JPH09245397A - 検索方法および装置 - Google Patents

検索方法および装置

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JPH09245397A
JPH09245397A JP8078114A JP7811496A JPH09245397A JP H09245397 A JPH09245397 A JP H09245397A JP 8078114 A JP8078114 A JP 8078114A JP 7811496 A JP7811496 A JP 7811496A JP H09245397 A JPH09245397 A JP H09245397A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】目標位置が現在位置に近い時に効率的に検索で
きるようにする。 【解決手段】検索時に、現在位置に対して目標位置が記
録時間にして3分以内の場合は、キャプスタンスピード
をCUEスピードとして、テープを走行させる。そし
て、テープから再生系が目標位置のABSTRNO を再生した
時に、テープ走行を停止させる。この場合、CUEスピ
ードからはすぐに停止できるため、目標位置の許容範囲
内に停止させることができ、サーチ追い込み動作を不要
とすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気記録再生装置
等において所望の画像等の記録位置を検索する検索方法
および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の磁気記録再生装置における従来
の検索方法を図8を参照しながら説明する。ただし、例
としてフォワード方向の検索方法を示す。図8(a)
は、テープ上に現在位置と検索する目標位置を示してお
り、検索が開始されると、キャプスタンスピードが早送
り(First Forward :F.F)とされて、テープが高速
で送られ始める。そして、目標位置が検出されると、テ
ープ送りの停止動作が開始されるが、機械的部分の慣性
等による制動距離が必要であるため、目標位置を越えた
所で停止するようになる。
【0003】したがって、停止位置は目標位置を大きく
越えるため、メカポジションが変更されてリバース方向
のレビューモード(REV)のキャプスタンスピードと
されてやや高速でテープが巻き戻されるようになる。こ
の場合、リバース方向では目標検出処理を行っていない
ため、必ず目標位置を越える位置で停止されるようにリ
バース走行距離が設定される。そこで、メカポジション
を再度変更して通常再生モード(PB)のキャプスタン
スピードに変更してフォワード方向にテープを送り、目
標位置が検出された時に停止させるようにする。これに
より、目標位置を検索することができる。このような動
作は、サーチ追い込み動作といわれる。なお、目標位置
が検索された時にはテープは一時停止(PBP:プレイ
バックポーズ)されて、再生が指示された時に即時に再
生することができるようにされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の検索
方法においては、現在位置と目標位置との記録時間距離
の大きさによらず、検索時には高速なキャプスタンスピ
ードとされるF.Fモードとされるので、以下のような
問題点があった。図8(b)に示すように現在位置に対
して、近い位置に目標位置があった場合、検索モードが
起動されると図8(c)に示すようにF.Fモードのキ
ャプスタンスピードになるまで上昇していくようにな
る。このF.Fモードのキャプスタンスピードになるま
でに目標位置が検出されるため、キャプスタンスピード
がF.Fスピードとなった時に停止動作が開始されるよ
うになる。この場合、停止動作が開始されてから停止す
るまでに記録時間にして約4秒分の制動距離が必要とさ
れるため、結局の所、記録時間にして約8秒分以上目標
位置を通り越した位置で停止するようになる。
【0005】したがって、目標位置を検索するには、サ
ーチ追い込み動作が必要となり、停止した後にメカポジ
ションを変更してリバースモードにしてテープを戻すこ
とにより、目標位置を検索する必要があった。このよう
に、目標位置が近い場合では目標位置に達するのに要す
る時間に比較して、達した後に要する時間の割合が格段
に大きくなり、全体として検索時間が長くなるという問
題点があった。
【0006】そこで、本発明は現在位置に目標位置が近
い場合にサーチ追い込み動作を不要として、効率的な検
索を行うことのできる検索方法および装置を提供するこ
とを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の検索方法は、検索時に、再生系から得た現
在の第1番地情報と、指示された目標とする第2番地情
報との記録時間距離に対応した、テープ走行スピードで
テープを走行させ、前記第2番地情報が前記再生系から
読み出された時にテープ走行の停止動作を行うようにし
て、前記記録時間距離が所定範囲内の場合は、メカポジ
ションを変更することなく検索できるようにしている。
また、前記検索方法において、リバース方向の検索時
に、前記第1番地情報と前記第2番地情報との距離が所
定範囲内とされた場合は、フォワード方向にテープをわ
ずか走行させて画情報を再生した後に、検索を終了する
ようにしている。さらに、前記検索方法において、前記
テープを収納するカセットに内蔵されたメモリから、記
録時の日付け情報とその先頭トラック情報とを読み出す
ことにより、前記第2番地情報を得るようにしている。
【0008】上記目的を達成するために、本発明の検索
方法は、検索時に、再生系から得た現在の第1番地情報
と、指示された目標とする第2番地情報との記録時間距
離に対応した、テープ走行スピードでテープを走行させ
る制御部を備え、前記第2番地情報が前記再生系から読
み出された時にテープ走行を停止する制御動作を前記制
御部が行うことにより、前記記録時間距離が所定範囲内
の場合は、前記制御部がメカポジションを変更すること
なく検索できるようにしている。また、前記検索方法に
おいて、リバース方向の検索時に、前記第1番地情報と
前記第2番地情報との距離が所定範囲内であると前記制
御部が認識した時は、前記制御部が、フォワード方向に
テープをわずか走行させて画情報を再生した後に、検索
を終了するようにしている。さらに、前記検索方法にお
いて、前記テープを収納するカセットに内蔵されたメモ
リから、記録時の日付け情報とその先頭トラック情報と
を前記制御部が読み出すことにより、前記第2番地情報
を得るようにしている。
【0009】このような本発明によれば、現在位置と目
標位置との記録時間距離に応じたキャプスタンスピード
として、検索時にテープを走行させるようにしている。
したがって、現在位置と目標位置との記録時間距離が短
い時にはキャプスタンスピードが速くならないため、目
標位置を検出して停止動作を行なった時に、目標位置の
許容範囲内に停止するようになる。これにより、サーチ
追い込み動作の不要な検索を実現することができる。
【0010】
【本発明の実施の形態】本発明の検索方法の実施の形態
の概要を図1を参照しながら説明する。図1には、検索
方向がフォワード方向とされた場合の一例が示されてい
る。図1(a)は、本発明の検索方法において現在位置
と目標位置とが近い場合における検索の一例を示してい
る。現在位置と目標位置とが近いと判断された場合は、
キャプスタンスピードをキュー(CUE)スピードにし
てテープを走行させる。そして、目標位置が検出された
時に停止動作に移行する。この場合、キュースピードは
再生(PB)スピードの約24倍とされて、低い倍速数
とされるため制動距離が小さく目標位置を大幅に通り越
すことなく停止するため、リバース方向に戻すサーチ追
い込み動作を行う必要がなくなる。
【0011】例えば、図1(b)に示すように現在位置
と目標位置とが近い場合に、検索が実行されると、同図
(c)に示すようにキャプスタンスピードはキュースピ
ードに設定されてテープが走行されるが、キュースピー
ドには記録時間にして約1秒程度で達することができ、
また、キュースピードから停止する場合にも記録時間に
して約1秒程度で停止することができる。このため、現
在位置と目標位置とが記録時間にして3秒を越える距離
以上離れていれば目標位置を大幅に通り越すことなく検
索することができるようになる。さらに、キュースピー
ドで走行させる場合のメカポジションは、通常再生のメ
カポジションと同一であるので検索後に、すぐに再生す
ることができる。なお、F.Fスピードは、再生(P
B)スピードの最高約200倍とされる。また、図1に
示すテープにおいてはTape Top とTape End が短いよ
うに示されているが、Tape Top とTape End とは実際
にははるかに長くされている。
【0012】本発明の検索方法は、前述したようにキュ
ースピードでテープを走行させるだけではなく、後で詳
述するように、フォワード方向の検索の場合、現在位置
と目標位置とが記録時間にして3秒以内の場合は、キャ
プスタンスピードをキュースピードに換えて通常の再生
(PB)スピードとして検索するようにする。この場
合、制動距離はほとんど必要なく検出目標が検出される
とすぐに停止することができるためサーチ追い込み動作
は不必要である。また、現在位置と目標位置とが記録時
間にして3秒を越えて3分以内であれば、上述したよう
にキャプスタンスピードをキュースピードとして検索す
るようにする。これにより、検索時間を短縮することが
できる。
【0013】また、現在位置と目標位置とが記録時間に
して3分を越えるような場合には、キャプスタンスピー
ドをF.Fスピードとして高速にテープを走行させる。
そして、目標位置が検出された時に停止動作が行われ
る。この場合は、F.Fスピードの倍速数が高いため、
制動距離が長く目標位置を行き過ぎて停止するようにな
り、サーチ追い込み動作が必要となる。しかし、現在位
置から目標位置までに到達する時間が長いので、全検索
時間に対するサーチ追い込み動作に要する時間の割合は
小さいものとなる。
【0014】ところで、テープの各トラックにはそのト
ラックのトラックナンバが書き込まれている。このトラ
ックナンバは、ABSTRNO (Absolute Track Number )と
いわれ、図2(b)に示すようなトラックナンバとされ
る。ABSTRNO は、3バイトで表すことによりテープトッ
プからテープエンドまでのトラックのすべてに一意なト
ラックナンバを与えることができる。同図(a)にテー
プを示し、このテープとの対応におけるABSTRNO を説明
すると、テープトップ(T0〜T1のエリアA)におい
てはABSTRNO を書き込むことができず、所定のテープ位
置T1において所定のABSTRNO から書き込まれ始め、AB
STRNO が「0x00FFFFFE」になるテープ位置T2(エリア
B)まで書き込まれる。これらの一連のABSTRNO はテー
プトップであることを示しており、このエリアBの書き
込みエリアは無効エリアとされる。
【0015】そして、テープ位置T2から記録エリアと
され、ビデオデータ等が各トラックに順次書き込まれる
ようになるが、そのトラックには「0x00000001」から始
まるABSTRNO が1トラックにつき「1」づつインクリメ
ントされながら各トラックに書き込まれていく。また、
記録エリア中にエリアDとして示すように無記録エリア
がある場合は、ABSTRNO は書き込まれないのでこの無記
録エリアのトラックナンバを推定しておき、無記録エリ
アDが終了して、記録エリアEが開始された時に推定に
より算出されたABSTRNO に続くABSTRNO を書き込むよう
にしている。そこで、このABSTRNO を読み出すことによ
り絶対トラックナンバ、すなわち、現在位置を知ること
ができるようになる。
【0016】次に、本発明の検索方法が実行されるディ
ジタルビデオカセットレコーダ(DVCR)の検索に関
する部分の構成を図3に示す。なお、DVCRには本発
明の検索装置が備えられていることになる。この図にお
いて、1はディジタル記録される磁気テープが収納され
ているテープカセットであり、カセットメモリ2が内蔵
されている。2はテープにビデオ等が記録される時に、
その時点の日付け情報や先頭トラックナンバ情報が書き
込まれるカセットメモリであり、MIC(Memory In Ca
ssette)ともいわれる。3は回転ドラムに巻き付けられ
て、所定スピードで走行するテープからヘッドにより読
み出された信号を増幅するRFアンプであり、4は読み
出された信号を等化する等化器(EQ)である。
【0017】5は等化器4でイコライジングされたRF
信号をA/D変換するAD変換器であり、6はRF信号
からクロックを再生して、AD変換器5にクロックを与
えるPLL(Phase Locked Loop )であり、7はAD変
換器5からのデータをデコードして現在トラックナンバ
(TRNO) を再生し、マイコン2(符号10)に現在トラ
ックナンバ情報を供給するチャネルデコーダである。ま
た、8はカセットメモリ2から読み出されたデータをデ
コードして目標トラックナンバを再生するチャネルデコ
ーダであり、このチャネルデコーダ8により再生された
目標トラックナンバはマイコン1(符号9)に供給され
る。9は、供給された目標トラックナンバからユーザが
指定した日付け情報に応じた目標トラックナンバを検索
時の目標トラックナンバとしてマイコン2に供給するマ
イコン1である。
【0018】10はマイコン1から供給された目標トラ
ックナンバと、チャネルデコーダ7から供給される現在
トラックナンバとを比較して、目標トラックナンバと現
在トラックナンバとの差の大きさに応じてサーチ動作を
決定するマイコン2である。11はドラムを駆動するド
ラムモータを駆動するマイコン2により制御されるドラ
ムモータドライバであり、12はメカポジションを移動
するローディングモータを駆動するローディングモータ
ドライバであり、13はテープを所定スピードで走行さ
せるキャプスタンモータを駆動するキャプスタンモータ
ドライバである。
【0019】また、符号10で示すマイコン2が行う動
作をブロックとして図4に示すが、マイコン2はマイコ
ン1より供給された目標ABSTRNO と、チャネルデコーダ
7より供給された現在ABSTRNO とを比較する比較器10
−1と、比較結果である目標ABSTRNO と現在ABSTRNO と
の差に応じてサーチ動作を決定するサーチ動作決定部1
0−2からなっている。
【0020】次に、図3および図4に示すDVCRの検
索動作の説明を、図5および図6を参照しながら説明す
る。DVCRは、フォワード方向の検索動作時に3種類
のサーチ動作を行うが、図5はこの3種類のサーチ動作
時のキャプスタンスピードを説明する図である。図5に
示す目標位置1は現在位置から記録時間にして3秒以内
の場合であり、この場合は、キャプスタンスピードは通
常再生(PB)スピードとされる。また、同図に示す目
標位置2は現在位置から記録時間にして3秒を越え3分
以内の場合であり、この場合は、キャプスタンスピード
はPBスピードの約24倍のキュー(CUE)スピード
とされる。
【0021】さらに、同図に示す目標位置3は現在位置
から記録時間にして3分を越える場合であり、この場合
は、キャプスタンスピードはPBスピードの約200倍
のF.Fスピードとされる。なお、目標位置2までのサ
ーチ動作においては、キャプスタンスピードがPBスピ
ード、あるいはその24倍とされるので制動距離を余り
必要としない。このため、停止位置と目標位置との誤差
は許容範囲内とされ、サーチ追い込み動作は不必要とな
る。また、目標位置3の場合はキャプスタンスピードが
最高200倍とされるので、制動距離が長くなる。この
ため、このサーチ動作時にはサーチ追い込み動作が必要
となる。
【0022】また、図6はリバース方向の4種類のサー
チ動作時のキャプスタンスピードを説明する図である。
図6に示す目標位置2は現在位置から記録時間にして1
秒を越え3秒以内の場合であり、この場合は、キャプス
タンスピードはPBスピードと同じ逆再生(R)スピー
ドとされる。また、同図に示す目標位置3は現在位置か
ら記録時間にして3秒を越え3分以内の場合であり、こ
の場合は、キャプスタンスピードはPBスピードの約2
4倍のレビュー(REV)スピードとされる。
【0023】さらに、同図に示す目標位置4は現在位置
から記録時間にして3分を越える場合であり、この場合
は、キャプスタンスピードはPBスピードの最高約20
0倍のREWスピードとされる。なお、目標位置3まで
のサーチ動作においては、その距離が短いためキャプス
タンスピードがPBスピード、あるいはその24倍とさ
れるので制動距離を余り必要としない。このため、停止
位置と目標位置との誤差は許容範囲内とされ、サーチ追
い込み動作は不必要となる。また、目標位置4の場合は
その距離が遠くキャプスタンスピードが最高200倍と
されるので、制動距離が長くなる。このため、このサー
チ動作時にはサーチ追い込み動作が必要となる。
【0024】なお、リバース時の検索では、フォワード
時の検索と異なり記録時間にして1秒以内のサーチ動作
がある。これは、本発明のDVCRにおいてはビデオと
オーディオの記録モードのほかに、フォトの記録モード
があるからである。フォトの記録は、取り込んだ一枚の
画像を6秒記録するものであり、スティルカメラと同等
の機能を有するものである。このようなフォトを検索す
る場合に、現在位置に対して目標位置がリバース方向に
記録時間にして1秒以内とされている場合に、リバース
に戻すようにして目標位置を検出した時点で停止させた
とする。この場合、目標位置のトラックナンバを検出し
ないと停止が行われないため、目標位置を越えたトラッ
クで停止されることになる。このトラックには、1つ前
のフォトの画像が記録されているから、この停止位置に
て再生されて表示された画像は目標の画像と異なる画像
となってしまうことになる。
【0025】そこで、これを防止するために、現在位置
に対して目標位置がリバース方向に記録時間にして1秒
以内とされている場合は、フォワード方向にテープをわ
ずか走行させて画像が読み出された時点で停止させる。
この読み出された画像は目標位置トラックに記録されて
いる画像と同じ画像であり、表示装置に表示されるよう
になる。すなわち、現在位置に対して目標位置がリバー
ス方向に記録時間にして1秒以内とされている場合は、
現在の位置に目標トラックに記録されたフォトと同じ画
像が記録されているとして、フォワード方向にテープを
走行させて画像を表示させているのである。なお、フォ
ワード方向に走行させるのは、1つ前の画像を再生しな
いためと、フォワード方向にしておけば、メカポジショ
ンを変更することなく続けて再生を行えるからである。
【0026】ところで、検索すべきフォトやビデオはユ
ーザが指定するものであるが、ユーザは日付けモードあ
るいはフォトモードにして検索を開始する。すると、表
示部には記録日時である日付けが表示される。そこで、
ユーザはこの表示された日付けのいずれかを指定するこ
とにより検索を行うようにする。この場合、表示される
日付け情報は、テープカセット1に内蔵されているカセ
ットメモリ2に記憶されている記録日時の情報とその先
頭トラックナンバ情報をマイコン1が読み出すことによ
り実行される。この時に、読み出された先頭トラックナ
ンバ情報は、ユーザが指定した時に目標ABSTRNO として
マイコン2に供給される。
【0027】また、図5および図6に示すサーチ動作毎
に異なるキャプスタンスピードの制御は、マイコン2
が、目標ABSTRNO と現在ABSTRNO との記録時間距離を算
出することによりスピードをいかにしたらよいか判断し
ている。そして、判断結果に応じたテープスピードとな
るように、キャプスタンモータドライバ12を制御する
ことにより行われている。
【0028】次に、マイコン2が実行する検索動作のフ
ローチャートを図7に示す。図7において、検索(サー
チ)が開始されると、ステップS10にて現在位置と目
標位置の比較が行われる。この処理は、マイコン1から
供給された目標ABSTRNO と、テープから再生された現在
ABSTRNO とを比較することにより行われる。次いで比較
結果に応じて、ステップS11、ステップS12、ステ
ップS13、ステップS14のいずれかに分岐する。比
較結果Cの場合は、現在ABSTRNO から記録時間にして3
秒以内に目標ABSTRNO がある場合であり、この場合はス
テップS13に分岐してキャプスタンスピードcが通常
再生(PB)スピードとされて、テープが走行されるよ
うになる。
【0029】また、比較結果Bの場合は、現在ABSTRNO
から記録時間にして3分以内に目標ABSTRNO がある場合
であり、この場合はステップS12に分岐してキャプス
タンスピードbがPBスピードの約24倍のキュー(C
UE)スピードとされて、テープが走行されるようにな
る。さらに、比較結果Aの場合は、現在ABSTRNO から記
録時間にして3分を越える位置に目標ABSTRNO がある場
合であり、この場合はステップS11に分岐してキャプ
スタンスピードaがPBスピードの最高約200倍の
F.Fスピードとされて、テープが走行されるようにな
る。
【0030】なお、比較結果Dはリバース方向の検索時
に現在ABSTRNO から記録時間にして1秒以内に目標ABST
RNO がある場合であり、この場合はステップS14に分
岐してキャプスタンスピードdがPBスピードとされて
フォワード方向にテープが走行される。次いで、ステッ
プS11ないしステップS14にて目標の発見処理が行
われる。この目標発見処理では、目標ABSTRNO が再生系
から検出された時に目標を発見したと判断している。た
だし、ステップS14に分岐している場合は、前述した
ようにすでに目標位置を越えているので目標ABSTRNO は
発見されたものとして処理する。
【0031】目標発見処理が終了すると、ステップS1
2ないしステップS13の処理が行なわれた時には、ス
テップS17にてリバース(REV)方向に戻さず、追
い込み処理を行う。この追い込み処理では、テープ走行
を停止させてポーズとするだけの処理を行えばよい。こ
れは、テープ走行スピードがキュースピードあるいはレ
ビュースピード以内の場合は、制動距離を余り必要とし
ないので、停止位置と目標位置との誤差は許容範囲内と
され、サーチ追い込み動作が不必要となるからである。
なお、ステップS14の処理が行われた時は、ステップ
S17では画像が読み出された時にテープ走行を停止さ
せる処理が行われる。
【0032】また、ステップS11の処理が行われた時
には、キャプスタンスピードが最高200倍とされるの
で、制動距離が長くなる。このため、ステップS16に
てリバース方向に戻すサーチ追い込み処理が行われる。
そして、ステップS16あるいはステップS17の処理
が終了した時にサーチが終了される。
【0033】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、現在位置と目標位置との記録時間距離に応じたキャ
プスタンスピードとして、検索時にテープを走行させて
いる。したがって、現在位置と目標位置との記録時間距
離が短い時にはテープ走行スピードを抑えて検索を行う
ことができるので、目標位置を検出して停止動作を行な
った時に、目標位置の許容範囲内に停止させることがで
きるようになる。これにより、テープを逆方向に戻すサ
ーチ追い込み動作を不要とすることができる。また、メ
カポジションの変更を伴なわない検索を実現することが
できる。したがって、現在位置と目標位置との記録時間
距離が短い時には検索時間を短時間として、効率的な検
索を行うことができる。また、フォトが記録されている
場合にも的確な検索を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の検索方法の実施の形態の概要を説明す
るための図である。
【図2】ABSTRNO の説明を行うための図である。
【図3】本発明の検索方法が適用されたDVCRの検索
に関する部分の構成を示すブロック図である。
【図4】図3に示すDVCRのマイコン2の構成を示す
ブロック図である。
【図5】本発明の検索方法において、フォワード方向の
検索動作を説明するための図である。
【図6】本発明の検索方法において、リバース方向の検
索動作を説明するための図である。
【図7】図3に示すマイコン2が実行するサーチ処理の
フローチャートである。
【図8】従来の検索方法の概要を示す図である。
【符号の説明】
1 テープカセット、2 カセットメモリ、3 RFア
ンプ、4 等化器、5AD変換器、6 PLL、7,8
チャネルデコーダ、9 マイコン1、10マイコン
2、10−1 比較器、10−2 サーチ動作決定部、
11 ドラムモータドライバ、12 ローディングモー
タドライバ、13 キャプスタンモータドライバ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検索時に、再生系から得た現在の第1
    番地情報と、指示された目標とする第2番地情報との記
    録時間距離に対応した、テープ走行スピードでテープを
    走行させ、 前記第2番地情報が前記再生系から読み出された時にテ
    ープ走行の停止動作を行うようにして、前記記録時間距
    離が所定範囲内の場合は、メカポジションを変更するこ
    となく検索できるようにしたことを特徴とする検索方
    法。
  2. 【請求項2】 リバース方向の検索時に、前記第1番
    地情報と前記第2番地情報との距離が所定範囲内とされ
    た場合は、フォワード方向にテープをわずか走行させて
    画情報を再生した後に、検索を終了するようにしたこと
    を特徴とする請求項1記載の検索方法。
  3. 【請求項3】 前記テープを収納するカセットに内蔵
    されたメモリから、記録時の日付け情報とその先頭トラ
    ック情報とを読み出すことにより、前記第2番地情報を
    得るようにしたことを特徴とする請求項1記載の検索方
    法。
  4. 【請求項4】 検索時に、再生系から得た現在の第1
    番地情報と、指示された目標とする第2番地情報との記
    録時間距離に対応した、テープ走行スピードでテープを
    走行させる制御部を備え、 前記第2番地情報が前記再生系から読み出された時にテ
    ープ走行を停止する制御動作を前記制御部が行うことに
    より、前記記録時間距離が所定範囲内の場合は、前記制
    御部がメカポジションを変更することなく検索できるよ
    うにしたことを特徴とする検索装置。
  5. 【請求項5】 リバース方向の検索時に、前記第1番
    地情報と前記第2番地情報との距離が所定範囲内である
    と前記制御部が認識した時は、前記制御部が、フォワー
    ド方向にテープをわずか走行させて画情報を再生した後
    に、検索を終了するようにしたことを特徴とする請求項
    4記載の検索装置。
  6. 【請求項6】 前記テープを収納するカセットに内蔵
    されたメモリから、記録時の日付け情報とその先頭トラ
    ック情報とを前記制御部が読み出すことにより、前記第
    2番地情報を得るようにしたことを特徴とする請求項4
    記載の検索装置。
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