JP2607690B2 - 磁気記録再生装置におけるテープローディング機構 - Google Patents

磁気記録再生装置におけるテープローディング機構

Info

Publication number
JP2607690B2
JP2607690B2 JP1177922A JP17792289A JP2607690B2 JP 2607690 B2 JP2607690 B2 JP 2607690B2 JP 1177922 A JP1177922 A JP 1177922A JP 17792289 A JP17792289 A JP 17792289A JP 2607690 B2 JP2607690 B2 JP 2607690B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
reel
loading
cassette
tape loading
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1177922A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0344856A (ja
Inventor
淳 井上
信行 賀来
康之 荷口
真朗 乾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP1177922A priority Critical patent/JP2607690B2/ja
Publication of JPH0344856A publication Critical patent/JPH0344856A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2607690B2 publication Critical patent/JP2607690B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、カセット式磁気記録再生装置におけるテー
プローディング機構に関する。
〔従来の技術〕
従来より、カセット式磁気記録再生装置におけるテー
プローディング機構は、機構の小形化、テープローディ
ング時間の短縮、及びテープダメージの防止を図るため
に、例えば特開昭62−239455号公報に記載のように、M
ローディング機構を用い、カセット装着時において、カ
セットテープの供給側リールと巻取側リールの巻径の比
を求め、その巻径比に応じ、上記供給側リールと巻取側
リールとでテープテンションが同一となるようなトルク
を設定し、両リールへ付加した後、テープローディング
動作あるいはアンローディング動作を行なうといったも
のがある。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、上記従来技術においては、テープローディン
グ動作開始前にカセットテープの供給側リールと巻取側
リールへトルクを付加し上記両リールを回転させてテー
プを少量送ることによって、その巻径比を求め、テープ
ローディング動作時の付加トルクを設定するために、テ
ープローディング動作開始までにある一定時間を要して
しまう。
そこで本発明は、テープローディング動作内におい
て、カセットテープの供給側リール及び巻取側リールそ
れぞれの回転方向を監視しながら、テープが一方向へ走
ることのないように、各々のリール駆動モータへの付加
トルクを変化させることにより、テープローディング中
におけるテープ損傷発生を防止し、かつテープローディ
ング動作を高速に行なうことを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、カセット内の供給側リー
ルと巻取側リールの回転方向検出手段と、上記両リール
へ付加するトルク設定手段とを設け、テープローディン
グ動作中において、上記回転方向検出手段により検出し
た各リールの回転方向によって、各々のリールへ付加す
るトルクを変化させながらテープローディングを行なう
ものである。
〔作用〕
テープローディング動作時においてカセット内の供給
側リール及び巻取側リールの回転方向をそれぞれ検出す
る手段によって検出された各リールの回転方向が、各リ
ールに付加したトルク方向に対して、同一回転方向とな
った時、各リールへの付加トルク設定手段により、各リ
ールへの付加トルクを変化させ、常に各リールとも付加
トルク方向に対して逆方向へ回転するようにする。
以上のようにすることで、テープローディング動作中
において、カセット内より引出されるテープが一方向へ
のみ走ることがなく、テープのせり上がりやせり下がり
によるテープ損傷の防止が可能となり、かつカセット挿
入からテープローディング完了までを高速に行なうこと
が可能となる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図から第2図を用いて
説明する。
第1図は本発明によるテープローディング装置の全体
構成を示すものである。同図において、1はカセットで
あり、2はカセットテープの供給側リール、3は巻取側
のリールである。そして、4は供給側リール2駆動モー
タであり、5は巻取側リール3の駆動モータである。9,
10は供給側移動ベース11上に植立されたテープガイド及
び傾斜テープガイドであり、また同様に12及び13は巻取
側移動ベース14上に植立されたテープガイドと傾斜テー
プガイドである。また、17は供給側テープ引出ガイドで
あり、18は巻取側テープ引出ガイドである。上記移動ベ
ース11及び14及びテープ引出ガイド17,18はローディン
グモータ7が駆動ギャブロック8を介してローディング
ギヤ15を駆動することにより、カセットテープ19をカセ
ット内より引出し回転ヘッドドラム16へ巻回するように
動作し、所定のテープ走行系を形成する。6はテープロ
ーディング動作を制御するマイクロコンピュータ(以下
マイコンと略す。)である。このマイコン6へは、上記
供給側リール駆動モータ4及び巻取側リール駆動モータ
5それぞれから、互いに90゜位相の異なる2相のFG(Fr
equency Generator)出力信号や、テープローディング
動作に関係する各種センサ類、例えば、カセットテープ
の始まりや終わりのリーダーテープを検出するテープエ
ンドセンサ20,21や、テープローディング動作の開始及
び完了位置検出のためのセンサ(図示せず)、また、テ
ープローディング動作位置を検知するためのポテンショ
メータ(図示せず)等からの出力信号等が送られる。マ
イコン6内では、上記の各種情報の演算処理を行ない、
リールの回転方向,回転速度,巻径比、カセット1内よ
り引出されるテープ長等の情報を得、それら情報を基
に、テープローディング動作を制御するための制御信号
が、ローディングモータ7等の機構駆動源等に送出され
る。
上記マイコン6によって、テープローディング動作は
制御されるが、その動作のフローチャートを第2図に示
す。以下このフローチャートに従い、テープローディン
グ動作を説明する。
まず、カセット1が本磁気記録再生装置内へ挿入さ
れ、テープローディング可能な所定位置に所定状態にて
配置されているかの判別が行なわれる。この判別は例え
ば、フォトセンサなどを利用して行なわれる(23)。
カセット1が所定位置に配置されたことが確認される
と、カセット1内のテープ19をたるみなく張架するため
に、供給側リール2及び巻取側リール3にある一定のト
ルクを第1図に示す様なそれぞれテープを引張る方向へ
与えるように、供給側リール駆動モータ4と巻取側リー
ル駆動モータ5をマイコン6により制御動作させる(2
4)。上記動作により、テープ19を各テープガイド類が
引出し始める際、テープ19のたるみ等によるテープ損傷
を回避することができる。また、上記テープ張架のため
のトルクは、テープ損傷を避けることからもテープをた
るみなく張架するための必要最低限で良い。
テープを張架したのち、マイコン6の指令により、ロ
ーディングモータ7が駆動を始める(25)。この駆動力
は駆動ギヤブロック8を介してローディングギヤ15を駆
動させ、それによって移動ベース11,14及びテープ引出
しガイド17,18が駆動され、カセット1内よりテープ19
を引出して回転ヘッドドラム16へテープを巻回する、い
わゆるテープローディング動作を開始する。
こうしてテープローディング動作が開始されると、供
給側リール2と巻取側リール3へは、供給側リール駆動
モータ4と巻取側リール駆動モータ5各々から、引出さ
れるテープ19にバックテンションを与える方向に、ある
一定トルクが付加される(26)。この時、上記供給側リ
ール2と巻取側リール3のテープ巻径がほぼ等しいなら
ば、付加されたトルク方向とは逆方向へ回転しながら両
リールよりテープを送り出すことになるが、供給側リー
ル2と巻取側リール3のテープ巻径が大きく異なってい
ると、テープ19はかかるバックテンションの小さい方か
ら大きい方へ、すなわちテープ巻径が大きいリールから
のみ繰り出され、テープ巻径が小さいリールへ巻取られ
ていき、両リールは同一の方向へ回転するようになる。
テープローディング動作中におけるテープ姿勢は通常不
安定な状態であり、このように一方向にテープが走り出
すと、テープのせり上がりやせり下がり等が発生し、テ
ープガイド類のフランジ部や回転ヘッドドラム16におけ
るリード部等でテープ損傷を発生し易くなる。
上記のようなテープ損傷を防ぐために、供給側リール
駆動モータ4及び巻取側リール駆動モータ5から出力さ
れるFG出力信号から各リールの回転方向をマイコン6が
常時監視し(31,32)、供給側リール2と巻取側リール
3が同一方向へ回転したときに、互いに異なる方向へ回
転するように各リールへの付加トルクを変化させるため
に、マイコン6から、上記供給側リール駆動モータ4及
び巻取側リール駆動モータ5へ制御信号を送り、付加ト
ルクの制御を行なう(33)。
上記付加トルクの制御方法は以下の様にして行なわれ
る。
すなわち付加トルク方向と同一方向と回転しているリ
ール駆動モータのトルクのみ、逆方向へ回転するまでト
ルクを減少させる。または、付加トルク方向と逆方向へ
回転しているリール駆動モータのトルクを増加すること
によって、付加トルク方向と同一方向へ回転しているリ
ールを逆方向へ回転させることも可能である。しかしな
がら、上記制御方法では、ローディング中のテープのテ
ンションが弱くなりすぎてテープのたるみが生じたり、
また、逆にテンションが強くなりすぎて、ローディング
の必要以上の付加がかかる恐れがある。
そこで、上記付加トルク方向と同一方向へ回転してい
るリール駆動モータのトルクを減少させると同時に、も
う一方のリール駆動モータのトルクを増加させていくこ
とによって、テープが一方向へのみ走ることなく、かつ
バランスのとれたテープテンションを保つことが可能と
なる。
テープローディング開始時に、テープ19の始まり又は
終わりのリーダーテープの有無の判別を、フォトセンサ
を利用したテープエンドセンサ、にて行なう。リーダー
テープを検出した場合には、直ちにローディングモータ
7はマイコン6の指令により停止した後反転駆動し、テ
ープ19をアンローディング状態へと巻戻す(28)(2
9)。しかる後、テープ巻始めの状態であれば、一定長
さだけテープ19をカセット1内で送り、また、テープ巻
終わりの状態であれば、一定長さだけ巻戻し(30)、再
度テープ張架状態にしてテープローディングを再開す
る。上記動作によって、リーダーテープによる、回転ヘ
ッド損傷を防ぐことが可能となる。
そして、テープローディング完了が検知されたなら
ば、ローディングモータ7の駆動を停止し、テープロー
ディング終了となる(35,36)。
上記テープローディング完了状態の検知は、例えばフ
ォトセンサによって、テープ19が各テープガイドによっ
て所定位置へと引出されたことを検知することによって
行なわれる。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明によれば、テープローディング
動作中において、カセット内リールの回転方向を検知す
ることで、各リールへの付加トルクを設定、変化させる
ことが可能となるので、テープローディング時のテープ
損傷を防止し、かつカセット挿入からテープローディン
グ動作完了までを高速で行なうことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の全体構成図。第2図は本発
明一実施例におけるテープローディング動作のフローチ
ャートである。 1……カセット 2……供給側リール 3……巻取側リール 4……供給側リール駆動モータ 5……巻取側リール駆動モータ 6……マイコン 7……ローディングモータ 19……テープ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 乾 真朗 東京都千代田区神田駿河台4丁目3番地 株式会社日立製作所ニューメディア事 業部内 (56)参考文献 特開 昭62−232746(JP,A) 特開 昭63−9055(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テープローディング時においてカセットテ
    ープ(1)におけるリール(2,3)の回転方向を検出す
    る手段と、 上記回転方向検出手段により、検出された回転方向に応
    じて上記リール(2,3)への付加トルクを設定、付加す
    る手段と、 を備えたことを特徴とする、磁気記録再生装置における
    テープローディング機構。
JP1177922A 1989-07-12 1989-07-12 磁気記録再生装置におけるテープローディング機構 Expired - Fee Related JP2607690B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1177922A JP2607690B2 (ja) 1989-07-12 1989-07-12 磁気記録再生装置におけるテープローディング機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1177922A JP2607690B2 (ja) 1989-07-12 1989-07-12 磁気記録再生装置におけるテープローディング機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0344856A JPH0344856A (ja) 1991-02-26
JP2607690B2 true JP2607690B2 (ja) 1997-05-07

Family

ID=16039414

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1177922A Expired - Fee Related JP2607690B2 (ja) 1989-07-12 1989-07-12 磁気記録再生装置におけるテープローディング機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2607690B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0344856A (ja) 1991-02-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH04356755A (ja) 磁気記録再生装置におけるテ−プロ−ディング装置
JP2607690B2 (ja) 磁気記録再生装置におけるテープローディング機構
JP2545800B2 (ja) カセツトテ−プロ−デイング装置
US5220477A (en) Cassette tape-loading apparatus
JP3655532B2 (ja) テープ送り停止処理装置
JPH0627007Y2 (ja) ロ−デイング制御装置
JP2000268444A (ja) 磁気記録再生装置
JPH05135452A (ja) テープローデイング装置
KR930010249B1 (ko) 자기 테이프 구동 장치
US7114673B2 (en) Tape-like recording medium running device
US4749145A (en) In-cassette tape tensioning apparatus
JP3048756U (ja) 磁気記録再生装置
JPH079728B2 (ja) 磁気記録再生装置
JP3094455B2 (ja) 張力制御装置
JPH0725867Y2 (ja) 磁気記録再生装置におけるテープローディング装置
JP3369789B2 (ja) 磁気記録再生装置
JP2681415B2 (ja) テーププレーヤのテープローディング装置
JP3538590B2 (ja) 磁気テープの高速走行時における減速処理方法
JPH0633562Y2 (ja) 磁気テープ駆動装置
JP2699546B2 (ja) 磁気記録再生装置
JPH0546027B2 (ja)
JPH01192047A (ja) テープ走行装置
JPH0458107B2 (ja)
JPS63225954A (ja) テ−プロ−デイング装置
JPS6218978B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees