JP3359053B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents
磁気記録再生装置Info
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ヘリカルスキャン型の
磁気記録再生装置に関する。
磁気記録再生装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、カメラ一体型ＶＴＲで記録し終え
たシーンが失敗あるいは不用になった際に、そのシーン
の最初から再度記録し直す場合は、次のように行われて
いた。
たシーンが失敗あるいは不用になった際に、そのシーン
の最初から再度記録し直す場合は、次のように行われて
いた。
【０００３】まず、一時停止を解除して磁気テープの巻
き戻しを行い、こまめに再生やサーチを繰り返して不用
になったシーンの頭出しを行い、再び記録一時停止状態
にして次の記録を行う。
き戻しを行い、こまめに再生やサーチを繰り返して不用
になったシーンの頭出しを行い、再び記録一時停止状態
にして次の記録を行う。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例の操作は、操作者にとって煩しいものであった。
来例の操作は、操作者にとって煩しいものであった。
【０００５】そこで、撮直しスイッチ等を設け、テープ
走行を制御するキャプスタンやリールの回転数を基に記
録開始位置まで戻したり、記録時にビデオ信号と共に記
録開始信号を記録しておき再記録の起点にすることが考
えられる。しかしながら、キャプスタンやリールの回転
数では再記録の位置が多少ずれる可能性があるという問
題がある。
走行を制御するキャプスタンやリールの回転数を基に記
録開始位置まで戻したり、記録時にビデオ信号と共に記
録開始信号を記録しておき再記録の起点にすることが考
えられる。しかしながら、キャプスタンやリールの回転
数では再記録の位置が多少ずれる可能性があるという問
題がある。
【０００６】また、記録開始信号がビデオ信号と同じ起
点の場合は、再記録の助走中に記録開始信号を検出して
も先行する消去ヘッドが間に合わないため、再記録の最
初の一部に色信号の消残しのいわゆるレインボーノイズ
が発生するという問題を生ずる。
点の場合は、再記録の助走中に記録開始信号を検出して
も先行する消去ヘッドが間に合わないため、再記録の最
初の一部に色信号の消残しのいわゆるレインボーノイズ
が発生するという問題を生ずる。
【０００７】そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなさ
れたものであり、高精度の再記録を行い得る磁気記録再
生装置を提供することを目的とする。
れたものであり、高精度の再記録を行い得る磁気記録再
生装置を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項１記載の発明では、テープ状記録媒体上の多
数のヘリカルトラックに対して情報信号を記録再生する
装置において、前記テープ状記録媒体を走行させる走行
手段と、記録開始を指示する第１の指示手段と、前記第
１の指示手段による指示に応じて、前記走行手段により
正方向に走行される前記テープ状記録媒体上の多数のヘ
リカルトラックに対して情報信号と記録開始信号とを記
録する記録手段と、前記テープ状記録媒体から前記情報
信号と前記記録開始信号とを再生する再生手段と、撮り
直しを指示する第２の指示手段と、前記第２の指示手段
による指示に応じて前記テープ状記録媒体を逆方向に走
行するとともに前記再生手段により再生される記録開始
信号を検出し、前記検出された記録開始信号に基づいて
前記情報信号の記録開始位置よりも前で前記テープ状記
録媒体の走行を停止し、その後の前記第１の指示手段に
よる指示に応じて前記テープ状記録媒体を正方向に走行
するとともに前記再生手段により再生される前記記録開
始信号を検出し、この記録開始信号の検出結果に応じて
前記記録開始位置より前記情報信号を再記録するよう前
記走行手段と前記再生手段及び前記記録手段を制御する
制御手段とを備えることを特徴とする。
に、請求項１記載の発明では、テープ状記録媒体上の多
数のヘリカルトラックに対して情報信号を記録再生する
装置において、前記テープ状記録媒体を走行させる走行
手段と、記録開始を指示する第１の指示手段と、前記第
１の指示手段による指示に応じて、前記走行手段により
正方向に走行される前記テープ状記録媒体上の多数のヘ
リカルトラックに対して情報信号と記録開始信号とを記
録する記録手段と、前記テープ状記録媒体から前記情報
信号と前記記録開始信号とを再生する再生手段と、撮り
直しを指示する第２の指示手段と、前記第２の指示手段
による指示に応じて前記テープ状記録媒体を逆方向に走
行するとともに前記再生手段により再生される記録開始
信号を検出し、前記検出された記録開始信号に基づいて
前記情報信号の記録開始位置よりも前で前記テープ状記
録媒体の走行を停止し、その後の前記第１の指示手段に
よる指示に応じて前記テープ状記録媒体を正方向に走行
するとともに前記再生手段により再生される前記記録開
始信号を検出し、この記録開始信号の検出結果に応じて
前記記録開始位置より前記情報信号を再記録するよう前
記走行手段と前記再生手段及び前記記録手段を制御する
制御手段とを備えることを特徴とする。
【０００９】請求項２記載の発明では、請求項１記載の
発明において、前記記録手段は、前記情報信号の記録開
始位置よりもｋ（ｋ≧１）トラック前から前記記録開始
信号を記録することを特徴とする。
発明において、前記記録手段は、前記情報信号の記録開
始位置よりもｋ（ｋ≧１）トラック前から前記記録開始
信号を記録することを特徴とする。
【００１０】請求項３記載の発明では、請求項２記載の
磁気記録再生装置において、前記制御手段は、前記記録
開始信号の記録開始位置からｋトラック後に前記情報信
号の再記録を開始するよう前記記録手段を制御すること
を特徴とする。 請求項４記載の発明では、請求項１記載
の発明において、前記記録手段は、記録再生ヘッド及び
消去ヘッドが設けられた回転ドラムを有することを特徴
とする。 請求項５記載の発明では、請求項１記載の発明
において、撮像手段を備え、前記記録手段は、前記撮像
手段により得られた映像信号を前記情報信号として記録
することを特徴とする。
磁気記録再生装置において、前記制御手段は、前記記録
開始信号の記録開始位置からｋトラック後に前記情報信
号の再記録を開始するよう前記記録手段を制御すること
を特徴とする。 請求項４記載の発明では、請求項１記載
の発明において、前記記録手段は、記録再生ヘッド及び
消去ヘッドが設けられた回転ドラムを有することを特徴
とする。 請求項５記載の発明では、請求項１記載の発明
において、撮像手段を備え、前記記録手段は、前記撮像
手段により得られた映像信号を前記情報信号として記録
することを特徴とする。
【００１１】
【作用】請求項１記載の発明によれば、第２の指示手段
による撮り直しの指示があると、テープ状記録媒体が逆
方向に走行すると共に、再生手段により再生される記録
開始信号が検出される。その検出された記録開始信号に
基づいて、情報信号の記録開始位置よりも前でテープ状
記録媒体の走行が停止する。その後、第１の指示手段に
よる記録開始の指示により、テープ状記録媒体が正方向
に走行して、再び記録開始信号を検出し、この記録開始
信号の検出結果に応じて記録開始位置より情報信号の再
記録が開始される。
による撮り直しの指示があると、テープ状記録媒体が逆
方向に走行すると共に、再生手段により再生される記録
開始信号が検出される。その検出された記録開始信号に
基づいて、情報信号の記録開始位置よりも前でテープ状
記録媒体の走行が停止する。その後、第１の指示手段に
よる記録開始の指示により、テープ状記録媒体が正方向
に走行して、再び記録開始信号を検出し、この記録開始
信号の検出結果に応じて記録開始位置より情報信号の再
記録が開始される。
【００１２】請求項２記載の発明によれば、記録手段
は、制御手段の制御の下で、情報信号の記録開始位置よ
りもｋ（ｋ≧１）トラック前から記録開始信号を記録
し、さらに請求項３の発明によれば、前記記録開始信号
の記録開始位置からｋトラック後に前記情報信号の再記
録を開始する。これにより、情報信号の再記録の開始時
点から前回記録は確実に消去される。
は、制御手段の制御の下で、情報信号の記録開始位置よ
りもｋ（ｋ≧１）トラック前から記録開始信号を記録
し、さらに請求項３の発明によれば、前記記録開始信号
の記録開始位置からｋトラック後に前記情報信号の再記
録を開始する。これにより、情報信号の再記録の開始時
点から前回記録は確実に消去される。
【００１３】請求項４記載の発明によれば、記録再生ヘ
ッド及び消去ヘッドが設けられた回転ドラムを有する記
録手段を備えた構成において、上記請求項１記載の発明
と同様の作用を呈する。
ッド及び消去ヘッドが設けられた回転ドラムを有する記
録手段を備えた構成において、上記請求項１記載の発明
と同様の作用を呈する。
【００１４】請求項５記載の発明によれば、撮像手段に
より得られた映像信号を情報信号として記録する記録手
段を備えた構成において、上記請求項１記載の発明と同
様の作用を呈する。
より得られた映像信号を情報信号として記録する記録手
段を備えた構成において、上記請求項１記載の発明と同
様の作用を呈する。
【００１５】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳述
する。
する。
【００１６】図１は本発明の磁気記録再生装置の一実施
例を示す概略ブロック図である。
例を示す概略ブロック図である。
【００１７】本装置は、記録媒体としての磁気テープ１
にヘリカル状に記録するものであり、撮像手段としての
ＣＣＤ撮像素子１１と、ＣＣＤ撮像素子１１からの映像
信号を処理するビデオ信号処理回路１２と、映像信号を
外部装置に出力するビデオ出力端子１３と、この装置の
各部を制御するシステムコントローラ（以下単に「コン
トローラ」と称する。）１４と、後述する記録開始信号
５，６の記録及びその検出を行う記録手段及び検出手段
としてのサブコード処理回路１５と、磁気ヘッド７，８
及び消去ヘッド９の切り換え動作を行うヘッド切換回路
１６と、記録一時停止又は一時停止解除を指示するため
のトリガースイッチＳＷ1と、撮直しを指示するための
撮直しスイッチＳＷ2と、回転ドラム１７と、ヘリカル
スキャンが行い得るように回転ドラム１７及びキャプス
タン（図示省略）等を駆動する走行手段（図示省略）と
を有している。
にヘリカル状に記録するものであり、撮像手段としての
ＣＣＤ撮像素子１１と、ＣＣＤ撮像素子１１からの映像
信号を処理するビデオ信号処理回路１２と、映像信号を
外部装置に出力するビデオ出力端子１３と、この装置の
各部を制御するシステムコントローラ（以下単に「コン
トローラ」と称する。）１４と、後述する記録開始信号
５，６の記録及びその検出を行う記録手段及び検出手段
としてのサブコード処理回路１５と、磁気ヘッド７，８
及び消去ヘッド９の切り換え動作を行うヘッド切換回路
１６と、記録一時停止又は一時停止解除を指示するため
のトリガースイッチＳＷ1と、撮直しを指示するための
撮直しスイッチＳＷ2と、回転ドラム１７と、ヘリカル
スキャンが行い得るように回転ドラム１７及びキャプス
タン（図示省略）等を駆動する走行手段（図示省略）と
を有している。
【００１８】図２はヘリカルスキャンを行う際の各ヘッ
ド７，８，９及び回転ドラム１７の位置関係を示す図、
図３は磁気テープ１のトラックフォーマットを示す図で
ある。両ローラポスト１８間の約２１６°の範囲が、映
像信号（ビデオ信号）が記録されるビデオ領域２，記録
開始信号５，６が記録されるサブコード領域３及びＰＣ
Ｍ領域４が形成されるトラック領域である。
ド７，８，９及び回転ドラム１７の位置関係を示す図、
図３は磁気テープ１のトラックフォーマットを示す図で
ある。両ローラポスト１８間の約２１６°の範囲が、映
像信号（ビデオ信号）が記録されるビデオ領域２，記録
開始信号５，６が記録されるサブコード領域３及びＰＣ
Ｍ領域４が形成されるトラック領域である。
【００１９】前記コントローラ１４は、再記録を開始す
るトラックよりも所定区間前からビデオ領域２外の領域
であるサブコード領域３に記録開始信号５，６を記録し
ておき、その再記録を開始するトラックから既に記録さ
れた部分の消去と映像信号の再記録を行うようになって
いる。これにより高精度の撮直しが可能となる。
るトラックよりも所定区間前からビデオ領域２外の領域
であるサブコード領域３に記録開始信号５，６を記録し
ておき、その再記録を開始するトラックから既に記録さ
れた部分の消去と映像信号の再記録を行うようになって
いる。これにより高精度の撮直しが可能となる。
【００２０】次に、上記本実施例の磁気記録再生装置の
作用を図４をも参照して説明する。
作用を図４をも参照して説明する。
【００２１】図４は磁気テープ１上の情報とヘッド７，
８のスキャン位置の遷移図である。同図中、５は記録開
始信号の前期間、６は記録開始信号の後期間、「カット
Ｎｏ」はここでは記録一時停止を行うごとにインクリメ
ントされるシーンのＮｏを示し、各ステップＳ１乃至１
８の左右方向の位置は磁気テープ１上の磁気ヘッド７，
８のスキャン位置に相当する。
８のスキャン位置の遷移図である。同図中、５は記録開
始信号の前期間、６は記録開始信号の後期間、「カット
Ｎｏ」はここでは記録一時停止を行うごとにインクリメ
ントされるシーンのＮｏを示し、各ステップＳ１乃至１
８の左右方向の位置は磁気テープ１上の磁気ヘッド７，
８のスキャン位置に相当する。
【００２２】カットＮｏ.nのシーンの記録中に（Ｓ
１）、操作者がその記録を一時停止させるためにトリガ
ースイッチＳＷ1をＯＮすると（Ｓ２）、コントローラ
１４は、トリガースイッチＳＷ1の１回目のＯＮ動作
（記録一時停止）に基づき、走行手段を制御して、磁気
テープ１を所定量だけ巻き戻し（Ｓ３）、記録一時停止
状態を保つ（Ｓ４）。
１）、操作者がその記録を一時停止させるためにトリガ
ースイッチＳＷ1をＯＮすると（Ｓ２）、コントローラ
１４は、トリガースイッチＳＷ1の１回目のＯＮ動作
（記録一時停止）に基づき、走行手段を制御して、磁気
テープ１を所定量だけ巻き戻し（Ｓ３）、記録一時停止
状態を保つ（Ｓ４）。
【００２３】操作者が、次のシーンを記録するために再
度トリガースイッチＳＷ1をＯＮすると（Ｓ５）、コン
トローラ１４は、トリガースイッチＳＷ1の２回目のＯ
Ｎ動作（一時停止解除）に基づき、記録一時停止状態を
解除後走行手段等を制御して、磁気テープ１に記録され
ているトラックにトラッキングをとりながらテープ１を
走行させ、カットＮｏ.(n+1)の記録が行われるよりも予
め定められた所定区間前（図４の例では２トラック前）
のトラックのサブコード領域３に記録開始信号５，６を
記録する（Ｓ６）。
度トリガースイッチＳＷ1をＯＮすると（Ｓ５）、コン
トローラ１４は、トリガースイッチＳＷ1の２回目のＯ
Ｎ動作（一時停止解除）に基づき、記録一時停止状態を
解除後走行手段等を制御して、磁気テープ１に記録され
ているトラックにトラッキングをとりながらテープ１を
走行させ、カットＮｏ.(n+1)の記録が行われるよりも予
め定められた所定区間前（図４の例では２トラック前）
のトラックのサブコード領域３に記録開始信号５，６を
記録する（Ｓ６）。
【００２４】コントローラ１４は、記録開始信号５，６
を記録してから所定区間後からカットＮｏ.(n+1)の映像
も記録する（Ｓ７）。
を記録してから所定区間後からカットＮｏ.(n+1)の映像
も記録する（Ｓ７）。
【００２５】次に、操作者は、カットＮｏ.(n+1)の記録
を一時停止させるためにトリガースイッチＳＷ1をＯＮ
すると（Ｓ８）、コントローラ１４は、前記ステップＳ
３と同様の動作を行い（Ｓ９）、記録一時停止状態にな
る（Ｓ１０）。
を一時停止させるためにトリガースイッチＳＷ1をＯＮ
すると（Ｓ８）、コントローラ１４は、前記ステップＳ
３と同様の動作を行い（Ｓ９）、記録一時停止状態にな
る（Ｓ１０）。
【００２６】この状態でカットＮｏ.(n+1)の記録が不用
になった場合に、操作者が撮直しを指示するために撮直
しスイッチＳＷ2をＯＮすると（Ｓ１１）、元の位置か
らの再記録が可能となる。すなわち、コントローラ１４
は、撮直しスイッチＳＷ2のＯＮ動作に基づき、走行手
段を制御して、磁気テープ１を巻き戻す（Ｓ１２）。サ
ブコード処理回路１５は、カットＮｏ.(n+1)の記録開始
信号５，６を検出する（Ｓ１３）。コントローラ１４
は、サブコード処理回路１５が検出したカットＮｏ.(n+
1)の記録開始信号５，６に基づき、走行手段を制御し
て、再記録の助走に必要な位置で記録一時停止状態とす
る（Ｓ１４）。
になった場合に、操作者が撮直しを指示するために撮直
しスイッチＳＷ2をＯＮすると（Ｓ１１）、元の位置か
らの再記録が可能となる。すなわち、コントローラ１４
は、撮直しスイッチＳＷ2のＯＮ動作に基づき、走行手
段を制御して、磁気テープ１を巻き戻す（Ｓ１２）。サ
ブコード処理回路１５は、カットＮｏ.(n+1)の記録開始
信号５，６を検出する（Ｓ１３）。コントローラ１４
は、サブコード処理回路１５が検出したカットＮｏ.(n+
1)の記録開始信号５，６に基づき、走行手段を制御し
て、再記録の助走に必要な位置で記録一時停止状態とす
る（Ｓ１４）。
【００２７】この待機位置は前記ステップＳ４で待機し
ていた位置と誤差が生じる場合がある。しかし以下の動
作により高精度に再記録ができる。
ていた位置と誤差が生じる場合がある。しかし以下の動
作により高精度に再記録ができる。
【００２８】すなわち、操作者が、再びカットＮｏ.(n+
1)を撮り直すためにトリガースイッチＳＷ1をＯＮする
と（Ｓ１５）、コントローラ１４は、トリガースイッチ
ＳＷ1のＯＮ動作に基づき、走行手段等を制御して、ト
ラッキングをとりながらテープ１を走行させる。サブコ
ード処理回路１５は、サブコード領域３の記録開始信号
の前期間５を検出する（Ｓ１６）。コントローラ１４
は、サブコード処理回路１５が検出した記録開始信号の
前期間５に基づき、走行手段等を制御して、予め決めら
れた所定区間後（図４の例では２トラック後）のトラッ
クから消去を行い、カットＮｏ.(n+1)に再記録する。こ
こでの再記録は、ビデオ領域２の映像信号と共にサブコ
ード領域３の記録開始信号の後期間６も所定時間（例え
ば１０秒）だけ記録され、次に再び撮直しする場合の制
御に供される。
1)を撮り直すためにトリガースイッチＳＷ1をＯＮする
と（Ｓ１５）、コントローラ１４は、トリガースイッチ
ＳＷ1のＯＮ動作に基づき、走行手段等を制御して、ト
ラッキングをとりながらテープ１を走行させる。サブコ
ード処理回路１５は、サブコード領域３の記録開始信号
の前期間５を検出する（Ｓ１６）。コントローラ１４
は、サブコード処理回路１５が検出した記録開始信号の
前期間５に基づき、走行手段等を制御して、予め決めら
れた所定区間後（図４の例では２トラック後）のトラッ
クから消去を行い、カットＮｏ.(n+1)に再記録する。こ
こでの再記録は、ビデオ領域２の映像信号と共にサブコ
ード領域３の記録開始信号の後期間６も所定時間（例え
ば１０秒）だけ記録され、次に再び撮直しする場合の制
御に供される。
【００２９】このような上記実施例の磁気記録再生装置
によれば、磁気テープ１の助走区間を考慮して、再記録
の開始を所望する位置から正方向に走行して再記録を行
うので、高精度の撮直しが可能となる。
によれば、磁気テープ１の助走区間を考慮して、再記録
の開始を所望する位置から正方向に走行して再記録を行
うので、高精度の撮直しが可能となる。
【００３０】また、キャプスタンやリールの回転数に頼
らず、磁気テープ１に記録した記録開始信号５，６に基
づいて再記録の起点を探すようにしているので、再記録
の位置ずれを防止できる。
らず、磁気テープ１に記録した記録開始信号５，６に基
づいて再記録の起点を探すようにしているので、再記録
の位置ずれを防止できる。
【００３１】更に、記録開始信号５，６の記録開始位置
を再記録の所望する位置よりも前（本例では２トラック
前）としているので、消去ヘッドにより前の記録を確実
に消去できるので、消残しの発生を防止できる。
を再記録の所望する位置よりも前（本例では２トラック
前）としているので、消去ヘッドにより前の記録を確実
に消去できるので、消残しの発生を防止できる。
【００３２】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、その要旨を変更しない範囲内で種々に変形
実施できる。例えば、本実施例では、撮直し操作に基づ
く巻き戻ししたステップＳ１４の位置にテープ１を停止
する際に、記録開始信号５，６を検出し（Ｓ１３）、こ
の記録開始信号５，６に基づいて停止する位置を決めた
が、ステップＳ１４の位置を例えばテープ走行を制御す
るキャプスタンの回転数やテープの送出しや巻取りを行
うリールの回転数を基に行ってもよい。また、再記録の
動作はステップＳ１４の記録一時停止位置がステップＳ
４の位置と異なっていても再記録の助走で記録開始信号
の前期間５を検出してから所定区間後のトラックから消
去を行い再記録も行っているので、記録開始信号の後期
間６の部分は少なくてよく、また無くてもよい。
のではなく、その要旨を変更しない範囲内で種々に変形
実施できる。例えば、本実施例では、撮直し操作に基づ
く巻き戻ししたステップＳ１４の位置にテープ１を停止
する際に、記録開始信号５，６を検出し（Ｓ１３）、こ
の記録開始信号５，６に基づいて停止する位置を決めた
が、ステップＳ１４の位置を例えばテープ走行を制御す
るキャプスタンの回転数やテープの送出しや巻取りを行
うリールの回転数を基に行ってもよい。また、再記録の
動作はステップＳ１４の記録一時停止位置がステップＳ
４の位置と異なっていても再記録の助走で記録開始信号
の前期間５を検出してから所定区間後のトラックから消
去を行い再記録も行っているので、記録開始信号の後期
間６の部分は少なくてよく、また無くてもよい。
【００３３】
【発明の効果】請求項１記載の発明によれば、第２の指
示手段による撮り直しの指示に応じてテープ状記録媒体
を逆方向に走行すると共に、再生手段により再生される
記録開始信号を検出し、その検出された記録開始信号に
基づいて、情報信号の記録開始位置よりも前でテープ状
記録媒体の走行を停止し、その後の第１の指示手段によ
る指示に応じてテープ状記録媒体を正方向に走行すると
共に、再生手段により再生される記録開始信号を検出
し、この記録開始信号の検出結果に応じて記録開始位置
より情報信号を再記録するようにしたので、テープ状記
録媒体の助走区間を考慮して再記録を行うことができ、
高精度の再記録が可能になる。
示手段による撮り直しの指示に応じてテープ状記録媒体
を逆方向に走行すると共に、再生手段により再生される
記録開始信号を検出し、その検出された記録開始信号に
基づいて、情報信号の記録開始位置よりも前でテープ状
記録媒体の走行を停止し、その後の第１の指示手段によ
る指示に応じてテープ状記録媒体を正方向に走行すると
共に、再生手段により再生される記録開始信号を検出
し、この記録開始信号の検出結果に応じて記録開始位置
より情報信号を再記録するようにしたので、テープ状記
録媒体の助走区間を考慮して再記録を行うことができ、
高精度の再記録が可能になる。
【００３４】請求項２記載の発明によれば、記録手段
は、制御手段の制御の下で、情報信号の記録開始位置よ
りもｋ（ｋ≧１）トラック前から記録開始信号を記録
し、さらに請求項３の発明によれば、前記記録開始信号
の記録開始位置からｋトラック後に前記情報信号の再記
録を開始する。これにより、情報信号の再記録の開始時
点から前回記録を確実に消去できるので、レインボーノ
イズの発生を確実に防止することが可能になる。
は、制御手段の制御の下で、情報信号の記録開始位置よ
りもｋ（ｋ≧１）トラック前から記録開始信号を記録
し、さらに請求項３の発明によれば、前記記録開始信号
の記録開始位置からｋトラック後に前記情報信号の再記
録を開始する。これにより、情報信号の再記録の開始時
点から前回記録を確実に消去できるので、レインボーノ
イズの発生を確実に防止することが可能になる。
【００３５】請求項４記載の発明によれば、記録再生ヘ
ッド及び消去ヘッドが設けられた回転ドラムを有する記
録手段を備えた構成において、上記請求項１記載の発明
と効果を奏する。 また、請求項５記載の発明によれば、
撮像手段により得られた映像信号を情報信号として記録
する記録手段を備えた構成において、上記請求項１記載
の発明と同様の効果を奏する。
ッド及び消去ヘッドが設けられた回転ドラムを有する記
録手段を備えた構成において、上記請求項１記載の発明
と効果を奏する。 また、請求項５記載の発明によれば、
撮像手段により得られた映像信号を情報信号として記録
する記録手段を備えた構成において、上記請求項１記載
の発明と同様の効果を奏する。
【図１】本発明の磁気記録再生装置の一実施例を示す概
略ブロック図である。
略ブロック図である。
【図２】ヘリカルスキャンを行う際の各ヘッド及び回転
ドラムの位置関係を示す図である。
ドラムの位置関係を示す図である。
【図３】磁気テープのトラックフォーマットを示す図で
ある。
ある。
【図４】磁気テープ上の情報とヘッドのスキャン位置の
遷移図である。
遷移図である。
１ 磁気テープ（記録媒体） ５ 記録開始信号の前期間 ６ 記録開始信号の後期間 １５ サブコード処理回路（記録手段，検出手段） １４ システムコントローラ（制御手段）
Claims (5)
- 【請求項１】 テープ状記録媒体上の多数のヘリカルト
ラックに対して情報信号を記録再生する装置において、 前記テープ状記録媒体を走行させる走行手段と、 記録開始を指示する第１の指示手段と、 前記第１の指示手段による指示に応じて、前記走行手段
により正方向に走行される前記テープ状記録媒体上の多
数のヘリカルトラックに対して情報信号と記録開始信号
とを記録する記録手段と、 前記テープ状記録媒体から前記情報信号と前記記録開始
信号とを再生する再生手段と、 撮り直しを指示する第２の指示手段と、 前記第２の指示手段による指示に応じて前記テープ状記
録媒体を逆方向に走行するとともに前記再生手段により
再生される記録開始信号を検出し、前記検出された記録
開始信号に基づいて前記情報信号の記録開始位置よりも
前で前記テープ状記録媒体の走行を停止し、その後の前
記第１の指示手段による指示に応じて前記テープ状記録
媒体を正方向に走行するとともに前記再生手段により再
生される前記記録開始信号を検出し、この記録開始信号
の検出結果に応じて前記記録開始位置より前記情報信号
を再記録するよう前記走行手段と前記再生手段及び前記
記録手段を制御する制御手段とを備えることを特徴とす
る磁気記録再生装置。 - 【請求項２】 前記記録手段は、前記情報信号の記録開
始位置よりもｋ（ｋ≧１）トラック前から前記記録開始
信号を記録することを特徴とする請求項１記載の磁気記
録再生装置。 - 【請求項３】 前記制御手段は、前記記録開始信号の記
録開始位置からｋトラック後に前記情報信号の再記録を
開始するよう前記記録手段を制御することを特徴とする
請求項２記載の磁気記録再生装置。 - 【請求項４】 前記記録手段は、記録再生ヘッド及び消
去ヘッドが設けられた回転ドラムを有することを特徴と
する請求項１記載の磁気記録再生装置。 - 【請求項５】 撮像手段を備え、前記記録手段は、前記
撮像手段により得られた映像信号を前記情報信号として
記録することを特徴とする請求項１記載の磁気記録再生
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18583692A JP3359053B2 (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-19 | 磁気記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18583692A JP3359053B2 (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-19 | 磁気記録再生装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0689485A JPH0689485A (ja) | 1994-03-29 |
| JP3359053B2 true JP3359053B2 (ja) | 2002-12-24 |
Family
ID=16177732
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18583692A Expired - Fee Related JP3359053B2 (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-19 | 磁気記録再生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3359053B2 (ja) |
-
1992
- 1992-06-19 JP JP18583692A patent/JP3359053B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0689485A (ja) | 1994-03-29 |
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