JP2658033B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JP2658033B2
JP2658033B2 JP62045584A JP4558487A JP2658033B2 JP 2658033 B2 JP2658033 B2 JP 2658033B2 JP 62045584 A JP62045584 A JP 62045584A JP 4558487 A JP4558487 A JP 4558487A JP 2658033 B2 JP2658033 B2 JP 2658033B2
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博 柳川
哲生 石渡
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ビデオテープレコーダ,8mmビデオテープレ
コーダ,ディジタルオーディオテープレコーダ等の磁気
記録再生装置、すなわちテープローディング機構を有す
る磁気記録再生装置に関するものである。
従来の技術 記録再生時にテープをカセットハーフから引き出して
ロードし、回転シリンダに巻き付ける方式のメカニズム
を持つ磁気記録再生装置においては、テープロード,テ
ープアンロード動作によって記録位置や再生位置がずれ
ないことが肝要となる。これにはテープロード,テープ
アンロード共片方の同一リールで動作させ、テープアン
ロード時に巻取る方のリールをテープロード時にはゆる
める方法とし、他方のリールはテープロード時、テープ
アンロード時共回転させない方がよい。
以下に巻取りリール側を用いてテープロード,テープ
アンロードをおこなう場合を考える。この場合、ローデ
ィング時には巻取りリールをゆるめ前記リールに巻取ら
れているテープをテープロードのために引き出されるテ
ープに供し、テープアンロード時は引き出されたテープ
を前記リールで巻取ることになる。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、この方法において、テープロード時に
はテープロードによってカセットハーフから引き出され
るテープ長以上が巻取りリールにあらかじめ巻取られて
いる必要があり、これが短いとテープロード途中にテー
プが不足するため、テープローディングポストによって
テープが引張られ、テープに対して損傷を与えることに
なる。
本発明はこのような点に鑑み、テープロード動作をテ
ープの巻位置によらず、またテープに損傷を与えること
なく円滑におこなえるようにすることを目的としてい
る。
問題点を解決するための手段 本発明は上記問題点を解決するため、カセットテープ
を駆動するメカニズム部と、テープをカセットハーフか
ら引出すためのテープローディングメカニズム部と、メ
カニズム部の再生,早送り,巻戻し,停止の各状態を得
るためおよび、テープロード,テープアンロードの各状
態を得るための駆動回路と、テープ始端であることを検
出する始端検出手段と、テープロードの完了したことを
検出するテープロード完了検出手段と、リール台の回転
量を検出する回転量検出手段と、始端検出手段、テープ
ロード完了検出手段および回転量検出手段の検出結果に
より駆動回路の動作をコントロールするメカニズムコン
トロール部とを具備し、メカニズムコントロール部はテ
ープロードの開始時からテープロード完了検出手段がテ
ープロードを完了したことを検出するまでの間に始端検
出手段によりテープ始端が検出されたとき、テープロー
ディングメカニズム部を用いて一旦テープアンロード
し、リール台を回転量検出手段により一定量だけ早送り
動作によって早送りした後に再度テープロードし、しか
る後にテープロード状態のまま巻戻し動作をおこないテ
ープを始端まで巻戻し、停止する一連の動作を駆動回路
を介して行うように構成されている。
作用 本発明は上記した構成により、テープロードの開始時
からテープロード完了検出手段がテープロードを完了し
たことを検出するまでの間に始端検出手段によりテープ
始端が検出されたとき、テープローディングメカニズム
部を用いて一旦テープアンロードし、リール台を回転量
検出手段により一定量だけ早送り動作によって早送りし
た後に再度テープロードし、しかる後にテープロード状
態のまま巻戻し動作をおこないテープを始端まで巻戻し
て停止することにより、テープロード時にテープ始端で
なければテープの位置ずれを生じることなく、またテー
プが始端である場合、またはテープロード開始時に始端
ではないが巻取りリールに巻取られていたテープがテー
プロードに必要なテープ長より短い場合、テープへの損
傷を与えることなくテープロードをおこなうことができ
るとともにテープロード完了後は始端まで巻き戻される
ように作用する。
実施例 第1図は本発明の磁気記録再生装置の一実施例を示す
ブロック図である。第1図において、1はカセットハー
フ、2はテープロード時に前記カセットハーフ1かテー
プを引き出すためのテープローディングポストであり、
3は前記テープローディングポスト2によって引き出さ
れたテープであり、4は前記テープ3が巻き付けられる
回転シリンダである。5はテープの早送り,巻戻し動作
をおこなうと共に回転量検出手段をも具備したリール台
であり、6は前記リール台5によって駆動される供給リ
ールであり、7は前記リール台5によって駆動される巻
取りリールであり、8はテープ始端検出手段であり、9
は前記テープローディングポスト2および前記リール台
5を駆動する駆動回路であり、10は前記駆動回路9によ
って前記テープローディングポスト2が移動しテープア
ンロードが完了したときの前記テープローディングポス
ト2の停止位置であり、11はテープロード,テープアン
ロード時に前記テープローディングポスト2が移動する
経路であり、12は前記テープローディングポスト2がテ
ープロードを完了した事を検出するテープロード完了検
出手段であり、13は前記駆動回路9の制御をおこなうメ
カニズムコントロール部である。
以下、第2図のメカニズムコントローラの処理動作の
一部を示すフローチャートにもとづいて本実施例の動作
を説明する。
テープローディング動作に入ると、まずステップ〔10
1〕でテープ始端かどうかの判別がおこなわれる。この
ときテープローディングに供するに十分な量のテープが
あらかじめ巻取りリール側に巻かれていた場合は以下の
処理によってテープロードを完了する。即ち、ステップ
〔102〕でテープローディングポスト2を10の位置から
回転シリンダ4の方向に向け、経路11上を移行させる。
ステップ〔103〕でテープロード完了検出手段12によっ
て移行が完了したかどうかを判断し、完了していなけれ
ばステップ〔101〕に戻り、始端の判別、ステップ〔10
2〕でテープローディングポスト2の移行、ステップ〔1
03〕でテープロード完了の判断という一連の繰り返し処
理を経てステップ〔104〕でテープロードを完了する。
次にステップ〔101〕においてテープ始端が検出され
た場合の処理を説明する。ステップ〔101〕でテープ始
端が検出されるとステップ〔201〕へ進みここで一旦テ
ープアンロードがおこなわれ、ステップ〔202〕で巻取
りリール7によってテープが巻取られる。テープロード
によってカセットハーフ1から引出されるテープ3の長
さは常に一定であるから巻取りリール7の回転量に換算
することができる。巻取りが終るとステップ〔203〕で
改めて始端かどうかの確認がされ、始端でない場合、す
なわちステップ〔202〕の巻取り動作が正常におこなわ
れた場合ステップ〔204〕へ進み、前記ステップ〔102〕
と同様にテープローディングポスト2を移行させ、ステ
ップ〔205〕で移行の完了を判断する。この、ステップ
〔203〕,ステップ〔204〕,ステップ〔205〕による一
連の動作は前記ステップ〔101〕,ステップ〔102〕,ス
テップ〔103〕によるものと同一である。ステップ〔20
5〕でテープロードが完了するとステップ〔206〕へ進
む。ここで巻取りリール側に残ったテープは供給リール
側に巻戻される。ステップ〔207〕はこの巻戻し動作が
完了したかどうかを始端検出手段8によって判断するた
めのステップであり、巻戻しの完了によってステップ
〔208〕へ進みテープロードが完了する。
巻取りリールに巻き取られていたテープがテープロー
ドに必要なテープ長より短く、テープロードの途中で始
端が検出された場合も前記と同様の処理がなされる。ま
た、ステップ〔202〕において巻取られたテープが短
く、テープロード途中で始端が検出された場合は、ステ
ップ〔203〕からステップ〔201〕へ戻り、再度巻取りが
おこなわれる。したがって、カセットハーフ内でテープ
がたるんでいた場合も誤動作やテープへの損傷を与える
ことなくテープロードをおこなうことができる。
発明の効果 以上述べてきたように、本発明の磁気記録再生装置に
よれば、テープロードの開始時かテープロード完了検出
手段がテープロードを完了したことを検出するまでの間
に始端検出手段によりテープ始端が検出されたとき、テ
ープローディングメカニズム部を用いて一旦テープアン
ロードし、リール台を回転量検出手段により一定量だけ
早送り動作によって早送りした後に再度テープロード
し、しかる後にテープロード状態のまま巻戻し動作をお
こないテープを始端まで巻戻して停止するように構成さ
れたことにより、テープロード時にテープ始端でなけれ
ばテープの位置ずれを生じることなく、またテープが始
端である場合、またはテープロード開始時に始端ではな
いが巻取りリールに巻取られていたテープがテープロー
ドに必要なテープ長より短い場合もテープへの損傷を与
えることなくテープロードをおこなうことができるとと
もにテープロード完了後は始端まで巻き戻されてテープ
始端から記録再生できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の磁気記録再生装置の一実施例を示すブ
ロック図、第2図は同実施例のメカニズムコントローラ
の制御手順を示すフローチャート図である。 1……カセットハーフ、2……テープローディングポス
ト、3……テープ、4……回転シリンダ、5……リール
台、6……供給リール、7……巻取りリール、8……テ
ープ始端検出手段、9……駆動回路、10……テープアン
ロード時のテープローディングポスト停止位置、11……
テープローディングポスト移動路、12……テープロード
完了検出手段、13……メカニズムコントロール部。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カセットテープを駆動するメカニズム部
    と、 テープをカセットハーフから引出すためのテープローデ
    ィングメカニズム部と、 前記メカニズム部の再生,早送り,巻戻し,停止の各状
    態を得るためおよび、テープロード,テープアンロード
    の各状態を得るための駆動回路と、 テープ始端であることを検出する始端検出手段と、 テープロードの完了したことを検出するテープロード完
    了検出手段と、 リール台の回転量を検出する回転量検出手段と、 前記始端検出手段、前記テープロード完了検出手段およ
    び前記回転量検出手段の検出結果により前記駆動回路の
    動作をコントロールするメカニズムコントロール部とを
    具備し、 前記メカニズムコントロール部はテープロードの開始時
    から前記テープロード完了検出手段がテープロードを完
    了したことを検出するまでの間に前記始端検出手段によ
    りテープ始端が検出されたとき、前記テープローディン
    グメカニズム部を用いて一旦テープアンロードし、前記
    リール台を前記回転量検出手段により一定量だけ早送り
    動作によって早送りした後に再度テープロードし、しか
    る後にテープロード状態のまま巻戻し動作をおこないテ
    ープを始端まで巻戻し、停止する一連の動作を前記駆動
    回路を介して行うように構成した磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】リール台の回転量を検出する回転量検出手
    段は、リール台の任意の位置からの回転量を検出できる
    構造であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の磁気記録再生装置。
  3. 【請求項3】始端検出手段は、テープ始端におけるリー
    ダーテープ部分を例えば光線の透過率の変化等の光学的
    方法によって検出するものであることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の磁気記録再生装置。
JP62045584A 1987-02-27 1987-02-27 磁気記録再生装置 Expired - Lifetime JP2658033B2 (ja)

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JPS63213140A JPS63213140A (ja) 1988-09-06
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JPS63191357A (ja) * 1987-02-04 1988-08-08 Alpine Electron Inc テ−プロ−デング方法

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