタCAに電流が流れ、
フォトカプラPC1〜PCnに通電する。フォトカプラ
PC1〜PCnのフォトトランジスタの作用により、信
号処理部を構成するマイコンの入力ポートには、「L」
が入力される。無電圧側に設定していれば、フォトカプ
ラPC1〜PCnには通電せず、マイコンには「H」が
入力されることになる。
【0049】図5(a)は、ジャンパコネクタとコネク
タを示す図である。コネクタCA1〜CAn(CB)
は、3つのピンP1〜P3(P4〜P6)を備えてお
り、ピンP1(P4)、P2(P5)にジャンパーコネ
クタJを取り付けるか、またはピンP2(P5)、P3
(P6)に付け替えて短絡接続できるような構造となっ
ている。図のようにジャンパーコネクタを縦に取り付け
ると、P1、P2が短絡し、防排煙機器への出力ライン
が形成され、横に取り付けると(不図示)、P2、P3
が短絡し、自火報機器への出力ラインが形成される。
【0050】また、図5(b)は、他のジャンパーコネ
クタの例を示す図である。もっとも、ジャンパーコネク
タを使用せずに、別の手段によって接続してもよい。
【0051】
【発明の効果】以上の説明からも理解できるように、請
求項1〜4に記載の本発明のフレキシブル火災受信機で
は、制御回線設定コネクタの端子を切換接続するだけ
で、制御回線を、地区ベル用または非常放送設備用のい
ずれかに設定することができる。また、制御回線を共用
しているので、、小型で構成が簡単な上、出力端子、制
御リレーの数を減らし、マイコンの出力ポート数を減ら
して信号処理部の構成も簡易化できるなどの利点があ
り、全体として製造コストを安価に出来る。
【0052】特に、請求項2では、コネクタの切換接続
がジャンパーコネクタで行えるため使い勝手もよい。
【0053】請求項3では、給電検出手段によって、制
御回線への電圧印加の有無を検出するだけで、制御回線
を地区ベル用に設定しているか、非常放送設備用として
設定しているかが容易に判別できる。
【0054】更に、請求項4では、制御回線設定コネク
タの接続操作によって設定された制御回線の設定状態が
表示部に表示されるので、施工現場での設定の忘れや、
設定と異なる種類の端末機器を接続するなどのトラブル
を未然に防止できる。
【0055】請求項5〜8に記載の本発明のフレキシブ
ル火災受信機では、第1、第2の制御回線設定コネクタ
の端子を切換接続するだけで、制御回線を、防排煙機器
用、地区ベル用、非常放送設備用のいずれかに設定する
ことができる。また、制御回線を共用しているので、出
力端子、制御リレーの数を減らし、マイコンの出力ポー
ト数を減らして信号処理部の構成も簡易化できるなどの
利点があり、全体として製造コストを安価に出来る。
【0056】特に、請求項6では、火災受信機が自火報
受信機として使用される場合には、給電検出手段によっ
て、電源ラインから第2の制御回線コネクタの連結端子
に加わる電圧の有無を検出することによって、制御回線
が地区ベル、非常放送設備のいずれの設定になっている
かの判別が容易に出来る。また、請求項7では、制御回
線についての設定情報を信号処理部に入力設定していな
くても、第1の制御回線設定コネクタのそれぞれの制御
端子に設けた給電検出手段と、第2の制御回線設定コネ
クタの連結端子に設けた別の給電検出手段とによる電圧
印加の有無に応じて、それぞれの制御回線には、地区ベ
ル、非常放送設備、防排煙機器に設定されていることが
判別できる。
【0057】更に、請求項8では、制御回線設定コネク
タの接続操作によって設定された制御回線の設定状態が
表示部に表示されるので、施工現場での設定の忘れや、
設定と異なる種類の端末機器を接続するなどのトラブル
も未然に防止できる。請求項9では、火災受信機が自火
報受信機、防排煙受信機のいずれかとして使用される場
合にも、制御回線を感知回線に対応させて、連動設定し
ているので、建物階に応じて連動制御を行う場合に有益
である。また、非常放送設備を接続して使用する場合
も、建物階に応じた分の制御回線を使用すればよく、連
動の設定も容易な上に、配線施工も簡易化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフレキシブル火災受信機(複合火災受
信機)の要部構成を示す回路図である。
【図2】フレキシブル火災受信機の制御部の要部構成を
示す回路図である。
【図3】フレキシブル火災受信機の信号処理部の要部概
略構成を示す回路図である。
【図4】本発明のフレキシブル火災受信機(自火報受信
機)の要部構成を示す回路図である。
【図5】ジャンパコネクタとコネクタを示す図である。
【符号の説明】
1 フレキシブル火災受信機 10 信号処理部 2 表示部 Li1〜Lin 制御回線(制御出力ライン) B1〜Bn 地区ベル E 非常放送設備 D1〜Dn 防排煙機器 C1〜Cn 制御回線設定コネクタ P1、P2、P3 そのコネクタの給電端子、制御端
子、共通端子 CA1〜CAn 第1の制御回線設定コネクタ P1、P2、P3 そのコネクタの給電端子、制御端
子、共通端子 CB 第2の制御回線設定コネクタ P4、P5、P6 そのコネクタの給電端子、連結端
子、グランド端子 J ジャンパーコネクタ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】火災受信機から導出された複数の制御回線
    に、地区ベル、非常放送設備を選択的に接続出来るよう
    にしたフレキシブル火災受信機であって、 電源ラインに接続される給電端子と、共通端子と、制御
    リレー接点を介して、端末機器を接続した制御回線に接
    続される制御端子とを有し、それぞれの制御回線に対応
    して設けられた制御回線設定コネクタを備え、 上記制御回線設定コネクタにおいて、上記制御端子に対
    する給電端子、共通端子の接続を切換設定することによ
    って、それぞれの制御回線に地区ベル、非常放送設備を
    選択的に接続出来るようにしたフレキシブル火災受信
    機。
  2. 【請求項2】請求項1において、 上記制御回線設定コネクタの給電端子と制御端子、共通
    端子と制御端子との接続の切換設定を、ジャンパーコネ
    クタによって行うようにしたフレキシブル火災受信機。
  3. 【請求項3】請求項1、2のいずれかにおいて、 上記制御回線設定コネクタの制御端子の各々には、電源
    ラインからの給電を検出する給電検出手段を設けている
    フレキシブル火災受信機。
  4. 【請求項4】請求項3において、 信号処理部と、表示部とを設け、上記信号処理部では、
    上記制御回線設定コネクタの制御端子の各々に設けた給
    電検出手段による電源ラインの電圧印加の有無を判別し
    て、それぞれの制御回線が地区ベル、非常放送設備のい
    ずれかに設定されていることを上記表示部に表示させる
    構成にしているフレキシブル火災受信機。
  5. 【請求項5】火災受信機から導出された制御回線に、防
    排煙機器、自火報機器を任意に選択して接続可能とした
    フレキシブル火災受信機であって、 電源ラインに接続される給電端子と、共通端子と、制御
    リレー接点を介して、端末機器を接続した制御回線に接
    続される制御端子とを有し、それぞれの制御回線に対応
    して設けられた第1の制御回線設定コネクタと、 上記第1の制御回線設定コネクタのそれぞれの共通端子
    に接続された連結端子と、電源ラインに接続された給電
    端子と、グランド端子とを有した第2の制御回線設定コ
    ネクタとを備え、 上記第1の制御回線設定コネクタにおいては、上記制御
    端子に対する給電端子、共通端子の接続状態、第2の制
    御回線設定コネクタにおいては、上記連結端子に対する
    給電端子、グランド端子のそれぞれの接続状態の組み合
    わせを選択することによって、制御回線に防排煙機器、
    地区ベル、非常放送設備を選択的に接続出来るようにし
    たフレキシブル火災受信機。
  6. 【請求項6】請求項5において、 上記第2の制御回線設定コネクタの連結端子には、電源
    ラインからの給電を検出する給電検出手段を設けた構成
    にしているフレキシブル火災受信機。
  7. 【請求項7】請求項6において、 上記第1の制御回線設定コネクタの制御端子の各々に
    は、電源ラインからの給電を検出する別の給電検出手段
    を更に設けた構成にしているフレキシブル火災受信機。
  8. 【請求項8】請求項7において、 信号処理部と、表示部とを設け、上記信号処理部では、
    上記第1、第2の回線設定コネクタの制御端子、連結端
    子のそれぞれに設けた給電検出手段による電源ラインに
    よる電圧印加の有無を判別して、それぞれの制御回線が
    地区ベル、非常放送設備、防排煙機器のいずれかに設定
    されていることを上記表示部に表示させる構成にしてい
    るフレキシブル火災受信機。
  9. 【請求項9】請求項1〜7において、 上記フレキシブル火災受信機は、感知器回線に接続され
    たいずれかの感知器が発報したときには、その感知器に
    対して、予め連動関係を割り付けている制御回線より制
    御信号を出力させる構成にしているフレキシブル火災受
    信機。
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