JP3048756U - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JP3048756U JP1997009862U JP986297U JP3048756U JP 3048756 U JP3048756 U JP 3048756U JP 1997009862 U JP1997009862 U JP 1997009862U JP 986297 U JP986297 U JP 986297U JP 3048756 U JP3048756 U JP 3048756U
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JP1997009862U
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利明 入江
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Funai Electric Co Ltd
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Funai Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 停電復帰時に、停電発生時のメカニズムの動
作モードの検出処理を不要とするとともに、1種類のテ
ープアンローディング動作のみで磁気テープの弛みを確
実に無くす。 【解決手段】 電源の復帰を検出する電源復帰検出回路
18と、磁気テープ1のテープローディング状態を検出
するローディングセンサ16と、電源復帰検出回路18
によって電源の復帰を検出したとき、ローディングセン
サ16によって磁気テープ1がテープローディング状態
であることを検出すると、巻取側リール4に制動をかけ
た状態で供給側リール3を所定時間回転させる巻き取り
動作を行い、この巻き取り動作後にテープアンローディ
ング動作を行うように制御するシステムコントローラ1
2とを備える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、例えば停電発生時に生じる磁気テープの弛みを無くすために、停電 復帰後、巻取側リールに制動をかけた状態で供給側リールを巻き取る巻き取り動 作を実行する磁気記録再生装置(再生専用装置を含む)に関する。
【0002】
【従来の技術】
磁気テープをビデオデッキに装填して早送り(FF)又は巻き戻し(REW) を行っているときに、例えば停電等が発生すると、停電後も供給側リールや巻取 側リールが惰性によって回転を若干継続するため、磁気テープが弛んだ状態とな る。そのため、停電復帰時に磁気テープが弛んだ状態でテープアンローディング 動作を行うと、磁気テープが絡まって傷ついてしまうといった問題があった。
【0003】 そこで、従来より、停電発生時に生じる磁気テープの弛みを無くすために、停 電復帰後、巻取側リールに制動をかけた状態で供給側リールを巻き取る巻き取り 動作を実行する磁気記録再生装置(例えば、特公平6−48555号公報参照) が提案されている。
【0004】 この磁気記録再生装置は、停電の復帰を検出すると、停電発生時のメカニズム の状態(動作モード)が早送り又は巻き戻しモードであったかどうかを検出し、 早送り又は巻き戻しモードであった場合には、巻取側リールに制動をかけた状態 で供給側リールを巻き取る巻き取り動作を5秒間行い、その後テープアンローデ ィング動作を行うようになっている。また、停電発生時の動作モードが早送り又 は巻き戻しモード以外のモード(例えば、通常再生モードや、倍速再生モード等 )であった場合には、巻き取り動作を行うことなく、即座にテープアンローディ ング動作を行うようになっている。
【0005】 このように、従来の磁気記録再生装置では、停電復帰時に、テープローディン グ状態と、停電発生時の動作モード(早送り又は巻き戻しモードであったかどう か)とを検出し、これらの検出結果に基づいて、2種類のテープアンローディン グ動作(すなわち、巻き取り動作を含むテープアンローディング動作と、巻き取 り動作を含まないテープアンローディング動作)のいずれか一方の動作を行うよ うになっている。
【0006】 このように、停電発生時の動作モードによってテープアンローディング動作を 区別しているのは、早送りモードや巻き戻しモードはリール駆動であるため、停 電後も供給側リールや巻取側リールが惰性によって若干回転し、磁気テープに弛 みを生じるが、通常再生モードや倍速再生モードはキャプスタン駆動であるため 、停電等が発生しても磁気テープの弛みがほとんど発生しないからである。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
このように、従来の磁気記録再生装置では、メカニズムの動作中に停電等が発 生した場合、停電復帰時に、テープローディング状態の検出処理の他に、早送り 又は巻き戻しモードの検知処理が必要であるといった問題があった。また、停電 復帰後のテープアンローディング動作も、通常のテープアンローディング動作と 巻き取り動作を含むテープアンローディング動作との2種類の動作を区別して使 い分ける必要があるため、複雑な処理動作となっているといった問題があった。
【0008】 本考案はこのような問題点を解決すべく創案されたもので、その目的は、停電 復帰時に、停電発生時のメカニズムの動作モードの検出処理を不要とするととも に、1種類のテープアンローディング動作のみで磁気テープの弛みを確実に無く すことのできる磁気記録再生装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本考案の磁気記録再生装置は、電源の復帰を検出す る電源復帰検出回路と、磁気テープのテープローディング状態を検出する状態検 出回路と、前記電源復帰検出回路によって電源の復帰を検出したとき、前記状態 検出回路によって磁気テープがテープローディング状態であることを検出すると 、巻取側リールに制動をかけた状態で供給側リールを所定時間逆回転させる巻き 取り動作を行い、この巻き取り動作後にテープアンローディング動作を行うロー ディング制御回路とを備えた構成とする。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態について図面を参照して説明する。 図1は、本考案の磁気記録再生装置の概略構成を示している。 図において、1はビデオデッキ(図示省略)に装填された磁気テープであり、 ローディングポスト6,7によってテープカセット2から引き出され、回転ドラ ム5に巻き付けられた状態を示している。すなわち、この磁気テープ1は、供給 側リール3から引き出され、インピーダンスローラ8、一方のローディングポス ト6等を介して回転ドラム5に巻き付けられ、他方のローディングポスト7、キ ャプスタン9等を介して巻取側リール4に巻き取られるようになっている。ただ し、バックテンションポスト等の各種ポスト、及び消去ヘッドや音声コントロー ルヘッド等は図示を省略している。
【0011】 テープカセット2の供給側リール3及び巻取側リール4は、リールモータ駆動 回路10によって駆動制御されており、キャプスタン9は、キャプスタンモータ 駆動回路11によって駆動制御されている。そして、これらリールモータ駆動回 路10及びキャプスタンモータ駆動回路11は、システムコントローラ(ローデ ィング制御回路)12からの駆動制御信号に基づいて、それぞれの機構の駆動制 御を行うようになっている。
【0012】 また、システムコントローラ12は、モータ駆動回路13を介して機構駆動用 モータ14を回転駆動することにより、ビデオデッキ内に引き込んだテープカセ ット2から磁気テープ1を引き出して回転ドラム5に巻き付け、また回転ドラム 5に巻き付けた磁気テープ1をテープカセット2内に巻き戻すローディングメカ 機構部15の動作を制御するようになっている。 また、システムコントローラ12には、機構駆動用モータ14の回転に連動し て回転するカム(図示省略)の回転位置を検出するローディングセンサ(状態検 出回路)16の出力が導かれている。
【0013】 また、システムコントローラ12には、電源回路17から電源が供給されてい るとともに、電源復帰検出回路18の出力が導かれている。 電源復帰検出回路18は、商用電源から電源回路17への電圧の有無を検出し 、電圧無しの状態から電圧有りの状態に変化したとき、電源復帰信号をシステム コントローラ12に出力するようになっている。例えば、停電が発生し、その後 停電が復帰したときや、電源プラグ19が商用電源の図示しないコンセントから 不測に外れたため、外れた電源プラグ19を再びコンセントに差し込んだとき等 に、電源復帰検出回路18から電源復帰信号が出力される。
【0014】 システムコントローラ12は、電源復帰検出回路18からの電源復帰信号によ って電源の復帰を検出したとき、磁気テープ1がテープローディング状態である ことをローディングセンサ16からの回転位置信号によって検出すると、巻取側 リール4に制動をかけた状態で供給側リール3を巻き取り方向に回転させる巻き 取り動作を行い、この巻き取り動作を所定時間(本例では、2〜4秒程度)行う と、テープアンローディング動作に移行する制御を行うようになっている。
【0015】 次に、上記構成の磁気記録再生装置における電源復帰時の動作について、図2 の動作フローチャートを適宜参照して説明する。 テープカセット2をビデオデッキ内に装填し、テープカセット2から磁気テー プ1を引き出して回転ドラム5に巻き付けた状態で、早送り又は巻き戻しを実行 中に(ステップS2)、例えば停電が発生すると(ステップS1)、システムコ ントローラ12はその時点で制御不能となる。一方、高速回転中の供給側リール 3や巻取側リール4は、停電後も惰性によって回転を若干継続し、その後停止す ることになる。そのため、このような高速回転中に突然電源が絶たれると、引き 出された磁気テープ1が弛んだ状態となる。
【0016】 この状態において、停電が復帰すると(ステップS3)、これを電源復帰検出 回路18が検出し、電源復帰信号をシステムコントローラ12に出力する(ステ ップS4)。
【0017】 システムコントローラ12は、この停電復帰信号によって電源の復帰を検出す ると、次に停電発生時のローディングメカ機構部15の状態、すなわち磁気テー プ1がテープローディング状態であるか否かを、ローディングセンサ16からの 回転位置信号によって判断する(ステップS5)。そして、テープローディング 状態である場合には、巻取側リール4に制動をかけた状態で供給側リール3を巻 き取り方向に回転させる巻き取り動作を開始し(ステップS6)、この巻き取り 動作を所定時間(2〜4秒程度)行うと(ステップS7)、テープアンローディ ング動作に移行する(ステップS8)。
【0018】 ここで、ステップS6の巻き取り動作は、具体的にはステップS8のテープア ンローディング動作と一連の動作となっている。すなわち、テープアンローディ ング動作において、ローディングポスト6,7が回転ドラム5の巻き付き位置か ら下がるポイントでテープアンローディング動作を一旦停止し、キャプスタンモ ータの逆転動作(供給側リール3の巻き取り動作)のみを2〜4秒間行う。この 動作で、磁気テープ1が弛んでいる場合には、その弛みが供給側リール4に巻き 取られることになる。この後、キャプスタンモータの逆転動作を継続しつつアン ローディング動作を再開させることによって、ステップS8の動作が実行される ことになる。
【0019】 このように、本考案の磁気記録再生装置では、テープアンローディング動作の 中に磁気テープ1の弛みを取る動作を入れているので、システムコントローラ1 2は、停電復帰時に、停電発生時の動作モードが早送り又は巻き戻しモードであ ったかどうかを検知する必要が無くなる。また、システムコントローラ12は、 停電発生時の動作モードが早送り又は巻き戻しモードであった場合と、それ以外 の動作モード(通常再生モードや倍速再生モード等)であった場合とで、その後 のテープアンローディング動作を区別して行う必要も無くなる。
【0020】 なお、上記実施形態では、ステップS6での巻き取り動作を2〜4秒間行う構 成としている。従来の技術でも述べたように、従来の巻き取り動作は停電発生時 の動作モードが早送り又は巻き戻しモードであった場合のみ磁気テープの弛みを 取る巻き取り動作を行うため、十分余裕を見て5秒程度行っているが、本考案の 磁気記録再生装置では、早送り又は巻き戻しモード以外の他の動作モードでも巻 き取り動作を行うことから、無駄な巻き取り動作を極力避けるために、2〜4秒 程度としている。実際には、巻き取り動作を2秒程度行えば、磁気テープ1の弛 み分を十分に巻き取ることができる。
【0021】
【考案の効果】
本考案の磁気記録再生装置は、電源の復帰を検出する電源復帰検出回路と、磁 気テープのテープローディング状態を検出する状態検出回路と、電源復帰検出回 路によって電源の復帰を検出したとき、状態検出回路によって磁気テープがテー プローディング状態であることを検出すると、巻取側リールに制動をかけた状態 で供給側リールを所定時間回転させる巻き取り動作を行い、この巻き取り動作後 にテープアンローディング動作を行うローディング制御回路とを備えた構成とし たので、停電復帰時に、停電発生時の動作モードが早送り又は巻き戻しモードで あったかどうかを検知する必要が無くなる。また、停電発生時の動作モードが早 送り又は巻き戻しモードであった場合と、それ以外のモード(通常再生モードや 倍速再生モード等)であった場合とで、その後のテープアンローディング動作を 区別して行う必要が無くなる。そのため、ローディング制御回路のソフトプログ ラムが簡素化できるものである。 また、停電発生時の動作モードが例えば倍速再生モードであった場合、通常は この状態で停電が発生しても磁気テープの弛みは生じないが、不測の原因で磁気 テープの弛みが発生した場合でも、本考案の磁気記録再生装置によれば、電源復 帰後のテープアンローディング前にその弛みを確実に巻き取ることができるもの である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の磁気記録再生装置の概略構成図であ
る。
【図2】本発明の磁気記録再生装置における電源復帰時
の動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 テープ 2 テープカセット 3 供給側リール 4 巻取側リール 5 回転ドラム 9 キャプスタン 10 リールモータ駆動回路 11 キャプスタンモータ駆動回路 12 システムコントローラ 13 モータ駆動回路 14 機構駆動用モータ 15 ローディングメカ機構部 16 ローディングセンサ 18 電源復帰検出回路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源の復帰を検出する電源復帰検出回路
    と、 磁気テープのテープローディング状態を検出する状態検
    出回路と、 前記電源復帰検出回路によって電源の復帰を検出したと
    き、前記状態検出回路によって磁気テープがテープロー
    ディング状態であることを検出すると、巻取側リールに
    制動をかけた状態で供給側リールを所定時間逆回転させ
    る巻き取り動作を行い、この巻き取り動作後にテープア
    ンローディング動作を行うローディング制御回路とを備
    えたことを特徴とする磁気記録再生装置。
JP1997009862U 1997-11-10 1997-11-10 磁気記録再生装置 Expired - Lifetime JP3048756U (ja)

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