JPH06251467A - 記録媒体ローディング装置およびその方法 - Google Patents

記録媒体ローディング装置およびその方法

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JPH06251467A
JPH06251467A JP5036935A JP3693593A JPH06251467A JP H06251467 A JPH06251467 A JP H06251467A JP 5036935 A JP5036935 A JP 5036935A JP 3693593 A JP3693593 A JP 3693593A JP H06251467 A JPH06251467 A JP H06251467A
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JP5036935A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Saito
宏 斉藤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 VTR,DATなどにおける磁気テープのロ
ーディング時間を一定にするローディング駆動装置を提
供する。 【構成】 ROM20には、予め、ローディング位置
と、ローディング開始時からの経過時間との関係を示す
リファレンスデータが記憶されている。ローディング動
作時において、制御器16は、ポテンショメータ12か
らのローディング位置およびカウンタ18からの経過時
間を入力し、これらとリファレンスデータとを比較し、
この比較の結果を用いて、ローディングモータ4の駆動
電圧を制御し、ローディング動作を制御する。つまり、
ローディング位置に加えて、上記経過時間をも考慮して
ローディング動作を制御し、ローディング時間を高精度
に一定にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気記録再生装置(以
下、VTRと記す)などに用いられる記録媒体ローディ
ング装置およびその方法に関し、特に、ローディング時
間を一定にする記録媒体ローディング装置およびその方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】VTRなどでは、カセットテープが挿入
されると、磁気テープを再生可能な位置にセットするロ
ーディング動作が行われる。このローディング動作で
は、ローディング装置のローディングモータが回転し、
このローディングモータの回転に連動して移動ガイドな
どが移動し、磁気テープが所定の位置にセットされる。
従来のローディング装置では、たとえば、ローディング
モータの回転位置に対応したローディングモータ駆動電
圧を示すデータが予め記録されている。そして、ローデ
ィング装置は、ローディング動作中に、ローディングモ
ータの回転位置をポテンショメータなどで測定し、該測
定結果と上記予め記録されたデータとの差分を検出し、
この差分に基づいてローディングモータの回転制御を行
う。つまり、上述した従来のローディング装置では、ロ
ーディングモータの回転位置(つまり、移動ガイドなど
のローディング位置)のみに基づいて、ローディングモ
ータの回転制御を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、VTRの機構
部品の精度のバラツキ、経時変化および温度変化などに
よりローディングモータの負荷が変動する場合がある。
この場合に、上述した従来のローディング装置では、負
荷の変動によりローディングモータの回転数が変動し、
ローディング開始から終了までのローディング時間が変
動する。このローディング時間の変動は、特に、ローデ
ィング時間を高精度に一定にすることが必要とされる業
務用のVTRなどでは問題となる。上述した問題は、V
TRにおけるアンローディング動作においても同様であ
る。
【0004】本発明は、上述した従来技術の問題に鑑み
てなされ、VTRなどにおけるカセットテープのローデ
ィングまたはアンローディング時間を高精度に一定にす
ることができる記録媒体ローディング装置およびその方
法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した従来技術も問題
を解決し上述した目的を達成するためいに本発明の記録
媒体ローディング装置は、条帯状記録媒体をローディン
グまたはアンローディングさせ、走行させる駆動手段
と、該条帯状記録媒体のローディング位置またはアンロ
ーディング位置を検出する位置検出手段と、ローディン
グ開始時またはアンローディング開始時からの経過時間
を測定する経過時間測定手段と、前記ローディング位置
またはアンローディング位置と前記経過時間との関係を
示すデータを予め記録する記録手段と、前記検出された
ローディング位置またはアンローディング位置、前記測
定された経過時間、および、前記データに基づいて、前
記駆動手段を駆動して、条帯状記録媒体のローディング
動作またはアンローディング動作を制御する制御手段と
を有する。
【0006】また、本発明の記録媒体ローディング装置
は、ローディング状態またはアンローディング状態と、
予め記録された前記状態を示す記録データとに基づい
て、ローディング動作またはアンローディング動作を制
御するローディング装置であって、前記記録データは、
ローディング位置またはアンローディング位置とローデ
ィング開始時またはアンローディング開始時からの経過
時間との関係を示すデータであり、該記録データに基づ
いて、所定の経過時間に所定のローディング位置または
アンローディング位置になるようにローディング動作ま
たはアンローディング動作を制御する。
【0007】また、本発明の記録媒体ローディング装置
は、好ましくは、前記ローディング動作またはアンロー
ディング動作の制御を、駆動モータの駆動電圧を制御し
て行う。
【0008】また、本発明の記録媒体ローディング装置
は、たとえば、前記ローディング動作またはアンローデ
ィング動作環境の温度を検出する温度検出手段をさらに
有し、前記記録データは、前記温度との関係を含むデー
タであり、前記ローディングまたはアンローディング動
作の制御を、前記検出された温度および前記記録データ
に基づいて行う。
【0009】また、本発明の記録媒体ローディング装置
は、たとえば、前記記録データは、カセットの種類との
関係を含むデータであり、前記ローディングまたはアン
ローディング動作の制御を、カセットの種類および前記
記録データに基づいて行う。
【0010】また、本発明の記録媒体ローディング装置
は、たとえば、前記条帯状記録媒体は、磁気テープであ
り、前記ローディングまたはアンローディング動作の状
況に応じて、ローディングまたはアンローディングされ
る前記磁気テープの供給を行う供給リールと該磁気テー
プの巻取りを行う巻取リールとの回転を制御し、前記磁
気テープのテンションを調整する。
【0011】本発明の記録媒体ローディング装置は、ロ
ーディング動作またはアンローディング動作を行う際
に、ローディング位置またはアンローディング位置を検
出し、ローディング開始時またはアンローディング開始
時からの経過時間を測定し、前記検出されたローディン
グ位置またはアンローディング位置、前記測定した経過
時間、および、予め記録された前記ローディング位置ま
たはアンローディング位置と前記経過時間との関係を示
すデータに基づいて、ローディング動作またはアンロー
ディング動作を制御する。
【0012】
【作用】本発明の記録媒体ローディング装置では、ロー
ディング動作またはアンローディング動作が開始する
と、位置検出手段によってローディング位置またはアン
ローディング位置が検出される。また、経過時間測定手
段によって、ローディング開始時またはアンローディン
グ開始時からの経過時間が測定される。そして、前記検
出されたローディング位置またはアンローディング位
置、前記測定された経過時間、および、記録手段に予め
記録された前記ローディング位置またはアンローディン
グ位置と前記経過時間との関係を示すデータに基づい
て、制御手段によって、駆動手段の駆動が行われ、ロー
ディング動作またはアンローディング動作が制御され
る。前記制御手段における前記制御は、たとえば、前記
データを参照して、前記検出されたローディング位置ま
たはアンローディング位置に対応する前記経過時間を前
記記録手段から読込み、この読み込まれた前記経過時間
と、前記検出された経過時間との差分を算出し、該算出
された差分に応じた駆動電圧で前記駆動手段の駆動を制
御して行われる。
【0013】
【実施例】第1実施例について説明する。図1は本実施
例のローディング装置1のローディングおよびアンロー
ディング動作を説明するための図である。図1に示すよ
うに、ローディング装置1では、移動ガイド100〜1
12およびピンチローラ114が磁気テープ4に対して
下方に位置するように、カセットテープ2がVTRに挿
入される。ローディング動作が開始されると、移動ガイ
ド100〜110およびピンチローラ112は、ローデ
ィングモータ(図示せず)の回転に連動して移動する。
そして、移動ガイド100a〜110aおよびピンチロ
ーラ112aの位置まで移動し、ローディング動作が終
了する。ローディング動作が終了したときには、図1に
示すように、テープ4aは回連ドラム114の一部に巻
き付けられ、また、ヘッド116と接触する。
【0014】その後、磁気テープ4aの再生が開始され
ると、磁気ドラム114、供給側リール116および巻
取側リール118が矢印(図示)の方向に回転し、この
回転に応じて走行された磁気テープ4aがヘッド116
で走査され、記録情報が再生される。また、ローディン
グ装置1では、アンローディング動作が開始すると、ロ
ーディングモータの回転に連動して、移動ガイド100
a〜110aおよびピンチローラ112aが移動ガイド
100〜110およびピンチローラ112の位置に移動
する。尚、移動ガイド100、100aは、磁気テープ
4、4aのテンションを調整するテンションレギュレー
タを兼ねていて、磁気テープ4、4aのテンションに応
じて供給側リール116の回転制御を行う機構を有して
いる。
【0015】図2はローディング装置1の構成図であ
る。図2に示すように、ローディング装置1は、駆動手
段としてのローディングモータ4、ローディングモータ
サーボ器6、カセットテープ位置検出器8、イジェクト
スイッチ10、位置検出手段としてのポテンショメータ
12、A/D変換器14、制御手段としての制御器1
6、経過時間測定手段としてのカウンタ18およびRO
M20で構成される。
【0016】ローディングモータ4は、ローディングモ
ータサーボ器6からの駆動信号S6に基づいて、移動ガ
イド100〜110およびピンチローラ112の移動を
駆動する。つまり、ローディングモータ4の回転に連動
して移動ガイド100〜110およびピンチローラ11
2が前述したように移動する。
【0017】ローディングモータサーボ器6は、制御器
16からの制御信号S16に基づいて、ローディングモ
ータ4の駆動を制御する駆動信号を作成し、駆動信号S
6としてローディングモータ4に出力する。
【0018】ポテンショメータ12は、ローディングモ
ータ4の回転角度に応じた出力電圧信号S12をA/D
変換器14に出力する。
【0019】A/D変換器14は、ポテンショメータ1
2から出力電圧信号S12を入力し、これをA/D変換
し、ディジタル形式の出力電圧信号S14を制御器16
に出力する。
【0020】カセットテープ位置検出器8は、VTRに
挿入されたカセットテープ2がローディング開始可能で
あるか否かを検出し、可能であることを検出すると検出
信号S8を制御器16に出力する。カセット位置検出器
8は、たとえば、VTRへのカセットテープ2の挿入検
出、カセットテープ2のサイズ検出、リールシフト動
作、カセコンダウン動作を終了すると検出信号S8を制
御器16に出力する。
【0021】イジェクトスイッチ10は、利用者の操作
に応じて、VTRからカセットテープ2を取り出すこと
を示すイジュクト信号S10を制御器16に出力する。
【0022】カウンタ18は、制御器16からカウント
開始信号S16bを入力すると、時間のカウントを開始
する。このカウンタ18では、ローディング開始時から
の経過時間がカウントされる。
【0023】ROM20は、制御器16が、ローディン
グモータサーボ器6に出力する制御信号S16aを作成
する際に参照されるリファレンスデータが、たとえば、
テーブル形式で記憶されている。このリファレンスデー
タは、ローディング開始時からの経過時間と、移動ガイ
ド100〜110およびピンチローラ112の位置を示
すローディング位置との関係を示すデータであり、この
データを目標値として制御器16によってローディング
モータ4の回転が制御される。
【0024】図3(A),(B)はROM20に記憶さ
れるリファレンスデータを説明するための図である。図
3(A)において、横軸がローディング開始時からの経
過時間、縦軸がローディング位置を示す。また、スター
ト位置はローディング開始時、および、エンド位置はロ
ーディング終了時のそれぞれローディングモータ4の回
転位置を示す。このとき、リファレンスデータは、ロー
ディング曲線22a,22b,22cに応じたデータで
あり、これらは、カセットテープサイズの種類に応じて
ローディング時間とローディング位置との関係を示すデ
ータである。たとえば、ローディング曲線22aは小型
カセットテープ、ローディング曲線22bは中型カセッ
トテープ、ローディング曲線22cは大型カセットテー
プに対応したデータである。
【0025】同様に、図3(B)において、横軸がアン
ローディング開始時からの経過時間、縦軸がローディン
グ位置を示す。また、スタート位置はアンローディング
開始時、および、エンド位置はアンローディング終了時
のそれぞれローディングモータ4の回転位置を示す。こ
のとき、リファレンスデータは、アンローディング曲線
24a,24b,24cに応じたデータであり、これら
は、カセットテープサイズの種類に応じてアンローディ
ング時間とローディング位置との関係を示すデータであ
る。たとえば、アンローディング曲線24aは小型カセ
ットテープ、アンローディング曲線24bは中型カセッ
トテープ、アンローディング曲線24cは大型カセット
テープに対応したデータである。
【0026】制御器16のローディング時における処
理、および、それに応じたローディング装置1の各構成
要素の動作について説明する。図4および図5は制御器
16における処理のフローチャート図である。 ステップS1:制御器16は、カセットテープ位置検出
器8から検出信号S8を入力すると、ステップS2の処
理を実行する。つまり、制御器16がカセット位置検出
器8から検出信号S8を入力すると、ローディング装置
1はローディング動作を開始する。
【0027】ステップS2:制御器16は、カウンタ1
8に対してカウント開始信号S16bを出力する。カウ
ンタ18は、制御器16からカウント開始信号S16b
を入力すると、経過時間をカウントする。
【0028】ステップS3:制御器16は、ローディン
グモータサーボ器6に対して、ローディングモータ4を
所定の駆動電圧で所定時間だけローディング方向に回転
させることを示す制御信号S16aを出力する。ローデ
ィングモータサーボ器6は、制御器16から制御信号S
16aを入力すると、制御信号S16aに基づいて駆動
信号を作成し、駆動信号S6としてローディングモータ
4に出力し、ローディングモータ4を回転駆動させる。
これに応じて、移動ガイド100〜110およびピンチ
ローラ112などがローディング動作を行う。
【0029】ステップS4:制御器16は、ポテンショ
メータ12からの出力電圧信号S12をA/D変換器1
4を介して出力電圧信号S14として入力する。
【0030】ステップS5:制御器16は、予め記録し
た基準電圧値と、ステップS4で入力した出力電圧信号
S14が示す出力電圧値との差分を算出し、該算出され
た差分からローディングモータ4の回転位置を算出す
る。そして、制御器16は、該算出された回転位置に基
づいて、移動ガイド100〜110およびピンチローラ
112がローディング終了位置に達したか否かを判断す
る。そして、制御器16は、ローディング終了位置に達
したと判断した場合には処理を終了し、達していないと
判断した場合にはステップS6の処理を実行する。
【0031】ステップS6:制御器16は、カウンタ1
8からカウント値信号S18を入力する。
【0032】ステップS7:制御器16は、ステップS
5で算出したローディングモータ4の回転位置に対応す
る経過時間をROM20からリファレンスデータS20
として入力する。たとえば、図3(A)に示すように、
カセットテープ2のリファレンスデータがローディング
曲線22aであり、ステップS5で算出した回転位置が
「S」である場合には、制御器16は経過時間sを入力
する。そして、制御器16は、ステップS6において入
力したカウント値信号S18に応じた経過時間tと、ス
テップS7で入力した経過時間sとを比較する。
【0033】ステップS8:制御器16は、ステップS
7における比較の結果、ステップS6において入力した
カウント値信号S18に応じた経過時間tと、ステップ
S7で入力した経過時間sとが同一である場合にはステ
ップS9の処理を実行し、異なる場合にはステップS1
0の処理を実行する。
【0034】ステップS9:制御器16は、ステップS
3と同様に、ローディングモータサーボ器6に対して、
ローディングモータ4を所定の駆動電圧で所定時間だけ
ローディング方向に回転させることを示す制御信号S1
6aを出力する。そして、ローディングモータ4が回転
駆動され、移動ガイド100〜110およびピンチロー
ラ112がさらに移動される。ステップS9の処理が終
了すると再びステップS4の処理が実行される。
【0035】ステップS10:制御器16は、ステップ
S8の比較の結果、(ステップS6で入力した経過時間
t)>(ROM20から入力した経過時間s)である場
合、つまりローディング動作が遅れている場合にはステ
ップS11の処理を実行する。一方、制御器16は、ス
テップS8の比較の結果、(ステップS6で入力した経
過時間t)<(ROM20から入力した経過時間s)で
ある場合、つまりローディング動作が速すぎる場合には
ステップS12の処理を実行する。
【0036】ステップS11:制御器16は、ステップ
S9と同様に、ローディングモータサーボ器6に対し
て、ローディングモータ4を所定電圧で所定時間だけロ
ーディング方向に回転させることを示す制御信号S16
aを出力する。但し、このとき、制御信号S16aは、
経過時間tと経過時間sとの差分に基づいて、ステップ
S9における電圧より高い駆動電圧でローディングモー
タ4を回転させることを示す。これによりローディング
動作が速められる。
【0037】ステップS12:制御器16は、ステップ
S9と同様に、ローディングモータサーボ器6に対し
て、ローディングモータ4を所定電圧で所定時間だけロ
ーディング方向に回転させることを示す制御信号S16
aを出力する。但し、このとき、制御信号S16aは、
経過時間tと経過時間sとの差分に基づいて、ステップ
S9における電圧より低い駆動電圧でローディングモー
タ4を回転させることを示す。これによりローディング
動作が遅められる。
【0038】制御器16におけるアンローディング時に
おける処理、および、それに応じたローディング装置1
の各構成要素の動作について説明する。アンローディン
グ時においても上述したローディング時における処理お
よび動作とほぼ同一であるが以下の点が異なる。 ステップS1:制御器16は、イジェクトスイッチ10
からイジュクト信号S10を入力するとステップS2の
処理を実行する。 ステップS7:リファレンスデータとして図3(B)に
示すリファレンス曲線24a,24b,24cを用い
る。 ステップS9,11,12:ローディングモータ4をア
ンローディング方向に回転させる。
【0039】上述したように本実施例のローディング装
置1では、ROM20に記録された図3に示すような、
ローディング位置とローディングまたはアンローディン
グ開始時からの経過時間との関係を示すリファレンスデ
ータを用いてローディングモータ4の回転制御を行う。
つまり、ローディングモータ4の制御を、ローディング
位置に加えてローディングまたはアンローディング開始
時からの経過時間をも反映させて行い、VTRの機構部
品の精度のバラツキおよび、経時変化、温度変化などに
よるローディングモータ4の負荷変動の影響を有効に補
正する。そのため、ローディング時間およびアンローデ
ィング時間を一定にすることができる。制御器16のア
ンローディング動作における処理は、アンローディング
動作を行う際に、ROM20に記録された図3(B)に
示すリファレンスデータを用いて制御を行うこと以外
は、上述したローディング動作における処理とほほ同一
である。
【0040】第2実施例について説明する。本実施例の
ローディング装置21のローディングおよびアンローデ
ィングの機構は、上述した図1に示す機構と同一であ
る。図6は本実施例のローディング装置21の構成図で
ある。図6に示すように、ローディング装置21の構成
は上述した図2に示すローディング装置1の構成とほぼ
同一であるが、A/D変換器14に、ポテンショメータ
12の代わりにで電圧比較回路26が接続されている。
また、電圧比較回路26には、基準電圧発生回路24お
よびポテンショメータ12が接続されている。
【0041】基準電圧発生回路24は、ポテンショメー
タ12がローディングモータ4の回転位置に応じて検出
する出力電圧に対する基準電圧を発生し、この基準電圧
を示す信号S24を電圧比較回路26に出力する。この
基準電圧は、たとえば、ローディングモータ4が予め決
められた回転位置に位置したときにポテンショメータ1
2が検出する電圧である。
【0042】ポテンショメータ12は、上述したローデ
ィング装置1で説明したものと同一であり、ローディン
グモータ4の回転角度に応じた出力電圧信号S12を電
圧比較回路26に出力する。
【0043】電圧比較回路26は、基準電圧発生回路2
4からの基準電圧を示す信号S24、および、ポテンシ
ョメータ12からの出力電圧信号S12を入力し、これ
らの差分電圧を示す信号S26をA/D変換器14を介
して制御器16に出力する。
【0044】制御器16は、上述した図4および図5の
フローチャート図に示す処理を行うが、ステップS4に
おいて、基準電圧とポテンショメータ12からの出力電
圧との差分電圧を示す信号S14をA/D変換器14か
ら入力する。そして、制御器16は、ステップS5にお
いて、ステップS4で入力した差分電圧を示す信号S1
4からローディングモータ4の回転位置を算出し、移動
ガイド100〜110およびピンチローラ112がロー
ディング終了位置に達したか否かを判断する。つまり、
上述した第1実施例のローディング装置1の場合と異な
り、本実施例のローディング装置21では電圧比較回路
26で差分電圧を検出するため、制御器16のステップ
S5では差分電圧を算出する処理を行う必要がない。
【0045】第3実施例について説明する。本実施例の
ローディング装置31のローディングおよびアンローデ
ィングの機構は、上述した図1に示す機構と同一である
が、移動ガイド100,100aは、テンションレギュ
レータを兼ねていない。図7は本実施例のローディング
装置31の構成図である。本実施例のローディング装置
31は、上述した図1に示すローディング装置1と同一
の構成であるが、制御器16は供給側リールモータサー
ボ器34および巻取側リールモータサーボ器38に対し
て制御信号S16c,S16dを出力し、図1に示す供
給側リール116および巻取側リール118の回転を制
御する。
【0046】たとえば、制御器16は、ポテンショメー
タ12からの出力電圧信号S14の変化に基づいて、ロ
ーディングモータ4の回転速度を検出する。そして、ロ
ーディングモータ4の回転速度と、予め記録された基準
回転速度との比較を行う。制御器16は、比較の結果、
ローディングモータ4の回転速度が基準回転速度を越え
ていると判断した場合には、供給側リール116の回転
数を高くすることを示す制御信号S16dを供給側リー
ルモータサーボ器34に出力する。供給側リールモータ
サーボ器34は、この制御信号S16dを入力すると、
供給側リールモータ32に所定の駆動信号S34を出力
し、供給側リールモータ32の回転を速める。これによ
り磁気テープのテンションが低くなる。
【0047】また、制御器16は、比較の結果、ローデ
ィングモータ4の回転速度が基準回転速度に達していな
いと判断した場合には、巻取側リール118の回転数を
高くすることを示す制御信号S16cを巻取側リールモ
ータサーボ器38に出力する。巻取側リールモータサー
ボ器38は、この制御信号S16cを入力すると、巻取
側リールモータ36に所定の駆動信号S38を出力し、
巻取側リールモータ36の回転を速める。これにより磁
気テープのテンションが高くなる。さらに、制御器16
は、比較の結果、ローディングモータ4の回転速度と基
準回転速度とが同一である判断した場合にはなにもしな
い。上述したように、本実施例のローディング装置31
では、ローディングモータ4の回転速度に基づいて、磁
気テープのテンションを調整することができ、ローディ
ング時またはアンローディング時にテープテンションの
バラツキから生じるテープダメージの発生などを防止す
ることができる。
【0048】第4実施例について説明する。本実施例の
ローディング装置のローディングおよびアンローディン
グの機構は、上述した第1実施例の図1に示すローディ
ング装置1の機構と同一である。また、本実施例のロー
ディング装置の構成も上述した第1実施例の図2に示す
ローディング装置1の構成と同一であるが、カセット位
置検出器8および制御器16における処理の一部が異な
る。
【0049】カセット位置検出器8は、上述した第1実
施例と同様に、VTRに挿入されたカセットテープ2が
ローディング開始可能であるか否かを検出し、可能であ
ることを検出すると検出信号S8を制御器16に出力す
る。さらに、カセット位置検出器8は、VTRへのカセ
ットテープ2の挿入を検出したときに挿入検出信号S8
を制御器16に出力する。また、カウンタ18は、カセ
ット位置検出器8が挿入検出信号S8を出力するタイミ
ングでカウントを開始する。
【0050】ROM20は、上述した第1実施例のRO
M20と同様に、カセットサイズに対応したローディン
グ曲線に応じたデータを記憶しているが、各カセットサ
イズ毎にさらにカセコン時間に対応したローディング曲
線のデータを記憶している。ここでカセコン時間は、カ
セット位置検出器8がVTRへのカセットテープ2の挿
入を検出した時から、ローディング開始可能であること
を検出するまでの時間を示す。
【0051】図8は、たとえば、ROM20に記憶され
た小型カセットテープのカセコン時間に対応するローデ
ィング曲線を説明するための図である。図8における横
軸の時間は、カセット位置検出器8がVTRへのカセッ
トテープ2の挿入を検出した時からの経過時間である。
ローディング曲線42aは、カセコン時間がtの場合に
対応したデータ、ローディング曲線42bは、カセコン
時間がuの場合に対応したデータである。ローディング
曲線は、たとえば、カセコン時間に応じて、ローディン
グ時間rが一定になるように決定されている。制御器1
6は、時間tにカセット位置検出器8からローディング
開始可能を示す検出信号S8を入力した場合には、ロー
ディング曲線42aに基づいて、ローディングモータ4
の制御を行う。また、制御器16は、時間uにカセット
位置検出器8からローディング開始可能を示す検出信号
S8を入力した場合には、ローディング曲線42bに基
づいて、ローディングモータ4の制御を行う。ROM2
0には、制御器16がカセット位置検出器8から検出信
号S8を入力する時間に対応した複数のローディング曲
線42に対応するデータをリファレンスデータとして記
憶されている。
【0052】上述したように、本実施例のローディング
装置では、ROM20に記憶されたカセコン時間に応じ
たリファレンスデータに基づいて、ローディングモータ
4の回転制御を行う。そのため、ローディング装置によ
れば、カセット位置検出器8によるカセット挿入検出か
らローディング動作終了までの時間を、カセコン時間の
変動に影響されずに一定にすることができる。
【0053】本発明は上述した実施例に限定されない。
たとえば、ローディング装置の位置検出手段としてポテ
ンショメータを用いるのではなく、たとえば、ローディ
ングモータのFG信号またはエンコーダなどを用いても
よい。
【0054】また、ROM20にさらにVTR内の温度
に対応するリファレンスデータを記録し、VTR内の温
度を検出する温度検出手段を設け、この温度検出手段が
検出した温度に対応したリファレンスデータに基づい
て、制御器16はローディングモータ4の制御を行うよ
うにしてもよい。
【0055】また、ローディング時間およびアンローデ
ィング時間を入力する手段をさらに設け、この入力され
た時間に基づいてリファレンデータを作成し、または、
予め記録されたリファレンスデータを選択し、、この作
成または選択されたリファレンスデータに基づいて、制
御器16はローディングモータ4を制御するようにして
もよい。
【0056】アンローディング動作時において、ローデ
ィングモータ4に対する負荷が大きくなり、ローディン
グモータ4の駆動電圧が基準値より高くなった場合に、
カセコンの駆動電圧を高くする。また、逆に、ローディ
ングモータ4に対する負荷が小さくなり、ローディング
モータ4の駆動電圧が基準値より低くなった場合に、カ
セコンの駆動で電圧を低くする。このようにして、アン
ローディング動作時における、アンローディング開始か
らカセット排出までの時間が一定になるように制御して
もよい。さらに、上述した実施例では、本発明をVTR
のローディング装置として用いる場合について説明した
が、本発明は、DAT(Digital Audio Tape)の記録再
生装置のローディング装置としても同様に用いることが
できる。
【0057】
【発明の効果】本発明の記録媒体ローディング装置およ
びその方法によれば、VTRなどの機構部品の精度のバ
ラツキ、経時変化、ローディング動作を行う駆動手段の
負荷の影響を有効に補正し、条帯状記録媒体のローディ
ング時間およびアンローディング時間を高精度に一定に
することができる。また、本発明の記録媒体ローディン
グ装置およびその方法によれば、ローディングまたはア
ンローディング動作環境の温度を反映させてローディン
グまたはアンローディング動作を制御することができ、
温度変化が生じても、この影響を有効に補正し、条帯状
記録媒体のローディング時間およびアンローディング時
間を高精度に一定にすることができる。また、本発明の
記録媒体ローディング装置およびその方法によれば、カ
セットの種類に応じて、条帯状記録媒体のローディング
またはアンローディング動作を制御することができる。
また、本発明の記録媒体ローディング装置およびその方
法によれば、ローディングまたはアンローディング動作
における磁気テープのテンションを調整し、磁気テープ
に過度のテンション負荷が加わることで磁気テープにダ
メージが生じることを有効に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のローディング装置のローディング
動作を説明するための図である。
【図2】第1実施例のローディング装置の構成図であ
る。
【図3】第1実施例のローディング装置のROMに記録
されたリファレンスデータを説明するための図である。
【図4】第1実施例のローディング装置の制御器におけ
る処理のフローチャート図である。
【図5】第1実施例のローディング装置の制御器におけ
る処理のフローチャート図である。
【図6】第2実施例のローディング装置の構成図であ
る。
【図7】第3実施例のローディング装置の構成図であ
る。
【図8】第4実施例のローディング装置のROMに記録
されたリファレンスデータを説明するための図である。
【符号の説明】
1・・・ローディング装置 2・・・カセットテープ 4・・・ローディングモータ 6・・・ローディングモータサーボ器 8・・・カセット位置検出器 10・・・イジェクトスイッチ 12・・・ポテンショメータ 14・・・A/D変換器 16・・・制御器 18・・・カウンタ 20・・・ROM 24・・・基準電圧発生回路 26・・・電圧比較回路 32・・・供給側リールモータ 34・・・供給側リールモータサーボ器 36・・・巻取側リールモータ 38・・・巻取側リールモータサーボ器 100〜110、100a〜110a・・・移動ガイド 114・・・回転ドラム 116・・・ヘッド 112,112a・・・ピンチローラ 116・・・供給側リール 118・・・巻取側リール

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】条帯状記録媒体をローディングまたはアン
    ローディングさせ、走行させる駆動手段と、 該条帯状記録媒体のローディング位置またはアンローデ
    ィング位置を検出する位置検出手段と、 ローディング開始時またはアンローディング開始時から
    の経過時間を測定する経過時間測定手段と、 前記ローディング位置またはアンローディング位置と前
    記経過時間との関係を示すデータを予め記録する記録手
    段と、 前記検出されたローディング位置またはアンローディン
    グ位置、前記測定された経過時間、および、前記データ
    に基づいて、前記駆動手段を駆動して、条帯状記録媒体
    のローディング動作またはアンローディング動作を制御
    する制御手段とを有する記録媒体ローディング装置。
  2. 【請求項2】ローディング状態またはアンローディング
    状態と、予め記録された前記状態を示す記録データとに
    基づいて、ローディング動作またはアンローディング動
    作を制御するローディング装置であって、 前記記録データは、ローディング位置またはアンローデ
    ィング位置とローディング開始時またはアンローディン
    グ開始時からの経過時間との関係を示すデータであり、 該記録データに基づいて、所定の経過時間に所定のロー
    ディング位置またはアンローディング位置になるように
    ローディング動作またはアンローディング動作を制御す
    る記録媒体ローディング装置。
  3. 【請求項3】前記ローディング動作またはアンローディ
    ング動作の制御を、駆動モータの駆動電圧を制御して行
    う請求項1または2記載の記録媒体ローディング装置。
  4. 【請求項4】前記ローディング動作またはアンローディ
    ング動作環境の温度を検出する温度検出手段をさらに有
    し、 前記記録データは、前記温度との関係を含むデータであ
    り、 前記ローディングまたはアンローディング動作の制御
    を、前記検出された温度および前記記録データに基づい
    て行う請求項1〜3いずれか記載の記録媒体ローディン
    グ装置。
  5. 【請求項5】前記記録データは、カセットの種類との関
    係を含むデータであり、 前記ローディングまたはアンローディング動作の制御
    を、カセットの種類および前記記録データに基づいて行
    う請求項1〜4いずれか記載の記録媒体ローディング装
    置。
  6. 【請求項6】前記条帯状記録媒体は、磁気テープであ
    り、 前記ローディングまたはアンローディング動作の状況に
    応じて、 ローディングまたはアンローディングされる前記磁気テ
    ープの供給を行う供給リールと該磁気テープの巻取りを
    行う巻取リールとの回転を制御し、前記磁気テープのテ
    ンションを調整する請求項1〜5いずれか記載の記録媒
    体ローディング装置。
  7. 【請求項7】ローディング動作またはアンローディング
    動作を行う際に、 ローディング位置またはアンローディング位置を検出
    し、 ローディング開始時またはアンローディング開始時から
    の経過時間を測定し、 前記検出されたローディング位置またはアンローディン
    グ位置、前記測定した経過時間、および、予め記録され
    た前記ローディング位置またはアンローディング位置と
    前記経過時間との関係を示すデータに基づいて、ローデ
    ィング動作またはアンローディング動作を制御する記録
    媒体ローディング駆動方法。
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