JP2685634B2 - 磁気記録再生装置におけるテープローディング装置 - Google Patents

磁気記録再生装置におけるテープローディング装置

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JP2685634B2
JP2685634B2 JP2194889A JP19488990A JP2685634B2 JP 2685634 B2 JP2685634 B2 JP 2685634B2 JP 2194889 A JP2194889 A JP 2194889A JP 19488990 A JP19488990 A JP 19488990A JP 2685634 B2 JP2685634 B2 JP 2685634B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、カセット式磁気記録再生装置のテープロー
ディング装置に関する。
〔従来の技術〕
従来のカセット式磁気記録再生装置におけるテープロ
ーディング装置は、上下端にフランジ部を有するテープ
ガイド及び傾斜テープガイドが植立された移動ベース
が、回転ヘッドドラムの周囲に配された案内板の上を移
動して行くことによって、該磁気記録再生装置に装着さ
れたテープカセット内よりテープを引出し、該回転ヘッ
ドドラム周面に巻き付けることで、所定のテープ走行系
路を形成するものである。この種の装置として関連する
ものとしては、例えば特開昭63−69055号公報が挙げら
れる。
〔発明が解決しようとする課題〕
こうした磁気記録再生装置は、近年、テープローディ
ング多びテープアンローディング動作の高速化や、高速
アクセス等高性能化要求が高まっており、リールモータ
も高出力化に伴ない、大型化が進んでいる。また、デジ
タル化や一層の長時間化といった要求の下で、テープ自
体の厚さは増々薄くなり、カセット自体も大型化の傾向
にある。このように、カセットリールの慣性や、リール
モータの慣性が大きくなってきていることによる、高速
テープローディング動作に与える影響は増大してきてい
る。テープローディング時におけるテープの引出量は、
従来、例えば第15図に示すようなものであった。こうし
たテープローディング動作にあっては、例えば、点線に
て囲んだ箇所である移動ベース位置決め時において、テ
ープをカセット内より引出す前記テープガイド類がその
動作を停止した後にも、カセットリール自らの慣性の故
にテープが余分に繰り出され、テープが巻回しているテ
ープガイド類及び回転ヘッドドラム周面で、テープのた
るみを生じたり、更にはテープの脱落が起きる等して、
結果的にテープに損傷を与え易いといった問題があっ
た。また、こうしたテープのたるみや脱落といった現象
を防止するために、テープには過大なバックテンション
を与えることになり、一層テープに損傷を与え易い状態
になるという問題もあった。
本発明は、テープローディング及びテープアンローデ
ィング動作時におけるテープの引出量(巻取量)を制御
し、それに応じたテープバックテンションを付加するよ
うにすることにより、テープの保護を図ろうとするもの
である。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明では以下の構成と
する。すなわち、 磁気記録再生装置におけるテープローディング装置に
おいて、 テープ走行路を形成するテープガイド手段と、 前記テープガイド手段を移動させてカセットからテー
プを引出し、又は収納するテープローディング手段と、 前記テープローディング手段を駆動するローディング
駆動手段と、 前記テープガイド手段の移動行程における位置に対応
する情報を検出する移動位置検出手段と、 前記移動位置検出手段からの出力に応じて、テープの
引出し量、又は収納量を検出する演算手段と、 テープを巻装したリールを回転駆動し、テープに所定
のバックテンションを付加するリール駆動手段と、 前記演算手段からの出力信号に応じて、前記リール駆
動手段を制御するリール制御手段と、を備えてなる構成
とする また、さらに、前記移動位置検出手段からの出力信号
に応じて前記ローディング駆動手段を制御するローディ
ング制御手段を備えてなる構成とする。
また、前記リール制御手段は、前記テープガイド手段
の移動行程の所定の区間において、テープの引出し量、
又は収納量が加速的に変化するように制御する構成とす
る。
また、前記リール制御手段は、前記テープガイド手段
の移動行程の所定の区間において、テープの引出し量、
又は収納量がほぼ一定の変化立となるように制御する構
成とする。
また、さらに、装着されたカセットの種別を検知する
カセット検知手段を備え、前記リール制御手段は、前記
カセット検知手段における検知結果に応じて制御する構
成とする。
〔作用〕
テープローディング及びテープアンローディング動作
を行なう際、カセット内よりテープを案内して移動する
テープガイド類の移動位置は、移動位置検出手段によっ
て遂次検出さる。検出された移動位置に応じて、上記テ
ープガイド類を移動せしめる駆動源の駆動力を制御手段
によって変化させ、遂次上記テープガイド類が目標位置
に移動するようにする。また、上記テープガイド移動位
置に応じたトルクを各リールモータへ付与することで、
テープバックテンションを遂次コントロールする。そう
することにより、テープローディング及びテープアンロ
ーディング動作時における、テープのたるみ又は脱落等
を防ぐことができ、テープの保護を図ることが可能とな
る。
〔実施例〕 以下、本発明の実施例を各図面を用いて説明する。
第2図,第3図及び第4図は本発明の一実施例の機構
構成を示す平面図であり、第2図はテープローディング
中の状態を表わしており、また第3図はテープローディ
ング動作前の状態を表わし、さらに第4図はテープロー
ディグ動作完了の状態を示す。第2図において、2は回
転ヘッドドラム装置であり、回転する記録または再生用
磁気ヘッドを搭載している。3はテープ6を巻回してい
るカセットである。カセット3の前面には開口部7が設
けられており、テープ6は、第3図に示されるように上
記開口部7に張架されている。カセット3を装置に装着
すると開口部7内には供給側引出ガイド10、供給側を移
動する移動ベース19上に植立されたテープガイド12と傾
斜テープガイド14、巻取側を移動する移動ベース21上に
植立された傾斜テープガイド15とテープガイド13、ピン
チローラ16及び巻取側引出ガイド11が挿入された状態と
なる。上記移動ベース19と21は、駆動源であるローディ
ングモータ106による駆動力が伝達されることによって
駆動され、案内板23に設けられた案内溝24及び25に沿っ
て案内板上を移動するように構成されている。テープロ
ーディング完了位置は、回転ヘッドドラム装置2の両近
傍に設けられた固定手段26及び27によって移動ベース19
及び21が位置決め保持され、上記回転ヘッドドラム装置
2へのテープ6の巻回が行なわれるようになっている。
供給側引出ガイド10は、前記移動ベースと同じローデ
ィングモータ106によって駆動されて、第4図に示され
る位置へ位置決めされ、テープ供給側のテープ走行経路
を形成する。すなわち、テープ6は供給側引出ガイド10
によって引出されながら、供給側テープガイド30及びテ
ープテンションを検知するためのテンションピン31に巻
回され、供給側引出ガイドを経て傾斜テープガイド40、
テープガイド42そして全幅消去ヘッド41に当接し、移動
ベース19上のテープガイド12、傾斜テープガイド14によ
って回転ヘッドドラム装置2へ巻回することになる。
同様に、巻取側引出ガイド11がローディングモータ10
6により駆動されて第4図に示される位置へ位置決めさ
れる間、テープ6は回転ヘッドドラム装置2を経て、巻
取側移動ベース21上の傾斜テープガイド15及びテープガ
イド13へと到り、A/Cヘッド43に当接し、次いでテープ
ガイド44、傾斜テープガイド45、更にテープガイド46を
巻回しながら、キャプスタン47、巻取側引出ガイド11、
テープガイド38を経由してカセット3へと到り、テープ
巻取側のテープ走行経路を形成する。
第4図に示されるように、テープローディング完了状
態において形成されるテープ走行経路は、4本の傾斜テ
ープガイド40,14,15及び45によって立体的に構成され
る。またこの状態において、キャプスタン47はピンチロ
ーラ16と共にテープ6を圧着挟持して、キャプスタンモ
ータ(図示せず)の駆動力によって駆動せしめられ、テ
ープ6を駆動走行させる。
上記テープローディング又はテープアンローディング
動作は、第5図から第9図に示すような機構によって行
われる。第5図は供給側移動ベース駆動機構を示し、第
6図に巻取側移動ベース駆動機構を示す。供給側ローデ
ィングリング51にはスライド板52が取付けてあり、スラ
イド板52は連結板56を介して供給側移動ベース19と連結
されている。上記スライド板52は、図示しないが、バネ
により一方向へと付勢されており、テープローディング
動作によって移動ベース19が案内板上を移動して位置決
めされた後も一定区間ローディングリング51が前記バネ
力に反して回転を続けることにより、移動ベース19が位
置決め圧着されるようになっている。巻取側についても
同様である。
供給側ローディングリング51及び巻取側ローディング
リング57は、回転ヘッドドラム2の周囲に同心円的に支
持部材53,54,55及び62,63,64によって配置されている
が、各々高さを違えて干渉を避けている。上記ローディ
ングリング51,57はどちらも一駆動源であるローディン
グモータ106からの駆動力をカムギヤ50を通して伝えら
れ、上記支持部材53,54,55,62,63,64の周りを回転する
が、駆動力伝達ギヤ59,60,61によって互いに逆方向へ回
転するように構成されている。また、103はテープロー
ディング動作位置を検出するためのポテンショメータで
ある。
また、第5図に示すように、テープローディング完了
又はテープアンローディング完了位置を検出するための
センサ101,102が、供給側ローディングリング51の下部
に設置されており、供給側ローディングリング裏側に取
付けられたシャッタ98及び99が、第7図に示すように上
記センサをしゃ断することによって、テープローディン
グ完了又はテープアンローディング完了を検知するよう
になっている。
第8図多び第9図に供給側引出ガイド10及び巻取側引
出ガイド11の駆動機構を示す。供給側引出ガイド10及び
巻取側引出ガイド11は以下のように動作する。すなわ
ち、ローディングモータ106がテープローディング方向
へと駆動したならば、駆動力はカムギヤ50へ伝えられ、
カムギヤ50は回動支点75を中心にテープローディング方
向へと回動する。これにより、カムギヤ50下面に設けら
れたカム溝76に従って、一端に扇型のギヤが構成された
駆動アーム79が回動支点78を中心に回動する。上記駆動
アーム79のギヤ部はギヤ91と噛み合い、またギヤ91は一
端に供給側引出ガイド10を有する引出アーム18と支点17
を共有していることにより、供給側引出ガイド10は支点
17を中心に回動される。また、上記駆動アーム79はもう
一端に設けられたピン80を介してL字形の連結アーム82
へ連結され、連結アーム82はその一端に配されたピン83
を介してスライド84へ連結されている。スライダ84が駆
動されスライドすることにより、引出アーム28が回動せ
しめられ、その結果巻取側引出ガイド11がテープ6を引
出すように回動する。テープアンローディング動作につ
いても同様である。
以上のように、テープローディング動作及びテープア
ンローディング動作は、駆動源であるローディングモー
タ106からカムギヤ50を介して行なわれる。このカムギ
ヤ50の回動位相と、噛み合って回動するポテンショメー
タ103からの出力とは1対1に対応し、上記ポテンショ
メータ103の出力を検知することで、テープローディン
グ及びテープアンローディング動作位置を知ることがで
きる。
第1図に本発明のシステム構成図を示す。100は本発
明のシステムを制御するマイクロコンピュータ(以下マ
イコンと略す。)である。このマイコン100へは、テー
プローディング動作完了位置を検出するローディング完
了センサ101や、同様にテープアンローディング動作完
了位置を検出するアンローディング完了センサ102から
の出力信号、更に、前記ポテンショメータ103からの出
力信号、供給側及び巻取側リールモータ104,105のFG(F
requency Generator)108,109からのFG出力信号が送ら
れる。マイコン100内部には、上記ポテンショメータ103
からの出力信号に応じた、リールモータ104,105への駆
動制御信号が、テープローディング及びテープアンロー
ディング動作各々に対してあらかじめ設定されている。
また、第10図(a)及び(b)に示すような、テープロ
ーディング及びテープアンローディング位相に対する上
記ポテンショメータ103の目標とする出力値が設定され
ている。ポテンショメータ103からの出力信号は、テー
プローディング動作時には、アンローディング完了セン
サ102からテープアンローディング完了の信号を受けた
時に0とリセットされた後テープローディング方向へと
遂次増加して行き、逆にテープアンローディング動作時
には、ローディング完了センサ101からテープローディ
ング完了の信号を受けた時、0にリセットされ、テープ
アンローディング方向へ遂次増加するようにマイコン10
0内でカウントされる。
上記マイコン100は、動作指令信号入力端子107からテ
ープローディング動作指令を受けたならば、上述のよう
に、アンローディング完了センサ102の出力信号を受け
ている際のポテンショメータ103の出力値を基準とし
て、各ローディング位相において第10図(a)に示すよ
うな目標値となるように、ローディングモータ106へ所
定の駆動制御信号を送り、また、上記ポテンショメータ
103の出力信号に応じて設定されたテープバックテンシ
ョンを付加するように、供給側及び巻取側リールモータ
104,105へ駆動制御信号が送られる。このテープローデ
ィング動作はローディング完了センサ101からの出力信
号を検知することで完了する。カセットダウン状態から
テープローディング開始までの区間(P区間)。このP
区間では、ある一定時間、供給側及び巻取側リールモー
タ104,105に一定トルクが加えられ、その時の両リール
モータのFGの回転数及び回転方向データにより、装着さ
れたカセットのリール巻径の比を計算し、求められた巻
径比とあらかじめ設定されているリールの仮想巻径とを
用いて、テープローディング開始時に各リールモータ10
4,105へ付加するリールトルクが各々設定される。
テープローディング開始後、カセット3内より引出さ
れたテープ6が回転ヘッドドラム2へ巻回する直前まで
の区間をD区間とし、このD区間内△で示す部分は判別
区間とする。△区間(判別区間)では、上記設定リール
トルクが付与された状態でテープローディングが開始さ
れ、あらかじめ規定されている。ローディング位相とテ
ープ引出量の関係(ポテンショメータ値とテープ引出量
の関係)、及びFGの出信号力とから、カセット各リール
の巻径を計算する。△区間以降、計算された 同様に、テープアンローディング動作指令を端子107
を通して受けたならば、ローディング完了センサ101の
出力信号を受けている時のポテンショメータ103の出力
値を基準として、遂次第10図(b)のような関係を満た
すようにローディングモータ106は駆動され、また、上
記ポテンショメータ103の出力信号に応じて、供給側及
び巻取側リールモータ104,105が駆動される。そして、
アンローディング完了センサ102からの出力信号を検出
してテープアンローディング完了となる。
第11図にテープローディング動作時の、第12図にテー
プアンローディング動作時の各々の位相に対するリール
付加トルクを(a)図に、及びテープ引出量(又は巻取
量)を(b)図に示す。テープ引出量及び巻取量は、第
10図に示したような関係によって規定されるものであ
る。
テープローディング動作時の制御について説明する。
第11図におけるテープ引出量線図(I)〜(III)とリ
ールトルク線図(I)〜(III)は各々対応する実施例
である。また、第11図はカセット3が装置に装着された
カセットダウン状態から、テープローディング完了まで
の間を以下のように区分する。すなわち、カセットリー
ル巻径値を用いてリールトルク設定が行なわれ、供給側
及び巻取側リールモータ104,105へ付加される。この
時、初期設定値として用いられている仮想巻径と、実際
に計算された巻径との差が大きい場合等では、第11図実
線で示すように巻径判別後、急にリールトルクが大きく
変化することになる。そうしたトルク変化を避けるよう
に、例えば破線にて示すようなトルク変化とすることに
よって、テープ6に働くバックテンションが瞬間的に過
大となり、テープを傷める等といった現象を避けること
が容易となる。
区間D以後、テープ6が回転ヘッドドラム2へ巻回を
始る区間をE区間、供給側及び巻取側テープ引出ガイド
10,11がその動作を完了するまでを区間F、移動ベース1
9,21が所定位置に位置決めされるまでの区間を区間G、
上記移動ベース19,21を位置決め後、バネ力にて圧着す
る区間を区間Hとする。上記区分は、第11図以外にも同
様に用いるものとする。
第11図(b)の(I)実施例では、テープローディン
グ開始後、G区間における移動ベース19,21の位置決め
間際まで、テープ引出量は加速して増加する。こうした
テープローディングにあっては、テープが回転ヘッドド
ラムに巻回する際や、引出ガイド10,11が移動完了する
際において、第11図(a)の(I)に示すように、各リ
ールモータに与えるリールトルクを小さく設定でき、従
ってテープに対するバックテンションも小さく抑えるこ
とが可能となるものである。
第11図(b)の(II)実施例に示すテープローディン
グは、テープローディング開始後から、移動ベース19,2
1の位置決め時までの間のある一定区間、テープ引出量
が一定に増加していくものである。こうしたテープロー
ディングでは、第11図(a)の(II)のように、各リー
ルモータのリールトルクの最小値から最大値までの範囲
を最小にすることができる。
第11図の(b)の(III)実施例は、テープローディ
ング開始後、E区間へと到る間に、テープ引出量は加速
して増加するが、それ以降、テープ引出量の増加割合は
徐々に減少して行くものである。こうしたテープローデ
ィング動作にあっては、第11図(a)の(III)に示す
ように、移動ベースが位置決め〜圧着状態に到る過程
で、各リールモータに与えるリールトルクを小さく設定
することが可能となり、故にテープに与えるバックテン
ションも小さくすることができるものである。
次にテープアンローディング動作について述べる。前
述のテープローディング動作と同様に、第12図にテープ
巻取量線図(I)〜(III)実施例と、それぞれ対応す
るリールトルク線図(I)〜(III)実施例を示す。こ
こでの区分記号は、前述テープローディング時と同様で
ある。
第12図(a)(b)の(I)実施例は、テープアンロ
ーディング開始直後、テープ巻取量の割合は加速して増
加するが、テープが回転ヘッドドラムより離脱するころ
には、すでにテープ巻取量の割合は減少して行くもので
ある。こうした巻取量変化では、テープアンローディン
グ完了時には、過大なトルクを各リールモータに与える
ことなくテープを巻取ることができ、テープ巻取完了時
におけるテープの巻取不良等を起こすことがない。
第12図(a)(b)の(II)実施例では、移動ベース
移動開始後から、テープアンローディング完了直前まで
のある一定区間、テープ巻取量が一定に増加して行くも
のである。このようなテープアンローディング動作で
は、各リールモータのリールトルクの最大値から最小値
までの範囲を最も小さく抑えることが可能である。
また、第12図(a)(b)の(III)実施例は、テー
プアンローディング開始後から、テープがドラムより離
脱するまで、テープ巻取量の割合が徐々に増加して行く
ものである。こうしたテープアンローディングでは、テ
ープがドラムに巻回している区間での各リールモータに
与えるリールトルクを小さく抑えながらテープを巻取る
ことができる。
また、以上述べた制御動作は、異なる大きさのカセッ
トを同一装置にて使用するような磁気記録再生装置にあ
っても同様に使用可能であるが、例えば、そのカセット
リールの慣性が無視できない場合などにおいては、第13
図に示すような、カセットサイズ検知器を有したシステ
ムを用いて、第14図に示すように、カセットサイズに応
じた制御設定値に切り換えることによって、リール慣性
の影響を極力排し、テープの保護を図ることができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、テープローディング及びテープアン
ローディング動作時における、テープ引出量又は巻取量
を制御すると伴に、それに応じたテープへの付加バック
テンションを制御することが可能であり、上記動作中に
おけるテープのたるみや脱落といった現象を防止し、テ
ープの保護が可能となり、装置の信頼性の向上を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明一実施例のシステム構成図、第2図〜第
4図は機構構成全体の平面図、第5図,第6図,第8図
及び第9図は機構動作説明図、第7図は第5図における
X−X線断面図、第10図はテープローディング動作制御
説明図、第11図はテープローディング動作制御説明図、
第12図はテープアンローディング位相制御関係を示す
図、第13図は本発明のもう1つの実施例のシステム構成
図、第14図はその制御動作説明図、第15図は従来技術に
おける動作説明図である。 100……マイコン、101……ローディング完了センサ、10
2……アンローディング完了センサ、103……位相検出器
(ポテンショメータ)、104……供給側リールモータ、1
05……巻取側リールモータ、106……ローディングモー
タ、110……カセットサイズ検知器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−192059(JP,A) 実開 昭63−114432(JP,U) 実開 昭56−77050(JP,U)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テープ走行路を形成するテープガイド手段
    と、 前記テープガイド手段を移動させてカセットからテープ
    を引出し、又は収納するテープローディング手段と、 前記テープローディング手段を駆動するローディング駆
    動手段と、 前記テープガイド手段の移動行程における位置に対応す
    る情報を検出する移動位置検出手段と、 前記移動位置検出手段からの出力に応じて、テープの引
    出し量、又は収納量を検出する演算手段と、 テープを巻装したリールを回転駆動し、テープに所定の
    バックテンションを付加するリール駆動手段と、 前記演算手段からの出力信号に応じて、前記リール駆動
    手段を制御するリール制御手段と、を備えてなることを
    特徴とする磁気記録再生装置におけるテープローディン
    グ装置。
  2. 【請求項2】前記移動位置検出手段からの出力信号に応
    じて前記ローディング駆動手段を制御するローディング
    制御手段を備えてなることを特徴とする請求項1に記載
    の磁気記録再生装置におけるテープローディング装置。
  3. 【請求項3】前記リール制御手段は、前記テープガイド
    手段の移動行程の所定の区間において、テープの引出し
    量、又は収納量が加速的に変化するように制御すること
    を特徴とする請求項1に記載の磁気記録再生装置におけ
    るテープローディング装置。
  4. 【請求項4】前記リール制御手段は、前記テープガイド
    手段の移動行程の所定の区間において、テープの引出し
    量、又は収納量がほぼ一定の変化率となるように制御す
    ることを特徴とする請求項1に記載の磁気記録再生装置
    におけるテープローディング装置。
  5. 【請求項5】装着されたカセットの種別を検知するカセ
    ット検知手段を備え、 前記リール制御手段は、前記カセット検知手段における
    検知結果に応じて制御することを特徴とする請求項1に
    記載の磁気記録再生装置におけるテープローディング装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS615633Y2 (ja) * 1979-11-20 1986-02-20
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JP2533621B2 (ja) * 1988-10-28 1996-09-11 株式会社日立製作所 磁気記録再生装置

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