JPH0574005A - テープ走行制御装置 - Google Patents

テープ走行制御装置

Info

Publication number
JPH0574005A
JPH0574005A JP3231552A JP23155291A JPH0574005A JP H0574005 A JPH0574005 A JP H0574005A JP 3231552 A JP3231552 A JP 3231552A JP 23155291 A JP23155291 A JP 23155291A JP H0574005 A JPH0574005 A JP H0574005A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
reel
speed
motor
mode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3231552A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Suda
健一 須田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP3231552A priority Critical patent/JPH0574005A/ja
Publication of JPH0574005A publication Critical patent/JPH0574005A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】VTRにおいて、タイマーローラを使用せずに
早送りモードもしくは巻戻しモード時、テープエンド付
近での減速制御を正しく行うことのできる早送り巻戻し
処理回路を提供することを目的とする。 【構成】供給リール用モータ30、巻取りリール用モー
タ32、キャプスタンモータ34、ドラムモータ36の
それぞれの回転速度に相当するパルス信号が検出処理部
41に供給され、これらの信号を基にコントロール部4
0で演算処理が行われる。そして供給リールもしくは巻
取りリールの回転速度と回転速度の上限値とを比較し、
上限値に達したところでテープスピードの減速を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はビデオテープレコーダ
(以下VTRと記述)等に装着されたカセットテープの
早送り及び巻戻し処理を行うテープ走行制御装置に関
し、特にテープエンド付近で減速制御を行うテープ走行
制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、VTRに装着されたカセットテー
プの早送り及び巻戻し処理には2通りの方法があった。
第1の方法はテープエンド付近での減速が不要な低速で
早送り及び巻戻し処理を行うものである。第2の方法
は、タイマーローラより検出されるテープの絶対速度
と、テープの供給リールもしくは巻取りリールの回転検
出情報とを比較してリールの巻径を算出し、算出された
巻径が所定の巻径より小さい場合に減速を行うものであ
る。
【0003】以下、図面を参照してテープの駆動系の構
成を説明する。再生及び早送り時、供給リール10より
供給されるテープはテンションポスト11、FEヘッド
12を介してドラム13に圧着される。そしてドラム1
3を離れたテープはACEヘッド14、キャプスタン1
5、ピンチローラ16、傾斜ガイド17、タイマーロー
ラ18、テンションポスト19を経て巻取りリール20
に巻取られる。また巻戻し時には巻取りリール20より
逆の経緯を経て供給リール10に巻取られる。
【0004】前述した構成要素のうち、供給リール1
0、巻取りリール20、キャプスタン15、ドラム13
及びタイマーローラ18ではテープの速度や回転速度と
いったデータが検出されている。特にタイマーローラ1
8はゴム系の材質で生成されており、テープと接触して
動作することから正確なテープ速度が検出できる。従っ
てタイマーローラ18を使用した場合、リール巻径の算
出結果は信頼性が高く、早送りもしくは巻戻し時に減速
制御の失敗によって起こるテープダメージやテープの破
損はなかった。
【0005】しかしながらタイマーローラ18はテープ
走行に与える影響が大きい。また業務用VTRの場合、
高精度のテープ走行が要求されるためタイマーローラ1
8の部品精度、取付精度、調整精度は非常に微妙であ
り、大量生産の妨げになっていた。
【0006】タイマーローラ18がない場合でもテープ
のリール巻径を求める方法はある。これは供給リール1
0と巻取りリール20とにおける回転速度を算出し、テ
ープ全長と比較することでリール巻径を求める方法であ
る。しかしテープの全長と厚みとが予め認識されている
場合以外、この方法を用いることができなかった。特に
業務用のテープには途中で切断され、短くなったものが
ある。この場合、リール巻径の算出誤りにより、早送り
もしくは巻戻し時、テープエンド付近での減速制御に失
敗することがあった。
【0007】テープの全長を算出する方法としてはテー
プの絶対速度が判明しているモード、例えば再生モード
や録画モード等でテープの全長や厚み等の情報を算出す
るものがある。しかしテープの全長や厚み等の情報はR
AM等に保持されるため、ノイズやその他の原因で変更
されることがあった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】カセットテープの早送
り及び巻戻し処理の中にタイマーローラを使用してテー
プエンド付近の減速制御を行うものがある。しかしタイ
マーローラはテープ走行に与える影響が大きい。また業
務用VTRの場合、高精度のテープ走行が要求されるた
めタイマーローラの部品精度、取付精度、調整精度は非
常に微妙であり、大量生産の妨げになっていた。
【0009】一方、タイマーローラを使用せずに早送り
もしくは巻戻し時、テープエンド付近での減速制御を正
しく行うためにはテープの全長や厚み等の情報が必要で
あるが、これらの情報はRAM等に保持されるため、ノ
イズやその他の原因で変更されることがあった。
【0010】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、タイマーローラを使用せずに早送りもしくは巻戻し
時、テープエンド付近での減速制御を正しく行うことの
できる早送り巻戻し処理回路を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る手段はテー
プの供給側、巻取り側それぞれのリールの回転速度を検
出する手段と、テープの走行モードを制御するモード制
御手段と、このモード制御手段で指定されたモードで、
供給側リールの回転速度と設定された回転速度の上限値
とを比較する比較手段と、供給側リールの回転速度が設
定された上限値に達した場合、テープの走行速度を減速
するか、またはテープを停止するテープ走行制御手段と
を具備することで早送りもしくは巻戻し時、テープエン
ド付近での減速制御が正しく行われる。
【0012】
【作用】各種リールの回転速度によりテープの供給側に
おける回転速度の上限値を設定するか、もしくは予め最
初から上限値を設定しておき、早送りもしくは巻戻し
時、上限値とテープの供給側における回転速度とを比較
し、回転速度が上限値に達した場合には走行速度を減速
するか、または停止することでテープや走行系にダメー
ジを与えない早送り、もしくは巻戻し処理が行われる。
【0013】
【実施例】まず、本発明の信号処理構成を説明する前
に、テープの駆動系の構成を説明する。図3はテープの
駆動系の構成を説明する説明図である。再生及び早送り
時、供給リール10より供給されるテープはテンション
ポスト11、FEヘッド12を介してドラム13に圧着
される。そしてドラム13を離れたテープはACEヘッ
ド14、キャプスタン15、ピンチローラ16、傾斜ガ
イド17、テンションポスト19を経て巻取りリール2
0に巻取られる。また巻戻し時には巻取りリール20よ
り逆の経緯を経て供給リール10に巻取られる。このう
ち供給リール10、巻取りリール20、キャプスタン1
5及びドラム13ではテープの速度や回転速度といった
データが検出されている。
【0014】次に本発明の信号処理構成を図1を参照し
て説明する。図1において映像信号は映像信号処理部1
で処理される。A/D(アナログ・ディジタル)変換器
42に入力された映像信号はディジタル信号に変換さ
れ、メモリ43に一時保持される。メモリ43を出力し
た信号はD/A(ディジタル・アナログ)変換器44を
介して画像処理部45に供給され、記録用の信号に変換
される。この記録用信号が記録ヘッド46を介して図示
しないテープに記録される。
【0015】一方、テープより信号を再生する場合、再
生ヘッド47で読みとられた信号は画像処理部45で波
形整形され、A/D変換器48でディジタル信号に変換
される。そしてメモリ43で一時保持された後、D/A
変換器49でアナログの映像信号に変換され出力され
る。
【0016】前述した映像信号の処理系統以外に駆動系
の信号処理も行われている。コントロール部40に対し
駆動モードが指定されるとコントロール部40からは供
給リール用モータ30、巻取りリール用モータ32、キ
ャプスタンモータ34、ドラムモータ36、そしてAC
Eヘッド39各々を駆動制御する制御信号が出力され
る。この制御信号により各モータは駆動し、ACEヘッ
ド39はタイムコード信号及びコントロール信号の読み
出し、もしくは記録を行う。
【0017】ここで供給リール用モータ30、巻取りリ
ール用モータ32、キャプスタンモータ34、ドラムモ
ータ36にはそれぞれ回転速度を検出する装置であるF
Gが取り付けられている。またドラムモータ36には位
相を検出する装置であるPGも取り付けられている。こ
れらFG、PFで検出されたモータの回転速度信号及び
位相信号は検出処理部41に供給される。またACEヘ
ッド39で読み出されたタイムコード信号及びコントロ
ール信号も検出処理部41に供給されている。
【0018】検出処理部41に供給された信号は波形整
形され、コントロール部40に供給される。コントロー
ル部40は供給された信号を基に各モータの速度を制御
し、テープ速度を一定に保つと共にテープの巻位置と巻
総量とを算出している。また早送り及び巻戻し時、テー
プエンド付近では図示しないエンドセンサーの信号や前
述したFGで検出された信号よりテープ速度を減速する
ため、供給リール用モータ30及び巻取りリール用モー
タ32の回転制御が行われる。
【0019】以下、図2を参照してテープの巻位置と巻
総量とを算出する方法を説明する。図2は巻戻しモード
における供給リールと巻取りリールとにおける半径及び
回転速度と、テープ速度との関係を示したものである。
ここで回転速度に相当するのはFGで検出されたパルス
信号の周波数であり、リール1回転あたりkパルスを出
力している。
【0020】巻取りリール側のパルス信号周波数をf1
(t)、その半径をr1(t)とし、供給リール側のパルス信
号周波数をf2(t)、その半径をr2(t)とする。またテー
プ速度をvとする。ここである時刻tにおけるパルス信
号周波数f1(t)、f2(t)は以下のようになる。
【0021】 f1(t)=vk/2πr1(t) (1) f2(t)=vk/2πr2(t) (2) またリール半径の初期値をそれぞれr1(0)、r2(0)とし
た場合、(3)式並びに(4)式が成立する。
【0022】 πr1(t)2 =πr1(0)2 −vtT (3) πr2(t)2 =πr2(0)2 +vtT (4) ここでTはテープの厚さである。これらのことより
(3)、(4)式を(1)、(2)式に代入すると
(5)、(6)式を得ることができる。
【0023】
【数1】
【0024】一方、供給リール側と巻取りリール側との
面積の和は常に一定値(=C)であることから(7)式
が成立する。
【0025】 r1(t)2 +r2(t)2 =C (7) そして(1)、(2)式より(8)、(9)式が成立す
る。
【0026】 r1(t)=vk/2πf1(t) (8) r2(t)=vk/2πf2(t) (9) 再生モードにおけるテープスピードをv1 、倍速モード
の時の倍速数をnとすると(10)式及び(11)式が
成立する。
【0027】
【数2】
【0028】これらのことからn倍速制御を行うことが
できる。ところでテープスピードvはACEヘッド39
で読み取られるコントロール信号より求めることができ
る。テープスピードvの算出方法を(12)式に示す。
【0029】 v=v1 fc /fc1 (12) ここでfc はコントロール信号の周波数であり、fc1は
再生モードにおけるコントロール信号の周波数である。
【0030】前述したような演算を行うことで巻戻しモ
ード時のテープスピードv、巻取りリール側のパルス信
号周波数f1(t)が求められると共に正確なn倍速制御が
行われる。そして巻取りリール側の回転速度の上限に相
当するパルス信号周波数f0を設定し、f1(t)と比較す
る。比較の結果、f1(t)がf0 と同等になった場合テー
プスピードvを減速させる、もしくはf1(t)がf0 を越
えても減速しない場合は強制的に巻取りリール及び供給
リールの動作を停止させることでテープ及び駆動系に対
するダメージを防ぐことができる。
【0031】ところでテープの全長Cが判明している場
合、(7)、(8)、(9)式より巻取りリール半径r
1(t)と供給リール半径r2(t)とを求めることができる。
この様子を(13)、(14)式に示す。
【0032】
【数3】
【0033】このようにして求められたリール半径より
テープスピードの調整を行うことは可能であるが、テー
プの全長が判明しない場合、特に切れたテープをつない
で使用する場合は前述の方法を使用することができなか
った。しかしながらカセットを交換するごとにテープの
全長を求めれば、上記の方法によりテープスピードの調
整を行うことは可能である。
【0034】以上記述したように巻取りリール半径r1
(t)と供給リール半径r2(t)とを求めることで、倍速モ
ードで安定したテープ速度制御を行うと共に、巻戻しモ
ード時のテープスピードv、巻取りリール側のパルス信
号周波数f1(t)を求め、回転速度の上限に相当するパル
ス信号周波数f0 とパルス信号周波数f1(t)との比較を
行う。比較の結果、f1(t)がf0 と同等になった場合テ
ープスピードvを減速させる、もしくはf1(t)がf0 を
越えても減速しない場合は強制的に巻取りリール及び供
給リールの動作を停止させることでテープ及び駆動系に
対するダメージを防ぐことができる。またタイマーロー
ラを使用していないため、大量生産も可能である。
【0035】尚、回転速度の上限に相当するパルス信号
周波数f0 は巻戻し開始位置やテープスピード等により
変更することが可能である。前述した説明は巻戻しモー
ドについて行ったが早送りモードについても同様の処理
が行われるのはいうまでもないことである。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、高速走行モードにおけ
るテープ及び駆動系のダメージ発生を確実に防ぐことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示すブロック図
【図2】リールの半径及び回転速度と、テープ速度との
関係を説明する説明図
【図3】本発明のテープ駆動系の構成を示す構成図
【図4】従来のテープ駆動系の構成を示す構成図
【符号の説明】
1…映像信号処理部 30…供給リール用モータ 31,33,35,37…FG 32…巻取りリール用モータ 34…キャプスタンモータ 36…ドラムモータ 38…PG 39…ACEヘッド 40…コントロール部 41…検出処理部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープの供給側、巻取り側それぞれのリ
    ールの回転速度を検出する手段と、 テープの走行モードを制御するモード制御手段と、 このモード制御手段で指定されたモードで、供給側リー
    ルの回転速度と設定された回転速度の上限値とを比較す
    る比較手段と、 供給側リールの回転速度が設定された上限値に達した場
    合、テープの走行速度を減速するか、またはテープを停
    止するテープ走行制御手段とを具備したことを特徴とす
    るテープ走行制御装置。
JP3231552A 1991-09-11 1991-09-11 テープ走行制御装置 Pending JPH0574005A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3231552A JPH0574005A (ja) 1991-09-11 1991-09-11 テープ走行制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3231552A JPH0574005A (ja) 1991-09-11 1991-09-11 テープ走行制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0574005A true JPH0574005A (ja) 1993-03-26

Family

ID=16925289

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3231552A Pending JPH0574005A (ja) 1991-09-11 1991-09-11 テープ走行制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0574005A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR950009591B1 (ko) 테이프 위치 검출 장치 및 방법
US4381089A (en) Wound-tape radius detection system for a tape recorder
US4737868A (en) Repositioner for streaming magnetic tape drive apparatus
US4389684A (en) Movable tape-guide control system
JPH0574005A (ja) テープ走行制御装置
US5107380A (en) Rotary head type recording or reproducing apparatus detecting the slack of the recording medium
US5220477A (en) Cassette tape-loading apparatus
JPS6153777B2 (ja)
US6728058B1 (en) Cassette tape recorder
JP2000268444A (ja) 磁気記録再生装置
JP2600189B2 (ja) 磁気記録装置
JP2705739B2 (ja) 磁気記録再生装置の頭出し信号検出装置
EP0740302A2 (en) A magnetic recording/reproducing apparatus
JP3398969B2 (ja) カセットテープの録音時間検出方法
JP2539499B2 (ja) 磁気記録再生装置
JP2701253B2 (ja) テープ状記録媒体再生装置
JP2998488B2 (ja) 磁気記録再生装置
JP2538000B2 (ja) 磁気記録再生装置
JP2700410B2 (ja) サーチ時等におけるテープ速度制御方法
JPH02301051A (ja) デジタルサーボ回路及び磁気記録再生装置
JPS5870450A (ja) 斜め走査形磁気記録再生装置
JPH0279249A (ja) 磁気記録再生装置のテープ走行速度制御方法
JPS6236764A (ja) 磁気記録再生装置
JPH0312849A (ja) 磁気テープ装置のリール半径検出回路
JPS6146894B2 (ja)