JP2680182B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JP2680182B2 JP2302366A JP30236690A JP2680182B2 JP 2680182 B2 JP2680182 B2 JP 2680182B2 JP 2302366 A JP2302366 A JP 2302366A JP 30236690 A JP30236690 A JP 30236690A JP 2680182 B2 JP2680182 B2 JP 2680182B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、カセットテープのアンローディング制御に
好適な磁気記録再生装置に関する。
〔従来の技術〕
カセットテープを用いて信号の記録再生を行う磁気記
録再生装置において、テープカセットから磁気テープを
引き出して、回転シリンダ周囲の所定のテープ走行路に
巻きつけるローディング、および回転シリンダに巻回さ
れた磁気テープを、テープカセット内に収納するアンロ
ーディングを制御する装置が用いられている。
アンローディング時、移動するガイドピンに追従し、
磁気テープはテープカセット内に収納される。この時、
磁気テープが弛みなくガイドピンに追従するように、供
給リールおよび巻取リールを回転させるリールモータに
一定のトルクを付与し、磁気テープにテンションをかけ
ている。また特開昭63−9055号公報に記載のテープロー
ディング装置では、アンローディング時のリールモータ
の回転速度を検出し、回転速度の変動に応じてリールモ
ータへ印加するトルクを調整している。
従来のアンローディング制御装置では、前記の様に、
磁気テープにテンションをかけ、ガイドピンを駆動し、
ガイドピンがアンローディング終了位置に到達した時点
で、アンローディング動作を終了し、テープカセットを
装置外へ排出する方式を採っていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来のカセットテープのアンローディング制御装
置では、磁気テープのアンローディング終了を、ガイド
ピンの位置で検出しており、磁気テープがテープカセッ
ト内に収納されたか否かは判断していない。磁気テープ
がガイドピンに弛みなく追従する場合は、ガイドピンが
アンローディング終了位置に到達した時点で、磁気テー
プはテープカセット内に収納される。しかし磁気テープ
が回転シリンダおよび固定ガイドピン等のメカ部品に温
湿度等の影響により貼り付きを起こしたり、あるいはア
ンローディング時、テープが弛み、テープ走行路から脱
落し、メカ部品等に巻き付きを起こした場合、磁気テー
プは供給、および巻取リールに巻き取られることが困難
になる。この結果、ガイドピンは磁気テープを残したま
ま移動し、アンローディング終了位置に到達し、テープ
カセットは磁気テープを残したまま装置外へ排出され
る。この場合、テープは損傷を受け、状況によっては切
断されることもある。
本発明の目的は、アンローディング時、磁気テープが
テープカセット内に収納されたか否かを判断し、その後
のテープカセット排出処理を行うテープ損傷を防止する
ようにアンローディング制御する磁気記録再生装置を提
供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明では、供給側および
巻取側リールモータの回転量を求める手段と、両リール
モータの回転方向を検出する手段と、前記リールの回転
量から磁気テープの巻取量を演算処理する手段と、前記
磁気テープの巻取量から磁気テープがテープカセット内
に収納されたか否かを判断する手段を設け、アンローデ
ィング時、磁気テープが供給および巻取リールに完全に
巻き取られず、テープカセット外に残されたと判断した
場合、リールモータの駆動を停止し、テープカセットを
装置外へ排出しない制御方式をとった。
〔作用〕
本発明のカセットテープのアンローディング制御装置
では、アンローディング時、供給側および巻取側リール
モータの回転方向検出手段および回転量検出手段によ
り、磁気テープの巻取り量を演算することにより、ガイ
ドピンがアンローディング終了位置到達時、磁気テープ
がガイドピンに追従し、テープカセット内に収納された
か否かを判断する。磁気テープがテープカセット内に収
納されていないと判断した場合、リールモータの駆動を
停止し、かつテープカセットを装置外へ排出しないた
め、磁気テープに不必要なテンションをかけることがな
い。この結果、テープ損傷を防止することができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を、図面を用いて説明する。
第1図は、本発明のカセットテープのアンローディン
グ制御装置のブロック図である。
第1図において、磁気テープ101を巻回された供給リ
ール102と巻取リール103はそれぞれリールモータ104,10
5に連結され、回転駆動力を与えられる。106はアンロー
ディング時、供給リール102および巻取リール103の回転
量,磁気テープ巻取量を演算し、かつアンローディング
終了時、磁気テープ101がテープカセット107内に収納さ
れたか否かを、前記磁気テープ巻取量の演算値から判断
する手段であるマイクロコンピュータである。108はシ
ステム制御部であり、マイクロコンピュータ106にアン
ローディング動作の指令を出す。
リールモータ104,105はマイクロコンピュータ106のコ
ントロール信号からリールモータ制御回路109により回
転駆動される。110は周波数発振器であり、リールモー
タ104,105の回転量に比例してFG(Frequency Generato
r)パルスが出力される。周波数発振器110からの互いに
位相が異なる2相のFGパルスは回転方向検出器111に入
力され、位相を比較することによりリールモータ104,10
5の回転方向を知ることができる。リールモータ104,105
のFGパルスおよび回転方向信号はマイクロコンピュータ
106に入力される。
これによりマイクロコンピュータ106により、供給側
および巻取側リール104,105の回転量を演算することが
できる。112はテープローディングモータであり、マイ
クロコンピュータ106のコントロール信号からテープロ
ーディングモータ制御回路113によって駆動される。第
1図は、磁気テープ101がローディングされた状態、つ
まり回転シリンダ114周囲の所定のテープ走行路に巻回
された状態を示す。磁気テープ101を保持するガイドピ
ン115,116は、ローディングギア117,118を介して、テー
プローディングモータ112に連結されている。アンロー
ディング時、テープローディングモータ112の駆動によ
り、ガイドピン115,116は、第1図に示す位置から、ガ
イド板119の溝120に沿って、アンローディング終了位置
121まで移動する。ガイドピン115,116がアンローディン
グ終了位置に到達したか否かは、発光素子および受光素
子から成るセンサ122を設け、アンローディング終了位
置121に到達時ローディングギア114に設けた検出片がセ
ンサ122の光路を遮断するように設定し、判断する。
尚、センサ122の出力はマイクロコンピュータ106に入力
される。
ローディングギア118に連結されたポテンショメータ1
23の出力はA/D変換器124を介してマイクロコンピュータ
106に入力される。
アンローディングが終了し、磁気テープ101がテープ
カセット107に収納された状態で、テープカセット107
は、マイクロコンピュータ106の指令でカセットローデ
ィングモータ制御回路125により駆動されるカセットロ
ーディングモータ126により装置外へ排出される。
第2図に、第1図に示すアンローディング制御装置に
よるアンローディング制御のフローチャートを示す。
アンローディング時、磁気テープ101がガイドピン11
5,116に弛みなく追従するように磁気テープ101にテンシ
ョンをかける。このテンション値はアンローディング時
一定でもよく、またガイドピン115,116の移動速度等を
考慮し、ガイドピン115,116の移動位置により変えても
よい。テンション値を変える場合は、テンション値を例
えばガイドピン115,116のアンローディング時の移動位
置をアドレスとしたテーブルとして作成し、マイクロコ
ンピュータ106内のROMに記憶させておく。前記の磁気テ
ープ101のテンションを設定するには、設定テンション
値にリール巻径(半径)を乗じて得られるトルクをリー
ルモータ104,105に設定する必要がある。
第2図を用いてマイクロコンピュータ106によるアン
ローディング制御について説明する。
システム制御部108のアンローディング指令を受ける
と、まず供給側および巻取側のリール巻径値をセットす
る(処理201)。このリール巻径値は、テープローディ
ング後のテープ走行時に演算される値、あるいはテープ
ローディング時リールモータ104,105のFGパルスを演算
処理することにより得られる値である。次にローディン
グ状態におけるテープカセット107内から引き出された
磁気テープ101の長さをセットする(処理202)。これは
後に説明するアンローディング終了時に演算する磁気テ
ープの巻取量と比較し、磁気テープ101がテープカセッ
ト内に収納されたか否かを判断するためである。前記磁
気テープの引き出し長さは、アンローディング制御装置
のメカによって決まり、測定あるいは計算を行い、デー
タをマイクロコンピュータ106内のROMに記憶させてお
く。供給リール102および巻取リール103の巻径により磁
気テープ引き出し長さの差が異なり精度上問題となる場
合は、リール巻径による磁気テープ引き出し長さを求
め、マイクロコンピュータ106内のROMに記憶させてお
く。
次にテープローディングモータ112を駆動し(処理20
3)、アンローディング動作を開始し、ガイドピン115,1
16がアンローディング終了の位置に到達するまで(処理
204)、以下の処理を行う。尚、アンローディング終了
は、前記のようにセンサ122にて検出される。またポテ
ンショメータ123の出力よりアンローディング終了を検
出してもよい。
アンローディング開始後、ポテンショメータ123の出
力より、ガイドピン115,116の位置を検出し(処理20
5)、その位置におけるテンションの設定値をマイクロ
コンピュータ106内のROMより読み込み(処理206)、供
給リール102および巻取リール103の巻径に前記テンショ
ン値を乗じてトルクを演算する。演算されたトルクをリ
ールモータ制御回路109により、供給側および巻取側の
リールモータ104,105に設定する(処理207)。尚、供給
側リールモータ104には第1図中反時計方向の、また巻
取側リールモータ105には時計方向の、つまりそれぞれ
引き出されている磁気テープ101を巻き取る方向の回転
力を与える。これにより磁気テープ101に前記のテンシ
ョンをかける。またアンローディング中、供給リール10
2および巻取リール103の回転量を求めるため、リールモ
ータ104,105のFGパルスを計数する(処理208)。このFG
パルスの計数は、その後の処理210のアンローディング
過程の供給リール102,巻取リール103による磁気テープ1
01の巻取り長さを演算するためであり、アンローディン
グ時の供給,巻取リール102,103の回転方向を考慮する
必要がある。第3図および第4図に処理208のフローチ
ャートを示す。第3図は供給側リールモータ104のFGパ
ルスの計数法を示し、FGパルスの入力毎に処理301〜304
を行う。第3図において反時計方向(第1図に示す構成
の場合)に回転している場合、カウンタ値Msを1つ増加
し、時計方向の場合は1つ減少させる。これにより磁気
テープ101を巻き取る方向の正味の回転量が演算でき
る。第4図は巻取側リールモータ105のFGパルスの計数
法を示し、FGパルスの入力毎に処理401〜404を実行す
る。第4図に示すように、巻取側リールモータ105につ
いては、時計方向(第1図に示す構成の場合)に回転し
ている場合、カウンタ値Mtを1つ増加し、反時計方向の
場合は1つ減少させることにより、磁気テープ101を巻
き取る方向の正味の回転量を求めるようにする。
以上のように、アンローディング中、磁気テープ101
にテンションをかけ、リールモータ104,105のFGパルス
を計数し、アンローディング終了後は第2図の処理209
〜214に示す処理を実行する。まずテープローディング
モータ112の駆動を停止し(処理209)、前記のアンロー
ディング中に計数したリールモータ104,105のFGパルス
の計数値Ms,Mtを用いて、アンローディング過程で、供
給リール102および巻取リール103が巻き取った磁気テー
プ101の長さlを下式より演算する(処理210)。
l=ls+lt ls=2πrs・Ms/K lt=2πrt・Mt/K ここで ls:供給リール102がアンローディング中巻き取った磁気
テープ101の長さ lt:巻取リール103がアンローディング中巻き取った磁気
テープ101の長さ rs:供給リール102の巻径(半径) rt:巻取リール103の巻径(半径) Ms:供給側リールモータ104のFGパルスの計数値 Mt:巻取側リールモータ105のFGパルスの計数値 K:リールモータ104,105が1回転した時出力されるFGパ
ルス数 次に処理202でセットした磁気テープ101のローディン
グ状態におけるテープカセット107内からの引き出し長
さLと前記の磁気テープ巻き取り長さlを比較する(処
理211)。L=lであれば、磁気テープ101は弛みなくテ
ープカセット107内に収納されたことになる。ただし、
アンローディング時のリールモータ104,105のFGパルス
計数時の誤差等を考慮し、磁気テープ引き出し長さLよ
り小さい値L′を設定し、L′と磁気テープ巻き取り長
さlを比較し、lL′であれば磁気テープ101はアン
ローディング中、装置の各部品に貼り付き、あるいは巻
き付きを生じることなくテープカセット107内に収納さ
れたと判断することが望ましい。テープカセット107に
収納したと判断した場合、処理212にてテープカセット1
07を装置外へ排出する処理を実行する。処理212では、
磁気テープ101の弛みを完全に取り除く処理として、リ
ールモータ104,105のトルクをアンローディング時のト
ルクより高めに設定し、磁気テープ101にテンションを
かけた状態でリールモータ104,105の停止処理を行い、
リールモータ104,105の停止後、カセットローディング
モータ125の駆動により、テープカセット107を排出す
る。
また処理211にてl<L′となった場合、アンローデ
ィング時、磁気テープ101がガイドピン115,116に追従で
きず、アンローディング終了時テープカセット107外に
残っていることを示しており、リールモータ104,105の
駆動を停止し(処理213)、磁気テープ101にかかってい
るテンションを解除する。これにより磁気テープが貼り
つき、あるいは巻きつき等を起こした場合、テンション
をかけ続けることにより磁気テープ101に損傷を与える
危険性がなくなる。またリールモータ104,105の駆動を
停止するとともに、システム制御部108に異常信号を送
信する(処理214)。異常信号をマイクロコンピュータ1
06より受信したシステム制御部は、ブザーを鳴らすか、
または操作パネルの表示部にアンローディング時に異常
が起きた事を表示し、ユーザに知らせる。またこの場
合、磁気テープ101はテープカセット107の外に残ってい
るため、カセットローディングモータ126によるテープ
カセット107の排出処理は行わない。
処理201にて、供給リール102,巻取リール103の巻径値
をセットしているが、アンローディング開始時、巻径が
未演算の場合は以下の処理を行う。
まず処理201にて仮の巻径値をセットする。この値は
リール巻径のとりうる最小値と最大値の平均値が望まし
い。これによりアンローディング時、磁気テープ101に
かかるテンション値が、処理206にて設定するテンショ
ン値と大幅に異なることを避けることができる。また処
理202にてセットする磁気テープ引き出し長さLは、仮
の巻径値r′と、リール巻径のとりうる最大値rmax
比、r′/rmaxを乗じた値とすることが望ましく、処理2
11における磁気テープ巻き取り長さlとの比較は、前記
の(r′/rmax)・Lより小さい値により行うことが望
ましい。
以上の第1図に示すカセットテープのアンローディン
グ制御装置により、第2図に示すアンローディング制御
を行うことにより、アンローディング終了時、磁気テー
プ101がテープカセット107内に収納されたか否かを判断
することができるため、磁気テープ101にダメージを与
えることなく、テープカセット107の排出処理が実行で
きる。また収納されていない場合は、ただちにリールモ
ータ104,105の駆動を停止し、かつテープカセットを装
置外へ排出することがないため、不必要なテンションを
磁気テープ101にかけ続けることによるテープ損傷ある
いはテープ切断等を防止することができる。
次に第5図,第6図,第7図にアンローディング終了
後の磁気テープ101がテープカセット107に収納されたか
否かの判定処理についての他の実施例を示す。
第5図に本実施例のカセットテープのアンローディン
グ制御装置を示す。第5図に示すように、本実施例で
は、第1図に示すアンローディング制御装置に、発光素
子501,受光素子502から成るセンサ503を設置し、センサ
503の出力をマイクロコンピュータ106に入力する。第5
図は、アンローディング終了時の状態を示しており、セ
ンサ503は磁気テープ101がテープカセット107内に収納
されたか否かの判断のため設置したものである。第6図
はセンサ503と磁気テープ101の関係を第5図の矢印Aで
示す方向で見た場合の模式図である。第6図において矢
印Bで示す位置は、磁気テープ101がテープカセット内
に弛むことなく収納されている場合の磁気テープ101の
位置を示し、矢印Cで示す位置は、磁気テープ101がテ
ープカセット107内に収納されていない状態を示す。第
6図に示すように磁気テープ101がテープカセット107に
収納されている場合、発光素子501から受光素子502まで
の光路は遮断される。したがってアンローディング終了
時、センサ503の出力を検出することにより磁気テープ1
01がテープカセット107内に収納されたか否かを判断す
ることが可能である。しかしセンサ503の光路を遮断
し、かつ磁気テープ101が弛み、磁気テープ101の一部が
テープカセット107外に残っている状態も起こりえるの
で、アンローディング終了後の処理は第7図に示す制御
により実行する。第7図において、lL′であり、か
つセンサ503により磁気テープ101が検出された場合、磁
気テープ101はテープカセット107内に収納されたとみな
し、テープカセット排出処理(処理212)を行い、l<
L′またはセンサ503にて磁気テープ101が検出されなか
った場合、磁気テープ101が完全に供給リール102,巻取
リール103に巻き取られず、テープカセット107外に残さ
れていると判断し、第2図同様、リールモータ104,105
の駆動を停止し(処理213)、システム制御部108に異常
信号を送信する。
以上の第5図,第6図,第7図に示す実施例において
も、第1図,第2図,第3図,第4図に示す実施例と同
様の効果が得られる。
また磁気テープ巻き取り長さをアンローディング終了
時のみ演算するのではなく、アンローディング途中でも
演算を実行することにより、アンローディング過程にお
ける、磁気テープ101の弛み,貼りつき等を検出しても
良い。この場合演算される磁気テープ巻き取り長さと比
較する値は、磁気テープ引き出し長さではなく、アンロ
ーディング時、各ガイドピン位置における実際の磁気テ
ープ巻き取り長さである。この実際の磁気テープ巻き取
り長さは、アンローディング制御装置のメカによって決
まり、測定あるいは計算より求めたデータをマイクロコ
ンピュータ106内のROMに記憶させておけば良い。アンロ
ーディング途中で演算される磁気テープ巻き取り量が少
なく、前記のROM内に記憶された実際の磁気テープ巻き
取り長さと大きく異なり、かつ供給側および巻取側のリ
ールモータ104,105の回転が停止あるいは非常に低回転
数と判断した場合、リールモータ104,105の駆動を停止
し、その後のカセットローディングモータ126によるテ
ープカセット107の排出を禁止する。
〔発明の効果〕
以上本発明によれば、アンローディング時、リールモ
ータ104,105のFGパルスをリールモータ104,105のそれぞ
れ磁気テープを巻き取る方向に回転している時を正とし
て計数することにより、磁気テープ101の巻き取り長さ
を演算し、ローディング状態での磁気テープ引き出し長
さと比較し、アンローディング終了時、磁気テープ101
がテープカセット107内に収納されたか否かを判断す
る。磁気テープ101がテープカセット107内に収納されて
いないと判断した場合、リールモータ104,105の駆動を
停止するようにしたので、磁気テープ101に不必要なテ
ンションがかかることがなく、またテープカセットを装
置外へ排出する処理を実行しないので磁気テープ101に
損傷を与えることなく、また切断することもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示すカセットテープのアンロ
ーディング制御装置のブロック図、第2図,第3図及び
第4図はアンローディング制御のフローチャートであ
り、第5図及び第6図は本発明の他の実施例を示すカセ
ットテープアンローディング制御装置の模式図、第7図
はアンローディング制御のフローチャートである。 101……磁気テープ、102……供給リール、 103……巻取リール、 104……供給側リールモータ、 105……巻取側リールモータ、 106……マイクロコンピュータ、 107……テープカセット、 108……システム制御部、 109……リールモータ制御回路、 110……周波数発振器、111……回転方向検出器、 112……テープローディングモータ、 114……回転シリンダ、 115,116……ガイドピン、 122……センサ、 123……ポテンショメータ、 126……カセットローディングモータ。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2個のリールに磁気テープが巻回されたテ
    ープカセットが用いられ、回転シリンダを有してなる磁
    気記録再生装置であって、 前記リールを回転駆動するリール駆動手段と、 ガイドピンを駆動して前記磁気テープを前記テープカセ
    ットから引き出し、前記回転シリンダに巻き付けるとと
    もに所定のテープ走行路を形成するようにローディング
    し、あるいは前記磁気テープを前記テープカセットに格
    納するようにアンローディングするテープローディング
    手段と、 前記テープカセットを装着し、あるいは排出するカセッ
    トローディング手段と、 前記リールの回転量および回転方向を検出する検出手段
    と、 該検出手段における検出結果に基づき、アンローディン
    グ過程において前記リールにより巻き取られる前記磁気
    テープの長さを演算する演算手段と、 該演算手段における演算結果に基づき、アンローディン
    グ終了時に前記磁気テープが前記テープカセットに収納
    されたか否かを判定する判定手段と、 を備えてなることを特徴とする記録再生装置。
  2. 【請求項2】アンローディング終了時に、前記判定手段
    において、前記磁気テープが前記テープカセットに収納
    されていないと判断されたときに、前記カセットローデ
    ィング手段は、前記テープカセットの排出を禁止されて
    なることを特徴とする請求項1に記載の磁気記録再生装
    置。
  3. 【請求項3】発光手段と受光手段を有し、その光路が、
    アンローディング終了時に弛みなく前記テープカセット
    に収納されている前記磁気テープにより遮断されるよう
    に配置されてなる磁気テープ収納判定手段を備えてなる
    ことを特徴とする請求項1に記載の磁気記録再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6051642U (ja) * 1983-09-16 1985-04-11 シャープ株式会社 Vtrのビデオテ−プ装着装置
JPH0383259A (ja) * 1989-08-25 1991-04-09 Fujitsu Ten Ltd テープアンロード完了検出方法

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