JPH04289545A

JPH04289545A - 信号記録装置

Info

Publication number: JPH04289545A
Application number: JP3054799A
Authority: JP
Inventors: Nobutoshi Takayama; 高山　信敏
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 1991-03-19
Filing date: 1991-03-19
Publication date: 1992-10-14

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、テープ状に記録媒体に
信号の記録を行う信号記録装置に関し、特に記録のやり
直しを行う機能を有する信号記録装置に関するものであ
る。

【０００２】

【従来の技術】近年、ビデオテープレコーダ（ＶＴＲ）
とビデオカメラとを一体化したビデオムービが普及して
いるが、ビデオ撮りしたものが撮影者の望むシーンでは
なかったり、撮っていないつもりのカットがあったりし
た場合などにおいて、撮り直しを行いたい場合が生じる
。この場合、従来は撮影者がファインダまたはモニタ画
面を見てビデオテープレコーダの再生（ＰＬＡＹ），サ
ーチ（ＣＵＥ），巻戻し（ＲＥＶ），早送り（ＦＦ）等
の機能を用いて自ら１回前の記録終了ポイントまでテー
プを戻す作業が必要であった。

【０００３】また、近年、直前の記録開始時のテープカ
ウンタ位置までテープを巻戻す機能を搭載したＶＴＲも
提案されている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、いわゆる継ぎ撮りについては特に考慮されて
おらずその精度が不充分であった。

【０００５】本願発明は上記のような問題を解決するた
めになされたもので、記録のやり直しを行う際に、良好
なつなぎ記録を行え、また、テープ状記録媒体のダメー
ジを軽減できる信号記録装置を提供することを目的とす
る。

【０００６】

【課題を解決するための手段】かかる背景下において、
本願第１の発明の信号記録装置においては、テープ状記
録媒体に信号の記録を行う装置であって、該テープ状記
録媒体をその長手方向に搬送するテープ搬送手段と、該
テープ状記録媒体の走行に従うパルスをカウントするカ
ウント手段と、該カウント手段のカウント値を取り込み
、前記搬送手段および前記計数手段の動作状態を制御す
る制御手段と、記録のやり直しを命ずる操作手段とを具
備し、該制御手段は信号の記録開始に応じて前記カウン
ト手段を初期化すると共に、前記操作手段の操作に応じ
て前記搬送手段による前記テープ状記録媒体の巻戻しを
行わしめ、該巻戻し動作を前記カウント手段のカウント
値に従って終了することを特徴とする。

【０００７】また、本願第２の発明の信号記録装置にお
いては、テープ状記録媒体に信号の記録を行う装置であ
って、該テープ状記録媒体をその長手方向に搬送するテ
ープ搬送手段と、前記制御手段の動作状態を制御する制
御手段と、記録のやり直しを命ずる操作手段とを具備し
、該制御手段は信号の記録終了に応じて前記搬送手段を
して前記テープ状記録媒体を所定量巻戻して停止せしめ
、前記操作手段の操作に応じて前記搬送手段として前記
テープ状記録媒体の直前の記録終了位置近傍まで巻戻し
て停止せしめる構成とすると共に、前記操作手段の操作
後の前記テープ状記録媒体の停止位置と、直前の記録終
了に応じた前記テープ状記録媒体の停止位置とを所定量
シフトせしめることを特徴とする。

【０００８】

【作用】上記の第１の発明の如く構成することにより、
記録のやり直しに際して、直前の記録終了位置を正確に
把握でき、この記録終了位置に対して所望の位置からの
記録を行うことが可能となった。また、第２の発明の如
く構成することにより、記録のやり直しに際して、テー
プ状記録媒体の同一部分にて記録待機状態を繰り返すこ
とがなく、テープ状記録媒体のダメージを軽減すること
が可能となった。

【０００９】

【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。

【００１０】図１は本発明の一実施例を示す。

【００１１】図においては、１は記録再生ヘッド２ａ，
２ｂが固定され回転する回転ドラム、３は磁気テープ、
４はサプライリール、５はテイクアップリール、６はキ
ャプスタン、７はピンチローラ、８はキャプスタン６の
回転検出信号であるＦＧパルスを増幅するアンプ、９は
増幅，波形整形されたＦＧパルスに基づいてキャプスタ
ン６の回転数を制御するためのテープ走行制御回路であ
る。１０はキャプスタンモータを駆動するドライバ、１
１はキャプスタンＦＧパルスをキャプスタン回転方向に
よってアップまたはダウン方向に計数するためのカウン
ト手段としてのカウンタ、１２はカウンタ１１の値を記
憶するためのランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）、１３
はテープの目標停止位置に相当するキャプスタンＦＧパ
ルスの計数データがセットされるレジスタ、１４はカウ
ンタ１１とレジスタ１３の値を比較し、一致したらコン
トローラ１５に一致信号を送るコンパレータ、１５はカ
ウンタ１１の計数値とＲＡＭ１２の内容さらにはコンパ
レータ１４，操作キー１６からの出力を受け、テープ走
行制御回路９，ドライバ１０を制御するコントローラで
あり、例えばキャプスタン回転方向（Ｆ／Ｒ）をドライ
バ１０に命令したりキャプスタン６の回転速度を回路９
に指示すること等によって目標の位置までテープ送りを
行う。コントローラ１５は内部に計時手段を具え、記録
時間を計時し、後述のように計時された時間が所定時間
を超えた場合、磁気テープ上の当該記録に係る領域での
再記録を不可能にする。１６はコントローラ１５にモー
ド遷移命令を入力するための操作キーである。

【００１２】次に、図２を用いて、高精度な最終カット
キャンセル（撮り直し）動作を説明する。

【００１３】図２は記録１→ポーズ１→記録２→ポーズ
２→撮り直し→ポーズ３までのシーケンスにおけるテー
プ位置の移動を模式的に示す。

【００１４】周知のごとく回転ヘッド型のＶＴＲにおけ
る継ぎ撮り動作では、記録終了後、次の記録の直前にト
ラッキング動作を必要とする。そこで、予め巻き戻し動
作や逆走行によるテープ走行状態の変化を元に戻すため
、正方向へのテープ走行などの準備動作を行っている。図２では、Ｂ点→Ｃ点→Ｄ点，Ｇ点→Ｈ点→Ｉ点，Ｋ点
→Ｌ点→Ｍ点がこれに相当する。したがって、記録終了
時の連続動作を共通のコントロールシーケンスとして同
一のソフトウェアで制御するのが望ましい。以下、この
動作を「ポーズ動作」と言う。このポーズ動作を行う時
のキャプスタン制御方式としては、まず、各Ｂ点，Ｇ点
，Ｋ点において、カウンタ１１をクリアし（０をセット
し）、各Ｃ点，Ｈ点，Ｌ点に相当するＦＧパルス計数値
（負の値で各点とも共通データ）をレジスタ１３にセッ
トした後、キャプスタンを戻し方向に記録速度の３倍の
目標速度で起動させる。この時、カウンタ１１では、戻
し方向なのでキャプスタンＦＧパルスをカウントダウン
する。その後、コンパレータ１４は目標位置に相当する
レジスタ１３の内容とカウンタの内容（計数値）が一致
した時にキャプスタン停止命令を出す。この動作によっ
て目標位置まで正確に戻すことが可能である。同様に、
Ｃ点，Ｈ点，Ｌ点からＤ点，Ｉ点，Ｍ点まで移動させて
ポーズ状態となる。

【００１５】図３は図１図示コントローラ１５によるポ
ーズ１からポーズ２までのコントローラ５の制御手順を
示すフローチャートである。

【００１６】ポーズ１状態（図２に示すＥ点）で、ステ
ップＳ１にて、操作キー１６の記録キー（トリガ）操作
を検出すると、ステップＳ２にて、トラッキング動作を
開始する。そして、ステップＳ３にて、記録開始位置（
図２に示すＦ点）を検出すると、ステップＳ４にて、記
録電流をヘッド２ａ，２ｂに流し始め、同時に、カウン
タ１１を初期化（例えば０をセット）し、キャプスタン
ＦＧのカウントアップを開始する。

【００１７】ついで、ステップＳ５にて、操作キー１６
中のポーズキー操作を検出すると、ステップＳ６にて、
ヘッド２ａ，２ｂへの記録電流を停止させるとともに、
キャプスタン６を停止させ、その後、カウンタ１１の計
数値をＲＡＭ１２に移し、カウンタ１１をクリアする。ステップＳ７にて記録時間オーバーか否かを判断した結
果、１回の記録時間がオーバーしていない場合、ステッ
プＳ８にて、１回の記録動作が完了したことを示すフラ
グ（撮り直し可能フラグ）をセットする。その後、ステ
ップＳ９にて、前述した制御方法により、キャプスタン
ＦＧをカウンタ１１によりカウントしながらポーズ動作
を行う（ポーズ２の状態になる）。ついで、図４に示す
制御手順に移行する。

【００１８】なお、ステップＳ１にて、記録キー操作が
検出されない場合は、ステップＳ１０にて、フラグが「
１」か否かを判定し、判定した結果、「１」でない場合
は、ステップＳ１に戻る。他方、フラグが「１」である
場合は、ステップＳ１１にて、操作キー１６中の撮り直
しキーが操作されたか否かを判定し、撮り直しの操作が
ない場合は、ステップＳ１に戻る。また、撮り直しキー
の操作が行われた場合には後述する撮り直しルーチンへ
移行する。

【００１９】図４は図１図示コントローラ１５によるポ
ーズ２からポーズ３までの制御手順を示すフローチャー
トである。

【００２０】ステップＳ４１にて、記録キー操作が検出
されたか否かを判定するが、現在の状態がポーズ２の状
態なので、ステップＳ４２に移行し、ステップＳ４２に
て、フラグが「１」か否かを判定する。フラグはすでに
「１」になっているので、ステップＳ４３に移行する。そして、ステップＳ４３にて、撮り直し命令を受け付け
ると、ステップＳ４４以下の撮り直しルーチンに移行す
る。すなわち、ステップＳ４４にてカウンタ１１の計数
値とＲＡＭ１２の内容データとを読み出して加算し、そ
の和をカウンタ１１に初期値としてセットする。また、
レジスタ１３に「０」をセットし、フラグを「０」にす
る。そして、ステップＳ４５にて、３倍速（標準速の３
倍の速度）でテープを巻き戻しながら、キャプスタンＦ
Ｇをカウンタ１１によりカウントダウンし、ステップＳ
４６にて、カウンタ１１の計数値とレジスタ１３の値（
＝０）とを比較する。そして、比較した結果、カウンタ
１１の計数値とレジスタ１３の値が一致した場合、すな
わち、カウンタ１１の計数値が「０」になった場合、ス
テップＳ４７にて、キャプスタン６を停止させ、ステッ
プＳ４８にて、前述と同様のポーズ動作を実行させる（
ポーズ３の状態になる）。

【００２１】このように、ＲＡＭ１２に格納したＦ点か
らＧ点までのＦＧカウント値と、カウンタ１１によりカ
ウントされたＧ点からＩ点までのＦＧカウント値の和が
、Ｆ点からＩ点までのテープ走行量に対応するので、Ｋ
点まで正確にＦＧカウントすることにより巻き戻すこと
が可能である。

【００２２】また、Ｆ点は、Ｂ点でクリアされたカウン
タ１１のカウント値としてはマイナスの値（６フレーム
相当分のＦＧ）に対応するテープ位置であり、その上、
記録開始時に再度クリアするので、ポーズ１のテープ位
置（Ｄ点）とポーズ３のテープ位置（Ｍ点）とをオーバ
ーラップ部分と同量のテープ量だけシフトすることにな
り、同一テープ位置で繰り返しポーズ状態となることに
よるテープダメージを防いでいる。

【００２３】さらに、記録２の期間中、キャプスタンＦ
Ｇパルスをカウントするが、カウンタ１１の最大計数値
以上の撮り直し動作は困難なので、Ｆ点において記録２
の時間を計測する時間計測カウンタのカウントを開始し
、記録終了時（Ｇ点）に該最大計数値以内の所定の時間
以上であった場合には撮り直し可能フラグをセットしな
いようにしたので、良好なテープ位置に記録ができる。

【００２４】本実施例では、カウンタ１１，ＲＡＭ１２
，レジスタ１３およびコンパレータ１４をコントローラ
１５とはそれぞれ別回路とした例を説明したが、これら
の回路を１つの共通の基板（１チップ）に組み立てるよ
うにしても良い。

【００２５】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれは、
記録のやり直しを行う際に、良好なつなぎ記録を行え、
また、記録のやり直しを行ってもテープ状記録媒体のダ
メージを軽減できる信号記録装置が得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示すブロック図である。

【図２】撮り直しシーケンスのテープ移動を模式的に示
す図である。

【図３】図１図示コントローラ１５によるポーズ１から
ポーズ２までの制御手順を示すフローチャートである。

【図４】図１図示コントローラ１５によるポーズ２から
ポーズ３までの制御手順を示すフローチャートである。

【符号の説明】

１　　回転ドラム２ａ，２ｂ　　記録再生ヘッド８　　アンプ９　　走行制御回路１０　　ドライバ１１　　カウンタ１２　　ＲＡＭ１３　　レジスタ１４　　コンパレータ１５　　コントローラ１６　　キー

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】　　テープ状記録媒体に信号の記録を行う
装置であって、該テープ状記録媒体をその長手方向に搬
送するテープ搬送手段と、該テープ状記録媒体の走行に
従うパルスをカウントするカウント手段と、該カウント
手段のカウント値を取り込み、前記搬送手段および前記
計数手段の動作状態を制御する制御手段と、記録のやり
直しを命ずる操作手段とを具備し、該制御手段は信号の
記録開始に応じて前記カウント手段を初期化すると共に
、前記操作手段の操作に応じて前記搬送手段による前記
テープ状記録媒体の巻戻しを行わしめ、該巻戻し動作を
前記カウント手段のカウント値に従って終了することを
特徴とする信号記録装置。
【請求項２】　　前記制御手段は信号の記録終了に応じ
て、前記カウント手段のカウント値を記憶すると共に、
前記カウント手段を初期化し、さらに前記搬送手段とし
て前記テープ状記録媒体を所定量巻戻して停止せしめる
ことを特徴とする請求項１に記載の信号記録装置。
【請求項３】　　前記制御手段は信号の記録終了後の前
記テープ状記録媒体の停止状態において、前記操作手段
が操作されたことに応じて前記記憶されているカウント
値と現在のカウント値との演算結果を、前記カウント手
段に置数することを特徴とする請求項２に記載の信号記
録装置。
【請求項４】　　前記制御手段は前記操作手段の操作後
の前記テープ状記録媒体の停止位置と、前記信号の記録
開始直前の前記テープ状記録媒体の停止位置とをシフト
せしめることを特徴とする請求項２に記載の信号記録装
置。
【請求項５】　　テープ状記録媒体に信号の記録を行う
装置であって、該テープ状記録媒体をその長手方向に搬
送するテープ搬送手段と、前記制御手段の動作状態を制
御する制御手段と、記録のやり直しを命ずる操作手段と
を具備し、該制御手段は信号の記録終了に応じて前記搬
送手段として前記テープ状記録媒体を所定量巻戻して停
止せしめ、前記操作手段の操作に応じて前記搬送手段と
して前記テープ状記録媒体の直前の記録終了位置近傍ま
で巻戻して停止せしめる構成とすると共に、前記操作手
段の操作後の前記テープ状記録媒体の停止位置と、直前
の記録終了に応じた前記テープ状記録媒体の停止位置と
を所定量シフトせしめることを特徴とする信号記録装置
。