JP3543475B2 - 検索方法および装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、磁気記録再生装置等において所望の画像等の記録位置を検索する検索方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の磁気記録再生装置における従来の検索方法を図8を参照しながら説明する。ただし、例としてフォワード方向の検索方法を示す。
図8(a)は、テープ上に現在位置と検索する目標位置を示しており、検索が開始されると、キャプスタンスピードが早送り(First Forward :F.F)とされて、テープが高速で送られ始める。そして、目標位置が検出されると、テープ送りの停止動作が開始されるが、機械的部分の慣性等による制動距離が必要であるため、目標位置を越えた所で停止するようになる。
【0003】
したがって、停止位置は目標位置を大きく越えるため、メカポジションが変更されてリバース方向のレビューモード(REV)のキャプスタンスピードとされてやや高速でテープが巻き戻されるようになる。この場合、リバース方向では目標検出処理を行っていないため、必ず目標位置を越える位置で停止されるようにリバース走行距離が設定される。
そこで、メカポジションを再度変更して通常再生モード(PB)のキャプスタンスピードに変更してフォワード方向にテープを送り、目標位置が検出された時に停止させるようにする。これにより、目標位置を検索することができる。このような動作は、サーチ追い込み動作といわれる。
なお、目標位置が検索された時にはテープは一時停止(PBP:プレイバックポーズ)されて、再生が指示された時に即時に再生することができるようにされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来の検索方法においては、現在位置と目標位置との記録時間距離の大きさによらず、検索時には高速なキャプスタンスピードとされるF.Fモードとされるので、以下のような問題点があった。
図8(b)に示すように現在位置に対して、近い位置に目標位置があった場合、検索モードが起動されると図8(c)に示すようにF.Fモードのキャプスタンスピードになるまで上昇していくようになる。このF.Fモードのキャプスタンスピードになるまでに目標位置が検出されるため、キャプスタンスピードがF.Fスピードとなった時に停止動作が開始されるようになる。この場合、停止動作が開始されてから停止するまでに記録時間にして約4秒分の制動距離が必要とされるため、結局の所、記録時間にして約8秒分以上目標位置を通り越した位置で停止するようになる。
【0005】
したがって、目標位置を検索するには、サーチ追い込み動作が必要となり、停止した後にメカポジションを変更してリバースモードにしてテープを戻すことにより、目標位置を検索する必要があった。このように、目標位置が近い場合では目標位置に達するのに要する時間に比較して、達した後に要する時間の割合が格段に大きくなり、全体として検索時間が長くなるという問題点があった。
【0006】
そこで、本発明は現在位置に目標位置が近い場合にサーチ追い込み動作を不要として、効率的な検索を行うことのできる検索方法および装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の検索方法は、検索開始時に、再生系から得た現在の第1番地情報と、指示された目標とする第2番地情報との記録時間距離を判断し、該記録時間距離に対応したテープ走行スピードでテープを走行させ、前記第2番地情報が前記再生系から読み出された時にテープ走行の停止動作を行うようにし、前記記録時間距離が所定範囲の場合は、上記停止動作の後にさらに前記第2番地情報を検索するようにしている。
また、前記検索方法において、リバース方向の検索時に、前記第1番地情報と前記第2番地情報との距離が所定範囲内とされた場合は、フォワード方向にテープをわずか走行させて画情報を再生した後に、検索を終了するようにしている。 さらに、前記検索方法において、前記テープを収納するカセットに内蔵されたメモリから、記録時の日付け情報とその先頭トラック情報とを読み出すことにより、前記第2番地情報を得るようにしている。
【0008】
上記目的を達成するために、本発明の検索装置は、検索開始時に、再生系から得た現在の第1番地情報と、指示された目標とする第2番地情報との記録時間距離を判断し、該記録時間距離に対応した、テープ走行スピードでテープを走行させる制御部を備え、前記第2番地情報が前記再生系から読み出された時にテープ走行を停止する制御動作を前記制御部が行うようにし、前記記録時間距離が所定範囲の場合は、上記停止する制御動作の後にさらに前記第2番地情報を検索するようにしている。
また、前記検索装置において、リバース方向の検索時に、前記第1番地情報と前記第2番地情報との距離が所定範囲内であると前記制御部が認識した時は、前記制御部が、フォワード方向にテープをわずか走行させて画情報を再生した後に、検索を終了するようにしている。
さらに、前記検索装置において、前記テープを収納するカセットに内蔵されたメモリから、記録時の日付け情報とその先頭トラック情報とを前記制御部が読み出すことにより、前記第2番地情報を得るようにしている。
【0009】
このような本発明によれば、現在位置と目標位置との記録時間距離に応じたキャプスタンスピードとして、検索時にテープを走行させ、記録時間距離が所定範囲外の場合サーチ追い込み動作をするようにしている。したがって、現在位置と目標位置との記録時間距離が短い時にはキャプスタンスピードが速くならないため、目標位置を検出して停止動作を行なった時に、目標位置の許容範囲内に停止するようになる。これにより、サーチ追い込み動作の不要な検索を実現することができる。
【0010】
【本発明の実施の形態】
本発明の検索方法の実施の形態の概要を図1を参照しながら説明する。図1には、検索方向がフォワード方向とされた場合の一例が示されている。
図1(a)は、本発明の検索方法において現在位置と目標位置とが近い場合における検索の一例を示している。現在位置と目標位置とが近いと判断された場合は、キャプスタンスピードをキュー(CUE)スピードにしてテープを走行させる。そして、目標位置が検出された時に停止動作に移行する。この場合、キュースピードは再生(PB)スピードの約24倍とされて、低い倍速数とされるため制動距離が小さく目標位置を大幅に通り越すことなく停止するため、リバース方向に戻すサーチ追い込み動作を行う必要がなくなる。
【0011】
例えば、図1(b)に示すように現在位置と目標位置とが近い場合に、検索が実行されると、同図(c)に示すようにキャプスタンスピードはキュースピードに設定されてテープが走行されるが、キュースピードには記録時間にして約1秒程度で達することができ、また、キュースピードから停止する場合にも記録時間にして約1秒程度で停止することができる。このため、現在位置と目標位置とが記録時間にして3秒を越える距離以上離れていれば目標位置を大幅に通り越すことなく検索することができるようになる。さらに、キュースピードで走行させる場合のメカポジションは、通常再生のメカポジションと同一であるので検索後に、すぐに再生することができる。
なお、F.Fスピードは、再生(PB)スピードの最高約200倍とされる。また、図1に示すテープにおいてはTape Top とTape End が短いように示されているが、Tape Top とTape End とは実際にははるかに長くされている。
【0012】
本発明の検索方法は、前述したようにキュースピードでテープを走行させるだけではなく、後で詳述するように、フォワード方向の検索の場合、現在位置と目標位置とが記録時間にして3秒以内の場合は、キャプスタンスピードをキュースピードに換えて通常の再生(PB)スピードとして検索するようにする。この場合、制動距離はほとんど必要なく検出目標が検出されるとすぐに停止することができるためサーチ追い込み動作は不必要である。
また、現在位置と目標位置とが記録時間にして3秒を越えて3分以内であれば、上述したようにキャプスタンスピードをキュースピードとして検索するようにする。これにより、検索時間を短縮することができる。
【0013】
また、現在位置と目標位置とが記録時間にして3分を越えるような場合には、キャプスタンスピードをF.Fスピードとして高速にテープを走行させる。そして、目標位置が検出された時に停止動作が行われる。この場合は、F.Fスピードの倍速数が高いため、制動距離が長く目標位置を行き過ぎて停止するようになり、サーチ追い込み動作が必要となる。しかし、現在位置から目標位置までに到達する時間が長いので、全検索時間に対するサーチ追い込み動作に要する時間の割合は小さいものとなる。
【0014】
ところで、テープの各トラックにはそのトラックのトラックナンバが書き込まれている。このトラックナンバは、ABSTRNO (Absolute Track Number )といわれ、図2(b)に示すようなトラックナンバとされる。ABSTRNO は、3バイトで表すことによりテープトップからテープエンドまでのトラックのすべてに一意なトラックナンバを与えることができる。
同図(a)にテープを示し、このテープとの対応におけるABSTRNO を説明すると、テープトップ(T0〜T1のエリアA)においてはABSTRNO を書き込むことができず、所定のテープ位置T1において所定のABSTRNO から書き込まれ始め、ABSTRNO が「0x00FFFFFE」になるテープ位置T2(エリアB)まで書き込まれる。これらの一連のABSTRNO はテープトップであることを示しており、このエリアBの書き込みエリアは無効エリアとされる。
【0015】
そして、テープ位置T2から記録エリアとされ、ビデオデータ等が各トラックに順次書き込まれるようになるが、そのトラックには「0x00000001」から始まるABSTRNO が1トラックにつき「1」づつインクリメントされながら各トラックに書き込まれていく。また、記録エリア中にエリアDとして示すように無記録エリアがある場合は、ABSTRNO は書き込まれないのでこの無記録エリアのトラックナンバを推定しておき、無記録エリアDが終了して、記録エリアEが開始された時に推定により算出されたABSTRNO に続くABSTRNO を書き込むようにしている。
そこで、このABSTRNO を読み出すことにより絶対トラックナンバ、すなわち、現在位置を知ることができるようになる。
【0016】
次に、本発明の検索方法が実行されるディジタルビデオカセットレコーダ(DVCR)の検索に関する部分の構成を図3に示す。なお、DVCRには本発明の検索装置が備えられていることになる。
この図において、1はディジタル記録される磁気テープが収納されているテープカセットであり、カセットメモリ2が内蔵されている。2はテープにビデオ等が記録される時に、その時点の日付け情報や先頭トラックナンバ情報が書き込まれるカセットメモリであり、MIC(Memory In Cassette)ともいわれる。3は回転ドラムに巻き付けられて、所定スピードで走行するテープからヘッドにより読み出された信号を増幅するRFアンプであり、4は読み出された信号を等化する等化器(EQ)である。
【0017】
5は等化器4でイコライジングされたRF信号をA/D変換するAD変換器であり、6はRF信号からクロックを再生して、AD変換器5にクロックを与えるPLL(Phase Locked Loop )であり、7はAD変換器5からのデータをデコードして現在トラックナンバ(TRNO) を再生し、マイコン2(符号10)に現在トラックナンバ情報を供給するチャネルデコーダである。
また、8はカセットメモリ2から読み出されたデータをデコードして目標トラックナンバを再生するチャネルデコーダであり、このチャネルデコーダ8により再生された目標トラックナンバはマイコン1(符号9)に供給される。9は、供給された目標トラックナンバからユーザが指定した日付け情報に応じた目標トラックナンバを検索時の目標トラックナンバとしてマイコン2に供給するマイコン1である。
【0018】
10はマイコン1から供給された目標トラックナンバと、チャネルデコーダ7から供給される現在トラックナンバとを比較して、目標トラックナンバと現在トラックナンバとの差の大きさに応じてサーチ動作を決定するマイコン2である。11はドラムを駆動するドラムモータを駆動するマイコン2により制御されるドラムモータドライバであり、12はメカポジションを移動するローディングモータを駆動するローディングモータドライバであり、13はテープを所定スピードで走行させるキャプスタンモータを駆動するキャプスタンモータドライバである。
【0019】
また、符号10で示すマイコン2が行う動作をブロックとして図4に示すが、マイコン2はマイコン1より供給された目標ABSTRNO と、チャネルデコーダ7より供給された現在ABSTRNO とを比較する比較器10−1と、比較結果である目標ABSTRNO と現在ABSTRNO との差に応じてサーチ動作を決定するサーチ動作決定部10−2からなっている。
【0020】
次に、図3および図4に示すDVCRの検索動作の説明を、図5および図6を参照しながら説明する。
DVCRは、フォワード方向の検索動作時に3種類のサーチ動作を行うが、図5はこの3種類のサーチ動作時のキャプスタンスピードを説明する図である。図5に示す目標位置1は現在位置から記録時間にして3秒以内の場合であり、この場合は、キャプスタンスピードは通常再生(PB)スピードとされる。
また、同図に示す目標位置2は現在位置から記録時間にして3秒を越え3分以内の場合であり、この場合は、キャプスタンスピードはPBスピードの約24倍のキュー(CUE)スピードとされる。
【0021】
さらに、同図に示す目標位置3は現在位置から記録時間にして3分を越える場合であり、この場合は、キャプスタンスピードはPBスピードの約200倍のF.Fスピードとされる。
なお、目標位置2までのサーチ動作においては、キャプスタンスピードがPBスピード、あるいはその24倍とされるので制動距離を余り必要としない。このため、停止位置と目標位置との誤差は許容範囲内とされ、サーチ追い込み動作は不必要となる。
また、目標位置3の場合はキャプスタンスピードが最高200倍とされるので、制動距離が長くなる。このため、このサーチ動作時にはサーチ追い込み動作が必要となる。
【0022】
また、図6はリバース方向の4種類のサーチ動作時のキャプスタンスピードを説明する図である。図6に示す目標位置2は現在位置から記録時間にして1秒を越え3秒以内の場合であり、この場合は、キャプスタンスピードはPBスピードと同じ逆再生(R)スピードとされる。
また、同図に示す目標位置3は現在位置から記録時間にして3秒を越え3分以内の場合であり、この場合は、キャプスタンスピードはPBスピードの約24倍のレビュー(REV)スピードとされる。
【0023】
さらに、同図に示す目標位置4は現在位置から記録時間にして3分を越える場合であり、この場合は、キャプスタンスピードはPBスピードの最高約200倍のREWスピードとされる。
なお、目標位置3までのサーチ動作においては、その距離が短いためキャプスタンスピードがPBスピード、あるいはその24倍とされるので制動距離を余り必要としない。このため、停止位置と目標位置との誤差は許容範囲内とされ、サーチ追い込み動作は不必要となる。
また、目標位置4の場合はその距離が遠くキャプスタンスピードが最高200倍とされるので、制動距離が長くなる。このため、このサーチ動作時にはサーチ追い込み動作が必要となる。
【0024】
なお、リバース時の検索では、フォワード時の検索と異なり記録時間にして1秒以内のサーチ動作がある。これは、本発明のDVCRにおいてはビデオとオーディオの記録モードのほかに、フォトの記録モードがあるからである。フォトの記録は、取り込んだ一枚の画像を6秒記録するものであり、スティルカメラと同等の機能を有するものである。このようなフォトを検索する場合に、現在位置に対して目標位置がリバース方向に記録時間にして1秒以内とされている場合に、リバースに戻すようにして目標位置を検出した時点で停止させたとする。この場合、目標位置のトラックナンバを検出しないと停止が行われないため、目標位置を越えたトラックで停止されることになる。このトラックには、1つ前のフォトの画像が記録されているから、この停止位置にて再生されて表示された画像は目標の画像と異なる画像となってしまうことになる。
【0025】
そこで、これを防止するために、現在位置に対して目標位置がリバース方向に記録時間にして1秒以内とされている場合は、フォワード方向にテープをわずか走行させて画像が読み出された時点で停止させる。この読み出された画像は目標位置トラックに記録されている画像と同じ画像であり、表示装置に表示されるようになる。すなわち、現在位置に対して目標位置がリバース方向に記録時間にして1秒以内とされている場合は、現在の位置に目標トラックに記録されたフォトと同じ画像が記録されているとして、フォワード方向にテープを走行させて画像を表示させているのである。
なお、フォワード方向に走行させるのは、1つ前の画像を再生しないためと、フォワード方向にしておけば、メカポジションを変更することなく続けて再生を行えるからである。
【0026】
ところで、検索すべきフォトやビデオはユーザが指定するものであるが、ユーザは日付けモードあるいはフォトモードにして検索を開始する。すると、表示部には記録日時である日付けが表示される。そこで、ユーザはこの表示された日付けのいずれかを指定することにより検索を行うようにする。
この場合、表示される日付け情報は、テープカセット1に内蔵されているカセットメモリ2に記憶されている記録日時の情報とその先頭トラックナンバ情報をマイコン1が読み出すことにより実行される。この時に、読み出された先頭トラックナンバ情報は、ユーザが指定した時に目標ABSTRNO としてマイコン2に供給される。
【0027】
また、図5および図6に示すサーチ動作毎に異なるキャプスタンスピードの制御は、マイコン2が、目標ABSTRNO と現在ABSTRNO との記録時間距離を算出することによりスピードをいかにしたらよいか判断している。そして、判断結果に応じたテープスピードとなるように、キャプスタンモータドライバ12を制御することにより行われている。
【0028】
次に、マイコン2が実行する検索動作のフローチャートを図7に示す。
図7において、検索(サーチ)が開始されると、ステップS10にて現在位置と目標位置の比較が行われる。この処理は、マイコン1から供給された目標ABSTRNO と、テープから再生された現在ABSTRNO とを比較することにより行われる。次いで比較結果に応じて、ステップS11、ステップS12、ステップS13、ステップS14のいずれかに分岐する。
比較結果Cの場合は、現在ABSTRNO から記録時間にして3秒以内に目標ABSTRNO がある場合であり、この場合はステップS13に分岐してキャプスタンスピードcが通常再生(PB)スピードとされて、テープが走行されるようになる。
【0029】
また、比較結果Bの場合は、現在ABSTRNO から記録時間にして3分以内に目標ABSTRNO がある場合であり、この場合はステップS12に分岐してキャプスタンスピードbがPBスピードの約24倍のキュー(CUE)スピードとされて、テープが走行されるようになる。
さらに、比較結果Aの場合は、現在ABSTRNO から記録時間にして3分を越える位置に目標ABSTRNO がある場合であり、この場合はステップS11に分岐してキャプスタンスピードaがPBスピードの最高約200倍のF.Fスピードとされて、テープが走行されるようになる。
【0030】
なお、比較結果Dはリバース方向の検索時に現在ABSTRNO から記録時間にして1秒以内に目標ABSTRNO がある場合であり、この場合はステップS14に分岐してキャプスタンスピードdがPBスピードとされてフォワード方向にテープが走行される。
次いで、ステップS11ないしステップS14にて目標の発見処理が行われる。この目標発見処理では、目標ABSTRNO が再生系から検出された時に目標を発見したと判断している。ただし、ステップS14に分岐している場合は、前述したようにすでに目標位置を越えているので目標ABSTRNO は発見されたものとして処理する。
【0031】
目標発見処理が終了すると、ステップS12ないしステップS13の処理が行なわれた時には、ステップS17にてリバース(REV)方向に戻さず、追い込み処理を行う。この追い込み処理では、テープ走行を停止させてポーズとするだけの処理を行えばよい。これは、テープ走行スピードがキュースピードあるいはレビュースピード以内の場合は、制動距離を余り必要としないので、停止位置と目標位置との誤差は許容範囲内とされ、サーチ追い込み動作が不必要となるからである。
なお、ステップS14の処理が行われた時は、ステップS17では画像が読み出された時にテープ走行を停止させる処理が行われる。
【0032】
また、ステップS11の処理が行われた時には、キャプスタンスピードが最高200倍とされるので、制動距離が長くなる。このため、ステップS16にてリバース方向に戻すサーチ追い込み処理が行われる。そして、ステップS16あるいはステップS17の処理が終了した時にサーチが終了される。
【0033】
【発明の効果】
本発明は以上のように構成されているので、現在位置と目標位置との記録時間距離に応じたキャプスタンスピードとして、検索時にテープを走行させている。したがって、現在位置と目標位置との記録時間距離が短い時にはテープ走行スピードを抑えて検索を行うことができるので、目標位置を検出して停止動作を行なった時に、目標位置の許容範囲内に停止させることができるようになる。
これにより、テープを逆方向に戻すサーチ追い込み動作を不要とすることができる。また、メカポジションの変更を伴なわない検索を実現することができる。したがって、現在位置と目標位置との記録時間距離が短い時には検索時間を短時間として、効率的な検索を行うことができる。
また、フォトが記録されている場合にも的確な検索を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の検索方法の実施の形態の概要を説明するための図である。
【図2】ABSTRNO の説明を行うための図である。
【図3】本発明の検索方法が適用されたDVCRの検索に関する部分の構成を示すブロック図である。
【図4】図3に示すDVCRのマイコン2の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の検索方法において、フォワード方向の検索動作を説明するための図である。
【図6】本発明の検索方法において、リバース方向の検索動作を説明するための図である。
【図7】図3に示すマイコン2が実行するサーチ処理のフローチャートである。
【図8】従来の検索方法の概要を示す図である。
【符号の説明】
1 テープカセット、2 カセットメモリ、3 RFアンプ、4 等化器、5 AD変換器、6 PLL、7,8 チャネルデコーダ、9 マイコン1、10 マイコン2、10−1 比較器、10−2 サーチ動作決定部、11 ドラムモータドライバ、12 ローディングモータドライバ、13 キャプスタンモータドライバ

Claims (6)

  1. 検索開始時に、再生系から得た現在の第1番地情報と、指示された目標とする第2番地情報との記録時間距離を判断し、該記録時間距離に対応したテープ走行スピードでテープを走行させ、
    前記第2番地情報が前記再生系から読み出された時にテープ走行の停止動作を行うようにし、前記記録時間距離が所定範囲の場合は、上記停止動作の後にさらに前記第2番地情報を検索することを特徴とする検索方法。
  2. リバース方向の検索時に、前記第1番地情報と前記第2番地情報との距離が所定範囲内とされた場合は、フォワード方向にテープをわずか走行させて画情報を再生した後に、検索を終了するようにしたことを特徴とする請求項1記載の検索方法。
  3. 前記テープを収納するカセットに内蔵されたメモリから、記録時の日付け情報とその先頭トラック情報とを読み出すことにより、前記第2番地情報を得るようにしたことを特徴とする請求項1記載の検索方法。
  4. 検索開始時に、再生系から得た現在の第1番地情報と、指示された目標とする第2番地情報との記録時間距離を判断し、該記録時間距離に対応した、テープ走行スピードでテープを走行させる制御部を備え、
    前記第2番地情報が前記再生系から読み出された時にテープ走行を停止する制御動作を前記制御部が行うようにし、前記記録時間距離が所定範囲の場合は、上記停止する制御動作の後にさらに前記第2番地情報を検索することを特徴とする検索装置。
  5. リバース方向の検索時に、前記第1番地情報と前記第2番地情報との距離が所定範囲内であると前記制御部が認識した時は、前記制御部が、フォワード方向にテープをわずか走行させて画情報を再生した後に、検索を終了するようにしたことを特徴とする請求項4記載の検索装置。
  6. 前記テープを収納するカセットに内蔵されたメモリから、記録時の日付け情報とその先頭トラック情報とを前記制御部が読み出すことにより、前記第2番地情報を得るようにしたことを特徴とする請求項4記載の検索装置。
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