JP3292345B2 - 火災報知設備の中継器および火災報知設備の受信部 - Google Patents

火災報知設備の中継器および火災報知設備の受信部

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JP3292345B2
JP3292345B2 JP08232194A JP8232194A JP3292345B2 JP 3292345 B2 JP3292345 B2 JP 3292345B2 JP 08232194 A JP08232194 A JP 08232194A JP 8232194 A JP8232194 A JP 8232194A JP 3292345 B2 JP3292345 B2 JP 3292345B2
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  • Emergency Management (AREA)
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  • Alarm Systems (AREA)
  • Fire Alarms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地区ベル等の被制御機
器の監視制御を行う火災報知設備の中継器および火災受
信機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のいわゆるR型の火災報知設備にお
いては、コード化された信号を、受信機等の受信部と端
末機器とが送受信し、火災監視、状態の維持を行ってい
る。この設備に使用される火災感知器等の端末機器に
は、マイコン制御のために、自己の種別やアドレスが記
憶領域に格納され、火災受信機は、アドレスを伴う呼び
出し信号によって端末機器を特定し、状態変化の収集や
制御命令の送出を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】たとえば、地区ベルの
起動等の制御を行う地区音響用中継器は、アドレス指定
を伴う鳴動命令を受信すると、その地区音響用中継器に
対応する地区ベルを起動して鳴動させる。
【0004】ところで、地区音響用中継器とこれに対応
する地区ベルとを接続する制御線が短絡していた場合に
は、ヒューズが溶断し、その後にヒューズを交換する等
の作業が煩雑であり、また、制御線の短絡時に地区ベル
を鳴動させる起動動作を行うと、その起動動作自体が無
駄であり、この無駄な起動動作によって電力が無駄に消
費されるという問題がある。
【0005】また、火災受信機と中継器とを接続する電
源線が断線している場合に、地区ベルを鳴動させる起動
動作を行うと、その起動動作自体が無駄であり、この無
駄な起動動作によって電力が無駄に消費されるという問
題がある。
【0006】さらに、火災受信機が中継器に鳴動命令を
送出すると、被制御機器が鳴動中であることを火災受信
機が必ず表示する。したがって、信号線の状態が不良で
ある場合、または、地区音響用電源線の電圧状態が不良
である場合には、地区ベルの鳴動が実際に行われない
が、このような状態であっても、地区ベルの鳴動が行わ
れている旨を火災受信機が表示してしまう。つまり、中
継器の起動動作に基づいて、中継器は必ず火災受信機に
応答信号を返送するので、地区ベルの鳴動が実際に行わ
れていない場合でも、地区ベルの鳴動が行われているこ
とを火災受信機が表示してしまうという問題がある。
【0007】上記各問題は、地区ベルの鳴動に限られ
ず、防排煙機器等、他の被制御機器を使用した場合も生
じる問題であり、火災受信機の代わりに他の中継器等、
他の受信部を使用した場合も生じる問題である。
【0008】本発明は、中継器とこれに対応する被制御
機器とを接続する制御線が短絡していた場合、ヒューズ
を交換する必要がなく、また、被制御機器の起動動作に
伴う電力が無駄に消費されることがなく、しかも、短絡
が回復した場合には、被制御機器を正常に起動させるこ
とができる火災報知設備の中継器を提供することを目的
とするものである。
【0009】また、本発明は、火災受信機と中継器とを
接続する電源線が断線している場合に、被制御機器の起
動動作に伴う電力が無駄に消費されることがなく、しか
も、電源線の断線が回復した場合には、被制御機器を正
常に起動させることができる火災報知設備の中継器を提
供することを目的とするものである。
【0010】さらに、本発明は、火災報知設備に用いら
れる地区音響制御機器等の被制御機器を制御する場合、
被制御機器が実際に起動されているときにのみ、被制御
機器が起動されていることを表示する火災報知設備の受
信部を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、火災受信機等
の受信部からの制御命令に基づいて被制御機器の監視制
御を行う中継器において、中継器と被制御機器とを接続
する制御線に微小な逆電流を流すことによって、制御線
の短絡を監視し、受信部から起動命令を受信したとき
に、制御線が短絡していれば、被制御機器を起動する起
動部に起動信号を出力することを待機し、その後、制御
線の短絡が回復したときに、起動部に起動信号を出力す
るものである。
【0012】
【作用】本発明は、受信部から起動命令を受信したとき
に、制御線が短絡していれば、被制御機器へ起動信号を
出力することを待機し、その後、制御線の短絡が回復し
たときに、被制御機器を起動する起動部に起動信号を出
力するので、制御線が短絡していた場合、ヒューズの溶
断がないためにヒューズを交換する必要がなく、また、
被制御機器の起動動作に伴う電力が無駄に消費されるこ
とがなく、しかも、短絡が回復した場合には、被制御機
器を正常に起動させることができる。
【0013】
【実施例】図1は、本発明における火災受信機REと中
継器Tと地区ベルBとの接続関係を示す図である。
【0014】この実施例は、信号線SLを介して、火災
受信機REと、端末機器としての中継器Tとが接続さ
れ、ポーリングによって火災受信機REが端末機器を呼
び出し、所定情報の収集、所定の制御を実行するもので
ある。そして、火災受信機REと中継器Tとの間に、電
源を供給する電源線PLと信号線SLとが接続され、中
継器Tと地区ベルBとの間に制御線CLが接続されてい
る。
【0015】図2は、本発明の一実施例である火災受信
機REを示すブロック図である。
【0016】火災受信機REは、MPU(マイクロプロ
セッサ)10と、ROM11〜13と、RAM21、R
AM23〜29と、操作部31と、表示部32と、送受
信部33と、起動命令送出中表示手段34と、起動中表
示手段35と、これらのIF31a〜35aと、電源回
路41とを有する。
【0017】ROM11は、図4、図5に示すフローチ
ャートに関するプログラム等の記憶領域である。ROM
12は、火災感知器SE、中継器T、防排煙機器等の端
末機器の各アドレス、および初期設定状態における端末
機器の種別等のIDを記憶する端末機器マップテーブル
用記憶領域である。ROM13は、端末機器からの火災
信号に基づいて防排煙機器等の被制御機器等を連動制御
する連動制御テーブルの記憶領域である。
【0018】ここで、上記実施例で使用されるポーリン
グセレクティング方式について簡単に説明する。ポーリ
ングセレクティング方式は、火災受信機REに接続され
ている端末機器が予め複数のグループに分けられ、火災
受信機REから呼び出されたときに、状態が変化した端
末機器のみが応答することが基本である。そして、応答
タイミングがシステムポーリング、ポイントポーリング
で異なり、システムポーリングにおいては、端末機器が
応答するタイミングがグループ毎で異なり、ポイントポ
ーリングでは端末機器毎に応答タイミングが異なる。シ
ステムポーリングで応答がなけれが、全ての端末機器の
状態が全く変化しておらず、システムポーリングで応答
があれば、その応答があったグループに属するどれかの
端末機器の状態が変化しており、そのグループに属する
端末機器を1つづつポイントポーリングする。
【0019】図2に戻って、RAM21は、作業用領域
であり、RAM23は、システムポーリング時に、パル
スを受けたタイミングに基づいて、応答信号を送出した
端末機器が属するグループのグループ番号gを記憶する
領域である。RAM24は、ポイントポーリング時に、
応答パルスを受けたタイミングに基づいて、応答信号を
送出した端末機器のグループ内における番号mを記憶す
る領域である。RAM25は、システムポーリングにお
いて実行する制御内容を記憶する記憶領域である。RA
M26は、セレクティングにおいて制御すべき端末機器
番号とその制御内容(たとえば、試験命令、火災確定命
令、レベル停止命令)を記憶する領域である。RAM2
7は、各端末機器から収集した状態情報の記憶領域であ
る。
【0020】RAM28は、接続されている端末機器の
アドレスおよびその種別IDを格納する領域である。な
お、初期設定以後は、断線監視セレクティングによって
収集される情報に応じて、RAM28の格納内容が変更
される。RAM29は、断線監視セレクティングによっ
て断線状態であると判断された端末機器のアドレスを記
憶する領域である。
【0021】送受信部33は、端末機器としての被制御
機器を起動させる起動命令、被制御機器から状態情報を
返送させる状態情報返送命令を送出するとともに、被制
御機器から状態情報を受信する部分である。
【0022】起動命令送出中表示手段34は、火災受信
機REが所定の被制御機器に起動命令を送出したとき
に、所定の被制御機器に起動命令を送出している最中で
あることを表示するものであり、その被制御機器が起動
した場合には、その表示が停止されるものである。
【0023】起動中表示手段35は、火災受信機REが
所定の被制御機器に起動命令を送出した後に、その被制
御機器が実際に起動を開始したことを示す信号を中継器
Tから受信したときに、その被制御機器が起動中である
ことを表示する手段であり、その被制御機器の起動が停
止、または終了した場合に上記表示が停止されるもので
ある。
【0024】電源回路41は、受信機の外部の商用電源
42から交流電源を得て、整流、平滑し、所定の直流電
圧を得る回路であり、電源線PLを介して、中継器T、
火災感知器SE等の端末機器に直流電源を供給するもの
である。
【0025】図3は、上記実施例における中継器Tを示
すブロック図である。
【0026】この中継器Tは、火災受信機REからの制
御命令に基づいて被制御機器の監視制御を行うものであ
り、MPU(マイクロプロセッサ)110と、ROM5
1と、RAM52、53と、送受信回路54と、このイ
ンタフェース55と、起動部60と、短絡、断線検出部
と、電源監視部80とを有する。
【0027】MPU110は、中継器Tの全体を制御す
るとともに、図6、7に示すフローチャートに関するプ
ログラムを実行するものであり、ROM51は、図6、
7に示すフローチャートに関するプログラム等の記憶領
域である。RAM52は作業用の領域であり、RAM5
3は、中継器53の自己のアドレスを格納する領域であ
る。
【0028】送受信回路54は、火災受信機REとの間
で所定の命令、データを送受信する回路であり、信号線
を介して受信部との間で制御命令等を送受信する送受信
回路の例である。
【0029】起動部60は、火災受信機REから受信し
た起動命令に基づいて、MPU110のポートP6から
起動信号を入力したときに、地区ベルBを起動するもの
であり、リレーコイル61と、リレーコイル61に対応
するスイッチ62、63と、リレーコイル61の通電を
制御するトランジスタ64とで構成されている。リレー
コイル61とスイッチ62、63とでリレーが構成さ
れ、このリレーはラッチリレーである。スイッチ62、
63は通常(制御線CLの断線、短絡検出時には)、検
出端子tに接続され、地区ベルBを起動するときには起
動端子dに接続される。火災受信機REから起動命令を
受信したときに、地区ベルBを起動する起動信号がポー
トP6から出力され、このときに、トランジスタ64は
オンするものである。
【0030】上記短絡、断線検出部は、主に、短絡検出
用のコンパレータ75と、断線検出用のコンパレータ7
6とで構成され、この他に、短絡、断線検出するとき
に、MPU110のポートP3から出力される正の検出
パルスを反転するインバータ71と、短絡、断線検出用
電流を制御するトランジスタ72と、地区ベルBと並列
に接続されている終端抵抗73とを有する。なお、制御
線CLには、複数の地区ベルBが互いに並列に接続さ
れ、この地区ベルBと直列にダイオードDが接続されて
いる。このダイオードDは、短絡、断線検出時に電流が
地区ベルBに流れることを阻止するものである。上記短
絡、断線検出部は、中継器と被制御機器とを接続する制
御線に微小な逆電流を流すことによって、制御線の短絡
を監視する制御線短絡監視部の例である。
【0031】電源監視部80は、電源線PLに電圧が印
加されているか否かを検出するものであり、フォトカプ
ラPCによって電源線PLの電圧を検出し、検出信号を
MPU110の入力ポートP2に印加している。つま
り、電源監視部80は、火災受信機から電源の供給を受
ける電源線が断線していることを監視する電源線断線監
視部の例である。
【0032】また、MPU110は、火災受信機REか
ら送受信回路54が被制御機器の起動命令を受信したと
きに、制御線CLが短絡していれば、地区ベルBを起動
する起動部60に起動信号を出力することを待機し、そ
の後、制御線CLの短絡が回復したときに、その起動信
号を起動部60に出力するものである。さらに、MPU
110は、火災受信機REから送受信回路54が起動命
令を受信したときに、電源線PLが断線していれば、地
区ベルBを起動する起動部60に起動信号を出力するこ
とを待機し、その後、電源線PLの断線が回復したとき
に、起動部60に起動信号を出力するものである。
【0033】次に、上記実施例の動作について説明す
る。
【0034】図4は、上記実施例における火災受信機R
Eの基本動作を示すフローチャートである。
【0035】まず、初期設定を行ない(S1)、システ
ムポーリングを行い(S2)、このシステムポーリング
に対して端末機器地から応答があったときに(S3)、
応答のあったグループに対してポイントポーリングを行
い(S4)、このポイントポーリングに対して端末機器
から応答があったときに(S5)、応答のあった端末機
器に対してセレクティングを行い、その端末機器から状
態情報を返送させ(S6)、制御割り込みがあったとき
に制御割込処理を行い(S7、S8)、システムポーリ
ング(S2)に戻る。システムポーリングで応答がなか
ったときには(S3)、全ての端末機器について状態変
化が生じていないので、個々の端末機器について順次、
断線判別する断線判別セレクティングを行う(S9)。
【0036】上記セレクティングの動作(S6)におい
て、被制御機器に対する起動命令を送出したが、被制御
機器が実際には起動されていないときに「起動命令を送
出中」の表示を行い、上記起動命令に応じて、被制御機
器が実際に起動されているときに、「起動中」の表示を
行う。
【0037】図5は、上記実施例における火災受信機R
Eによるセレクティング(S6)の具体例を示すフロー
チャートである。
【0038】まず、受信機REは、ポイントポーリング
(S4)で応答し、RAM24に記憶されている端末機
器のアドレスのうち、先頭から読み出したアドレスnを
指定して状態情報返送命令を示すセレクティングコマン
ドSAD(n)・CM0を送出する(S11)。指定し
た(すなわちセレクティングで呼び出した)アドレスn
の端末機器から受信があり、それが火災情報であれば
(S12、S14)、アドレスnが付与されている端末
機器の種別ID(煙、熱感知器等の種別)をRAM28
から読み出す(S15)。
【0039】そして、火災感知器SEからの火災情報
が、設定された動作レベルに達しており、蓄積が不要で
あれば(S16、S17)、確実に火災と判断されるの
で、アドレスnの端末機器は火災が確定する。したがっ
て、そのアドレスnの端末機器がシステムポーリングや
ポイントポーリングに応答することを阻止する火災確定
命令を示すコマンドSAD(n)・CM4をRAM26
にセットし(S18)、アドレスnの火災信号によって
制御すべき制御機器(連動させる被制御機器が各端末機
器毎に予め設定されている)を、ROM13の連動テー
ブルから読み出し、それを機器制御部34へ送出し、中
継器Tを介して被制御機器へ制御命令を送出する(S1
9)。
【0040】そして、被制御機器へ起動命令を送出中で
あることを示す「起動命令を送出中」の表示を、起動命
令送出中手段34で行う(S20)。この場合、火災受
信機REが中継器Tに対して起動命令を送出する動作は
終了したが、中継器Tからその制御が完了した旨の信号
をまだ受信していないので、受信機REとしては当該地
区ベルBが実際に起動を行ったか否か不明であり、した
がって、「起動命令を送出中」のみの表示を行い、「被
制御機器が起動中」の表示は行わない。
【0041】上記のように、火災受信機REが中継器T
に対して起動命令を送出したのみの段階では、「起動
中」の表示を行わず、「起動命令を送出中」の表示を行
うので、火災受信機REが起動命令を送出しただけの段
階では、火災受信機REを見ている人が、当該地区ベル
Bが起動したと誤って認識することがない。
【0042】なお、上記の場合、「起動命令を送出中」
の表示とともに、どの地区ベルBに起動命令を送出した
かを表示するようにしてもよい。
【0043】その後、アドレスnの端末機器の状態をR
AM27へ格納し、表示部32へその状態を表示し(す
なわち火災地区またはアドレスnを表示し)(S2
1)、先頭のnをRAM24から消去する(S22)。
【0044】また、設定した動作レベルに達していなけ
れば(S16)、レベル停止命令を示すSAD(n)・
CM5をRAM26へセットする(S25)。
【0045】一方、セレクティングにおいて応答はあっ
たが、その応答内容が火災情報ではなく(S14)、地
区ベルBに対する制御が完了したことを示す信号を中継
器Tから受信した場合(S30)、RAM27へアドレ
スnの地区ベルBの状態、つまり地区ベルBが鳴動中で
ある旨の情報を格納し、起動中表示手段35が「被制御
機器が動作中」の表示を行う(S31)。
【0046】上記のように、地区ベルBに対する制御が
完了したことを示す信号を中継器Tから火災受信機RE
が受信した場合に、受信機REが「被制御機器が動作
中」の表示を行うので、火災受信機REを見ている人
が、当該地区ベルBが実際に起動したことを認識するこ
とができる。
【0047】ステップS30において、受信した信号が
制御完了信号でもない場合には、その情報に応じた処理
動作を実行する(S32)。そして、RAM24内にア
ドレスnが残っていれば、残ったアドレスnに対する処
理が終了するまで、ステップS11〜S31の間の必要
な動作を繰り返す(S33)。
【0048】図6は、上記実施例において、中継器Tが
実行する基本動作を示すフローチャートである。
【0049】まず、初期設定を行い(S40)、受信機
REから受信したコマンドがシステムポーリングを示す
コマンドSPADであれば(S41、S42)、システ
ム処理を行い(S43)、電源線PL、制御線CL等の
状態監視等のセンサ処理を行い(S44)、ステップS
41に戻る。一方、受信機REからのコマンドが、自己
が属するグループを指定するポイントポーリングを示す
コマンドGAD(g)であれば(S42、S45)、ポ
イント処理を行い(S46)、受信機REからの信号が
コマンドGAD(g)でなく、自己のアドレスを指定す
るセレクティングを示すコマンドSAD(n)であれば
(S47)、セレクティング処理を行う(S48)。
【0050】図7は、上記実施例における中継器Tが実
行するセレクティング処理(S48)を示すフローチャ
ートである。
【0051】まず、火災受信機REから送受信回路54
が、被制御機器を起動する起動命令を受信したときに
(S50)、電源監視部80によって電源線PLの断線
が検出されれば(S51)、起動部60へ起動信号を出
力することを待機し、火災受信機REから起動命令を受
けている旨を示す情報をRAM52に格納し(S5
2)、リターンする。
【0052】断線検出用コンパレータ76によって、制
御線CLが断線していることを検出したときに(S5
3)、地区ベルBを起動して鳴動させる(S54)。具
体的には、MPU110が出力ポートP6から起動信号
を出力し、起動部60のトランジスタ64がオンし、リ
レーコイル61が通電し、スイッチ62、63がテスト
端子tから駆動側端子dに切り換わり、電源線PLの+
側から、スイッチ63、地区ベルB、ダイオードD、ス
イッチ62、電源線PLの−側に向かって電流が流れ、
制御線CLに電源が投入され、地区ベルBが鳴動する。
そして、地区ベルBが鳴動中であることを示す情報をR
AM52に格納し(S55)、リターンする。
【0053】上記のように制御線CLが断線していても
地区ベルBを起動させるのは、制御線CLの断線自体の
検出はできてもその断線がどの部分で発生しているかま
では判断しておらず、断線部分の位置によっては、制御
線CLに電源を投入したときにいくつかの地区ベルBが
起動することがあるからである。
【0054】制御線CLが断線していない場合には(S
53)、短絡検出用コンパレータ75によって制御線C
Lの短絡を検出し、この結果、制御線CLが短絡してい
ないことが検出できた場合には(S56)、地区ベルB
を起動する(S54)。
【0055】また、電源線PLが断線しても、また、制
御線CLが短絡しても、それらが回復された場合には
(S51、S56)、MPU110が起動部60に起動
信号を出力し、地区ベルBを起動する(S54)。
【0056】一方、火災受信機REから起動命令ではな
く状態情報返送命令を受信した場合には(S50、S5
7)、その状態情報をRAM52から読み出し、受信機
REに返送し(S58)、状態情報返送命令以外の命令
を受信していれば、その命令の処理を実行し(S5
9)、リターンする。
【0057】上記実施例において、地区ベルBの代わり
に、防排煙機器等、他の被制御機器を制御するようにし
てもよく、火災受信機REの代わりに中継器等、他の受
信部を想定してもよい。
【0058】
【発明の効果】請求項1、2に記載の発明によれば、中
継器とこれに対応する被制御機器とを接続する制御線が
短絡していた場合、制御線に電源を投入しないので、ヒ
ューズ切れがなく、ヒューズを交換する必要がなく、ま
た、被制御機器の起動動作に伴う電力が無駄に消費され
ることがなく、しかも、短絡が回復した場合には、被制
御機器を正常に起動させることができるという効果を奏
する。
【0059】また、請求項3に記載の発明によれば、受
信部と中継器とを接続する電源線が断線している場合
に、被制御機器の起動動作に伴う電力が無駄に消費され
ることがなく、しかも、電源線の断線が回復した場合に
は、被制御機器を正常に起動させることができるという
効果を奏する。
【0060】さらに、請求項4に記載の発明によれば、
火災報知設備に用いられる被制御機器を制御する場合、
被制御機器が実際に起動されているときにのみ、被制御
機器が起動されていることを表示するという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における火災受信機REと中継器Tと地
区ベルBとの接続関係を示す図である。
【図2】本発明の一実施例である火災受信機REを示す
ブロック図である。
【図3】上記実施例における中継器Tを示すブロック図
である。
【図4】上記実施例における火災受信機REの基本的な
動作を示すフローチャートである。
【図5】上記実施例における火災受信機REによるセレ
クティング(S6)の動作の具体例を示すフローチャー
トである。
【図6】上記実施例における中継器Tの基本動作を示す
フローチャートである。
【図7】上記実施例における中継器Tが実行するセレク
ティング処理(S48)を示すフローチャートである。
【符号の説明】
RE…火災受信機、 T…中継器、 B…端末機器の一例としての地区ベル、 PL…電源線、 SL…信号線、 CL…制御線、 10、110…MPU、 11、51…プログラム用ROM、 33、54…送受信部、 34…起動命令送出中表示手段、 35…起動中表示手段、 60…起動部、 75…短絡検出用コンパレータ、 76…断線検出用コンパレータ、 80…電源監視部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−266989(JP,A) 特開 昭62−279490(JP,A) 特開 昭59−136893(JP,A) 特開 平1−205300(JP,A) 特開 平2−116394(JP,A) 特開 平6−348985(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08B 29/06 G08B 17/00 G08B 25/00 520

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 火災受信機等の受信部からの制御命令に
    基づいて被制御機器の監視制御を行う中継器において、 信号線を介して上記受信部との間で上記制御命令を送受
    信する送受信回路と;上記受信部から受信した上記被制
    御機器の起動命令に基づいて、上記被制御機器を起動す
    る起動部と;上記中継器と上記被制御機器とを接続する
    制御線に微小な逆電流を流すことによって、上記制御線
    の短絡を監視する制御線短絡監視部と;を有し、 上記受信部から上記送受信回路が上記起動命令を受信し
    たときに、上記制御線が短絡していれば、上記被制御機
    器を起動する起動信号を上記起動部に出力することを待
    機し、その後、上記制御線の短絡が回復したときに、上
    記被制御機器を起動する起動信号を上記起動部に出力す
    ることを特徴とする火災報知設備の中継器。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記性漁船の断線が検出されたときには、上記起動信号
    を上記起動部に出力することを特徴とする火災報知設備
    の中継器。
  3. 【請求項3】 火災受信機等の受信部からの制御命令に
    基づいて被制御機器の監視制御を行う中継器において、 信号線を介して上記受信部との間で上記制御命令を送受
    信する送受信回路と;上記受信部から受信した起動命令
    に基づいて、上記被制御機器を起動する起動部と;上記
    受信部から電源の供給を受ける電源線が断線しているこ
    とを監視する電源線断線監視部と;を有し、 上記受信部から上記送受信回路が上記起動命令を受信し
    たときに、上記電源線が断線していれば、上記被制御機
    器を起動する起動信号を上記起動部に出力することを待
    機し、その後、上記電源線の断線が回復したときに、上
    記起動信号を上記起動部に出力することを特徴とする火
    災報知設備の中継器。
  4. 【請求項4】 信号線を介して火災受信機等の受信部と
    端末機器とが接続され、ポーリングによって上記受信部
    が上記端末機器を呼び出し、所定情報の収集、所定の制
    御を実行する火災報知設備において、 上記端末機器としての被制御機器を起動させる起動命
    令、上記被制御機器から状態情報を返送させる状態情報
    返送命令を送出するとともに、上記被制御機器から状態
    情報を受信する送受信部と;上記受信部が上記起動命令
    を送出していることを表示する起動命令送出中表示手段
    と;上記起動命令に応じて、上記被制御機器が起動され
    ていることを示す起動中表示手段と;を有することを特
    徴とする火災報知設備の受信部。
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