JPH0430654B2 - - Google Patents

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JPH0430654B2
JPH0430654B2 JP59086604A JP8660484A JPH0430654B2 JP H0430654 B2 JPH0430654 B2 JP H0430654B2 JP 59086604 A JP59086604 A JP 59086604A JP 8660484 A JP8660484 A JP 8660484A JP H0430654 B2 JPH0430654 B2 JP H0430654B2
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【発明の詳細な説明】 <技術分野> 本発明は情報信号記録または再生装置、特に情
報信号を記録するための主記録領域と、制御用信
号がされている副記録領域とが夫々その長手方向
に形成されているテープ状記録媒体を取扱う情報
信号記録または再生装置に関するものである。
<従来技術の説明> 従来よりビデオ信号やオーデイオ信号を記録再
生するビデオテープレコーダ(VTR)やオーデ
イオテープレコーダに於いて、記録された信号の
先頭部分や未記録部分を探索する機能、所謂頭出
しやブランクサーチ機能を有するものが考えられ
ている。ところでこの様な機能を特にヘリカルス
キヤンタイプのVTRに持たせる場合、ヘリカル
トラツク(主記録領域)以外に、制御用のトラツ
ク(副記録領域)をテープ端部の長手方向に形成
してやるのが好ましいと思われる。なぜならビデ
オ信号を記録しているトラツクをトレースするこ
とによつて得られる再生信号を用いて、頭出しや
ブランクサーチを行う場合、それほど速くテープ
を走行させることができず、その探索に時間がか
かりすぎてしまう。また記録済か未記録かという
情報しか得られないため、頭出しについては何ら
かの工夫をしなければ行うことができない。更に
ビデオ信号がドロツプアウト等による欠落してし
まつた場合、これを未記録部と誤認してしまうこ
ともある。
そこで制御用トラツクに記録する信号について
考察すると、ブランクサーチ及び頭出しの両方を
行おうとする際には、その制御用信号にはビデオ
信号が記録済か未記録かの情報と記録されたビデ
オ信号の先頭部分を示す情報が必要になる。そこ
で2種類以上の信号を周波数多重もしくは時分割
的に組合せて制御用信号を形成することが考えら
れるが、制御用信号を形成する回路が複雑にな
る。またこれらの情報を抽出する回路もまた複雑
になると共に、ノイズ成分により情報を誤認して
しまうことも多い。
更にビデオ信号が未記録の場合、当然制御用信
号もそれに対応して未記録となり、従つてヘリカ
ルトラツクの未記録部分に対応する制御トラツク
も未記録部分となり、これがビデオ信号の未記録
を示す情報となる。そのため制御用信号がドロツ
プアウト等により欠落してしまつた場合、これを
未記録部と誤認してしまう危険性がある。
<発明の目的> 本発明は上述の如き問題点を解決することので
きる情報信号記録または再生装置を提供すること
を目的としている。更に詳しくは副記録領域に記
録する制御用信号が一種類の信号であつても、所
謂頭出しとブランクサーチを区別してそれらの両
方を確実に行うことのできる情報記録または再生
装置を提供しようというものである。
<実施例を用いた説明> 以下本発明をヘリカルスキヤン型のVTRに適
用した場合の実施例について詳細に説明する。
(全体の構成の説明) 第1図は本実施例のVTRの主要構成を示すブ
ロツク図である。第1図に於いて1は記録媒体と
しての磁気テープ、2は回転ドラム、3a,3b
は夫々ビデオ信号を記録再生するための回転ヘツ
ドであり、ヘツド3a,3bはドラム2に固定さ
れている。4はドラム2を回転させるためのドラ
ムモータ、5は後述するキユー信号(制御用連続
波信号)を記録再生するための固定ヘツド、6は
キユー信号記録再生回路である。
8はシステムコントローラであり、VTRの動
作モード、例えば記録、再生、早送り、巻戻し等
の各モードの情報を装置各部に供給する。9は再
生されたキユー信号を用いて頭出しを行う為の頭
出し制御回路、10は同じく再生されたキユー信
号を用いてブランクサーチを行う為のブランクサ
ーチ制御回路であり、これらの動作については後
に詳説する。
11はシステムコントローラ8、頭出し制御回
路9,ブランクサーチ制御回路10等によつて発
生した情報に基いてキヤプスタン13に所望の動
作をさせるためにキヤプスタンモータ12を介し
て、キヤプスタン13を制御するキヤプスタンモ
ータ制御回路である。
次に第1図に示すVTRの各部の動作について
順を追つて説明する。
(キユー信号記録再生回路の説明) まず本実施例のVTRに於けるキユー信号(制
御用信号)について第2図を参照して説明する。
第2図に於いて、15は磁気テープ1上に形成さ
れたヘリカルトラツク(主記録領域)であり、ビ
デオ信号が記録再生される。16はキユー信号が
記録されるキユートラツクであり、テープ1の端
部に長手方向に形成される。本例のVTRに於け
るキユー信号は第2図に示す様に、ビデオ信号の
記録開始部に対応する位置に微少長さ連続波信号
が記録され(第2図16aに示す)、その後の所
定の長さは信号を記録せず(第2図16bに示
す)、その後の部分はまた同じ連続信号が記録さ
れる様に構成されている。
第3図は上述の如くキユー信号を記録再生を実
現するために構成されたキユー信号記録再生回路
6の一具体例を示す図である。第3図に於いて、
31はクロツク発振器、32,35,38,45
及び47は夫々抵抗、33,34,37及び39
は夫々トランジスタ36,44は夫々コンデン
サ、40は反転回路(インバータ)、41,42
は夫々モノマルチバイブレータ、43はアンプ、
46はヘツド5の巻線、48はシステムコントロ
ーラ8よりヘツドコントロール信号(HC)が供
給される端子、49は再生されたキユー信号が供
給される端子である。
第4図a〜dは第3図各部の波形を示すタイミ
ングチヤートであり、以下第4図を用いて動作の
説明をする。前述のHCは第4図aに示す如く、
VTRがビデオ信号記録モードの時に限りローレ
ベル(L)でそれ以外の時はハイレベル(H)の信号であ
る。
まずビデオ信号記録時の動作について説明す
る。VTRがビデオ信号の記録を開始すると、HC
がHからLへ変化する。これに従いインバータ4
0の出力はLからHとなり、トランジスタ39が
オン状態(ON)となる。これに従い巻線46は
通電可能状態となる。
一方クロツク発振器31から出力されるクロツ
ク信号(第4図cに示す)によりトランジスタ3
3がオンオフし、トランジスタ37bがオフの場
合にはこれに伴つてクロツク信号と同様の波形が
コンデンサ36を介して巻線46に供給され、こ
の信号がキユー信号としてヘツド5により長手方
向トラツク16に記録されることになる。
またHCはモノマルチ41に供給され、モノマ
ルチ41はHCの立下りでトリガし、Q出力とし
て微少期間T1(第4図bに示す)の間Hを得る。
モノマルチ42はモノマルチ41のQ出力の立下
りでトリガし、出力として第4図bに示す所定
期間T2のみLの信号を得る。モノマルチ42の
Q出力がLの時トランジスタ37はONとなるた
め、このT2期間はキユー信号の記録が禁止され
る。モノマルチ42の出力がHの時にはトラン
ジスタ37はオフ状態であるので、第4図dに示
す如く前述のクロツク信号はビデオ信号記録時に
於いてT2で示す期間を除いてキユー信号として
記録される。
ビデオ信号の記録時に於いてテープ1はキヤプ
スタン13及び不図示のピンチローラによつて定
速で走行させられる為第2図に示す如きキユー信
号がトラツク16に記録される。尚この時第2図
に16aで示す部分のテープの長手方向について
の長さと、16bに示す部分のそれとの比は
T1:T2である。
次にビデオ信号記録時以外の時の動作について
説明する。この時HCはHであるからトランジス
タ34がONであり、クロツク発振器31から得
られるクロツク信号はここで遮断される。またイ
ンバータ40の出力はLとなり、トランジスタ3
9がOFFであるので、キユーヘツド5の回路構
成はVccから抵抗47,コンデンサ44,ヘツ
ド,コンデンサ36,トランジスタ34を介して
アースされることになる。
そのため、今テープ2が走行しておりかつヘツ
ド5がトラツク16のクロツク信号記録部分をト
レースしていれば、記録されているクロツク信号
がヘツド5の巻線46の一端より検出され、アン
プ43により増幅され、端子49を介して後に詳
細する頭出し制御回路9、ブランクサーチ制御回
路10に供給される。
上述の如き構成により第2図に示す如きキユー
信号の記録及び再生を行うことができるものであ
る。尚上述の構成では頭出し及びブランクサーチ
を可能とするため、同一のクロツク信号のみを記
録再生しているが、他の制御信号と上述のキユー
信号とを重畳することによつて他の様々な装置制
御も同時に行えることはいうまでもない。
(頭出し制御回路の説明) 次に第1図9に示す頭出し制御回路の動作につ
いて説明する。まず本例のVTRによる頭出し制
御の方法について第5図を用いて概念的に説明す
る。第5図線20はテープを早送りして頭出しを
行う場合に於いてヘツド5がトラツク16上のど
の位置にあるかを示し、線21は早巻戻しして頭
出しを行う場合のそれを示している。図中△に各
検出位置を示し、○は最終的な停止位置を示す。
また2本線はテープが高速走行していることを示
す。
まずテープを早送りして頭出しを行う場合はB
点(△22)にて、再生キユー信号レベルの低下を
検出し、この部分が記録されたビデオ信号の先頭
部分かもしくは未記録部分の先頭部分であること
を検出する。そしてその後の所定距離t1以内に再
生キユー信号レベルが再び上昇することをC点
(△23)で検出して、この部分が記録されたビデ
オ信号の先頭部分であることを判別する。そして
このタイミングで早送りを解除するのであるが、
実際にはテープの高速走行に基くイナーシヤによ
り、E点までヘツド5は移動してしまう。そこで
その後逆方向に低速で巻戻し、B点(△24)で再
生キユー信号レベルの立上りを検出してテープ走
行を停止させる。この場合テープは低速走行して
いるのでB点に近い位置(○25)にヘツド5が位
置することになる。
一方テープを早巻戻しして頭出しを行う場合は
再生キユー信号の立下りから立上りまでの距離を
B点(△26)で検出し、この距離が所定距離t1
下なら早巻戻しを解除する。この時前述のイイナ
ーシヤによりA点までヘツドが移動するが、その
後テープを早送り状態にし、前述のテープ早送り
による頭出しと全く同様のステツプを介して(△
22′,△23′,△24′に示す)、○25′に示す様にB点
に近い位置にヘツドが位置した所でテープを停止
させる。
この様な方法でテープの頭出しを行えば前述の
如き1種類のクロツク信号のみよりなる→キユー
信号であつても、記録されたビデオ信号の先頭部
分と、未記録部の先頭部分を見分けることができ
る。(以下頭−ブランクの判別と称す)。また頭出
し停止を行わせる際に早巻戻しによる頭出しであ
つても早送りによる頭出しであつても、停止直前
にテープに所定方向(巻戻し方向)に低速送りを
しているため、テープの停止位置が極めて安定す
る。また前述のイナーシヤの影響も少なく極めて
良好な頭出しや行える。更にキユー信号の未記録
部分16bの長さは常に同方向にテープを走行さ
せて検出するとになり、低速走行方向も同じであ
るため、その未記録部分16bの直前で必ずテー
プ停止命令を得ることになり、未記録部分16b
の長さ及びテープの走行方向の違いに伴う停止位
置の不安定も発生しない。更には低速走行による
イナーシヤの影響低減の頭−ブランクの判別によ
るテープ走行分を利用して行うため、停止までの
ステツプ数を最少として最大の効果を得ることが
できるものである。
第6図は上述した様な頭出しを実現するための
具体的な回路構成の一例を示す図である。第1図
及び第3図にて説明した再生及び増幅されたキユ
ー信号は端子108を介してカウンタ130に入
力される。また端子115,116は夫々システ
ムコントローラ8より早送り(FF)頭出し命令、
早巻戻し(FR)頭出し命令が入力される端子で
あり、夫々の命令はパルス信号として入力され
る。
次に制御データ発生回路128に対し入出力さ
れる信号について説明を加える。制御データ発生
回路128は第1図11に示すキヤプスタンモー
タ制御回路にデータを供給するための回路であ
る。尚該データは第6図中白抜きの矢印で示して
いるが本発明には直接関係しないため、詳細な説
明は省略する。制御データ発生回路128に入力
される信号として、T1はFF走行スタート指令信
号、T2は逆方向再生スタート指令信号、T3は停
止指令信号、T4はFR走行スタート指令信号であ
る。また該回路128より出力される信号として
T5はFFモードを示す信号、T6はFRモードを示
す信号、T7は逆方向再生モードを示す信号、T8
は停止モードを示す信号である。即ち制御データ
発生回路128はT1,T2,T3,T4の各指令信号
に対応してデータを発生すると共に、キヤプスタ
ンモータ12がどの様な状態にあるかをT5,T6
T7,T8の出力信号によつて示している。
第6図に於いて111,112,117及び1
18は夫々フリツプフロツプ、131,132は
夫々クロツク発振器、119,120,126,
127及び134は夫々オアゲート、109,1
13,121,122,123,124,12
5,133,134及び135は夫々アンドゲー
ト、114はモノマルチバイブレータ、129は
アンプ、110,130は夫々カウンタである。
以下、第6図に示す回路の動作を第5図を用い
て順を追つて説明する。今FF頭出し命令が端子
115から供給されると、フリツプフロツプ11
7をセツトし、オアゲート120を通じてアンド
ゲート109の一つの入力信号をHとする。一方
アンドゲート121の一方の端子にもHの信号が
供給される。このとき未だテープは停止している
ので、当然T8がHである。尚T5,T6,T7,T8
夫々Hのとき該当モードであることを示す。従つ
てアンドゲート121の出力はHに転じオアゲー
ト126を通じT1をHに転ずる。T1,T2,T3
T4は夫々Hのとき該当する指令が行われるもの
とする。従つてこの時キヤプスタンモータ12は
FFモードで制御駆駆動される様になり、ヘツド
5はトラツク16を再生しキユー信号を出力す
る。
出力されたキユー信号は4ビツトカウンタ13
0でカウントされ、カウント値が8を越えるとQ
端子よりHが出力され、3ビツトカウンタ110
をリセツトすると共にフリツプフロツプ111を
セツトする。故に111のQ端子よりHが出力さ
れアンドゲート109の他の1つの入力をHとす
る。一方この時FFモードでありT5はHであるの
でオアゲート119を通じてアンドゲート135
の一方の入力端子はHとされている。
クロツク発生器131及び132は夫々記録再
生時とFF,FR時とに反応した周波数のクロツク
を発生している。例えばFF,FR時のテープ速度
が記録再生時の9倍であるとすれば、発生器13
2の発生するクロツクの周波数は発生器131の
発生するクロツクの周波数の9倍の周波数にして
いる。そのためテープ速度が変化しても、発生器
131または132より発生されるクロツクの一
周期間に走行するテープの量は一定である。
ここで装置はFFモードであるのでアンドゲー
ト135はクロツク発生器132の出力をオアゲ
ート134を介してアンドゲート109に供給さ
れる。この時後述するタイマ114の出力がL、
フリツプフロツプ111の出力がH、オアゲート
120の出力がHとなつており、クロツク発生器
132より出力されるクロツクは3ビツトカウン
タ110にてカウントされる。カウンタ110は
キユー信号クロツクが8発くる毎にリセツトされ
る。ここで、クロツク発生器131,132の発
生するクロツクの周波数に対してキユー信号クロ
ツクの周波数は十分高くなる様に設定しているの
で、キユー信号クロツクを再生している間は3ビ
ツトカウンタ110のカウントするクロツク数は
0もしくは1である。
即ち3ビツトカウンタ110はキユー信号クロ
ツクが再生されなくなつた時に、再び再生される
までの期間を計測することになる。3ビツトカウ
ンタ110の2ビツト目のQ端子の出力は、該カ
ウンタ110の計数値が2及び3の時にはHとな
り、計数値が4以上の時には3ビツト目のQ端子
の出力がHとなる。この3ビツト目のQ端子がH
になるとフリツプフロツプ111はリセツトされ
アンドゲート109のゲートは閉じられる。
この動作は第5図に対応させて説明すると、B
点(△22)にて再生キユー信号クロツクが得られ
なくなると、カウンタ110がリセツトされなく
なり発生器132の発生するクロツクをカウント
し始める。そしてC点(△23)にて再びキユー信
号クロツクが再生されるまでの間にカウンタ11
0のカウント数は2もしくは3になる様に未記録
部分16bの長さ及びテープ速度に対応して発生
器132の発振周波数が決定されている。従つ
て、C点(△23)で再びキユー信号が再生され始
めカウンタ130のQ出力がHとなるとアンドゲ
ート113もHに転じ、フリツプフロツプ112
のQ出力はHに転じる。この時アンドゲート12
2の両入力がHとなるため、その出力(T2)は
Hとなり装置は逆方向再生(逆P/B)モードと
なる。またこの時カウンタ110はリセツトされ
る。ところでテープをt1の期間走行させてもキユ
ー信号クロツクが再び再生されない場合にはカウ
ンタ110の3ビツト目のQ出力がHとなり、フ
リツプフロツプのQ出力がLとなりアンドゲート
109をクロツクが通過しなくなる。
ところでキユー信号クロツクの再生の途切れは
ドロツプアウトによつても生じることがある。ま
たこの構成ではテープ走行の不安定によりカウン
タ130よりQ出力が安定して得られないことも
あり、これも見かけ上キユー信号クロツクの再生
の途切れとなる。しかしながら第6図に示す回路
構成によればこの微少期間の再生の途切れの間に
カウンタ110によつてカウントされるクロツク
数は多くとも1であるため、未記録部分の長さが
第5図に示す所定長t1に対して長いか短いかとい
う判別の対象とはなつていない。
さて第5図C点(△23)により逆P/Bモード
がT2により指令されると、キヤプスタンモータ
制御回路11を介してキヤプスタンモータ13は
FFと逆方向(テープを巻戻す方向に)低速でテ
ープを走行させる様に動作させられる。但しこの
時実際にテープが逆方向に低速(記録時と等しい
テープ速度)で走行するのは、前述のイナーシヤ
によりヘツド5が第5図に示すE点に達した時と
なる。
テープが逆方向に低速で走行し始めると、タイ
マ114をトリガして所定の期間タイマ114が
動作する。この期間タイマ114の作動出力
(Q)はアンドゲート109に反転して供給され
クロツクの通過を阻止している。これはモード切
換後に於けるテープ走行不安定期間に前述の未記
録部分の長さの判断が行なわれるのを防止してい
るものである。また逆P/Bモードになるとキヤ
プスタンモータ制御回路路128の出力T7がH
となり、アンドゲート133が発生器131より
出力されるクロツクをオアゲート134を介して
アンドゲート109に供給する。そしてタイマ1
14の出力がLに転じると発生器131より出力
されるクロツクはカウンタ110に供給される。
そしてヘツド5が再びC点に達すると、カウン
タ110がリセツトされなくなり、カウンタ11
0は発生器131の出力するクロツクをカウント
し始め、前述の説明より明らかな様にカウントが
2または3に進んだ時に再びB点(△24)に達す
る。ここで再びキユー信号クロツクが再生され始
めカウンタ130のQ出力によつてアンドゲート
113がHに転じ、フリツプフロツプ112のQ
端子出力もHとなる。この時T7がHであるため
アンドゲート123の両入力がHとなり装置は停
止モードとなると共にテープ走行も停止する。こ
の時イナーシヤによる影響は小さい為、テープは
ヘツド5が○25の位置に来ると停止する。
次にFR頭出し指令があつた場合について、第
5図21を参照して説明しよう。FR頭出し指令
が端子116から供給されると、フリツプフロツ
プ118をセツトし、オアゲート120を通じて
アンドゲート109の一つの入力端子をHとする
と共にT4がHとなる。従つてキヤプスタンモー
タ12はFRモードで制御駆動される様になる。
そしてT6がHとなるオアゲート119の出力が
Hとなり、発生器132の出力はアンドゲート1
35、オアゲート134、アンドゲート109を
介してカウンタ110に供給される様になる。
ヘツド5がC点に達するとキユー信号クロツク
が再生されなくなると、カウンタ110のリセツ
トが解除され、発生器132より出力されるクロ
ツクをカウンタ110がカウントし、ヘツドB点
(△26)に達するまでの間に2〜3回カウントさ
れる。そしてB点でキユー信号クロツクが再び再
生されるとアンドゲート113の出力がHに転
じ、フリツプフロツプ112のQ出力がHとな
る。この時T6がHであるのでアンドゲート12
5及びオアゲート126を介してT1がHとなり
FFモードが指令される。この時前述したイナー
シヤによるヘツド5はA点まで移動し、走行方向
が反転する。またこの時アンドゲート125の出
力は前出のタイマ114に供給され、タイマ11
4の出力を少しの間Hとすることでモード切換直
後にクロツクがアンドゲート109を通過するの
を防止する。
こうしてFFモードとなるのであるがこの後の
動作についてはFF頭出し指令を行つた時と同様
であるので詳細な説明は省略する。。尚、第5図
に於ける△22′,△23′,△24′は夫々△22,△23,
△24と同様の動作を行うものであり、停止位置○
25′も○25と同じ位置となる。
上述の説明により明らかなように、第6図に示
す回路構成によつて前述した様な頭出しを実現で
きるものである。またそれに対応する前述の効果
を有することは言うまでもない。また、第6図の
構成によれば前述の効果に加え、ドロツプアウト
等により、再生キユー信号に微少期間のレベル低
下があつた場合にでも、これをビデオ信号の先頭
部分と判断してしまう様な判断ミスはない。
(ブランクサーチ制御回路の説明) 次に第1図10に示すブランクサーチ制御回路
の動作及び具体的回路構成について説明する。ま
ず本例のVTRに於けるブランクサーチ制御の方
法について第7図を用いて概念的に説明する。第
7図に示す様50はFFモードでブランクサーチ
を行う場合に於いてヘツド5がトラツク16上の
どの位置にあるかを示し、線51はFRモードで
ブランクサーチを行う場合についてのそれを示
す。第5図と同様に△は各検出位置、○は最終停
止位置、2本線はテープの高速走行を夫々を示
す。
まずFFモードによるブランクサーチに於いて
は、FFモード中G点(△52)にて再生キユー信
号のレベル低下を検出し、その後所定距離テープ
が走行しても再生キユー信号レベルが上昇しない
ことをH点(△53)で検出する。これによつてこ
の部分がビデオ信号未記録部の先頭部分であるこ
とを検出する。そしてこのタイミングでFFを解
除するが、前述の如くイナーシヤによりヘツド5
はI点まで移動する。そこでその後逆方向に低速
で巻戻しG点(△54)で再生キユー信号の立上り
を検出してテープ走行を停止させる。この場合テ
ープは低速走行しているのでG点に近い位置(○
55)にてヘツドが停止することになる。
一方、FRモードでブランクサーチを行う場合
はまず再生キユー信号の立上りをG点(△56)で
検出したらFRモードを解除する。この時前述の
イナーシヤによりF点までヘツド5が移動する
が、その後FFモードとし、前述のFFモードによ
るブランクサーチと全く同様のステツプを介して
(△52′,△53′,△54′に示す)、○55′に示す様に
G点に近い位置にヘツド5が位置した所でテープ
を停止させる。
上述の如き方法でブランクサーチを行えば1種
類のクロツク信号のみよりなるキユー信号であつ
ても、確実に頭出しと区別されたブランクサーチ
が行える。またテープの停止位置が安定しイナー
シヤの影響も小さくて済む。更には停止までのス
テツプ数を最少とできる。
第8図は上述の如きブランクサーチを実現する
ための具体例な回路構成の一例を示す図である。
第8図に於いて208は第3図の端子49より出
力された再生キユー信号が入力される端子で、第
6図の端子108に供給されるものと同一の信号
が供給されている。また端子215,216は
夫々システムコントローラ8よりFFブランクサ
ーチ命令が入力される端子であり、夫々の命令は
パルス信号として入力される。201は検波回
路、202,203及び204は夫々モノマルチ
バイブレータ、205は反転アンプ、216,2
17及び218は夫々遅延回路、219,22
0,221,222,223,224及び225
は夫々アンドゲート、228は制御データ発生回
路、229,230は夫々オアゲートである。制
御データ発生回路228については前述第6図の
回路128と同様の回路であり、説明は省略す
る。尚該回路228のT′1〜T′8は、回路128の
T1〜T8に夫々対応しており、同様の入出力を示
している。
以下、第8図に示す回路の動作を第7図を用い
て順を追つて説明する。
まずFFブランクサーチ時の動作について説明
する。端子215よりFFブランクサーチを命令
するパルスが入力されると、オアゲート229を
介してアンドゲート224の一方の入力に供給さ
れる。このときテープは停止しているのでT′8
Hである。従つてこのパルスに応じT′1は一瞬H
になり、テープは早送りされ、ヘツド5はトラツ
ク16をトレースして再生キユー信号を出力す
る。
この状態でヘツド5が第7図に示すG点(△
52)まで来ると、検波回路201の出力がHから
Lに転ずる。これと同時に反転回路205の出力
もLからHへ転ずることになる。検波回路201
の出力の立下りでモノマルチ202がトリガして
幅の狭いパルスを発生する。このパルスは遅延回
路216でFF時に於いて所定距離t1テープを走
行させるのに必要な時間(τ1)遅延された後アン
ドゲート223に供給される。ヘツド5が点Gを
通過してからτ1後、ヘツド5はH点(△53)に至
るがこの時に再びキユー信号が再生されていなけ
れば検波回路201の出力はLのままであり、反
転回路205の出力はHである。従つてこの部分
(G点)がビデオ信号未記録部分の先頭(ブラン
クの先頭)であればアンドゲート223は△53の
タイミングでパルスを発生する。
このアンドゲート223の出力パルスはアンド
ゲート220の一方の入力端子に供給される。ア
ンドゲート220の他方の入力端子にはT′5が供
給されるが、この時T′5はHででありこのブラン
クの先頭を示すパルスはアンドゲート220及び
オアゲート230を介してT′3となる。このため
装置はこのタイミングで停止モードとなりテープ
走行を停止させるが、実際は前出のイナーシヤに
よつてテープはヘツド5がI点に到達するまで停
止しない。
装置が停止モードになるとT′8がHに転じ、上
述のブランク先頭を示すパルスが微少時間遅延回
路217を介してアンドゲート222の一方の入
力端子に供給される。この時再びT′8がHになつ
ているため、アンドゲート222よりT′2として
幅狭パルスが出力され、装置は逆P/Bモードに
なる。
装置が逆P/Bモードとなりテープが逆方向に
低速で走行し始め、ヘツド15が再びG点に達す
ると(△54)、検波回路201の出力がLからH
に転ずる。モノマルチ204は入力の立上りでト
リガし幅の狭いパルスを出力する。従つて△54の
タイミングでアンドゲート221は幅の狭いパル
スを出力し、該パルスはオアゲート230を介し
てT′3となる。その為装置は再び停止モードとな
るが、この時テープの走行速度は低速であるた
め、テープはヘツド5がG点に近い位置(○55)
で停止する。
次にFRブランクサーチ指令があつた場合の第
8図各部の動作について、第7図に示す線51を
参照して説明する。FRブランクサーチを示す狭
幅パルスが端子216に供給されると、該パルス
はアンドゲート225を介してT′4として回路2
28に供給される。こうして装置はFRモードと
なり、ヘツド5がG点(△56)に達すると検波回
路201の出力がHとなる。この時アンドゲート
219の出力もHに転じ、入力の立上りでトリガ
するモノマルチ203は狭幅パルスを発生する。
このパルスはオアゲート230を介してT′3とな
り、装置を一旦停止モードにすると共に、遅延回
路218で微少遅延されることにより、その後オ
アゲート229を介してアンドゲート224に供
給される。この時すでにT′8はHとなつておりア
ンドゲート224は幅狭パルスをT′1として発生
する。この時テープはイナーシヤによりヘツド5
がF点に達した状態で停止しており、この後装置
はFFモードとなり、前述のFFブランクサーチと
同様の動作を行う。即ち第7図に於ける△52′,
△53′,△54′は夫々△52,△53,△54と同様の動
作を行うものであり、停止位置○55′も○55と同
一位置となる。
上述の説明により明らかな様に、第8図に示す
回路構成によつて前述した様なブランクサーチが
実現できるものである。またそれに応じて前述の
如き効果が得られるものはもちろんである。また
この時検波回路201の構成をドロツプアウト等
による微少時間の再生キユー信号レベルの低下に
対しては反応しない構成としてやれば尚更好まし
いものである。
(構成の一部変更等の説明) 上述した本発明の一実施例としてのVTRに於
いては、キユー信号を所謂頭出し用及びブランク
サーチ用に用いることができる様にしたものであ
るが、更に他の制御機能をVTRに付加したい場
合には上述実施例のキユー信号に他の信号を重畳
してやれば容易に機能付加が行える。この場合例
えば周波数分割により重畳してやり、キユー信号
再生時に容易にそれらを分離できる様構成してや
るのが望ましい。
また、上述実施例のVTRに於いては頭出し制
御回路9とブランクサーチ制御回路10とを全く
別個のものとしているが、上述の各説明により明
らかな様に同様の動作を行う部分も数多く有り、
これらを共用させることも可能である。
更に上述の例ではFF,FR時のテープ走行はキ
ヤプスタンにより行つているが、これはもちろん
リールの駆動によつて行うことも可能である。但
しこの場合にはリールの巻径の変化によりテプ走
行速度が刻々変化するため、所定距離t1を得るの
が極めて困難となるため、t1が所定の範囲で変化
することを考慮した構成としてやればよい。例え
ばカウンタ110による判断基準や遅延回路21
6の遅延時間をt1がある程度変化してもビデオ信
号の先頭かブランクかを判別できる値にしてやれ
ばよい。
<効果の説明> 以上、実施例を用いて詳細に説明した様に、本
発明の情報信号記録または再生装置によれば、一
種類の信号のみで構成される制御用信号を副記録
領域に記録するという簡単な方法で、所謂頭出し
とブランクサーチの両方を夫々確実に行うことが
できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例としてのVTRの主要
構成を示す図、第2図は第1図のVTRに於ける
キユー信号(制御用信号)について説明する為の
図、第3図は第2図に示すキユー信号を記録再生
するためのキユー信号記録再生回路の一具体例を
示す図、第4図は第3図各部の波形を示すタイミ
ングチヤート、第5図は第1図のVTRによる頭
出し制御の方法を概念的に示す図、第6図は第1
図に於ける頭出し制御回路の一具体例を示す回路
図、第7図は第1図のVTRによるブランクサー
チ制御の方法を概念的に示す図、第8図は第1図
に於けるブランサーチ制御回路の一具体例を示す
回路図である。 1はテープ状記録媒体としての磁気テープ、5
は制御用信号を記録再生するためのヘツド、9は
頭出し制御回路、10はブランクサーチ制御回
路、13は移送手段に含まれるキヤプスタン、1
5は主記録領域としてのヘリカルトラツク、16
は副記録領域としての長手方向トラツク、16b
は制御用信号の所定長の未記録部分、110はカ
ウンタ、128は制御データ発生回路、201は
検波回路、216は遅延回路、223はアンドゲ
ート、228は制御データ発生回路である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 情報信号を記録するための主記録領域と、記
    録済情報信号の継目部分に対応した所定長の未記
    録部分を除き前記主記録領域に前記情報信号が記
    録済であることを示す制御用連続波信号が記録さ
    れている副記録領域とが夫々その長手方向に形成
    されているテープ状記録媒体を取扱う装置であつ
    て、前記媒体をその長手方向に移送する移送手段
    と、前記副記録領域から前記制御用連続波信号を
    再生するための再生手段と、前記媒体の移送中前
    記再生手段の出力の低下期間が前記所定長に対応
    して定められた所定期間以内かどうかを判別する
    手段と、該判別手段に基いて前記移送手段を制御
    する手段とを具える情報信号記録または再生装
    置。 2 更に前記再生手段の出力の低下が微少期間で
    ある時、この微少期間の出力低下が前記判別手段
    の判別対象となることを禁止する手段を具える特
    許請求の範囲第1項記載の情報信号記録または再
    生装置。
JP59086604A 1984-04-27 1984-04-27 情報信号記録または再生装置 Granted JPS60231945A (ja)

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