JP2846043B2 - カセットテープローディング装置 - Google Patents

カセットテープローディング装置

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JP2846043B2
JP2846043B2 JP2060966A JP6096690A JP2846043B2 JP 2846043 B2 JP2846043 B2 JP 2846043B2 JP 2060966 A JP2060966 A JP 2060966A JP 6096690 A JP6096690 A JP 6096690A JP 2846043 B2 JP2846043 B2 JP 2846043B2
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    • G11B15/00Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
    • G11B15/60Guiding record carrier
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B15/00Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
    • G11B15/18Driving; Starting; Stopping; Arrangements for control or regulation thereof
    • G11B15/43Control or regulation of mechanical tension of record carrier, e.g. tape tension

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、カセットテープを用いる磁気記録再生装置
に好適なカセットテープローディング装置に関する。
〔従来の技術〕
カセットテープを用いて信号の記録再生を行う磁気記
録再生装置において、テープカセットから磁気テープを
引き出して、回転シリンダ周囲の所定のテープ走行路に
ローディングする機構が用いられている。
従来のカセットテープローディング装置では、テープ
ローディング時、磁気テープが弛み、所定のテープ走行
路から脱落するのを防止するため、供給リールおよび巻
取リールを回転させるリールモータに一定のトルクを付
与することにより、磁気テープにテンションを与えロー
ディングを行うようにしていた。
また特開昭63−9066号公報に記載のテープローディン
グ装置では、テープローディング時のリールモータの回
転速度を検出し、回転速度の変動に応じてリールモータ
へ印加するトルクを調整している。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術のテープローディング装置では、供給リ
ールおよび巻取リールに巻回された磁気テープの巻量、
つまり供給リール、巻取リールの巻径について配慮され
ておらず、テープローディング時、異常テンションによ
るテープ損傷あるいは所定のテープ走行路からの脱落な
どの問題があった。
従来テープローディング時、供給リールおよび巻取リ
ールを駆動するリールモータに同一トルクを付与するた
め、供給リールと巻取リールに巻径の差がある場合、巻
径が小さい側の磁気テープには、所定より大きなテンシ
ョンが掛かり、一方巻径の大きい側の磁気テープには、
所定より小さなテンションが掛かることになる。この結
果、過大テンションによるテープ損傷、テープ弛みによ
るテープ走行路からの脱落、テープガイドのエッジなど
によるテープ損傷の危険性がある。また供給リール、巻
取リールのテンションのアンバランスにより一方向に磁
気テープが流れ、磁気テープのローディングおよびアン
ローディング動作を繰り返すことにより、磁気テープ上
に記録,再生する位置が大きくずれるという問題が生じ
る。また前記の従来例のように、リールの回転速度を検
出し、リールモータへのトルクを調整しても、巻径がわ
かっていない場合、テープローディング時、供給リール
および巻取リールから引き出される磁気テープの線速度
は制御することができず、磁気テープの一方向への流れ
を制御することは不可能であり、また異常テンションの
発生を防止し、適正なテンションを磁気テープに付加し
て、テープローディング動作を行うことができない。
特に業務用VTR,例えばD2規格のデジタルVTRではL,M,S
サイズの3つのテープカセットサイズがあり、さらに例
えばΜサイズのテープカセットでは最小記録時間6分か
ら最大記録時間94分まであり、リールの巻径は広い範囲
に渡る。したがって巻径を考慮せずにリールモータのト
ルクを設定し、テープローディング動作を行った場合、
テープに損傷を与える危険性が高い。
本発明では、供給リールと巻取リールに巻径の差があ
る場合でも、両リールを駆動するリールモータに適正な
トルクを付与し、テープの損傷を防ぎ、ローディング,
アンローディング動作によるテープ位置ずれ防ぎ、安定
した記録再生を行えるカセットテープローディング装置
を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明では、供給リールと
巻取リールの回転量を求める手段と、両リールの回転方
向を検出する手段と、両リールの巻径比および巻径を演
算処理する手段と、テープカセット内からのテープ引き
出し量を検出する手段を設け、巻径比および巻径に応じ
てリールモータのトルクおよび磁気テープに掛かるテン
ションを設定するようにした。
〔作用〕
本発明のカセットテープローディング装置では上記手
段により、ローディング前に供給リールと巻取リールの
巻径比を演算し、この結果により両リールを駆動するリ
ールモータのトルクを設定し、ローディング動作を開始
する。またローディング時に両リールの回転量を求め、
前記の巻径比と磁気テープ引き出し量から両リールの巻
径を演算し、磁気テープに適正テンションを設定する。
この結果、磁気テープは両リールから等量ずつ引き出さ
れ、磁気テープに異常テンションが掛かることがないた
めテープ損傷がなく、またテープ位置ずれを生じること
のない安定なカセットテープローディング動作を行うこ
とができる。
〔実施例〕 以下、本発明の実施例を、図面を用いて説明する。
第1図は本発明のカセットテープローディング装置の
ブロック図、第2図,第3図,第4図は、テープローデ
ィング動作を説明する模式図、第5図,第6図,第7図
は、モータモータのトルクを設定する処理を示す流れ図
である。
第1図において、磁気テープ101を巻回された供給リ
ール102と巻取リール103はそれぞれリールモータ104,10
5に連結され、回転駆動力を与えられる。106は、供給リ
ールおよび巻取リールに巻回された磁気テープ量つまり
巻径を演算処理する手段であるマイクロコンピュータで
ある。リールモータ104,105はマイクロコンピュータ106
のトルクコントロール信号からリールモータ制御回路10
7により、所定のトルクを付与される。108は周波数発振
器であり、リールモータ104,105の回転に応じてFG(Fre
quency Generator)パルスが出力される。周波数発振器
108からの互いに位相が異なる2相のFG信号は回転方向
検出器109に入力され、位相を比較することによりリー
ルモータ104,105の回転方向を知ることができる。リー
ルモータ104,105のFGパルスおよび回転方向信号はマイ
クロコンピュータ106に入力される。110はローディング
モータであり、マイクロコンピュータ106のコントロー
ル信号からローディングモータ制御回路111によって駆
動され、ローディングギア(図示せず)によりガイドピ
ン112,113を駆動し、磁気テープ101をテープカセットか
ら引き出し、磁気ヘッド(図示せず)を搭載した回転シ
リンダ114周囲の所定のテープ走行路にローディングす
る。115はポテンショメータであり、ローディングギア
の回転角を検出することにより、カセットテープローデ
ィング時のガイドピン112,113の位置を検出することが
できる。ポテンショメータ115のガイドピン位置信号は
マイクロコンピュータ106に入力される。ガイドピン位
置信号により、テープローディング時カセットテープか
らの磁気テープ引き出し量がわかる。
第2図,第3図,第4図を用いて、カセットテープロ
ーディングの動作を説明する。
第2図は、カセットテープローディング前の状態を示
す。202はカセットテープローディング装置の基板であ
る。テープカセット201内には磁気テープ101の両端を巻
回した供給リール102および巻取リール103が内蔵され、
テープカセット201内のピン203,204により磁気テープ10
1は張架されている。第3図はローディング途中の状態
を示し、ローディングモータ110の駆動によりガイドピ
ン112,113は、ガイド板301に設けられた溝302,303に沿
って、またガイドピン304,305も図中の矢印で示すよう
に移動し、磁気テープ101をテープカセット201内から引
き出す。第4図は、カセットテープローディングが終了
した状態を示し、磁気テープ101は磁気ヘッドを搭載し
た回転シリンダ114の周囲に巻付けられ、記録,再生で
きる状態になっている。尚、401,402,403,404,405は固
定ガイドである。
第2図,第3図,第4図および流れ図である第5図,
第6図,第7図を用いて、マイクロコンピュータ106に
よるカセットテープローディングの制御を説明する。
第2図で示すカセットテープローディング前の状態
で、供給リール側リールモータ104および巻取リール側
リールモータ105に同一のトルクを設定し、供給リール1
02および巻取リール103を回転させることで、両リール
の巻径比を求める。この巻径比を求める処理を流れ図の
第5図を用いて説明する。
まず前記の様に、処理501で、供給リール側および巻
径リール側のリールモータ104,105に、同一のトルクを
付加する。尚、供給リール側のリールモータ104には、
第2図中で反時計回りの回転力を生じるように、また巻
取リール側のリールモータ105には、第2図中で時計回
りの回転力が生じるようにトルクを与える。次に処理50
2において、供給リール102および巻取リール103が回転
しているか否かを判定する。もし両リールが回転してい
るならば、供給リール102と巻取リール103の巻径に差が
あり、この結果磁気テープ101にテンションのアンバラ
ンスが生じていることになる。そこで以下の処理により
トルクを調整し、リールの回転を止める。処理503に
て、供給リール102および巻取リール103の回転方向を判
定する。回転方向は第1図に示すようにFGパルスにより
回転方向検出器109により検出され、マイクロコンピュ
ータ106に入力される。第2図においてリールの時計回
りの方向を正転とする。処理503において、もしリール
が正転していると判定した場合、巻取リール側のテープ
テンションが大きいことになり、巻取リール側のリール
モータ105のトルクを小さくし、供給リール側のリール
モータ104のトルクを大きくし(処理504および処理50
5)、テンションアンバランスを抑制し、両リールの回
転を止める制御を行う。またリールが逆転している場合
は、供給リール側のテープテンションが大きいことにな
り、処理506および処理507に示す様に、巻取リール側の
リールモータ105のトルクを増大し、供給リール側のリ
ールモータ104のトルクを減少させる。以上の制御を、
処理502でリールが止まったと判断するまで続ける。処
理502において、回転が止まったっと判定した場合、マ
イクロコンピュータ106により巻径比Nを演算する。
(処理508) リールの回転が止まっているので、供給リール側およ
び巻取リール側のテープテンションFs,Ftは等しく、巻
径比Nは下記の式で求めることができる。
Tt=Ft・rt Ts=Fs・rs N=rt/rs(Tt/Ft)/(Ts/Fs) =Tt/Ts ここで、 rt:巻取リールの巻径 rs:供給リールの巻径 Tt:巻取リールのトルク Ts:供給リールのトルク 次に処理502のリール回転、または停止の判定方法を
第6図に用いて説明する。
第6図において、処理601においてリールの回転方向
が、正転から逆転、あるいは逆転から正転したかを判断
する。第5図で示したように、リールの回転方向を検出
して、リールモータ104,105のトルクを増大,減少し、
停止制御を行っているため、完全に停止せず、低速で正
転,逆転を繰り返す可能性があるため、処理601におい
て、反転したと判断した場合、リールは停止したと判定
する。(処理602)尚、高速で正転,逆転を繰り返すこ
となく、十分減速し、停止するように、第5図に示す処
理504,505あるいは506,507では、トルクの増減量を小さ
くする必要がある。処理601において、反転していない
判定した場合、次に処理603においてリールモータ104,1
05のFGパルスの周期を演算する。次に処理604にて、FG
パルス周期が十分長く、つまり低速度になり、停止と判
断して良いかを判定する。
上記の様に、第5図,第6図に示す処理により、カセ
ットテープローディング前に、マイクロコンピュータ10
6により、供給リール102と巻取リール103の巻径比を演
算し、所定のトルクをリールモータ104,105に付与す
る。
尚、巻径比演算後、異常な巻径比が算出された場合、
つまりとりうる巻径比の最大値を超える値、あるいは最
小値を下回る値となった場合は、第5図に示す処理を再
度繰り返しても良い。あるいは、とりうる巻径比の最大
値を超えた値が算出された場合は、巻径比はその最大値
に、そしてとりうる巻径比の最小値を下回る値が算出さ
れた場合は、巻径比をその最小値に設定しても良い。
次にカセットテープローディングの制御および供給リ
ール102,巻取リール103の巻径を求める処理を説明す
る。
マイクロコンピュータ106の駆動指令によりローディ
ングモータ110によってガイドピン112,113および304,30
5はローディング動作を開始し、磁気テープ101はテープ
カセット201内から引き出される。前記の様に、ローデ
ィング前に、巻径比を求め、供給リール側および巻取リ
ール側の磁気テープに同一のテンションに同一のテンシ
ョンが掛かるようにリールモータ104,105にトルクが付
与されているため、磁気テープ101はテープカセット201
内の供給リール102および巻取リール103から等量ずつ引
き出される。この結果、テンションアンバランスに基ず
く過大テンションにするテープ損傷、あるいはテンショ
ン弛みによるテープ走行路からの脱落を防ぐことができ
る。
ローディング時の供給リール102および巻取リール103
の回転量と、ガイドピン112,113の位置を求めることに
より、ローディング前に求めた巻径比から、供給リール
102と巻取リールの巻径を算出できる。第2図に示すロ
ーディング前の状態から、ローディング動作を開始し、
第3図に示すローディングの初期段階までの供給リール
102および巻取リール103の回転量を求める。この時のガ
イドピン112,113の位置情報はポテンショメータ115より
マイクロコンピュータ106に入力されているため、テー
プカセット201の引き出しされた磁気テープ101の長さが
わかる。第7図の流れ図を用いて、巻径演算の処理を説
明する。
第7図において、処理701で、ガイドピン112,113が巻
径を演算する目標位置まで移動したかを判断する。目標
位置に到達するまで供給リール102および巻取リール103
の回転量を求める。回転量を求めるには、リールモータ
104,105のFGパルスの立ち上がり、あるいは立ち下がり
エッジでマイクロコンピュータ106で割り込み処理を行
い、FGパルスを計数すればよい。すなわち、処理702に
おいて、マイクロコンピュータ106に入力されたFGパル
スが供給リール側のリールモータ104か、あるいは巻取
リール側のリールモータ105のFGか判断し、処理705およ
び処理706において、供給リール側、巻取リール側のFG
パルス数Ms,Mtを計数する。この時、供給リール102は正
転し、巻取リール103は逆転し、磁気テープ101が両リー
ルから引き出されている状態でFGパルスを計数すること
が望ましい。ローディング前に巻径比を演算し、テープ
テンションがバランスするようにリールモータ104,105
のトルクを設定しているが、ローディング時のガイドピ
ン112,113あるいは304,305の移動時の摩擦負荷の変動、
アンバランス等によるリールの回転変動によるFGパルス
の演算ミスを防ぐため、処理703,704において回転方向
を識別する。
上記の様に目標位置に到達するまでのFGパルス数を求
めることにより、処理707,708において巻径を演算す
る。供給リール102の巻径rs,巻取リール103の巻径rt
は、目標位置でのテープカセット201内からの磁気テー
プの引き出し量Lにより下式を用いて演算される。
ここで、 Ls:供給リール102からのテープ引き出し量 Lt:巻取リール103からのテープ引き出し量 N :巻径引 k :リールモータが1回転した時のFGパルス数 Ms:供給リールの目標位置までのFGパルス数 Mt:巻取リールの目標位置までのFGパルス数 上式を整理すると、巻径rs,rtは下式のようになる。
上記の様に、巻径rs,rtを求め、次に所定のテープテ
ンションfが磁気テープ101に掛かるように、リールモ
ータ104,105にトルクを付加する。(処理709,710) この時の供給リール側および巻取リール側のリールモ
ータのトルクTs′,Tt′は下式より演算される。
Ts′=f・rs Tt′=f・rt 上記の様に本発明では、ローディングの初期の段階で
巻径演算を行なったがローディング動作が終了するまで
にリールモータ104,105のFGパルスを計数し巻径を求め
てもよい。
尚、巻径演算後、とりうる巻径の最大値を超えた値が
算出された場合はその最大値に、またとりうる巻径の最
小値を下回る値が算出された場合はその最小値を設定し
ても良い。
また上記の様に異常な巻径が算出された場合、巻径演
算終了時のガイドピン112,113の位置からリールモータ1
04,105のFGパルスを再度計数し、さらに前記巻径演算終
了時のガイドピン112,113の位置から、ガイドピン112,1
13が移動した分、テープカセット201内から引き出され
た磁気テープ101の長さをポテンショメータ115の出力に
より演算し、再度巻径を演算し、リールモータ104,105
のトルクを設定しても良い。
以上のように本実施例によれは、供給リール102と巻
取リール103の回転量を求める手段と回転方向を識別す
る手段と巻径比および巻径を演算処理する手段とリール
モータ104,105にトルクを印加する手段を設けているの
で、カセットテープローディング時、磁気テープ101に
適正なテンションを掛けることができ、テープ損傷がな
い安定なテープカセットテープローディング動作を行う
ことができる。
つまり、ローディング前に巻径比を求めリールモータの
トルクを設定しているため、供給リール側と巻取リール
側でテープテンションのアンバランスがなく、この結果
磁気テープ101は両リールから等量ずつ引き出され、異
常テンションによるテープ損傷が防げる。またローディ
ング途中で巻径を演算し、適正なテンション値を設定す
ることから、さらに安定なローディング動作を行うこと
ができる。また従来の様に巻径を求めずに同一のトルク
を両リールモータに付与しローディングを行った場合、
テープが一方向に流れ、記録,再生する位置がずれる問
題や、巻径が異なる場合ローディング後のテープテンシ
ョンのアンバランスによる磁気ヘッドのヘッドタッチの
状態が変化し、良好な記録再生特性が得られない危険性
があった。しかし本実施例では、ローディング時に巻径
を求め、磁気テープ101に適正なテンションを付加して
いるので、ローディング後の記録再生も安定なヘッドタ
ッチにより行うことができる。
次に第8図,第9図に本発明の他の実施例を示す。
第8図は本発明のローディング前の巻径比を求める処
理の他の実施例を示す流れ図である。
第8図において、処理801にて、ローディング前に、
供給リール側および巻取リール側のリールモータ104,10
5に同一のトルクを印加する。次に処理802でリールが回
転しているか否かを判定する。リールが停止している場
合、供給リール102と巻取リール103の巻径が同一である
ので、処理803で巻径比N=1を設定し、処理804で両リ
ールモータ104,105に同一のローディング時のトルクを
設定し処理を終了する。尚、処理802のリール回転の判
定は第6図に示す処理と同じである。両リールの巻径に
差があり、リールが回転している場合、所定時間、例え
ば0.5秒あるいは1秒間(処理805,806),供給リール側
および巻取リール側のリールモータ104,105のFGパルス
を計数する。(処理807,808,809)所定時間経過後、処
理810にてFGパルス数から巻径比Nを求める。巻径比N
は下式より演算される。
N=ms/mt ここで、 mt:巻取リールのFGパルス数 ms:供給リールのFGパルス数 次に処理811にてリールの停止処理を行う。リールの
停止は、リールモータ104,105へのトルクの印加を停止
するか、または回転方向と逆方向に回転力が生じるよう
にトルクを印加して行なう。次に処理812にて演算され
た巻径比Nにより供給リール側および巻取リール側のリ
ールモータ104,105のトルクTs,Ttを設定する。トルクT
s,およびTtの関係は巻径比Nより下式の様になる。
Tt=N・Ts 尚、処理811のリール停止の処理を除いて、ローディ
ングトルクを設定し、カセットテープローディングの動
作を開始しても良い。
第9図に本発明の巻径比Nを求める処理の他の実施例
を示す。
第8図の実施例ではFGパルスの計数を所定時間行って
いたが、第9図に示す実施例は、一方のFGパルス数が所
定数に達するまで他方のFGパルスを計数し、巻径比Nを
求めるものであり、処理901の他は第8図に示す実施例
と同様の処理を行う。処理901において、供給リール側
のリールモータ104、あるいは巻取リール側のリールモ
ータ105のFGパルス数が所定のパルス数、例えば50個、
あるいは100個に達するまで、両リールモータ104,105の
FGパルスを計数し、巻径比Nを求める。
第8図,第9図に示す実施例を用いても、前記の実施
例と同様の効果が得られる。尚、ローディング前の巻径
比演算後、巻径比演算およびリールモータ104,105のト
ルク設定のため、リール102あるいは103が回転した量
を、リールモータ104,あるいは105のFGパルスを計数す
ることにより求め、逆方向に同じ回転量だけ回転駆動し
ても良い。
〔発明の効果〕
以上本発明によれば、ローディング前に供給リール10
2と巻取リール103の巻径比を求め、さらにローディング
時に巻径を求めることから、リールモータ104,105に適
正なトルクを付加し、磁気テープ101に適正なテンショ
ンを掛けることができ、磁気テープ101に損傷を与える
ことのない安定なカセットテープローディング動作が可
能となる。また適正なトルク印加により磁気テープ101
が供給リール102,巻取リール103から等量ずつ引き出さ
れるため、ローディングおよびアンローディング動作の
繰り返しによる記録再生位置のずれを生じることがな
く、ローディング後のテープテンション値が巻径によっ
て変動しないので、良好なヘッドタッチによる記録再生
特性が得られる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の実施例を示すカセットテープローディ
ング装置のブロック図、第2図,第3図,第4図はカセ
ットテープローディング動作を説明するための模式図、
第5図,第6図,第7図はリール巻径比および巻径を演
算する処理を示す流れ図、第8図,第9図は本発明の他
の実施例を示す巻径比演算処理の流れ図である。 101……磁気テープ、 201……テープカセット、 106……マイクロコンピュータ、 102,103……供給リール,巻取リール、 104,105……リールモータ、 114……回転シリンダ、 112,113,304,305……ガイドピン、 108……周波数発振器、 109……回転方向検出器、 107……リールモータ制御回路、 110……ローディングモータ、 111……ローディングモータ制御回路、 115……ポテンショメータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 稲場 雄二 東京都千代田区神田駿河台4丁目3番地 株式会社日立製作所ニューメディア事 業部内 (56)参考文献 特開 昭59−58644(JP,A) 特開 昭63−237246(JP,A) 特開 昭62−239455(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 15/665 G11B 15/43

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テープが巻回された一対のリールを回転駆
    動する一対のリールモータと、 前記リールモータのトルクを制御するリールモータ制御
    手段と、 前記テープをカセットから引出し、ヘッドが搭載された
    回転シリンダに巻き付けるようにローディングするテー
    プローディング手段と、 前記テープローディング手段を駆動するローディングモ
    ータとを備えたテープローディング装置において、 前記リールの巻径比を検出する巻径比検出手段と、 前記テープのローディング動作中における前記リールの
    回転量を検出する回転量検出手段と、 前記テープのローディング位置を検出するテープローデ
    ィング位置検出手段と、 前記巻径比検出手段、前記回転量検出手段及び前記テー
    プローディング位置検出手段の検出結果に基づき、前記
    リールの巻径を演算する巻径演算手段とを有し、 前記テープのローディング動作開始から完了までの期間
    において、前記巻径演算手段は少なくとも1回以上の巻
    径演算を行い、前記リールモータ制御手段は、演算され
    た巻径に応じて前記リールモータの制御を行うことを特
    徴としたカセットテープローディング装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のカセットテープローディン
    グ装置において、 前記テープを走行させる駆動源は、前記一対のリールを
    それぞれ回転駆動する一対の前記リールモータのみであ
    ることを特徴としたカセットテープローディング装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載のカセットテープローディン
    グ装置において、 前記テープローディング位置検出手段は、ローディング
    動作中のテープ引出し長を求めることにより前記テープ
    のローディング位置を検出することを特徴としたカセッ
    トテープローディング装置。
  4. 【請求項4】請求項1ないし請求項3のいずれかに記載
    のカセットテープローディング装置において、 前記リールの回転方向を検出するリール回転方向検出手
    段を備え、 前記リールモータ制御手段は、ローディング動作開始位
    置において、前記一対のリールモータにそれぞれ前記テ
    ープを巻き取る方向にトルクを与え、このとき前記リー
    ル回転方向検出手段により前記リールの回転が停止して
    いるのが検出されるように前記リールモータに与えるト
    ルクを制御するとともに、 前記巻径比検出手段は、前記リール停止状態において前
    記一対のリールモータに与えたトルクの比により前記巻
    径比を検出することを特徴としたカセットテープローデ
    ィング装置。
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