JP3126618B2 - テープローディング装置 - Google Patents

テープローディング装置

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JP3126618B2
JP3126618B2 JP07036174A JP3617495A JP3126618B2 JP 3126618 B2 JP3126618 B2 JP 3126618B2 JP 07036174 A JP07036174 A JP 07036174A JP 3617495 A JP3617495 A JP 3617495A JP 3126618 B2 JP3126618 B2 JP 3126618B2
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純弘 土光
和紀 田辺
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Panasonic Holdings Corp
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Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はリール直接駆動モータ
(リールDD)方式メカニズムのテープローディング時
のテープダメージを低減し、テープローディングの高速
化を可能にする装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気記録再生装置(以下、VTR
と称す)ではテープカセットをVTRに挿入してから再
生映像が得られるまでの時間をできるだけ短縮すること
が求められており、これを実現するためには、VTRに
テープカセットを挿入してからテープを引き出す時間、
すなわちテープローディングに要する時間を短縮する必
要がある。この時、テープカセットからテープを引き出
す際に過大なテンションがテープに掛からないようにテ
ープカセットのテープ巻径に応じてテンションを設定す
ることで、テープダメージを防いでいる。
【0003】従来のテープローディング時のテープテン
ション設定例としては、例えば特開昭61−14575
4号公報に示されているものがある。
【0004】以下に、従来のテープローディング時のテ
ープテンション設定について説明する。
【0005】テープローディング時にテープカセットか
らテープを引き出すローディングポストの位置検出手段
を用いてローディングポストの移動する或る一定の区間
を設定し、その一定区間を供給リールあるいは巻取リー
ルに備えたリールパルスカウンタのリールパルス入力数
の計測区間とし、この計測区間の終了位置にローディン
グポストが進んだ時点で、リールパルスカウンタのカウ
ント数を用いてテープカセットのテープ巻径を算出し、
これに応じたテープテンションを設定する。
【0006】図4は従来のテープローディング時におけ
るテープテンション設定のフローチャートを示すもので
ある。図4において、1から7はテープローディング時
の処理の各ステップを表している。
【0007】以下、この処理の内容について説明する。
まず、テープローディング開始時にステップ1でテープ
の供給側リール径が大きい場合でも小さい場合でもテー
プのたるみが発生しないようにテンション値Tbs1を
設定し、ステップ2でリールパルスのカウンタを初期化
(Pr=0)する。ステップ3でテープカセットからテ
ープを引き出すためモードモータを駆動し、ローディン
グポストが移動を開始する。ステップ4でリールパルス
の入力があるかをチェックする。入力がある場合にはス
テップ5でリールパルスカウンタをカウントアップ(P
r=Pr+1)させる。このステップ3からステップ5
までの処理をステップ6のパルス計測終了条件が成立す
る時期、すなわちパルス計測区間の終了位置POS1に
ローディングポストが進むまで行う。
【0008】ステップ6の条件が成立するまでにテープ
カセットから引き出されるテープの長さは一定であるか
ら、ステップ7でリールパルスカウンタのカウント数よ
りリールの巻径を算出し、その値に対応するテンション
値Tbs2を設定する。以後、そのテンション値Tbs
2で再生が可能なポジションまでテープローディングを
行う。
【0009】この時のローディングポストによるテープ
引き出し位置とテープテンションの関係を図5に示す。
【0010】テープカセットからテープ引き出しを開始
するテープ引き出し位置でテープのたるみを防止するテ
ープテンション初期値としてTbs1で表される値を設
定するが、この値はテープが或る一定量引き出されたテ
ープ引き出し位置POS1で表される位置に到達する迄
続き、テープが位置POS1に到達した後、リールパル
スのカウント数からテープカセットのテープ巻径が算出
されて、そのテープ巻径に応じた適正なテープテンショ
ン値Tbs2に切り換えられる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、ローディング開始時にテープのたるみが
発生しないように初期設定するテンション値Tbs1
が、テープカセットの供給側リール径が大きい場合には
問題がないが、供給側リール径が小さい場合にはテープ
ローディング中に不必要に高いテープテンションが、巻
径を算出し対応する適正なテープテンション値を設定す
るまで掛かることになる。
【0012】このため、テープカセットのテープのリー
ル径によっては過度のテープテンションが掛かりテープ
ダメージが発生するなどの問題点を有しており、テープ
ローディングの高速化を図る上で障害となっていた。
【0013】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、VTRのローディング時のテープダメージの低減を
可能にし、テープローディングの高速化を可能にするこ
とを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のテープローディング装置は、ローディングポ
ストが、供給あるいは巻取リールからテープを引き出し
始める位置から、テープローディングに必要な量のテー
プを引き出し、テープ引き出し位置に到達するまでの間
に、テンション演算手段に供給あるいは巻取リールパル
スカウンタのパルス数を複数回入力し、そのテンション
演算手段の出力によりその時々のテープ巻径に応じたテ
ープテンションをテープテンション設定手段により随時
設定する。
【0015】
【作用】本発明は上記した構成により、供給あるいは巻
取リールパルスカウンタのパルス数が入力する毎に、パ
ルス数に対応するテープテンションを演算するテンショ
ン演算手段を用いて、テープローディング時に入力した
リールパルスの数に応じたテンションが、リールパルス
が入力する毎に設定されていき、テープの巻径が小さい
場合でもリールパルスが入力する毎に、順次テンション
の設定値を下げていくため、不必要に高いテープテンシ
ョンが掛かる時間を短縮することができる。
【0016】これにより、高速のテープローディングを
行う場合でもテープダメージの発生を抑えることができ
る。
【0017】
【実施例】以下本発明のテープローディング装置の一実
施例について、図面を参照しながら説明する。
【0018】図1は本発明の実施例におけるテープロー
ディング装置のブロック図を示すものである。図1にお
いて8,9はリール直接駆動モータ(リールDD)方式
の供給リールと巻取リールであり、テープカセットから
テープ10がローディングポスト11,12により引き
出される。13,14は供給リール8,巻取リール9の
回転により発生するリールパルスを計数する供給リール
パルスカウンタと巻取リールパルスカウンタである。1
5は供給リールパルスカウンタ13,巻取リールパルス
カウンタ14の出力及びローディング位置検出スイッチ
16の出力によりテープテンションを演算するテンショ
ン演算手段、17はテンション演算手段15の出力によ
りテープ10にテンションを設定するテンション設定手
段である。
【0019】以上のように構成された本実施例のテープ
ローディング装置について、以下その動作について説明
する。
【0020】ローディングポスト11,12によってテ
ープ10がテープカセットより引き出されることにより
供給リール8あるいは巻取リール9が回転し、この回転
により発生するリールパルスを供給リールパルスカウン
タ13あるいは巻取リールパルスカウンタ14にて計数
する。
【0021】リールパルスを測定するテープ引き出し区
間をローディング位置検出スイッチ16により定めてお
けば、カウンタ13,14に入力するリールパルス数は
リール径が大きい場合には少なく、リール径が小さい場
合には多くなる。
【0022】従って、テープローディング開始後に、リ
ールパルスカウンタの値が、リール径最大時にテープロ
ーディングを行った時に入力する値を超えた場合には、
テープローディング開始時のリール径が最大リール径よ
りも小さいことを示し、この時のリールパルスカウンタ
の出力をテンション演算手段15に入力し、入力したパ
ルス数に対応したテンション値を演算し、この値をテン
ション設定手段17によりテープ10に設定する。
【0023】この処理をリールパルスが入力する毎に、
入力パルス数に応じて随時その数に応じたテンション値
を設定し、ローディング位置検出スイッチ16で所定の
位置に到達したことを検出するまで行う。
【0024】図2に本実施例のテープテンション設定処
理のフローチャートを示す。ローディング開始時にステ
ップ18でテープ10のたるみが発生しないようにテン
ション値Tbs1を設定し、ステップ19でリールパル
スのカウンタを初期化(Pr=0)し、ステップ20で
テープカッセトからテープを引き出すためモードモータ
を駆動し、ローディングポスト11,12が移動を開始
する。ステップ21でリールパルスの入力があればステ
ップ22においてパルスカウンタをカウントアップ(P
r=Pr+1)させる。続いてステップ23でこのパル
スカウンタの値Prが、リール径最大時にテープローデ
ィングを行った時に入力するパルス数Nを超えているか
をチェックする。この値Nを超えていなければステップ
20から23の処理を繰り返す。
【0025】ステップ23でパルスカウンタの値Prが
リール径最大時にテープローディングを行った時に入力
するパルス数Nを超えていることを確認した場合、すな
わちその時のリール径が最大リール径よりも小さい場合
には、ステップ24でパルスカウンタの値Prによりそ
の時のリール径に適当なテープテンション値を演算手段
15で演算し設定する。
【0026】図2では演算の例としてパルス数−テンシ
ョンの関係を示すデータテーブル25を用いている。こ
の時のステップ24でのパルスカウンタの値Prはパル
ス数−テンションデータテーブル25では、リール径最
大時にテープローディングを行った時に入力するパルス
数をNとしているのでPr=(N+1)となり、それに
対応するテンションの値としえT1が設定される。
【0027】以後、リールパルスの入力が再びあるかを
ステップ26でチェックし、入力がある場合にはステッ
プ27でパルスカウンタのカウントアップ(Pr=Pr
+1)し、ステップ28でステップ24と同様にして、
パルスカウンタの値Prとパルス数−テンションデータ
テーブル25を用いてテープテンション値の設定が行わ
れる。
【0028】この処理をテープ引き出しのステップ29
を経て、所定のローディング位置への到達をステップ3
0で確認するまで行う。
【0029】設定されるテンション値はパルス数−テン
ションデータテーブル25で示すと、パルスが入力する
に従って、T2,T3と順次変化する。
【0030】ローディング時のパルス測定区間が決まっ
ているので入力するパルス数からテープ巻径が算出で
き、その巻径に対応するテンションを求めることによ
り、パルス数に対応したテンション値の演算が可能であ
る。このことより、上記の処理のように入力パルス数に
従って順次テープテンション値の設定を行うことが可能
になるわけである。
【0031】図3に本実施例におけるテープ引き出し位
置とテープテンションの関係を示す。ローディング開始
時に設定されたテープテンション値Tbs1が、テープ
引き出し位置においてリールカウンタの値Prが(N+
1)になった位置で、このテープテンションの値がT1
に、リールカウンタの値Prが(N+2)になった位置
でT2へと変化し、テープ引き出し位置POS1ではT
nとなっており、リール径最大時にテープローディング
を行った時に入力するパルス数Nを超えてリールパルス
が入力すると、それに伴い順次テープテンションの値を
設定している。すなわち、ローディングポストが、供給
あるいは巻取リールからテープを引き出し始める位置か
ら、テープローディングに必要な量のテープを引き出
し、テープ引き出し位置POS1に到達するまでの間
で、その時々のテープ巻径に応じてテープテンションを
切り換えるものである。
【0032】従来ではTbs1で表されるローディング
開始時のテープテンションがテープ引き出し位置POS
1に到達するまで保たれていたのに対し、本実施例では
リールパルスが入力する毎に、テープテンションが適正
な値に近づいている。
【0033】以上のように本実施例によれば、供給ある
いは巻取リールパルスカウンタのパルス数が入力する毎
に、パルス数に対応するテープテンションを演算するテ
ンション演算手段を設け、供給リールパルスカウンタあ
るいは巻取リールパルスカウンタのパルスの入力に応じ
てテンションを演算し、テンション設定手段により随時
テープテンションを設定することにより、磁気記録装置
のテープローディング時のテープダメージの低減を実現
し、テープローディングの高速化を可能にすることがで
きる。
【0034】なお、実施例においてローディング開始前
のテープたるみによる誤差を除去するために、ローディ
ング開始前にたるみを除くためにテープを正方向あるい
は逆方向に巻いてからローディングを開始しても良い。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明は供給あるいは巻取
リールパルスカウンタのパルス数が入力する毎に、パル
ス数に対応するテープテンションを演算するテンション
演算手段を有し、供給あるいは巻取リールパルスカウン
タの入力に応じてテンションを演算し、テンション設定
手段により随時テープテンションを設定することによ
り、磁気記録装置のテープローディング時に発生するテ
ープダメージの低減を実現し、テープローディングの高
速化を可能にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるテープローディング
装置の構成を示すブロック図
【図2】同実施例におけるテープテンション設定処理の
フローチャート
【図3】同実施例のローディング時におけるテープ引き
出し位置とテープテンションの関係を示す図
【図4】従来のテープローディング装置のテープテンシ
ョン設定処理のフローチャート
【図5】従来のテープローディング装置のローディング
時におけるテープ引き出し位置とテープテンションの関
係を示す図
【符号の説明】
1 ステップ1 2 ステップ2 3 ステップ3 4 ステップ4 5 ステップ5 6 ステップ6 7 ステップ7 8 供給リール 9 巻取リール 10 テープ 11,12 ローディングポスト 13 供給リールパルスカウンタ 14 巻取リールパルスカウンタ 15 テンション演算手段 16 ローディング位置検出スイッチ 17 テンション設定手段 18 ステップ18 19 ステップ19 20 ステップ20 21 ステップ21 22 ステップ22 23 ステップ23 24 ステップ24 25 パルス数−テンションデータテーブル 26 ステップ26 27 ステップ27 28 ステップ28 29 ステップ29 30 ステップ30
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 15/665,15/43

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給リールに備え付けられ供給リールパ
    ルスを計数する供給リールパルスカウンタと、巻取リー
    ルに備え付けられ巻取リールパルスを計数する巻取リー
    ルパルスカウンタと、ローディングポストと、ローディ
    ング位置検出手段と、ローディングポストが、供給ある
    いは巻取リールからテープを引き出し始める位置から、
    テープローディングに必要な量のテープを引き出し、テ
    ープ引き出し位置に到達するまでの間に、供給あるいは
    巻取リールパルスカウンタのパルス数が複数回入力され
    るテンション演算手段と、そのテンション演算手段の出
    力によりその時々のテープ巻径に応じたテープテンショ
    ンを設定するテープテンション設定手段を備えたテープ
    ローディング装置。
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